JP2011198128A - 画像処理方法、画像処理装置、および画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷画像の作成に際し、インク使用量を削減しつつ画質劣化を抑える。
【解決手段】原画像データに対するパラメーターの補正履歴情報を付帯する理想画像データ2aを読み込んで、理想補正パラメーターを取得するステップと、理想画像データを印刷する際の初期インク使用量を計算するステップと、初期インク使用量を基準として、理想補正パラメーターの各補正値とインク使用量との関係(3i,3o)を計算するステップと、理想補正パラメーターの各補正値とインクの使用量との関係において、ユーザー入力されたインクの目標使用量Vpに近似する適正補正値Lrを計算するステップと、理想画像データの理想補正パラメーターを適正補正値に設定した補正画像データ(20b,20c)を生成して、その補正画像データをディスプレーに表示するステップとをコンピューターに実行させる画像処理方法としている。
【選択図】図3
【解決手段】原画像データに対するパラメーターの補正履歴情報を付帯する理想画像データ2aを読み込んで、理想補正パラメーターを取得するステップと、理想画像データを印刷する際の初期インク使用量を計算するステップと、初期インク使用量を基準として、理想補正パラメーターの各補正値とインク使用量との関係(3i,3o)を計算するステップと、理想補正パラメーターの各補正値とインクの使用量との関係において、ユーザー入力されたインクの目標使用量Vpに近似する適正補正値Lrを計算するステップと、理想画像データの理想補正パラメーターを適正補正値に設定した補正画像データ(20b,20c)を生成して、その補正画像データをディスプレーに表示するステップとをコンピューターに実行させる画像処理方法としている。
【選択図】図3
Description
この発明は、画像を印刷する際の画像処理方法に関し、例えば、インクジェットプリンターに印刷させるための画像のインク使用量を削減させる際に、画質の劣化を可能な限り抑えるようにするための画像処理方法に関する。
印刷装置として、紙、布、フィルム等の各種の媒体にインクを断続的に吐出して印刷を行うインクジェットプリンターが知られている。インクジェットプリンターは、インク滴からなる微細なドットを媒体上に配置することで画像を形成している。このようなインクジェットプリンターは、複数の色のそれぞれについてインクを充填した複数のインクカートリッジを備えて多色印刷が可能であり、インクの補充に際しては、カートリッジを交換するだけなので、例えば、店舗のレジなどにおいて配布される商品の割引券(クーポン券)の券面を印刷するのに利用されている。
また、最近では、店舗における周知のPOSシステムに連動し、購入された商品ごとに多種多様なクーポン券をその場でカラー印刷するためにインクジェットプリンターが使用されている。例えば、店舗のレジにて、特定の商品のバーコードが読み込まれると、その商品の情報がPOSシステムを介して専用のプリンターに送信されるようになっている。そして、プリンターは、POSシステムから転送されてくる商品の情報と印刷すべきクーポン券との対応関係を記憶しており、POSシステムからの転送情報に基づいて所定のクーポン券をその場で印刷して発券する。
ところで、このクーポン券の発券サービスによって成立するビジネスモデルとしては、例えば、A社が製造している商品について、後発のB社が類似する商品を製造販売するような場合、B社は、自社製品の社会的認知と販売促進を目的として、自社製品の購入に際して使用可能なクーポン券を店舗で発券してもらう。割引代金についてはB社が負担する。そして、消費者が店舗にてA社の商品を購入した際に、そのクーポン券を発券する。それによって、B社は、その消費者にA社以外にも同様の製品があることを認知してもらえるとともに、クーポン券による代金の割引きによって、消費者に自社製品の購入動機を与えることができる。
なお、このビジネスモデルでは、店舗とB社との契約を仲介する広告代理店や、クーポン券の発券システムの製造販売会社、発券システムを構成するプリンターやその他のハードウエア、および消耗品などを販売するメーカーなどが、それぞれの利益を得ている。
例えば、上述したビジネスモデルでは、プリンターで使用される消耗品は、その使用量に応じてプリンター製造会社に支払われることが多い。とくにインクは、その使用量に応じて費用を支払うことが多い。すなわち、上記のインクジェットプリンターであれば、交換するインクカートリッジに対して費用を支払うのではなく、インクの吐出回数などで使用量を計算し、その使用量に応じた費用を支払う。そのため、そのインクに関わる費用を誰が払うにせよ、インクの使用量を可能な限り削減したいという要望がある。なお、インクの使用量を管理する技術については、以下の特許文献1に記載されている。
ところで、上述したビジネスモデルにおいて発券されるクーポン券は、商品認知の観点から、その券面自体を商品の広告として機能させる必要がある。そのため、上記のB社など、クーポン券の実質的な発行元としては、専門のデザイナーなどの画像作成者によってデザインされた趣向を凝らした画像を券面に印刷して消費者の興味を喚起させたい、という要望がある。したがって、闇雲にインク使用量を減らせば消費者が興味を持つような画質での印刷が難しくなる。そして、結果的に、広告効果が減少し、クーポン券の発券に見合う効果がなくなり、上記ビジネスモデル自体が成立しなくなる可能性がある。もちろん、例示したビジネスモデルに限らず、画質劣化を最小限にさせつつ、インク使用量を減らしたい、という要望は多い。
本発明は、このような課題に鑑み、プリンターにて印刷される画像を作成する際に、そのインク使用量を削減しつつ、画質劣化を最小限に抑えるように,その画像作成者を支援する画像処理方法、画像処理援装置、および画像処理プログラムを提供することを目的としている。なお、他の目的については、以下の記載で明らかにする。
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、その主たる発明は、コンピューターにより、インクを用いて画像を形成する印刷装置に印刷させる画像を生成する際の画像処理方法であって、
原画像データに対するパラメーターの補正履歴情報を付帯する理想画像データを読み込んで、当該補正履歴情報に記述されているパラメーターを理想補正パラメーターとして取得する補正履歴取得ステップと、
前記理想画像データを印刷する際のインク使用量を初期インク使用量として計算する理想画像インク使用量計算ステップと、
前記初期インク使用量を基準として、前記理想補正パラメーターの各補正値とインク使用量との関係を計算するインク使用量計算ステップと、
前記理想補正パラメーターの各補正値とインクの使用量との関係において、ユーザー入力されたインクの目標使用量に近似する適正補正値を計算する適正補正値計算ステップと、
