JPH10200736A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH10200736A
JPH10200736A JP9002435A JP243597A JPH10200736A JP H10200736 A JPH10200736 A JP H10200736A JP 9002435 A JP9002435 A JP 9002435A JP 243597 A JP243597 A JP 243597A JP H10200736 A JPH10200736 A JP H10200736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character
extracted
unit
extracting
writing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9002435A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhito Konno
和仁 今野
Masahiko Harada
政彦 原田
Yukio Masubuchi
幸夫 舛渕
Takashi Sakamoto
貴 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP9002435A priority Critical patent/JPH10200736A/ja
Publication of JPH10200736A publication Critical patent/JPH10200736A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー限界を越えることによるトナー剥がれ
を防止できるとともに、印字ズレによる文字印字品質の
低下を防止することができるようにする。 【解決手段】 CPU3は、印字すべき画像データから
背景色を有する部分に印字される文字を抽出し、ビット
マップ文字を生成し、該ビットマップデータから輪郭を
j画素(本実施例ではj=1)削除した縮小文字を作成
する。CPU3は、この縮小文字を、メモリ5の文字描
画位置にK=Y=M=C=0で書き込む。この結果、本
来描画すべき文字の領域に対して、縮小文字部分の背景
が消去される。そして、本来描画すべき文字を描画位置
にK=100で書き込む。このデータをプリンタ出力制
御部11を介してカラープリンタ2に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラープリンタ
でカラー画像を印字出力させるための画像処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、入力装置であるスキャナや他
の端末等から入力されたカラー画像データをプリンタで
印刷するような場合、画像処理装置において、色情報再
現特性および空間周波数再現特性(コントラスト、シャ
ープネス等に関する再現性)を、出力装置であるプリン
タの特性に応じて補正していた。また、プリンタにおい
ては、補正したカラー画像データの色配置に従って感光
体ドラムの表面にレーザ光を照射することで帯電させ、
Y,M,C,Kの順にトナーを付着させた後、該トナー
を順次用紙に転写し、定着させることで用紙上に画像を
形成する。
【0003】ここで、図11は、従来の画像処理装置と
カラープリンタの例を示す概念図である。図において、
画像処理装置1は、演算処理を行うCPU3と、その制
御プログラムおよびカラープリンタ2に出力するビット
マップデータ6を記憶するメモリ5と、カラープリンタ
2への出力制御を行うプリンタ出力制御部11と、上記
CPU3、メモリ5およびプリンタ出力制御部11を接
続するバス4とから構成されている。
【0004】ビットマップデータ6は、n個の画素7-
1,7-2,…,7-i,…,7-nから構成されており、各
画素はクロ階調を示すKと、イエロー階調を示すYと、
マゼンダ階調を示すMと、シアン階調を示すCから構成
されている。ここで、階調は、0から100までの値を
設定できるとする。このビットマップデータ6の一例と
して、アルファベットHのビットマップデータを考え
る。
【0005】ビットマップデータ6において、背景色の
画素は、K(クロ階調)=0、Y(イエロー階調)=4
0、M(マゼンダ階調)=50、C(シアン階調)=6
0であり、この背景色の中に、文字である「H」がK
(クロ階調)=100、Y(イエロー階調)=0、M
(マゼンダ階調)=0、C(シアン階調)=0で書き込
んである。このビットマップデータ6をプリンタ出力制
御部11を介してカラープリンタ2に出力する。
【0006】次に、カラープリンタの概要を図12
(a)、(b)に示す。図12(a)は、一般的なカラ
ープリンタの構成を示す概念図である。画像形成装置1
は、K(クロ)、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C
(シアン)の順番でデータを送出する。上記Kデータ
は、半導体レーザ14において、レーザのスポット径に
変換され、感光体ドラム15の表面を帯電させる。K
(クロ)の現像器13kで帯電された部分にトナーが付
き、このK(クロ)トナーが転写ドラム17に張り付い
た用紙16に転写される。この動作をY(イエロー)、
M(マゼンダ)、C(シアン)にも同様に行い、カラー
画像を形成する。
【0007】また、図12(b)は、タンデム型のカラ
