JP3337173B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
複写装置やファクシミリ装置などに適用される画像形成
装置に関し、特に、トナーやインク等の現像剤をセーブ
するための技術に関する。
になったときなどに、ホストコンピュータからの命令に
より又は操作パネルからの設定により、トナーセーブモ
ードに切り替わって、印刷すべきドットイメージの中か
ら一定の割合でドットを間引くことにより、トナーをセ
ーブできるようにしたものが知られている。
ドでは、ドットが間引かれるため画質が悪化する。その
場合、特に比較的細い線の部分では、ドット間引きの影
響が強く現れ、線が擦れたようになり明確に印刷されな
い。そのため、場合によっては、トナーセーブモードを
解除せざるを得ない場合がある。
も、ドットの間引き率を大きくすると、やはりトーンが
淡くなり見栄えの低下が問題となってくる。
おいて、画像のドットを間引くことによりトナーやイン
ク等の現像剤をセーブする際、画像内の文字、図形等の
パターンを明確に表現できるようにすることにある。
処理を行った画像形成モードと、行わない通常の画像形
成モードとの組合せ方を改良することにより、より便利
な画像形成装置を提供することにある。
う画像形成装置は、元のビットマップデータの中から、
この元のビットマップパターンが表すドットパターンの
エッジに相当するビットを検出するエッジ検出手段と、
元のビットマップデータが表すドットパターンから部分
的にドットが間引かれるように、元のビットマップデー
タを修正する省ドット処理手段と、省ドット処理手段に
よる修正が上記ドットパターンのエッジに対してはキャ
ンセルされるように、省ドット処理手段からの修正され
たビットマップデータと、エッジ検出手段からの上記エ
ッジに相当するビットとを結合する手段と、この結合手
段から出力されたビットマップデータに従って画像を描
く手段とを備えたことを特徴とする。
エッジ検出手段が、ドットパターンの異方向のエッジ中
から検出されるべきエッジの方向を選択するためのエッ
ジ選択手段を有するように構成される。
ドット間引きの割合を可変する間引き率可変手段を有す
るよう構成にされる。更に好ましくは、この省ドット処
理手段が、画像形成に用いる現像剤の減少量を検出する
手段を有し、検出された減少量に応じてドット間引きの
割合を調節するように構成される。
は、外部装置から受信したデータに従って基本的なビッ
トマップデータを作成する手段と、基本的なビットマッ
プデータが表すドットパターンから部分的にドットが間
引かれるように、この基本的なビットマップデータを修
正する省ドット処理手段と、基本的なビットマップデー
タに従って画像を描く第1モードと、上記修正されたビ
ットマップデータに従って画像を描く第2モードのう
ち、一方のモードを選択するモード選択手段と、外部装
置から受信したデータに基づき第2モードで画像が描か
れたとき、再度同じデータに基づき画像が描くときま
で、その受信したデータを保存する記憶手段とを備えた
ことを特徴とする。
省ドット処理手段により、元のビットマップデータに対
してドット間引き処理が施される。また、エッジ検出手
段により、元のビットパターン中からドットパターンの
エッジに相当するビットが検出される。そして、結合手
段において、ドット間引き処理が施されたビットマップ
パターンと、上記エッジに相当するビットとが結合さ
れ、それにより、ドット間引き処理されたビットマップ
パターンのうち、上記エッジに相当する部分でのドット
間引き処理がキャンセルされる。
ップデータは、ドットパターンの内部にはドット間引き
が施されているが、エッジにはドット間引きされていな
いものとなる。このビットマップデータを画像形成に用
いることにより、ドットパターンのエッジが内部より強
調された画像が描かれる。つまり、文字や図形等のパタ
ーンの輪郭が明確にドットで表現され、内部はドット間
引きされてトーンが淡くなった画像が得られる。
段を設けると、文字や図形等の輪郭のうち、例えば上下
左右等の方向の異なる輪郭の一部又は全部を適当に選択
して、選択した輪郭だけを明確に表現することができ
る。
うにした場合は、状況に応じて適当な間引き率を選択す
ることができる。
は、外部装置から受信したデータに実質的に忠実に従う
