JP3331488B2 - 昇降台のバウンド抑制装置 - Google Patents
昇降台のバウンド抑制装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動倉庫のスタ
ッカークレーンの昇降台等のための、昇降台のバウンド
抑制装置に関する。
ッカークレーンの昇降台等のための、昇降台のバウンド
抑制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動倉庫として以下の如きものは
知られている。即ち、前後方向に所定間隔をあけるよう
にして設けられた、上下・左右に多数の物品収納棚を有
する前後一対のラック装置と、前記前後のラック装置間
において左右動自在に設けられたスタッカークレーンと
を有しており、前記スタッカークレーンが、走行台車
と、この走行台車に設けられたマストに沿って昇降自在
となされた昇降台と、この昇降台を吊持する吊持索と、
前記昇降台に設けられた物品移載装置(例えば、前後方
向に摺動自在に設けられたスライドフォーク)とを有し
ているものは知られている。前記吊持索としては、例え
ば、一端が昇降台に取り付けられ、上部のホイールに掛
けられた後、他端がカウンターウエイトに接続され、上
部のホイール又は吊持索が掛けられた別の駆動ホイール
を回転させて、昇降台を上下に移動させるものや、上下
部のホイールに掛けられ且つ昇降台を含んでエンドレス
となされていて、上下部のホイールの一方又は吊持索が
掛けられた別の駆動ホイールを回転させて、昇降台を上
下に移動させるもの等が知られている。
知られている。即ち、前後方向に所定間隔をあけるよう
にして設けられた、上下・左右に多数の物品収納棚を有
する前後一対のラック装置と、前記前後のラック装置間
において左右動自在に設けられたスタッカークレーンと
を有しており、前記スタッカークレーンが、走行台車
と、この走行台車に設けられたマストに沿って昇降自在
となされた昇降台と、この昇降台を吊持する吊持索と、
前記昇降台に設けられた物品移載装置(例えば、前後方
向に摺動自在に設けられたスライドフォーク)とを有し
ているものは知られている。前記吊持索としては、例え
ば、一端が昇降台に取り付けられ、上部のホイールに掛
けられた後、他端がカウンターウエイトに接続され、上
部のホイール又は吊持索が掛けられた別の駆動ホイール
を回転させて、昇降台を上下に移動させるものや、上下
部のホイールに掛けられ且つ昇降台を含んでエンドレス
となされていて、上下部のホイールの一方又は吊持索が
掛けられた別の駆動ホイールを回転させて、昇降台を上
下に移動させるもの等が知られている。
【0003】
【従来技術の欠点】前記従来の昇降台の昇降装置には以
下の如き欠点があった。即ち、昇降台を伸縮性のある吊
持索によって吊ったかたちであるので、昇降台の停止時
に昇降台の慣性等によって昇降台に上下の振動(バウン
ド)が発生するため、その上下の振動が停止するのを待
って、昇降台と物品収納棚との間で物品の授受を行なう
ようにしている。しかし、昇降台の上下の振動が停止す
るのを待つ時間が、近時の高速運転・作動時間の短縮の
ための大きな障害となっていた。
下の如き欠点があった。即ち、昇降台を伸縮性のある吊
持索によって吊ったかたちであるので、昇降台の停止時
に昇降台の慣性等によって昇降台に上下の振動(バウン
ド)が発生するため、その上下の振動が停止するのを待
って、昇降台と物品収納棚との間で物品の授受を行なう
ようにしている。しかし、昇降台の上下の振動が停止す
るのを待つ時間が、近時の高速運転・作動時間の短縮の
ための大きな障害となっていた。
【0004】
【前記欠点を解消するための手段】本発明は前記欠点を
解消するために以下の如き手段を採用した。請求項1の
発明は、マストと、マストに沿って昇降自在となされた
昇降台と、昇降台を吊持する吊持索と、吊持索が掛けら
れた駆動ドラムとを有し、駆動ドラムの回転により昇降
台を昇降させ、駆動ドラムの停止により昇降台を所定位
置で停止させるようにした昇降台の昇降装置において、
昇降台に、マストに対して当接・離隔自在になされ、マ
ストに当接した状態においても昇降台の昇降を可能とす
るブレーキシューを有するブレーキ装置が設けられ、前
記ブレーキシューが昇降台の停止時にその上下の振動を
抑制するようにマストに当接するようになされているも
のである。
解消するために以下の如き手段を採用した。請求項1の
発明は、マストと、マストに沿って昇降自在となされた
昇降台と、昇降台を吊持する吊持索と、吊持索が掛けら
れた駆動ドラムとを有し、駆動ドラムの回転により昇降
台を昇降させ、駆動ドラムの停止により昇降台を所定位
置で停止させるようにした昇降台の昇降装置において、