ープリンタの構成を示す概念図である。画像形成装置1
から供給されるK(クロ)データは、半導体レーザ19
kにおいて、レーザのスポット径に変換され、感光体ド
ラム20kの表面を帯電させ、K(クロ)の現像器18
kで帯電された部分にトナーが付く。同様な動作がY
(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)のデータ
に対しても、それぞれの半導体レーザ19y,19m,
19c、感光体ドラム20y,20m,20c、現像器
18y,18m,18cで行われる。これに並行して、
ローラ22,22で駆動される転写ベルト23に張り付
いた用紙21がK(クロ)の現像器20k、Y(イエロ
ー)の現像器20y、M(マゼンダ)の現像器20m、
C(シアン)の現像器20cの順に通り、その都度、
K,Y,M,Cのトナーが転写され、カラー画像が形成
される。
【0008】ここで、図13は、上述した画像処理装置
の略構成を示すブロック図である。図において、従来の
画像処理装置では、文字抽出手段25により抽出された
文字は、書き込み手段26によりそのままメモリ5上に
書き込まれる。上述したカラープリンタで印刷された一
例を図14および図15に示す。図14は理想的に出力
された出力データを示す概念図である。図において、理
想的に出力された場合には、トナーの重なりにズレがな
いので、下地が見えたり、トナーをのせる限界Hを越え
ることはない。これに対して、図15は印刷位置のズレ
が右上方向に発生した場合の出力データを示す概念図で
ある。図において、位置ズレが発生した出力データ29
では、下地が見えている。この位置ズレが発生する原因
としては、図12(a)に示すカラープリンタの場合
は、転写ドラム17上での用紙16の滑りによるもので
あり、図12(b)に示すカラープリンタの場合は、K
(クロ)、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シア
ン)の現像器の位置ズレによるものである。
【0009】特に、画像輪郭の画質が要求される文字に
おいては、写真、図形以上に位置ズレが大きな問題とな
る。そこで、上記位置ズレを完全にゼロにすることは不
可能であるが、1画素以下にする技術は提案されてい
る。上記問題を解決する従来の技術としては、一般的に
オーバープリントと呼ばれる手法が知られている。ここ
で、図16は、オーバープリントを用いる画像処理装置
の略構成を示す概念図である。図において、オーバープ
リントでは、背景色の上に黒文字を書く場合には、文字
抽出手段25により抽出された文字を、書き込み手段2
6によってメモリ5上に書き込む際、背景色判定手段3
0により背景色を判定し、K(クロ階調)=100、Y
(イエロー階調)、M(マゼンダ階調)=0、C(シア
ン階調)=0でメモリ5に書き込むのではなく、K(ク
ロ階調)=100のみを書き込み、背景色を残すように
なっている。
【0010】ここで、図17は、上記オーバープリント
を用いた場合にカラープリンタで出力された出力データ
を示す概念図である。図示するように、出力データ32
においては、背景色がK(クロ階調)=0、Y(イエロ
ー階調)=40、M(マゼンダ階調)=50、C(シア
ン階調)=60である部分に黒文字を書く。この結果、
黒文字部分のデータは、K(クロ階調)=100、Y
(イエロー階調)=40、M(マゼンダ階調)=50、
C(シアン階調)=60となる。このデータをプリント
アウトした出力データ32は、位置ズレが生じても下地
が見えないため、文字の印刷品質がよいという特徴があ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たオーバープリントでは、背景色が濃い場合には、トナ
ーをのせられる限界があるため、図15に示すように、
限界Hを越えてトナーをのせると、印刷後にトナーが剥
がれるという問題があった。トナーをのせられる限界H
を200と仮定すると、出力データ32の一部33の断
面を表したものがトナーの重なり35である。図示する
ように、トナーをのせる限界Hを越えた部分が存在する
ことが分かる。図示の例では、トナーをのせる限界20
0に対して100(K)+40(Y)+50(M)+6
0(C)=250となっている。
【0012】このため、従来のオーバープリントでは、
常に背景のデータを考慮しながら、文字を書き込む必要
があり、かつ、トナーをのせる限界Hを越えた場合に
は、何らかの処理を行う必要があるため、処理が複雑に
なるという問題がある。このため、処理速度も低下し、
かつ、下地となる背景の影響で正確な黒色が印刷され
ず、文字印字品質も低下するという問題があった。
【0013】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、トナー限界を越えることによるトナー剥がれを
防止できるとともに、印字ズレによる文字印字品質の低
下を防止することができる画像処理装置を提供すること
を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1の発明では、印字すべき画像データ
から背景色を有する部分に印字する文字を抽出する抽出
手段と、前記抽出手段によって抽出された文字の形状に
対応させて、該文字よりも小さい領域の背景色を消去す
る消去手段と、前記抽出手段によって抽出された文字を
書き込む書込手段とを具備することを特徴とする。
【0015】また、請求項2記載の発明では、印字すべ
き画像データから背景色を有する部分に印字する文字を
抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された
文字を、黒色と他の色を混合して文字を書き込む場合に
は、前記抽出手段によって抽出された文字の形状に対応
させて、該文字よりも小さい領域を、黒色を除く他の色
で書き込みを行うとともに、前記抽出手段によって抽出
された文字を書き込む書込手段とを具備することを特徴
とする。
【0016】また、請求項3記載の発明では、印字すべ
き画像データから背景色を有する部分に印字する文字を
抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された
文字の文字情報を保持する保持手段と、前記抽出手段に
よって抽出された文字の形状に対応させて、前記保持手
段に保持された文字よりも小さい領域の背景色を消去す
る消去手段と、前記抽出手段によって抽出された文字を
書き込む書込手段とを具備することを特徴とする。
【0017】また、請求項4記載の発明では、印刷すべ
き画像データから文字を抽出する抽出手段と、前記抽出
手段によって抽出された文字の文字情報を保持する保持
手段と、前記抽出手段によって抽出された文字の形状に
対応させて、前記保持手段に保持された文字より小さい
領域を生成し、小さい領域情報を記憶する記憶手段と、
前記抽出手段によって抽出された文字の形状に対応させ
て、前記記憶手段に記憶された小さい領域で背景色を消
去する消去手段と、前記抽出手段によって抽出された文
字を書き込む書込手段とを具備することを特徴とする。
【0018】この発明によれば、まず、抽出手段によっ
て、印字すべき画像データから背景色を有する部分に印
字する文字を抽出した後、消去手段によって、前記抽出
手段によって抽出された文字の形状に対応させて、該文
字よりも小さい領域の背景色を消去する。そして、書込
手段によって、上記背景色が消去された領域を含む所定
の位置に、前記抽出手段によって抽出された文字を書き
込む。このように、文字を書き込むべき位置において、
予め文字の形状よりも小さい領域の背景色を消去するよ
うにしたので、印刷装置において位置ズレが生じても、
トナー限界を越えることによるトナー剥がれを防止する
ことが可能であり、また、下地が見えず、印字ズレによ
る文字印字品質の低下を防止することがことが可能とな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】次に図面を参照してこの発明の実
施形態について説明する。 A.請求項1の説明 図1は、本発明の一実施形態による画像処理装置の構成
を示すブロック図である。なお、図11に対応する部分
には同一の符号を付けて説明を省略する。図において、
文字抽出用領域44は、メモリ5上に確保された文字抽
出作業に使用する領域で、この領域を使用してCPU3
は文字の作成または抽出を行う。縮小文字作成用領域4
0は、メモリ5上に確保された領域であり、CPU3に
より作成または抽出された、描画する文字に比べ、輪郭
部分で1画素小さい文字(縮小文字)が作成される。C
PU3は、上記縮小文字作成用領域40で作成された縮
小文字を、本来描画すべき文字位置に、K=Y=M=C
=0で書き込む(背景を消去する)。この結果、縮小文
字の部分(描画すべき本来の文字に比べ、輪郭部分で1
画素小さい文字)では、背景のない白抜きとなる。CP
U3は、さらに、K=100で、本来描画すべき文字を
書き込むようになっている。
【0020】次に、図2は、本実施形態による画像処理
装置の基本構成を示すブロック図である。なお、図13
または図16に対応する部分には同一の符号を付けてい
る。図において、文字抽出手段25は、入力装置である
スキャナや他の端末等から入力されたカラー画像データ
から文字を抽出する。または、PostScript、PCL5の
ようなプリンタ出力用言語を処理し、生成されたビット
マップ文字も含む。消去手段41は、文字抽出手段25
により抽出された文字に対し、該文字よりも小さい文字
形状でメモリ5上の背景色を消去する。書き込み手段2
6は、本来描画すべき文字をメモリ5上の描画位置に書
き込む。
【0021】また、縮小文字の生成は、ビットマップ文
字の輪郭を削除する方法以外に、アウトラインフォント
の場合、ビットマップ文字生成時に、直接、縮小文字を
生成するようにしてもよい。
【0022】B.請求項2の説明 上述した段落番号(0018)〜(0020)で説明し
た請求項1の実施形態と基本構成において、印刷データ
を作成する際の技術として、K(クロ)単色でなく、Y
(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)を混ぜて
描画する手法がある。この場合、縮小文字としては、K
(クロ)を除いた色を使用して書き込み、その後、K
(クロ)で本来の文字を書き込むようにすればよい。
【0023】C.請求項3の説明 図3は、抽出文字キャッシュを備える場合の構成を示す
ブロック図である。図1に対して、抽出または生成され
た文字をキャッシュする領域である抽出文字キャッシュ
45をメモリ上5に備える構成である。図4は、抽出文
字キャッシュを備える場合の基本構成を示すブロック図
である。図2に対して、抽出または生成された文字を保
管し、必要に応じて保管された文字データを使用、削除
または新規登録することを制御する抽出文字キャッシュ
制御手段47を備える。抽出文字キャッシュ制御手段4
7はCPU3で実行される。
【0024】図5は、抽出文字キャッシュを備える場合
の動作を説明するためのフローチャートである。また、
