JP3351635B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP3351635B2
JP3351635B2 JP23773394A JP23773394A JP3351635B2 JP 3351635 B2 JP3351635 B2 JP 3351635B2 JP 23773394 A JP23773394 A JP 23773394A JP 23773394 A JP23773394 A JP 23773394A JP 3351635 B2 JP3351635 B2 JP 3351635B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置およびその
製造方法に係り、特に半導体装置における電極または配
線、およびその製造方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュ−タ−や通信機器等の重要部分
には、多数のトランジスタや抵抗等を電気回路を達成す
るようにむすびつけ、1チップ上に集積化して形成した
大規模集積回路(LSI)が多用されている。このた
め、機器全体の性能は、LSI単体の性能と大きく結び
付いている。LSI単体の性能向上は、集積度を高める
こと、つまり、素子の微細化により実現できる。
【0003】しかし、近年の素子の微細化による半導体
集積回路の高集積化や高速化に伴い、ゲート電極等の電
極やゲート配線等の配線のRC遅延によって、素子の動
作速度が律速されるという問題が顕在化してきた。
【0004】RC遅延の問題は、電極材料を変えなくて
も厚さを増して低抵を小さくすれば改善できるが、加工
の点で問題が残る。例えば、ゲート電極の場合であれ
ば、ゲート長:ゲート高=1:1を大きく越えないほう
が望ましい。
【0005】ゲート電極の厚さを変えずにゲート抵抗を
小さくする方法として、ゲート電極として、多結晶シリ
コン膜と高融点金属珪化物膜との積層膜を利用すること
があげられる。この方法によれば、従来の多結晶シリコ
ンゲート技術におけるしきい値電圧の制御方法を踏襲で
き、しかも、高融点金属珪化物膜は一般に耐熱性が高
く、従来の多結晶シリコンゲートプロセスと互換性が高
いという利点もある。
【0006】しかしながら、例えば0.3μm以下のゲ
ート長を持つ微細なMOSFETのことを考えるなら
ば、高融点金属珪化物膜の厚さは、100乃至200n
mの程度に制限され、数10Ω/口程度のシート抵抗し
か達成できない。
【0007】このような微細なMOSFETにおいて、
100nmで数Ω/口程度のシート抵抗を実現するため
に、高融点金属珪化物膜よりも低抵抗で、しかもある程
度の耐熱性を有するタングステン,モリブデン等の高融
点金属からなる金属膜と多結晶シリコン膜との積層膜を
ゲート電極に用いることが検討されている。
【0008】しかしながら、高融点金属として、比較的
シリコンと反応し難いとされるタングステンを用いた場
合でも、800℃程度の温度で容易にタングステンはシ
リコンと反応し、珪化タングステンが形成され、抵抗が
上昇してしまうという問題がある。
【0009】このような反応を防止する方法として、多
結晶シリコン膜と高融点金属膜との界面に反応防止膜を
挿入することが検討されており、例えば、多結晶シリコ
ン膜とモリブデン膜との反応を防止する材料として、シ
リコン窒化物が有効であることが、特許公開公報(特開
昭60−195975)に開示されている。この特許公
開公報によれば、多結晶シリコン膜とモリブデン膜との
反応を防止し、且つこれら膜間にトンネル電流を流すに
は、シリコン窒化膜の厚さを1〜5nm程度の範囲にす
ることが望ましいとされている。
【0010】しかしながら、シリコン窒化膜を反応防止
膜として用いると、多結晶シリコン膜は絶縁膜であるシ
リコン窒化膜を介して高融点金属膜とコンタクトするこ
とになるので、コンタクト抵抗が増加し、素子の遅延が
大きくなるという新たな問題が生じる。このことについ
て以下より詳細に説明する。
【0011】ゲート部における遅延は、図11(a)に
示すように、シリコン基板91とタングステン膜95と
の間のゲート容量COXおよびコンタクト抵抗RC の影響
を受け、この場合のゲート部の等価回路は、図11
(b)のようになる。図中、92はゲート酸化膜、93
は多結晶シリコン膜、94はシリコン窒化膜を示してい
る。なお、ここでは、議論を簡単にするためにシート抵
抗の影響は無視したが、コンタクト抵抗RC によるRC
遅延の寄与分を見積もるには十分である。
【0012】図11(b)から分かるように、コンタク
ト抵抗RC は、ゲート容量COXと結合し、RC遅延の原
因となる。このRC遅延の時定数は、ゲート容量COX
コンタクト抵抗RC との積で表される。コンタクト抵抗
C は面積に反比例し、ゲート容量COXは面積に比例す
るから、その積はゲート部の形状に依存しない値にな
る。
【0013】仮にゲート酸化膜92の膜厚を7nmとす
ると、ゲート容量COXは4.9×10-15 F/μm2
なる。コンタクト抵抗RC を1×103 Ωμm2 程度と
すると、RC遅延の時定数は4.9×10-12 sec程
度となる。すなわち、5psec程度の時定数を持つこ
とになる。
【0014】以上の遅延の説明は、遅延要因として、コ
ンタクト抵抗RC とゲート容量COXとの結合だけを考慮
したものであるが、実際にはこれら遅延成分の他にシー
ト抵抗とゲート容量COXとの結合による遅延成分が存在
する。
【0015】図12は、シート抵抗を考慮した遅延を説
明するための図であり、図12(a)は、ゲート部に存
在するコンタクト抵抗RC ,ゲート容量COX,多結晶シ
リコン膜93の抵抗Rpoly,タングステン膜95の抵抗
W を示しており、この場合のゲート部の等価回路は、
図12(b)に示すような複数段(ここでは5段)の集
中定数回路となる。ゲート容量COXは蓄積状態のときの
値に固定している。また、素子サイズは、チャネル長/
チャネル幅が0.25/20(μm)のものである。こ
れは論理LSIで用いられるMOSFETとしては現実
