JPH11151826A - プリンタおよびプリント方法 - Google Patents

プリンタおよびプリント方法

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JPH11151826A
JPH11151826A JP24860598A JP24860598A JPH11151826A JP H11151826 A JPH11151826 A JP H11151826A JP 24860598 A JP24860598 A JP 24860598A JP 24860598 A JP24860598 A JP 24860598A JP H11151826 A JPH11151826 A JP H11151826A
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JP
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print head
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Application number
JP24860598A
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English (en)
Inventor
Tsugufumi Enomoto
亜文 榎本
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Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写式記録媒体に画質の高い画像を高速に形
成できるとともに、ランニングコストが安価でメインテ
ナンスの容易なプリンタおよびプリント方法を提供する
こと。 【解決手段】 複写式記録媒体を、該複写式記録媒体へ
の記録が可能となるよう予熱し、予熱された複写式記録
媒体に対しサーマルプリントヘッドによる記録を行うプ
リンタおよびプリント方法による。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタおよびプ
リント方法に関し、特に、複写式記録媒体に画質の高い
画像を高速に記録することができるプリンタおよびプリ
ント方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写式記録媒体に対して記録を行
うために、インパクトドットヘッドを搭載したプリンタ
が多用されてきた。該インパクトタイプのプリンタは、
インパクトドットヘッドにより、感圧紙からなる複写式
記録媒体を加圧することにより記録を行うものである。
【0003】一方、サーマルプリントヘッドを利用した
ハードコピー方式はランニングコストが安価である点、
メインテナンスが容易な点、記録時の音が静かな点およ
び記録速度が高速である点等の利点を有することから、
パーソナルコンピュータ等のOA機器、ファクシミリ等
の情報通信機器、計測機等の出力用印刷機器において多
用されており、サーマルプリントヘッドを利用したハー
ドコピー方式を、複写式記録媒体に対する記録に際し適
用する試みもなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記イ
ンパクトタイプのプリンタにより複写式記録媒体に対し
て記録を行った場合には、複写式記録媒体を加圧すると
いう特性上、記録時に騒音が発生し、かつ記録速度が低
速であるという問題があった。また、複写式記録媒体に
十分に加圧することができない場合があることから、記
録された画像の濃度が薄くなったり、最悪の場合には画
像が形成されないという問題があった。
【0005】また、サーマルプリントヘッドを利用した
ハードコピー方式を複写式記録媒体に対する記録に適用
した場合には、上記利点が認められるものの、記録時に
必要な熱量を複写式記録媒体のすべてに供給することが
できない場合があることから、インパクトタイプのプリ
ンタと同様に、記録された画像の濃度が薄くなったり、
画像が形成されないという問題があった。
【0006】なお、複数回感熱紙または熱転写フィルム
を介し、サーマルラインプリンタにより、普通紙に対し
て同一の画像を転写する記録方法も考案されているが、
該方法は複写式とはいえないことから公的な書類に適用
することができず、インパクトタイプのプリンタおよび
サーマルプリントヘッドを利用したハードコピー方式に
係る複写式の方法に代えて用いることはできないという
問題があった。
【0007】また、複数枚の感熱紙への印字は、従来の
サーマルプリントヘッドの発熱抵抗体を電気的に予熱さ
せた発熱だけでは、実際のところ2枚が限界であった。
これは、機械の構造上の制約等によるものであり、例え
ば、2枚の感熱紙に印字するには、1枚の感熱紙への印
字と比べて、プラテンローラ、サーマルプリントヘッド
およびプラテン加圧機構に倍近いエネルギーを供給しな
ければならず、2枚を超えると、プリンタ本体が昇温し
すぎてしまうという問題があった。また、2枚目まで熱
が伝わるのにも時間がかかり、最速でも5mm/秒とい
う遅い印字速度しか実現できなかった。
【0008】本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、複写式記録媒体に画質の高い画像を高速に形
成できるとともに、ランニングコストが安価でメインテ