前記理想画像データの前記理想補正パラメーターを前記適正補正値に設定した補正画像データを生成し、当該補正画像データをディスプレーに表示する補正画像表示ステップと、
を実行させることを特徴とする画像処理方法としている。なお、本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
原画像データに対するパラメーターの補正履歴情報を付帯する理想画像データを読み込んで、当該補正履歴情報に記述されているパラメーターを理想補正パラメーターとして取得する補正履歴取得ステップと、
前記理想画像データを印刷する際のインク使用量を初期インク使用量として計算する理想画像インク使用量計算ステップと、
前記初期インク使用量を基準として、前記理想補正パラメーターの各補正値とインク使用量との関係を計算するインク使用量計算ステップと、
前記理想補正パラメーターの各補正値とインクの使用量との関係において、ユーザー入力されたインクの目標使用量に近似する適正補正値を計算する適正補正値計算ステップと、
前記理想画像データの前記理想補正パラメーターを前記適正補正値に設定した補正画像データを生成し、当該補正画像データをディスプレーに表示する補正画像表示ステップと、
を実行させることを特徴とする画像処理方法としている。なお、本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
===本発明の実施例===
本発明の実施例では、例えば、上述したクーポン券の券面に画像を印刷するような用途において、画像作成者が、コンピューターにインストールされている画像作成ソフトウエアを用い、自身が理想とする画像(以下、理想画像)を作成したところ、その理想画像をそのまま印刷するとインクの使用量が多く、インク使用量を削減する必要がある場合を想定している。そして、本発明の実施例は、前記想定において、画像作成者に対し、インクの使用量と画質劣化とを勘案して、最終的に印刷に供される画像を作成する作業をコンピューターを用いて支援するための画像処理方法である。
本発明の実施例では、例えば、上述したクーポン券の券面に画像を印刷するような用途において、画像作成者が、コンピューターにインストールされている画像作成ソフトウエアを用い、自身が理想とする画像(以下、理想画像)を作成したところ、その理想画像をそのまま印刷するとインクの使用量が多く、インク使用量を削減する必要がある場合を想定している。そして、本発明の実施例は、前記想定において、画像作成者に対し、インクの使用量と画質劣化とを勘案して、最終的に印刷に供される画像を作成する作業をコンピューターを用いて支援するための画像処理方法である。
ところで、コンピューターを用いて作成した画像は、各画素にRGB三原色の各階調値を割り当てたビットマップ画像データである。そして、その画像印刷に要するインクの使用量は、周知のごとく、ビットマップ画像データをプリンターにおける表色系(例えばCMY表色系)に変換する色変換処理、濃淡を画素あたりのドット数で表現するためのハーフトーン処理を行い、その上で、実際に吐出するインク滴の数(インクの使用量)を計算するドットカウント処理の各情報処理を経て求めることができる。
なお、本発明の比較例では、上記の各情報処理によって画像の印刷に要するインク使用量を計算するソフトウエアを用い、画像作成者は、まず、理想画像について、その画像の印刷に要するインク使用量を確認し、多ければ、例えば、インクを使わない白い部分を多くしたり、色調を淡くしたりして、インク使用量が減るように画像を修正し、再度インク使用量を確認する。このような作業を繰り返してインク使用量を減らしていく。そして、目標とするインク使用量と画質の劣化度合いとを勘案して最終的に印刷に供される画像を作成する、という極めて長い時間が掛かる煩雑な作業を要する。
そこで、理想画像に対し、各種パラメーター(黒レベル、ガンマー特性、コントラスト、トーンカーブなど)を補正することで、インク使用量が増減することに着目し、それらのパラメーターを可変設定することでインク使用量を削減させようと考えた。しかしながら、理想画像は、その画像を作成する段階で各種パラメーターを補正して、画像作成者が理想とする画質に調整されている。したがって、恣意的に選択したパラメーターを補正することでインク使用量を削減したとしても、補正後の画像は、画像作成者が意図した画像からかけ離れたものになってしまう可能性がある。すなわち、「画風」が変わる。
本発明の実施例は、理想画像の画風を維持しつつ、インク使用量を目標使用量に可能な限り近づけるようにするための画像処理方法である。そして、本発明の実施例は、上記主建つ発明に対応する実施例が備える特徴に加え、以下の特徴を備えていてもよい。
前記補正履歴情報には、前記理想補正パラメーターの補正値が理想補正値として記述されており、
前記補正履歴取得ステップでは、前記補正履歴に記述されている理想補正値を取得するとともに、前記原画像データに対する前記理想補正パラメーターの増減方向を理想方向として判定し、
前記適正補正値計算ステップでは、前記理想画像データのインク使用量を削減する際の補正値の増減方向が前記理想方向と逆の場合は、前記適正補正値の絶対値を前記理想補正値の絶対値以下とする
こと。
前記補正履歴取得ステップでは、前記補正履歴に記述されている理想補正値を取得するとともに、前記原画像データに対する前記理想補正パラメーターの増減方向を理想方向として判定し、
前記適正補正値計算ステップでは、前記理想画像データのインク使用量を削減する際の補正値の増減方向が前記理想方向と逆の場合は、前記適正補正値の絶対値を前記理想補正値の絶対値以下とする
こと。
前記理想画像データは、それぞれに補正履歴が付帯する複数のレイヤー画像から構成されており、
前記補正履歴取得ステップでは、前記レイヤー毎に付帯している補正履歴を取得し、
前記インク使用量計算ステップでは、各レイヤーについての前記理想補正パラメーターの各補正値とインク使用量との関係を計算し、
前記適正補正値計算ステップでは、各レイヤーのインクの削減量が均等となるように、各レイヤーの適正補正値を計算する
こと。
前記補正履歴取得ステップでは、前記レイヤー毎に付帯している補正履歴を取得し、
前記インク使用量計算ステップでは、各レイヤーについての前記理想補正パラメーターの各補正値とインク使用量との関係を計算し、
前記適正補正値計算ステップでは、各レイヤーのインクの削減量が均等となるように、各レイヤーの適正補正値を計算する
こと。
前記理想画像データは、それぞれに補正履歴が付帯する複数のレイヤー画像から構成されており、
前記補正履歴取得ステップでは、前記レイヤー毎に付帯している補正履歴を取得し、
前記インク使用量計算ステップでは、各レイヤーについての前記理想補正パラメーターの各補正値とインク使用量との関係を計算し、