昇降台に、マストに対して当接・離隔自在になされ、マ
ストに当接した状態においても昇降台の昇降を可能とす
るブレーキシューを有するブレーキ装置が設けられ、前
記ブレーキシューが昇降台の停止時にその上下の振動を
抑制するようにマストに当接するようになされているも
のである。
【0005】
【発明の作用】本発明は以下の如き作用をなすものであ
る。簡単な構造によって昇降台の停止時のバウンドを抑
制することが出来る。
る。簡単な構造によって昇降台の停止時のバウンドを抑
制することが出来る。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図面を参照しつつ実施例に基
づいて説明する。なお、この実施例において、前とは図
1下側を、後とは同図上側をいい、左とは図1左側を、
右とは同図右側をいう。
づいて説明する。なお、この実施例において、前とは図
1下側を、後とは同図上側をいい、左とは図1左側を、
右とは同図右側をいう。
【0007】スタッカークレーン通路10をあけるよう
にして前後一対のラック装置1が床面に立設されてい
る。前記ラック装置1は、所定間隔で左右に並ぶ前側の
多数の支柱2と、これら前側の支柱2の後方にそれとの
間に所定間隔をあけて並ぶ後側の支柱2と、これら前後
の支柱2に高さ方向に所定間隔で設けられた多数の物品
支承部材4とを有しており、支柱2を介することなく対
向する左右一対の物品支承部材4によって物品収納棚3
が構成されている。左右一対の物品支承部材4間は、後
述のスライドフォーク17の上下方向の移動を許容する
フォーク通過間隙5となされている。前記前後のラック
装置1の物品収納棚3の出し入れ口6は相互に対向して
いる。
にして前後一対のラック装置1が床面に立設されてい
る。前記ラック装置1は、所定間隔で左右に並ぶ前側の
多数の支柱2と、これら前側の支柱2の後方にそれとの
間に所定間隔をあけて並ぶ後側の支柱2と、これら前後
の支柱2に高さ方向に所定間隔で設けられた多数の物品
支承部材4とを有しており、支柱2を介することなく対
向する左右一対の物品支承部材4によって物品収納棚3
が構成されている。左右一対の物品支承部材4間は、後
述のスライドフォーク17の上下方向の移動を許容する
フォーク通過間隙5となされている。前記前後のラック
装置1の物品収納棚3の出し入れ口6は相互に対向して
いる。
【0008】前記ラック装置1の左側方には搬送方向を
左右方向に向けた入出庫ローラーコンベア8が設けられ
ている。この入出庫ローラーコンベア8のラック装置1
側には公知の物品昇降機(図示略)が設けられている。
この物品昇降機は、入出庫ローラーコンベア8のローラ
ー下方の公知の昇降装置によって昇降自在な昇降台と、
この昇降台に立設されていて、入出庫ローラーコンベア
8のローラー間に位置する一対の支承枠とを有してい
る。この物品昇降機は、支承枠によって物品Wを持ち上
げることによって、入出庫ローラーコンベア8の搬送面
と物品Wの下面との間にフォーク挿入間隙を形成した
り、上昇した位置の支承枠によってスライドフォーク1
7から物品Wを受け取り、その後、下降することによっ
て入出庫ローラーコンベア8に物品Wを降ろす作用をな
すものである。
左右方向に向けた入出庫ローラーコンベア8が設けられ
ている。この入出庫ローラーコンベア8のラック装置1
側には公知の物品昇降機(図示略)が設けられている。
この物品昇降機は、入出庫ローラーコンベア8のローラ
ー下方の公知の昇降装置によって昇降自在な昇降台と、
この昇降台に立設されていて、入出庫ローラーコンベア
8のローラー間に位置する一対の支承枠とを有してい
る。この物品昇降機は、支承枠によって物品Wを持ち上
げることによって、入出庫ローラーコンベア8の搬送面
と物品Wの下面との間にフォーク挿入間隙を形成した
り、上昇した位置の支承枠によってスライドフォーク1
7から物品Wを受け取り、その後、下降することによっ
て入出庫ローラーコンベア8に物品Wを降ろす作用をな
すものである。
【0009】前記スタッカークレーン通路10に上下一
対のガイドレール11が長手方向を左右方向に向けるよ
うにして配され、これらガイドレール11にスタッカー
クレーン13が左右動自在に案内されるようになされて
おり、このスタッカークレーン13は、走行台車14
と、この走行台車14に設けられた一対のマスト15に
沿って以下に詳述する昇降装置21によって昇降自在と
なされた昇降台16と、この昇降台16に公知の進退機
構によって前後方向に水平摺動自在に設けられたスライ
ドフォーク17とを有している。このスライドフォーク
17は、公知のごとく、物品Wの下方への突出・昇降台
16の上昇による物品Wの持ち上げ・昇降台16側への