ナンスの容易なプリンタおよびプリント方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプリンタ
は、感熱型の複写式記録媒体と、前記複写式記録媒体の
それぞれに対しほぼ同時に記録が可能となるよう該複写
式記録媒体を予熱する手段と、前記予熱された複写式記
録媒体に対し記録を行うサーマルプリントヘッドとを具
備したことを特徴としている。
【0010】本発明に係るプリンタによれば、感熱型の
複写式記録媒体を、該複写式記録媒体のそれぞれに対し
ほぼ同時に記録がなされるよう予熱する手段を設けると
ともに、該予熱した複写式記録媒体に対し記録を行うサ
ーマルプリントヘッドを設けたことにより、複写式記録
媒体のそれぞれにおいて、少なくとも記録が行われる領
域を発色しない程度に、かつ十分な発色が得られるよう
に予熱した後、複写式記録媒体を発色させるのに必要な
熱量を該複写式記録媒体のそれぞれ記録が行われる領域
に与えて記録することができるので、複写式記録媒体の
それぞれに対して画質の高い画像を高速かつ低騒音で形
成することが可能となる。また、複写式記録媒体に対し
て記録を行う手段としてサーマルプリントヘッドを搭載
したことから、ランニングコストを安価とし、容易なメ
インテナンスを実現することが可能となる。
【0011】さらに、本発明に係るプリンタは、感熱型
の複写式記録媒体と、前記複写式記録媒体のそれぞれに
対しほぼ同時に記録がなされるように、かつ該複写式記
録媒体の少なくとも記録が行われる領域を発色しない程
度に該複写式記録媒体を予熱する手段と、前記予熱され
た複写式記録媒体に対し少なくとも2回にわたりほぼ同
一の記録を行うサーマルプリントヘッドとを具備したこ
とを特徴としている。本発明に係るプリンタによれば、
感熱型の複写式記録媒体を、該複写式記録媒体のそれぞ
れに対しほぼ同時に記録がなされるように、かつ該複写
式記録媒体の少なくとも記録が行われる領域を発色しな
い程度に予熱する手段を設けるとともに、該予熱した複
写式記録媒体に対し少なくとも2回にわたりほぼ同一の
記録を行うサーマルプリントヘッドを設けたことによ
り、複写式記録媒体それぞれの少なくとも記録が行われ
る領域を発色しない程度に、かつ十分な発色が得られる
ように予熱した後、複写式記録媒体を発色させるのに必
要な熱量を該複写式記録媒体のそれぞれ記録が行われる
領域に少なくとも2回にわたり与えて記録することがで
きるので、複写式記録媒体のそれぞれに対して画質の高
い画像を高速かつ低騒音で形成することが可能となる。
また、複写式記録媒体に対して記録を行う手段としてサ
ーマルプリントヘッドを搭載したことから、ランニング
コストを安価とし、容易なメインテナンスを実現するこ
とが可能となる。
【0012】さらに、本発明に係るプリンタは、感熱型
の複写式記録媒体と、前記複写式記録媒体のそれぞれに
対しほぼ同時に記録が可能となるように、かつ該複写式
記録媒体の少なくとも記録が行われる領域を発色しない
程度に該複写式記録媒体を予熱するとともに、該予熱さ
れた複写式記録媒体に対し少なくとも2回にわたりほぼ
同一の記録を行うサーマルプリントヘッドとを具備した
ことを特徴としている。 本発明に係るプリンタによれ
ば、感熱型の複写式記録媒体を、該複写式記録媒体のそ
れぞれに対しほぼ同時に記録がなされるよう予熱すると
ともに、該予熱した複写式記録媒体に対し少なくとも2
回にわたりほぼ同一の記録を行うサーマルプリントヘッ
ドを設けたことにより、複写式記録媒体それぞれの少な
くとも記録が行われる領域を発色しない程度に、かつ十
分な発色が得られるように予熱した後、複写式記録媒体
を発色させるのに必要な熱量を該複写式記録媒体のそれ
ぞれ記録が行われる領域に少なくとも2回にわたり与え
て記録することができるので、複写式記録媒体のそれぞ
れに対して画質の高い画像を高速かつ低騒音で形成する
ことが可能となる。また、複写式記録媒体に対して記録
を行う手段としてサーマルプリントヘッドを搭載したこ
とから、ランニングコストを安価とし、容易なメインテ
ナンスを実現することが可能となる。
【0013】また、本発明に係るプリンタは、感熱型の
複写式記録媒体と、前記複写式記録媒体を予熱する手段
と、前記予熱する手段を前記複写式記録媒のそれぞれに
対しほぼ同時に記録が可能となる程度に予熱させるよう
制御する第1の制御手段と、前記予熱された複写式記録
媒体に対し記録を行うサーマルプリントヘッドと、前記
複写式記録媒体に対し少なくとも2回にわたりほぼ同一
の記録を行うよう前記サーマルプリントヘッドを駆動さ
せる第2の制御手段とを具備したことを特徴としてい
る。
【0014】本発明に係るプリンタによれば、感熱型の
複写式記録媒体を予熱する手段を、前記複写式記録媒体
のそれぞれに対しほぼ同時に記録が可能となるように、
かつ該複写式記録媒体の少なくとも記録が行われる領域
を発色しない程度に予熱させるよう制御する第1の制御
手段を設けるとともに、予熱された複写式記録媒体に対
し記録を行うサーマルプリントヘッドを、複写式記録媒
体に対し少なくとも2回にわたりほぼ同一の記録を行う
よう駆動させる第2の制御手段を設けたことにより、複
写式記録媒体それぞれの少なくとも記録が行われる領域
を、予熱する手段により発色しない程度に、かつ十分な
発色が得られるように予熱し、複写式記録媒体を発色さ
せるのに必要な熱量を該複写式記録媒体それぞれの記録
が行われる領域に少なくとも2回にわたり与えるようサ