的なサイズである。
【0016】ここでは、ゲートの一端に0.01pse
cという十分に立ち上がりの速いパルス状の入力電圧V
in(=1V)を与え、他端(多結晶シリコン膜93)に
現れる出力電圧Vout が入力電圧Vinの90%になるま
での時間を遅延時間と定義する。
【0017】本発明者等は、上記等価回路についてのコ
ンタクト抵抗RC と遅延時間との関係を調べたところ以
下のような結果が得られた。すなわち、図13に示すよ
うに、コンタクト抵抗RC の値が100Ωμm2 を越え
るあたりで遅延時間の急激な増大が始まり、コンタクト
抵抗RC の値が1KΩμm2 で遅延時間は14psec
に達する。
【0018】上述したような微細なMOSFETを用い
たインバータにおいて、MOSFETの上記の如きの寄
生抵抗,寄生容量等を無視した理想的な場合におけるイ
ンバータ1段当たりのスイッチング時間は30psec
を下回ると考えられる。このため、このような短いスイ
ッチング時間に対して、上記14psecという値の遅
延時間はもはや許容できる範囲ではない。
【0019】また、サブハーフミクロン以下の次世代の
MOSFETを考えるならば、論理ゲートの1段当たり
のスイッチング時間は数10psec程度であり、RC
遅延として許容される値は高々数psec程度と考えな
ければならない。
【0020】ところで、多結晶シリコン膜とタングステ
ン膜との間に挿入する反応防止膜としては、上述したシ
リコン窒化膜以外に、窒化チタン膜がある。しかしなが
ら、反応防止膜としての窒化チタン膜には以下に述べる
ように二つの大きな問題がある。
【0021】まず、第1に、窒化チタン膜は非常に酸化
され易いので異常酸化という問題がある。この問題を図
14の工程断面図を用いて説明する。図中、101はシ
リコン基板を示しており、図14(a)はシリコン基板
101上に、ゲート酸化膜102を介して、多結晶シリ
コン膜103、窒化チタン膜104およびタングステン
膜105からなるゲート電極が完成した状態を示してい
る。この後、ゲート端の酸化膜厚を厚くするためのシリ
コンの選択酸化を行なうと、図14(b)に示すよう
に、窒化チタン膜104aが粒状に異常酸化されてしま
う。第2に、多結晶シリコン膜上に形成される窒化チタ
ン膜の結晶粒は小さく、窒化チタン膜上に形成するW膜
の比抵抗が高くなるという問題がある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来のM
OSFETにおいては、その微細化が進むと、スイッチ
時間に対して、コンタクト抵抗に起因する遅延時間が長
くなり、高速動作が妨げられるという問題があった。
【0023】また、多結晶シリコン膜と、反応防止膜と
して窒化チタン膜と、タングステン膜との積層膜が酸化
を受けと、窒化チタン膜が異常酸化したり、タングステ
ン膜の比抵抗が高くなるという問題があった。
【0024】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その第1の目的とするところは、コンタクト抵抗
に起因する遅延時間を短縮できる半導体装置およびその
製造方法を提供することにある。
【0025】また、本発明の第2の目的は、酸化を受け
ても、異常酸化が生じない、シリコン膜と窒素を含む第
1の導電膜と第2の導電膜との積層膜からなる電極(配
線)を有する半導体装置およびその製造方法を提供する
ことにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の半導体装置(請求項1)は、シリコ
ン膜と、このシリコン膜上に形成され、窒素とシリコン
とを含み、前記窒素の面密度が8×1014cm-2未満の
膜と、この膜上に形成された高融点金属膜とが積層して
なる電極および配線の少なくとも一方を備えたものであ
る。
【0027】また、本発明の他の半導体装置(請求項
2)は、シリコン膜と、このシリコン膜上に形成され、
窒素とシリコンとを含み、前記窒素の面密度が8×10
14cm-2未満の膜と、この膜上に形成され、高融点金属
と窒素とを含む膜と、この膜上に形成された前記高融点
金属からなる膜とが積層してなる電極および配線の少な
くとも一方を備えたものである。
【0028】また、本発明の半導体装置の製造方法(請
求項)は、シリコン膜上に金属と窒素とを含む膜を形
成する工程であって、前記金属として、前記金属からそ
の窒化物を形成する際に生じるギブスの自由エネルギー
低下値から、シリコンからその窒化物を形成する際に生
じるギブスの自由エネルギーの低下値を引いた値が負と
なるものを用いる前記金属と窒素とを含む膜を形成する
工程と、熱処理により、前記金属と窒素とを含む膜を前
記金属からなる金属膜に変えるとともに、前記金属膜と
前記シリコン膜との界面に、窒素とシリコンとを含む膜
を形成して、前記シリコン膜と前記窒素とシリコンとを
含む膜と前記金属膜との積層膜を含む電極および配線の
少なくとも一方を形成する工程とを備えたことを特徴と
する。
【0029】ここで、上記金属は、特に高融点金属が好
ましい。また、上記窒素とシリコンとを含む膜は、窒素
の面密度が8×1014cm-2未満となるようにすること
が好ましい。
【0030】ここで、金属とは高融点金属(例えば、
W,Mo)も含んでいる。また、窒素の面密度とは、膜
の上から見たときの単位面積当りの窒素数であり、これ
は例えばX線光電子分光法等を用いて求めることができ
る。
【0031】上記窒素とシリコンとを含む膜に酸素等の
大気成分が多少含まれていても問題はない。例えば、酸
素の場合には、上記膜中に20%程含まれていても良
い。上記高融点金属は上記膜と界面で化学的に反応しな
いものが良い。例えば、Mo,W,Nb,Ta,Cuが
良い。また、このような化学的に反応しない高融点金属
膜上にCuまたはAgを主成分とする金属膜を設けても
良い。
【0032】上記窒素とシリコンを含む膜は、高融点金
属と窒素を含む膜からの再分布による方法に限らず、N
3 雰囲気での窒化、窒素を含むガス中でのプラズマ窒
化などによるものでも良い。