前記適正補正値計算ステップでは、利用者入力により指定されたレイヤーのインクの削減量が最大となるように各レイヤーの適正補正値を計算する
こと。
前記補正履歴取得ステップでは、前記レイヤー毎に付帯している補正履歴を取得し、
前記インク使用量計算ステップでは、各レイヤーについての前記理想補正パラメーターの各補正値とインク使用量との関係を計算し、
前記適正補正値計算ステップでは、利用者入力により指定されたレイヤーのインクの削減量が最大となるように各レイヤーの適正補正値を計算する
こと。
前記補正履歴には、複数の理想補正パラメーターのそれぞれについての理想補正値が記述され、
前記インク使用量計算ステップでは、前記複数の理想補正パラメーターのそれぞれについて各補正値とインク使用量との関係を計算し、
前記適正補正値計算ステップでは、各理想補正パラメーターのインクの削減量が均等となるように、各理想補正パラメーターのそれぞれについての適正補正値を計算する
こと。
前記インク使用量計算ステップでは、前記複数の理想補正パラメーターのそれぞれについて各補正値とインク使用量との関係を計算し、
前記適正補正値計算ステップでは、各理想補正パラメーターのインクの削減量が均等となるように、各理想補正パラメーターのそれぞれについての適正補正値を計算する
こと。
前記補正履歴には、複数の理想補正パラメーターのそれぞれについての理想補正値が記述され、
前記インク使用量計算ステップでは、前記複数の理想補正パラメーターのそれぞれについて各補正値とインク使用量との関係を計算し、
前記適正補正値計算ステップでは、パラメーターごとに設定されている補正順位にしたがって、順位が高い理想補正パラメーターから順にインクの削減量が最大となるように各理想補正パラメーターについての適正補正値を計算する
こと。
前記インク使用量計算ステップでは、前記複数の理想補正パラメーターのそれぞれについて各補正値とインク使用量との関係を計算し、
前記適正補正値計算ステップでは、パラメーターごとに設定されている補正順位にしたがって、順位が高い理想補正パラメーターから順にインクの削減量が最大となるように各理想補正パラメーターについての適正補正値を計算する
こと。
また、本発明は、画像処理装置にも及んでおり、当該画像処理装置の発明に係る実施例は、インクを用いて画像を形成する印刷装置に印刷させる画像を生成する画像処理装置であって、
原画像データに対するパラメーターの補正履歴情報を付帯する理想画像データを読み込んで、当該補正履歴情報に記述されているパラメーターを理想補正パラメーターとして取得する補正履歴取得部と、
前記理想画像データを印刷する際のインク使用量を初期インク使用量として計算する理想画像インク使用量計算部と、
前記初期インク使用量を基準として、前記理想補正パラメーターの各補正値とインク使用量との関係を計算するインク使用量計算部と、
前記理想補正パラメーターの各補正値とインクの使用量との関係において、ユーザー入力されたインクの目標使用量に近似する適正補正値を計算する適正補正値計算部と、
前記理想画像データの前記理想補正パラメーターを前記適正補正値に設定した補正画像データを生成し、当該補正画像データをディスプレーに表示する補正画像表示部と、
を備えていることを特徴としている。
原画像データに対するパラメーターの補正履歴情報を付帯する理想画像データを読み込んで、当該補正履歴情報に記述されているパラメーターを理想補正パラメーターとして取得する補正履歴取得部と、
前記理想画像データを印刷する際のインク使用量を初期インク使用量として計算する理想画像インク使用量計算部と、
前記初期インク使用量を基準として、前記理想補正パラメーターの各補正値とインク使用量との関係を計算するインク使用量計算部と、
前記理想補正パラメーターの各補正値とインクの使用量との関係において、ユーザー入力されたインクの目標使用量に近似する適正補正値を計算する適正補正値計算部と、
前記理想画像データの前記理想補正パラメーターを前記適正補正値に設定した補正画像データを生成し、当該補正画像データをディスプレーに表示する補正画像表示部と、
を備えていることを特徴としている。
さらに、画像処理プログラムも本発明の範囲であり、当該プログラムに係る発明の実施例は、コンピューターにインストールされて、当該コンピューターに、インクを用いて画像を形成する印刷装置に印刷させる画像を生成させるプログラムであって、前記コンピューターに、
原画像データに対するパラメーターの補正履歴情報を付帯する理想画像データを読み込んで、当該補正履歴情報に記述されているパラメーターを理想補正パラメーターとして取得する補正履歴取得ステップと、
前記理想画像データを印刷する際のインク使用量を初期インク使用量として計算する理想画像インク使用量計算ステップと、
前記初期インク使用量を基準として、前記理想補正パラメーターの各補正値とインク使用量との関係を計算するインク使用量計算ステップと、
前記理想補正パラメーターの各補正値とインクの使用量との関係において、ユーザー入力されたインクの目標使用量に近似する適正補正値を計算する適正補正値計算ステップと、
前記理想画像データの前記理想補正パラメーターを前記適正補正値に設定した補正画像データを生成し、当該補正画像データをディスプレーに表示する補正画像表示ステップと、
を実行させることを特徴としている。
原画像データに対するパラメーターの補正履歴情報を付帯する理想画像データを読み込んで、当該補正履歴情報に記述されているパラメーターを理想補正パラメーターとして取得する補正履歴取得ステップと、
前記理想画像データを印刷する際のインク使用量を初期インク使用量として計算する理想画像インク使用量計算ステップと、
前記初期インク使用量を基準として、前記理想補正パラメーターの各補正値とインク使用量との関係を計算するインク使用量計算ステップと、
前記理想補正パラメーターの各補正値とインクの使用量との関係において、ユーザー入力されたインクの目標使用量に近似する適正補正値を計算する適正補正値計算ステップと、
前記理想画像データの前記理想補正パラメーターを前記適正補正値に設定した補正画像データを生成し、当該補正画像データをディスプレーに表示する補正画像表示ステップと、
を実行させることを特徴としている。
===画像処理方法の基本思想===
例えば、デジタルカメラで撮影した画像は、その画像データに撮影日時、撮影時のカメラの設定(絞り値、シャッタースピード、ズーム倍率、ISO感度など)が記述されている。そして、周知のExif形式では、デジタルカメラにて画像処理された補正の内容(パラメーターの種別、補正値)が履歴として記述される。また、フォトレタッチソフトと呼ばれる画像処理ソフトウエアを使用してコンピューター上で撮影画像に対して各種パラメーター補正を施した場合でも、その補正履歴が記述される。