ーマルプリントヘッドを駆動して複写式記録媒体に記録
することができるので、複写式記録媒体のそれぞれに対
して画質の高い画像を高速かつ低騒音で形成することが
可能となる。また、複写式記録媒体に対して記録を行う
手段としてサーマルプリントヘッドを搭載したことか
ら、ランニングコストを安価とし、容易なメインテナン
スを実現することが可能となる。
【0015】さらに、本発明に係るプリンタは、感熱型
の複写式記録媒体と、前記複写式記録媒体に接触しつつ
前記複写式記録媒体を搬送し、前記複写式記録媒体を予
熱する手段と、前記予熱された複写式記録媒体に対し記
録を行うサーマルプリントヘッドとを具備したことを特
徴としている。
【0016】本発明に係るプリンタによれば、前記複写
式記録媒体に接触しつつ前記複写式記録媒体を搬送し、
前記複写式記録媒体を予熱する手段を設けたことによ
り、複写式記録媒体のそれぞれにおいて、確実にかつ十
分な発色が得られるように予熱した後、複写式記録媒体
を発色させるのに必要な熱量を該複写式記録媒体のそれ
ぞれ記録が行われる領域に与えて記録することができる
ので、複写式記録媒体のそれぞれに対して画質の高い画
像を高速かつ低騒音で形成することが可能となる。ま
た、複写式記録媒体に対して記録を行う手段としてサー
マルプリントヘッドを搭載したことから、ランニングコ
ストを安価とし、容易なメインテナンスを実現すること
が可能となる。
【0017】本発明に係る複写式記録媒体に接触しつつ
複写式記録媒体を搬送し、複写式記録媒体を予熱する手
段とは、例えば、プラテンローラやサーマルプリントヘ
ッドが例示され、これらを組み合わせて用いてもよい。
【0018】さらに、本発明に係るプリンタは、感熱型
の複写式記録媒体と、前記複写式記録媒体に接触しつつ
前記複写式記録媒体を搬送する第1の手段と、前記複写
式記録媒体および前記第1の手段と接触していて、前記
複写式記録媒体を予熱する第2の手段と、前記予熱され
た複写式記録媒体に対し記録を行うサーマルプリントヘ
ッドとを具備したことを特徴としている。
【0019】本発明に係るプリンタによれば、感熱型の
複写式記録媒体に接触しつつ前記複写式記録媒体を搬送
する第1の手段と、前記複写式記録媒体および前記第1
の手段と接触していて、前記複写式記録媒体を予熱する
第2の手段を設けたことにより、複写式記録媒体のそれ
ぞれにおいて、確実にかつ十分な発色が得られるように
予熱した後、複写式記録媒体を発色させるのに必要な熱
量を該複写式記録媒体のそれぞれ記録が行われる領域に
与えて記録することができるので、複写式記録媒体のそ
れぞれに対して画質の高い画像を高速かつ低騒音で形成
することが可能となる。また、複写式記録媒体に対して
記録を行う手段としてサーマルプリントヘッドを搭載し
たことから、ランニングコストを安価とし、容易なメイ
ンテナンスを実現することが可能となる。
【0020】第2の手段は、複写式記録媒体を直接的に
予熱し、かつ第1の手段を介して複写式記録媒体を間接
的に予熱するものであり、例えばヒートローラが例示さ
れる。
【0021】本発明に係るプリント方法は、感熱型の複
写式記録媒体のそれぞれに対しほぼ同時に記録が可能と
なるよう該複写式記録媒体を予熱する工程と、前記予熱
された複写式記録媒体に対しサーマルプリントヘッドに
より記録を行う工程とを具備したことを特徴としてい
る。
【0022】本発明に係るプリント方法によれば、感熱
型の複写式記録媒体それぞれの少なくとも記録が行われ
る領域を発色しない程度に、かつ十分な発色が得られる
ように予熱させた後、複写式記録媒体を発色させるのに
必要な熱量を、サーマルプリントヘッドにより該複写式
記録媒体それぞれの記録が行われる領域に対し与えるこ
とにより、複写式記録媒体のそれぞれに対し記録に必要
な熱量を確実に供給することができるので、複写式記録
媒体のそれぞれに対し同時に画質の高い画像を高速に形
成するとともに、ランニングコストを安価とし、容易な
メインテナンスを実現することが可能となる。
【0023】さらに、本発明に係るプリント方法は、感
熱型の複写式記録媒体のそれぞれに対しほぼ同時に記録
がなされるよう該複写式記録媒体を予熱する工程と、前
記予熱された複写式記録媒体に対しサーマルプリントヘ
ッドにより少なくとも2回にわたりほぼ同一の記録を行
う工程とを具備したことを特徴としている。
【0024】本発明に係るプリント方法によれば、感熱
型の複写式記録媒体のそれぞれの少なくとも記録が行わ
れる領域を発色しない程度に、かつ十分な発色が得られ
るように予熱させた後、複写式記録媒体を発色させるの
に必要な熱量を、サーマルプリントヘッドにより該複写
式記録媒体のそれぞれの記録が行われる領域に対し少な
くとも2回にわたり与えることにより、複写式記録媒体
のそれぞれに対し記録に必要な熱量を確実に供給するこ
とができるので、複写式記録媒体のそれぞれに対し同時
に画質の高い画像を高速に形成するとともに、ランニン
グコストを安価とし、容易なメインテナンスを実現する
ことが可能となる。
【0025】本発明において、感熱型の複写式記録媒体
としては、例えば、複数の感熱紙を積層した複写式記録
媒体等を挙げることができるが、サーマルプリントヘッ
ドにより記録が行われるように構成された複写式記録媒
体であれば特に限定されることなく適用することができ
る。
【0026】また、本発明においては、複写式記録媒体
を予熱する手段を設け、該手段によって複写式記録媒体
