JP4385459B2 - サーマルヘッドの制御装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、プレヒート機能(予熱機能)を有するサーマルヘッドの制御装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
次世代の印刷装置として、インクリボンを必要とせず、発色エネルギーの異なるイエロー/マゼンタ/シアンの3色を組み合わせて、サーマルヘッドを用いてカラー画像を印刷用紙に形成するプリント方式のプリンタが注目されている。
図9に、この種の印刷装置に用いられている従来技術にかかるサーマルヘッドの構成を示す。この図において、符号R1〜R2432は、サーマルヘッドに内蔵されたヒータ(サーマルヘッドヒータ)であり、通電により発熱する抵抗素子からなる。サーマルヘッドヒータR1〜R2432は、給紙方向と直交する方向にライン状に配列されており、その一端側が、電源VHの供給線に接続されている。
【0003】
符号DR1〜DR38は、サーマルヘッドヒータR1〜R2432を駆動するためのドライバ(IC)である。各ドライバには、64個のサーマルヘッドヒータが接続され、したがって38個のドライバDR1〜DR38により、合計2432個のサーマルヘッドヒータR1〜R2432を駆動するものとなっている。これらドライバDR1〜DR38は、データ線を介して従属接続されており、印刷データDATA0〜DATA7を、前段側から後段側に順次シフトして、ドライバDR1〜DR38に1ライン分の印刷データを設定するように構成されている。なお、符号PR0〜PR7は、プルダウン用の抵抗素子である。
【0004】
ドライバDR1〜DR38には、サーマルヘッドヒータR1〜R2432に対する通電を制御するための後述のスイッチSW1〜SW2432や、印刷データDATA0〜DATA7をシフトするためのシフトレジスタ(図示なし)、発色濃度の値を規定するためのカウンタ(図示なし)などが内蔵されている。
【0005】
図10に、サーマルヘッドヒータR1〜R2432と、これらサーマルヘッドヒータの通電を制御するためのスイッチSW1〜SW2432との接続関係を示す。この図に示すように、スイッチSW1〜SW2432は、サーマルヘッドヒータR1〜R2432と一対一に対応づけられて接続されており、サーマルヘッドヒータR1〜R2432は、スイッチSW1〜SW2432が選択的にオンすることにより、電源VHにより通電されるものとなっている。例えば、スイッチSW1がオンすると、電源VHからサーマルヘッドヒータR1に電流が供給されて発熱し、このスイッチSW1がオフするとサーマルヘッドヒータR1の通電が終了して発熱しなくなる。
【0006】
図11に、サーマルヘッドヒータR1〜R2432の制御タイミングを示す。印刷データDATA0〜DATA7として、1ライン分の印刷データD1が、クロック信号D.CLKに同期してドライバDR1〜DR38を順次シフトされ、ロード信号LOADbおよびセット信号SETbにより、発色濃度を規定するカウンタのプリセット値として各ドライバにラッチされる。ドライバDR1〜DR38の各カウンタは、イネーブル信号ENBbがロウレベルの期間に入力されたストローブパルス信号HSTRをカウントする。
【0007】
そして、ドライバDR1〜DR38は、そのカウント値がプリセット値に到達するまで、ラッチされた印刷データD1に応じてスイッチSW1〜SW2432を選択的にオンにし、このスイッチに接続されたサーマルヘッドヒータを通電する。カウント値がプリセット値に到達してカウントアップすると、スイッチをオフにして通電を終了する。これにより、カウンタのプリセット値に応じて通電時間が定められ、サーマルヘッドヒータが通電されて、所望する発色濃度の画像が得られる。
【0008】
ここで、いずれのスイッチをオンとし、いずれのスイッチをオフとするかについては、印刷データの内容により決定され、これらのスイッチを印刷データに応じて選択的にオン・オフさせることにより、印刷すべき画像に応じて1ライン上のドットの配置が決定され、上述の通電時間を調節することにより、発色濃度が決定される。
以下同様にして、次のラインのデータD2が各ドライバに取り込み、この印刷データD2に応じた階調とドット位置で印刷が行われる。
