JP3329532B2 - はね上げ腰掛 - Google Patents

はね上げ腰掛

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JP3329532B2
JP3329532B2 JP25028793A JP25028793A JP3329532B2 JP 3329532 B2 JP3329532 B2 JP 3329532B2 JP 25028793 A JP25028793 A JP 25028793A JP 25028793 A JP25028793 A JP 25028793A JP 3329532 B2 JP3329532 B2 JP 3329532B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等に使用されるは
ね上げ腰掛に関する。近年、鉄道用車両等の公共乗り物
における座席の一部には、座面をはね上げ、車椅子のた
めのスペースを確保することができる座席が設けられて
いる。
【0002】
【従来の技術】簡単な構造のはね上げ腰掛には、図5に
示すようなタイプのものがある。(a)は腰掛使用状態
時、背ずりSBがフロアに対して略垂直になっているタイ
プ、(b)は腰掛使用状態時、背ずりSB′が後方に傾斜し
ているタイプである。
【0003】これらの腰掛において、(b)のタイプは、
(a)に示すタイプに比べて、背ずりが傾斜しているので
座り心地は良いが、収納スペースを取るという問題点が
ある。よって、腰掛使用時には、背ずりが傾斜し、且
つ、収納時にはスペースを取らない腰掛が提案されてい
る。
【0004】図6はこのような腰掛の一例を説明する構
成図である。1はフロアに固着されるベースフレームで
ある。このベースフレーム1には、回転アーム2を矢印
方向に回転駆動する減速機構を有したモータユニット3
が設けられている。回転アーム2には、座面フレーム4
の基端部と、略C字形のリンク5とが固着されている。
【0005】腰掛使用時には、後方に傾斜してる背ずり
フレーム6の下部にはリンク5が回転可能に取り付けら
れ、背ずりフレーム6の上部には、一端部がベースフレ
ーム1の上部に回転可能に取り付けられた揺動リンク7
の他端部が回転可能に取り付けられている。
【0006】そして、ベースフレーム1と、リンク5
と、背ずりフレーム6と、揺動リンク7とで、リンク機
構が形成されている。次に、上記構成の作動を説明す
る。図に示す状態は、腰掛の座面に着座可能な状態であ
る。この状態より、モータユニット3を駆動すると、座
面フレーム4が図において、時計方向に回転するととも
に、傾斜状態にある背ずりフレーム6は斜め上方に移動
しながら回転し、フロアに対して略垂直となる。
【0007】上記構成によれば、腰掛使用時には背ずり
は傾斜しており、腰掛収納時には、背ずりがフロアに対
して略垂直となり、腰掛収納時における収納スペースを
小さくすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の腰
掛には、使用時に傾斜している背ずりフレーム6を収納
時にフロアに対して略垂直とする機構を実現するため
に、2つのリンク部材、つまり、揺動リンク7及び略C
字形のリンク5が必要である。
【0009】よって、多くの部品が必要となり、コスト
が高く、組付工数も多くなる問題点がある。本発明は上
記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、数少な
い部品で、腰掛使用状態では背ずりが傾斜し、収納状態
では背ずりがフロアに対して略垂直となり、腰掛収納時
の収納スペースが小さなはね上げ腰掛を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、フロアに対して平行に配設された座面ヒンジピン
と、前記座面ヒンジピンと平行で、前記座面ヒンジピン
より後方斜め上に配設された背ずりヒンジピンと、前記
座面ヒンジピンに回転可能に設けられた座面フレーム
と、前記背ずりヒンジピンに上部が回転可能に設けられ
た背ずりフレームと、前記座面ヒンジピンに回転可能に
係合する基端部,該基端部より前記座面フレームの後部
に向かって延出する第1の延出部及び該第1の延出部よ
り前記背ずりフレームの背部に延出する第2の延出部か
らなる連結プレートと、該連結プレートの第1の延出部
及び前記座面フレームのどちらか一方に前記座面ヒンジ
ピンを中心とする円弧状の第1のガイドを、他方に第1
のガイドに摺動可能に係合する第1のスライダを設け、
