JP3336999B2 - バンプシートとこれを用いたバンプ形成装置及びバンプ形成方法 - Google Patents

バンプシートとこれを用いたバンプ形成装置及びバンプ形成方法

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JP3336999B2
JP3336999B2 JP15654199A JP15654199A JP3336999B2 JP 3336999 B2 JP3336999 B2 JP 3336999B2 JP 15654199 A JP15654199 A JP 15654199A JP 15654199 A JP15654199 A JP 15654199A JP 3336999 B2 JP3336999 B2 JP 3336999B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/80Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected
    • H01L24/81Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a bump connector

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  • Wire Bonding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バンプシートとこ
れを用いたバンプ形成装置及びバンプ形成方法に係わ
り、特に、短時間に多くの半田を転写可能にしたバンプ
シートとこれを用いたバンプ形成装置及びバンプ形成方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】フリップチップ用のLSIに半田バンプ
を形成する方法としては、一括処理が可能な蒸着法、メ
ッキ法、半田ペースト印刷法及びLSI個別に処理され
る半田ボール搭載法が良く知られている。
【0003】高歩留まり、及び、高信頼性を得るため、
半田バンプの高さは均一、且つ、できるだけ高いことが
望まれる。蒸着法、メッキ法などは設備投資、そしてウ
エハ一括処理であるため不良部分へ半田を供給する為の
無駄があり、コストが見合わない。又、ボール搭載法
は、信頼性の要求に応えることが可能であるが、微小ボ
ールを配列、転写することが難しく、生産能力が劣る。
また、これまでのバンプ形成方法では、バンプを溶融整
形する手段はリフロー炉によるものが多いが、不活性雰
囲気による対流と遠赤外線(IR)併用の一般的なリフ
ロー炉では加熱、昇温に時間がかかりフラックスが炭化
し、洗浄性が低下するため残渣が問題となる。これらの
理由から、予め用意された半田を転写し、短時間で加熱
してバンプ形成する技術が求められれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、特に、短時間に多くの半
田を転写可能にする新規なバンプシートとこれを用いた
バンプ形成装置及びバンプ形成方法を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。
【0006】即ち、本発明に係わるバンプシートの第1
態様は、バンプシートと半導体チップとを位置合わせ
し、前記バンプシート上に固定された半田を前記半導体
チップに転写するためのバンプシートであって、前記バ
ンプシートを短冊状又はテープ状に形成すると共に、前
記転写する半田群を囲むようにスリットが設けられてい
ることを特徴とするものであり、叉、第2態様は、前記
スリットは、直線状に形成されていることを特徴とする
ものであり、叉、第3態様は、前記スリットは、L字状
に形成されていることを特徴とするものであり、叉、第
4態様は、バンプシートと半導体チップとを位置合わせ
し、前記バンプシート上に固定された半田を前記半導体
チップに転写するためのバンプシートであって、前記バ
ンプシート上に樹脂層が設けられ、この樹脂層上に銅の
薄膜が形成され、この銅の薄膜上に、前記銅の薄膜より
も厚い転写用の半田を固定せしめたことを特徴とするも
のであり、叉、第5態様は、バンプシートと半導体チッ
プとを位置合わせし、前記バンプシート上に固定された
半田を前記半導体チップに転写するためのバンプシート
であって、前記バンプシート上には、半田からなる直径
の小なる径小部と、直径の大なる径大部とからなる半田
