JP3347963B2 - 真空回転乾燥機 - Google Patents

真空回転乾燥機

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JP3347963B2 JP33062496A JP33062496A JP3347963B2 JP 3347963 B2 JP3347963 B2 JP 3347963B2 JP 33062496 A JP33062496 A JP 33062496A JP 33062496 A JP33062496 A JP 33062496A JP 3347963 B2 JP3347963 B2 JP 3347963B2
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松本  孝
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微粒子状の固形物
を乾燥するのに好適な真空回転乾燥機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】真空回転乾燥機は、周壁部を二重構造に
して形成したジャケットの内部に温水を通すことにより
加熱できるようにした回転ドラムと、該回転ドラム内を
減圧する減圧装置とを備えていて、乾燥すべき被処理物
を収容した回転ドラム内を減圧しながら乾燥を行なうも
のである。
【0003】真空回転乾燥機では、回転ドラム内を減圧
した状態で乾燥を行なわせるため、この乾燥機を用いる
と、乾燥に要するエネルギの節約と乾燥時間の短縮とを
図ることができる、製品の含水率を極小にすることがで
きる、被処理物から有機物質や溶剤を完全に除去するこ
とができる、空気中の酸素による酸化や発火の危険性を
回避することができる、熱に敏感な被処理物の場合には
低温度での乾燥ができる等の利点が得られる。
【0004】そのため、この種の乾燥機は、酸化による
劣化や、不純物の混入または細菌の付着等による汚損
(コンタミネーション)を防止することが特に必要とさ
れる医薬品の製造分野で多く利用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】医薬品の製造を行う際
には、コンタミネーシヨンを防止するために、製造過程
で極力製品に人手が触れないようにすることが必要であ
り、製品が製造の途中で直接外気に触れることを極力避
ける必要がある。ところが従来の真空回転乾燥機では、
回転ドラム内に乾燥すべき固形物(被処理物)を投入す
る際、及び該ドラム内から乾燥した固形物を搬出する際
に人手を要したため、回転ドラム内への固形物の投入か
ら固形物の搬出までのすべての工程を人手に触れること
なく、かつ外気に直接触れさせることなく行なうことは
できないという問題があった。
【0006】また従来の真空回転乾燥機では、固形物の
投入を行なう際と搬出を行なう際とに人手を要したた
め、乾燥工程を自動化できないという問題があり、製造
設備の自動化を図る上で、乾燥工程がネックになってい
た。
【0007】本発明の目的は、回転ドラム内への固形物
の投入から固形物の搬出までのすべての工程を人手を借
りることなく行なわせることができるようにした真空回
転乾燥機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、微粒子状の固
形物を乾燥する真空回転乾燥機に係わるもので、本発明
においては、回転中心となる中心軸線が垂直面内で水平
方向に対してなす傾斜角を変化させることができるよう
に支持された回転ドラムと、回転ドラムの中心軸線の傾
斜角を調整するドラム傾斜角調整装置と、回転ドラムを
回転駆動するドラム回転駆動装置と、回転ドラムの軸線
方向の一端の中心部を気密にかつ該回転ドラムの回転を
許容する状態で貫通して該回転ドラム内に一端が挿入さ
れたガス流通管と、回転ドラム内のガスを吸引して該回
転ドラム内を減圧する減圧装置と、ガス流通管を減圧装
置につながる配管と大気圧空間とに切換接続するガス流
路切換装置と、回転ドラムの回転を許容した状態で該回
転ドラムの軸線方向の他端側から該回転ドラム内に挿入
された直管部と該直管部の回転ドラム内に位置する部分
から回転ドラムの周壁部側に延びるように設けられて直
管部に連通させられた旋回部とを有する固形物給排管
と、固形物給排管の直管部を回転させることにより旋回
部を回転ドラム内で旋回させる給排管駆動装置と、固形
物給排管の直管部を乾燥すべき固形物の供給源につなが
る配管と乾燥した固形物を吸引して搬送する固形物吸引
搬送装置につながる配管とに切換接続する給排切換装置
と、回転ドラム内の固形物を乾燥する際に該回転ドラム
を加熱するドラム加熱装置と、回転ドラムの中心軸線の
傾斜角を変化させるドラム傾斜角調整装置とが設けら
れ、上記固形物給排管の旋回部は、回転ドラムの軸線方
向の他端側の端部壁と該回転ドラムの下部との間の隅部
に該旋回部の先端が近接した状態になる最終吸引位置と
該最終吸引位置から退避した状態になる退避位置との間
を旋回し得るように設けられる。
【0009】通常の使い方をする場合、上記ガス流路切
換装置、給排切換装置、給排管駆動装置及びドラム傾斜
角調整装置は下記のように動作する。
【0010】即ち、ガス流路切換装置は、回転ドラム内
に乾燥すべき固形物を供給する際及び該回転ドラム内の
固形物を乾燥する際にガス流通管の他端を減圧装置につ
ながる配管に接続し、回転ドラム内の固形物を搬出する
際にガス流通管の他端を大気圧空間に接続する。
【0011】また給排切換装置は、回転ドラム内に乾燥
すべき固形物を供給する際に固形物給排管の直管部の他
端を乾燥すべき固形物の供給源につながる配管に接続
し、回転ドラム内の固形物を乾燥する際に直管部の他端
を閉鎖し、回転ドラム内の固形物を搬出する際には直管
部の他端を固形物吸引搬送装置につながる配管接続す
る。
【0012】更に給排管駆動装置は、回転ドラム内に固
形物を供給する際に固形物給排管の旋回部を退避位置に
位置させ、回転ドラム内の固形物を搬出する際に固形物
給排管の旋回部の先端を固形物中に進入させつつ最終吸
引位置まで旋回させる。
【0013】またドラム傾斜角調整装置は、回転ドラム
内に固形物を供給する際に回転ドラムの他端を一端より
も高くし、回転ドラム内の固形物を搬出する際に回転ド
ラムの一端を他端よりも低くするように回転ドラムの中
心軸線の傾斜角を変化させる。
【0014】上記のように構成すると、固形物給排管の
直管部を乾燥すべき固形物の供給源につながる配管に接
続し、ガス流通管を減圧装置につながる配管に接続した
状態で、回転ドラム内を減圧することにより、人手を借
りることなく、かつ固形物を外気に触れさせることな
く、固形物の供給源から所定の配管と固形物給排管とを
通して回転ドラム内に固形物を供給することができる。
【0015】また回転ドラム内の固形物の量が規定量に
達したときに固形物給排管の直管部の他端を閉じ、ガス
流通管を減圧装置に接続した状態で回転ドラムを回転さ
せるとともに、減圧装置による回転ドラム内の減圧と、
ドラム加熱装置による回転ドラムの加熱とを行わせるこ
とにより、回転ドラム内の固形物を乾燥させることがで
きる。
【0016】このように、減圧下で乾燥を行なうと、回
転ドラムの温度を比較的低く抑えても固形物の含水率を
十分に低くすることができるため、乾燥に要する熱エネ
ルギを節約することができる。
【0017】また回転ドラム内を減圧しながら乾燥を行
なうと、固形物が酸化したり、酸化反応に伴う発熱によ
り発火したりするのを防ぐことができる。更に、固形物
に有機溶剤が含まれている場合には、それを完全に除去
することができる。
【0018】固形物の乾燥処理が終了したときには、固
形物給排管の直管部及びガス流通管をそれぞれ固形物吸
引搬送装置及び大気圧のガス空間に接続するとともに回
転ドラムの他端を一端よりも低くするように回転ドラム
の中心軸線の傾斜角を変化させた状態で、固形物給排管
の旋回部を最終吸引位置に向けて旋回させつつ固形物吸
引搬送装置を動作させることにより、回転ドラム内から
固形物を吸引搬出して製品タンク内に搬送することがで
きる。このように、回転ドラムから乾燥した固形物を搬
出する際に、回転ドラムを傾斜させると、乾燥してさら
さらの状態になった結晶状または粉末状の固形物を回転
ドラムの最下部側に集めて固形物給排管の旋回部の先端
から吸引して搬出することができるため、回転ドラム内
の固形物のほとんど全てを搬出することができる。した