基本的なビットマップデータに基づいて画像を形成する
第1モードと、ドット間引きを施して画像を形成する第
2モードとを選択することができる。そして、第2モー
ドを選択して画像を形成した場合には、その画像形成終
了後も、その受信したデータは記憶手段に保存される。
そして、再度同じデータに基づいて画像形成を行う場合
には、その保存されたデータを再利用することができる
ため、外部装置から再度データを送りこむ手間が省け
る。
おいて、ドットを間引いた状態で原稿を試しに印刷して
見た後、同じ原稿を正式に清書印刷するというような用
途において、清書印刷の時間が短縮できるとともに、試
し印刷のときには現像剤を節約できるというメリットが
ある。
一実施例の全体構成を示す。
印Aにより示す方向にモータにより回転駆動されるドラ
ムの表面に光伝導材料層を形成して構成されている。感
光体ドラム1は、ビットマップデータの書込みを受ける
前に、その表面に残留しているトナーをゴム製のブレー
ド2により除去され、また残留している電化をイレーズ
ランプ3からの均一な光照射により放電されて除去され
ている。清掃後、感光体ドラム1は電化発生器、例えば
コロナ放電ユニット4で発生したイオンの供給を受けて
一定の表面電位に充電される。このような準備が終了し
た段階で、感光体ドラム1は、レーザビーム発生器5か
らのレーザビームの照射を受けて選択された領域に潜像
としてのビットマップ画像の書込みが行なわれる。
転軸方向(印刷すべき画像の水平方向)に繰り返し走査
し、その間に感光体ドラム1は回転するため、感光体ド
ラム1は、その全面をラスタイメージで覆われることに
なる。レーザビームの水平走査と感光体ドラム1の回転
とは同期するように調整されており、レーザビームの各
回の水平走査は例えば1/300インチだけ周方向(画
像の垂直方向)にずれるようになっている。また、レー
ザビームは、例えば1インチ進む間に1200回のオン
/オフ変調を受けるようになっている。これにより、感
光体ドラム1に書込まれたビットマップ画像は垂直方向
300ドット/インチ×水平方向1200ドット/イン
チの解像度を持つことになる。
が終了すると、レーザビームの照射を受けなかった部分
は、依然として負の高い電圧を維持し、また照射を受け
た部分は帯電粒子を放電して負の低い電圧に上昇する。
面の電位差に基づいて、書込みが行なわれた部分だけト
ナースリーブ12によりトナーを摺りつけて選択的にト
ナーを吸着させ、潜像をトナー像に変換する。
面のトナー像を記録用紙に転写する。記録用紙は、感光
体ドラム1に接触しながら感光体ドラム1の周速度と同
一の速度で搬送され、記録用紙の裏面から印加されてい
る電圧により感光体ドラム1のトナーを引き寄せて表面
に吸着する。感光体ドラム1はそのまま更に回転して前
述の清掃工程を受けて次の静電像を形成するための準備
を行なう。
されたトナー像を熱溶融させて記録用紙に固定する。熱
定着ユニット14は、ローラ15内にヒータ16を内蔵
させて構成されており、記録用紙のトナー像を加圧しな
がら加熱して、トナー粒子を溶融させて記録用紙に溶着
させるようになっている。
統轄する制御装置のハード構成を示す。
刷データに対応したビットマップデータを作成して上述
したレーザビーム発生器5や感光体ドラム1の駆動機構
等の動作を制御する。この制御装置は、中央処理装置
(CPU)20、主記憶装置やワークエリアを構成する
RAM21、CPUの動作プログラムを格納するROM
22からなるマイクロコンピュータと、印刷データ内の
キャラクタコードをキャラクタのビットマップデータに
変換するためのフォントを内蔵したキャラクタジェネレ
ータ28と、印刷データに基づいて生成されたページ単
位の画像のビットマップデータを格納するページフレー
ムバッファ23とを備えている。
からのクロック信号の供給を受けている。パーソナルコ
ンピュータ等の外部装置25から受信された印刷データ
は、インターフェイス回路26を介してバス27に取り
込まれ、プリンタ制御コマンドにより処理されて、レー
ザビームを変調するための基本的なビットマップデータ
に変換され、ページフレームバッファ23に格納され
る。この基本的なビットマップデータの解像度は例えば
垂直方向300ドット/インチ×水平方向300ドット
/インチである。
後述するようにビットマップデータ発生回路29によ