このように、従来技術にかかるサーマルヘッドでは、各ラインを印刷する度に、必要な発色濃度が得られるまでサーマルヘッドヒータを通電し続けている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図12に示すように、イエロー、マゼンタ、シアンの各色を用紙に印刷する場合、通電しても発色しない期間Tyo,Tmo,Tcoが存在する。また、最大濃度を得るのに必要な全通電時間(エネルギー)が、イエローの通電時間Ty、マゼンタの通電時間Tm、シアンの通電時間Tcの順に大きくなる。したがって、上述の従来技術によれば、1ライン分の印刷を行う度に、発色しない期間を含めて必要な発色濃度が得られるまで通電しなければならず、このため、印刷に時間を要し、印刷速度が遅くなるという問題がある。
【0010】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、印刷時間を大幅に短縮することができ、しかも簡単な構成で安価にプレヒート機能を実現することが可能なサーマルヘッドの制御装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明は以下の構成を有する。すなわち、この発明にかかるサーマルヘッドの制御装置は、1種類または2種類以上の色を用いて印刷用紙の紙面上に画像を形成するように構成された印刷装置のサーマルヘッドに適用され、予熱用ヒータ(例えば後述するプレヒータRphに相当する構成要素)と印刷用ヒータ(例えば後述するサーマルヘッドヒータR1〜R2432に相当する構成要素)とを有するサーマルヘッドの制御装置であって、前記印刷用ヒータの通電を制御するための基準となるストローブ信号(例えば後述するストローブ信号HSTRに相当する信号要素)を生成する信号生成手段と、前記ストローブ信号のパルスをカウントして前記予熱用ヒータの通電を制御する予熱制御手段(例えば後述するカウンタ106、フリップフロップ107、およびスイッチSWphからなる回路系に相当する構成要素)と、を備え、前記予熱用制御手段は、前記ストローブ信号のカウント値がプリセット値に達したときに、前記印刷用ヒータによる現在のラインの印刷と並行して次のラインのための予熱が行われるように前記予熱用ヒータに通電するように構成され、前記ストローブ信号のパルスパターンは、前記印刷用ヒータによる印刷と前記予熱用ヒータによる予熱との両方を機能させるように、印刷すべき色の通電時間と発色濃度との関係から設定されたたことを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、或る印刷サイクルにおいて、印刷用ヒータが、通電信号生成手段からの通電信号に基づき通電されて発熱し、印刷が行われる。また、予熱用ヒータが、予熱信号生成手段からの予熱信号に基づき、次のサイクルの印刷のための予熱を行う。ここで、予熱信号は、通電信号を生成するためのストローブ信号生成手段のストローブ信号をカウントすることにより得られる。したがって、このストローブ信号のパターンを適切に設定すれば、予熱用ヒータの予熱と印刷用ヒータの通電の双方を効果的に働させることが可能となり、簡単な構成で印刷速度を向上させることができる。
【0013】
また、前記サーマルヘッドの制御装置において、前記予熱制御手段は、前記ストローブ信号のパルスをカウントし、このカウント値がプリセット値として予め設定された値に達したときに所定の信号を出力するカウンタ(例えば後述するカウンタ106に相当する構成要素)と、前記所定の信号をトリガーとして所定のデータをラッチして出力するフリップフロップ(例えば後述するフリップフロップ107に相当する構成要素)と、前記予熱用ヒータと直列接続されて設けられ、前記フリップフロップの出力信号に基づき前記予熱用ヒータに対する通電を制御するスイッチ(例えば後述するスイッチSWphに相当する構成要素)と、を備えたことを特徴とする。
【0014】
この構成によれば、ストローブ信号のカウント値がプリセット値に達すると、カウンタは、例えばパルス状の所定の信号を出力する。フリップフロップは、この所定の信号をトリガーとして所定のデータを出力する。つまり、カウント値がプリセット値に達すると、フリップフロップの出力が遷移し、これによりカウント値がプリセット値に達した時点を把握することができる。
【0015】