がって、人手を使って回転ドラム内に残留している固形
物を搬出する等の作業を行なうことなく、次の乾燥処理
に移行することができる。
【0019】上記のように、本発明によれば、回転ドラ
ム内への固形物の投入と、回転ドラムからの乾燥した固
形物の搬出とを、人手を介することなく行うことができ
るため、固形物の乾燥処理の全工程を容易に自動化する
ことができる。また回転ドラムへの固形物の投入から搬
出までの全工程を人手に触れることなく、また外気に直
接触れることなく行わせることができるため、固形物を
乾燥する際に該固形物が劣化したり、不純物の混入や細
菌の付着等により固形物が汚染されたりするのを防ぐこ
とができる。
【0020】上記固形物給排管の取り付けを容易にする
ため、回転ドラムの軸線方向の他端の中心部に該回転ド
ラムの回転を許容する状態で給排管支持部材を結合し
て、該給排管支持部材に固形物給排管を取り付ける構造
にするのが好ましい。この場合、固形物給排管は、回転
ドラムの中心軸線から偏心した位置で給排管支持部材を
回転自在に貫通して一端が回転ドラム内に挿入された直
管部と該直管部の回転ドラム内に位置する一端から回転
ドラムの周壁部側に延びるように設けられて直管部に連
通させられた旋回部とを有する管により構成するのが好
ましい。
【0021】上記のように、固形物給排管の直管部が回
転ドラムの中心軸線から偏心した位置で給排管支持部材
を貫通するようにしておくと、旋回部を退避位置に位置
させた状態で該旋回部の先端と回転ドラムの内周との間
に大きな隙間を形成することができるため、固形物給排
管を通して回転ドラム内に固形物を供給する際に、固形
物給排管からの固形物の流出を容易に行わせることがで
きる。また固形物給排管を最終吸引位置に位置させた状
態では、該給排管の先端を回転ドラムの最下部の内周に
近接させることができるため、回転ドラム内に固形物を
ほとんど残留させることなく、回転ドラム内の固形物を
回収することができる。
【0022】本発明において、固液分離処理から固形物
の乾燥及び搬出までの全ての工程を自動的に行わせるよ
うに、上記ドラム回転駆動装置と、給排切換装置と、ガ
ス流路切換装置と、減圧装置と、固形物吸引搬送装置
と、ドラム傾斜角調整装置と、給排管駆動装置と、ドラ
ム加熱装置とを制御する制御装置を更に設けるのが望ま
しい。
【0023】この制御装置は、例えば、固形物給排管の
直管部の他端及びガス流通管の他端をそれぞれ固形物の
供給源につながる配管及び減圧装置につながる配管に接
続した状態で、かつ回転ドラムの前記他端を一端よりも
高くした状態で回転ドラム内を減圧することにより固形
物の供給源から固形物給排管を通して回転ドラム内に乾
燥すべき固形物を供給する固形物供給動作と、所定回数
の固形物供給動作が終了して回転ドラム内の固形物の量
が規定量に達したときに固形物給排管の直管部の他端を
閉じ、ガス流通管の他端を減圧装置に接続した状態で回
転ドラムを回転させるとともに、減圧装置による回転ド
ラム内の減圧とドラム加熱装置による回転ドラムの加熱
とを行わせて回転ドラム内の固形物を乾燥させる乾燥処
理動作と、乾燥処理動作が終了したときに固形物給排管
の直管部の他端及び前記ガス流通管の他端をそれぞれ固
形物吸引搬送装置につながる配管及び大気圧のガス空間
に接続するとともに回転ドラムの前記他端を一端よりも
低くするように回転ドラムの中心軸線の傾斜角を変化さ
せた状態で給排管の旋回部を最終吸引位置に向けて旋回
させつつ固形物吸引装置により回転ドラム内の固形物を
吸引搬出する吸引搬出動作とを行わせるように、ドラム
回転駆動装置と、給排切換装置と、ガス流路切換装置
と、減圧装置と、固形物吸引搬送装置と、ドラム傾斜角
調整装置と、給排管駆動装置と、ドラム加熱装置とを制
御するように構成される。
【0024】上記のような制御装置を設けると、固液分
離処理から固形物の乾燥及び搬出までの全ての工程を自
動的に行わせることができるため、結晶の製造を能率よ
く行わせることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる真空回転乾
燥機を遠心ろ過装置と組み合わせて用いる場合を例にと
って、本発明に係わる真空回転乾燥機の構成例を説明す
る。
【0026】図1は本発明に係わる真空回転乾燥機を遠
心ろ過装置と組み合わせることによりろ過乾燥装置を構
成した例を示したもので、同図において、1は原液を固
形物と液分とに分離する固液分離処理を行う遠心ろ過装
置、2は遠心ろ過装置1に原液を供給する原液供給源、
3は遠心ろ過装置1より得られた固形物を乾燥する本発
明に係わる真空回転乾燥機、4は真空回転乾燥機3によ
り乾燥された固形物を溜める製品タンク、5は製品タン
ク4の上部に取り付けられたサイクロンセパレータ、6
はサイクロンセパレータ5の排気口5bにフィルタ7を
介して接続された真空ポンプ、8はコンピュータを用い
て所定のシーケンスで真空回転乾燥機の各部を動作させ
るように制御する制御装置である。製品タンク4の下部
にはロータリバルブ4aが取り付けられている。なお9
は製品タンク4からロータリバルブ4aを通して流出す
る固形物を次のステーションに運搬する運搬手段であ
る。
【0027】遠心ろ過装置1は、密閉されたケーシング
10と、ケーシング10内に配置されて、軸受装置11
によりケーシングに対して回転自在に支持された回転軸
12に取り付けられたバスケット13と、バスット13
を回転駆動する回転駆動装置14と、バスケット13内
に原液を供給する原液供給パイプ15と、バスケット1
3の内周に形成された固形物を掻き取る固形物掻取装置
16と、固形物掻取装置16により掻き取られてバスケ
ット13の底部に落下した固形物を吸引して排出する固
形物排出管17とを備えている。
【0028】ケーシング10は円筒状に形成された周壁
部を有するケーシング本体10aと、該本体の上端の開
口部を閉じる蓋10bとを有していて、ケーシング本体
10aはショックアブソーバを備えた支持装置18を介
して設置ベース上に支持されている。ケーシング10の
周壁部の下部には、バスケットの回転により分離された
液分を排出するための排液口10cが設けられていて、
該排液口10cにはバルブ19を介して排液管20が接
続されている。
【0029】バスケット13は、円筒状の周壁部13a
と、該周壁部13aの軸線方向の一端側を閉じる底壁部
13bと、周壁部13aの軸線方向の他端から径方向の
内側に突出するように設けられた円環状の端板13cと
を有する籠形のもので、底壁部13bの中央部に形成さ
れたボス部13dに、該バスケットと同軸的に配置され
た回転軸12が取り付けられ、回転軸12が軸受装置1
1によりケーシング10に対して回転自在に支持されて
いる。回転軸12の下端はバスケット回転駆動装置14
の出力軸に連結され、該回転駆動装置14により、バス
ケット13が回転駆動される。バスケット回転駆動装置
14としては、インバータ制御される電動機や、油圧モ
ータなどが用いられる。バスケット13の底壁部13b
には、ボス部13dの基部を取り囲む円環状の溝部13
eが形成されている。バスケット13の周壁部13aに
は多数の透過孔が形成され、該周壁部13aの内周にフ
ィルタが配置される。フィルタとしては、布製のもの
や、円筒状に成形された金網の内周に多孔板を配置した
ものなどが用いられる。
【0030】原液供給パイプ15は、ケーシング10の
蓋10bを貫通してバスケット13内に挿入されてい
る。原液供給パイプ15のケーシング外に位置する端部
は配管21と電磁バルブ22とを通して原液供給源2の
原液流出口に接続されている。原液供給源2は、原液
(スラリ)を収容したタンクやリアクタ(反応容器)な
どからなっている。
【0031】固形物掻取装置16は、バスケット13の
軸線方向に延びる軸16aに取り付けられてバスケット
13内に挿入された掻取刃16bと、油圧シリンダ等を
駆動源として掻取刃16bのバスケットの軸線方向への
移動と軸16aを中心とした回動とを行わせるように掻
取刃が取り付けられた軸16aを駆動する駆動機構16
cとを備えた公知のものである。
【0032】固形物排出管17は、ケーシング10の蓋
10bを貫通してバスケット13内に挿入されている。
この固形物排出管は上下動可能に設けられていて、バス
ケット内から固形物を排出する際に、その下端が溝部1
3e内に挿入される。
【0033】上記の遠心ろ過装置1において、原液の固
液分離処理を行う際には、回転駆動装置14を起動して