への記録に先立ち、該複写式記録媒体を予熱するように
しているが、これは以下の理由による。すなわち、サー
マルプリントヘッドを用いて複写式記録媒体に記録を行
う場合、サーマルプリントヘッドと接する記録媒体に対
して該記録媒体が発色する熱量を与えたとしても、該記
録媒体に積層されサーマルプリントヘッドと接すること
のない記録媒体に対しては、サーマルプリントヘッドよ
り間接的に熱量を与えることになるため、サーマルプリ
ントヘッドと接する記録媒体に積層された記録媒体を上
記サーマルプリントヘッドと接する記録媒体と同時に発
色させるのは困難である。すなわち、サーマルプリント
ヘッドと接することのない記録媒体に対し間接的に熱量
を与えた場合、該熱量は該記録媒体を発色しない温度に
昇温させることに消費されてしまい、該記録媒体を発色
させるには至らず、サーマルプリントヘッドと接する記
録媒体に積層された記録媒体を発色させることが困難と
なるのである。したがって、本発明においては、複写式
記録媒体に記録を行うに際し、サーマルプリントヘッド
と接する記録媒体に記録がなされると同時に、同一の記
録内容を該記録媒体に積層されサーマルプリントヘッド
と接することのない記録媒体に対しても行えるよう、発
色には至らないものの、サーマルプリントヘッドよる記
録が行われた場合には該記録媒体に対し発色が得られる
ように複写式記録媒体を予熱する手段を設けることで、
該複写式記録媒体を構成するそれぞれの記録媒体に対
し、同一の内容をほぼ同時に記録させることが可能とな
るのである。
【0027】ここで、複写式記録媒体を予熱する手段と
しては、複写式記録媒体をストッカー等に収納してお
き、該ストッカーに設けられたヒータにより複写式記録
媒体を所定の温度、例えば記録媒体が発色する直前の70
℃前後に予熱する構成や、サーマルプリントヘッドに複
写式記録媒体を供給する過程で、例えばヒータにより複
写式記録媒体を所定の温度に予熱する構成等を適用する
ことができる。しかしながら、複写式記録媒体へ記録を
行うに際し、該複写式記録媒体をサーマルプリントヘッ
ドに供給するとともに、複写式記録媒体への記録を行う
に先立ち、各ラインごとにサーマルプリントヘッドの発
熱抵抗体を発熱させて複写式記録媒体を予熱するように
すれば、予熱に際して特に他の構成を用いることなく複
写式記録媒体を予熱することができるのでより好まし
い。ここで、各ラインごとにサーマルプリントヘッドの
発熱抵抗体を発熱させて複写式記録媒体を予熱する場
合、全ての発熱抵抗体を発熱させて複写式記録媒体を予
熱することができるが、一般に、サーマルプリントヘッ
ドの各発熱抵抗体は完全に均質ではなく、各発熱抵抗体
の抵抗値は僅かながらばらついている。このとき、サー
マルプリントヘッドの全ての発熱抵抗体を発熱させて複
写式記録媒体を予熱すると、特に、予熱により到達させ
るべき複写式記録媒体の温度と該複写式記録媒体の発色
温度とが近い場合、予熱によって複写式記録媒体が発色
し、該複写式記録媒体の本来記録が行われない領域に記
録がなされてしまう可能性がある。したがって、サーマ
ルプリントヘッドの発熱抵抗体を発熱させて複写式記録
媒体を予熱する場合には、プリントデータ(記録時にお
いて発熱させる発熱抵抗体を選定する情報である画信
号)に基づいて実際の記録時と同様に発熱抵抗体を発熱
させ、複写式記録媒体の予熱をサーマルプリントヘッド
により行うようにすれば、例え、各発熱抵抗体の抵抗値
は僅かながらばらついていたとしても、複写式記録媒体
の本来発色が行われない領域に記録がなされてしまう可
能性が確実に排除できるのでより好ましい。
【0028】さらに、この予熱手段として、複写式記録
媒体に接触しつつ複写式記録媒体を搬送する第1の手
段、すなわちプラテンローラと接触しているヒートロー
ラがある。このヒートローラによれば、発色させたくな
い領域に記録がなされてしまう可能性が確実に排除でき
る。
【0029】以下、ヒートローラおよびプラテンローラ
について詳しく説明する。ヒートローラは複写式記録媒
体を直接的またはプラテンローラを介して間接的に予熱
するためのものである。従って、ヒートローラと組み合
わせて用いるプラテンローラには一定の条件が必要とな
る。
【0030】プラテンローラとは、一般的には複写式記
録媒体である感熱紙に良好な印字ができるよう所定の圧
力を加えて紙送りさせるためのものである。本発明にお
いては、この役割に加えて、予熱のための間接媒体とし
て機能する。本発明のプラテンローラは、軸とその軸に
巻き付けられたフッ素ゴム等の耐熱性の高い材料とから
なる。プラテンローラの軸からの放熱を避けるために、
このゴムの肉圧とプラテンローラ径の間に以下の式が成
り立つことが条件である。
【0031】
【数1】 また、ヒートローラの材質は特にこれに限られるもので
はなく、発熱制御手段により発熱する材料であればかま
わない。
【0032】このプラテンローラとヒートローラを組み
合わせた予熱手段を用いると、低エネルギーの高速印字
が可能となる。2枚複写感熱紙で50mm/秒、3枚複
写感熱紙で25mm/秒という高速印字が実現される。
さらに、抵抗発熱体とは異なり、予熱する面が感熱紙の
裏面であるために、予熱により発色してしまう恐れもな
い。
【0033】また、第1の制御手段としては、上述した
ように、サーマルプリントヘッド等の予熱する手段を、
サーマルプリントヘッドと接する記録媒体に記録がなさ
れると同時に、同一の記録内容を該記録媒体に積層され