さらに、前記サーマルヘッドの制御装置において、前記カウンタは、前記予熱用ヒータの予熱開始に際し、前記予熱開始の時期を規定する値を前記プリセット値として取り込むことを特徴とする。
この構成によれば、カウント値がプリセット値に達した時点が、予熱開始の時期とされ、予熱用ヒータに通電が開始される。したがって、次のサイクルのための予熱が、現在のサイクルの後ろ側に設定され、予熱用ヒータにより次のサイクルの予熱を現在のサイクルで有効に行うことができる。
【0016】
この発明にかかるサーマルヘッドの制御方法は、1種類または2種類以上の色を用いて印刷用紙の紙面上に画像を形成するように構成された印刷装置に適用され、予熱用ヒータ(例えば後述するプレヒータRphに相当する構成要素)と印刷用ヒータ(例えば後述するサーマルヘッドヒータR1〜R2432に相当する構成要素)とを有するサーマルヘッドの制御方法であって、(a)前記印刷用ヒータの通電を制御するための基準となるストローブ信号(例えば後述するストローブ信号HSTRに相当する信号要素)を生成する信号生成ステップ(例えば後述するストローブパルステーブル100およびサーマルヘッドヒータ制御信号生成回路101からなる回路系の機能に相当する要素)と、(b)前記ストローブ信号のパルスをカウントし、前記予熱用ヒータの通電を制御する予熱制御ステップ(例えば後述するカウンタ106、フリップフロップ107、およびスイッチSWphからなる回路系の機能に相当する要素)と、を含み、前記予熱制御ステップでは、前記ストローブ信号のカウント値がプリセット値に達したときに、前記印刷用ヒータによる現在のラインの印刷と並行して次のラインのための予熱が行われるように前記予熱用ヒータに通電し、前記ストローブ信号のパルスパターンは、前記印刷用ヒータによる印刷と前記予熱用ヒータによる予熱との両方を機能させるように、印刷すべき色の通電時間と発色濃度との関係から設定されたことを特徴とする。
【0017】
また、前記サーマルヘッドの制御方法において、前記予熱制御ステップは、前記ストローブ信号のパルスをカウントし、このカウント値がプリセット値として予め設定された値に達したときに所定の信号を出力する第1のステップ(例えば後述するカウンタ106の機能に相当する要素)と、前記所定の信号をトリガーとして所定のデータをラッチして出力する第2のステップ(例えば後述するフリップフロップ107の機能に相当する要素)と、ラッチされた前記所定のデータに基づき前記予熱用ヒータに対する通電を制御する第3のステップ(例えば後述するスイッチSWphの機能に相当する要素)と、を含むことを特徴とする。
【0018】
さらに、前記サーマルヘッドの制御方法において、前記第1のステップは、前記予熱用ヒータの予熱開始に際し、前記予熱開始の時期を規定する値を、前記プリセット値として取り込むことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態を説明する。
図1に、この発明の実施の形態にかかるサーマルヘッドの構成を示す。この図に示すサーマルヘッドは、1種類または2種類以上の色を用いて印刷用紙の紙面上に画像を形成するように構成された印刷装置のサーマルヘッドに適用され、予熱用のヒータと印刷用のヒータとを備えて構成される。
【0020】
なお、この実施の形態にかかるサーマルヘッドが適用される印刷装置は、発色エネルギーの異なるイエロー/マゼンタ/シアンの3色を組み合わせて、サーマルヘッドを用いてカラー画像を印刷用紙に形成するプリント方式のプリンタであるものとし、印刷モードに応じてイエロー、マゼンタ、シアンの各色の印刷を個別に行うものとするが、これに限定されず、1種類の色(モノクロ)を用いて印刷を行う印刷装置であってもよい。また、印刷モードとは、イエロー、マゼンタ、シアンの印刷を行うための各動作モードを意味するものとする。例えば、イエローの印刷モードというときは、イエローを発色させるための一連の印刷動作を意味する。
【0021】
図1において、符号R1〜R2432は、サーマルヘッドに内蔵された印刷用のヒータ(以下、「サーマルヘッドヒータ」と称す)であり、具体的には通電により発熱する抵抗素子からなる。このサーマルヘッドヒータR1〜R2432は、ライン状に配列され、図示しない印刷用紙の給紙方向と直交する方向に配置される。各サーマルヘッドヒータ(抵抗素子)の一端側は、電源VHの供給線に共通に接続される。符号Rphは予熱用のヒータ(以下、「プレヒータ」と称す)、符号SWphは、このプレヒータRphに対する通電を制御するためのスイッチであり、これらプレヒータRphおよびスイッチSWphは、電源VHと、後述する電源VLとの間に直列接続されている。