バスケット13を回転させ、電磁バルブ22を開いて原
液供給源2から配管21と原液供給パイプ15とを通し
てバスケット内に原液を供給する。バスケット13内に
供給された原液はバスケットの周壁部13bの内周に液
層を形成する。原液はバスケットの回転に伴って生じる
遠心力により固形物と液分とに分離され、液分はバスケ
ットの内周に配置されたフィルタとバスケットの周壁部
13aに形成された透過孔とを通してバスケット13と
ケーシング10との間の空間に排出される。これにより
バスケットの内周に固形物(結晶)が層をなして形成さ
れていく。形成された固形物の層が所定の厚さに達した
ときに給液工程を終了させ、バスケットの回転速度を所
定の値に保って液分を離脱させる脱液工程を行わせる。
脱液工程が終了した後、バスケット内に洗浄液を供給し
て固形物を洗浄する洗浄工程を行わせ、次いで脱水工程
を行わせた後、回転駆動装置に制動をかけてバスケット
を減速させる。
【0034】上記給液工程、脱液工程、洗浄工程及び脱
水工程により、固液分離工程が構成される。固液分離工
程が終了した後、バスケットを低速回転させ、固形物排
出管17に吸引力を作用させた状態で、バスケットの上
端部側に配置された掻取刃16bをバスケットの内周に
形成されている固形物中に進入させて該固形物を掻き取
り、掻き取った固形物をバスケットの底部側に落下させ
る。落下した固形物は、固形物排出管17により吸引し
て外部に排出する。掻取刃16bは固形物の掻取動作の
進行に伴ってバスケットの底部側に下降させる。掻取刃
16bがバスケットの底部に達したところで該掻取刃を
旋回させてバスケットの底部上に残存している固形物を
溝部13e内に落下させる。
【0035】上記の遠心ろ過装置においては、バスケッ
トの内周から掻き取った固形物をバスケットの底部に形
成された溝部13e内に集めて該溝部内の固形物を固形
物排出管17により吸引して外部に排出するので、密閉
されたケーシング10内にバスケット13を配置したま
まの状態で、バスケット内に形成された固形物のほとん
どすべてを外部に取り出すことができ、固形物の回収率
を高めることができる。なお、上記の形式の遠心ろ過装
置については、特公昭60−28553号公報や特公昭
62−44982号公報に詳細に説明されている。
【0036】本発明に係わる真空回転乾燥機3は、図2
及び図3に示したように構成されている。図2及び図3
において、21は設置ベース、22は一定の角度だけ回
動し得るようにして(揺動し得るようにして)設置ベー
ス21上に支持された支持フレーム、23は支持フレー
ム22に回転自在に支持された回転ドラムである。
【0037】図示の例では、設置ベース21の長手方向
の中央部よりも前端部(図2において左端部)寄りの位
置に位置させた状態で設置ベースの幅方向の両端にブラ
ケット24,24が固定され、支持フレーム22の下部
に取り付けられたブラケット25,25がそれぞれ中心
軸線を共有した状態で水平方向に延びるピン26,26
を介してブラケット25,25に連結されている。
【0038】支持フレーム22は、全体が直方体状をな
す枠形の本体部分22aと、該本体部分22aの前端部
の下部から前方に突出するように設けられた張出部22
bとを有し、本体部分22aの後端部側の上部及び張出
部22bの先端部付近にそれぞれ支持フレームの長手方
向に相対する支柱22c及び22dが固定されている。
【0039】支持フレーム22は、ピン26を中心にし
て、その前端部(張出部22bの先端部)22Aが設置
ベース21に当接した状態になる第1の位置と、その後
端部22Bが設置ベース21に当接した状態になる第2
の位置との間を5度〜10度の角度範囲に亘って回動す
ることができるようになっている。
【0040】支持フレーム22を回動させるため、設置
ベース21の後端部(図2において右端部)に油圧シリ
ンダ27がピン28を介して回動自在に支持され、油圧
シリンダ27のピストンロッド27aが支柱22cに固
定されたブラケット29にピン30を介して結合されて
いる。
【0041】油圧シリンダ27を制御するため、該油圧
シリンダ27に供給する圧力油の流れの方向を切り替え
る方向切替バルブと該圧力油の流量を調節する流量調節
バルブとを備えたコントローラ70(図1参照)が設け
られている。
【0042】支持フレーム22は、油圧シリンダ27の
ピストンロッド27aが伸長したときに、ピン26を中
心にして、その前端部(張出部22bの先端部)22A
が設置ベース21に当接した状態になる第1の位置まで
回動し、ピストンロッド2が後退させられたときに、支
持フレーム22の後端部22Bが設置ベース21に当接
した状態になる第2の位置まで回動する。
【0043】支柱22cの上端には回転ドラム23の一
端を回転自在に支持する軸受装置31が固定されてい
る。軸受装置31は円筒状のベアリングケース31aと
該ベアリングケース内に取り付けられた球軸受またはロ
ーラ軸受31bとからなっている。
【0044】回転ドラム23は、円筒状に形成されたド
ラム本体23aと、該ドラム本体23aの軸線方向の一
端側を閉じるように設けられた底壁部23bの中心部に
該ドラム本体と軸線を共有した状態で取り付けられた中
空軸23cと、ドラム本体23aの軸線方向の他端を閉
じる蓋23dとを有していて、中空軸23cは軸受装置
31により回転自在に支持されている。蓋23dは蝶番
23eによりドラム本体23aに開閉可能に取り付けら
れ、回転ドラム23内を清掃する際に該蓋23dが開か
れるようになっている。蓋23dの中心部には孔23e1
が形成され、該孔23e1の周縁部には、ドラム本体23
aと軸線を共有する円筒状のボス部23fが溶接されて
いる。
【0045】回転ドラム23の容積は、遠心ろ過装置1
による複数回の固液分離処理により形成された固形物を
処理するために必要な大きさに設定されている。真空回
転乾燥機において、一度に乾燥する固形物の量(容積)
は、回転ドラム23の内容積の1/4程度に制限するの
が好ましい。したがって、真空回転乾燥機を遠心ろ過装
置と組み合わせて用いる場合には、回転ドラム23の内
容積のほぼ1/4が、遠心ろ過装置1による複数回の
(例えば1ロットの)固液分離処理により形成される固
形物の容積に等しくなるように設定しておくのが好まし
い。
【0046】回転ドラム23の軸線方向の他端寄りの外
周部には周方向に連続して延びるドラム支持リング23
gが嵌合固定されている。支持フレーム22の本体22
aの前端部寄りの上部には、1対の支持ローラ32,3
2が支持フレームの幅方向に所定の間隔をあけた状態で
取り付けられ、これらの支持ローラの上にドラム支持リ
ング23gが載せられて、回転ドラム23の軸線方向の
他端側が回転自在に支持されている。
【0047】この例では、油圧シリンダ27と、コント
ローラ70とにより、支持フレーム22の傾きを調整し
て回転ドラム23の中心軸線の傾斜角を変化させるドラ
ム傾斜角調整装置が構成されている。
【0048】回転ドラムの蓋23dに取り付けられたボ
ス23fの内側に回転ドラム23と中心軸線が一致する
円柱状の給排管支持部材33が挿入され、給排管支持部
材33とボス23fとの間には気密保持構造の軸受34
が配置されている。給排管支持部材33は支柱22dの
上端に固定されている。すなわち、給排管支持部材33
は、回転ドラム23と軸線を共有するように設けられ
て、回転ドラムの軸線方向の他端の中心部に、該回転ド
ラムの回転を許容する状態で結合されている。
【0049】図示の例では、回転ドラム本体23aの周
壁部を二重構造とすることによりジャケットが構成さ
れ、該ジャケットの内側の空間が隔壁により適宜に仕切
られて、回転ドラム本体23aの外周をその一端側から
他端側にめぐって再び一端側に戻る加熱流体流路23h
が形成されている。また加熱流体流路23hの流入口及
び流出口にそれぞれ加熱流体導入管23i及び加熱流体
導出管23jの一端が接続され、加熱流体導入管23i
の他端及び加熱流体導出管23jの他端はそれぞれ中空
軸23c内に設けられた別々の流路と、該中空軸23c
のドラム本体と反対側の端部に接続されたロータリジョ
イント40内に設けられた流路とを通して該ロータリジ
ョイントの加熱流体流入口41及び加熱流体流出口42
に接続されている。
【0050】ロータリジョイント40は加熱流体流入口
41と導入管23iとの間での加熱流体の受け渡しと、
加熱流体導出管23jと流出口42との間での加熱流体
の受け渡しとを、中空軸23cの回転を許容した状態で