退入という動作を行なって物品Wを昇降台16に引き込
み、前記と逆の動作によって物品収納棚3等に物品Wを
降ろすことが出来る。
対のガイドレール11が長手方向を左右方向に向けるよ
うにして配され、これらガイドレール11にスタッカー
クレーン13が左右動自在に案内されるようになされて
おり、このスタッカークレーン13は、走行台車14
と、この走行台車14に設けられた一対のマスト15に
沿って以下に詳述する昇降装置21によって昇降自在と
なされた昇降台16と、この昇降台16に公知の進退機
構によって前後方向に水平摺動自在に設けられたスライ
ドフォーク17とを有している。このスライドフォーク
17は、公知のごとく、物品Wの下方への突出・昇降台
16の上昇による物品Wの持ち上げ・昇降台16側への
退入という動作を行なって物品Wを昇降台16に引き込
み、前記と逆の動作によって物品収納棚3等に物品Wを
降ろすことが出来る。
【0010】前記昇降装置21は、前記中空状の左側の
マスト15内に昇降自在に設けられたカウンターウエイ
ト24及び中空状の右側のマスト15内に昇降自在に設
けられたカウンターウエイト25を有している。
マスト15内に昇降自在に設けられたカウンターウエイ
ト24及び中空状の右側のマスト15内に昇降自在に設
けられたカウンターウエイト25を有している。
【0011】前記昇降台16の左側部の上方に位置する
ようにして、スタッカークレーン13の上部に、一対の
ホイール31が、軸心を前後方向に向けるようにして回
転自在に設けられ、これらホイール31に対向するよう
にして、スタッカークレーン13の上部右側に、一対の
ホイール32が、軸心を前後方向に向けるようにして回
転自在に設けられ、これらホイール32より下側で且つ
左寄り位置において、スタッカークレーン13の上部
に、一対のホイール33が、軸心を前後方向に向けるよ
うにして回転自在に設けられ、これらホイール33と同
一高さではあるが後方にずれるようにして、スタッカー
クレーン13の上部左側に、一対のホイール34が、軸
心を前後方向に向けるようにして回転自在に設けられて
いる。
ようにして、スタッカークレーン13の上部に、一対の
ホイール31が、軸心を前後方向に向けるようにして回
転自在に設けられ、これらホイール31に対向するよう
にして、スタッカークレーン13の上部右側に、一対の
ホイール32が、軸心を前後方向に向けるようにして回
転自在に設けられ、これらホイール32より下側で且つ
左寄り位置において、スタッカークレーン13の上部
に、一対のホイール33が、軸心を前後方向に向けるよ
うにして回転自在に設けられ、これらホイール33と同
一高さではあるが後方にずれるようにして、スタッカー
クレーン13の上部左側に、一対のホイール34が、軸
心を前後方向に向けるようにして回転自在に設けられて
いる。
【0012】前記スタッカークレーン13の下部(走行
台車14)の右側には前後一対のブラケット42が設け
られ、これらブラケット42に螺旋溝44を有する駆動
ドラム43が軸心を前後方向に向けるようにして回転自
在に設けられ、この駆動ドラム43は正逆回転自在なモ
ーター45によって回転させられるようになされてい
る。
台車14)の右側には前後一対のブラケット42が設け
られ、これらブラケット42に螺旋溝44を有する駆動
ドラム43が軸心を前後方向に向けるようにして回転自
在に設けられ、この駆動ドラム43は正逆回転自在なモ
ーター45によって回転させられるようになされてい
る。
【0013】前記昇降台16の左側にワイヤーロープ等
からなる2本の吊持索22A、22Bの一端が固定さ
れ、これら吊持索22A、22Bは、ホイール31、ホ
イール32に掛けられた後、駆動ドラム43の螺旋溝4
4に少なくとも1回半巻き付けられ、その後、ホイール
33、ホイール34に掛けられて左側のカウンターウエ
イト24に固定されている。なお、吊持索22Aと吊持
索22Bとは、螺旋溝44に相互に干渉することなく隣
接するようにして巻かれている。
からなる2本の吊持索22A、22Bの一端が固定さ
れ、これら吊持索22A、22Bは、ホイール31、ホ
イール32に掛けられた後、駆動ドラム43の螺旋溝4
4に少なくとも1回半巻き付けられ、その後、ホイール
33、ホイール34に掛けられて左側のカウンターウエ
イト24に固定されている。なお、吊持索22Aと吊持
索22Bとは、螺旋溝44に相互に干渉することなく隣
接するようにして巻かれている。
【0014】前記昇降台16の右側部の上方に位置する
ようにして、スタッカークレーン13の上部に、一対の
ホイール36が、軸心を前後方向に向けるようにして回
転自在に設けられ、これらホイール36に対向するよう