【0022】
符号DR1〜DR38は、サーマルヘッドヒータR1〜R2432を駆動するためのドライバ(IC)である。各ドライバには、サーマルヘッドヒータR1〜R2432の中の64個のサーマルヘッドヒータが割り付けられ、38個のドライバDR1〜DR38により、合計2432(=64×38)個のサーマルヘッドヒータR1〜R2432を駆動するものとなっている。
【0023】
これら38個のドライバDR1〜DR38は、データ線を介して従属接続されており、印刷データDATA0〜DATA7を前段側から後段側に順次シフトして、ドライバDR1〜DR38に1ライン分の印刷データを設定することが可能なように構成されている。ドライバDR1〜DR38には、サーマルヘッドヒータR1〜R2432に対する通電を制御するための後述のスイッチSW1〜SW2432や、印刷データDATA0〜DATA7をシフトするためのシフトレジスタ、あるいは発色濃度の値を規定するためのカウンタなどが内蔵されている。
なお、印刷データDATA0〜DATA7が与えられる各端子とグランドGNDLが与えられる端子との間には、プルダウン用の抵抗素子PR0〜PR7が接続されている。
【0024】
図2に、サーマルヘッドヒータR1〜R2432およびプレヒータRphと、これらのヒータに対する通電を制御するためのスイッチSW1〜SW2432,SWphとの接続関係を示す。この図において、スイッチSW1〜SW2432は、ドライバDR1〜DR38に、64個ずつに分割されて内蔵されており、サーマルヘッドヒータR1〜R2432と一対一に対応づけられて電源VHの正極と負極(グランドGNDH)との間に直列接続される。これにより、サーマルヘッドヒータR1〜R2432は、スイッチSW1〜SW2432の導通状態が選択的に制御されることにより、電源VHにより選択的に通電されて発熱する。つまり、2432個のサーマルヘッドヒータR1〜R2432のそれぞれは、同じく2432個のスイッチSW1〜SW2432の中の対応するスイッチにより、個々に通電状態が制御されて発熱するようになっている。
【0025】
なお、この例では、2432個のスイッチを38個のドライバDR1〜DR38に分割して内蔵するものとしたが、これは64個のスイッチを内蔵するドライバを使用する場合の例であって、スイッチSW1〜SW2432の分割数は、各ドライバのスイッチ数に応じて適切に設定される。したがって、例えば2432個のスイッチを内蔵するドライバを用いれば、この例の場合、1個のドライバがあれば足りる。
【0026】
また、この図に示すように、電源VHの負極側には、電源VLが直列接続され、電源VHの正極と電源VLの負極との間には、プレヒータRphと、このプレヒータの通電を制御するためのスイッチSWphとが直列接続されている。これにより、スイッチSWphがオンすると、電源VHと電源VLとの電圧の和がプレヒータRphに印加され、このプレヒータが高電圧(VH+VL)で通電されるようになっている。
【0027】
図3および図4に、ドライバDR1〜DR38に供給される各種の制御信号やデータ信号を生成するための回路であって、この実施の形態の特徴部にかかるサーマルヘッドの制御回路のブロック図を示す。
図3において、符号100は、印刷モードに応じてサーマルヘッドヒータR1〜R2432の通電を制御するための基準となるストローブ信号HSTRのパルスパターンが定義されたストローブパルステーブルであり、イエロー、マゼンタ、シアンの各色の印刷モードを規定する印刷モード信号MODEに応じたパルスパターンを出力する。
【0028】
符号101は、ストローブパルステーブル100からのパルスパターンに基づき各種の制御信号(イネーブル信号ENBb,ロード信号LOADb,セット信号SETb,ストローブ信号HSTR,クロック信号D.CLK)を生成するサーマルヘッドヒータ制御信号生成回路である。ストローブパルステーブル100およびサーマルヘッドヒータ制御信号生成回路101は、複数種類の色の各印刷モードに応じて、サーマルヘッドヒータの通電を制御するための基準となるストローブ信号を生成する信号生成手段を構成する。