行うもので、このロータリジョイントは適宜の手段によ
り支持フレーム22に対して固定されている。ロータリ
ジョイントの加熱流体流入口41は図示しない電磁バル
ブと所定の配管とを通して温水供給用のボイラに接続さ
れ、加熱流体流出口42は図示しない配管を通してボイ
ラに水を供給する貯水タンクに接続されている。加熱流
体流入口41に流入する温水を制御する電磁バルブは制
御装置8により制御される。
【0051】なお温水入口と温水出口とをロータリジョ
イントを介して回転ドラムの外周に形成された加熱流体
流路に接続する構造は、従来の真空回転乾燥機において
採用されていたものと同様である。ロータリジョイント
40と回転ドラム23の外周部に形成された加熱流体流
路23hと、該加熱流体流路に温水を供給する図示しな
いボイラとにより、回転ドラム23を加熱するドラム加
熱装置が構成されている。
【0052】中空軸23cにはプーリ35が取り付けら
れ、支持フレーム22の本体22a内に取り付けられた
減速機付き電動機36の出力軸に取り付けられたプーリ
37とプーリ35とにベルト38が掛け渡されている。
この例では、電動機36とプーリ35及び37とベルト
38とにより、回転ドラム23を回転駆動するドラム回
転駆動装置39が構成されている。
【0053】回転ドラム23の底壁部23bの中央部に
はボス部23kが設けられ、該ボス部23kの内側に軸
受45が取り付けられている。ロータリジョイント40
の軸心部に設けられた孔と回転ドラム23の一端側に設
けられた中空軸23c内と軸受45の内輪とを貫通させ
て、ガス流通管46が挿入されている。
【0054】ガス流通管46の各部のうち、ロータリジ
ョイントの軸心部の孔内、中空軸23c内及び軸受45
の内輪をそれぞれ貫通する部分は中空軸23cと同軸的
に延びる直管部となっていて、該直管部は適宜の手段に
より支持フレーム22に対して固定されている。ガス流
通管46の直管部と軸受45との間及び該直管部とロー
タリジョイント40の軸心部の孔との間にはそれぞれ回
転ドラム内の気密を保持するためのシール手段が設けら
れている。
【0055】ガス流通管46の回転ドラム内に位置する
一端は斜め上方を向くように折り曲げられ、ガス流通管
の折り曲げられた端部に固形物通過阻止用フィルタ47
が取り付けられている。ガス流通管46の他端は電磁バ
ルブ48及び49からなるガス流路切換装置を通して大
気圧のガス空間と減圧装置とに接続される。電磁バルブ
48は第1ないし第3のポート48a,48b及び48
cを有していて、制御装置8から与えられる制御信号に
応じて、第1のポート48aを第2のポート48b及び
第2のポート48cに切換接続する。電磁バルブ48の
第1のポート48aはガス流通管46の他端に可撓性を
有する中継管50を介して接続され、第2のポート48
bはエアフィルタ51を通して大気圧空間に開放されて
いる。
【0056】電磁バルブ49も第1ないし第3のポート
49a,49b及び49cを有していて、制御装置8か
ら与えられる制御信号に応じて、第1のポート49aを
第2のポート49b及び第2のポート49cに切換接続
する。電磁バルブ49の第1のポート49aは電磁バル
ブ48の第3のポート48cに接続され、第2のポート
49bは図1に示したようにコンデンサ52を通して減
圧装置53に接続されている。また電磁バルブ49の第
3のポート49cは図示しない圧縮空気供給源54に接
続されている。電磁バルブ48及び49は、支持フレー
ム22と別に設けられた適宜の支持手段により支持され
ている。
【0057】コンデンサ52は、回転ドラム内の空気に
含まれる液分を除去するためのもので、電磁バルブ49
の第2のポート49bと減圧装置53のガス吸い込み口
とに所定の配管を介して接続された容器52aと、該容
器52a内に配置された冷却パイプ52bとを有してい
て、冷却パイプ52bの流入口52b1は図示しない冷却
水タンクに接続されている。また冷却パイプ52bの流
出口52b2は図示しない冷却器を通して冷却水タンクに
接続され、冷却水タンク−冷却パイプ52b−冷却器−
冷却水タンクの経路で冷却水が循環させられて、冷却パ
イプ52bが冷却されるようになっている。コンデンサ
の容器52aにはまた、該容器52a内で生じた液体を
溜めるためのタンク55が接続されている。
【0058】減圧装置53は回転ドラム23内のガスを
吸引して該回転ドラム内を減圧する装置で、図示の例で
はこの減圧装置として真空ポンプが用いられている。
【0059】回転ドラム23の軸線方向の他端側には、
給排管支持部材33を貫通させた状態で固形物給排管5
6が取り付けられている。図示の固形物給排管56はほ
ぼL字形に形成されていて、回転ドラム23の中心軸線
から水平方向に5〜10[cm]偏心した位置で給排管支
持部材33を回転自在に貫通した直管部56aと該直管
部の回転ドラム23内に位置する端部から回転ドラムの
周壁部側に延びるように形成された旋回部56bとを有
し、直管部56aの他端はロータリジョイント57と可
撓性を有する中継管73とを介して電磁バルブ58に接
続されている。固形物給排管56の旋回部56bは、そ
の先端の開口部が図3に示したように回転ドラム23の
周壁部の下部と該回転ドラムの軸線方向の他端側の端部
壁(図示の例では蓋23d)との間に形成される隅部で
該回転ドラムの周壁部の内面に近接した状態になる最終
吸引位置と該最終吸引位置から退避した状態になる退避
位置との間を旋回し得るように設けられている。旋回部
56bの退避位置は例えば、図5(A)に示すように最
終吸引位置から90度旋回した位置である。この例で
は、固形物給排管56の直管部56aが回転ドラム23
の中心軸線から水平方向に5〜10[cm]偏心した位置
にあるため、旋回部56bが図5(A)に示した退避位
置にあるときには、旋回部56bの先端と回転ドラム2
3の内面との間に5〜10[cm]の間隙Gが形成され
る。
【0060】直管部56aの他端付近にはレバー59が
取り付けられ、レバー59に油圧シリンダ61のピスト
ンロッド61aがピンを介して連結されている。油圧シ
リンダ61は支持フレーム22の張出部22bの先端に
取り付けられた支持金具62にピン63を介して回動自
在に連結されている。
【0061】油圧シリンダ61を制御するため、該油圧
シリンダ61に供給する圧力油の流れの方向を切り替え
る方向切替バルブと該圧力油の流量を調節する流量調節
バルブとを備えたコントローラ71(図1参照)が設け
られ、油圧シリンダ61とコントローラ71とにより、
固形物給排管56の直管部56aを回転させることによ
り旋回部56bを回転ドラム内で旋回させる給排管駆動
装置が構成されている。
【0062】電磁バルブ58は、第1ないし第3のポー
ト58a,58b及び58cを有していて、制御装置8
から与えられる制御信号に応じて、第1のポート58a
を第2のポート58b及び第3のポート58cに切換接
続する切換動作と、固形物給排管56の直管部56aの
他端を閉鎖する閉止動作とを行なう。電磁バルブ58の
第1のポート58aは可撓性を有する中継管73とロー
タリジョイント57とを介して固形物給排管56の直管
部56aの他端に接続されている。また電磁バルブ58
の第2のポート58bは図1に示した配管59を介して
遠心ろ過装置1の固形物排出管17に接続され、該電磁
バルブ58の第3のポート58cは配管65を介してサ
イクロンセパレータ5の混合流体導入口5aに接続され
ている。
【0063】サイクロンセパレータ5は、集塵機などに
おいて、ガスと微粒子状(粉末状または結晶状)の固形
物との混合流体をガスと固形物とに分離するために広く
用いられているもので、図4にも示したように、上端が
閉じ、下部に円錐部を有して該円錐部の下端が製品タン
ク4内に開口させられた外筒501と外筒501の中心
部に外筒と同心的に配置されて上端が外筒501の上端
よりも上方に突出するように設けられた内筒502と、
外筒501の外周の一部に沿うように配置された混合流
体導入ダクト503とを備えている。混合流体導入ダク
ト503は、外筒501の接線方向に伸びていて一端が
混合流体導入口5aとなっている直管部503aと、該
直管部の他端に一端が連続し、外筒503aの外周の一
部を取り巻くように設けられて他端が外筒501内に連
通させられた湾曲部503bとを有しており、湾曲部5
03bは外筒501の外周に収束するサイクロイド曲線
に沿って伸びるように設けられている。内筒502の下
端は製品タンク4側に開口させられ、上端は排気口5b