図6(a)、(b)は、画像処理装置での動作を説明す
るための概念図であり、図7は、プリンタでのズレが右
上方向に生じた場合の印刷例を示す概念図である。ま
ず、ステップSa1で、文字を抽出し、ステップSa2
で、ビットマップ文字であるか否かを判断する。そし
て、抽出した文字がビットマップ文字でない場合には、
ステップSa3に進み、抽出文字キャッシュ45にビッ
トマップ文字が登録されているか否かを判断する。そし
て、登録されていなければ、ステップSa4で、ビット
マップ文字を生成し、ステップSa5で抽出文字キャッ
シュ45に保管登録した後、ステップSa7に進む。こ
れに対して、抽出文字キャッシュ45にビットマップ文
字が既に登録されている場合には、ステップSa6に進
み、登録されているビットマップ文字を使用し、ステッ
プSa7に進む。また、抽出した文字がビットマップ文
字である場合には、そのままステップSa7に進む。
【0025】いずれの場合においても、ビットマップ文
字が用意できた時点で、ステップSa7において、ビッ
トマップデータから輪郭をj画素(本実施例ではj=
1)削除した縮小文字を作成する。次に、ステップSa
8で、この縮小文字を文字描画位置にK=Y=M=C=
0で書き込む。この結果、図6(a)に示すように、本
来描画すべき文字(「H」)の領域に対して、縮小文字
部分42の背景が消去される。次に、ステップSa9
で、本来描画すべき文字を描画位置に、図6(b)に示
すように、指定された文字43をK階調(図示の例では
K=100)で書き込む。このデータをプリンタ出力制
御部11を介してカラープリンタ2に送出する。このと
き、カラープリンタ2において、図7に示すように右上
方向に1画素ズレて印刷されたとしても、下地は見え
ず、かつトナーをのせる限界も越えることはない。ま
た、トナーをのせる限界を越えたとしても、ズレ幅が1
画素程度の部分であるため、トナーが剥がれるという問
題は生じない。これにより、容易に高品質な文字印字が
実現できる。
【0026】D.請求項4の説明 図8は縮小文字キャッシュを備える場合の構成を示すブ
ロック図である。図3に対して、縮小された文字をキャ
ッシングする領域である縮小文字キャッシュ46をメモ
リ上5に持つ構成である。図9は縮小文字キャッシュを
備える場合の基本構成を示すブロック図である。図4に
対して、縮小された文字を記憶し、必要に応じて記憶さ
れた縮小文字データを使用、削除または新規登録するこ
とを制御する縮小文字キャッシュ制御手段48を備え
る。縮小文字キャッシュ制御手段48はCPU3で実行
される。
【0027】図10は、縮小文字用キャッシュを備える
場合の動作を説明するためのフローチャートである。ま
ず、ステップSb1で、文字を抽出し、ステップSb2
で、ビットマップ文字であるか否かを判断する。そし
て、抽出した文字がビットマップ文字でない場合には、
ステップSb3に進み、抽出文字キャッシュ45にビッ
トマップ文字が登録されているか否かを判断する。そし
て、登録されていなければ、ステップSb4で、ビット
マップ文字を生成し、ステップSb5で抽出文字キャッ
シュ45に登録した後、ステップSb7に進む。これに
対して、抽出文字キャッシュ45にビットマップ文字が
既に登録されている場合には、ステップSb6に進み、
登録されているビットマップ文字を使用し、ステップS
b7に進む。また、抽出した文字がビットマップ文字で
ある場合には、そのままステップSb7に進む。
【0028】いずれの場合においても、ビットマップ文
字が用意できた時点で、ステップSa7に進み、縮小文
字キャッシュ46に該当する文字の縮小文字データが登
録されているか否かを判断する。そして、登録されてい
なければ、ステップSb8において、ビットマップデー
タから輪郭をj画素(本実施例ではj=1)削除した縮
小文字を作成し、ステップSb9で縮小文字キャッシュ
46に登録した後、ステップSb10に進む。一方、縮
小文字キャッシュ46に縮小文字データが既に登録され
ている場合には、該縮小文字データを使用し、そのまま
ステップSb10に進む。
【0029】ステップSb10では、この縮小文字を文
字描画位置にK=Y=M=C=0で書き込む。この結
果、前述した図6(a)に示すように、本来描画すべき
文字(「H」)43の領域に対して、縮小文字部分42
の背景が消去される。次に、ステップSb11で、本来
描画すべき文字43を描画位置に、前述した図6(b)
に示すように、指定されたK階調(図示の例ではK=1
00)で書き込む。このデータをプリンタ出力制御部1
1を介してカラープリンタ2に送出する。このとき、カ
ラープリンタ2において、前述した図5に示すように右
上方向に1画素ズレて印刷されたとしても、下地は見え
ず、かつトナーをのせる限界Hも越えることはない。ま
た、トナーをのせる限界Hを越えたとしても、ズレ幅が
1画素程度の部分であるため、トナーが剥がれるという
問題は生じない。これにより、容易に高品質な文字印字
が実現できる。
【0030】E.請求項5の説明 請求項1から請求項4において、縮小文字を輪郭が1画
素小さい文字としたが、これに限らず、カラープリンタ
のズレが大きい場合には、2画素以上の縮小文字を生成
し、背景色を消去するようにしてもよい。また、カラー
プリンタのズレが垂直方向のみ顕著に発生する場合に
は、水平方向において輪郭の削除を行わず、垂直方向の
みの画素を削除するようにしてもよい。同様に、カラー
プリンタのズレが水平方向のみ顕著に発生する場合に
は、垂直方向において輪郭の削除を行わず、水平方向の
みの画素を削除するようにしてもよい。
