JPH0232926B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0232926B2 JPH0232926B2 JP59207100A JP20710084A JPH0232926B2 JP H0232926 B2 JPH0232926 B2 JP H0232926B2 JP 59207100 A JP59207100 A JP 59207100A JP 20710084 A JP20710084 A JP 20710084A JP H0232926 B2 JPH0232926 B2 JP H0232926B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary drum
- drum
- vacuum pump
- lid plate
- processed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 23
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 15
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 11
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 10
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 9
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 7
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 7
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 5
- XZTYGFHCIAKPGJ-UHFFFAOYSA-N Meclofenoxate Chemical compound CN(C)CCOC(=O)COC1=CC=C(Cl)C=C1 XZTYGFHCIAKPGJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229960001637 meclofenoxate hydrochloride Drugs 0.000 description 4
- 239000008187 granular material Substances 0.000 description 3
- 239000003814 drug Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 2
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000018044 dehydration Effects 0.000 description 1
- 238000006297 dehydration reaction Methods 0.000 description 1
- 229940079593 drug Drugs 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- -1 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001343 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 1
- 239000004810 polytetrafluoroethylene Substances 0.000 description 1
- 239000012254 powdered material Substances 0.000 description 1
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000011343 solid material Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 238000001291 vacuum drying Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Glanulating (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
（産業上の利用分野）
本発明は医薬品原料等のスラリー状の被処理物
を過乾燥して粉状物或は粒状物を得る回転真空
過乾燥装置に関する。 （従来の技術） 従来スラリー状の被処理物を乾燥する場合、遠
心分離機、フイルタープレス等の脱水装置により
脱水して含水率を40％乃至10％に低下させたの
ち、例えば実公昭54−37099号公報に見られるよ