【0029】
符号102は、印刷すべき後述の画像データPDATAの階調を変換する際の変換係数を格納する変換係数テーブル、符号103は、外部から与えられる8ビットの画像データPDATAを、各種補正データおよび変換係数とともに10ビットの内部階調データに変換する内部階調変換回路、符号104は、変換された内部階調データを一時的に格納するヘッドデータバッファ、符号105は、ヘッドデータバッファ104に格納された10ビットの内部階調データを8ビットの印刷データDATA0〜DATA7に変換するヘッドデータ変換回路である。
【0030】
図4において、符号106は、ストローブ信号HSTRのストローブパルスをカウントし、このカウント値がプリセット値CPRとして予め設定された値に達したときに例えばパルス状の所定の信号を出力するカウンタ、符号107は、カウンタ106から出力される所定の信号をトリガーとして所定のデータをラッチし、これをプレヒータRphによる予熱を制御するための予熱信号RHとして出力するフリップフロップである。これらカウンタ106、フリップフロップ107、およびスイッチSWphは、印刷モードに応じてストローブパルスをカウントし、予熱用のプレヒータの通電を制御するための予熱制御手段を構成する。
なお、図1において、符号THERMは、サーマルヘッドの発熱温度を検出するためのサーミスタである。
【0031】
次に、この実施の形態の動作について、図3および図4に示すサーマルヘッドの制御回路に着目して説明する。
プレヒータRphによる予熱は、サーマルヘッドヒータR1〜R2432による印刷(発色)と並行して行われ、サーマルヘッドヒータにより或るラインを印刷しているときに、プレヒータにより次のラインのための予熱が行われる。つまり、予熱の動作は、1ラインだけ前の印刷動作と並行して行われる。逆に言えば、現在のラインの印刷動作と並行して、次のラインのための予熱動作が行われる。
【0032】
以下、イエローの印刷モードにおいて、或るラインに着目して、プレヒータによる予熱のための制御動作と、サーマルヘッドヒータによる印刷のための制御動作とについて順に説明する。
(1)プレヒータによる予熱のための制御動作
着目するラインの印刷前に、プレヒートの開始時期を規定するカウント値がカウンタ106のプリセット値CPRとしてセットされる。また、後述するサーマルヘッドヒータによる印刷動作において、データ転送制御信号DM2ENがロウレベルとなって、サーマルヘッドに対する印刷データの転送が開始されると、フリップフロップ107から出力される予熱信号PHがロウレベルとなり、スイッチSWphがオフしてプレヒートが終了した状態とされる。
【0033】
このような状態から、サーマルヘッドヒータ制御信号生成回路101は、ストローブパルステーブル100から印刷モード信号MODEによって選択されたストローブパルスパターンをもとに、イネーブル信号ENBb、ロード信号LOADb、セット信号SETb、ストローブパルスHSTR、クロック信号D.CLKなど、各種のサーマルヘッドヒータ制御信号を生成する。
【0034】
図5に、サーマルヘッドヒータ制御信号生成回路101が生成するサーマルヘッドヒータ制御信号のひとつであるストローブ信号HSTRの波形例を示す。この例は、イエローの印刷モードで用いられるもので、この印刷モードでは、ストローブ信号HSTRは、パルス周期が0.1285msecのパルス(オン期間が255クロック分/オフ期間が2クロック分)が5個分と、0.002msecのパルス(オン期間が2クロック分/オフ期間が2クロック分)が1019個分とを組み合わせたパルスパターンを有する。このストローブ信号HSTRのパルスパターンは、サーマルヘッドヒータR1〜R2432の制御とプレヒータRphの制御の両方が効果的に働くように設定され、ストローブパルステーブル102に予め格納されている。
【0035】
なお、図5において、データ転送制御信号DM2ENは、図1に示すサーマルヘッドのドライバDR1〜DR38に印刷データDATA0〜DATA7を転送するための制御信号であって、2.25msecのパルス幅と、5.60msecのパルス周期を有する。
【0036】