として所定の配管66を介してフィルタ7に接続されて
いる。
【0064】このサイクロンセパレータ5においては、
排気孔5bを通して内筒502内のガスが吸引されたと
きに混合流体導入口5aから導入ダクト503を通して
微粒子状の固形物とガス(通常は空気)との混合流体を
外筒501内に引き込む。外筒内に引き込まれた混合流
体は、外筒501と内筒502との間の空間で旋回流を
形成し、該旋回流の回転に伴って生じる遠心力により混
合流体中の固形物とガスとが分離される。分離された微
粒子状の固形物は外筒501の内面を伝わって製品タン
ク4内に落下し、ガスは内筒502内を通して排出され
る。フィルタ7はサイクロンセパレータ5により分離さ
れずに排気口5bから流出した微粒子状の固形物が真空
ポンプ6に流れ込むのを阻止するために設けられてい
る。
【0065】この例では、サイクロンセパレータ5と、
フィルタ7と、真空ポンプ6とにより、回転ドラム23
内の固形物を吸引して製品タンク4内に搬送する固形物
吸引搬送装置72が構成されている。
【0066】また、電磁バルブ58により、固形物給排
管の直管部56aの他端を遠心ろ過装置1の固形物排出
管17につながる配管59と固形物吸引搬送装置72に
つながる配管65とに切り換え接続する切換動作と該固
形物給排管の直管部の他端を閉じる閉止動作とを行う給
排切換装置が構成されている。
【0067】図1に示した装置において、油圧シリンダ
27及び61をそれぞれ制御するコントローラ70及び
71にそれぞれ設けられた方向切換バルブや流量調節バ
ルブは電気的に制御されるようになっていて、これらの
バルブを制御するための制御信号が、制御装置8からコ
ントローラ70及び71に与えられている。
【0068】上記の例では、水平方向に延びる回動中心
軸(ピン26)を中心に回動し得るように支持された支
持フレーム22と、支持フレーム22に回転自在に支持
されていて、支持フレーム22の回動に伴って回転中心
となる中心軸線が垂直面内で水平方向に対してなす傾斜
角が変化させられる回転ドラム23と、油圧シリンダ2
7を駆動源として回転ドラム23の中心軸線の傾斜角を
変化させるように支持フレーム22を回動させるドラム
傾斜角調整装置と、電動機36を駆動源として回転ドラ
ム23を回転駆動するドラム回転駆動装置と、回転ドラ
ム23の軸線方向の一端の中心部を気密にかつ該回転ド
ラムの回転を許容する状態で貫通して該回転ドラム内に
挿入されたガス流通管46と、ガス流通管46の回転ド
ラム23内に位置する一端に取り付けられた固形物通過
阻止用フィルタ47と、ガス流通管46を通して回転ド
ラム23内のガスを吸引して該回転ドラム内を減圧する
減圧装置53と、ガス流通管46の他端を減圧装置53
と大気圧のガス空間とに切換え接続するガス流路切換装
置(電磁バルブ48,49)と、回転ドラム23と中心
軸線を共有するように設けられて回転ドラムの軸線方向
の他端の中心部に該回転ドラムの回転を許容する状態で
結合された給排管支持部材33と、回転ドラム23の中
心軸線から偏心した位置で給排管支持部材33を回転自
在に貫通した直管部56aと該直管部の回転ドラム内に
位置する一端から回転ドラムの周壁部側に延びていて直
管部56aに連通させられた旋回部56bとを有する固
形物給排管56と、油圧シリンダ61を駆動源として固
形物給排管56の直管部56aを回転させることにより
旋回部56bを回転ドラム内で旋回させる給排管駆動装
置と、回転ドラム内の固形物を吸引して製品タンク4に
搬送する固形物吸引搬送装置72と、固形物給排管56
の直管部56aの他端を遠心ろ過装置の固形物排出管に
つながる配管59と固形物吸引搬送装置72につながる
配管65とに切換え接続する切換動作と該固形物給排管
の直管部56aの他端を閉じる閉止動作とを行う給排切
換装置(電磁バルブ58)と、回転ドラム23の外周部
内に形成された加熱流体流路23hと回転ドラムの回転
を許容する状態で加熱流体流路23hに接続されて該加
熱流体流路23hを加熱流体供給源に接続するロータリ
ジョイント40とにより構成されたドラム加熱装置と、
ドラム回転駆動装置39、給排切換装置、ガス流路切換
装置、減圧装置53、固形物吸引搬送装置72、ドラム
傾斜角調整装置、給排管駆動装置、及びドラム加熱装置
を制御する制御装置8とにより、真空回転乾燥機3が構
成されている。
【0069】回転ドラム23は、遠心ろ過装置1による
複数回の固液分離処理により形成された固形物を収容し
得る容積を有するように形成されている。
【0070】制御装置8は例えば、遠心ろ過装置1のバ
スケット13内から固形物の排出を行う際に回転ドラム
の軸線方向の他端を一端よりも高くするように回転ドラ
ムの中心軸線を傾斜させた状態で、かつ固形物給排管5
6の直管部56aの他端及びガス流通管46の他端をそ
れぞれ遠心ろ過装置の固形物排出管につながる配管59
及び減圧装置53につながる配管に接続した状態で回転
ドラム23内を減圧することにより遠心ろ過装置のバス
ケット13内の固形物を固形物排出管17と給排切換装
置と固形物給排管56とを通して吸引して回転ドラム2
3内に供給する固形物供給動作と、所定回数の固形物供
給動作が終了して回転ドラム23内の固形物の量が規定
量に達したときに固形物給排管56の直管部56aの他
端を閉じ、ガス流通管46の他端を減圧装置53に接続
した状態で回転ドラム23を回転させるとともに、減圧
装置による回転ドラム23内の減圧とドラム加熱装置に
よる回転ドラム23の加熱とを行わせて回転ドラム内の
固形物を乾燥させる乾燥処理動作と、固形物給排管56
の直管部の他端56a及びガス流通管46の他端をそれ
ぞれ固形物吸引搬送装置72及び大気圧のガス空間に接
続するとともに回転ドラムの軸線方向の他端を一端より
も低くするように回転ドラムの中心軸線を傾斜させた状
態で固形物給排管56の旋回部56bを最終吸引位置に
向けて旋回させつつ固形物吸引搬送装置72により回転
ドラム23内の固形物を吸引搬出する吸引搬出動作とを
行わせるように、ドラム回転駆動装置36と、給排切換
装置と、ガス流路切換装置と、減圧装置53と、固形物
吸引搬送装置72と、ドラム傾斜角調整装置と、給排管
駆動装置と、ドラム加熱装置とを制御するように構成さ
れる。
【0071】図1に示した装置においては、先ず遠心ろ
過装置1により原液を固形物と液分とに分離する固液分
離処理と、分離された固形物を洗浄する洗浄処理とを行
う。固液分離処理を行うに際しては、固形物排出管17
を図2に示した位置よりも上方に引き上げ、掻取刃16
bをバスケット13の端板13cの内周部に相応する位
置よりも径方向の内側に退避させた状態で、給液工程と
脱液工程とからなる固液分離工程を行う。
【0072】給液工程では先ず回転駆動源14を駆動し
てバスケット13を給液時に適した回転速度で回転さ
せ、電磁バルブ22を開いて原液供給源2から給液管1
5を通してバスケット13内に原液を供給する。バスケ
ット内に供給された原液は、該バスケットの内周に液層
を形成する。給液の過程で図示しない液面検出器の出力
から原液の液面が限界位置に達したことが検出されたと
きにバスケット内への原液の供給を中断する。バスケッ
トの回転に伴って生じる遠心力により原液中の液分がバ
スケットの周壁部13aの内周に配置されたフィルタと
該バスケットの周壁部に形成された透過孔とを通してバ
スケット外に排出され、原液に含まれる固形物(結晶)
がバスケット13の周壁部13aの内周に堆積してい
く。バスケット外に排出された液分はケーシング10内
を流下して排液口10cからバルブ19と排液管20と
を通して排出される。
【0073】脱液が進み、液面レベルが所定位置まで低
下したことが検出されたときに原液の供給を再開し、液
面が限界位置に達したことが検出されたときに再び原液
の供給を中断する。
【0074】上記の動作を繰り返えすと、バスケットの
内周に形成される固形物層の厚みが厚くなっていき、固
形物層の厚みの増大に伴って脱液にかかる時間が長くな
っていく。固形物層の厚みが充分に厚くなって、液面レ
ベルの低下が一定の時間以内に検出されない状態が生じ
たときにバスケット内への原液の供給を停止し、給液工
程を終了する。給液工程が終了した後、バスケット20
を脱液時の回転速度まで増速し、予め実験的に求めた一
定の脱液時間の間その回転速度を保って脱液を行わせ
る。
【0075】脱液時間が経過した後バスケット内の結晶
を洗浄する洗浄工程を行う。この洗浄工程では、洗浄時