サーマルプリントヘッドと接することのない記録媒体に
対しても行えるよう、発色には至らないものの、サーマ
ルプリントヘッドよる記録が行われた場合には該記録媒
体に対し発色が得られるように複写式記録媒体を予熱す
るように制御するものであれば、いかなる形態をとるこ
とも可能である。さらに、本発明において、第2の制御
手段は、予熱した複写式記録媒体に対し同一のプリント
データに基づく記録を複数回にわけて行うよう、サーマ
ルプリントヘッドの駆動を制御するものであれば、特に
限定することなく適用することができる。
【0034】サーマルプリントヘッドにより複写式記録
媒体に対し記録を行うに際しては、予熱した複写式記録
媒体に対し同一のプリントデータに基づく記録を一度に
行うようにしてもよいし、該同一のプリントデータに基
づく記録を複数回に分けて行うようにしてもよいが、よ
り高精細な記録が得られることから、予熱した複写式記
録媒体に対し同一のプリントデータに基づく記録を複数
回にわけて行うようにすることが望ましい。また、予熱
した複写式記録媒体に対し同一のプリントデータに基づ
く記録を複数回にわけて行う場合、複写式記録媒体の予
熱は1度目の記録に先立って1回のみ行うようにしても
よいし、同一のプリントデータに基づく各記録工程に先
立ち記録回数と対応させて同一の回数だけ行うようにし
てもよい。なお、複写式記録媒体に対し同一のプリント
データに基づく記録を複数回にわけ、該複写式記録媒体
への予熱を同一のプリントデータに基づく各記録工程に
先立ち記録回数と対応させて同一の回数だけ行うように
した場合には、1ラインごとに記録を完結させるように
して記録を行ってもよいし、全ラインにわたり記録を1
度づつ行うようにし、これを複数回繰り返すことにより
記録を行うようにしてもよい。
【0035】なお、本発明に係るプリンタの形態として
は、例えば、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリの形態をとるのもであってもよい。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を用いて詳細に説明する。なお、各図面において、同一
の構成には同一の符号を付すことにより、各図面におけ
る説明を省略することにする。
【0037】図1および図2は、本発明に係るプリンタ
の主要構成部の一実施形態を示した正面図および側面図
である。
【0038】図1および図2において、プリンタ1は、
フレーム2に回転可能に設けられたプラテンローラ3に
対しサーマルプリントヘッド4の記録面5を対抗させ、
サーマルプリントヘッド4を、放熱板6を介して複数の
加圧バネ7a−7cによりプラテンローラ3の軸8に向
かって垂直に付勢している。そして、サーマルプリント
ヘッド4の記録面5とプラテンローラ3との間に、複写
式記録媒体11を挟持し、プラテンローラ3をプラテン
ギア9を介して不図示のステッピングモータ等で回転さ
せることにより、該複写式記録媒体11に対し予熱およ
び記録が行われるように構成されている。なお、サーマ
ルプリントヘッド4およびプラテンローラ3の位置は、
サーマルプリントヘッド4に取り付けるU字金具10
a、bにて調節し、かつ維持するようになっている。
【0039】ここで、図3に、サーマルプリントヘッド
4の構成を示す。
【0040】すなわち、同図に示されるように、サーマ
ルプリントヘッド4は、発熱抵抗体列15、ドライバト
ランジスタ列16、ゲート群17、インバータ18、ラ
ッチ19、シフトレジスタ20およびサーミスタ21を
備えている。なお、発熱抵抗体列15は複数の発熱抵抗
体からなっており、電源22は発熱抵抗体列15に電力
を供給する。また、ドライバトランジスタ列16は発熱
抵抗体列15と同一のビット数のトランジスタからな
り、ゲートに信号が加わるとオンとなる。さらに、ゲー
ト群17は複数のアンドゲートからなりインバータ18
の出力信号とラッチ19の出力信号との論理積をとる。
インバータ18はSTB信号を反転し、ラッチ19はラ
ッチ信号LATCHに応じてシフトレジスタ20の出力
データを一時記憶する。シフトレジスタ20は、画信号
DIをクロック信号CLKにしたがって直並列変換を行
う。また、サーミスタ21によりヘッド全体の温度が検
出される。
【0041】次に、複写式記録媒体の予熱および該複写
式記録媒体への記録を行うサーマルプリントヘッド4の
駆動について詳述する。
【0042】図4は、サーマルプリントヘッドの駆動回
路の一構成例を示したものである。図4に示したよう
に、本駆動回路は、複写式記録媒体の予熱をサーマルプ
リントヘッドで行うように制御した例であり、本発明の
第1および第2の制御手段を包括するように構成された
ものである。
【0043】図4の駆動回路において、メインクロック
MCLKは、クロック回路22により調整され、プリヒ
ート制御回路23、プリント制御回路24およびプリン
トデータ制御回路25に供給される。プリヒート制御回
路23は、プリヒートパルス幅およびプリントパルス幅
を設定し、設定されたプリヒートパルス幅またはプリン
トパルス幅がNORゲート26に供給され、NORゲー
ト26から出力された信号およびストローブコントロー
ル信号であるSTBEN信号がNANDゲート27に供
給されてSTB信号が出力される。また、プリント制御
回路24からはラッチ信号LATCHが出力されるとと
もに、プリントデータ制御回路25からはクロック信号