にして、スタッカークレーン13の上部右側に、一対の
ホイール37が、軸心を前後方向に向けるようにして回
転自在に設けられ、これらホイール37より下側で且つ
左寄り位置において、スタッカークレーン13の上部
に、一対のホイール38が、軸心を前後方向に向けるよ
うにして回転自在に設けられ、これらホイール38に対
向するようにして、スタッカークレーン13の上部に、
一対のホイール39が、軸心を前後方向に向けるように
して回転自在に設けられている。なお、ホイール32と
ホイール37とは同心で前後方向に並ぶようになされ、
ホイール33とホイール38とは同心で前後方向に並ぶ
ようになされている。
ようにして、スタッカークレーン13の上部に、一対の
ホイール36が、軸心を前後方向に向けるようにして回
転自在に設けられ、これらホイール36に対向するよう
にして、スタッカークレーン13の上部右側に、一対の
ホイール37が、軸心を前後方向に向けるようにして回
転自在に設けられ、これらホイール37より下側で且つ
左寄り位置において、スタッカークレーン13の上部
に、一対のホイール38が、軸心を前後方向に向けるよ
うにして回転自在に設けられ、これらホイール38に対
向するようにして、スタッカークレーン13の上部に、
一対のホイール39が、軸心を前後方向に向けるように
して回転自在に設けられている。なお、ホイール32と
ホイール37とは同心で前後方向に並ぶようになされ、
ホイール33とホイール38とは同心で前後方向に並ぶ
ようになされている。
【0015】前記昇降台16の右側にワイヤーロープ等
からなる2本の吊持索22C、22Dの一端が固定さ
れ、これら吊持索22C、22Dは、ホイール36、ホ
イール37に掛けられた後、駆動ドラム43の螺旋溝4
4に少なくとも1回半巻き付けられ、その後、ホイール
38、ホイール39に掛けられて右側のカウンターウエ
イト25に固定されている。なお、吊持索22Cと吊持
索22Dとは、螺旋溝44に相互に干渉することなく隣
接するようにして巻かれている。即ち、吊持索22A〜
吊持索22Dは、螺旋溝44に相互に干渉することなく
前後方向に並んでいる。
からなる2本の吊持索22C、22Dの一端が固定さ
れ、これら吊持索22C、22Dは、ホイール36、ホ
イール37に掛けられた後、駆動ドラム43の螺旋溝4
4に少なくとも1回半巻き付けられ、その後、ホイール
38、ホイール39に掛けられて右側のカウンターウエ
イト25に固定されている。なお、吊持索22Cと吊持
索22Dとは、螺旋溝44に相互に干渉することなく隣
接するようにして巻かれている。即ち、吊持索22A〜
吊持索22Dは、螺旋溝44に相互に干渉することなく
前後方向に並んでいる。
【0016】前記の如き構成によって、モーター45を
作動して駆動ドラム43を回転させることによって昇降
台16を昇降させることが出来、他方、モーター45を
停止させてモーター45に内蔵されたブレーキ(図示
略)を作動することによって、昇降台16を所定位置で
停止させることが出来る。なお、吊持索22A〜吊持索
22Dの螺旋溝44に巻き付いた部分は、螺旋溝44に
沿って前後に移動するものであるから、昇降台16が最
下位置でも最上位置でも、吊持索22A〜吊持索22D
の螺旋溝44に巻き付いた部分が螺旋溝44から外れる
ことがないように、駆動ドラム43の前後長さ(螺旋溝
44の全螺旋数)が設定されていることは云うまでもな
い。
作動して駆動ドラム43を回転させることによって昇降
台16を昇降させることが出来、他方、モーター45を
停止させてモーター45に内蔵されたブレーキ(図示
略)を作動することによって、昇降台16を所定位置で
停止させることが出来る。なお、吊持索22A〜吊持索
22Dの螺旋溝44に巻き付いた部分は、螺旋溝44に
沿って前後に移動するものであるから、昇降台16が最
下位置でも最上位置でも、吊持索22A〜吊持索22D
の螺旋溝44に巻き付いた部分が螺旋溝44から外れる
ことがないように、駆動ドラム43の前後長さ(螺旋溝
44の全螺旋数)が設定されていることは云うまでもな
い。
【0017】前記昇降台16の左右部に、マスト15に
対して当接・離隔自在になされたブレーキシュー54を
有するブレーキ装置50が設けられている。前記ブレー
キ装置50の、昇降台16に取付アーム49を介して取
り付けられたブラケット51に、軸心を左右方向に向け
た枢軸52によって揺動アーム53が前後揺動自在に設
けられ、この揺動アーム53に、マスト15に対向する
かたちで、ブレーキシュー54が以下に詳述するように
して、枢着点である枢軸52から位置変更自在に設けら
れている。即ち、揺動アーム53には複数のねじ孔55
が形成され、ブレーキシュー54の取り付け位置に対応