り、トナーセーブのためのドット間引き処理や、エッジ
のスムージングのためのドット追加/削除処理を受け
て、最終的に例えば垂直方向300ドット/インチ×水
平方向1200ドット/インチの解像度を持ったデータ
に変換される。この最終的なビットマップデータはレー
ザビーム変調器17に出力されて、上述したようにレー
ザビームをオン/オフ変調する。また、CPU20は、
ビットシフト回路30及びアドレス回路31を介して感
光体ドラム1の駆動を制御して、データの書込みに適す
るように感光体ドラム1の回転を制御する。
を介してビットマップデータ発生回路29の動作を制御
する。例えば、CPU20は、レーザビームのオン/オ
フ変調周期に同期したビデオクロック信号や、レーザビ
ームの水平走査の周期に同期した水平同期信号や、トナ
ーセーブモードのオン/オフを示すトナーセーブ信号
や、後述するエッジ選択データや、後述する省ドットパ
ターンデータ等を、I/O制御回路32を介してビット
マップデータ発生回路29に与える。
O制御回路32から与えられる上記の信号に基づいて、
トナーセーブのためのドット間引き処理や、エッジのス
ムージングのためのドット追加/削除処理を行なう。
29のトナーセーブ処理を行なう部分の詳細構成を示
す。
3には所定の複数ページ分の画像のビットマップデータ
が格納されている。このページフレームバッファ23か
ら、印刷しようとするページ画像のビットマップデータ
が、水平同期信号とビデオクロック信号とに基づいたタ
イミングで読み出される。この読み出しの順序は、レー
ザビーム発生器5内のレーザビーム変調回路17にビッ
トマップデータを与える順序と同一であって、画像内の
一番上の水平ラインからスタートして、各水平ラインを
順次に水平走査していく。各ラインの水平走査は水平同
期信号の周期に同期して行なわれる。
方向に並ぶ8画素に対応したバイト単位でパラレルに読
み出され、パラレルシリアル変換回路51に入力されて
シリアルバイトに変換される。このシリアルバイトの各
ビットは、ビデオクロック信号に同期してラッチアレイ
53に順次に入力される。
並ぶ3画素のビットを保持するための3つのラッチ53
1〜533から構成され、パラレルシリアル変換回路51
から出力されたビットは、3画素中一番下の位置の画素
用のラッチ533にラッチされる。また、これに同期し
て、上側2つの画素用のラッチ531及び532には、メ
モリ55から出力された上下2画素のビットがラッチさ
れる。これらのラッチ531〜533は、各ビデオクロッ
ク信号に同期して、前回のビデオクロック信号でラッチ
したビットをシフトレジスタ57に出力すると共に、パ
ラレルシリアル変換回路51及びメモリ55から入力さ
れる次の3画素のビットをラッチする。
水平ライン分のビット列を保持できる容量を各々持った
2つのFIFOメモリ551及び552から構成され、
ビデオクロック信号に同期して、記憶している2ライン
分のビット列中で最も先に記憶した上下2画素のビット
をラッチアレイ53内の上側2画素用のラッチ531及
び532に出力すると共に、ラッチアレイ53内の下側
2画素用のラッチ532及び533から出力された上下2
画素のビットを新たに記憶する。
合わせにより、ラッチアレイ53には、垂直方向に並ぶ
3画素のビットが保持されることになり、そして、この
3画素のビットはビデオクロック信号に同期して水平走
査方向に1画素づつ更新されていき、また、水平同期信
号に同期して、垂直走査方向に1ライン分(1画素分)
だけ更新されることになる。
は、ビデオクロック信号に同期してシフトレジスタアレ
イ57に入力される。シフトレジスタアレイ57は、こ
の3画素に対応した3本のシフトレジスタ571〜573
から構成される。1番上と1番下の画素に対応したシフ
トレジスタ571及び573はそれぞれ2段構成であり、
真ん中の画素に対応したシフトレジスタ572は3段構
成である。ラッチアレイ53から出力された3画素のビ
ットは、この3本のシフトレジスタ571〜573の初段
に同時に入力され、そして、ビデオクロック信号に同期
してそれぞれのシフトレジスタの後段へとシフトされて
いく。
2段目に保持されているビットBCの画素を「注目画
素」と呼ぶことにする。シフトレジスタアレイ57の破
線で囲んだ部分には、注目画素を中心とした垂直方向3
画素及び水平方向3画素のビットセットが保持されるこ