参考までに、図6および図7に、マゼンタおよびシアンの印刷モードで用いられるストローブ信号HSTRの例をそれぞれ示す。図6に示す例では、ストローブ信号HSTRは、パルス周期が0.1285msecのパルス(オン期間が255クロック分/オフ期間が2クロック分)が5個分と、0.003msecのパルス(オン期間が5クロック分/オフ期間が1クロック分)が1019個分とを組み合わせたパターンを有する。
【0037】
また、図7に示す例では、ストローブ信号HSTRは、パルス周期が0.1285msecのパルス(オン期間が255クロック分/オフ期間が2クロック分)が5個分と、0.004msecのパルス(オン期間が7ロック分/オフ期間が1クロック分)が1019個分とを組み合わせたパターンを有する。このストローブ信号HSTRのパルスパターンは、各色の通電時間と発色濃度との関係から適切に設定されて、色ごとにストローブパルステーブル100に格納される。
【0038】
上述の各種の制御信号が生成される一方、後述する印刷動作において、変換係数テーブル102、内部階調変換回路103、ヘッドデータバッファ104、ヘッドデータ変換回路105からなる回路系により、印刷データDATA0〜DATA7が生成され、図1に示すサーマルヘッドの各ドライバDR1〜DR38に転送される。このサーマルヘッドに対するデータ転送が終了すると、図4に示すカウンタ106に与えられるデータ転送制御信号DM2ENがハイレベルとなり、このカウンタ106がストローブ信号HSTRのパルスをカウントし始める。そしてカウント値が、プレヒートの開始時期を規定するプリセット値CPRに達すると、カウンタ106は、出力OUT0としてロウレベルのパルス(所定の信号)を出力する。図5に示す例では、ストローブ信号HSTRの768番目のパルスの立ち下がりで、カウンタ106からロウレベルのパルス(OUT0)が出力されている。
【0039】
フリップフロップ107は、カウンタ106から出力されるロウレベルのパルス(OUT0)を受け、データD(所定のデータ)として予め与えられているハイレベル(電源レベル)の信号を予熱信号PHとして出力する。この予熱信号PHは、予熱用のプレヒータRphに対する通電を制御するためのスイッチSWphに与えられ、このスイッチSWphがオンする。この結果、プレヒータRphに対する通電が開始され、プレヒート(予熱)が開始される。このプレヒートの通電時間は、予熱信号PHのパルス幅により決定され、ストローブ信号HSTRのパルスパターン(例えばクロック数やパルス幅など)や、プレヒートの開始時期を与えるカウンタ106のプリセット値CPRを修正することにより変更が可能である。
【0040】
(2)サーマルヘッドヒータによる印刷のための制御動作
内部階調変換回路103は、階調の表現精度を上げるために、8ビットの画像データPDATAを、各種補正データおよび変換係数テーブル102に格納された変換係数とともに10ビットの内部階調データに変換して、ヘッドデータバッファ104に格納する。また、ヘッドデータ変換回路105は、データ転送制御信号DM2ENの制御の下に、ヘッドデータバッファ104に格納された10ビットの内部階調データを8ビットに変換し、4回に分けて印刷データDATA0〜DATA7として図1に示すサーマルヘッドの各ドライバDR1〜DR38に転送する。ここで、8ビットで256階調の表現が可能であるから、8ビットのデータを4回出力することにより、256階調×4=1024階調の表現が可能となる。
【0041】
図1に示すサーマルヘッドにおいて、図3に示す上述の制御回路から転送された印刷データDATA0〜DATA7は、クロック信号D.CLKに同期してドライバDR1〜DR2432を順次シフトされ、ロード信号LOADbおよびセット信号SETbにより、ドライバDR1〜DR38に内蔵された階調用のカウンタ(図示なし)のプリセット値(符号なし)として、各ドライバにラッチされる。このプリセット値は、上述のプレヒートの開始時期を与えるカウンタ106のプリセット値CPRとは異なり、画像の発色濃度(即ち画像の階調)を与えるものであり、直接的にはサーマルヘッドヒータR1〜R2432の通電時間を規定する。
【0042】