例えば、デジタルカメラで撮影した画像は、その画像データに撮影日時、撮影時のカメラの設定(絞り値、シャッタースピード、ズーム倍率、ISO感度など)が記述されている。そして、周知のExif形式では、デジタルカメラにて画像処理された補正の内容(パラメーターの種別、補正値)が履歴として記述される。また、フォトレタッチソフトと呼ばれる画像処理ソフトウエアを使用してコンピューター上で撮影画像に対して各種パラメーター補正を施した場合でも、その補正履歴が記述される。
ところで、上述したクーポン券の券面などをデザインする画像作成者は、素材となる画像(以下、原画像)について、適宜なパラメーターを補正しながら、理想画像を作成していく。したがって、理想画像を印刷する際に、インク使用量を削減する必要がある場合には、その理想画像の適宜なパラメーターをさらに補正してインク使用量を削減することになる。しかし、上述したように、その補正するパラメーターを慎重に選ぶ必要がある。
そこで、画像作成者が理想画像を作成する過程で補正したパラメーターは、画像作成者の意図であり、この意図を尊重すれば、画風が大きく損なわることはない、と考えた。そして、理想画像のデータ(理想画像データ)には、原画像のデータ(原画像データ)に対する補正履歴が付帯しており、その履歴にないパラメーターを敢えて補正してまでインク使用量を削減しないようにすることが望ましい、と結論した。
===画像処理方法の原理===
本発明の実施例における画像処理方法の原理を、具体例を挙げて説明する。ここでは、画像作成者が、理想画像の作成過程で、原画像に対して黒レベルを補正したものとし、理想画像のインク使用量を削減するために、画像作成者が意図して設定した黒レベルの補正値を、さらに補正する例を挙げる。図1に黒レベルの補正についての概念を示した。当該図1の(A)に対し、(B)と(C)は、それぞれ黒レベルの補正前後に対応している。例えば、レベルを8ビット(256の黒レベル値)で表現する場合、図1(A)〜(C)の左側のグラフ(1a,1b,1c)に示したように、入力される画像と出力される画像のそれぞれに256レベルを割り当てている。通常「黒レベル補正」という場合は、0レベルから255レベルまでで濃淡が表現された入力画像に対し、出力画像を0レベルから255レベルまでの間の値から255レベルまでで濃淡を可変させる。
本発明の実施例における画像処理方法の原理を、具体例を挙げて説明する。ここでは、画像作成者が、理想画像の作成過程で、原画像に対して黒レベルを補正したものとし、理想画像のインク使用量を削減するために、画像作成者が意図して設定した黒レベルの補正値を、さらに補正する例を挙げる。図1に黒レベルの補正についての概念を示した。当該図1の(A)に対し、(B)と(C)は、それぞれ黒レベルの補正前後に対応している。例えば、レベルを8ビット(256の黒レベル値)で表現する場合、図1(A)〜(C)の左側のグラフ(1a,1b,1c)に示したように、入力される画像と出力される画像のそれぞれに256レベルを割り当てている。通常「黒レベル補正」という場合は、0レベルから255レベルまでで濃淡が表現された入力画像に対し、出力画像を0レベルから255レベルまでの間の値から255レベルまでで濃淡を可変させる。
図1(A)は、黒レベルを補正しない場合であり、入力と出力が同じ256レベルで濃淡が表現される。すなわち、出力の黒レベルの可変設定値(以下、出力レベル補正値)は、0であり、理想画像の状態である。したがって、0から最も淡い(白状態)の255までの出力レベルによって濃淡が表現される。右に、補正前の画像(理想画像)2aを示した。
また、この理想画像2aの出力レベルを変化させて、図1(B)に示したグラフ1b1のように、出力のレベル補正値を128に設定すると、濃淡が当初の128レベルから255レベルまでで表現されることになる。すなわち、最も濃いレベルが当初の128レベルの濃度となる。それによって、補正後の画像2bは、理想画像2aに対して全体に的に淡い画像となる。そして、この補正後の画像2bを印刷する際には、0〜127レベルの濃度を表現するための要したインクが不要となり、インク使用量を確実に減らすことができる。
一方、この理想画像2aの入力レベルを変化させて、図1(C)に示したグラフ1b2のように、入力のレベル補正値を128に設定すると、出力レベルは、0レベルから255レベルまでで表現されることになるが、入力レベルが128レベルに達するまで0レベルとなり、補正後の画像2cは、理想画像2aにおける128レベルまでの中間調部分が黒に潰れた画像となる。したがって、インクの使用量が増えることになる。
図2(A)に、ある理想画像2aに対して黒レベル補正を行う場合のレベル補正値とインク使用量との関係をグラフ10aにして示した。グラフ10aの横軸は、入力あるいは出力のレベル補正値である。また、左側の縦軸は出力のレベル補正値に対するインク使用量であり、右側の縦軸は、入力のレベル補正値に対するインク使用量である。なお、インク使用量は、インクの吐出回数によって規定している。そして、グラフ10a中の二つの曲線(3o,3i)は、出力レベル補正値とインクの使用量との関係を示す曲線(以下、出力インク使用量曲線)3oと、入力レベル補正値とインク使用量との関係を示す曲線(以下、入力インク使用量曲線)3iである。
ここで、インク使用量の削減目的によって、二つの画像処理方法が考えられる。一つ目の画像処理方法では、目標とするインク使用量Vpを達成することを最優先目的とし、この方法では、例えば、画像作成者が理想画像を作成する過程で原画像の黒レベルを補正した場合、その黒レベルの補正対象が入力か出力かを問わず、その黒レベルを補正することで、目標インク使用量Vpに達成させる。具対的には、理想画像データに補正履歴として付帯する補正のパラメーターが黒レベルであった場合、図2(A)に示したグラフ10aでは、目標インク使用量Vpは、出力インク使用量曲線3oと交わることになる。そして、この目標インク使用量Vpと出力インク使用量曲線3oとの交点Ppに対応するレベル補正値Lpを適正補正値として採用する。
二つ目の画像処理方法は、目標とするインク使用量に可能な限り近づけるとともに、画像作成者が理想画像を作成する過程で施した補正を相殺する以上の補正をせず、画像作成者が意図した画質を優先することを目的としている。ここで、例えば、理想画像データの補正履歴に黒レベル補正値の出力レベルを補正したことが記述してある場合、画像作成者は、理想画像の起源となった原画像を明るくする方向に補正しているので、上述したように、目標インク使用量Vpと出力インク使用量曲線3oとの交点Ppに対応するレベル補正値Lpを適正補正値として採用することができる。
しかし、画像作成者が入力レベルを補正していた場合、上記の適正補正値Lpで黒レベルを補正したとき、原画像を暗くしようとする画像作成者の意図に反してしまう可能性がある。例えば、原画像に対して入力レベルを32レベルに設定して理想画像を作成した場合、上記適正補正値では、出力レベルの補正値が32レベルを超えてしまう。すなわち、画像作成者の意図を超えて、明るくすることで目標インク使用量を達成している。したがって、この場合では、理想画像データに付帯する黒レベルの補正値をリセットし、原画像の状態に戻す以上のことをしないようにする。