うな内部を真空ポンプにより真空排気されると共
に原動機により駆動される回転ドラムの前面開口
端面に密接離反自在の蓋板を設けた回転真空乾燥
装置に入れ、内部の被処理物が乾燥すると回転ド
ラムを傾け開口端面から蓋板を離反させて粉状と
なつた被処理物を取出している。 （発明が解決しようとする問題点） 前記の従来の場合、遠心分離器等で脱水された
被処理物のケーキは一旦外部に取出され人手によ
り乾燥装置に移し換えられるが、その際空気中の
繊維状異物その他の異物が被処理物に付着混入す
る不都合があり、特に被処理物が医薬品の原料で
ある場合異物の混入で汚染されることは好ましく
ない。 本発明はスラリー状の被処理物の脱水及び乾燥
を被処理物を移し換えることなく行える装置を提
供することを目的とするものである。 （問題点を解決するための手段） 本発明は、内部を真空ポンプにより真空排気さ
れると共に原動機により駆動される回転ドラムの
前面開口端面に密接離反自在の蓋板を設け、該回
転ドラムをその開口端面が略垂直位置から下方位
置に傾動するように支承したものに於いて、該蓋
板の内面にフイルタを取付け、該回転ドラムの周
壁に被処理物の注入口と、蓋板に真空ポンプに接
続される液排出口を夫々設けるようにした。 （作用） 該回転ドラムを傾動させてその開口端面を下方
に位置させ、スラリー状の被処理物を注入口から
該ドラム内に注入する。液排出口は液受器を
介して真空ポンプに接続され、被処理物の注入中
は真空ポンプは作動されず被処理物の注入圧力に
よりフイルタにより過されて液が該排出口か
ら排出される。被処理物の注入が終ると該注入口
は閉塞され、真空ポンプを作動して回転ドラム内
を真空にすると被処理物から多くの水分が取り除
かれ、被処理物中の固形物のみがフイルタ上に堆
積する。次に液排出口を閉塞し、これに接続さ
れた接続管及び注入口に接続された接続管を外
し、回転ドラムを水平に戻す。回転ドラムに回転
を与え乍らその内部を真空化し、その際必要に応
じて該回転ドラムに設けた温水ジヤケツト等によ
り加熱するとドラム内に残る固形の被処理物は内
部まで乾燥され、粉状或は粒状になる。そのあと
清浄な空気をドラム内に導き、回転ドラムを傾
け、蓋板をドラムから離し回転すると自動的に粒
状等に乾燥された被処理物を取り出すことが出来
る。 （実施例） 本発明の実施例を図面につき説明するに、第１
図乃至第３図に於いて１は機台、２は該機台１上
の軸受３，３に傾動自在に軸支された機枠を示
し、該機枠２は内側に複数個のローラー４を設け
た角形環状の回転支持部２ａとこれに垂直に後方
に延びる１対の延長支持部２ｂを備え、該機台１
上の傾動用原動機５が回転されると機枠２が該延
長支持部２ｂを上方とする傾動を行う。 ６は回転支持部２ａの環状内でローラー４によ
り支持されて回転する回転ドラム、７は該回転ド
ラム６と一体にその回転中心軸上に設けた軸部
材、８は該回転ドラム６の前方の開口端面６ｂに
ハンドル９の操作でスライドし自在に密接する蓋
板である。 該軸部材７の詳細は第４図示の如くであり該軸
部材７の外周を機枠２の延長支持部２ｂに取付け
たベアリング１０により回転自在且つ抜け止めさ
れるように支持し、該延長支持部２ｂに搭載した
ドラム回転用の原動機１１にチエンを介して回転
連結されるスプロケツト１２を取付け、さらに温
水流通用の軸封装置１３と真空排気用の軸封装置
１４を取付けするようにした。該軸部材７の内部
に中軸１５を挿入して内部を内外２重の通路１
６，１７に区画し、その内側通路１６は回転ドラ
ム６の室内６ａを真空排気用の排気管２０を有す
る軸封装置１４に接続すると共にその外側通路１
７は回転ドラム６の周囲に乾燥温度の制御のため
に設けた温水ジヤケツト１８を温水流通用の２個
の流通管１９，１９を有する軸封装置１３に接続
する。尚、軸受３，３により軸支される機枠２の
軸２ｃ，２ｄにも夫々軸封装置２１，２２を取付
け、軸部材７の各軸封装置１３，１４には軸２
ｃ，２ｄの軸封装置２１，２２から配管２３，２
４，２５を介して温水ポンプ５０と真空ポンプ５
１が接続されるようにした。 軸部材７に設けた軸封装置１３，１４は第５図
示のように連結部材２６，２７により機枠２の延
長支持部２ｂに固定され、回り止めされる。 蓋板８は複数本の摺動軸２８により回転ドラム
６の開口端面６ｂのフランジ６ｃに係止され、ハ
ンドル９を回転すると各摺動軸２８がチエン２９
により回転され、例えば第６図示のように開口端
面６ｂとの間に間隔３０を形成するようにスライ
ドする。該間隔３０の周囲は機枠２に固定した排
出樋３１で覆い、回転ドラム６を回転させ乍らそ
の室内６ａの被処理物を飛散させないように該排
出樋３１から排出出来るようにした。 ３２は蓋板８の内面に取付けたフイルタ、３３
は回転ドラム６の奥部の周壁３４を貫通して設け
た被処理物の注入口、３５は蓋板８に設けた液
排出口を示し、該フイルタ３２は蓋板８の内面に