に適した回転速度でバスケットを回転させながら図示し
ない洗浄液供給管を通してバスケット内に洗浄液を供給
し、この洗浄液により結晶を洗浄する。一定の洗浄時間
が経過した後、バスケットを脱液回転速度まで増速して
結晶中に含まれる洗浄液を結晶から離脱させる。
【0076】洗浄工程が終了した後、バスケット13内
に形成された結晶を掻き落とす結晶掻取工程と、掻き落
とした結晶を排出する排出工程とを行う。結晶掻取工程
では、バスケット13を減速した状態で固形物掻取装置
16の掻取刃16bをバスケットの周壁部13a側に回
動させ、これにより掻取刃16bを固形物層中に進入さ
せて固形物を掻き落とす。掻き落された固形物は、バス
ケット13の底部に形成された溝13e内に溜まってい
く。
【0077】上記のようにして結晶を掻き落しながら、
結晶回収工程を行う。結晶回収工程では、固形物排出管
17を下降させて、図1に示したようにその下端をバス
ケットの底部の溝13e内に挿入する。また真空回転乾
燥機3の回転ドラム23に取り付けられた固形物給排管
56の旋回部56bを図5(A)に示すように退避位置
に位置させておき、電磁バルブ58の第1のポート58
aを第2の58bに接続するように該電磁バルブ58を
駆動して、固形物給排管56を配管59を通して遠心ろ
過装置の固形物排出管17に接続する。更に真空回転乾
燥機3の電磁バルブ48の第1のポート48aを第3の
ポート48cに接続し、電磁バルブ49の第1のポート
49aを第2のポート49bに接続するように電磁バル
ブ48及び49を駆動し、ガス流通管46をコンデンサ
52を通して減圧装置53に接続しておく。また油圧シ
リンダ27を駆動して支持フレーム22の後端部22B
を前端部22Aよりも低くするように傾けることによ
り、図5(B)に示すように、回転ドラム23の軸線方
向の他端を一端よりも高くするように回転ドラム23を
傾斜させた状態にし、電動機36を駆動して回転ドラム
23を回転させる。
【0078】この状態で、減圧装置53を運転して回転
ドラム23内のガスを吸引する。これにより回転ドラム
23内が減圧されるため、遠心ろ過装置1の固形物排出
管17に吸引力が働き、バスケット13の底部の溝13
e内の固形物Sが固形物排出管17により吸引されて排
出される。固形物排出管17を通して流出する固形物S
は配管59と固形物給排管56とを通して回転ドラム2
3内に供給される。固形物給排管56は、その直管部5
6aが回転ドラム23の中心軸線に対して偏心した位置
にあって、該固形物給排管56の旋回部56bが退避位
置にある状態では、図5(A)に示したように、旋回部
56bの先端と回転ドラム23の内面との間に大きな間
隙Gが形成されているため、固形物給排管56から回転
ドラム23内への固形物Sの供給は容易に行われる。
【0079】回転ドラム23内に固形物を供給する際
に、該回転ドラムの中心軸線を水平方向に向けた状態に
しておくと、固形物給排管の旋回部56bの先端から流
出した固形物が該旋回部56bの真下の部分に溜まって
山をなし、回転ドラム内に供給された固形物の量が規定
の処理量に達する前に、その固形物の山が旋回部56b
の先端を塞いで固形物の流出を妨げるおそれがある。
【0080】これに対し、図5(B)に示したように、
回転ドラム23の軸線方向の他端を一端よりも高くする
ように回転ドラム23を傾斜させた状態で、回転ドラム
23を回転させながら該ドラム内への固形物の供給を行
わせると、旋回部56bから流出した固形物Sは該旋回
部56bから離れる方向に移動していく。したがって、
旋回部56bの直下の部分に固形物が溜まって、旋回部
56bの先端が固形物により塞がれるのを防ぐことがで
き、回転ドラム内に供給される固形物Sの量が規定の処
理量に達するまで、回転ドラム内への固形物の供給を円
滑に行わせることができる。
【0081】遠心ろ過装置2から真空回転乾燥機3の回
転ドラム23内への固形物の供給が終了した後、減圧装
置53の運転を停止し、遠心ろ過装置1による固液分離
処理を再開させる。該固液分離処理が終了した後、再び
減圧装置53を運転して回転ドラム23内を減圧し、バ
スケット13内の固形物を回転ドラム23内に移送する
動作を行わせる。以下同様の動作を繰り返して、回転ド
ラム23内に供給された固形物の量が規定の処理量に達
したところで、電磁バルブ58に閉止動作を行わせて固
形物給排管56の直管部56aの他端を閉じる。次いで
減圧装置53を運転して回転ドラム23内を減圧しなが
ら該回転ドラムを回転させるとともに、ロータリジョイ
ント40を通して回転ドラム23の外周部の加熱流体流
路23hに温水を供給し、回転ドラムの温度を所定の温
度まで上昇させる。この状態を所定の時間継続させるこ
とにより、乾燥処理動作を行わせる。この乾燥処理動作
を行わせる際の回転ドラムの姿勢は任意であり、該回転
ドラムの中心軸線は水平方向を向いていてもよい。また
乾燥処理動作を行っている期間、油圧シリンダ27のピ
ストンロッドを往復移動させて、支持フレーム22を揺
動させることにより、図6(A),(B)に示したよう
に、回転ドラム23を所定の周期で揺動させるようにし
てもよい。このように回転ドラム23を揺動させると、
その内部の固形物をまんべんなく乾燥することができ
る。
【0082】固形物の乾燥が終了した後、加熱流体流路
23hへの温水の供給を停止させ、回転ドラム内の固形
物を搬出する吸引搬出動作を行わせる。この吸引搬出動
作では、電磁バルブ58の第1のポート58aを第3の
ポート58cに接続して、固形物給排管56の直管部5
6aの他端を固形物吸引搬送装置72につながる配管6
5に接続するとともに、電磁バルブ48の第1のポート
48aを第2のポート48bに接続してガス流通管の他
端をフイルタ51を通して大気圧のガス空間に接続す
る。この状態で、油圧シリンダ27を駆動して、図7
(B)に示すように、回転ドラム23の軸線方向の他端
(旋回部56bが設けられている側の端部)を一端より
も低くするように回転ドラムを傾斜させる。次いで、真
空ポンプ6を運転して、配管65を通して固形物給排管
56に吸引力を作用させ、回転ドラム23を回転させた
状態で、油圧シリンダ61を駆動して固形物給排管56
の旋回部56bの先端を固形物層中に進入させる。旋回
部56bの先端を固形物層中に進入させると、乾燥して
さらさらの状態になった固形物Sがフィルタ51を通し
て回転ドラム23内に流入する清浄な空気流とともに固
形物給排管56と配管65とを通してサイクロンセパレ
ータ5に搬送される。サイクロンセパレータ5に流入し
た固形物と空気との混合流体は、該セパレータ内で生じ
る旋回流により固形物と空気とに分離される。分離され
た空気はフィルタ7を通して真空ポンプ6側に流れ、固
形物は製品タンク4内に落下する。固形物給排管56の
旋回部56bは、回転ドラム内の固形物の量の減少に追
従させて、最終的に図7(A)に示す最終吸引位置まで
旋回させる。この状態では、旋回部56bの先端が、傾
斜した状態にある回転ドラム23の最下部と回転ドラム
の軸線方向の端部壁(図示の例では蓋23d)との間に
形成される隅部で該回転ドラムの周壁部の内面に近接し
た状態になる。図7(B)に示したように、回転ドラム
内の固形物Sは、回転ドラムの下部の傾斜面に沿って、
最終吸引位置にある旋回部56bの先端部付近に集まっ
てくるため、上記のように構成すると、回転ドラム内の
ほとんど全ての固形物を固形物給排管56を通してサイ
クロンセパレータ側に搬出することができる。
【0083】上記の装置において、圧縮空気供給源54
は、ガス流通管46を通して回転ドラム23内に高圧空
気を供給することにより、フィルタ47の目づまりを解
消させるために設けられている。
【0084】また可撓性を有する中継管50及び73
は、回転ドラム23の回動を許容するために設けられて
いる。
【0085】上記のように、固形物給排管56の直管部
56aの他端及びガス流通管46の他端をそれぞれ遠心
ろ過装置の固形物排出管17につながる配管59及び減
圧装置53につながる配管に接続した状態で、回転ドラ
ム23内を減圧することにより遠心ろ過装置のバスケッ
ト内の固形物を該遠心ろ過装置に設けられている固形物
排出管と給排切換えバルブと固形物給排管とを通して回
転ドラム内に供給するようにすると、遠心ろ過装置のバ
スケットから真空回転乾燥機の回転ドラム23への固形
物の供給を外気に触れさせることなく行わせることがで
きる。
【0086】このように、本発明によれば、乾燥すべき