【0031】F.請求項6の説明 請求項1から請求項4において、縮小文字を生成する際
に予め指定された輪郭削除を使用するのではなく、外部
から任意に設定できるようにしてもよい。例えば、画像
処理装置の制御パネルで輪郭削除指定ができるように
し、必要に応じて設定を変更する方法がある。または、
出力されるデータに輪郭削除方法を属性情報として追加
し設定する方法がある。または、パソコンからプリンタ
に出力する際に、パソコンの操作画面から輪郭削除方法
を指定する方法がある。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、請求項1記載の発明によれば、抽出手段によって、
印字すべき画像データから背景色を有する部分に印字す
る文字を抽出した後、消去手段によって、前記抽出手段
によって抽出された文字の形状に対応させて、該文字よ
りも小さい領域の背景色を消去し、その後、書込手段に
よって、上記背景色が消去された領域を含む所定の位置
に、前記抽出手段によって抽出された文字を書き込むよ
うにしたので、文字を書き込むべき位置において、該文
字の形状よりも小さい領域の背景色が消去されているた
め、印刷装置において位置ズレが生じても、トナー限界
を越えることによるトナー剥がれを防止することができ
るとともに、下地が見えず、印字ズレによる文字印字品
質の低下を防止することがことができるという利点が得
られる。
【0033】また、請求項2記載の発明によれば、抽出
手段によって、印字すべき画像データから背景色を有す
る部分に印字する文字を抽出した後、前記抽出手段によ
って抽出された文字を、黒色と他の色を混合して文字を
書き込む場合には、書込手段によって、前記抽出手段に
よって抽出された文字の形状に対応させて、該文字より
も小さい領域を、黒色を除く他の色で書き込みを行うと
ともに、前記抽出手段によって抽出された文字を書き込
むようにしたので、印刷装置において位置ズレが生じて
も、トナー限界を越えることによるトナー剥がれを防止
することができるとともに、下地が見えず、印字ズレに
よる文字印字品質の低下を防止することがことができる
という利点が得られる。
【0034】また、請求項3記載の発明によれば、抽出
手段によって、印字すべき画像データから背景色を有す
る部分に印字する文字を抽出し、書き込み時には、前記
抽出手段によって抽出された文字の文字情報が保持手段
に既に保持されていれば、該保持されている文字情報を
用いて、消去手段によって、前記抽出手段によって抽出
された文字の形状に対応させて、前記保持手段に保持さ
れた文字よりも小さい領域の背景色を消去した後、書込
手段によって、前記抽出手段により抽出された文字を書
き込むようにしたので、印刷装置において位置ズレが生
じても、トナー限界を越えることによるトナー剥がれを
防止することができるとともに、下地が見えず、印字ズ
レによる文字印字品質の低下を防止することがことがで
き、さらに、保持手段に保持した文字情報を用いるの
で、処理時間を短縮できるという利点が得られる。
【0035】また、請求項4記載の発明によれば、抽出
手段によって、印字すべき画像データから背景色を有す
る部分に印字する文字を抽出し、書き込み時には、前記
抽出手段によって抽出された文字の文字情報が保持手段
に保持され、かつ、抽出された文字の小さい領域情報が
記憶手段に既に記憶されていれば、記憶された小さい領
域情報を用いて、消去手段によって、前記保持手段に保
持された文字より小さい領域の背景色を消去した後、書
込手段によって、前記抽出手段により抽出された抽出さ
れた文字を書き込む。または、抽出手段によって、印字
すべき画像データから背景色を有する部分に印字する文
字を抽出し、書き込み時には、前記抽出手段によって抽
出された文字の文字情報が保持手段に保持され、かつ、
抽出された文字の小さい領域情報が記憶手段に記憶され
ていなければ、保持されている文字情報を用いて、消去
手段によって、前記抽出手段によって抽出された文字の
形状に対応させて、前記保持手段に保持された文字より
小さい領域の背景色を消去し、記憶手段に小さい領域情
報を記憶した後、書込手段によって、前記抽出手段によ
り抽出された文字を書き込む。このため、印刷装置にお
いて位置ズレが生じても、トナーの限界を越えることに
よるトナー剥がれを防止することができるとともに、下
地が見えず、印字ズレによる文字印字品質の低下を防止
することができ、さらに、保持手段に保持、記憶手段に
記憶した文字情報を用いるので、処理時間を短縮できる
という利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態による画像処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】 本実施形態による画像処理装置の基本構成を
示すブロック図である。
【図3】 抽出文字キャッシュを備える場合の構成を示
すブロック図である。
【図4】 抽出文字キャッシュを備える場合の基本構成
を示すブロック図である。
【図5】 抽出文字キャッシュを備える場合の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図6】 画像処理装置での動作を説明するための概念
図である。
【図7】 プリンタでのズレが右上方向に生じた場合の
印刷例を示す概念図である。
【図8】 縮小文字キャッシュを備える場合の構成を示
すブロック図である。
【図9】 縮小文字キャッシュを備える場合の基本構成
を示すブロック図である。