CLKおよびプリントデータDIが出力され、各信号が
サーマルプリントヘッド4に供給される。
【0044】また、図5は、サーマルプリントヘッド4
に供給される各信号を示したものであり、サーマルプリ
ントヘッド4の発熱抵抗体列2を発熱させるパルス幅を
分割する分割パルス幅変調駆動方法を用い、1ラインご
とに記録を完結させる場合を表わしている。サーマルプ
リントヘッド4に供給されたプリントデータDIは、ク
ロック信号CLKに応じてシフトレジスタ20に転送さ
れ、ラッチ信号LATCHによりラッチ19に一時記憶
される。STB信号がローレベルの状態の時にラッチ1
9に貯えられたデータがゲート群17に作用しドライバ
トランジスタ列16をオン・オフさせる。ドライバトラ
ンジスタ列16のオンとなったドライバレジスタに対応
する発熱抵抗体には電源22より電力が供給されて複写
式記録媒体への予熱および記録が行われる。ここで、1
ラインプリント区間における予熱および記録のパターン
や回数は、上述したように、サーマルプリントヘッドの
構造、発熱抵抗体の抵抗値および複写式記録媒体の特性
等に応じて適宜設定することができる。図5(a)−
(d)に、STB信号の一例を示す。図5(a)および
(b)は、予熱のためのプリヒート区間において複数の
プリヒートパルスを発生する場合を示しており、図5
(b)においては、プリヒートパルスの数が、図5
(a)の場合と比較して少ないために、1回あたりのプ
リヒートパルスの幅を長くしている。また、図5(c)
は、プリヒートパルスの幅を長くするとともにプリント
パルスに対し連続させた構成(すなわち、プリヒートの
みを目的とするパルス区間を別途設けず、プリントパル
スの一部を用いてプリヒートを行う構成)を示したもの
である。なお、図5(a)−(c)は、プリヒートと記
録とを繰り返し2回行って1ライン分の記録を行う構成
である。また、図5(d)は、予熱のためのプリヒート
区間において複数のプリヒートパルスを発生する場合で
あるが、さらに、プリヒートと記録とを繰り返し3回行
って1ライン分の記録を行う構成となっている。図5に
示したような駆動タイミングにより複写式記録媒体に記
録を行う場合、いずれにおいても良好な記録が達成され
るが、サーマルプリントヘッドの蓄熱に起因する複写式
記録媒体の発色を確実に防止する観点から、予熱のため
のプリヒート区間において複数のプリヒートパルスを発
生するように構成することがより望ましい。
【0045】本実施の形態においては、プリンタ1に搭
載されたサーマルプリントヘッド4を駆動するに際し、
図4に示す駆動回路を用い、図5(a)−(d)に示し
た駆動タイミングにより複写式記録媒体11に記録を行
って同一の画像を形成させた。このとき、複写式記録媒
体11の発色温度は70℃であり、予熱に際しては、記
録直前の複写式記録媒体11の温度が、複写式記録媒体
11を発色させない温度となるようにサーマルプリント
ヘッド4の駆動を制御するため、区間L1の長さは1ms
ec、区間L2の長さは1.7msecとし、1ラインの記録
に要する時間を、図5(a)−(c)の駆動タイミング
の場合には5msec、図5(d)の駆動タイミングの場合
には7.5msecとして記録を行った。なお、記録開始時
におけるサーマルプリントヘッド4のヘッド温度は25
℃であった。
【0046】その結果、複写式記録媒体11に記録を行
うに際し、図5(a)−(d)に示した駆動タイミング
のいずれを用いた場合にも、複写式記録媒体11の全て
の記録媒体に対し同一の画像が鮮明に形成されており、
画像の濃度が薄くなったり、形成されないといった現象
は確認されなかった。また、複写式記録媒体11に対
し、本来画像が形成されない領域が発色する現象も確認
されなかった。また、感圧式の3枚複写式記録媒体に対
し、インパクトタイプのプリンタを用いて上記画像と同
一の記録を行ったところ、インパクトドットヘッドと接
しない記録媒体において、画像の一部の濃度が薄くなっ
たり、画像の形成されない領域が認められる等により、
高精細の画像を得ることはできなかった。さらに、記録
に要した時間についても、インパクトタイプのプリンタ
を用いて記録を行った場合には、本実施の形態と比較し
てより多くの時間を要し、本実施の形態においてはより
高速な記録速度を実現できることが確認された。
【0047】なお、記録に際し、2枚式の感熱型複写式
記録媒体はもちろんのこと、3枚以上の記録媒体からな
る感熱型複写式記録媒体を適用できることはいうまでも
ない。 図6は、本発明に係るプリンタの主要構成部の
他の実施形態を示した側面図である。
【0048】図6は、ヒートローラaがある以外は図2
と同様の構成である。プリンタ1は、フレーム2に回転
可能に設けられたプラテンローラ3に対しサーマルプリ
ントヘッド4の記録面5を対抗させ、サーマルプリント
ヘッド4を、放熱板6を介して複数の加圧バネ7a−7
cによりプラテンローラ3の軸8に向かって垂直に付勢
している。そして、サーマルプリントヘッド4の記録面
5とプラテンローラ3との間に、複写式記録媒体11を
挟持し、プラテンローラ3をプラテンギア9を介して不
図示のステッピングモータ等で回転させることにより、
該複写式記録媒体11に対し予熱および記録が行われる
ように構成されている。なお、サーマルプリントヘッド
4およびプラテンローラ3の位置は、サーマルプリント
ヘッド4に取り付けるU字金具10a、bにて調節し、
かつ維持するようになっている。さらに、本実施形態に