とになる。
のビットBU、BC、BDは上下エッジ検出回路59に入
力され、水平方向3画素のビットBL、BC、BRは左右
エッジ検出回路61に入力される。この2つのエッジ検
出回路59、61は、同様の構成であり、注目画素のビ
ットBCと、その上下又は左右に隣接する画素のビット
とが同一値か否かをチェックすることにより、注目画素
がパターンの上下又は左右のエッジに位置するか否かを
判断するように構成されている。
と、アンドゲート591は注目画素ビットBCとその上隣
の画素ビットBUの反転ビットとを受けて、注目画素ビ
ットBCが“1”(黒)で上隣の画素ビットBUが“0”
(白)の時、つまり注目画素がパターンの上側エッジに
位置する時にのみ、信号“1”を出力する。また、アン
ドゲート592には注目画素BCとその下隣の画素ビット
BDの反転ビットとを受けて、注目画素ビットBCが
“1”(黒)で下隣の画素ビットBUが“0”(白)の
時、つまり注目画素がパターンの下側エッジに位置する
時にのみ、信号“1”を出力する。アンドゲート591
の出力信号は、マスクレジスタ63の図中右端のビット
と共に、アンドゲート593に入力される。また、アン
ドゲート592の出力信号は、マスクレジスタ63の図
中右から2番目のビットと共に、アンドゲート594に
入力される。
レジスタであって、前述したCPU20から与えられた
4ビットのエッジ選択データを保持している。このエッ
ジ選択データの各ビットは、印刷すべきパターンの上下
左右の各エッジに対応する。つまり、図中の右端のビッ
トは上側エッジに、右から2番目のビットは下側エッジ
に、右から3番目のビットは右側エッジに、そして、左
端のビットは左側エッジに対応している。これらのビッ
トが“1”であれば対応するエッジを選択することを意
味し、“0”であれば選択しないことを意味する。選択
されたエッジは、トナーセーブモードにおいても、ドッ
ト間引きされずに全ドット残される(つまり、必ず印刷
される)ことになる。尚、エッジ選択データの設定は、
全ビット“1”(全エッジを選択する)から全ビット
“0”(いずれのエッジも選択しない)までユーザが自
由に設定できるようにしてもよいし、予め用意された幾
つかの選択肢の中からユーザが好みのものを選ぶように
してもよい。
において、アンドゲート593は、マスクレジスタ63
内のエッジ選択データにより上側エッジが選択され且つ
注目画素が上側エッジに位置した時のみ、その出力信号
QUを“1”とする。また、アンドゲート594は、エッ
ジ選択データにより下側エッジが選択され且つ注目画素
が下側エッジに位置した時のみ、その出力信号QDを
“1”とする。
は、アンドゲート613は、マスクレジスタ63内のエ
ッジ選択データにより左側エッジが選択されて且つ注目
画素が左側エッジに位置した時のみ、その出力信号QL
を“1”とする。また、アンドゲート614は、エッジ
選択データにより右側エッジが選択され且つ注目画素が
右側エッジに位置した時のみ、その出力信号QRを
“1”とする。
信号QU、QD、QL、QRは、オアゲート65に入力され
る。このオアゲート65にはまた、省ドットパターン発
生回路67の出力信号も入力される。
は、トナーセーブモードで用いるドットを間引いたビッ
トマップデータを発生する回路である。この省ドットパ
ターン発生回路67は、前述したCPU20から与えら
れた省ドットパターンデータ(本実施例では、垂直4画
素×水平4画素の領域においてドット(黒画素)を全体
の25%に削減したビットマップデータ)を格納する省
ドットパターンレジスタ671と、この省ドットパター
ンレジスタ671から一つのビットを読みだす時のその
ビットの水平位置及び垂直位置をそれぞれ指定する水平
位置セレクタ672及び垂直位置セレクタ673と、省ド
ットパターンレジスタ671内から読み出されたビット
とシフトレジスタ572から読み出された注目画素のビ
ットとを入力し、この省ドットパターン発生回路67の
出力信号を発生するアンドゲート674とを備えてい
る。
ク信号に同期して省ドットパターンレジスタ671の水
平方向の読み出し位置を順次更新する。また、垂直位置
セレクタ673は、水平同期信号に同期して省ドットパ
ターンレジスタ671の垂直方向の読み出し位置を順次
更新する。従って、省ドットパターンレジスタ671か