【0033】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明の半導体装置(請求項4)は、シリコン膜と、こ
のシリコン膜上に形成され、窒素とシリコンと高融点金
属とを含むアモルファス状の第1の導電膜と、この第1
の導電膜上に形成された第2の導電膜とが積層してなる
電極および配線の少なくとも一方を備えたことを特徴と
する。
【0034】また、本発明の半導体装置の製造方法(請
求項10)は、シリコン膜上に窒素と高融点金属とを含
む第1の導電膜を形成する工程と、この第1の導電膜上
に第2の導電膜を形成する工程と、熱処理により、前記
第1の導電膜の一部もしくは全部を、窒素とシリコンと
前記高融点金属とを含む第3の導電膜に変えて、前記シ
リコン膜と前記第1の導電膜と前記第3の導電膜との積
層膜もしくは前記シリコン膜と前記第3の導電膜との積
層膜を含む電極および配線の少なくとも一方を形成する
工程とを備えたことを特徴とする。
【0035】
【作用】本発明者等の研究によれば、シリコン膜/窒素
とシリコンとを含む膜/高融点金属膜の積層電極を用い
た場合において、シリコン膜と高融点金属膜との間のコ
ンタクト抵抗が100Ωcm2 よりも小さくなると、遅
延時間が急激に短縮されることが分かった。更に、コン
タクト抵抗が100Ωcm2 よりも小さくするには、窒
素とシリコンとを含む膜の窒素の面密度を8×1014
-2よりも小さくすれば良いことが分かった。また、上
記高融点金属膜の代わりに、第1の高融点金属と窒素と
を含む膜と、第2の高融点金属膜との積層膜を用いても
同様な結果が得られた。
【0036】したがって、このような知見に基づいて、
窒素とシリコンとを含む膜の窒素の面密度を8×1014
cm-2未満にした本発明の半導体装置(請求項1,2)
によれば、コンタクト抵抗が小さくなり、遅延時間が短
縮される。
【0037】また、本発明の半導体装置の製造方法で
は、シリコン膜上に金属と窒素とを含む膜を形成する際
に、前記金属として、前記金属からその窒化物を形成す
る際に生じるギブスの自由エネルギー低下値から、シリ
コンからその窒化物を形成する際に生じるギブスの自由
エネルギーの低下値を引いた値が負となるものを用いて
いる。
【0038】このため、前記膜上に、前記金属からなる
金属膜を形成した後、熱処理を行なうと、前記膜中の窒
素がシリコン膜に移動し、そして、前記膜中の窒素が前
記金属に向かって外方拡散する。この結果、前記膜は前
記金属からなる金属膜に変わるとともに、該金属膜と前
記シリコン膜との界面に、窒素とシリコンとを含む膜が
形成される。
【0039】この方法は窒素の面密度の制御性が良く、
窒素の面密度が8×1014cm-2未満の窒素とシリコン
とを含む膜を容易に形成でき、本発明の半導体装置を簡
単に製造できるようになる。
【0040】また、本発明者等の研究によれば、シリコ
ン膜と、このシリコン膜上に形成され、窒素とシリコン
と高融点金属とを含む第1の導電膜と、この第1の導電
膜上に形成された第2の導電膜との積層膜を酸化して
も、第1の導電膜は異常酸化されないことが分かった。
【0041】したがって、電極、配線を構成する膜とし
て、上記積層膜を用いれば、異常酸化を防止できる電
極、配線が得られるようになる(請求項4)。さらに、
本発明者等の研究によれば、第1の導電層がアモルファ
ス状態の導電膜であれば、結晶粒の大きい第2の導電膜
を形成でき、第2の導電膜の比抵抗を小さくできること
が分かった。
【0042】そのメカニズムの詳細は明らかではない
が、本発明者等は以下のように推測している。下地であ
る第1の導電層が特定の結晶構造を有する場合には、第
2の導電層は、下地の結晶構造の影響(歪み)を受け
る。
【0043】ここで、第2の導電層は、下地の結晶構造
が異なると、異なる影響(歪み)を受け、よって下地の
結晶構造が場所によって異なると、第2の導電層は場所
によって異なる歪みを受ける。
【0044】このため、場所によって結晶構造が異なる
第1の導電層上に形成される第2の導電層は、場所によ
って異なる歪みを受ける。そして、第2の導電層がある
厚さを越え、歪みがある大きさを越えると、結晶粒界が
形成されるので、大きな結晶粒は形成されない。
【0045】一方、下地である第1の導電層がアモルフ
ァス状態であれば、その上に形成される第2の導電層
は、場所によって異なる歪みを受けることはない。この
ため、第2の導電層を厚く形成しても、結晶粒界は生じ
ないので、大きな結晶粒が形成され、比抵抗は小さくな
る。
【0046】また、本発明の半導体装置の製造方法(請
求項6)では、熱処理により、窒素と高融点金属とを含
む第1の導電膜の一部もしくは全部を、反応防止膜とし
ての、窒素、シリコンおよび高融点金属を含む第3の導
電膜に変えている。
【0047】ここで、第3の導電膜(窒化膜)の形成速
度は熱処理温度の依存性が低く、しかも、第3の導電膜
の膜厚は熱処理時間の依存性が低い。したがって、本発
明によれば、第3の導電膜のプロセスマージンは高いも
のとなるので、第3の導電膜を容易に設計通りに形成で
きるようになる。
【0048】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。図1は、本発明の第1の実施例に係るゲート電極の
形成方法を示す工程断面図である。
【0049】まず、図1(a)に示すように、シリコン
基板1上にシリコン酸化膜2を形成し、このシリコン酸
化膜2上に厚さ100nmの導電性不純物が添加された
多結晶シリコン膜3を形成する。この多結晶シリコン膜
3の表面の自然酸化膜は予め除去しておく。
【0050】次に図1(b)に示すように、多結晶シリ
コン膜3上に厚さ10nmの窒化タングステン(具体的
にはW2 NやWN)膜4をN2 :Ar=3:2の雰囲気
中で反応性スパッタ法で形成し、引き続き、厚さ100
nmのタングステン膜5をAr雰囲気でスパッタ法によ
り形成する。この一連のスパッタ法は基板を大気に晒さ
ず、連続的に行なうことが好ましい。なお、多結晶シリ
コン膜3の表面に自然酸化膜が形成されないように、多
結晶シリコン膜を堆積した後、大気に晒さずに連続して