これと空間３６を存して第６図示のように多孔の
目板３７を設け、その表面に沿わせて取付けし
た。該注入口３３はスラリー状の被処理物を圧送
するチヤージポンプ３８の配管にストツプ弁４０
を介して着脱自在に接続され、また液排出口３
５は真空ポンプ３９の配管にストツプ弁４１を介
して着脱自在に接続される。真空ポンプ３９の配
管の途中には液受器４２が設けられる。 スラリー状の被処理物は、機枠２を第２図の鎖
線で示す如く蓋板８が下方位置となるように傾動
させておき注入口３３から回転ドラム６の室内６
ａに圧力供給される。この場合液排出口３５は
開放され被処理物中の水分が流出する。回転ドラ
ム６内への被処理物の注入が終るとチヤージポン
プ３８への配管を取外し、ストツプ弁４０を閉
じ、真空ポンプ３９を作動させて回転ドラム６内
を真空化する。これにより被処理物の水分は20％
程度に減少し、フイルタ３２の表面に層状に溜
る。次で液排出口３５のストツプ弁４１を閉じ
て真空ポンプ３９の配管を外し、回転ドラム６を
機枠２の傾動で水平位置に戻して原動機１１によ
り回転を与え、該ドラム６の室内６ａを軸部材７
の通路１６、軸封装置１４、配管２５、軸封装置
２２を介して真空ポンプ５１により真空化するこ
とにより被処理物中の水分を更に除去すると該被
処理物は完全に乾燥して粉状或は粒状になる。こ
の乾燥の間、温水ジヤケツト１８に温水を送り、
乾燥時の温度条件を制御することも可能である。
乾燥が終ると室内６ａに清浄な空気を注入し、蓋
板８を開き、ドラム６を多少傾け乍ら回転すると
排出樋３１から粉状、粒状に乾燥した被処理物が
取出される。 上記構成のものにより45のエタノール中に塩
酸メクロフエノキサートを15Kg含んだスラリー状
の被処理物を乾燥し、粉状の塩酸メクロフエノキ
サートを得る場合、回転ドラム６内に被処理物を
注入し液排出口３５から真空ポンプ３９で吸引
過すると約10分でエタノールの大部分が除去さ
れ、該ドラム６を回転し乍ら室内６ａを真空ポン
プ５１で３時間後に13mmHg、12時間後に８mm
Hg、20時間後に５mmHgとなるように真空化する
と、被処理物中のエタノールの残存量は３時間後
で400ppm、12時間後で320ppm、20時間後には
270ppmとなつた。尚、この場合回転ドラム６の
温水ジヤケツト１８に乾燥開始後３時間まで30℃
の温水を循環させ、５時間経過後は50℃の温水を
循環させて被処理物の温度を制御した。またフイ
ルタ３２としてポリ四フツ化エチレンの布にメン
ブランフイルターをラミネートしたものを使用し
た。 次表にこうして得られた粉状の塩酸メクロフエ
ノキサート（試料Ａ、Ｂ）の50g中に含まれる繊
維状異物及びその他の異物の数量を従来の遠心分
離機等で被処理物を過したのち人手で回転真空
乾燥機に入れて乾燥した粉末の塩酸メクロフエノ
キサート（試料Ｅ、Ｆ）の50g中の異物の数量と
比較表示した。これに於いて明らかなように本発
明装置を使用した場合異物の数量が格段に減少す
る。
を過乾燥して粉状物或は粒状物を得る回転真空
過乾燥装置に関する。 （従来の技術） 従来スラリー状の被処理物を乾燥する場合、遠
心分離機、フイルタープレス等の脱水装置により
脱水して含水率を40％乃至10％に低下させたの
ち、例えば実公昭54−37099号公報に見られるよ
うな内部を真空ポンプにより真空排気されると共
に原動機により駆動される回転ドラムの前面開口
端面に密接離反自在の蓋板を設けた回転真空乾燥
装置に入れ、内部の被処理物が乾燥すると回転ド
ラムを傾け開口端面から蓋板を離反させて粉状と
なつた被処理物を取出している。 （発明が解決しようとする問題点） 前記の従来の場合、遠心分離器等で脱水された
被処理物のケーキは一旦外部に取出され人手によ
り乾燥装置に移し換えられるが、その際空気中の
繊維状異物その他の異物が被処理物に付着混入す
る不都合があり、特に被処理物が医薬品の原料で
ある場合異物の混入で汚染されることは好ましく
ない。 本発明はスラリー状の被処理物の脱水及び乾燥
を被処理物を移し換えることなく行える装置を提
供することを目的とするものである。 （問題点を解決するための手段） 本発明は、内部を真空ポンプにより真空排気さ
れると共に原動機により駆動される回転ドラムの
前面開口端面に密接離反自在の蓋板を設け、該回
転ドラムをその開口端面が略垂直位置から下方位
置に傾動するように支承したものに於いて、該蓋
板の内面にフイルタを取付け、該回転ドラムの周
壁に被処理物の注入口と、蓋板に真空ポンプに接
続される液排出口を夫々設けるようにした。 （作用） 該回転ドラムを傾動させてその開口端面を下方
に位置させ、スラリー状の被処理物を注入口から
該ドラム内に注入する。液排出口は液受器を
介して真空ポンプに接続され、被処理物の注入中
は真空ポンプは作動されず被処理物の注入圧力に
よりフイルタにより過されて液が該排出口か
ら排出される。被処理物の注入が終ると該注入口