【図10】 縮小文字キャッシュを備える場合の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図11】 従来の画像処理装置の構成例を示す概念図
である。
【図12】 一般的なカラープリンタおよびタンデム型
のカラープリンタの構成を示す概念図である。
【図13】 従来の画像処理装置の略構成を示すブロッ
ク図である。
【図14】 理想的に出力された出力データを示す概念
図である。
【図15】 印刷位置のズレが右上方向に発生した場合
の出力データを示す概念図である。
【図16】 オーバープリントを用いる画像処理装置の
略構成を示す概念図である。
【図17】 オーバープリントを用いた場合にカラープ
リンタで出力された出力データを示す概念図である。
【符号の説明】 3 CPU(抽出手段、消去手段、書込手段) 5 メモリ 25 文字抽出手段(抽出手段) 26 書き込み手段(書込手段) 40 縮小文字格納領域 41 消去手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 貴 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字すべき画像データから文字を抽出す
    る抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された文字の形状に対応させ
    て、該文字よりも小さい領域の背景色を消去する消去手
    段と、 前記抽出手段によって抽出された文字を書き込む書込手
    段とを具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 印字すべき画像データから文字を抽出す
    る抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された文字を、黒色と他の色
    を混合して文字を書き込む場合には、前記抽出手段によ
    って抽出された文字の形状に対応させて、該文字よりも
    小さい領域を、黒色を除く他の色で書き込みを行うとと
    もに、前記抽出手段によって抽出された文字を書き込む
    書込手段とを具備することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 印字すべき画像データから文字を抽出す
    る抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された文字の文字情報を保持
    する保持手段と、 前記抽出手段によって抽出された文字の形状に対応させ
    て、前記保持手段に保持された文字よりも小さい領域の
    背景色を消去する消去手段と、 前記抽出手段によって抽出された文字を書き込む書込手
    段とを具備することを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 印刷すべき画像データから文字を抽出す
    る抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された文字の文字情報を保持
    する保持手段と、前記抽出手段によって抽出された文字
    の形状に対応させて、前記保持手段に保持された文字よ
    り小さい領域を生成し、小さい領域情報を記憶する記憶
    手段と、 前記抽出手段によって抽出された文字の形状に対応させ
    て、前記記憶手段に記憶された小さい領域で背景色を消
    去する消去手段と、 前記抽出手段によって抽出された文字を書き込む書込手
    段とを具備することを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記消去手段は、前記抽出手段によって
    抽出された文字の形状に対応させて、少なくも、印字装
    置での位置ズレ分だけ、前記抽出手段によって抽出され
    た文字よりも小さい領域の背景色を消去することを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記消去手段によって背景色を消去する
    領域の大きさを設定する設定手段を具備することを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像処理装
    置。
JP9002435A 1997-01-09 1997-01-09 画像処理装置 Pending JPH10200736A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9002435A JPH10200736A (ja) 1997-01-09 1997-01-09 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9002435A JPH10200736A (ja) 1997-01-09 1997-01-09 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10200736A true JPH10200736A (ja) 1998-07-31

Family