二つ目の画像処理方法についての概念を図2(B)にグラフ10bにして示した。グラフ10bに示した曲線3は、理想画像に対して黒レベルを補正するときのインク使用量を示しており、レベル補正値0が理想画像の状態である。そして、このグラフ10bでは、横軸のレベル補正値について、黒レベルの入力レベルを補正する場合には、その補正値にプラス「+」符号を付し、出力レベルについてはその補正値にマイナス「−」符号を付している。したがって、曲線3の横軸の+側に対応する部分は、図2(A)に示した入力インク使用量曲線3iであり、−側が出力インク使用量曲線3oに相当する。
ここで、理想画像データに付帯する補正履歴として、原画像データに対して補正した黒レベル(以下、Li)を+32に補正した旨が記述されていたとする。すなわち、黒レベルを32レベル増加させた旨の補正値Li=+32が記述されていたとする。この状態で、図中に示した目標インク使用量Vp1が指定された場合、この使用量Vp1とインク使用量曲線3との交点P1に対応する補正値LP1は、−32<LP1<0であり、原画像からの補正方向+に対して反対の−側に補正しているが、双方の値の絶対値を比較すると、|Li|>|LP1|となるので、原画像よりは明るくならない。したがって、この場合はLP1を適正補正値として採用できる。
しかし、図中に示した目標インク使用量Vp2が指定された場合では、この使用量Vp2インク使用量曲線3との交点P1に対応する補正値LP2は、LP2<−32であり、原画像からの補正方向+に対して反対の−側に補正し、かつ、双方の値の絶対値を比較すると、|Lf|<|LP2|となるので、原画像より明るい画像となり、画像作成者の意図に反すると判定される。このような場合には、適正補正値Lpを−32とする。すなわち、−32が補正の限界値となる。
なお、画像作成者が黒レベルではなく、他のパラメーターを理想画像の作成過程で補正していた場合であっても、図2に示したグラフの横軸をそのパラメーターの補正値に置換し、そのパラメーターの補正値毎にインク使用量を計算すればよい。そして、補正の増減方向に従って適正補正値の限界値を設定し、その限界値を超えないように補正すればよい。
===第1の実施例===
本発明の一実施形態は、コンピューターにインストールされたプログラムを実行することによって実現される。そして、そのプログラム(以下、画像処理ソフト)は、例えば、印刷すべき画像のビットマップデータからインク使用量を計算する処理と、画像データに付帯するパラメーターごとの補正値を特定する処理と、画像データの各種パラメーターを補正する処理と、補正前後の画像を表示する処理とともに、目標とするインクの使用量に応じて適正補正値を計算する処理をコンピューターに実行させる。
本発明の一実施形態は、コンピューターにインストールされたプログラムを実行することによって実現される。そして、そのプログラム(以下、画像処理ソフト)は、例えば、印刷すべき画像のビットマップデータからインク使用量を計算する処理と、画像データに付帯するパラメーターごとの補正値を特定する処理と、画像データの各種パラメーターを補正する処理と、補正前後の画像を表示する処理とともに、目標とするインクの使用量に応じて適正補正値を計算する処理をコンピューターに実行させる。
ここでは、画像作成者が、原画像データに対して黒レベルを補正して理想画像データを作成したものとし、その理想画像データを画像処理ソフトの実行中にあるコンピューター(以下、画像処理装置)に処理させて、目標インク使用量に近似するインク使用量で印刷するための画像(補正画像)に変換するまでの作業の手順を具体的に挙げ、その作業に際しての画像処理装置におけるユーザーインターフェイス環境や情報処理を本発明の第1の実施例とする。
図3に上記コンピューターによる情報処理の流れを示した。また、図4〜図7に当該情報処理の過程でコンピューターのディスプレーに表示される画面の概略図を示した。各機種のプリンターに対応するプリンタードライバーをモジュールとして含むとともに、フォトレタッチソフトなどと呼ばれる一般的な画像処理用途のプログラムと同様に、理想画像データに対して各種パラメーターを補正し、その補正後の画像を生成する機能を備えている。
コンピューターは、画像作成者を利用者とし、その利用者の操作入力により支援ソフトを起動させると、図4に示したように当該支援ソフトの作業画面100をディスプレーに表示する。この作業画面100には、補正前後の画像を表示するための領域(101a,101b)と、目標インク使用量の入力欄102、プリンターの機種を選択するためのリストダウンボックス103、適正補正値を計算させたり、補正後の画像データを保存させたりするための各種ボタン(105,106)などが含まれている。また、補正対象となるパラメーターの表示欄107と、その補正値の表示欄108、インク使用量を左右に移動するスライダー109sで識別できるようにしたスライドバー109なども含まれている。
利用者がプリンターを選択し、理想画像データのファイルを指定すると、対応するプリンタードライバーと理想画像データとを読み込むとともに、理想画像データに付帯する補正履歴の内容である、理想補正パラメーターと理想補正値Liとを取得する(s1,s2)。また、理想補正値の増減方向を判定する(s3)。そして、指定されたプリンターを使って理想画像データを印刷した場合のインク使用量を計算するとともに、理想補正パラメーターの補正値とインク使用量との対応関係を計算する(s4,s5)。
画像処理装置は、理想画像データを読み込むと、図5に示したように、作業画面100aの補正前後の画像表示領域(101a,101b)に、補正前の理想画像2aと、補正後の補正画像20を左右に並べて表示する。また、理想画像2a、および補正画像2bを印刷するのに要するインク使用量とレベル補正値を、それぞれの表示領域(103a,103b,104)に表示する。ここでは、目標のインク使用量が指定されていないので、補正画像20は実質的に、補正前の理想画像2aと同じであり、当然、インクの使用量も同じである。なお、インク使用量については、インクジェットプリンターにおけるインク吐出回数が表示される。また、補正履歴に記述されている理想補正パラメーターと種別がその表示欄107に自動入力される。補正値の表示欄108には何も補正をしていない「0」が自動入力され、スライドバー109のスライダー109sも中央位置にある。
つぎに、利用者が、作業画面100aにて、目標インク使用量Vpをその入力欄102に入力し、自動算出ボタン105を指示すると、画像処理装置は、先に計算した補正値とインク使用量との関係にこの目標インク使用量Vpを代入して、近似するレベル補正値(近似補正値)Lrを計算する(s6→s7)。ここで、近似補正値Lrの増減方向と理想補正パラメーターの増減方向とを比較し、同じ方向であれば、この近似補正値Lrを適正補正値Lpとして採用する(s8→s11)。