は閉塞され、真空ポンプを作動して回転ドラム内
を真空にすると被処理物から多くの水分が取り除
かれ、被処理物中の固形物のみがフイルタ上に堆
積する。次に液排出口を閉塞し、これに接続さ
れた接続管及び注入口に接続された接続管を外
し、回転ドラムを水平に戻す。回転ドラムに回転
を与え乍らその内部を真空化し、その際必要に応
じて該回転ドラムに設けた温水ジヤケツト等によ
り加熱するとドラム内に残る固形の被処理物は内
部まで乾燥され、粉状或は粒状になる。そのあと
清浄な空気をドラム内に導き、回転ドラムを傾
け、蓋板をドラムから離し回転すると自動的に粒
状等に乾燥された被処理物を取り出すことが出来
る。 （実施例） 本発明の実施例を図面につき説明するに、第１
図乃至第３図に於いて１は機台、２は該機台１上
の軸受３，３に傾動自在に軸支された機枠を示
し、該機枠２は内側に複数個のローラー４を設け
た角形環状の回転支持部２ａとこれに垂直に後方
に延びる１対の延長支持部２ｂを備え、該機台１
上の傾動用原動機５が回転されると機枠２が該延
長支持部２ｂを上方とする傾動を行う。 ６は回転支持部２ａの環状内でローラー４によ
り支持されて回転する回転ドラム、７は該回転ド
ラム６と一体にその回転中心軸上に設けた軸部
材、８は該回転ドラム６の前方の開口端面６ｂに
ハンドル９の操作でスライドし自在に密接する蓋
板である。 該軸部材７の詳細は第４図示の如くであり該軸
部材７の外周を機枠２の延長支持部２ｂに取付け
たベアリング１０により回転自在且つ抜け止めさ
れるように支持し、該延長支持部２ｂに搭載した
ドラム回転用の原動機１１にチエンを介して回転
連結されるスプロケツト１２を取付け、さらに温
水流通用の軸封装置１３と真空排気用の軸封装置
１４を取付けするようにした。該軸部材７の内部
に中軸１５を挿入して内部を内外２重の通路１
６，１７に区画し、その内側通路１６は回転ドラ
ム６の室内６ａを真空排気用の排気管２０を有す
る軸封装置１４に接続すると共にその外側通路１
７は回転ドラム６の周囲に乾燥温度の制御のため
に設けた温水ジヤケツト１８を温水流通用の２個
の流通管１９，１９を有する軸封装置１３に接続
する。尚、軸受３，３により軸支される機枠２の
軸２ｃ，２ｄにも夫々軸封装置２１，２２を取付
け、軸部材７の各軸封装置１３，１４には軸２
ｃ，２ｄの軸封装置２１，２２から配管２３，２
４，２５を介して温水ポンプ５０と真空ポンプ５
１が接続されるようにした。 軸部材７に設けた軸封装置１３，１４は第５図
示のように連結部材２６，２７により機枠２の延
長支持部２ｂに固定され、回り止めされる。 蓋板８は複数本の摺動軸２８により回転ドラム
６の開口端面６ｂのフランジ６ｃに係止され、ハ
ンドル９を回転すると各摺動軸２８がチエン２９
により回転され、例えば第６図示のように開口端
面６ｂとの間に間隔３０を形成するようにスライ
ドする。該間隔３０の周囲は機枠２に固定した排
出樋３１で覆い、回転ドラム６を回転させ乍らそ
の室内６ａの被処理物を飛散させないように該排
出樋３１から排出出来るようにした。 ３２は蓋板８の内面に取付けたフイルタ、３３
は回転ドラム６の奥部の周壁３４を貫通して設け
た被処理物の注入口、３５は蓋板８に設けた液
排出口を示し、該フイルタ３２は蓋板８の内面に
これと空間３６を存して第６図示のように多孔の
目板３７を設け、その表面に沿わせて取付けし
た。該注入口３３はスラリー状の被処理物を圧送
するチヤージポンプ３８の配管にストツプ弁４０
を介して着脱自在に接続され、また液排出口３
５は真空ポンプ３９の配管にストツプ弁４１を介
して着脱自在に接続される。真空ポンプ３９の配
管の途中には液受器４２が設けられる。 スラリー状の被処理物は、機枠２を第２図の鎖
線で示す如く蓋板８が下方位置となるように傾動
させておき注入口３３から回転ドラム６の室内６
ａに圧力供給される。この場合液排出口３５は
開放され被処理物中の水分が流出する。回転ドラ
ム６内への被処理物の注入が終るとチヤージポン
プ３８への配管を取外し、ストツプ弁４０を閉
じ、真空ポンプ３９を作動させて回転ドラム６内
を真空化する。これにより被処理物の水分は20％
程度に減少し、フイルタ３２の表面に層状に溜
る。次で液排出口３５のストツプ弁４１を閉じ
て真空ポンプ３９の配管を外し、回転ドラム６を
機枠２の傾動で水平位置に戻して原動機１１によ
り回転を与え、該ドラム６の室内６ａを軸部材７
の通路１６、軸封装置１４、配管２５、軸封装置
２２を介して真空ポンプ５１により真空化するこ
とにより被処理物中の水分を更に除去すると該被
処理物は完全に乾燥して粉状或は粒状になる。こ
の乾燥の間、温水ジヤケツト１８に温水を送り、
乾燥時の温度条件を制御することも可能である。
乾燥が終ると室内６ａに清浄な空気を注入し、蓋
板８を開き、ドラム６を多少傾け乍ら回転すると
排出樋３１から粉状、粒状に乾燥した被処理物が