したねじ孔55と、ブレーキシュー54に形成されたボ
ルト頭逃げ部を有する貫通孔56とを一致させた後、ボ
ルト57を貫通孔56を通じてねじ孔55にねじ嵌める
ことによって、ブレーキシュー54は揺動アーム53の
所望位置に取り付けられる。
対して当接・離隔自在になされたブレーキシュー54を
有するブレーキ装置50が設けられている。前記ブレー
キ装置50の、昇降台16に取付アーム49を介して取
り付けられたブラケット51に、軸心を左右方向に向け
た枢軸52によって揺動アーム53が前後揺動自在に設
けられ、この揺動アーム53に、マスト15に対向する
かたちで、ブレーキシュー54が以下に詳述するように
して、枢着点である枢軸52から位置変更自在に設けら
れている。即ち、揺動アーム53には複数のねじ孔55
が形成され、ブレーキシュー54の取り付け位置に対応
したねじ孔55と、ブレーキシュー54に形成されたボ
ルト頭逃げ部を有する貫通孔56とを一致させた後、ボ
ルト57を貫通孔56を通じてねじ孔55にねじ嵌める
ことによって、ブレーキシュー54は揺動アーム53の
所望位置に取り付けられる。
【0018】前記揺動アーム53の自由端とブラケット
51とには、ブレーキシュー54がマスト15から離れ
る方向に揺動アーム53を付勢する引っ張りばね61が
渡されている。また、前記揺動アーム53の自由端部に
は被作動突片62が設けられ、この被作動突片62にロ
ッド65が対向するようにして、リニアーソレノイド6
4がブラケット51に取り付けられている。このような
構成によって、昇降台16の停止時において、ロッド6
5を被作動突片62に向かって突出させることによって
ブレーキシュー54をマスト15に押し付けることが出
来る。なお、前記した如く、ブレーキシュー54が枢軸
52からの位置変更自在となされているので、ブレーキ
シュー54の位置を調節することによって、リニアーソ
レノイド64の作動力の調整を行なうことなく、簡単に
ブレーキシュー54の、マスト15への当接力を調節す
ることが出来る。そして、ブレーキシュー54がマスト
15に当接した状態において、その当接力に打ち勝って
昇降台16の昇降が可能となされている。即ち、ブレー
キシュー54は、昇降台16の停止位置を定めるもので
なく、昇降台16の停止時の上下の振動(バウンド)を
抑制する作用を有するものである。リニアーソレノイド
64の退入量は、ロッド65に取り付けられた被当接片
66が当接する、ブラケット51に位置調節自在に設け
られたストッパー67の位置によって調節されるように
なされている。
51とには、ブレーキシュー54がマスト15から離れ
る方向に揺動アーム53を付勢する引っ張りばね61が
渡されている。また、前記揺動アーム53の自由端部に
は被作動突片62が設けられ、この被作動突片62にロ
ッド65が対向するようにして、リニアーソレノイド6
4がブラケット51に取り付けられている。このような
構成によって、昇降台16の停止時において、ロッド6
5を被作動突片62に向かって突出させることによって
ブレーキシュー54をマスト15に押し付けることが出
来る。なお、前記した如く、ブレーキシュー54が枢軸
52からの位置変更自在となされているので、ブレーキ
シュー54の位置を調節することによって、リニアーソ
レノイド64の作動力の調整を行なうことなく、簡単に
ブレーキシュー54の、マスト15への当接力を調節す
ることが出来る。そして、ブレーキシュー54がマスト
15に当接した状態において、その当接力に打ち勝って
昇降台16の昇降が可能となされている。即ち、ブレー
キシュー54は、昇降台16の停止位置を定めるもので
なく、昇降台16の停止時の上下の振動(バウンド)を
抑制する作用を有するものである。リニアーソレノイド
64の退入量は、ロッド65に取り付けられた被当接片
66が当接する、ブラケット51に位置調節自在に設け
られたストッパー67の位置によって調節されるように
なされている。
【0019】
【変形例等】以下に変形例等について説明を加える。 (1)駆動ドラム43を、単なる駆動ホイールに代えて
もよい。 (2)揺動アーム53にガイドレールを設け、このガイ
ドレールに沿ってブレーキシュー54を枢軸52からの
位置変更自在となるようにしておき、ブレーキシュー5
4にねじ嵌められたボルトを揺動アーム53に押し付け
てブレーキシュー54を固定するようにしてもよい。 (3)ブレーキ装置50は少なくとも1つあればよい。 (4)ブレーキ装置50を、マスト15を挾むかたち
で、昇降台16の左右部に前後一対設けてもよい。
もよい。 (2)揺動アーム53にガイドレールを設け、このガイ
ドレールに沿ってブレーキシュー54を枢軸52からの
位置変更自在となるようにしておき、ブレーキシュー5