増減方向が一致しない場合には、理想補正パラメーターの理想補正値Liの絶対値と近似補正値Lrの絶対値とを比較し、|Li|<|Lr|であれば、敢えて目標インク使用量に到達させず、原画像データから理想画像データに変換した際の補正値Liを相殺するように適正補正値Lp=−Liに設定する(s8→s9→s10)。また、増減方向が一致しない場合でも、|Li|≧|Lr|であれば、Lp=Lrに設定する(s8→s9→s11)。
以上のようにして適正補正値Lpが設定されたならば、理想画像データの理想補正パラメーターがLpになるように、理想画像データを補正し(s12)、その補正後の補正画像データに基づいて、図6に示したように、画像処理ソフトの作業画面10における補正画像の表示領域101bに補正画像20を表示する。また、適正補正値Lpにおけるインク使用量を操作画面100の所定領域103bに表示する(s13,s14)。特定した適正補正値Lpについても、その表示位置108に表示するとともに、スライドバー107をそのレベル補正値Lpに該当する位置に移動させた状態にする。図6と図7にそれぞれ、Lp=Lrに設定したときの作業画面100bと、Lp=−Liに設定したときの作業画面100cを示した。
===第2の実施例===
原画像データから理想画像データを生成するソフトウエアには、画像を周知のレイヤーと呼ばれる層構造で管理するソフトウエアがある。上記クーポン券の券面の画像を例に挙げると、図8(A)に示した理想画像2aのデータは、同図(B)に示したように、背景画像211のレイヤー201を最下層として、順次上層に向かって、商品写真の画像212のレイヤー202、商品名(ロゴ)の画像213のレイヤー203を積層した構造となっている。そして、それぞれのレイヤー(201〜203)は、それぞれ個別の原画像を補正することで作成されている。したがって、レイヤー(201〜203)毎に理想補正パラメーターと理想補正値とが対応付けされていることになる。そこで、本発明の第2の実施例として、このようなレイヤー構造を有する理想画像データを処理してインク使用量を削減する際の情報処理を挙げる。なお、以下では、最下層を第1レイヤーとし、上層に向かって以後、第2レイヤー、第3レイヤーと称することとする。
原画像データから理想画像データを生成するソフトウエアには、画像を周知のレイヤーと呼ばれる層構造で管理するソフトウエアがある。上記クーポン券の券面の画像を例に挙げると、図8(A)に示した理想画像2aのデータは、同図(B)に示したように、背景画像211のレイヤー201を最下層として、順次上層に向かって、商品写真の画像212のレイヤー202、商品名(ロゴ)の画像213のレイヤー203を積層した構造となっている。そして、それぞれのレイヤー(201〜203)は、それぞれ個別の原画像を補正することで作成されている。したがって、レイヤー(201〜203)毎に理想補正パラメーターと理想補正値とが対応付けされていることになる。そこで、本発明の第2の実施例として、このようなレイヤー構造を有する理想画像データを処理してインク使用量を削減する際の情報処理を挙げる。なお、以下では、最下層を第1レイヤーとし、上層に向かって以後、第2レイヤー、第3レイヤーと称することとする。
ここでは、理想画像2aは、各レイヤー(201〜203)に対応する原画像を、理想補正値で黒レベル補正して生成されたものとして第2の実施例における画像処理方法について説明する。なお、第2の実施例においても、その画像処理の方法は、上記「画像処理の原理」に基づいている。
第2の実施例の画像処理方法では、まず、理想画像2a自体を1層のレイヤーからなる画像データとして、その画像データに対してインク使用量を削減するように補正することが考えられる。この場合は、上記第1の実施例と同様の画像処理方法で補正することになる。なお、各レイヤー(201〜203)における原画像からのレベル補正値が異なっている場合で、各レベル補正値の増減方向が「+」と「−」で混在している場合では、各レイヤー(201〜203)に付帯する「+」の理想補正値のうち、その絶対値が最大の理想補正値を取得し、その理想補正値を超えてレベルを補正しないようにするなど、適宜な基準を設けて画像処理を行えばよい。
一方、各レイヤーを個別に補正することも考えられる。このような場合では、各レイヤー(201〜203)について第1の実施例と同様の画像処理を行えばよい。例えば、各レイヤーにおけるインクの削減量が均等となるように、各レイヤーの理想補正パラメーターを補正することが考えられる。
また、あるレイヤーが「−」方向の理想補正値で、他が「+」であった場合、その「−」のレイヤーだけを大きな補正値で補正すると、他のレイヤーとの黒レベルのバランスが崩れ、理想画像の画風が損なわれる可能性がある場合では、インクを削減する「−」方向に補正値を1ずつ補正していき、「+」の理想補正値を付帯しているレイヤーがそれ以上補正できない場合に、「−」のレイヤーを補正すればよい。なお、補正履歴が付帯していないレイヤー、すなわち原画像の状態のレイヤーがあれば、そのレイヤーについては補正しなくてもよい。また、上記クーポン券などでは、ロゴや商品画像は、広告効果を考慮して理想的な画質を維持したい、という要求もある。このような場合に対応して、利用者が補正対象のレイヤーを指定できるようにしてもよい。
ところで、レイヤー構造を有する画像データには、レイヤー毎に補正履歴が付帯している場合と、補正履歴自体がパラメーターレイヤーと呼ばれる原画像とは別の情報として付帯している場合がある。図9にパラメーターレイヤーの概念を示した。この例では、図9(A)に示したように、第2層の原画像のレイヤー222と第3層の原画像のレイヤー223の間にパラメーターレイヤー220が挿入されている。この例では、黒レベルの出力レベルを補正した旨の補正履歴が記述されているとする。そして、理想画像2aは、同図(B)に示したように、第1層221と第2層222にのみパラメーターレイヤーに記述された補正履歴が適用されて、第3層のレイヤー223は、原画像データの状態になっている。この例においても、最終的な理想画像を1層の画像として扱い、パラメーターレイヤー220に記述されている理想補正パラメーターを補正してインク使用量を削減すればよい。あるいは、レイヤー構造を維持し、パラメーターレイヤー220に記述されている理想補正パラメーターをさらに補正すれば、第1層221と第2層222のみが補正されることになる。
===第3の実施例===