ドライバDR1〜DR2432に内蔵された階調用の各カウンタは、イネーブル信号ENBbがロウレベルの期間において、ストローブパルス信号HSTRのパルスをカウントし、そのカウント値がプリセット値(画像の階調値)に到達するまでカウントする。そして、このカウント値(階調値)に応じたパルス幅を有する信号HEATが生成され、この制御信号によりサーマルヘッドヒータの通電を制御するためのスイッチSW1〜SW2432の導通時間が制御される。このとき、各ドライバにラッチされた印刷データに応じてスイッチSW1〜SW2432が選択的にオンとされる。これにより、サーマルヘッドヒータR1〜R2432が選択的に通電され、このイエローの印刷モードでの1ライン分の印刷が行われる。
【0043】
以下同様にして、現在の印刷モードで全ラインについて予熱動作と印刷動作が行われる。
このように、各ドライバに内蔵された階調用カウンタのプリセット値として設定された値に応じて、サーマルヘッドヒータR1〜R2432の通電時間が設定されると共に、各ドライバに取り込まれた印刷データに応じてサーマルヘッドヒータが選択的に通電される。これにより、所望する発色濃度のイエローの画像が得られる。
【0044】
上述のイエローの印刷モードでの一連の動作が終了すると、この印刷モードと同様に、マゼンタおよびシアンの各印刷モードでの動作が順次行われ、最終的に、イエロー、マゼンタ、シアンの各色を組み合わせて得られる色彩のカラー画像が印刷用紙に形成される。
【0045】
この実施の形態によれば、現在のラインの印刷に必要とされる予熱動作は、1ライン前の印刷動作と並行して行われ、既に終了しているので、現在のラインの印刷動作では、図8に例示するように、イエロー、マゼンタ、シアンの各色について予熱のための通電時間が不要となり、短時間の通電時間Typ,Tmp,Tcpにより最大発色濃度を得ることができる。
【0046】
したがって、印刷時間を大幅に短縮することが可能となる。また、サーマルヘッドヒータの通電制御に使用されるストローブ信号を、プレヒータの通電制御に利用するため、わずかな回路の追加でプレヒートの機能を実現することができ、このための制御回路を安価に実現することができる。
【0047】
以上、この発明の実施の形態を説明したが、この発明は、この実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述の実施の形態では、イエロー、マゼンタ、シアンを印刷する場合を例として説明したが、これに限定されることなく、これ以外の色の印刷にも適用することができ、色に応じてストローブ信号のパルスパターンや、カウンタ106のプリセット値を適切に設定すればよい。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、印刷用ヒータの通電を制御するための基準となるストローブ信号を生成し、前記ストローブ信号をカウントして前記予熱用ヒータの通電を制御するようにしたので、見かけ上、予熱のための通電時間がなくなり、従って印刷時間を大幅に短縮することができ、しかも簡単な構成で安価にプレヒート機能を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1にかかるサーマルヘッドの構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1にかかるサーマルヘッドヒータ周辺の詳細を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1にかかるサーマルヘッドの制御回路の構成図(各種の制御信号と印刷データ信号の生成系)である。
【図4】 この発明の実施の形態1にかかるサーマルヘッドの制御回路の構成図(予熱信号PHの生成系)である。
【図5】 この発明の実施の形態1にかかるサーマルヘッドの制御回路の動作(イエローの印刷)を説明するための波形図である。
【図6】 この発明の実施の形態1にかかるサーマルヘッドの制御回路の動作(マゼンタの印刷)を説明するための波形図である。
【図7】 この発明の実施の形態1にかかるサーマルヘッドの制御回路の動作(シアンの印刷)を説明するための波形図である。
【図8】 この発明の実施の形態1にかかるサーマルヘッドの通電時間と発色濃度との関係を示す特性図である。
【図9】 従来技術にかかるサーマルヘッドの構成図である。
【図10】 従来技術にかかるサーマルヘッドヒータ周辺の詳細図である。
【図11】 従来技術にかかるサーマルヘッドの制御回路の動作を説明するための波形図である。