が固定され、前記径大部を径小部を介して前記バンプシ
ート上に固定せしめたことを特徴とするものである。
【0007】又、本発明に係わるバンプ形成装置の第1
態様は、バンプシートと半導体チップとを位置合わせ
し、前記バンプシート上に固定された半田を前記半導体
チップに転写するためのバンプ形成装置であって、前記
バンプシートを載置し固定するバンプシート固定装置
と、前記バンプシート固定装置の上部に設けられ、前記
位置合わせした半導体チップを固定するチップ固定装置
と、前記半導体チップを所定の温度まで加熱する加熱装
置と、前記チップ固定装置の半導体チップと前記バンプ
シート固定装置上のバンプシートの半田とを接触せしめ
る可動制御装置とを備え、前記バンプシートをスペーサ
で固定すると共に、このスペーサで前記バンプシート固
定装置とチップ固定装置との間隔を所定の距離に保持せ
しめるように構成したことを特徴とするものであり、
叉、第2態様は、前記バンプシート固定装置上のバンプ
シートを所定の温度まで加熱する加熱装置が設けられて
いることを特徴とするものであり、叉、第3態様は、
記チップ固定装置の半導体チップと前記バンプシート固
定装置上のバンプシートの半田との接触時間を制御する
時間制御装置を備えたことを特徴とするものである。
【0008】又、本発明に係わるバンプ形成方法の第1
態様は、バンプシートと半導体チップとを位置合わせ
し、前記バンプシート上に固定された半田を前記半導体
チップに転写するためのバンプ形成方法であって、バン
プシート固定装置上に前記バンプシートを位置決めし固
定する第1の工程と、前記バンプシート固定装置の上部
に設けられたチップ固定装置に半導体チップを位置決め
し固定する第2の工程と、前記半導体チップと前記バン
プシート上の半田とを接触させ、前記半導体チップを所
定の温度に加熱することで、前記バンプシート上の半田
を球状にすると共に、前記半導体チップに前記球状にし
た半田を転写せしめる第3の工程と、を含み、前記第1
の工程では、バンプシートは、半田が溶融しない温度ま
で加熱されていることを特徴とするものであり、叉、第
2態様は、バンプシートと半導体チップとを位置合わせ
し、前記バンプシート上に固定された半田を前記半導体
チップに転写するためのバンプ形成方法であって、バン
プシート固定装置上に前記バンプシートを位置決めし固
定する第1の工程と、前記バンプシート固定装置の上部
に設けられたチップ固定装置に半導体チップを位置決め
し固定すると共に、前記半導体チップを所定の温度に加
熱する第2の工程と、前記半導体チップと前記バンプシ
ート上の半田とを接触させ、前記バンプシート上の半田
を球状にすると共に、前記半導体チップに前記球状にし
た半田を転写せしめる第3の工程と、を含み、前記第1
の工程では、バンプシートは、半田が溶融しない温度ま
で加熱されていることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係わるバンプシートとこ
れを用いたバンプ形成装置及びバンプ形成方法は、半田
がぬれない基板上に所定量の半田を形成したバンプシー
トとLSIチップとを位置合せして半田を転写する方法
に於いて、バンプシートは、バンプシート固定装置のス
テージ上にて予備加熱され、LSIチップをパルスヒー
トにより加熱し、LSIチップの電極からの熱伝導によ
り半田を溶融し、半田を転写するものである。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に係わるバンプシートとこれ
を用いたバンプ形成装置及びバンプ形成方法の具体例を
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】(第1の具体例)図1、2は、本発明に係
わる第1の具体例のバンプシートの構造を示す図であっ
て、これらの図には、バンプシートと半導体チップとを
位置合わせし、前記バンプシート上に固定された半田を
前記半導体チップに転写するためのバンプシートであっ
て、前記バンプシート1を短冊状又はテープ状に形成す
ると共に、前記転写する半田群2を囲むようにスリット
3が設けられているバンプシートが示され、又、前記ス
リット3は、直線状3aに形成されていることを特徴と
するバンプシートが示され、更に、前記スリットは、L
字状4に形成されていることを特徴とするバンプシート
が示されている。
【0012】以下に、第1の具体例を更に詳細に説明す
る。
【0013】本発明のバンプシートは、半田がぬれない
基板上に所定量の半田を形成したバンプシートとLSI