らは、4×4画素の省ドットパターン内の、注目画素に
位置的に対応した画素のビットが読み出されることにな
る。省ドットパターンから読み出されたビットは注目画
素のビットと共にアンドゲート674に入力されるの
で、アンドゲート674からは、省ドットパターンに基
づくドット間引きを注目画素に施した後のビットが出力
される。
と、エッジ検出回路59、61の出力信号QU、QD、Q
L、QRとがオアゲート65に入力されるため、オアゲー
ト65の出力信号は、注目画素がパターンの選択された
エッジに位置している時は常に“1”となり、また、注
目画素がパターンの内部に位置している時は、省ドット
パターンのビット値“0”又は“1”となる。このオア
ゲート65の出力信号は、アンドゲート69に入力され
る。このアンドゲート69には、また、ゲート71を通
じて、前述したCPU20から与えられたトナーセーブ
信号が入力される。従って、トナーセーブ信号が
“1”、つまり、トナーセーブモードがオンの時にの
み、アンドゲート69はオアゲート65の出力信号を通
過させる。
の元のビットと、ゲート71により反転されたトナーセ
ーブ信号とが入力される。従って、このアンドゲート7
3は、トナーセーブ信号が“0”、つまり、トナーセー
ブモードがオフの時のみ、注目画素の元のビットを通過
させる。
ゲート69を通過したオアゲート65の出力信号が、ま
た、トナーセーブモードのオフ時には、アンドゲート7
3を通過した注目画素の元のビットが、それぞれ、オア
ゲート75を通じてエッジスムージング処理のためのR
IT回路77に入力される。
/インチ×300ドット/インチのビットマップデータ
に対して、パターンのエッジの凹凸を滑らかに見せるた
めの修正を施して最終的に300ドット/インチ×12
00ドット/インチの解像度のビットマップデータに変
換し、これをレーザビーム変調回路17に出力するもの
である。尚、RIT回路75としては、例えば特開平5
−64923号に開示されたものを採用することがで
き、その詳細については同公報を参照されたい。
処理用の回路を通過した後のビットマップパターン(R
IT回路75への入力パターン)を、“$”なるパター
ンを例にとり示したものである。尚、図中黒丸で示した
部分は、トナーセーブモードにおいても全ドットが印刷
される部分であり、白丸で示した部分は、トナーセーブ
モードでは省ドットパターンに従ってドットが間引かれ
て印刷される部分である。
ジだけを選択した場合を示し、図5は下側エッジだけを
選択した場合を、図6は左側エッジだけを選択した場合
を、また、図7は右側エッジだけを選択した場合をそれ
ぞれ示す。これらの図から分るように、トナーセーブモ
ードにおいても、パターン“$”内の選択されたエッジ
だけはドットが間引かれず全ドットが残されるので、こ
のエッジによってパターンを明確に認識することができ
る。特に、このパターン中央の縦線部分は、比較的細い
線であるため、もしエッジを残さず全体領域にドット間
引きを施したならば、縦線として明確に認識することが
難しくなる可能性が大きいが、エッジを残すことにより
縦線として容易に認識することができる。一方、このパ
ターン中の“S”の部分は、比較的太い線であるため、
エッジを残したとしても全領域にドット間引きを施した
場合に近いトナーセーブ効果を得ることができると共
に、残したエッジによってそのパターンの認識が一層容
易になっている。
エッジだけを残すことにより、細い線や細かいパターン
に対しては、ドット間引きによるパターンの劣化を抑制
して見栄えを向上させる効果が得られ、一方、太い線や
大面積のパターンに対しては、見栄えを向上させると共
に、ドット間引きによるトナーセーブ効果も充分に発揮
することができる。
見栄えが良くなる分、省ドットパターンのドット間引き
率を従来より大きくすることができる。このように間引
き率を大きくすれば、特に大きいパターンの多い画像の
場合には、従来よりも高いトナーセーブの効果が期待で
きる。
〜図7に示したように一側のエッジだけを残す方法の
他、上下両側又は左右両側のエッジを残す方法、上下一
方のエッジと左右一方とエッジとを残す方法、上下左右
全側のエッジを残す方法等、種々のバリエーションが考
えられるが、トナーをセーブしたい度合いや、画像に含
まれるパターンの特徴等から、適切なものを選択すべき
であろう。即ち、トナーセーブ効果を高めたければ、選