4にねじ嵌められたボルトを揺動アーム53に押し付け
てブレーキシュー54を固定するようにしてもよい。 (3)ブレーキ装置50は少なくとも1つあればよい。 (4)ブレーキ装置50を、マスト15を挾むかたち
で、昇降台16の左右部に前後一対設けてもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は前記した如き構成によって以下
の如き効果を奏するものである。請求項1の発明によれ
ば、簡単な構造によって昇降台の停止時のバウンドを抑
制することが出来る。
の如き効果を奏するものである。請求項1の発明によれ
ば、簡単な構造によって昇降台の停止時のバウンドを抑
制することが出来る。
【図1】本発明の実施例を示す中間省略の簡略水平断面
図である。
図である。
【図2】図1のII−II線に沿う中間省略の拡大断面
図である。
図である。
【図3】図2のIII−III線拡大断面図である。
【図4】図2のIV−IV線拡大断面図である。
【図5】図2のV−V線拡大断面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
15 マスト 16 昇降台 22A 吊持索 22B 吊持索 22C 吊持索 22D 吊持索43 駆動ドラム 50 ブレーキ装置 54 ブレーキシュー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−18577(JP,A) 特開 平4−20470(JP,A) 特開 平4−173680(JP,A) 特開 平6−166482(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/04 531
Claims (1)
- 【請求項1】 マストと、マストに沿って昇降自在とな
された昇降台と、昇降台を吊持する吊持索と、吊持索が
掛けられた駆動ドラムとを有し、駆動ドラムの回転によ
り昇降台を昇降させ、駆動ドラムの停止により昇降台を
所定位置で停止させるようにした昇降台の昇降装置にお
いて、昇降台に、マストに対して当接・離隔自在になさ
れ、マストに当接した状態においても昇降台の昇降を可
能とするブレーキシューを有するブレーキ装置が設けら
れ、前記ブレーキシューが昇降台の停止時にその上下の
振動を抑制するようにマストに当接するようになされて
いる昇降台のバウンド抑制装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16689595A JP3331488B2 (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | 昇降台のバウンド抑制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16689595A JP3331488B2 (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | 昇降台のバウンド抑制装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08324714A JPH08324714A (ja) | 1996-12-10 |
JP3331488B2 true JP3331488B2 (ja) | 2002-10-07 |
Family
ID=15839623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP16689595A Expired - Fee Related JP3331488B2 (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | 昇降台のバウンド抑制装置 |
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JP (1) | JP3331488B2 (ja) |
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DE9210608U1 (de) * | 1992-08-08 | 1992-10-15 | C. Haushahn GmbH & Co, 7000 Stuttgart | Aufzugsfangvorrichtung |
-
1995
- 1995-06-07 JP JP16689595A patent/JP3331488B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
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