固形物の供給源(上記の例では遠心ろ過装置)から回転
ドラム23内への固形物の投入、回転ドラム内での固形
物の乾燥処理、及び回転ドラムからの固形物の搬出をす
べて外気から遮断された系で行うことができるため、固
形物を乾燥する工程で製品が直接外気に触れたり人手に
触れたりするのを防いで、劣化がなく、汚損されていな
い製品を容易に得ることができる。
【0087】上記の例では、固形物給排管56の旋回部
56bの最終吸引位置を図7(A)に示すように直管部
56aの真下の位置に設定しているため、該旋回部56
bの先端が最終吸引位置で回転ドラム23の最下部から
僅かにずれた位置に位置する。この場合、回転ドラム2
3は、その周壁部の最下部に存在する固形物を最終吸引
位置にある固形物給排管56の旋回部56bの先端側に
寄せるように(図7において時計方向に)回転させるの
が好ましい。
【0088】本発明は旋回部56の最終吸引位置を上記
のように設定する場合に限定されるものではなく、例え
ば図8(A)に示すように、上記の例よりも旋回部56
bの長さを長くして、該旋回部56bが最終吸引位置に
あるときにその先端が傾斜している回転ドラム23の最
下部で回転ドラムの周壁部に対向するようにしてもよ
い。この場合も、図8(B)に示すように旋回部56b
がほぼ水平方向に向いた状態になる位置を該旋回部の退
避位置とすることができる。
【0089】また図9(A)に示すように、固形物給排
管56の直管部56aが回転ドラム23の中心軸線に対
して下方に偏心した位置で給排管支持部材33を貫通す
るように設けて、旋回部56bが垂直下方に指向した状
態になる位置を最終吸引位置とするようにしてもよい。
この場合、旋回部56bの退避位置は、図9(B)に示
すように、水平方向よりも斜め上方に傾いた位置に設定
するのが好ましい。
【0090】上記の例では、直管部56aと旋回部56
bとが連続したL字形の管を固形物給排管56として用
いて、該固形物給排管の直管部を回転ドラム23の中心
軸線に対して偏心した位置に配置しているが、本発明は
このように固形物給排管を設ける場合に限定されるもの
ではない。
【0091】例えば図10に示したように、固形物給排
管56の直管部56aを回転ドラム23の中心軸線と同
軸的に設けて、該直管部56aの回転ドラム内に位置す
る端部に電磁バルブ75の第1のポート75aを接続
し、直管部56aの軸線方向に対して直角な方向に開口
した電磁バルブ75の第2のポート75bに旋回部56
bを接続するようにしてもよい。この場合、電磁バルブ
75の第3のポート75cを例えば回転ドラムの軸線方
向に開口させて、該第3のポート75cを回転ドラム内
に固形物を供給する場合の排出口とする。
【0092】上記の例では、減圧装置53として真空ポ
ンプを用いているが、この減圧装置は回転ドラム内のガ
スを吸引して該ドラム内の圧力を充分に低下させること
ができるものであればよく、真空ポンプに限らない。
【0093】上記の例のように、真空回転乾燥機の回転
ドラムから搬出された固形物と空気との混合流体を固形
物と空気とに分離する分離手段として、サイクロンセパ
レータを用いると、簡単な構造で固形物と空気とを分離
することができるが、この分離手段は他の手段によって
もよい。
【0094】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、固形物
給排管及びガス流通管をそれぞれ乾燥すべき固形物の供
給源につながる配管及び減圧装置につながる配管に接続
した状態で、回転ドラム内を減圧することにより、乾燥
すべき固形物を回転ドラム内に供給するようにしたの
で、固形物を外気に触れさせることなく、かつ人手に触
れさせることなく回転ドラム内への固形物の供給を行わ
せることができる。
【0095】また本発明では、固形物給排管及びガス流
通管をそれぞれ固形物吸引搬送装置につながる配管及び
大気圧のガス空間に接続するようにしたので、回転ドラ
ム内での乾燥処理が終了した後、回転ドラム内の固形物
を外気に触れさせることなく、かつ人手に触れさせるこ
となく搬出することができる。
【0096】従って本発明によれば、回転ドラム内への
固形物の供給から固形物の乾燥及び搬出までの全ての工
程を外気から遮断された系で、人手を介することなく行
うことができ、劣化や汚染のない高品質の製品を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる真空回転乾燥機を応用したろ過
乾燥装置の全体的な構成を概略的に示した構成図であ
る。
【図2】本発明に係わる真空回転乾燥機の要部の構成を
示す断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図1の装置で用いられているサイクロンセパレ
ータの上面図である。
【図5】(A)及び(B)はそれぞれ、本発明に係わる
真空回転乾燥機の動作を説明するために、該乾燥機の要
部の構成を概略的示した側面図及び正面図である。
【図6】(A)及び(B)は真空回転乾燥機により固形
物の乾燥を行う際の回転ドラムの動きの一例を示した説
明図である。
【図7】(A)及び(B)はそれぞれ、本発明に係わる
ろ真空回転乾燥機の回転ドラムから固形物を搬出する際
の動作を説明するために、該乾燥機の要部の構成を概略
的示した側面図及び正面図である。
【図8】本発明に係わる真空回転乾燥機に設けられる固
形物給排管の変形例を示したもので、(A)は該給排管
の旋回部が最終吸引位置にある状態を示す側面図、
(B)は該給排管が退避位置にある状態を示す側面図で
ある。
【図9】本発明に係わる真空回転乾燥機に設けられる固
形物給排管の他の変形例を示したもので、(A)は該給
排管の旋回部が最終吸引位置にある状態を示す側面図、
(B)は該給排管が退避位置にある状態を示す側面図で
ある。
【図10】本発明に係わる真空回転乾燥機に設けられる
固形物給排管の更に他の変形例を示した要部の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 遠心ろ過装置 3 真空回転乾燥機 4 製品タンク 5 サイクロンセパレータ 6 真空ポンプ 8 制御装置 10 ケーシング 13 バスケット 15 給液管 17 固形物排出管 22 支持フレーム 23 回転ドラム 23h 加熱流体流路 26 ピン 27 油圧シリンダ 33 給排管支持部材 36 電動機 39 ドラム回転駆動装置 40 ロータリジョイント 41 加熱流体流入口 42 加熱流体流出口 47 固形物通過阻止用フィルタ 48,49,58 電磁バルブ 53 減圧装置 56 固形物給排管 56a 直管部 56b 旋回部 61 給排管駆動装置を構成する油圧シリンダ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粒子状の固形物を乾燥する真空回転乾
    燥機において、 回転中心となる中心軸線が垂直面内で水平方向に対して
    なす傾斜角を変化させることができるように支持された
    回転ドラムと、 前記回転ドラムの中心軸線の傾斜角を調整するドラム傾
    斜角調整装置と、 前記回転ドラムを回転駆動するドラム回転駆動装置と、 前記回転ドラムの軸線方向の一端の中心部を気密にかつ
    該回転ドラムの回転を許容する状態で貫通して該回転ド
    ラム内に一端が挿入されたガス流通管と、 前記回転ドラム内のガスを吸引して該回転ドラム内を減
    圧する減圧装置と、 前記ガス流通管を前記減圧装置につながる配管と大気圧
    空間とに切換接続するガス流路切換装置と、 前記回転ドラムの回転を許容した状態で該回転ドラムの
    軸線方向の他端側から該回転ドラム内に挿入された直管
    部と該直管部の回転ドラム内に位置する部分から前記回
    転ドラムの周壁部側に延びるように設けられて前記直管
    部に連通させられた旋回部とを有する固形物給排管と、 前記固形物給排管の直管部を回転させることにより前記
    旋回部を回転ドラム内で旋回させる給排管駆動装置と、 前記固形物給排管の直管部を乾燥すべき固形物の供給源
    につながる配管と乾燥した固形物を吸引して搬送する固
    形物吸引搬送装置につながる配管とに切換接続する給排
    切換装置と、 前記回転ドラム内の固形物を乾燥する際に該回転ドラム
    を加熱するドラム加熱装置と、 前記回転ドラムの中心軸線の傾斜角を変化させるドラム
    傾斜角調整装置とを具備し、 前記固形物給排管の旋回部は、前記回転ドラムの軸線方