上記実施例では、補正対象となるパラメーターは一種類のみであったが、原画像に対して複数のパラメーターを補正して理想画像を作成している場合も想定される。第3の実施例では、複数のパラメーターを補正する画像処理方法を挙げる。この第3の実施例においても、その画像処理方法は、原則的に上記「画像処理方法の原理」に従う。しかし、各種パラメーターのうち、少しの補正でもインクの削減に大きく寄与できるもの、その反対に大きく補正してもインクの削減量が僅かであるもの、あるいは、大きく補正しても画風を損ねないもの、少しの補正で画風を大きく損ねてしまうもの、など、補正による影響がパラメーターによって多種多様であり、ここでも、インク削減の目的(インク使用量優先、または画質優先)に応じて、補正の仕方がいくつか考えられる。
上記実施例では、補正対象となるパラメーターは一種類のみであったが、原画像に対して複数のパラメーターを補正して理想画像を作成している場合も想定される。第3の実施例では、複数のパラメーターを補正する画像処理方法を挙げる。この第3の実施例においても、その画像処理方法は、原則的に上記「画像処理方法の原理」に従う。しかし、各種パラメーターのうち、少しの補正でもインクの削減に大きく寄与できるもの、その反対に大きく補正してもインクの削減量が僅かであるもの、あるいは、大きく補正しても画風を損ねないもの、少しの補正で画風を大きく損ねてしまうもの、など、補正による影響がパラメーターによって多種多様であり、ここでも、インク削減の目的(インク使用量優先、または画質優先)に応じて、補正の仕方がいくつか考えられる。
補正の仕方としては、まず、複数のパラメーターの全てを一律に補正することが考えられる。例えば、原画像に対して黒レベルとガンマー特性が補正されて理想画像が作成された場合、黒レベルの補正値とガンマー値との補正値との組み合わせに対してインク使用量を計算し、黒レベルとガンマー値の各補正値の組み合わせとインク使用量との関係を記述するテーブルを作成する。ここでも、画質を優先する場合では、補正値の増減方向を判定して、黒レベルとガンマー値のそれぞれに補正限界を設ければよい。
他の補正の仕方としては、補正するパラメーターに優先順位を設定することが考えられる。例えば、図10に示したように、原画像に対して、a、b、cのパラメーターが、それぞれ、所定の理想補正値+4、+4、+4によって補正されて理想画像が作成されていたとする。また、補正値とインク使用量との関係において、a、b、cの順にインク使用量を削減させやすいパラメーターであるとする。ここで、各パラメーターでインク削減量を均一にすると、図10(B)に示したように、b、cでは、インク使用量を削減しにくいため、aよりも補正値の絶対値が大きくなり、画風が大きく変化する可能性がある。一方、図10(C)に示した補正方法では、最もインク使用量を削減しやすいaによって、目的のインク使用量まで削減させている。それによって、結果的に他のパラメーターb、cは補正する必要がなくなり、画風の変化を最小限に抑えることが期待できる。このように、パラメーターの組み合わせと補正の順番との関係をあらかじめ規定しておいてもよい。もちろん、利用者が補正するパラメーターに順位を設定するようにしてもよい。いずれにしても、適正補正値を計算する際に、各パラメーターに補正の順位が設定されていればよい。
なお、補正履歴として、複数のレイヤーのそれぞれに異なる理想補正パラメーターと理想補正値が付帯している場合においても、順位の高い理想補正パラメーターを付帯しているレイヤーから順次補正していけばよい。
===トーンカーブの補正について===
画像処理のパラメーターとして周知のトーンカーブは、他のパラメーターと異なり、補正値を数値ではなく、入力値と出力値の組み合わせで記述されることが多い。例えば、図11(A)に示したように原画像は、グラフ30aにおける入力iと出力oの関係がi=oとなる直線31で表現され、この直線上の、例えば、P1a(64,64)、P2b(192,192)の2点を矢印(D1a,D2a)方向にそれぞれ移動させるように補正して理想画像を作成すると、理想画像に付帯する補正履歴の理想補正パラメーターはトーンカーブであり、その理想補正値を、数値で表現しようとすると、図11(B)に示したように、上記直線31上の2点の移動後の座標P1b(64,96)とP2b(192,128)を通る近似曲線(トーンカーブ)32自体上の全ての点となってしまう。そこで、理想補正値として、移動後の座標(P1b,P2b)を採用し、インク使用量を削減するために、このトーンカーブ32を補正する際には、二つの移動点の入力値(64,192)をそれぞれ、図中の矢印方向(D1b,D2b)に増減されるようにする。もちろん、原画像の直線31上から移動される点は、2点に限らず、1点の場合もあるし、3点以上の場合もある。
画像処理のパラメーターとして周知のトーンカーブは、他のパラメーターと異なり、補正値を数値ではなく、入力値と出力値の組み合わせで記述されることが多い。例えば、図11(A)に示したように原画像は、グラフ30aにおける入力iと出力oの関係がi=oとなる直線31で表現され、この直線上の、例えば、P1a(64,64)、P2b(192,192)の2点を矢印(D1a,D2a)方向にそれぞれ移動させるように補正して理想画像を作成すると、理想画像に付帯する補正履歴の理想補正パラメーターはトーンカーブであり、その理想補正値を、数値で表現しようとすると、図11(B)に示したように、上記直線31上の2点の移動後の座標P1b(64,96)とP2b(192,128)を通る近似曲線(トーンカーブ)32自体上の全ての点となってしまう。そこで、理想補正値として、移動後の座標(P1b,P2b)を採用し、インク使用量を削減するために、このトーンカーブ32を補正する際には、二つの移動点の入力値(64,192)をそれぞれ、図中の矢印方向(D1b,D2b)に増減されるようにする。もちろん、原画像の直線31上から移動される点は、2点に限らず、1点の場合もあるし、3点以上の場合もある。
===その他の実施形態・実施例===
本発明の実施形態は、コンピューターに上記の画像処理ソフト(画像処理プログラム)をインストールした形態であったが、専用の装置としてもよい、また、記録媒体に格納されたり、ネットワークを介してダウンロードされたりする形態として、画像処理プログラム自体も本発明の実施形態の一つである。また、本発明の実施例は、上述したクーポン券の券面印刷用途に限らず、目標のインク使用量で画像を印刷する用途に適用可能である。
本発明の実施形態は、コンピューターに上記の画像処理ソフト(画像処理プログラム)をインストールした形態であったが、専用の装置としてもよい、また、記録媒体に格納されたり、ネットワークを介してダウンロードされたりする形態として、画像処理プログラム自体も本発明の実施形態の一つである。また、本発明の実施例は、上述したクーポン券の券面印刷用途に限らず、目標のインク使用量で画像を印刷する用途に適用可能である。
この発明は、例えば、インクの使用量を削減しつつ、画質劣化を最小限に抑えて画像を印刷する用途に適用可能である。例えば、店舗のレジなどにおいて購入した商品に応じて個別のクーポン券を印刷する用途で、店舗などがインクの使用量に対して対価を支払うようなビジネスモデルに適用可能である。