択するエッジの種類は出来るだけ少なくすべきである
し、見栄えの劣化を抑えたければ、選択するエッジの種
類を多くした方が効果がある。また、例えば図4〜図7
に示したような1側のエッジだけ選択するようにした場
合、図示のパターン例のように細い線が縦線に多い字体
では、右左いずれかのエッジを残すようにすれば、上下
いずれかのエッジを残す場合より、見栄えを良くするこ
とができる。
自由に設定することができる。図3に例示したパターン
はドット数が全体の25%(間引き率75%)である
が、トナーをセーブしたい度合いに応じて、この割合を
増減するようにしてもよい。この増減は、ユーザがマニ
ュアルで行なうようにしてもよいし、トナーの減少量に
応じて(例えば、過去に印刷したドット数の積算値から
推量できる)自動的にドット数を減らして行くようにし
てもよい。また、トナーセーブモードのオン/オフも、
マニュアルで行なうようにしてもよいし、トナーの残量
が一定の閾値以下になった時(例えば、トナータンク内
のセンサにより検出できる)に自動的にターンオンする
ようにしてもよい。
は、トナー残量とは関係なしに、試印刷を行なう時と清
書印刷を行なう時とに使い分けることもできる。そうす
る場合には、プリンタの操作パネルにこの目的のための
特別のスイッチ、つまり、試印刷と清書印刷と通常印刷
とを選択するための印刷モード選択ボタンを設けておき
(又は、外部装置のプリンタドライバに同様の選択コマ
ンドを設けておき)、このボタンにより試印刷を選択し
た状態で外部装置から印刷データを送ると、自動的にト
ナーセーブモードで印刷を行ない、その後に上記選択ボ
タンで清書印刷を選択すると、同じ印刷データをトナー
セーブモードがオフの状態で再度印刷するようにする
と、ユーザにとって便利である。
を実現するために、図2のCPU20が行なう処理の流
れを示したものである。
と清書印刷と通常印刷のいずれが選択されているかをチ
ェックし、その結果に応じて印刷モードフラグをセット
する(S1)。今、ここで、試印刷がセットされている
ものと仮定する。
(S2)、清書印刷以外がセットされているので、次
に、外部装置25から印刷データが受信されたか否かを
チェックする(S3)。その結果、印刷データが受信さ
れれば、これを一旦RAM21に格納する(S4)。
5)、試印刷が選択されているので、RAM21の受信
データを格納した領域に関し、オーバーライト禁止の規
制を設定し(S6)、更に、I/O制御回路32を通じ
てビットマップデータ発生回路29に対し、トナーセー
ブモード信号をオン状態に切り換えると共に、試印刷用
に予め用意したエッジ選択データと省ドットパターンデ
ータとを与える(S7)。
出し(S8)、言語解釈をして対応するビットマップデ
ータを作成してページフレームバッファ23に書込む
(S9)。このビットマップデータは、ビットマップデ
ータ発生回路29により、トナーセーブ処理及びエッジ
スムージング処理を施されてからレーザー変調回路17
に送られる。その結果、トナーセーブモードで試印刷が
行なわれる。
再びステップS1に戻る。今ここで、ユーザが印刷モー
ドボタンを押して印刷モードを通常印刷にセットしたと
仮定する。
通常印刷の状態にセットし(S1)、この後、新たな印
刷データを受信すれば(S3)、これをRAM21に一
旦格納する(S4)。この時、試印刷の時に受信した印
刷データの記憶領域はオーバーライト禁止となっている
為、それとは別の記憶領域に新たな受信データが記憶さ
れることになる。
プデータ発生回路29に対してトナーセーブモードのオ
フを指示し(S10)、そして、RAM21から印刷デ
ータを読み出して解釈してビットマップデータに変換し
てページフレームバッファ23に書込む(S8、S
9)。これにより、トナーセーブモードがオフの状態で
通常印刷が行なわれる。
は再びステップS1に戻る。今ここで、ユーザが印刷モ
ード選択ボタンを押して清書印刷を選択したと仮定す
る。
清書印刷にセットし(S1)、次にこの印刷モードフラ
グをチェックする(S2)。その結果、清書印刷がセッ
トされているから、次に、ビットマップデータ発生回路
29に対してトナーセーブモードのオフを指令し(S1
1)、RAM21の試印刷時の受信データの記憶領域の
オーバーライト禁止を解除する(S12)。続いて、R