窒化タングステン膜4、タングステン膜5を堆積しても
良い。
【0051】次に図1(c)に示すように、不活性雰囲
気、若しくは還元性雰囲気等の非酸化性雰囲気、例え
ば、窒素,アルゴン,水素またはこれらの混合ガス雰囲
気中での750〜1000℃程度の熱処理により、窒化
タングステン膜4から窒素を多結晶シリコン膜3に再分
布させることにより、高濃度の窒素を含むシリコン膜6
(以下、窒化シリコン(SiNx )膜6という)を形成
する。この方法により窒化シリコン膜6の厚さを1nm
以下に制御でき、実際にX線光電子分光法を用いて調べ
たところ、窒化シリコン膜6の厚さを0.2〜1nm程
度に制御できることを確認した。
【0052】このように窒化タングステン膜4が変わっ
たのは、窒化タングステン膜4中の窒素が多結晶シリコ
ン膜3に移動するという窒素の再分布によって、窒化シ
リコン膜6が形成されるとともに、窒化タングステン膜
4中の窒素が外方拡散し、窒化タングステン膜4がタン
グステン膜となり、タングステン膜5と一体になったか
らである。
【0053】窒化タングステン膜4中の窒素が多結晶シ
リコン膜3に移動するメカニズムは以下のように考えら
れる。タングステンから窒化タングステンが形成される
ときのギブスの自由エネルギーの低下は、シリコンから
窒化シリコンが形成されるときのそれより小さい。この
ため、窒化タングステン膜4と多結晶シリコン膜3とが
接触している状態では、窒素の化学ポテンシャルは多結
晶シリコン膜3側の方が小さい。この結果、窒化タング
ステン膜4中の窒素は、多結晶シリコン膜3に移動する
ようになる。
【0054】また、窒化タングステン膜4の窒素が外方
拡散する理由は、ギブスの自由エネルギーの変化が負か
ら正方向に変化するので、窒素が外方拡散したほうが熱
力学的に安定になるからである。
【0055】なお、多結晶シリコン膜3の表面に自然酸
化膜が形成されている場合、この上に窒化タングステン
膜4、タングステン膜5を堆積して、上記の如く、熱処
理を行なうと、窒化シリコン(SiNx )膜6の代わり
に、自然酸化膜の酸素を含む窒化シリコン(SiOx
y )膜が形成される。
【0056】最後に、図1(d)に示すように、タング
ステン膜5,窒化シリコン膜6,多結晶シリコン膜3を
ゲート電極状に加工して、ゲート電極が完成する。図1
3に示した本発明者等に見出だされた遅延時間とコンタ
クト抵抗との関係を示す特性図によれば、コンタクト抵
抗100(Ωcm2 )を境にして、遅延時間が大きく変
わることが分かる。すなわち、コンタクト抵抗を100
(Ωcm2)よりも小さくすれば、遅延時間を大幅に小
さくできる。
【0057】コンタクト抵抗と本実施例の形成方法に従
って形成されたゲート電極の窒化シリコン膜6の膜厚と
の関係を図2に示す。図中、特性曲線aは多結晶シリコ
ン膜3として高濃度のn型不純物が添加されたものを用
いた場合、特性曲線bは多結晶シリコン膜3として高濃
度のp型不純物が添加されたものを用いた場合の結果を
示している。
【0058】この図2からp+ 型多結晶シリコン膜の場
合、例えば、コンタクト抵抗として100(Ωcm2
未満を確保するのには、窒化シリコン膜6のタングステ
ン膜との界面における窒素面密度を8×1014cm-2
満(窒化シリコン膜6の膜厚に換算すると1nm未満)
にする必要があることが分かる。更に、図2からコンタ
クト抵抗は、窒素面密度8×1014cm-2を境にして大
幅に変わることが分かる。すなわち、窒素面密度を8×
1014cm-2未満にすれば、コンタクト抵抗を大幅に低
減できることが分かる。
【0059】上述したように、本実施例の形成方法は、
窒化シリコン膜6の窒素面密度を8×1014cm-2未満
にすることができるものである。したがって、本実施例
によれば、窒化シリコン膜6を薄く形成でき、コンタク
ト抵抗を低減できるので、遅延時間を改善できる。
【0060】図3は、多結晶シリコン膜/反応防止膜
(SiNx ,SiOxy ,SiO2)/タングステン
膜の積層電極における界面窒素濃度と、この積層電極の
熱処理(N2 雰囲気,800℃,1時間)後のタングス
テン膜のシート抵抗との関係を示す特性図である。ここ
で、タングステン膜の膜厚は100nmとした。
【0061】この図3から反応防止膜がSiNx 膜,S
iOxy 膜の場合には、界面窒素濃度が2.2×10
14cm-2に至まで(SiNx 膜の膜厚換算で0.3n
m)シート抵抗は低いレベルに保たれていることが分か
る。したがって、本実施例のように反応防止膜としてS
iNx 膜(窒化シリコン膜6)、或いはSiOxy
を用いれば、熱処理の悪影響を防止できる。
【0062】一方、反応防止膜が従来より用いられてい
るSiO2 膜の場合には、膜厚が2nm程度以下になる
とシート抵抗が増加してしまうことが分かる。シート抵
抗の増加はタングステン膜と多結晶シリコン膜とが反応
し、シリサイドが形成されるからである。
【0063】なお、本実施例の形成方法においては、窒
化タングステン膜4をスパッタ法により形成する際に、
雰囲気中に生成されるプラズマによって多結晶シリコン
膜3が極薄く窒化され、窒化シリコン膜が形成されるこ
とがある。この場合、この窒化シリコン膜と、窒化タン
グステン膜4からの窒素の再分布で形成される窒化シリ
コン膜6との二つの窒化シリコン膜をともに反応防止膜
として用いることができる。
【0064】また、本実施例では、窒化タングステン膜
4が全てタングステン膜に変化する場合について説明し
たが、図4(a)に示すように、必要とする窒化シリコ
ン膜6の厚さに応じて窒化タングステン膜4の一部を残
して、ゲート電極を形成することもできる。
【0065】更に、図1(a)の工程の後に、図4
(b)に示すように、多結晶シリコン膜3上に厚い窒化
タングステン膜4aを形成しても、図1(c)に示す構
造を形成できる。
【0066】すなわち、図1(a)の工程の後に、窒素
または励起された窒素またはイオン化された窒素を含む
雰囲気ガス中で、多結晶シリコン膜3上に100nm程
度の厚い窒化タングステン膜4aをスパッタ法を用いて
形成した後、上記実施例と同様に非酸化性雰囲気、特に