ID=11529197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9002435A Pending JPH10200736A (ja) 1997-01-09 1997-01-09 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10200736A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009251058A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Canon Inc 画像形成システム
US20100097655A1 (en) * 2008-10-20 2010-04-22 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus, image formation apparatus, image processing method, and recording medium storing program
US8390883B2 (en) 2009-03-26 2013-03-05 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus, image forming apparatus, and recording medium for overprint processing

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009251058A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Canon Inc 画像形成システム
US20100097655A1 (en) * 2008-10-20 2010-04-22 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus, image formation apparatus, image processing method, and recording medium storing program
JP2010098669A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像処理プログラム、画像形成装置
CN101727587A (zh) * 2008-10-20 2010-06-09 富士施乐株式会社 图像处理装置、图像处理方法、以及图像形成装置
US8264735B2 (en) 2008-10-20 2012-09-11 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus, image formation apparatus, image processing method, and recording medium storing program
US8390883B2 (en) 2009-03-26 2013-03-05 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus, image forming apparatus, and recording medium for overprint processing

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7995238B2 (en) Image processing that can use both process and spot color plates
JP4618324B2 (ja) 画像処理装置及びプログラム
JPH08207380A (ja) オリジナルフォームに自動的に記入する方法及び装置
JPH11298717A (ja) 印刷システム
JP4875723B2 (ja) 画像形成装置
JP4557959B2 (ja) トナーを用いる電子写真式画像形成装置、トナーを用いる電子写真式画像形成方法
JP3902907B2 (ja) 画像処理装置及び方法と画像形成装置
JP2001219626A (ja) プリントシステム
JPH10200736A (ja) 画像処理装置
JP2001053970A (ja) プリンタシステムおよび画像処理方法、並びに画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4608867B2 (ja) 画像処理装置
JP3728183B2 (ja) 印刷制御装置および描画制御装置およびデータ処理方法および記憶媒体
JP4093169B2 (ja) 画像処理装置
JP2009027224A (ja) 印刷システム、画像処理装置、色補正装置、画像処理方法、色補正方法、画像処理プログラム、および色補正プログラム
JP4622230B2 (ja) 画像処理装置、印刷物の製造方法及びプログラム
JP4172372B2 (ja) 画像処理装置
JPH10285412A (ja) 画像処理装置およびその方法
JPH11196246A (ja) 画像形成装置
JPH0916138A (ja) イメージ処理装置およびページプリンタ
JPH06164926A (ja) 記録装置
JP2000341522A (ja) 印刷装置およびその画像生成方法
JPH07200213A (ja) 画像処理システム
JPH1040404A (ja) レイアウトデザイン装置
JP2007306432A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JPH11328396A (ja) 情報処理装置および情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041012