取出される。 上記構成のものにより45のエタノール中に塩
酸メクロフエノキサートを15Kg含んだスラリー状
の被処理物を乾燥し、粉状の塩酸メクロフエノキ
サートを得る場合、回転ドラム６内に被処理物を
注入し液排出口３５から真空ポンプ３９で吸引
過すると約10分でエタノールの大部分が除去さ
れ、該ドラム６を回転し乍ら室内６ａを真空ポン
プ５１で３時間後に13mmHg、12時間後に８mm
Hg、20時間後に５mmHgとなるように真空化する
と、被処理物中のエタノールの残存量は３時間後
で400ppm、12時間後で320ppm、20時間後には
270ppmとなつた。尚、この場合回転ドラム６の
温水ジヤケツト１８に乾燥開始後３時間まで30℃
の温水を循環させ、５時間経過後は50℃の温水を
循環させて被処理物の温度を制御した。またフイ
ルタ３２としてポリ四フツ化エチレンの布にメン
ブランフイルターをラミネートしたものを使用し
た。 次表にこうして得られた粉状の塩酸メクロフエ
ノキサート（試料Ａ、Ｂ）の50g中に含まれる繊
維状異物及びその他の異物の数量を従来の遠心分
離機等で被処理物を過したのち人手で回転真空
乾燥機に入れて乾燥した粉末の塩酸メクロフエノ
キサート（試料Ｅ、Ｆ）の50g中の異物の数量と
比較表示した。これに於いて明らかなように本発
明装置を使用した場合異物の数量が格段に減少す
る。
【表】
（発明の効果）
このように本発明によるときは、真空排気され
る傾動自在の回転ドラムの開口端面に密接離反自
在の蓋板内面にフイルタを取付け、該ドラムの周
壁に注入口と蓋板に真空ポンプに接続される液
排出口を設けたのでスラリー状の被処理物の過
及び乾燥を同一の回転ドラム内で密閉状態を維持
して行え、被処理物に繊維その他の異物の混入が
なく、特に医薬品を汚染することなく乾燥出来、
被処理物は従来のように過と乾燥の工程で移し
換える必要がないので被処理物のロスが少なくな
る等の効果がある。
る傾動自在の回転ドラムの開口端面に密接離反自
在の蓋板内面にフイルタを取付け、該ドラムの周
壁に注入口と蓋板に真空ポンプに接続される液
排出口を設けたのでスラリー状の被処理物の過
及び乾燥を同一の回転ドラム内で密閉状態を維持
して行え、被処理物に繊維その他の異物の混入が
なく、特に医薬品を汚染することなく乾燥出来、
被処理物は従来のように過と乾燥の工程で移し
換える必要がないので被処理物のロスが少なくな
る等の効果がある。
第１図は本発明の実施例の一部截除した正面
図、第２図はその側面図、第３図は回転ドラムの
断面図、第４図は軸部材の拡大断面図、第５図は
第４図の平面図、第６図は蓋板部分の拡大断面図
である。 ６……回転ドラム、６ｂ……開口端面、８……
蓋板、１１……原動機、３２……フイルタ、３３
……注入口、３５……液排出口、３９，５１…
…真空ポンプ。
図、第２図はその側面図、第３図は回転ドラムの
断面図、第４図は軸部材の拡大断面図、第５図は
第４図の平面図、第６図は蓋板部分の拡大断面図
である。 ６……回転ドラム、６ｂ……開口端面、８……
蓋板、１１……原動機、３２……フイルタ、３３
……注入口、３５……液排出口、３９，５１…
…真空ポンプ。
Claims (1)
- １ 内部を真空ポンプにより真空排気されると共
に原動機により駆動される回転ドラムの前面開口
端面に密接離反自在の蓋板を設け、該回転ドラム
をその開口端面が略垂直位置から下方位置に傾動
するように支承したものに於いて、該蓋板の内面
にフイルタを取付け、該回転ドラムの周壁に被処
理物の注入口と、蓋板に真空ポンプに接続される
液排出口を夫々設けて成る回転真空過乾燥装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59207100A JPS6186913A (ja) | 1984-10-04 | 1984-10-04 | 回転真空濾過乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59207100A JPS6186913A (ja) | 1984-10-04 | 1984-10-04 | 回転真空濾過乾燥装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6186913A JPS6186913A (ja) | 1986-05-02 |
| JPH0232926B2 true JPH0232926B2 (ja) | 1990-07-24 |
Family
ID=16534195