還元雰囲気中で熱処理する。
【0067】この結果、窒化タングステン膜4a中の窒
素が多結晶シリコン膜3に移動して厚さ1nm程度の1
原子程度の窒化シリコン膜が形成されるとともに、窒化
タングステン膜4a中の窒素が外方拡散し、タングステ
ン膜となり、図1(c)に示すような構造が形成され
る。
【0068】更にまた、本実施例では、窒化タングステ
ン膜の窒素の再分布および外方拡散を行なった後に積層
膜をゲート電極状に加工したが、この加工を異方性エッ
チングにより行なうと、熱処理によるタングステン膜の
結晶成長に伴ってエッチングレート等が変化することが
ある。
【0069】このような影響を無くすには、積層膜を加
工した後に窒素の再分布および外方拡散のための熱処理
を行なえば良い。なお、この窒化タングステン膜形成用
の特別の熱処理は、他の熱処理、例えば、後工程におけ
るソース拡散層,ドレイン拡散層中の不純物を活性化す
るための熱処理等で代用しても良い。
【0070】図5は、本発明の第2の実施例に係るゲー
ト電極の形成方法を示す工程断面図である。まず、図5
(a)に示すように、シリコン基板11上にゲート絶縁
膜としてのシリコン酸化膜12を形成し、このシリコン
酸化膜12上に厚さ100nmの多結晶シリコン膜13
を形成する。
【0071】次に図5(b)に示すように、反応防止膜
として、厚さ1nm未満、好ましくは0.7nm程度の
極薄の窒化シリコン膜14を形成する。このような極薄
の窒化シリコン膜14は、例えば、以下の五つの成膜方
法(1)〜(5)のどれかで形成することが好ましい。
【0072】(1)NH3 雰囲気,温度1000℃,時
間30秒の熱窒化法による成膜 (2)窒素を含むガス中でプラズマ窒化による成膜 (3)600〜800℃の熱CVD法による成膜 (ソースガス:SiH2 Cl2 +NH3 またはSiH4
+NH3 ) (4)プラズマCVD法による成膜 (5)基板温度500〜800℃,シリコン基板11と
は別領域で生成されたプラズマ(プラズマ:N2 /H2
またはNH3 )による成膜、すなわち、プラズマにおけ
る活性種をダウンフローで基板に供給。
【0073】この後、窒化シリコン膜14上に厚さ10
0nmのタングステン膜15をスパッタ法により形成す
る。最後に、図5(c)に示すように、タングステン膜
15,窒化シリコン膜14,多結晶シリコン膜13の積
層膜を所望のゲート電極状に加工して、ゲート電極が完
成する。
【0074】本実施例の形成方法でも薄い窒化シリコン
膜14を形成できるので、先の実施例と同様な効果を得
ることができる。なお、第1,第2の実施例ではゲート
電極について説明したが、本発明は他の電極、若しくは
配線の構造に対しても適用できる。
【0075】図6は、本発明の第3の実施例に係るMO
SFETの構造を示す素子断面図である。これを製造工
程に従い説明すると、まず、シリコン基板21の表面に
素子分離用の絶縁膜22,ゲート酸化膜23を形成す
る。
【0076】次にゲート酸化膜23上に多結晶シリコン
膜24,窒化シリコン膜25,タングステン膜26から
なる積層膜を形成した後、タングステン膜26上にキャ
ップ用絶縁膜としての窒化シリコン(SiN)膜27を
形成する。
【0077】ここで、窒化シリコン膜25は、コンタク
ト抵抗が十分小さくなり、遅延時間が改善されるように
上述したように薄く形成する。また、窒化シリコン膜2
7は通常NH3 ガスと無機シラン系ガスSiH2 Cl2
ガスとをソースガスとするLPCVD法で形成するが、
予めNH3 とSiH2Cl2 とを導入すると、タングス
テン膜26の表面が不均一に窒化され、窒化シリコンが
粒状成長するため、窒化シリコン膜27がキャップ用絶
縁膜としての機能を果たさなくなる恐れがある。
【0078】このような不都合を防ぐには、NH3 とS
iH2 Cl2 とを導入する前に、SiH2 Cl2 を単独
で導入し、タングステン膜26上にシリコンを含む薄い
膜を形成することが有効である。この方法により均一な
窒化シリコン膜27を形成できることを確認した。
【0079】次に多結晶シリコン膜24,窒化シリコン
膜25,タングステン膜26からなる積層膜を加工して
ゲート電極を形成した後、N2 ガスとH2 ガスとH2
ガスとの混合ガスを用い、多結晶シリコン膜24および
シリコン基板21のみを選択的に酸化する。この多結晶
シリコン膜24等の酸化によりゲート端の酸化膜厚が厚
くなり、ゲート端における電界集中による信頼性の低下
を防止できる。
【0080】次にイオン注入等により低濃度の浅い不純
物拡散層(ソース・ドレイン領域)28を形成した後、
ゲート側壁絶縁膜として窒化シリコン膜29を形成す
る。この窒化シリコン膜29の形成は、上記した方法と
同様な方法で行なうことが可能である。この窒化シリコ
ン膜29と窒化シリコン膜27とにより、多結晶シリコ
ン膜24,窒化シリコン膜25,タングステン膜26か
らなるゲート電極は窒化シリコン膜によって被覆される
ので、引き続き行なわれる酸化雰囲気中での酸化工程に
よりタングステン膜26が酸化されるのを防止できる。
また、上層配線としてCuを含む材料を用いる場合に
は、Cuがゲート電極に侵入するのを防止できる。更に
また、多結晶シリコン膜24は、窒化シリコン膜25,
27,29により完全に覆われるので、これらの密着性
を向上させることが可能である。
【0081】最後に、高濃度の深い不純物拡散層30を
形成した後、この不純物拡散層30上に金属シリサイド
31を形成して、図6に示す構造のMOSトランジスタ
が完成する。
【0082】図7は、本発明の第4の実施例に係る配線
の構造を示す断面図である。これを製造工程に従い説明
すると、まず、シリコン基板41に素子分離用の絶縁膜
42,不純物拡散層43を形成する。
【0083】次に全面に厚さ600nm程度の層間絶縁
膜としてのSiO2 膜44をCVD法により形成した
後、不純物拡散層43に対するコンタクトホール45を
SiO2 膜44に開孔する。
【0084】次に不純物拡散層43と同含む厚さ100
nm程度の多結晶シリコン膜46、薄い窒化シリコン膜