チップとを位置合せして半田を転写する方法に於いて、
バンプシートは、バンプシート固定装置のステージ上に
て予備加熱され、LSIチップをパルスヒートにより加
熱し、LSIチップの電極からの熱伝導により半田を溶
融し、半田付けすることにある。
【0014】本発明では、バンプシートに半田がぬれな
いタングステンやクロム等の処理をする必要がなく、ス
テンレスのように半田付けが可能な基板でも、基板と半
田はその接合温度まで十分に達しないので、使用するこ
とが可能となる。
【0015】また、バンプシートを短冊もしくはテープ
状に加工し、パルスヒートを使用してLSIチップを加
熱するように構成すれば、自動化が容易にでき、歩留
り、生産能力の向上が図れる。
【0016】図1(a)は上面からみた本発明のバンプ
シート、図1(b)はバンプシートの断面図である。図
2(a)は、他の具体例のバンプシート、図2(b)
は、その断面図である。
【0017】このように構成することで、バンプシート
部5の両側に搬送代6が設けられ、自動化が容易にな
る。
【0018】バンプシート部5には、LSIチップの電
極配列に等しく配列された半田群2が等間隔に配置さ
れ、熱伝導による放熱を避けるためスリット3を各所に
形成している。図1に示した、スリットをバンプシート
部5を囲むように、直線状に4本形成したバンプシート
は、搬送する際の変形に対する強度が高いが、スリット
に挟まれるコーナ部分からの放熱が大きいため、図2に
示したように、バンプ配列やチップの大きさによって
は、コーナ部分に、L字状のスリット4を形成するよう
にしても良い。
【0019】(第2の具体例)図3乃至8は、本発明に
係わる第2の具体例のバンプシートの構造を示す図であ
る。
【0020】以下に、第の具体例を更に詳細に説明す
る。
【0021】図3はバンプシートの構造を示す断面図で
ある。半田中のSnが比較的容易に反応するNiを含ま
ないSUS303上にLSI電極パターンと等しい位置
に配列された半田が形成されている。SUS303基板
は、半田を固定したバンプシート部5と搬送時に使用す
るフレーム部6とから構成されている。この構成は、最
も簡略な構造であり、安価である。
【0022】図4は、バンプシートの他の構造を示す断
面図である。基板1は、半田塗れの良好なCu、42ア
ロイ等リードフレームに使用されている安価で加工性の
良い材料を使用している。半田2の剥離性を確保するた
め樹脂層11を設け、更に、この樹脂層11上に、Cu
の薄膜12を形成し、このCuの薄膜12上に半田2を
形成した。ここで、樹脂層11をポリイミドで形成し、
Cu薄膜12は、半田中に固溶し、融点の変動が少なく
なると共に、Cuが半田2中に溶け込むことでポリイミ
ド11から剥離できるように膜厚を調整する。バンプシ
ート1上の半田2は直径100μm、高さ60μmで、
Cuの膜厚12は、0.1μm〜1μmである。このシ
ートは、フレームやスリットの加工性が良く、溶融した
半田2がバンプシート1より容易に分離できる特徴を持
っている。
【0023】図5は、図3のバンプシートの剥離性をよ
り向上させるために工夫した構造であり、バンプシート
1上には、半田からなる直径の小なる径小部14と、直
径の大なる径大部15とからなる半田2が固定され、前
記径大部15を径小部14を介してバンプシート1上に
固定せしめたものである。この構成の場合、バンプシー
ト1と半田2との接触面積が小さいので、半田の剥離性
がより良好となる。図3の構造よりコストがかかるた
め、Snが比較的多い半田や、高融点の半田は、ステン
レスとなじみやすいためこのような構造とする。
【0024】図6は、バンプシート1上にある半田が、
半田ペースト2Aであるものである。転写前に半田ペー
ストを印刷することで低コスト化が図れる。
【0025】図7は、バンプシート1に凹部18が形成
され、この凹部18を覆うように、この凹部18上に半
田ペースト2Aを固定せしめたものである。この構成の
場合、半田量を増やすことが可能となるから、半田ボー
ルを大きく形成することが出来る特徴がある。
【0026】また、図8は、凹部18の形成されたバン
プシート1の凹部18に半田ボール2Bがフラックス2
1により固定されているバンプシートである。図3〜図
7のどのシートよりも剥離が容易である。図7を一旦溶
融して図8の形態にしても良い。
【0027】(第3の具体例) 図9乃至11は、本発明に係わる第3の具体例のバンプ
形成装置とその形成方法を示す図、図12は、バンプ形