    向の他端側の端部壁と該回転ドラムの下部との間の隅部
    に該旋回部の先端が近接した状態になる最終吸引位置と
    該最終吸引位置から退避した状態になる退避位置との間
    を旋回し得るように設けられていることを特徴とする真
    空回転乾燥機。
  2. 【請求項2】 微粒子状の固形物を乾燥する真空回転乾
    燥機において、 回転中心となる中心軸線が垂直面内で水平方向に対して
    なす傾斜角を変化させることができるように支持された
    回転ドラムと、 前記回転ドラムの中心軸線の傾斜角を調整するドラム傾
    斜角調整装置と、 前記回転ドラムを回転駆動するドラム回転駆動装置と、 前記回転ドラムの軸線方向の一端の中心部を気密にかつ
    該回転ドラムの回転を許容する状態で貫通して該回転ド
    ラム内に一端が挿入されたガス流通管と、 前記回転ドラム内のガスを吸引して該回転ドラム内を減
    圧する減圧装置と、 前記回転ドラム内に乾燥すべき固形物を供給する際及び
    該回転ドラム内の固形物を乾燥する際に前記ガス流通管
    の他端を前記減圧装置につながる配管に接続し、前記回
    転ドラム内の固形物を搬出する際に前記ガス流通管の他
    端を大気圧空間に接続するガス流路切換装置と、 前記回転ドラムの回転を許容した状態で該回転ドラムの
    軸線方向の他端側から該回転ドラム内に一端が挿入され
    た直管部と該直管部の回転ドラム内に位置する一端から
    前記回転ドラムの周壁部側に延びるように設けられて前
    記直管部に連通させられた旋回部とを有する固形物給排
    管と、 前記固形物給排管の直管部を回転させることにより前記
    旋回部を回転ドラム内で旋回させる給排管駆動装置と、 前記回転ドラム内に乾燥すべき固形物を供給する際に前
    記固形物給排管の直管部の他端を該固形物の供給源につ
    ながる配管に接続し、前記回転ドラム内の固形物を乾燥
    する際に前記直管部の他端を閉鎖し、前記回転ドラム内
    の固形物を搬出する際には前記直管部の他端を乾燥され
    た固形物を吸引して搬送する固形物吸引搬送装置につな
    がる配管に接続する給排切換装置と、 前記回転ドラム内の固形物を乾燥する際に該回転ドラム
    を加熱するドラム加熱装置と、 前記回転ドラム内に固形物を供給する際に前記回転ドラ
    ムの他端を一端よりも高くし、前記回転ドラム内の固形
    物を搬出する際に前記回転ドラムの一端を他端よりも低
    くするように前記回転ドラムの中心軸線の傾斜角を変化
    させるドラム傾斜角調整装置とを具備し、 前記固形物給排管の旋回部は、前記回転ドラムの他端側
    の端部壁と該回転ドラムの周壁部の下部との間の隅部に
    先端が近接した状態になる最終吸引位置と該最終吸引位
    置から離れた退避位置との間を旋回し得るように設けら
    れ、 前記給排管駆動装置は、前記回転ドラム内に固形物を供
    給する際に前記固形物給排管の旋回部を退避位置に位置
    させ、前記回転ドラム内の固形物を搬出する際に前記固
    形物給排管の旋回部の先端を固形物中に進入させつつ前
    記最終吸引位置まで旋回させることを特徴とする真空回
    転乾燥機。
  3. 【請求項3】 微粒子状の固形物を乾燥する真空回転乾
    燥機において、 回転中心となる中心軸線が垂直面内で水平方向に対して
    なす傾斜角を変化させることができるように支持された
    回転ドラムと、 前記回転ドラムを回転駆動するドラム回転駆動装置と、 前記回転ドラムの軸線方向の一端の中心部を気密にかつ
    該回転ドラムの回転を許容する状態で貫通して該回転ド
    ラム内に一端が挿入されたガス流通管と、 前記回転ドラム内の固形物が前記ガス流通管を通して流
    出するのを阻止する固形物通過阻止用フィルタと、 前記回転ドラム内のガスを吸引して該回転ドラム内を減
    圧する減圧装置と、 前記回転ドラム内に乾燥すべき固形物を供給する際及び
    該回転ドラム内の固形物を乾燥する際に前記ガス流通管
    の他端を前記減圧装置に接続し、前記回転ドラム内の固
    形物を搬出する際に前記ガス流通管の他端を大気圧空間
    に接続するガス流路切換装置と、 前記回転ドラムと中心軸線を共有するように設けられて
    前記回転ドラムの軸線方向の他端の中心部に該回転ドラ
    ムの回転を許容する状態で結合された給排管支持部材
    と、 前記回転ドラムの中心軸線から偏心した位置で前記給排
    管支持部材を回転自在に貫通して一端が回転ドラム内に
    挿入された直管部と該直管部の回転ドラム内に位置する
    一端から前記回転ドラムの周壁部側に延びるように設け
    られて前記直管部に連通させられた旋回部とを有する固
    形物給排管と、 前記固形物給排管の直管部を回転させることにより前記
    旋回部を回転ドラム内で旋回させる給排管駆動装置と、 前記回転ドラム内に乾燥すべき固形物を供給する際に前
    記固形物給排管の直管部の他端を該固形物の供給源につ
    ながる配管に接続し、前記回転ドラム内の固形物を乾燥
    する際に前記直管部の他端を閉鎖し、前記回転ドラム内
    の固形物を搬出する際には前記固形物給排管の他端を乾
    燥した固形物を吸引して搬送する固形物吸引搬送装置に
    つながる配管に接続する給排切換装置と、 前記回転ドラム内の固形物を乾燥する際に該回転ドラム
    を加熱するドラム加熱装置と、 前記回転ドラム内に固形物を供給する際に前記回転ドラ
    ムの他端を一端よりも高くし、前記回転ドラム内の固形
    物を搬出する際に前記回転ドラムの他端を一端よりも低
    くするように前記回転ドラムの中心軸線の傾斜角を変化
    させるドラム傾斜角調整装置とを具備し、 前記固形物給排管の旋回部は、前記回転ドラムの他端側
    の端部壁と該回転ドラムの下部との間の隅部に該旋回部
    の先端が近接した状態になる最終吸引位置と該最終吸引
    位置から退避した状態になる退避位置との間を旋回し得
    るように設けられ、 前記給排管駆動装置は、前記回転ドラム内に固形物を供
    給する際に前記給排管の旋回部を退避位置に位置させ、
    前記回転ドラム内の固形物を搬出する際に前記給排管の
    旋回部の先端を固形物中に進入させつつ前記最終吸引位
    置まで旋回させることを特徴とする真空回転乾燥機。
  4. 【請求項4】 前記固形物給排管の直管部の他端及びガ
    ス流通管の他端をそれぞれ固形物の供給源につながる配
    管及び減圧装置につながる配管に接続した状態で、かつ
    回転ドラムの前記他端を一端よりも高くするように回転
    ドラムの中心軸線を傾斜させた状態で回転ドラム内を減
    圧することにより前記固形物の供給源から固形物給排管
    を通して回転ドラム内に乾燥すべき固形物を供給する固
    形物供給動作と、所定回数の固形物供給動作が終了して
    回転ドラム内の固形物の量が規定量に達したときに固形
    物給排管の直管部の他端を閉じ、ガス流通管の他端を減
    圧装置に接続した状態で回転ドラムを回転させるととも
    に、減圧装置による回転ドラム内の減圧とドラム加熱装
    置による回転ドラムの加熱とを行わせて回転ドラム内の
    固形物を乾燥させる乾燥処理動作と、乾燥処理動作が終
    了したときに固形物給排管の直管部の他端及び前記ガス
    流通管の他端をそれぞれ固形物吸引搬送装置につながる
    配管及び大気圧のガス空間に接続するとともに回転ドラ
    ムの前記他端を一端よりも低くするように回転ドラムの
    中心軸線を傾斜させた状態で給排管の旋回部を最終吸引
    位置に向けて旋回させつつ固形物吸引装置により回転ド
    ラム内の固形物を吸引搬出する吸引搬出動作とを行わせ
    るように、前記ドラム回転駆動装置と給排切換装置とガ
    ス流路切換装置と減圧装置と固形物吸引搬送装置とドラ
    ム傾斜角調整装置と給排管駆動装置とドラム加熱装置と
    を制御する制御装置が更に設けられていることを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれか1つに記載の真空回転
    乾燥機。
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