AM21から試印刷時の受信データを読み出し(S1
3)、ビットマップデータを作成してページフレームバ
ッファ23に格納する。これにより、トナーセーブモー
ドがオフの状態で、清書印刷が実行される。
合、その印刷データがプリンタ内に保管されるため、同
じ印刷データについて清書印刷を行なう場合は、外部装
置25から印刷データを再度送る必要がないので清書時
間が短くなり便利である。しかも、試印刷と清書印刷と
の間に、別の印刷データによる通常印刷が割り込ますこ
ともできる。
同じ印刷データで清書印刷を行なわない場合の為に、そ
の印刷データのオーバーライト禁止を解除する(又は消
去する)ためのボタン(又はコマンド)も設けておくこ
とが望ましい。
が、本発明はその要旨を逸脱することなく、上記実施例
以外の種々の態様でも実施することができる。
4画素以外のサイズであってもかまわない。
場合、画像内の文字やパターンが適当なサイズである
と、実施例で説明したように画質劣化を抑えつつトナー
セーブができるという効果が得られるが、文字やパター
ンのサイズが小さすぎると、トナーセーブの効果が薄れ
ることになる。そこで、画像内の文字やパターンのサイ
ズ(例えば、テキストであれば文字の基本ポイント数)
をチェックして、サイズが所定値より小さい場合には、
エッジを残さずに、省ドットパターンのドット間引き率
を標準より小さくすることにより、トナーセーブを行う
ようにしてもよい。
ジの太さは1画素で固定であったが、これを2画素以上
にも可変できるようにしてもよい。更に、実施例では選
択したエッジを完全に残したが、エッジにも、パターン
内部よりは小さい間引き率でドットの間引きを行っても
よい。
インクセーブや、複写機やファクシミリ装置のトナーセ
ーブ等にも適用できる。
面によれば、画像を表現したドットパターン内からドッ
トを間引いて出力する際に、パターンのエッジをパター
ン内部よりも強調するようにしたため、トナーやインク
等の現像剤をセーブしつつ、ドット間引きによる出力画
像の見栄え劣化も抑制できる。
装置から受信したデータに基づいて、まず現像剤をセー
ブした状態で試しに画像形成を行った後、同じデータに
基づいて正式に画像を清書するという場合に、清書の時
は外部装置から同じデータを再度送る必要ないため清書
の時間が短縮されるという効果が得られる。
全体的な内部構成を示す断面図。
ブロック図。
構成を示すブロック図。
ーブモードで印刷した出力例を示す図。
ーブモードで印刷した出力例を示す図。
ーブモードで印刷した出力例を示す図。
ーブモードで印刷した出力例を示す図。
れを示すフローチャート。
Claims (3)
- 【請求項1】 ビットマップデータに従ってドットのパ
ターンにより構成された画像を現像剤を用いて描く画像
形成装置であって、 元のビットマップデータの中から、この元のビットマッ
プデータが表すドットパターンのエッジに相当するビッ
トを検出するエッジ検出手段と、 前記元のビットマップパターンが表すドットパターンか
ら部分的にドットが間引かれるように、前記元のビット
マップデータを修正する省ドット処理手段と、 前記省ドット処理手段による修正が前記ドットパターン
のエッジに対してはキャンセルされるように、前記省ド
ット処理手段からの修正されたビットマップデータと、
前記エッジ検出手段からの前記エッジに相当するビット
とを結合する手段と、 前記結合手段から出力されたビットマップデータに従っ
て画像を描く手段と、 を備え、前記エッジ検出手段は、前記ドットパターンの
異方向のエッジの中から、検出されるべきエッジの方向
を選択するためのエッジ選択手段を有することを特徴と
する画像形成装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記省ドット処理手段が、前記ドットが間引かれる割合
を可変する間引き率可変手段を有することを特徴とする
画像形成装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の画像形成装置において、
前記省ドット処理手段が、更に、前記現像剤の減少量を
検出する手段を有し、前記検出された減少量に応じて前
記間引き率可変手段が前記割合を調節することを特徴と
する画像形成装置。
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