成装置のブロック図であって、これらの図には、バンプ
シート1と半導体チップ22とを位置合わせし、前記バ
ンプシート1上に固定された半田2を前記半導体チップ
22に転写するためのバンプ形成装置であって、前記バ
ンプシート1を載置し固定するバンプシート固定装置3
1と、前記バンプシート固定装置31の上部に設けられ
たチップ固定装置32と、前記半導体チップ22を所定
の温度まで加熱する加熱装置42と、前記チップ固定装
置32の半導体チップ22と前記バンプシート固定装置
31上のバンプシート1の半田2とを接触せしめる可動
制御装置40とで構成したバンプ形成装置が示され、
又、前記バンプシート固定装置31上のバンプシート1
を所定の温度まで加熱する加熱装置41が設けられてい
るバンプ形成装置が示され、又、前記バンプシートをス
ペーサ54で固定すると共に、このスペーサ54で前記
バンプシート固定装置31とチップ固定装置32との間
隔を所定の距離に保持せしめることを特徴とするバンプ
形成装置が示され、更に、前記チップ固定装置32の半
導体チップ22と前記バンプシート固定装置31上のバ
ンプシート1の半田2との接触時間を制御する時間制御
装置45を備えたことを特徴とするバンプ形成装置が示
されている。
【0028】以下に、この具体例について、詳細に説明
する。
【0029】初めに、図9に示す半田バンプ形成方法に
ついて説明する。
【0030】予め、所定量の半田2が形成されたバンプ
シート1をバンプシート固定装置31のステージ上に配
置し、フラックスを供給する。このときバンプシート1
は、加熱装置41で適当な温度に加熱されている。チッ
プ固定装置32の位置決め部55でチップ22を位置決
めして固定し、可動制御装置40で半田2とLSIチッ
プ22の電極22aとを接触させた後、パルスヒート装
置42でパルスヒート加熱を行う。半田2は、LSIチ
ップ22の電極22aからの熱伝導により溶融し、半田
2が、すべて溶融し時点で、表面張力により球形にな
り、同時にLSIチップ22の電極22aと半田2とが
接合される。
【0031】このとき、LSIチップ22のからの熱伝
導によりバンプシート1が、半田付け温度に達すると、
バンプシート1と半田2とが接合され分離できなくなる
ため、半田2は溶けているが、バンプシート1が半田付
け温度に達する前の温度になるように冷却するか、もし
くは、LSIチップ22を上昇させ、LSIチップ22
とバンプシート1とを分離する。
【0032】また、他の方法として、バンプシート1の
加熱にもパルスヒートを用いる。この場合、0.001
〜3.0秒間隔をおいて、バンプシート1を加熱開始す
ることで、短時間にバンプシート1上にある半田2をL
SIチップ22の電極22aに溶融転写することが可能
となる。
【0033】LSIチップ22の急激な加熱のみで、半
田2を溶融させる場合、半田2はバンプシート1より放
熱されるため、所要の温度に達するまで時間がかかる。
これを防止するために、予め適当な温度にバンプシート
1を加熱しておく。
【0034】なお、ここで使用するチップ固定装置とし
ては、2種類考えられる。第1の方法は、図9にあるよ
うなフラットなタイプであり、装置側に高精度な位置制
御機能を持たせる必要がある。他の方法は、チップ固定
装置の吸着ツールに位置決め用のザグリ加工し、しか
も、チップ固定装置とバンプシート固定装置との間隙を
所定の間隔に保持出来るようにした図10のタイプであ
り、この場合、チップ固定装置32の位置決め部55の
先端部をバンプシート1に突き当てるだけで、バンプの
高さが所定の高さに確保され、装置の制御系は荷重制御
となる。
【0035】図11は、吸着ツールとは別にスペーサ5
4が用意されている場合で、スペーサ54によりフレー
ム搬送されたバンプシート1が、所定位置に来たところ
でバンプシート吸着ツールに押さえつけ、次の工程でL
SIチップ22を吸着したチップ固定装置32が下降
し、スペーサ54でセットされる所定位置で停止し、こ
の位置で転写を始めることになる。この方法では、チッ
プ固定装置32の構造が簡略化できる。
【0036】従って、バンプ形成装置としては、所定の
形状に加工されたバンプシートが搬送可能なレールと、
バンプ形成前のチップを収納する収納装置と、チップを
位置決めしチップ吸着が可能なチップ固定装置と、バン
プシートの裏面をから吸着固定可能なバンプシート固定
装置と、バンプ転写シートを収納すると共に、順次供給
できる機能をと備えた装置と、チップ固定装置の半導体
チップを加熱するパルスヒートツールと、バンプシート