2a 理想画像、20b,20c 補正画像、3,3i,3o インク使用量曲線、
32 トーンカーブ、100,100a〜100c 操作画面、
201〜202,221〜223 レイヤー、220 パラメーターレイヤー、
Vp,Vp1,Vp2 目標インク使用量、Lp 適正補正値
32 トーンカーブ、100,100a〜100c 操作画面、
201〜202,221〜223 レイヤー、220 パラメーターレイヤー、
Vp,Vp1,Vp2 目標インク使用量、Lp 適正補正値
Claims (8)
- コンピューターにより、インクを用いて画像を形成する印刷装置に印刷させる画像を生成する際の画像処理方法であって、
原画像データに対するパラメーターの補正履歴情報を付帯する理想画像データを読み込んで、当該補正履歴情報に記述されているパラメーターを理想補正パラメーターとして取得する補正履歴取得ステップと、
前記理想画像データを印刷する際のインク使用量を初期インク使用量として計算する理想画像インク使用量計算ステップと、
前記初期インク使用量を基準として、前記理想補正パラメーターの各補正値とインク使用量との関係を計算するインク使用量計算ステップと、
前記理想補正パラメーターの各補正値とインクの使用量との関係において、ユーザー入力されたインクの目標使用量に近似する適正補正値を計算する適正補正値計算ステップと、
前記理想画像データの前記理想補正パラメーターを前記適正補正値に設定した補正画像データを生成し、当該補正画像データをディスプレーに表示する補正画像表示ステップと、
を実行させることを特徴とする画像処理方法。 - 請求項1において、
前記補正履歴情報には、前記理想補正パラメーターの補正値が理想補正値として記述されており、
前記補正履歴取得ステップでは、前記補正履歴に記述されている理想補正値を取得するとともに、前記原画像データに対する前記理想補正パラメーターの増減方向を理想方向として判定し、
前記適正補正値計算ステップでは、前記理想画像データのインク使用量を削減する際の補正値の増減方向が前記理想方向と逆の場合は、前記適正補正値の絶対値を前記理想補正値の絶対値以下とする
ことを特徴とする画像処理方法 - 請求項1または2において、
前記理想画像データは、それぞれに補正履歴が付帯する複数のレイヤー画像から構成されており、
前記補正履歴取得ステップでは、前記レイヤー毎に付帯している補正履歴を取得し、
前記インク使用量計算ステップでは、各レイヤーについての前記理想補正パラメーターの各補正値とインク使用量との関係を計算し、
前記適正補正値計算ステップでは、各レイヤーのインクの削減量が均等となるように、各レイヤーの適正補正値を計算する
ことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項1または2において、
前記理想画像データは、それぞれに補正履歴が付帯する複数のレイヤー画像から構成されており、
前記補正履歴取得ステップでは、前記レイヤー毎に付帯している補正履歴を取得し、
前記インク使用量計算ステップでは、各レイヤーについての前記理想補正パラメーターの各補正値とインク使用量との関係を計算し、
前記適正補正値計算ステップでは、利用者入力により指定されたレイヤーのインクの削減量が最大となるように各レイヤーの適正補正値を計算する
ことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項1〜4のいずれかにおいて、
前記補正履歴には、複数の理想補正パラメーターのそれぞれについての理想補正値が記述され、
前記インク使用量計算ステップでは、前記複数の理想補正パラメーターのそれぞれについて各補正値とインク使用量との関係を計算し、
前記適正補正値計算ステップでは、各理想補正パラメーターのインクの削減量が均等となるように、各理想補正パラメーターのそれぞれについての適正補正値を計算する
ことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項1〜4のいずれかにおいて、
前記補正履歴には、複数の理想補正パラメーターのそれぞれについての理想補正値が記述され、
前記インク使用量計算ステップでは、前記複数の理想補正パラメーターのそれぞれについて各補正値とインク使用量との関係を計算し、
前記適正補正値計算ステップでは、パラメーターごとに設定されている補正順位にしたがって、順位が高い理想補正パラメーターから順にインクの削減量が最大となるように各理想補正パラメーターについての適正補正値を計算する
ことを特徴とする画像処理方法。 - インクを用いて画像を形成する印刷装置に印刷させる画像を生成する画像処理装置であって、
原画像データに対するパラメーターの補正履歴情報を付帯する理想画像データを読み込んで、当該補正履歴情報に記述されているパラメーターを理想補正パラメーターとして取得する補正履歴取得部と、
前記理想画像データを印刷する際のインク使用量を初期インク使用量として計算する理想画像インク使用量計算部と、
前記初期インク使用量を基準として、前記理想補正パラメーターの各補正値とインク使用量との関係を計算するインク使用量計算部と、
前記理想補正パラメーターの各補正値とインクの使用量との関係において、ユーザー入力されたインクの目標使用量に近似する適正補正値を計算する適正補正値計算部と、
前記理想画像データの前記理想補正パラメーターを前記適正補正値に設定した補正画像データを生成し、当該補正画像データをディスプレーに表示する補正画像表示部と、
を備えていることを特徴とする画像処理装置。 - コンピューターにインストールされて、当該コンピューターに、インクを用いて画像を形成する印刷装置に印刷させる画像を生成させるプログラムであって、前記コンピューターに、
原画像データに対するパラメーターの補正履歴情報を付帯する理想画像データを読み込んで、当該補正履歴情報に記述されているパラメーターを理想補正パラメーターとして取得する補正履歴取得ステップと、
前記理想画像データを印刷する際のインク使用量を初期インク使用量として計算する理想画像インク使用量計算ステップと、
前記初期インク使用量を基準として、前記理想補正パラメーターの各補正値とインク使用量との関係を計算するインク使用量計算ステップと、
前記理想補正パラメーターの各補正値とインクの使用量との関係において、ユーザー入力されたインクの目標使用量に近似する適正補正値を計算する適正補正値計算ステップと、
前記理想画像データの前記理想補正パラメーターを前記適正補正値に設定した補正画像データを生成し、当該補正画像データをディスプレーに表示する補正画像表示ステップと、
を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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