前記背ずりフレーム及び前記連結プレートの第2の延出
部のどちらか一方に、上下方向に延出する直線状の第2
のガイドを、他方に前記第2のガイドに摺動可能に係合
する第2のスライダとを設け、前記第1のスライダは、
腰掛使用状態には前記第1のガイドの上部に位置し、腰
掛が収納方向へ回転すると前記第1のガイドの下方の端
部に当接し、前記第2のスライダは腰掛使用状態には前
記第2のガイドの上方に位置するものである。
【0011】
【作用】本発明のはね上げ腰掛において、使用状態にあ
る座面フレームを座面ヒンジピンを中心に腰掛収納方向
へ回転させると、座面フレームの回転とともに、第1の
スライダは第1のガイドの上部から下方へ移動し、下方
の端部に当接する。
【0012】更に、座面フレームを収納方向へ回転する
と、連結プレートは第1のスライダに押圧され、座面フ
レームとともに回転する。連結プレートの回転により、
第2のスライダが第2のガイドの下方へ移動し、背ずり
フレームは、背ずりヒンジピンを中心にフロアに対して
垂直になる方向へ回転する。
【0013】
【実施例】次に図面を用いて本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例の要部構成図、図2から図
4は図1における作動を説明する構成図である。
【0014】図1において、フロア11上に固着される
ベースプレート9には、フロア11に対して平行に設け
られる座面ヒンジピン10と、座面ヒンジピン10と平
行で座面ヒンジピン10の斜め後方に設けられる背ずり
ヒンジピン12とが設けられている。そして、座面ヒン
ジピン10には、座面フレーム13の中間部が回転可能
に設けられ、背ずりヒンジピン12には、背ずりフレー
ム14の上部が回転可能に設けられている。15はベー
スプレート9に設けられ、腰掛使用状態(図1に示す状
態)時に、座面フレーム13の後部に係合し、それ以上
の座面フレーム13の前傾を禁止する座面ストッパであ
る。
【0015】座面ヒンジピン10には、逆L字形の連結
プレート16が回転可能に取り付けられている。この連
結プレート16は、座面ヒンジピン10に回転可能に係
合する基端部16a,基端部16aより座面フレーム1
3の後部に向かって延出する第1の延出部16b及び第
1の延出部16bより背ずりフレーム14の背部に延出
する第2の延出部16cから構成されている。第1の延
出部16bには、座面ヒンジピン10を中心とする円弧
状の第1のガイドとしての第1のガイド溝17が形成さ
れている。
【0016】背ずりフレーム14には、上下方向に延出
する直線状の第2のガイドとしての第2のガイド溝18
が設けられている。座面フレーム13の後部には、連結
プレート16の第1のガイド溝17に摺動可能に係合す
る第1のスライダとしての第1のピン19が、連結プレ
ート16の第2の延出部16cには第2のガイド溝18
に摺動可能に係合する第2のスライダとしての第2のピ
ン20がそれぞれ立設されている。
【0017】第1のピン19は、図1に示す腰掛使用状
態には第1のガイド溝17の上部に位置し、第2のピン
20は腰掛使用状態には第2のガイド溝18の上方に位
置するように設けられている。
【0018】次に、上記構成の作動を図2から図4を用
いて説明する。図1に示す腰掛使用状態より、座面フレ
ーム13を座面ヒンジピン10を中心に腰掛収納方向へ
回転させると、座面フレーム13の回転とともに、第1
のピン19は第1のガイド溝17の上部から下方へ移動
し、図2に示すように第1のガイド溝17の下方の端部
に当接する。
【0019】更に、座面フレーム13を収納方向へ回転
すると、連結プレート16は第1のピン19に押圧さ
れ、図3に示すように座面フレーム13とともに回転す
る。連結プレート16の回転により、第2のピン20が
第2のガイド溝18の下方へ移動し、背ずりフレーム1
4は、背ずりヒンジピン12を中心にフロア11に対し
て垂直になる方向へ回転を始める。
【0020】そして、図4に示すように座面フレーム1
3がフロア11に対して略垂直となる収納状態まで回転
すると、背ずりフレーム14もフロア11に対して略垂
直となる。
【0021】上記構成によれば、使用時に傾斜している
背ずりフレーム14を収納時にフロア11に対して略垂
直とするリンク機構の大きな構成部品は連結プレート1
6である。
【0022】よって、図6に示す従来の機構に比べ、部
品点数が少なくなり、コストが安く、組付工数も少なく
なる。尚、本発明は、上記実施例に限定されるものでは
ない。例えば、上記実施例では、ガイドとこのガイドに
摺動可能に係合するスライダとして、ガイド溝とピンと
で実現したが、他に、ガイド溝とローラ等でも実現でき
る。
【0023】更に、上記実施例では、連結プレート16
に第1のガイド溝、座面フレームに第1のピン19を、
背ずりフレーム14に第2のガイド溝18、連結プレー
ト16に第2のピン20を設けたが、逆に、連結プレー
ト16に第1のピン、座面フレームに第1のガイド溝
を、背ずりプレート14に第2のピン、連結プレート1
6に第2のガイド溝を設けるようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、座面
ヒンジピンと、座面ヒンジピンと平行で、座面ヒンジピ
ンより後方斜め上に配設された背ずりヒンジピンとに、
それぞれ座面フレームと背ずりフレームを回転可能に設
け、座面ヒンジピンに回転可能に係合する連結プレート
を用いて座面フレームと背ずりフレームとを連結し、第
1のガイドと第1のスライダとの係合、及び、第2のガ
イドと第2のスライダとの係合により、数少ない部品
で、腰掛使用状態では背ずりが傾斜し、収納状態では背
ずりがフロアに対して略垂直となり、腰掛収納時に収納
スペースが小さなはね上げ腰掛を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成図である。
【図2】図1における作動を説明する構成図である。
【図3】図1における作動を説明する構成図である。
【図4】図1における作動を説明する構成図である。
【図5】従来の腰掛のタイプを説明する図である。
【図6】従来の腰掛の一例を説明する構成図である。
【符号の説明】
10 座面ヒンジピン 11 フロア 12 背ずりヒンジピン 13 座面フレーム 14 背ずりフレーム 16 連結プレート 16a 基端部 16b 第1の延出部 16c 第2の延出部 17 第1のガイド溝(第1のガイド) 18 第2のガイド溝(第2のガイド) 19 第1のピン(第1のスライダ) 20 第2のピン(第2のスライダ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/30 A47C 7/56 B61D 33/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロア(11)に対して平行に配設され
    た座面ヒンジピン(10)と、 前記座面ヒンジピン(10)と平行で、前記座面ヒンジ
    ピン(10)より後方斜め上に配設された背ずりヒンジ
    ピン(12)と、 前記座面ヒンジピン(10)に回転可能に設けられた座
    面フレーム(13)と、 前記背ずりヒンジピン(12)に上部が回転可能に設け
    られた背ずりフレーム(14)と、 前記座面ヒンジピン(10)に回転可能に係合する基端
    部(16a),該基端部(16a)より前記座面フレー
    ム(13)の後部に向かって延出する第1の延出部(1
    6b)及び該第1の延出部(16b)より前記背ずりフ
    レーム(14)の背部に延出する第2の延出部(16
    c)からなる連結プレート(16)と、 該連結プレート(16)の第1の延出部(16b)及び
    前記座面フレーム(13)のどちらか一方に前記座面ヒ
    ンジピン(10)を中心とする円弧状の第1のガイド
    (17)を、他方に第1のガイド(17)に摺動可能に
    係合する第1のスライダ(19)を設け、 前記背ずりフレーム(14)及び前記連結プレート(1
    6)の第2の延出部(16c)のどちらか一方に、上下
    方向に延出する直線状の第2のガイド(18)を、他方
    に前記第2のガイド(18)に摺動可能に係合する第2
    のスライダ(20)とを設け、 前記第1のスライダ(19)は、腰掛使用状態には前記
    第1のガイド(17)の上部に位置し、腰掛が収納方向
    へ回転すると前記第1のガイド(17)の下方の端部に
    当接し、 前記第2のスライダ(20)は腰掛使用状態には前記第
    2のガイド(18)の上方に位置することを特徴とする
    はね上げ腰掛。
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DE102010048719B4 (de) * 2010-10-19 2014-06-05 Grammer Aktiengesellschaft Klappbarer Fahrzeugsitz

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