固定装置のバンプシートを加熱するパルスヒートツール
とで構成される。
【0037】このように、本発明に係わるバンプ形成方
法は、バンプシートと半導体チップとを位置合わせし、
前記バンプシート上に固定された半田を前記半導体チッ
プに転写するためのバンプ形成方法であって、バンプシ
ート固定装置上に前記バンプシートを位置決めし固定す
る第1の工程と、前記バンプシート固定装置の上部に設
けられ、前記半導体チップを固定するチップ固定装置に
半導体チップを位置決めし固定する第2の工程と、前記
半導体チップと前記バンプシート上の半田とを接触さ
せ、前記半導体チップを所定の温度に加熱することで、
前記バンプシート上の半田を球状にすると共に、前記半
導体チップに前記球状にした半田を転写せしめる第3の
工程と、を含むことを特徴とするものである。
【0038】叉、バンプシート固定装置上に前記バンプ
シートを位置決めし固定する第1の工程と、前記バンプ
シート固定装置の上部に設けられ、前記半導体チップを
固定するチップ固定装置に半導体チップを位置決めし固
定すると共に、前記半導体チップを所定の温度に加熱す
る第2の工程と、前記半導体チップと前記バンプシート
上の半田とを接触させ、前記バンプシート上の半田を球
状にすると共に、前記半導体チップに前記球状にした半
田を転写せしめる第3の工程と、を含むように構成して
も良い。
【0039】なお、前記第1の工程では、バンプシート
は、半田が溶融しない温度まで加熱されているように構
成すると、より短時間に転写を行うことが出来る。
【0040】
【発明の効果】本発明に係わるバンプシートとこれを用
いたバンプ形成装置及びバンプ形成方法は、上述のよう
に構成したので、短時間に多くの半田を、高い信頼性で
転写出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の具体例のバンプシートを示す図
である。
【図2】バンプシートの他の具体例を示す図である。
【図3】本発明の第2の具体例を示し、バンプシート上
に形成したの半田を示す断面図である。
【図4】バンプシート上に形成したの半田を示す他の断
面図である。
【図5】バンプシート上に形成したの半田を示す他の断
面図である。
【図6】バンプシート上に形成したの半田を示す他の断
面図である。
【図7】バンプシート上に形成したの半田を示す他の断
面図である。
【図8】バンプシート上に形成したの半田を示す他の断
面図である。
【図9】本発明の第3の具体例を示し、バンプ形成工程
を示す図である。
【図10】本発明の第3の具体例の他のバンプ形成工程
を示す図である。
【図11】本発明の第3の具体例の他のバンプ形成工程
を示す図である。
【図12】本発明の第3の具体例のバンプ形成装置の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 バンプシート 2 半田 2A、2B 半田ペースト 3 スリット 3a 直線状のスリット 4 L字状のスリット 5 バンプシート部 6 搬送代(フレーム部) 11 樹脂層 12 Cu薄膜 14 径小部 15 径大部 18 凹部 20 フラックス 31 バンプシート固定装置 32 チップ固定装置 40 可動制御装置 41 第1の加熱装置 42 第2の加熱装置 45 時間制御装置 54 スペーサ 55 位置決め部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−323508(JP,A) 特開 平9−186162(JP,A) 特開 平9−275105(JP,A) 特開2000−340702(JP,A) 特開2000−340703(JP,A) 特開 平11−312758(JP,A) 特開 平6−224199(JP,A) 特開 平7−193068(JP,A) 特開 平5−235102(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/60

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンプシートと半導体チップとを位置合
    わせし、前記バンプシート上に固定された半田を前記半
    導体チップに転写するためのバンプシートであって、 前記バンプシートを短冊状又はテープ状に形成すると共
    に、前記転写する半田群を囲むようにスリットが設けら
    れていることを特徴とするバンプシート。