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59207100A Granted JPS6186913A (ja) | 1984-10-04 | 1984-10-04 | 回転真空濾過乾燥装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6186913A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2814089B1 (fr) * | 2000-09-21 | 2003-07-04 | Ethypharm Lab Prod Ethiques | Procede pour isoler et secher des microparticules (microspheres ou microcapsules) initialement dispersees ou suspendues en phase liquide |
| ES2178938B1 (es) * | 2000-11-07 | 2003-12-16 | Belmac S A Lab | Procedimiento para la produccion a vacio de preparaciones farmaceuticas de liberacion controlada y/o gastrorresistentes. |
| CN103691182A (zh) * | 2013-12-07 | 2014-04-02 | 四川锦宇化机有限公司 | 真空转鼓滤碱机 |
| JP7170988B2 (ja) * | 2018-08-16 | 2022-11-15 | 高砂工業株式会社 | 被処理物処理装置及び被処理物処理方法 |
-
1984
- 1984-10-04 JP JP59207100A patent/JPS6186913A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6186913A (ja) | 1986-05-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3347963B2 (ja) | 真空回転乾燥機 | |
| JP3313286B2 (ja) | 遠心ろ過方法及び装置 | |
| JP2957750B2 (ja) | 遠心分離式乾燥機 | |
| US6241902B1 (en) | Methods and apparatus for de-watering sludge | |
| US4279760A (en) | Process and apparatus for continuous cake filteration under pressure | |
| RU2182852C2 (ru) | Центрифуга с выворачиваемым фильтром | |
| JPH0232926B2 (ja) | ||
| JPS6211535A (ja) | 流動性材料の造粒・ペレツト化・被覆・乾燥装置 | |
| JP3347962B2 (ja) | ろ過乾燥装置 | |
| FI80386C (fi) | Filtreringsfoerfarande och anordning foer anvaendning vid foerfarandet. | |
| US4303522A (en) | Continuous separation system | |
| US4092247A (en) | Method and apparatus for dewatering thickened sludge | |
| JPS63116712A (ja) | 分離乾燥装置 | |
| US2805493A (en) | Mechanical paste dryers | |
| TW201940215A (zh) | 過濾乾燥裝置 | |
| JPH0626763A (ja) | 回転真空乾燥装置 | |
| JP2001321697A (ja) | 遠心ろ過方法 | |
| JP5173090B2 (ja) | ろ過乾燥機 | |
| US3970510A (en) | Method and apparatus for converting a liquid material into a powder | |
| CN117069358B (zh) | 一种污泥废水分离净化装置 | |
| CN219841747U (zh) | 一种真空干燥机 | |
| WO1992012783A1 (en) | Method for filtering slurry or similar material in a continuous pressurized filter and filter suitable for the implementation of the method | |
| RU2237512C2 (ru) | Автоклав вращающийся | |
| JPS5936510A (ja) | 汚泥脱水処理装置 | |
| JPH0420009Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |