JPH116322A - 櫛刃式立体駐車装置 - Google Patents
櫛刃式立体駐車装置Info
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- JPH116322A JPH116322A JP15907397A JP15907397A JPH116322A JP H116322 A JPH116322 A JP H116322A JP 15907397 A JP15907397 A JP 15907397A JP 15907397 A JP15907397 A JP 15907397A JP H116322 A JPH116322 A JP H116322A
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- fork
- comb
- parking
- comb blade
- blade
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 櫛刃式立体駐車装置の駐車容量を増大させ、
設備コストの低減に寄与する。 【解決手段】各駐車階に形成された搬送台車1の走行空
間の両側に駐車棚3が配置されて複数の駐車室4が形成
され、前記駐車棚3の一部に、各駐車階を昇降自在な昇
降台6を有する昇降装置5が配設され、昇降台6と搬送
台車1と駐車室4とにそれぞれ車輪を介して車を支持す
る櫛刃ホーク11A,11B,21A,21B,33
A,33Bが配置されて車を受け渡し自在に構成され、
前記搬送台車1に、車輪を介して車を搭載可能な台車付
櫛刃ホーク11A,11Bを駐車室側に出退自在なホー
ク出退装置と、台車付櫛刃ホーク11A,11Bを所定
範囲で昇降させるホーク昇降装置が設けられた。
設備コストの低減に寄与する。 【解決手段】各駐車階に形成された搬送台車1の走行空
間の両側に駐車棚3が配置されて複数の駐車室4が形成
され、前記駐車棚3の一部に、各駐車階を昇降自在な昇
降台6を有する昇降装置5が配設され、昇降台6と搬送
台車1と駐車室4とにそれぞれ車輪を介して車を支持す
る櫛刃ホーク11A,11B,21A,21B,33
A,33Bが配置されて車を受け渡し自在に構成され、
前記搬送台車1に、車輪を介して車を搭載可能な台車付
櫛刃ホーク11A,11Bを駐車室側に出退自在なホー
ク出退装置と、台車付櫛刃ホーク11A,11Bを所定
範囲で昇降させるホーク昇降装置が設けられた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに噛み合い上
下方向に挿通可能な櫛刃形ホークにより車を受け受け渡
し可能な櫛刃式立体駐車装置に関する。
下方向に挿通可能な櫛刃形ホークにより車を受け受け渡
し可能な櫛刃式立体駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の立体駐車装置は、一般的にパレッ
トを介して車を入出庫するものや、車輪を直接スラット
コンベヤ上に載せて入出庫するものがある。ところで、
これらの立体駐車装置では、駐車棚にパレットの搬送装
置やスラットコンベヤを配置するため、一定の高さを必
要とし、収容空間の有効利用が制限されるという問題が
ある。
トを介して車を入出庫するものや、車輪を直接スラット
コンベヤ上に載せて入出庫するものがある。ところで、
これらの立体駐車装置では、駐車棚にパレットの搬送装
置やスラットコンベヤを配置するため、一定の高さを必
要とし、収容空間の有効利用が制限されるという問題が
ある。
【0003】そこで、従来から上下方向に互いに噛み合
い通過可能な櫛刃ホークを利用して車を受け渡しする立
体駐車装置が提案されている。この櫛刃式立体駐車装置
は、複数段の駐車棚の間に形成された昇降空間に、車を
昇降搬送するエレベータ装置の昇降台が昇降自在に配置
され、この昇降台に車輪を介して車を支持する昇降台付
櫛刃ホークが設けられる。また各駐車棚に、前記昇降台
付櫛刃ホークに遊嵌し上下方向に通過可能な棚台車付櫛
刃ホークを有する棚台車が駐車棚と昇降空間との間で移
動自在に配置される。
い通過可能な櫛刃ホークを利用して車を受け渡しする立
体駐車装置が提案されている。この櫛刃式立体駐車装置
は、複数段の駐車棚の間に形成された昇降空間に、車を
昇降搬送するエレベータ装置の昇降台が昇降自在に配置
され、この昇降台に車輪を介して車を支持する昇降台付
櫛刃ホークが設けられる。また各駐車棚に、前記昇降台
付櫛刃ホークに遊嵌し上下方向に通過可能な棚台車付櫛
刃ホークを有する棚台車が駐車棚と昇降空間との間で移
動自在に配置される。
【0004】そして櫛刃式立体駐車装置の入庫に際して
は、車を載せた昇降台が、目的とする駐車棚の上位レベ
ルに停止され、次いで棚台車を移動して昇降台付櫛刃ホ
ークの下方に棚台車付櫛刃ホークを配置し、昇降台を下
降させることにより、櫛刃同士を遊嵌通過させて昇降台
付櫛刃ホーク上の車を棚台車付櫛刃ホーク上に載せ代
え、棚台車を元の駐車棚に戻すことにより車が入庫され
る。
は、車を載せた昇降台が、目的とする駐車棚の上位レベ
ルに停止され、次いで棚台車を移動して昇降台付櫛刃ホ
ークの下方に棚台車付櫛刃ホークを配置し、昇降台を下
降させることにより、櫛刃同士を遊嵌通過させて昇降台
付櫛刃ホーク上の車を棚台車付櫛刃ホーク上に載せ代
え、棚台車を元の駐車棚に戻すことにより車が入庫され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成におい
て、櫛刃式立体駐車装置は、昇降台と駐車棚との間で直
接車を受け渡しするため、駐車容量が小さいという問題
があった。また各駐車棚にそれぞれ駆動式の棚台車を配
置する必要があるため、設備コストが大きいという問題
があった。
て、櫛刃式立体駐車装置は、昇降台と駐車棚との間で直
接車を受け渡しするため、駐車容量が小さいという問題
があった。また各駐車棚にそれぞれ駆動式の棚台車を配
置する必要があるため、設備コストが大きいという問題
があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決して、駐車容
量を拡大でき、さらに設備コストを低減できる櫛刃式立
体駐車装置を提供することを目的とする。
量を拡大でき、さらに設備コストを低減できる櫛刃式立
体駐車装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の発明は、各駐車階に形成され
た搬送台車の走行空間の両側に駐車棚が配置されて複数
の駐車室が形成され、前記駐車棚の一部に、各駐車階を
昇降自在な昇降台を有する昇降装置が配設され、昇降台
と搬送台車と駐車室とにそれぞれ車輪を介して車を支持
する櫛刃ホークが配置されて、各櫛刃ホークが上下方向
に通過して昇降台と搬送台車との間および搬送台車と駐
車室との間で車を受け渡し自在に構成され、前記搬送台
車に、車輪を介して車を搭載可能な台車付櫛刃ホークを
駐車室側に出退自在なホーク出退装置と、台車付櫛刃ホ
ークを所定範囲で昇降させるホーク昇降装置が設けられ
たものである。
に本発明の請求項1記載の発明は、各駐車階に形成され
た搬送台車の走行空間の両側に駐車棚が配置されて複数
の駐車室が形成され、前記駐車棚の一部に、各駐車階を
昇降自在な昇降台を有する昇降装置が配設され、昇降台
と搬送台車と駐車室とにそれぞれ車輪を介して車を支持
する櫛刃ホークが配置されて、各櫛刃ホークが上下方向
に通過して昇降台と搬送台車との間および搬送台車と駐
車室との間で車を受け渡し自在に構成され、前記搬送台
車に、車輪を介して車を搭載可能な台車付櫛刃ホークを
駐車室側に出退自在なホーク出退装置と、台車付櫛刃ホ
ークを所定範囲で昇降させるホーク昇降装置が設けられ
たものである。
【0008】上記構成によれば、搬送台車に台車付櫛刃
ホークを設けて棚付櫛刃ホークとの間で車を受け渡し自
在に構成したので、各駐車棚に多数の駐車室を設けて収
容台数を大幅に増大できる。また、搬送台車にホーク出
退装置とホーク昇降装置を設けたので、多数ある駐車室
に駆動機構が不要となり、設備コストの低減に寄与でき
る。
ホークを設けて棚付櫛刃ホークとの間で車を受け渡し自
在に構成したので、各駐車棚に多数の駐車室を設けて収
容台数を大幅に増大できる。また、搬送台車にホーク出
退装置とホーク昇降装置を設けたので、多数ある駐車室
に駆動機構が不要となり、設備コストの低減に寄与でき
る。
【0009】また請求項2記載の発明は上記構成に加え
て、各櫛刃ホークが搬送台車の走行方向に沿って配設さ
れ、少なくとも台車付櫛刃ホークおよび棚付櫛刃ホーク
が先端部ほど高さが低くなるテーパ状に形成され、棚付
櫛刃ホークにその先端部を下方に傾斜可能なホーク傾動
装置を設けたものである。
て、各櫛刃ホークが搬送台車の走行方向に沿って配設さ
れ、少なくとも台車付櫛刃ホークおよび棚付櫛刃ホーク
が先端部ほど高さが低くなるテーパ状に形成され、棚付
櫛刃ホークにその先端部を下方に傾斜可能なホーク傾動
装置を設けたものである。
【0010】上記構成によれば、各櫛刃ホークが搬送台
車の走行方向に沿って配設された場合には、棚付櫛刃ホ
ークの上方に重ね合わす出退移動時の上下方向の変位ス
トロークが大きく必要となり、その分駐車棚の上方空間
を大きくする必要がある。しかし、台車付櫛刃ホークが
棚付櫛刃ホークの上方に突出する時に、傾動装置により
棚付櫛刃ホークを先端側が下方となる傾斜姿勢にするこ
とにより、より低い位置で台車付櫛刃ホークを突出移動
させることができ、その後棚付櫛刃ホークを元の水平姿
勢に戻した後、台車付櫛刃ホークを下降して車を入庫で
きる。また出庫も逆の手順で行うことができ、したがっ
て、棚付櫛刃ホークの出退移動時の上下高さの変位スト
ロークを小さくできる分、駐車棚の上下間隔を小さくこ
とができ、特に高層の立体駐車装置では、車の収容空間
を有効に利用して駐車容量を増大することができる。
車の走行方向に沿って配設された場合には、棚付櫛刃ホ
ークの上方に重ね合わす出退移動時の上下方向の変位ス
トロークが大きく必要となり、その分駐車棚の上方空間
を大きくする必要がある。しかし、台車付櫛刃ホークが
棚付櫛刃ホークの上方に突出する時に、傾動装置により
棚付櫛刃ホークを先端側が下方となる傾斜姿勢にするこ
とにより、より低い位置で台車付櫛刃ホークを突出移動
させることができ、その後棚付櫛刃ホークを元の水平姿
勢に戻した後、台車付櫛刃ホークを下降して車を入庫で
きる。また出庫も逆の手順で行うことができ、したがっ
て、棚付櫛刃ホークの出退移動時の上下高さの変位スト
ロークを小さくできる分、駐車棚の上下間隔を小さくこ
とができ、特に高層の立体駐車装置では、車の収容空間
を有効に利用して駐車容量を増大することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る櫛刃式立体
駐車装置の第1の実施の形態を図1〜図8に基づいて説
明する。
駐車装置の第1の実施の形態を図1〜図8に基づいて説
明する。
【0012】この櫛刃式立体駐車装置は、図1に示すよ
うに、複数の駐車階にそれぞれ走行台車1の走行経路2
が形成され、この走行経路2の両側に駐車棚3が配設さ
れている。そして、各駐車棚刃は、複数の駐車室4に区
画されており、駐車室4の1つが各駐車階にわたって連
通される昇降空間に形成され、この昇降空間に昇降装置
5の昇降台6が昇降自在に配置されている。そして、各
駐車室4、搬送台車1および昇降台6には、それぞれ車
輪を介して車を搭載する櫛刃ホーク11A,11B,2
1A,21A,21B,33A,33Bがそれぞれ搬送
台車1の搬送方向に沿って配設されている。
うに、複数の駐車階にそれぞれ走行台車1の走行経路2
が形成され、この走行経路2の両側に駐車棚3が配設さ
れている。そして、各駐車棚刃は、複数の駐車室4に区
画されており、駐車室4の1つが各駐車階にわたって連
通される昇降空間に形成され、この昇降空間に昇降装置
5の昇降台6が昇降自在に配置されている。そして、各
駐車室4、搬送台車1および昇降台6には、それぞれ車
輪を介して車を搭載する櫛刃ホーク11A,11B,2
1A,21A,21B,33A,33Bがそれぞれ搬送
台車1の搬送方向に沿って配設されている。
【0013】前記搬送台車1は、走行経路2に沿って配
設された左右一対の走行レール12に案内される走行車
輪13を有し、前部の走行車輪13を回転駆動して走行
台車1を走行させる走行駆動装置14が設けられてい
る。また走行台車1には、前輪を支持する前輪用台車付
櫛刃ホーク11Aおよび後輪を支持する後輪用台車付櫛
刃ホーク11Bと、図6〜図8に示すように、これら台
車付櫛刃ホーク11A,11Bを駐車室4および昇降台
6側に出退させるホーク出退装置15と、台車付櫛刃ホ
ーク11A,11Bを所定範囲で昇降させるホーク昇降
装置16と、各駐車室4の棚付櫛刃ホーク21A,21
Bを操作するホーク操作装置17とが配設されている。
前輪用台車付櫛刃ホーク11Aおよび後輪用台車付櫛刃
ホーク11Bは、走行台車1の走行方向の前部に配置さ
れた基台11aから幅方向に一定間隔毎に後方に向けて
複数本のホーク11bが片持ち状にそれぞれ突出されて
いる。これらホーク11bは、重量の軽減と強度の保持
を目的としてそれぞれ先端ほど厚み(高さ)の小さいテ
ーパ状(上辺が水平で、下辺が傾斜する)に形成されて
いる。
設された左右一対の走行レール12に案内される走行車
輪13を有し、前部の走行車輪13を回転駆動して走行
台車1を走行させる走行駆動装置14が設けられてい
る。また走行台車1には、前輪を支持する前輪用台車付
櫛刃ホーク11Aおよび後輪を支持する後輪用台車付櫛
刃ホーク11Bと、図6〜図8に示すように、これら台
車付櫛刃ホーク11A,11Bを駐車室4および昇降台
6側に出退させるホーク出退装置15と、台車付櫛刃ホ
ーク11A,11Bを所定範囲で昇降させるホーク昇降
装置16と、各駐車室4の棚付櫛刃ホーク21A,21
Bを操作するホーク操作装置17とが配設されている。
前輪用台車付櫛刃ホーク11Aおよび後輪用台車付櫛刃
ホーク11Bは、走行台車1の走行方向の前部に配置さ
れた基台11aから幅方向に一定間隔毎に後方に向けて
複数本のホーク11bが片持ち状にそれぞれ突出されて
いる。これらホーク11bは、重量の軽減と強度の保持
を目的としてそれぞれ先端ほど厚み(高さ)の小さいテ
ーパ状(上辺が水平で、下辺が傾斜する)に形成されて
いる。
【0014】前記ホーク昇降装置16は、図6に示すよ
うに、台車フレーム41の前後位置に設置された複数の
前輪用リフトジャッキ42Aと複数の後輪用リフトジャ
ッキ42Bとを具備し、同期して前後の昇降フレーム4
3A,43Bを所定ストロークで昇降駆動するように構
成される。
うに、台車フレーム41の前後位置に設置された複数の
前輪用リフトジャッキ42Aと複数の後輪用リフトジャ
ッキ42Bとを具備し、同期して前後の昇降フレーム4
3A,43Bを所定ストロークで昇降駆動するように構
成される。
【0015】ホーク出退装置15は、図6に示すよう
に、昇降フレーム43A,43Bのガイド部に案内され
て出退自在な第1スライドビーム44A,44Bと、こ
の第1スライドビーム44A,44Bのガイド部に案内
されて出退自在な第2スライドビーム45A,45Bと
を備え、第2スライドビーム45A,45Bにそれぞれ
前輪用櫛刃ホーク11Aおよび後輪用櫛刃ホーク11B
が配設されている。そして、昇降フレーム43A,43
Bには、第1スライドビーム44A,44Bに配設され
たラック46a,46aに噛合するピニオン46b,4
6bおよびその駆動モータ46cからなる第1ビーム出
退部46が配設され、連動軸46dにより連結連動され
ている。また、第1スライドビーム44A,44Bに
は、第2スライドビーム45A,45Bに配設されたラ
ック47a,47aに噛合するピニオン47b,47b
およびその駆動モータ47cからなる第2ビーム出退部
47が配設され、連動軸47dにより連結連動されてい
る。したがって、第1,第2ビーム出退部46,47に
より第1,第2スライドビーム44A,44B,45
A,45Bを2段に出退させて台車付櫛刃ホーク11
A,11Bを駐車室4または昇降台6側に出退させるこ
とができる。
に、昇降フレーム43A,43Bのガイド部に案内され
て出退自在な第1スライドビーム44A,44Bと、こ
の第1スライドビーム44A,44Bのガイド部に案内
されて出退自在な第2スライドビーム45A,45Bと
を備え、第2スライドビーム45A,45Bにそれぞれ
前輪用櫛刃ホーク11Aおよび後輪用櫛刃ホーク11B
が配設されている。そして、昇降フレーム43A,43
Bには、第1スライドビーム44A,44Bに配設され
たラック46a,46aに噛合するピニオン46b,4
6bおよびその駆動モータ46cからなる第1ビーム出
退部46が配設され、連動軸46dにより連結連動され
ている。また、第1スライドビーム44A,44Bに
は、第2スライドビーム45A,45Bに配設されたラ
ック47a,47aに噛合するピニオン47b,47b
およびその駆動モータ47cからなる第2ビーム出退部
47が配設され、連動軸47dにより連結連動されてい
る。したがって、第1,第2ビーム出退部46,47に
より第1,第2スライドビーム44A,44B,45
A,45Bを2段に出退させて台車付櫛刃ホーク11
A,11Bを駐車室4または昇降台6側に出退させるこ
とができる。
【0016】前記駐車室4には、搭載基準となる前輪を
支持する前輪用棚付櫛刃ホーク21Aおよび後輪を支持
する長い後輪用棚付櫛刃ホーク21Bとが配置され、走
行台車1の走行方向の後部に配置された基台21aから
幅方向に一定間隔毎に前方に複数本のホーク21bが片
持ち状にそれぞれ前方に突出されている。これらホーク
21bは、重量の軽減と強度の保持を目的としてそれぞ
れ先端ほど厚み(高さ)の小さいテーパ状に形成され、
長さの短い前輪用棚付櫛刃ホーク21Aでは基端側でも
その厚みは小さい。また長い後輪用棚付櫛刃ホーク21
Bには、図7,図8に示すように、ホーク昇降装置16
の昇降ストロークを小さくする目的で、棚付櫛刃ホーク
21Bを水平姿勢から先端部が下方に傾斜させる傾斜姿
勢にするためのホーク傾動装置22が設けられている。
支持する前輪用棚付櫛刃ホーク21Aおよび後輪を支持
する長い後輪用棚付櫛刃ホーク21Bとが配置され、走
行台車1の走行方向の後部に配置された基台21aから
幅方向に一定間隔毎に前方に複数本のホーク21bが片
持ち状にそれぞれ前方に突出されている。これらホーク
21bは、重量の軽減と強度の保持を目的としてそれぞ
れ先端ほど厚み(高さ)の小さいテーパ状に形成され、
長さの短い前輪用棚付櫛刃ホーク21Aでは基端側でも
その厚みは小さい。また長い後輪用棚付櫛刃ホーク21
Bには、図7,図8に示すように、ホーク昇降装置16
の昇降ストロークを小さくする目的で、棚付櫛刃ホーク
21Bを水平姿勢から先端部が下方に傾斜させる傾斜姿
勢にするためのホーク傾動装置22が設けられている。
【0017】すなわち、ホーク傾動装置22は、図7,
図8に示すように、棚付櫛刃ホーク21Bの基台21a
に支柱23が垂下され、この支柱23の下端部が搬送台
車1の幅方向に沿う水平軸24を介して棚フレーム25
のブラケット25aに揺動自在に支持されている。前記
水平軸24の一端部には、揺動アーム26が固定されて
おり、この揺動アーム26に形成された係止口27に、
係止レバー28の爪部28aが係合されて水平姿勢が保
持されている。この係止レバー28は棚フレーム25の
支持台25bに垂直ピン29を介して回動自在に支持さ
れ、付勢用コイルばね30により矢印で示す係合方向に
付勢されている。また、棚付櫛刃ホーク21Bの基台2
1aには規制アーム31が突設されており、棚フレーム
25には、緩衝材を介して規制アーム31の移動を規制
するストッパー32が配設されている。
図8に示すように、棚付櫛刃ホーク21Bの基台21a
に支柱23が垂下され、この支柱23の下端部が搬送台
車1の幅方向に沿う水平軸24を介して棚フレーム25
のブラケット25aに揺動自在に支持されている。前記
水平軸24の一端部には、揺動アーム26が固定されて
おり、この揺動アーム26に形成された係止口27に、
係止レバー28の爪部28aが係合されて水平姿勢が保
持されている。この係止レバー28は棚フレーム25の
支持台25bに垂直ピン29を介して回動自在に支持さ
れ、付勢用コイルばね30により矢印で示す係合方向に
付勢されている。また、棚付櫛刃ホーク21Bの基台2
1aには規制アーム31が突設されており、棚フレーム
25には、緩衝材を介して規制アーム31の移動を規制
するストッパー32が配設されている。
【0018】前記ホーク操作装置17は、ホーク傾動装
置22を動作させるもので、搬送台車1の台車フレーム
41から突出された支持フレーム31に、ガイド部材に
案内されて切替え用シリンダ34により棚付櫛刃ホーク
21Aに接近離間するスライド台32が配置されてい
る。このスライド台32には、係止レバー28のテーパ
面28bに当接して係合を解除する方向に回動させる解
除用ローラ35および解除用シリンダ36と、揺動アー
ム26に当接してを傾動させる傾動用レバー37および
傾動用シリンダ38とが配設されている。
置22を動作させるもので、搬送台車1の台車フレーム
41から突出された支持フレーム31に、ガイド部材に
案内されて切替え用シリンダ34により棚付櫛刃ホーク
21Aに接近離間するスライド台32が配置されてい
る。このスライド台32には、係止レバー28のテーパ
面28bに当接して係合を解除する方向に回動させる解
除用ローラ35および解除用シリンダ36と、揺動アー
ム26に当接してを傾動させる傾動用レバー37および
傾動用シリンダ38とが配設されている。
【0019】したがって、正規の受け渡し位置から前方
に前輪用棚付櫛刃ホーク21Aより少し長い所定距離S
1だけずれた位置で、切替え用シリンダ34によりスラ
イド台32をホーク傾動装置22に接近させ、解除用シ
リンダ36により解除用ローラ35を突出させて係止レ
バー28のテーパ面28bに当接させ押し出すことによ
り、係止レバー28の爪部28aを係止口27から離脱
させる。これにより、棚付櫛刃ホーク21A,21Bが
自重により下方に傾動し、規制アーム31がストッパー
32に当接して棚付櫛刃ホーク21A,21Bが所定角
度下方に傾斜する傾斜姿勢となる。したがって、この傾
斜姿勢で棚付櫛刃ホーク21Bの上面が台車付櫛刃ホー
ク11Bの下面に対して略平行に傾斜するため、台車付
櫛刃ホーク11Bの昇降ストロークH1が小さくても棚
付櫛刃ホーク21A,21Bの上方に台車付櫛刃ホーク
11A,11Bを干渉することなく突出移動して重ねる
ことができる。その後、ホーク出退装置15により台車
付櫛刃ホーク11A,11Bを駐車室4側に出退させ
る。そして、傾動用シリンダ36を収縮して傾動用レバ
ー35を矢印方向に回動させ、棚付櫛刃ホーク21A,
21Bを上方に傾動させて係止レバー28の爪部28a
を係止口27に係合させることにより、棚付櫛刃ホーク
21A,21Bを上面が水平となる水平姿勢に復帰でき
る。切替え用シリンダ34によりスライド台32を後退
させてホーク傾動装置22から離間させ、ついで搬送台
車1を所定距離S1だけ後方に移動させることにより、
棚付櫛刃ホーク21A,21Bの正規の受け渡し上部位
置に配置することができる。
に前輪用棚付櫛刃ホーク21Aより少し長い所定距離S
1だけずれた位置で、切替え用シリンダ34によりスラ
イド台32をホーク傾動装置22に接近させ、解除用シ
リンダ36により解除用ローラ35を突出させて係止レ
バー28のテーパ面28bに当接させ押し出すことによ
り、係止レバー28の爪部28aを係止口27から離脱
させる。これにより、棚付櫛刃ホーク21A,21Bが
自重により下方に傾動し、規制アーム31がストッパー
32に当接して棚付櫛刃ホーク21A,21Bが所定角
度下方に傾斜する傾斜姿勢となる。したがって、この傾
斜姿勢で棚付櫛刃ホーク21Bの上面が台車付櫛刃ホー
ク11Bの下面に対して略平行に傾斜するため、台車付
櫛刃ホーク11Bの昇降ストロークH1が小さくても棚
付櫛刃ホーク21A,21Bの上方に台車付櫛刃ホーク
11A,11Bを干渉することなく突出移動して重ねる
ことができる。その後、ホーク出退装置15により台車
付櫛刃ホーク11A,11Bを駐車室4側に出退させ
る。そして、傾動用シリンダ36を収縮して傾動用レバ
ー35を矢印方向に回動させ、棚付櫛刃ホーク21A,
21Bを上方に傾動させて係止レバー28の爪部28a
を係止口27に係合させることにより、棚付櫛刃ホーク
21A,21Bを上面が水平となる水平姿勢に復帰でき
る。切替え用シリンダ34によりスライド台32を後退
させてホーク傾動装置22から離間させ、ついで搬送台
車1を所定距離S1だけ後方に移動させることにより、
棚付櫛刃ホーク21A,21Bの正規の受け渡し上部位
置に配置することができる。
【0020】次に上記構成の櫛刃式立体駐車装置におけ
る搬送台車1から駐車室4への入庫動作を説明する。 1.昇降台6から車を受け取った搬送台車1が、走行経
路2に沿って走行され、正規の受け渡し位置から前方に
所定距離S1だけずれた位置に停止される。ついで、ホ
ーク昇降装置16により台車付櫛刃ホーク11A,11
Bを上部位置に上昇させる(イ)。同時に、切替え用シ
リンダ34によりスライド台32をホーク傾動装置22
に接近させ、解除用シリンダ36により解除用ローラ3
5を突出させて係止レバー28を解除し、棚付櫛刃ホー
ク21A,21Bを下方に傾動させ傾斜姿勢とする。
る搬送台車1から駐車室4への入庫動作を説明する。 1.昇降台6から車を受け取った搬送台車1が、走行経
路2に沿って走行され、正規の受け渡し位置から前方に
所定距離S1だけずれた位置に停止される。ついで、ホ
ーク昇降装置16により台車付櫛刃ホーク11A,11
Bを上部位置に上昇させる(イ)。同時に、切替え用シ
リンダ34によりスライド台32をホーク傾動装置22
に接近させ、解除用シリンダ36により解除用ローラ3
5を突出させて係止レバー28を解除し、棚付櫛刃ホー
ク21A,21Bを下方に傾動させ傾斜姿勢とする。
【0021】2.ホーク出退装置15により台車付櫛刃
ホーク11A,11Bを駐車室4側に突出移動させる
(ロ)。この時棚付櫛刃ホーク21Bが傾斜姿勢で、か
つ台車付櫛刃ホーク11Bがテーパー状であるため、水
平姿勢の棚付櫛刃ホーク21Bの上面からきわめて僅か
な昇降ストロークH1だけ上方であればよく、台車付櫛
刃ホーク11Bが棚付櫛刃ホーク21Bに干渉すること
がない。
ホーク11A,11Bを駐車室4側に突出移動させる
(ロ)。この時棚付櫛刃ホーク21Bが傾斜姿勢で、か
つ台車付櫛刃ホーク11Bがテーパー状であるため、水
平姿勢の棚付櫛刃ホーク21Bの上面からきわめて僅か
な昇降ストロークH1だけ上方であればよく、台車付櫛
刃ホーク11Bが棚付櫛刃ホーク21Bに干渉すること
がない。
【0022】3.傾動用シリンダ38により傾動用レバ
ー37を介して棚付櫛刃ホーク21Bを上方に傾動さ
せ、水平姿勢に復帰させる。ついで切替え用シリンダ3
4を駆動してスライド台32をホーク傾動装置22から
離間させ干渉を防止した後、搬送台車1を所定距離S1
だけ後方に移動させる(ハ)ことにより、棚付櫛刃ホー
ク21A,21Bの正規の受け渡し上部位置に配置す
る。
ー37を介して棚付櫛刃ホーク21Bを上方に傾動さ
せ、水平姿勢に復帰させる。ついで切替え用シリンダ3
4を駆動してスライド台32をホーク傾動装置22から
離間させ干渉を防止した後、搬送台車1を所定距離S1
だけ後方に移動させる(ハ)ことにより、棚付櫛刃ホー
ク21A,21Bの正規の受け渡し上部位置に配置す
る。
【0023】4.ホーク昇降装置16により台車付櫛刃
ホーク11A,11Bを上部位置から下降して棚付櫛刃
ホーク21A,21B1A,21Bに噛み合わせ、さら
に下降させることにより、前輪および後輪を台車付櫛刃
ホーク11A,11Bから棚付櫛刃ホーク21A,21
Bに載せかえる。そして台車付櫛刃ホーク11A,11
Bを下降位置で停止する。
ホーク11A,11Bを上部位置から下降して棚付櫛刃
ホーク21A,21B1A,21Bに噛み合わせ、さら
に下降させることにより、前輪および後輪を台車付櫛刃
ホーク11A,11Bから棚付櫛刃ホーク21A,21
Bに載せかえる。そして台車付櫛刃ホーク11A,11
Bを下降位置で停止する。
【0024】5.ホーク出退装置15により台車付櫛刃
ホーク11A,11Bを収縮移動させる(ホ)。この時
も棚付櫛刃ホーク21A,21Bの上面からきわめて僅
かな昇降ストロークH2だけ下方であればよい。駐車室
4からの出庫作業も上記手順と逆の手順で実施すること
ができる。
ホーク11A,11Bを収縮移動させる(ホ)。この時
も棚付櫛刃ホーク21A,21Bの上面からきわめて僅
かな昇降ストロークH2だけ下方であればよい。駐車室
4からの出庫作業も上記手順と逆の手順で実施すること
ができる。
【0025】上記実施の形態によれば、台車付櫛刃ホー
ク11A,11Bの昇降ストロークH1+H2だけで車
の受け渡しを行えるので、従来から固定式棚付櫛刃ホー
クに必要であった昇降ストロークを大幅に小さくするこ
とができ、上下に隣接する駐車室4,4の高さを低くす
ることができる。高層の立体駐車装置の場合に限られた
建屋空間または地下空間を有効に利用できて、多数の車
を収容できる。また噛み合わせに必要な搬送台車1の移
動距離S1と小さくできるので、入出庫に必要なサイク
ルタイムを短くすることができる。
ク11A,11Bの昇降ストロークH1+H2だけで車
の受け渡しを行えるので、従来から固定式棚付櫛刃ホー
クに必要であった昇降ストロークを大幅に小さくするこ
とができ、上下に隣接する駐車室4,4の高さを低くす
ることができる。高層の立体駐車装置の場合に限られた
建屋空間または地下空間を有効に利用できて、多数の車
を収容できる。また噛み合わせに必要な搬送台車1の移
動距離S1と小さくできるので、入出庫に必要なサイク
ルタイムを短くすることができる。
【0026】なお、図9〜図11の上記実施の形態の変
形例に示すように、棚付櫛刃ホーク21Bの基端側上面
にテーパ部21cを形成し、さらに前輪用棚付櫛刃ホー
ク21Aに、上記実施の形態と同一構造の傾動装置2
2′を設けることにより、搬送台車1の移動距離を0と
して、直接正規の受け渡し位置でホーク出退装置15に
より出退移動することもできる。また、図12に示すよ
うに、搬送台車1の移動距離S2を後輪用棚付櫛刃ホー
ク11Bより長く設定してもよい。
形例に示すように、棚付櫛刃ホーク21Bの基端側上面
にテーパ部21cを形成し、さらに前輪用棚付櫛刃ホー
ク21Aに、上記実施の形態と同一構造の傾動装置2
2′を設けることにより、搬送台車1の移動距離を0と
して、直接正規の受け渡し位置でホーク出退装置15に
より出退移動することもできる。また、図12に示すよ
うに、搬送台車1の移動距離S2を後輪用棚付櫛刃ホー
ク11Bより長く設定してもよい。
【0027】図13,図14は、櫛刃式立体駐車装置の
第2の実施の形態を示し、各櫛刃ホークが搬送台車1の
幅方向に配設されたもので、同一部材には同一記号を付
して説明を省略する。
第2の実施の形態を示し、各櫛刃ホークが搬送台車1の
幅方向に配設されたもので、同一部材には同一記号を付
して説明を省略する。
【0028】搬送台車41にはホーク昇降装置16,1
6およびホーク出退装置17,17を介して搬送台車1
の幅方向に沿う右側台車付櫛刃ホーク42A,42Bお
よび左側台車付櫛刃ホーク43A,43Bがそれぞれ配
設されている。また右側駐車室4Rには走行経路2側が
開放された棚付櫛刃ホーク43A,43Bが配設され、
また左側駐車室4Lには走行経路2側が開放された棚付
櫛刃ホーク44A,44Bが配設されている。
6およびホーク出退装置17,17を介して搬送台車1
の幅方向に沿う右側台車付櫛刃ホーク42A,42Bお
よび左側台車付櫛刃ホーク43A,43Bがそれぞれ配
設されている。また右側駐車室4Rには走行経路2側が
開放された棚付櫛刃ホーク43A,43Bが配設され、
また左側駐車室4Lには走行経路2側が開放された棚付
櫛刃ホーク44A,44Bが配設されている。
【0029】上記第2の実施の形態によれば、搬送台車
41に右側駐車室4R用の櫛刃ホーク42A,42B
と,左側駐車室4L用の43A,43Bが必要である
が、櫛刃ホークが噛み合い可能な所定位置に停止するこ
とにより、直接車を受け渡しすることができ、台車付櫛
刃ホーク42A,42Bの昇降ストロークH3,H4も
小さく、入出庫に要するサイクルタイムも少なくてす
む。
41に右側駐車室4R用の櫛刃ホーク42A,42B
と,左側駐車室4L用の43A,43Bが必要である
が、櫛刃ホークが噛み合い可能な所定位置に停止するこ
とにより、直接車を受け渡しすることができ、台車付櫛
刃ホーク42A,42Bの昇降ストロークH3,H4も
小さく、入出庫に要するサイクルタイムも少なくてす
む。
【0030】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の請求項1記
載の発明によれば、搬送台車に台車付櫛刃ホークを設け
て棚付櫛刃ホークとの間で車を受け渡し自在に構成した
ので、各駐車棚に多数の駐車室を設けて収容台数を大幅
に増大できる。また、搬送台車にホーク出退装置とホー
ク昇降装置を設けたので、多数ある駐車室に駆動機構が
不要となり、設備コストの低減に寄与できる。
載の発明によれば、搬送台車に台車付櫛刃ホークを設け
て棚付櫛刃ホークとの間で車を受け渡し自在に構成した
ので、各駐車棚に多数の駐車室を設けて収容台数を大幅
に増大できる。また、搬送台車にホーク出退装置とホー
ク昇降装置を設けたので、多数ある駐車室に駆動機構が
不要となり、設備コストの低減に寄与できる。
【0031】また請求項2記載の発明によれば、各櫛刃
ホークが搬送台車の走行方向に沿って配設された場合に
は、棚付櫛刃ホークの上方に重ね合わす出退移動時の上
下方向の変位ストロークが大きく必要となり、その分駐
車棚の上方空間を大きくする必要がある。しかし、台車
付櫛刃ホークが棚付櫛刃ホークの上方に突出する時に、
傾動装置により棚付櫛刃ホークを先端側が下方となる傾
斜姿勢にすることにより、より低い位置で台車付櫛刃ホ
ークを突出移動させることができ、その後棚付櫛刃ホー
クを元の水平姿勢に戻した後、台車付櫛刃ホークを下降
して車を入庫できる。また出庫も逆の手順で行うことが
でき、したがって、棚付櫛刃ホークの出退移動時の上下
高さの変位ストロークを小さくできる分、駐車棚の上下
間隔を小さくことができ、特に高層の立体駐車装置で
は、車の収容空間を有効に利用して駐車容量を増大する
ことができる。
ホークが搬送台車の走行方向に沿って配設された場合に
は、棚付櫛刃ホークの上方に重ね合わす出退移動時の上
下方向の変位ストロークが大きく必要となり、その分駐
車棚の上方空間を大きくする必要がある。しかし、台車
付櫛刃ホークが棚付櫛刃ホークの上方に突出する時に、
傾動装置により棚付櫛刃ホークを先端側が下方となる傾
斜姿勢にすることにより、より低い位置で台車付櫛刃ホ
ークを突出移動させることができ、その後棚付櫛刃ホー
クを元の水平姿勢に戻した後、台車付櫛刃ホークを下降
して車を入庫できる。また出庫も逆の手順で行うことが
でき、したがって、棚付櫛刃ホークの出退移動時の上下
高さの変位ストロークを小さくできる分、駐車棚の上下
間隔を小さくことができ、特に高層の立体駐車装置で
は、車の収容空間を有効に利用して駐車容量を増大する
ことができる。
【図1】本発明に係る櫛刃式立体駐車装置の第1の実施
の形態を示す駐車階の部分平面図である。
の形態を示す駐車階の部分平面図である。
【図2】同立体駐車装置の入出庫動作を示す平面図であ
る。
る。
【図3】同立体駐車装置の入出庫動作を示す正面図であ
る。
る。
【図4】同立体駐車装置の棚付櫛刃ホークを示す平面図
である。
である。
【図5】同立体駐車装置の棚付櫛刃ホークを示す側面図
である。
である。
【図6】同搬送台車のホーク出退装置を示す正面断面図
である。
である。
【図7】同ホーク傾動装置およびホーク操作装置を示す
側面図である。
側面図である。
【図8】同ホーク傾動装置およびホーク操作装置を示す
平面部分断面図である。
平面部分断面図である。
【図9】同立体駐車装置の変形例を示し、その入出庫動
作を示す全体平面図である。
作を示す全体平面図である。
【図10】同変形例の入出庫動作を示す棚付櫛刃ホーク
の平面図である。
の平面図である。
【図11】同変形例の入出庫動作を示す棚付櫛刃ホーク
の側面図である。
の側面図である。
【図12】同立体駐車装置の他の変形例を示し、その入
出庫動作を示す平面図である。
出庫動作を示す平面図である。
【図13】本発明に係る櫛刃式立体駐車装置の第2の実
施の形態を示す部分平面図である。
施の形態を示す部分平面図である。
【図14】同櫛刃式立体駐車装置の入出庫動作を示す正
面図である。
面図である。
1 搬送台車 2 走行経路 3 駐車棚 4 駐車室 5 昇降装置 6 昇降台 11A,11B 台車付櫛刃ホーク 14 走行駆動装置 15 ホーク出退装置 16 ホーク昇降装置 17 ホーク操作装置 21A,21B 棚付櫛刃ホーク 22 ホーク傾動装置 33A,33B 台付櫛刃ホーク
Claims (2)
- 【請求項1】各駐車階に形成された搬送台車の走行空間