おいては、プラテンローラ3と接触するようにヒートロ
ーラaが設けられており、ヒートローラaを発熱させて
その熱をプラテンローラ3に伝え、複写式記録媒体11
を予熱する。
【0049】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明に係るプ
リンタによれば、複写式記録媒体のそれぞれにおいて、
少なくとも記録が行われる領域を発色しない程度に、か
つ十分な発色が得られるように予熱した後、複写式記録
媒体を発色させるのに必要な熱量を該複写式記録媒体の
それぞれ記録が行われる領域に与えて記録することがで
きる。したがって、複写式記録媒体のそれぞれに対して
画質の高い画像を高速かつ低騒音で形成することがで
き、ランニングコストを安価とし、かつ容易なメインテ
ナンスを実現できるプリンタを提供することができる。
【0050】また、本発明に係るプリンタによれば、複
写式記録媒体それぞれの少なくとも記録が行われる領域
を発色しない程度に、かつ十分な発色が得られるように
予熱した後、複写式記録媒体を発色させるのに必要な熱
量を該複写式記録媒体のそれぞれ記録が行われる領域に
少なくとも2回にわたり与えて記録することができる。
したがって、複写式記録媒体のそれぞれに対して画質の
高い画像を高速かつ低騒音で形成することができ、ラン
ニングコストを安価とし、かつ容易なメインテナンスを
実現できるプリンタを提供することができる。
【0051】さらに、本発明に係るプリンタによれば、
複写式記録媒体それぞれの少なくとも記録が行われる領
域を発色しない程度に、かつ十分な発色が得られるよう
に予熱した後、複写式記録媒体を発色させるのに必要な
熱量を該複写式記録媒体のそれぞれ記録が行われる領域
に少なくとも2回にわたり与えて記録することができ
る。したがって、複写式記録媒体のそれぞれに対して画
質の高い画像を高速かつ低騒音で形成することができ、
ランニングコストを安価とし、かつ容易なメインテナン
スを実現できるプリンタを提供することができる。
【0052】また、本発明に係るプリンタによれば、複
写式記録媒体それぞれの少なくとも記録が行われる領域
を、予熱する手段により発色しない程度に、かつ十分な
発色が得られるように予熱し、複写式記録媒体を発色さ
せるのに必要な熱量を該複写式記録媒体それぞれの記録
が行われる領域に少なくとも2回にわたり与えるようサ
ーマルプリントヘッドを駆動して複写式記録媒体に記録
することができる。したがって、複写式記録媒体のそれ
ぞれに対して画質の高い画像を高速かつ低騒音で形成す
ることができ、ランニングコストを安価とし、かつ容易
なメインテナンスを実現できるプリンタを提供すること
ができる。
【0053】また、本発明に係るプリンタによれば、複
写式記録媒体のそれぞれにおいて、確実にかつ十分な発
色が得られるように予熱した後、複写式記録媒体を発色
させるのに必要な熱量を該複写式記録媒体のそれぞれ記
録が行われる領域に与えて記録することができるので、
複写式記録媒体のそれぞれに対して画質の高い画像を高
速かつ低騒音で形成することが可能となる。また、複写
式記録媒体に対して記録を行う手段としてサーマルプリ
ントヘッドを搭載したことから、ランニングコストを安
価とし、容易なメインテナンスを実現できるプリンタを
提供することができる。
【0054】また、本発明に係るプリント方法によれ
ば、感熱型の複写式記録媒体それぞれの少なくとも記録
が行われる領域を発色しない程度に、かつ十分な発色が
得られるように予熱させた後、複写式記録媒体を発色さ
せるのに必要な熱量を、サーマルプリントヘッドにより
該複写式記録媒体それぞれの記録が行われる領域に対し
与えて、複写式記録媒体のそれぞれに対し記録に必要な
熱量を確実に供給することができる。したがって、複写
式記録媒体のそれぞれに対し同時に画質の高い画像を高
速に形成するとともに、ランニングコストを安価とし、
容易なメインテナンスを実現できるプリント方法を提供
することができる。
【0055】さらに、本発明に係るプリント方法によれ
ば、感熱型の複写式記録媒体のそれぞれの少なくとも記
録が行われる領域を発色しない程度に、かつ十分な発色
が得られるように予熱させた後、複写式記録媒体を発色
させるのに必要な熱量を、サーマルプリントヘッドによ
り該複写式記録媒体のそれぞれの記録が行われる領域に
対し少なくとも2回にわたり与えて、複写式記録媒体の
それぞれに対し記録に必要な熱量を確実に供給すること
ができる。したがって、複写式記録媒体のそれぞれに対
し同時に画質の高い画像を高速に形成するとともに、ラ
ンニングコストを安価とし、容易なメインテナンスを実
現できるプリント方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの主要構成部の一実施形
態を示した正面図である。
【図2】本発明に係るプリンタの主要構成部の一実施形
態を示した側面図である。
【図3】サーマルプリントヘッドの構成を示した図であ
る。
【図4】サーマルプリントヘッドの駆動回路の一構成例
を示した図である。
【図5】サーマルプリントヘッドに供給される各信号を
示したタイミングチャートである。
【図6】本発明に係るプリンタの主要構成部の他の実施
形態を示した側面図である。
【符号の説明】