【図12】 従来技術にかかるサーマルヘッドの通電時間と発色濃度との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
100;ストローブパルステーブル
101;サーマルヘッドヒータ制御信号生成回路
102;変換係数テーブル
103;内部階調変換回路
104;ヘッドデータバッファ
105;ヘッドデータ変換回路
106;カウンタ(プレヒート開始時間設定用)
107;フリップフロップ
CPR;プリセット値
DR1〜DR38;ドライバ(IC)
GNDH,GNDL;グランド
PH;予熱信号
R1〜R2432;サーマルヘッドヒータ
Rph;プレヒータ
PR0〜PR7;抵抗素子(プルダウン用)
SW1〜SW2432,SWph;スイッチ
Typ,Tmp,Tcp;通電時間
VL,VH;電源
Claims (6)
- 1種類または2種類以上の色を用いて印刷用紙の紙面上に画像を形成するように構成された印刷装置のサーマルヘッドに適用され、予熱用ヒータと印刷用ヒータとを有するサーマルヘッドの制御装置であって、
前記印刷用ヒータの通電を制御するための基準となるストローブ信号を生成する信号生成手段と、
前記ストローブ信号のパルスをカウントして前記予熱用ヒータの通電を制御する予熱制御手段と、
を備え、
前記予熱用制御手段は、前記ストローブ信号のカウント値がプリセット値に達したときに、前記印刷用ヒータによる現在のラインの印刷と並行して次のラインのための予熱が行われるように前記予熱用ヒータに通電するように構成され、
前記ストローブ信号のパルスパターンは、前記印刷用ヒータによる印刷と前記予熱用ヒータによる予熱との両方を機能させるように、印刷すべき色の通電時間と発色濃度との関係から設定されたことを特徴とするサーマルヘッドの制御装置。 - 前記予熱制御手段は、
前記ストローブ信号のパルスをカウントし、このカウント値が前記プリセット値に達したときに所定の信号を出力するカウンタと、
前記所定の信号をトリガーとして、前記予熱用ヒータに対する通電を制御するために使用されるデータをラッチして出力するフリップフロップと、
前記予熱用ヒータと直列接続されて設けられ、前記フリップフロップの出力信号に基づき前記予熱用ヒータに対する通電を制御するスイッチと、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載されたサーマルヘッドの制御装置。 - 前記カウンタは、
前記予熱用ヒータの予熱開始に際し、前記予熱開始の時期を規定する値を前記プリセット値として取り込むことを特徴とする請求項2に記載されたサーマルヘッドの制御装置。 - 1種類または2種類以上の色を用いて印刷用紙の紙面上に画像を形成するように構成された印刷装置に適用され、予熱用ヒータと印刷用ヒータとを有するサーマルヘッドの制御方法であって、
(a)前記印刷用ヒータの通電を制御するための基準となるストローブ信号を生成する信号生成ステップと、
(b)前記ストローブ信号のパルスをカウントし、前記予熱用ヒータの通電を制御する予熱制御ステップと、
を含
み、
前記予熱制御ステップでは、前記ストローブ信号のカウント値がプリセット値に達したときに、前記印刷用ヒータによる現在のラインの印刷と並行して次のラインのための予熱が行われるように前記予熱用ヒータに通電し、
前記ストローブ信号のパルスパターンは、前記印刷用ヒータによる印刷と前記予熱用ヒータによる予熱との両方を機能させるように、印刷すべき色の通電時間と発色濃度との関係から設定されたことを特徴とするサーマルヘッドの制御方法。 - 前記予熱制御ステップは、
前記ストローブ信号のパルスをカウントし、このカウント値が前記プリセット値に達したときに所定の信号を出力する第1のステップと、
前記所定の信号をトリガーとして、前記予熱用ヒータに対する通電を制御するために使用されるデータをラッチして出力する第2のステップと、
ラッチされた前記所定のデータに基づき前記予熱用ヒータに対する通電を制御する第3のステップと、
を含むことを特徴とする請求項4に記載されたサーマルヘッドの制御装置。 - 前記第1のステップは、
前記予熱用ヒータの予熱開始に際し、前記予熱開始の時期を規定する値を、前記プリセット値として取り込むことを特徴とする請求項5に記載されたサーマルヘッドの制御装置。
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