47および厚さ100nm程度のタングステン膜48か
らなる積層膜を、例えば、上述した幾つかの方法のいず
れかにより形成する。
【0085】最後に、上記積層膜を所望の形状の配線状
に加工して図7に示す構造の配線が完成する。このよう
な構造の配線によれば、窒化シリコン膜47を薄く形成
することによりコンタクト抵抗が低減され、遅延時間が
改善される。
【0086】図8は、本発明の第5の実施例に係るゲー
ト電極の形成方法を示す工程断面図である。まず、図8
(a)に示すように、シリコン基板51上にゲート絶縁
膜としてのシリコン酸化膜52を形成し、このシリコン
酸化膜52上に導電性不純物を含む厚さ100nmの多
結晶シリコン膜53を形成する。
【0087】次に図8(b)に示すように、多結晶シリ
コン膜53上に厚さ1〜10nm程度の窒化タングステ
ン膜54、厚さ10nmのタングステン膜55を順次形
成する。
【0088】具体的には、例えば、Ar:N2 =1:1
の雰囲気でタングステンターゲットをスパッタし(反応
性スパッタ)、窒化タングステン膜54を形成した後、
2を抜きArのみでタングステンターゲットをスパッ
タすることにより、シリコン基板51を大気にさらさ
ず、同一真空中でタングステン膜55を連続形成する。
【0089】なお、タングステン膜55および窒化タン
グステン膜54は、CVD法で形成することも可能であ
る。この場合、タングステン膜を400〜500℃、ソ
ースガスWF6 +H2 、窒化タングステン膜を500〜
700℃、ソースガスWF6+NF3 の条件で成膜す
る。
【0090】次に図8(c)に示すように、水素を含む
還元性雰囲気中で、800℃以上、30分間の熱処理を
行ない、窒化タングステン膜54を、タングステンとシ
リコンと窒素とからなる(3元素からなる)厚さ10n
m以下の反応防止膜56に変える。
【0091】ここで、水素を含む還元性雰囲気中で熱処
理を行なったのは、タングステン膜55の酸化を防止す
るためである。反応防止膜56が形成されるメカニズム
は以下の通りである。まず、熱処理により、窒化タング
ステン膜54中の一部の窒素が、タングステン膜55を
介して外部に抜けたり、多結晶シリコン膜53に外方拡
散したりし、タングステン膜が形成される。このタング
ステン膜はタングステン膜55と一体化する。
【0092】また、窒化タングステン膜54を構成する
窒化タングステンの一部が多結晶シリコン膜53に拡散
し、逆に多結晶シリコン膜54の一部が窒化タングステ
ン膜54に拡散することにより、タングステンとシリコ
ンと窒素とからなる反応防止膜56が形成される。
【0093】なお、反応防止膜56中に多結晶シリコン
膜53上に形成されていた自然酸化膜の酸素が含まれて
も、タングステン膜55と多結晶シリコン膜53との界
面のバリア性は保たれる。
【0094】このとき、作用の項目で説明した理由によ
り、容易に設計通りの反応防止膜56を形成できる。さ
らに、この反応防止膜56は導電性であるので、反応防
止膜56と多結晶シリコン膜53とのコンタクト抵抗、
および反応防止膜56とタングステン膜55とのコンタ
クト抵抗は小さい。
【0095】また、断面TEM、EDX分析により調べ
たところ、反応防止膜56中のタングステン、シリコ
ン、窒素の割合は、それぞれ、20%、60%、20%
程度であった。
【0096】最後に、図8(d)に示すように、多結晶
シリコン膜53、反応防止膜56、タングステン膜55
の積層膜をパターニングして、ゲート電極が完成する。
図9は、本発明の第6の実施例に係るCMOSトランジ
スタの構造を示す断面図である。
【0097】これを製造工程に従い説明すると、まず、
シリコン基板70の表面に素子分離用の絶縁膜62、p
型ウェル層71、n型ウェル層72を形成する。p型ウ
ェル層71にはn型MOSトランジスタ、n型ウェル層
72にはp型MOSトランジスタが形成されることにな
る。
【0098】次にp型ウェル層71上にゲート酸化膜6
3n、n型ウェル層72上にゲート酸化膜63pを形成
した後、ゲート酸化膜63n上にn型不純物を含む多結
晶シリコン膜64nを形成し、また、ゲート酸化膜63
p上にはp型不純物を含む多結晶シリコン膜64pを形
成する。
【0099】次に多結晶シリコン膜64n、64p上
に、それぞれ、窒素とタングステンとシリコンとを含む
反応防止膜65n、65p、タングステン膜66n,6
6pを順次形成した後、タングステン膜66n,66p
上に、それぞれ、キャップ用絶縁膜としての窒化シリコ
ン(SiN)膜67n,67pを形成する。
【0100】反応防止膜65n、65pの形成方法は第
5の実施例のそれと同じである。また、反応防止膜65
n、65pを形成する際に、多結晶シリコン膜64n,
64pの表面に自然酸化膜が形成されていても、バリア
効果には影響ない。
【0101】次に多結晶シリコン膜64n、反応防止膜
65n、タングステン膜66nおよび窒化シリコン67
nをエッチングして、n型MOSトランジスタのゲート
電極を形成する。
【0102】このとき、多結晶シリコン膜64p、反応
防止膜65p、タングステン膜66pおよび窒化シリコ
ン67pも同時にエッチングして、p型MOSトランジ
スタのゲート電極も形成する。
【0103】次にN2 ガスとH2 ガスとH2 Oガスとの
混合ガスを用い、多結晶シリコン膜64n,65p、p
型ウェル層71、n型ウェル層72のシリコンを選択的
に酸化する。本方法としては、例えば、特開昭60−9
166に開示される方法が用いられる。この結果、ゲー
ト端の酸化膜厚が厚くなり、ゲート端における電界集中
による信頼性の低下を防止できる。
【0104】ここで、本実施例では、反応防止膜65
n,65pとして、最初にゲート電極を構成する金属と
同一の金属の窒化物(金属窒化物)を用いているので、
上記シリコンの選択酸化の際に、反応防止膜65n,6
5pが異常酸化されるのを効果的に防止できる。これは
本願発明者等が見出した新事実でその理由は明確ではな
い。もちろん、上記金属は異なっていても良い。
【0105】なお、上記金属は、望ましくは、後工程の
還元雰囲気中での熱処理で、金属窒化物を金属に還元で