の両側に駐車棚が配置されて複数の駐車室が形成され、 前記駐車棚の一部に、各駐車階を昇降自在な昇降台を有
する昇降装置が配設され、 昇降台と搬送台車と駐車室とにそれぞれ車輪を介して車
を支持する櫛刃ホークが配置されて、各櫛刃ホークが上
下方向に通過して昇降台と搬送台車との間および搬送台
車と駐車室との間で車を受け渡し自在に構成され、 前記搬送台車に、車輪を介して車を搭載可能な台車付櫛
刃ホークを駐車室側に出退自在なホーク出退装置と、台
車付櫛刃ホークを所定範囲で昇降させるホーク昇降装置
が設けられたことを特徴とする櫛刃式立体駐車装置。 - 【請求項2】各櫛刃ホークが搬送台車の走行方向に沿っ
て配設され、 少なくとも台車付櫛刃ホークおよび棚付櫛刃ホークが先
端部ほど高さが低くなるテーパ状に形成され、 棚付櫛刃ホークにその先端部を下方に傾斜可能なホーク
傾動装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の櫛刃
式立体駐車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15907397A JPH116322A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 櫛刃式立体駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15907397A JPH116322A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 櫛刃式立体駐車装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH116322A true JPH116322A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15685636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15907397A Pending JPH116322A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 櫛刃式立体駐車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH116322A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4886558A (en) * | 1987-05-28 | 1989-12-12 | Nkk Corporation | Method for heat-treating steel rail head |
KR100605503B1 (ko) | 2004-07-23 | 2006-08-01 | 황성필 | 이동형 팔레트를 이용한 포크식 주차설비 |
CN102943581A (zh) * | 2012-12-03 | 2013-02-27 | 李正才 | 悬架式汽车车库 |
CN103015773A (zh) * | 2012-12-31 | 2013-04-03 | 东莞市伟创东洋自动化设备有限公司 | 巷道堆垛车库梳叉交换升降机及其存取车流程 |
CN103015774A (zh) * | 2012-12-31 | 2013-04-03 | 东莞市伟创东洋自动化设备有限公司 | 一种停车位无电机的梳叉式塔库 |
KR20170024079A (ko) | 2014-10-24 | 2017-03-06 | 가부시끼가이샤 도시바 | 보조 기억 장치를 구비하는 전자 기기 |
-
1997
- 1997-06-17 JP JP15907397A patent/JPH116322A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4886558A (en) * | 1987-05-28 | 1989-12-12 | Nkk Corporation | Method for heat-treating steel rail head |
KR100605503B1 (ko) | 2004-07-23 | 2006-08-01 | 황성필 | 이동형 팔레트를 이용한 포크식 주차설비 |
CN102943581A (zh) * | 2012-12-03 | 2013-02-27 | 李正才 | 悬架式汽车车库 |
CN103015773A (zh) * | 2012-12-31 | 2013-04-03 | 东莞市伟创东洋自动化设备有限公司 | 巷道堆垛车库梳叉交换升降机及其存取车流程 |
CN103015774A (zh) * | 2012-12-31 | 2013-04-03 | 东莞市伟创东洋自动化设备有限公司 | 一种停车位无电机的梳叉式塔库 |
CN103015774B (zh) * | 2012-12-31 | 2015-03-11 | 东莞市伟创东洋自动化设备有限公司 | 一种停车位无电机的梳叉式塔库 |
KR20170024079A (ko) | 2014-10-24 | 2017-03-06 | 가부시끼가이샤 도시바 | 보조 기억 장치를 구비하는 전자 기기 |
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