1……プリンタ 2……フレーム 3……プラテンローラ 4……サーマルプリントヘッド 5……記録面 6……放熱板 7a−7c……加圧バネ 10a、10b……U字金具 15……発熱抵抗体列 16……ドライバトランジスタ列 17……ゲート群 18……インバータ 19……ラッチ 20……シフトレジスタ 21……サーミスタ 22……電源 23……プリヒート制御回路 24……プリント制御回路 25……プリントデータ制御回路 26……NORゲート 27……NANDゲート a……ヒートローラ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱型の複写式記録媒体と、 前記複写式記録媒体のそれぞれに対しほぼ同時に記録が
    可能となるよう該複写式記録媒体を予熱する手段と、 前記予熱された複写式記録媒体に対し記録を行うサーマ
    ルプリントヘッドと、 を具備したことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 感熱型の複写式記録媒体と、 前記複写式記録媒体のそれぞれに対しほぼ同時に記録が
    可能となるように、かつ該複写式記録媒体の少なくとも
    記録が行われる領域を発色しない程度に該複写式記録媒
    体を予熱する手段と、 前記予熱された複写式記録媒体に対し少なくとも2回に
    わたりほぼ同一の記録を行うサーマルプリントヘッド
    と、 を具備したことを特徴とするプリンタ。
  3. 【請求項3】 感熱型の複写式記録媒体と、 前記複写式記録媒体のそれぞれに対しほぼ同時に記録が
    可能となるように、かつ該複写式記録媒体の少なくとも
    記録が行われる領域を発色しない程度に該複写式記録媒
    体を予熱するとともに、該予熱された複写式記録媒体に
    対し少なくとも2回にわたりほぼ同一の記録を行うサー
    マルプリントヘッドと、 を具備したことを特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 感熱型の複写式記録媒体と、 前記複写式記録媒体を予熱する手段と、 前記予熱する手段を前記複写式記録媒体のそれぞれに対
    しほぼ同時に記録が可能となるように、かつ該複写式記
    録媒体の少なくとも記録が行われる領域を発色しない程
    度に予熱させるよう制御する第1の制御手段と、 前記予熱された複写式記録媒体に対し記録を行うサーマ
    ルプリントヘッドと、 前記複写式記録媒体に対し少なくとも2回にわたりほぼ
    同一の記録を行うよう前記サーマルプリントヘッドを駆
    動させる第2の制御手段と、 を具備したことを特徴とするプリンタ。
  5. 【請求項5】 感熱型の複写式記録媒体と、 前記複写式記録媒体に接触しつつ前記複写式記録媒体を
    搬送し、前記複写式記録媒体を予熱する手段と、 前記予熱された複写式記録媒体に対し記録を行うサーマ
    ルプリントヘッドと、 を具備したことを特徴とするプリンタ。
  6. 【請求項6】 感熱型の複写式記録媒体と、 前記複写式記録媒体に接触しつつ前記複写式記録媒体を
    搬送する第1の手段と、 前記複写式記録媒体および前記第1の手段と接触してい
    て、前記複写式記録媒体を予熱する第2の手段と、 前記予熱された複写式記録媒体に対し記録を行うサーマ
    ルプリントヘッドと、 を具備したことを特徴とするプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記複写式記録媒体の予熱は、前記記録
    に用いるプリントデータに基づいて実施されることを特
    徴とする請求項1乃至4に記載のプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記複写式記録媒体は、少なくとも3枚
    の記録媒体から構成されることを特徴とする請求項1乃
    至7に記載のプリンタ。
  9. 【請求項9】 感熱型の複写式記録媒体のそれぞれに対
    しほぼ同時に記録が可能となるよう該複写式記録媒体を
    予熱する工程と、 前記予熱された複写式記録媒体に対しサーマルプリント
    ヘッドにより記録を行う工程と、 を具備したことを特徴とするプリント方法。
  10. 【請求項10】 感熱型の複写式記録媒体のそれぞれに
    対しほぼ同時に記録がなされるように、かつ該複写式記
    録媒体の少なくとも記録が行われる領域を発色しない程
    度に該複写式記録媒体を予熱する工程と、 前記予熱された複写式記録媒体に対しサーマルプリント
    ヘッドにより少なくとも2回にわたりほぼ同一の記録を
    行う工程と、 を具備したことを特徴とするプリント方法。
JP24860598A 1997-09-19 1998-09-02 プリンタおよびプリント方法 Withdrawn JPH11151826A (ja)

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JP9-255179 1997-09-19
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011152090A1 (ja) * 2010-06-04 2011-12-08 ブラザー工業株式会社 携帯型プリンタ
JP2011251517A (ja) * 2010-06-04 2011-12-15 Brother Industries Ltd 携帯型プリンタ

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