  2. 【請求項2】 前記スリットは、直線状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のバンプシート。
  3. 【請求項3】 前記スリットは、L字状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のバンプシート。
  4. 【請求項4】 バンプシートと半導体チップとを位置合
    わせし、前記バンプシート上に固定された半田を前記半
    導体チップに転写するためのバンプシートであって、 前記バンプシート上に樹脂層が設けられ、この樹脂層上
    に銅の薄膜が形成され、この銅の薄膜の上に、前記銅の
    薄膜よりも厚い転写用の半田を固定せしめたことを特徴
    とするバンプシート。
  5. 【請求項5】 バンプシートと半導体チップとを位置合
    わせし、前記バンプシート上に固定された半田を前記半
    導体チップに転写するためのバンプシートであって、 前記バンプシート上には、半田からなる直径の小なる径
    小部と、直径の大なる径大部とからなる半田が固定さ
    れ、前記径大部を径小部を介して前記バンプシート上に
    固定せしめたことを特徴とするバンプシート。
  6. 【請求項6】 バンプシートと半導体チップとを位置合
    わせし、前記バンプシート上に固定された半田を前記半
    導体チップに転写するためのバンプ形成装置であって、 前記バンプシートを載置し固定するバンプシート固定装
    置と、前記バンプシート固定装置の上部に設けられ、前
    記位置合わせした半導体チップを固定するチップ固定装
    置と、前記半導体チップを所定の温度まで加熱する加熱
    装置と、前記チップ固定装置の半導体チップと前記バン
    プシート固定装置上のバンプシートの半田とを接触せし
    める可動制御装置とを備え、前記バンプシートをスペー
    サで固定すると共に、このスペーサで前記バンプシート
    固定装置とチップ固定装置との間隔を所定の距離に保持
    せしめるように構成したことを特徴とするバンプ形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記バンプシート固定装置上のバンプシ
    ートを所定の温度まで加熱する加熱装置が設けられてい
    ることを特徴とする請求項6記載のバンプ形成装置。
  8. 【請求項8】 前記チップ固定装置の半導体チップと前
    記バンプシート固定装置上のバンプシートの半田との接
    触時間を制御する時間制御装置を備えたことを特徴とす
    る請求項6又は7記載のバンプ形成装置。
  9. 【請求項9】 バンプシートと半導体チップとを位置合
    わせし、前記バンプシート上に固定された半田を前記半
    導体チップに転写するためのバンプ形成方法であって、 バンプシート固定装置上に前記バンプシートを位置決め
    し固定する第1の工程と、 前記バンプシート固定装置の上部に設けられたチップ固
    定装置に半導体チップを位置決めし固定する第2の工程
    と、 前記半導体チップと前記バンプシート上の半田とを接触
    させ、前記半導体チップを所定の温度に加熱すること
    で、前記バンプシート上の半田を球状にすると共に、前
    記半導体チップに前記球状にした半田を転写せしめる第
    3の工程と、 を含み、前記第1の工程では、バンプシートは、半田が
    溶融しない温度まで加熱されていることを特徴とするバ
    ンプ形成方法。
  10. 【請求項10】 バンプシートと半導体チップとを位置
    合わせし、前記バンプシート上に固定された半田を前記
    半導体チップに転写するためのバンプ形成方法であっ
    て、 バンプシート固定装置上に前記バンプシートを位置決め
    し固定する第1の工程と、 前記バンプシート固定装置の上部に設けられたチップ固
    定装置に半導体チップを位置決めし固定すると共に、前
    記半導体チップを所定の温度に加熱する第2の工程と、 前記半導体チップと前記バンプシート上の半田とを接触
    させ、前記バンプシート上の半田を球状にすると共に、
    前記半導体チップに前記球状にした半田を転写せしめる
    第3の工程と、 を含み、前記第1の工程では、バンプシートは、半田が
    溶融しない温度まで加熱されていることを特徴とするバ
    ンプ形成方法。
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