きる材料が良く、本実施例の場合には、上記金属はタン
グステンであり、上記金属窒化物はタングステン窒化物
である。
【0106】タングステン窒化物は、窒素の含有量によ
ってはアモルファス状態になり、本実施例の場合、反応
防止膜65n,65p中の窒素の割合を5〜20%とす
ることにより、アモルファス状態となり、かつ多結晶シ
リコン膜64n,64pとタングステン膜66n,66
pとの反応を効果的に防止できる。
【0107】反応防止膜65n,65pがアモルファス
状態となると、作用の項目で説明したように、その上の
タングステン膜65n,65pの結晶粒が大きくなるの
で、比抵抗が小さくなる。
【0108】次にイオン注入法により、低濃度の浅いソ
ース・ドレイン領域(不純物拡散層)68n,68pを
形成した後、ゲート側壁絶縁膜としての窒化シリコン膜
69n,69pを形成する。これら窒化シリコン膜69
n,69p、および窒化シリコン膜67n,67pによ
り、ゲート電極の側面および上面は保護される。このた
め、タングステン膜66n,66pは、後工程の酸化処
理により、酸化されることはない。
【0109】最後に、イオン注入法により、高濃度の深
いソース・ドレイン領域60n,60pを形成した後、
これらソース・ドレイン領域60n,60p上に金属シ
リサイド61n,61pを形成して、図9に示す構造の
CMOSトランジスタが完成する。
【0110】図10は、本発明の第7の実施例に係るゲ
ート電極の形成方法を示す工程断面図である。まず、図
10(a)に示すように、シリコン基板81上にゲート
絶縁膜としてのシリコン酸化膜82を形成し、このシリ
コン酸化膜82上に導電性不純物を含む厚さ100nm
の多結晶シリコン膜83を形成する。
【0111】次に図10(b)に示すように、多結晶シ
リコン膜83上に、厚さ1〜10nm程度の窒化モリブ
デン膜84、厚さ10nmのモリブデン膜85を順次形
成する。
【0112】具体的には、例えば、Ar:N2 =1:1
の雰囲気でモリブデンターゲットをスパッタし(反応性
スパッタ)、窒化モリブデン膜84を形成した後、N2
を抜きArのみでモリブデンターゲットをスパッタする
ことにより、シリコン基板81を大気にさらさず、同一
真空中でモリブデン膜85を連続形成する。
【0113】次に図10(c)に示すように、水素を含
む還元性雰囲気中で800℃以上、30分間の熱処理を
行ない、窒化モリブデン膜84を、モリブデンとシリコ
ンと窒素とからなる厚さ10nm以下の反応防止膜86
に変える。
【0114】ここで、水素を含む還元性雰囲気中で行な
ったのは、モリブデン膜85の酸化を防止するためであ
る。また、第5の実施例の場合と同様に、容易に設計通
りの反応防止膜86を形成できる。さらに、この反応防
止膜86は導電性であるので、反応防止膜86と多結晶
シリコン膜83とのコンタクト抵抗、および反応防止膜
86とモリブデン膜85とのコンタクト抵抗は小さい。
【0115】最後に、図10(d)に示すように、多結
晶シリコン膜83、反応防止膜86、モリブデン膜85
の積層膜をパターニングして、ゲート電極が完成する。
なお、本実施例を含むこれまで説明した実施例では、反
応防止膜を形成した後に積層膜をパターニングしたが、
積層膜をパターニングした後に反応防止膜を形成しても
良い。
【0116】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、シ
リコン膜/窒素とシリコンとを含む膜/高融点金属膜の
積層膜を電極(配線)に用いた場合において、窒素とシ
リコンとを含む膜の窒素の面密度を8×1014cm-2
満にしているので、コンタクト抵抗が十分に小さくな
り、遅延時間を大幅に改善できるようになる。
【0117】また、本発明によれば、シリコン膜/窒素
とシリコンと高融点金属とを含む第1の導電膜/第2の
導電膜との積層膜を電極(配線)に用いているので、酸
化工程の際に第1の導電膜が異常酸化を起こすのを防止
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るゲート電極の形成
方法を示す工程断面図
【図2】窒化シリコン膜の膜厚とコンタクト抵抗との関
係を示す特性図
【図3】反応防止膜の膜厚とシート抵抗との関係を示す
特性図
【図4】第1の実施例の変形例を示す断面図
【図5】本発明の第2の実施例に係るゲート電極の形成
方法を示す工程断面図
【図6】本発明の第3の実施例に係るMOSFETの構
造を示す素子断面図
【図7】本発明の第4の実施例に係る配線の構造を示す
断面図
【図8】本発明の第5の実施例に係るゲート電極の形成
方法を示す工程断面図
【図9】本発明の第6の実施例に係るCMOSトランジ
スタの構造を示す断面図
【図10】本発明の第7の実施例に係るゲート電極の形
成方法を示す工程断面図
【図11】従来の問題を説明するための図
【図12】従来の問題を説明するための図
【図13】コンタクト抵抗と遅延時間との関係を示す特
性図
【図14】ゲート電極の異常酸化を説明するための図
【符号の説明】
1…シリコン基板、2…シリコン酸化膜、3…多結晶シ
リコン膜、4…窒化タングステン膜、5…タングステン
膜、6…窒化シリコン膜 11…シリコン基板、12…シリコン酸化膜、13…多
結晶シリコン膜、14…窒化シリコン膜、15…タング
ステン膜 21…シリコン基板、22…絶縁膜、23…ゲート酸化
膜、24…多結晶シリコン膜、25…窒化シリコン膜、
26…タングステン膜、27…窒化シリコン膜、28…
不純物拡散層、29…浅い窒化シリコン膜、30…深い
不純物拡散層、31…金属シリサイド 41…シリコン基板、42…絶縁膜、43…不純物拡散
層、44…SiO2 膜、45…コンタクトホール、46
…多結晶シリコン膜、47…窒化シリコン膜、48…タ
ングステン膜 51…シリコン基板、52…絶縁膜、53…多結晶シリ
コン膜、54…窒化タングステン膜、55…タングステ
ン膜、56…反応防止膜 60n,60…深いソース・ドレイン領域、61n,6
1p…金属シリサイド層、62n,62p…絶縁膜、6
3n,63p…ゲート酸化膜、64n,64p…多結晶
シリコン膜、65n,65p…反応防止膜、66n,6
6p…タングステン膜、67n,67p…窒化シリコン
膜、68n,68p…浅いソース・ドレイン領域、69
n,69p…窒化シリコン膜、70…シリコン基板、7
1…p型ウェル層、72n…n型ウェル層、81…シリ
コン基板、82…シリコン酸化膜、83…多結晶シリコ
ン膜、84…窒化モリブデン膜、85…モリブデン膜、
86…反応防止膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中嶋 一明 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 飯島 匡 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (56)参考文献 特開 昭63−204743(JP,A) 特開 平7−30108(JP,A) 特開 昭59−108358(JP,A) 特開 平4−103172(JP,A) 特開 昭60−195975(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3205 H01L 21/321 H01L 21/3213 H01L 21/768 H01L 21/28 - 21/288 H01L 21/44 - 21/445 H01L 29/40 - 29/43 H01L 29/47 H01L 29/872

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン膜と、このシリコン膜上に形成さ
    れ、窒素とシリコンとを含み、前記窒素の面密度が8×
    1014cm-2未満の膜と、この膜上に形成された高融点
    金属膜とが積層してなる電極および配線の少なくとも一
    方を具備してなることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】シリコン膜と、このシリコン膜上に形成さ
    れ、窒素とシリコンとを含み、前記窒素の面密度が8×
    1014cm-2未満の膜と、この膜上に形成され、高融点
    金属と窒素とを含む膜と、この膜上に形成された前記高
    融点金属からなる膜とが積層してなる電極および配線の
    少なくとも一方を具備してなることを特徴とする半導体
    装置。
  3. 【請求項3】前記電極および配線の少なくとも一方は、
    ゲート電極およびゲート配線の少なくとも一方であるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記電極および配線の少なくとも一方はゲ
    ート電極であり、かつ該ゲート電極の上部および側壁に
    設けられた絶縁膜をさらに備えていることを特徴とする
    請求項1に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】前記電極および配線の少なくとも一方はゲ
    ート電極であり、かつ該ゲート電極の上部および側壁に
    設けられたシリコン酸化膜をさらに備えていることを特
    徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】シリコン膜上に金属と窒素とを含む膜を形
    成する工程であって、前記金属として、前記金属からそ
    の窒化物を形成する際に生じるギブスの自由エネルギー
    低下値から、シリコンからその窒化物を形成する際に生
    じるギブスの自由エネルギーの低下値を引いた値が負と
    なるものを用いる前記金属と窒素とを含む膜を形成する
    工程と、 熱処理により、前記金属と窒素とを含む膜を前記金属か
    らなる金属膜に変えるとともに、前記金属膜と前記シリ
    コン膜との界面に、窒素とシリコンとを含む膜を形成し
    て、前記シリコン膜と前記窒素とシリコンとを含む膜と
    前記金属膜との積層膜を含む電極および配線の少なくと
    も一方を形成する工程とを有してなることを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】シリコン膜と、このシリコン膜上に形成さ
    れ、窒素とシリコンと高融点金属とを含むアモルファス
    状の第1の導電膜と、この第1の導電膜上に形成された
    第2の導電膜とが積層してなる電極および配線の少なく
    とも一方を具備してなることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】シリコン膜と、このシリコン膜上に形成さ
    れ、窒素とシリコンと高融点金属とを含む厚さ10nm
    以下の第1の導電膜と、この第1の導電膜上に形成され
    た第2の導電膜とが積層してなる電極および配線の少な
    くとも一方を具備してなることを特徴とする半導体装
    置。
  9. 【請求項9】シリコン膜と、このシリコン膜上に形成さ
    れ、窒素とシリコンと高融点金属とを含むアモルファス
    状の厚さ10nm以下の第1の導電膜と、この第1の導
    電膜上に形成された第2の導電膜とが積層してなる電極
    および配線の少なくとも一方を具備してなることを特徴
    とする半導体装置。
  10. 【請求項10】シリコン膜上に窒素と高融点金属とを含
    む第1の導電膜を形成する工程と、 この第1の導電膜上に第2の導電膜を形成する工程と、 熱処理により、前記第1の導電膜の一部もしくは全部
    を、窒素とシリコンと前記高融点金属とを含む第3の導
    電膜に変えて、前記シリコン膜と前記第1の導電膜と前
    記第3の導電膜との積層膜もしくは前記シリコン膜と前
    記第3の導電膜との積層膜を含む電極および配線の少な
    くとも一方を形成する工程とを有してなることを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
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