JP3324350B2 - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JP3324350B2
JP3324350B2 JP21882195A JP21882195A JP3324350B2 JP 3324350 B2 JP3324350 B2 JP 3324350B2 JP 21882195 A JP21882195 A JP 21882195A JP 21882195 A JP21882195 A JP 21882195A JP 3324350 B2 JP3324350 B2 JP 3324350B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5004Power supply control, e.g. power-saving mode, automatic power turn-off

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望のタイミング
で複写装置の電源を自動的にオフするようにした自動電
源オフ機能を有する複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写装置において、所望のタイミング、
例えば、予め設定した時刻になると複写装置の電源を自
動的にオフすることにより、複写を行わないとき例えば
就業時間が終了した後における無駄な電力消費を無くす
るようにしたものがある。例えば、特公平6−3000
0号公報に提案されているものでは、予め設定した時刻
を過ぎたことが検出されたとき、複写装置の電源をオフ
する電源オフ機能と、複写装置の操作部に対して所定時
間何等の操作も行なわれないときに、複写装置の設定を
初期設定状態に戻すオートリセット機能とが開示されて
いる。その中には、電源オフ機能により電源をオフする
時刻になったときに、前記オートリセットを働かせるタ
イマーがカウント中であれば、カウントの終了を待って
オートリセットを実行してから電源をオフすることが開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来の自動電源オフ機能は、自動的に電源がオフされた
後、再び電源が投入されたときの使い勝手については、
余り考慮されていなかった。すなわち、何らかの理由に
より複写装置の動作が中断され、原稿台に原稿が残され
ていたり、両面複写等の際に片面に複写済みの用紙を収
納する中間トレイ内に用紙が残されている状態におい
て、電源をオフするタイミングが到来し、自動的に電源
がオフされると、次に、電源を投入したときに、原稿台
上や中間トレイに残された原稿や用紙を取り除かなけれ
ば、複写を開始することができず、使い勝手が良くな
い。
【0004】又、前記公報に記載された装置では、電源
オフ時刻においてオートリセットタイマーがカウント中
であれば、オートリセットの終了を待ってから電源をオ
フしているが、節電の観点からすれば、できるかぎり電
源オフの時間は延長しないほうが望ましい。
【0005】本発明は、前述した問題点に鑑みて成され
たものであり、所望のタイミングで電源を自動的にオフ
する複写装置であって、自動電源オフ後に再度電源が投
入されたときの使い勝手を向上させ、且つ、節電効果に
優れた複写装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明による複写装置では、所望のタイミングで電源
を自動的にオフする機能を有する複写装置において、所
定の時間複写装置への入力及び該入力に基づく複写装置
の動作が行われなかったときに、複写装置の設定を初期
状態に戻すリセット手段と、複写装置への入力及び該入
力に基づく複写装置の動作が完了する毎に、前記リセッ
ト手段が作動するまでの前記所定の時間を計時する計時
手段と、複写装置が、シートが複写装置内に残留してい
る可能性がある中断状態であるか否かを判別する判別手
段と、複写装置内に残留しているシートを強制的に排出
するシート排出手段と、前記自動電源オフ機能により電
源がオフされるタイミングにおいて、前記判別手段によ
る判別結果が前記中断状態であれば、前記計時手段が計
時中であるか否かに拘わらず、直ちに前記シート排出手
段により複写装置内に残留しているシートを排出させた
後、電源をオフする一方、前記判別手段による判別結果
が前記中断状態でなく、且つ、前記計時手段が計時中で
ある場合には、前記リセット手段の作動を待って、電源
をオフするように制御する電源オフ制御手段とを備え
る。
【0007】ここで、「シートが複写装置内に残留して
いる可能性がある中断状態」とは、例えば、操作パネル
において設定された枚数の複写が終了する前に、給紙ユ
ニットの用紙がなくなり、複写装置の動作が停止してい
るとき、又操作パネルにおいて設定された複写動作の途
中で、複写動作を停止させるストップキーが入力され、
一連の複写動作が停止しているとき、あるいは、予め定
められた所定の枚数のみ複写を許可し、累積複写枚数が
かかる許可枚数を越えると複写動作を禁止する機能を持
たせた複写装置において、複写動作中に累積複写枚数が
許可枚数を超過し、複写装置の動作が停止しているとき
などを意味する。
【0008】
【0009】
【0010】また、「初期設定状態」とは、複写装置が
電源投入時に基準的な設定条件、例えば複写枚数を1
枚、複写モードを片面複写モード、用紙をA4縦等とい
った条件、に設定された状態を意味する。
【0011】本発明では、リセット手段は、複写装置へ
の入力操作及び該入力に基づく複写装置の動作終了から
所定時間経過したときに初期状態に戻すが、中断状態で
あれば、リセット手段の動作は中止される。このため、
操作者は、自ら中断状態を解除することによって、所望
の複写動作を続けることができる。しかしながら、通常
複写装置が使用しないと判断される電源をオフするタイ
ミングでは、中断状態であれば、直ちに装置内のシート
を排出させて、電源をオフする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面にしたがって説明する。図1は、本発明にかかる複
写機の全体構成を示す。この複写機は、複写機本体10
と、該複写機本体10の原稿台13上に原稿を搬送し排
出する原稿自動給送装置(ADF)30とから構成されて
おり、相互に関連づけて制御されている。
【0013】複写機本体10は、電子写真方式の画像形
成を行う装置であり、原稿がセットされる原稿台13を
有する。原稿台13の下方には、原稿がセットされてい
ることを検出する原稿台センサSE5と、セットされた
原稿を露光走査するための走査光学系15が配設されて
いる。走査光学系15の下方には、画像形成部11が配
設されている。ここには、露光走査された原稿反射光が
結像される位置に感光体ドラムが設置され、その周囲に
は、帯電装置、現像装置、転写装置等の周知の装置が、
順に配設されている。更に、転写装置により転写された
トナー像を熱定着する定着装置17が用紙搬送方向下流
側に設けられている。
【0014】複写機本体10の下部には、上段給紙トレ
イ21と、下段給紙トレイ23が設けられており、いず
れかのトレイから用紙の給紙が行なわれる。上段給紙ト
レイ21には、このトレイ上の用紙の送り出しと用紙エ
ンプティを検出するセンサSE1と、下段給紙トレイ2
3には、このトレイ上の用紙の送り出しと用紙エンプテ
ィを検出するセンサSE2とがそれぞれ設けられてい
る。各給紙トレイから給紙された用紙を前記画像形成部
11に搬送する搬送ローラ対とガイドとからなる用紙搬
送路が設けられている。そして、前記上段給紙トレイ2
1と前記画像形成部11の間には、中間トレイ(DU
P)25が設けられている。これは、給紙トレイ21又
は23のいずれかから給紙された用紙の片面に画像が形
成されて定着された後、再度画像形成部11にその用紙
を給紙して、第1回目の画像形成面とは逆の面に画像形
成するとき、即ち両面複写のときに使用する中間収納体
である。中間トレイ25内に用紙が存在するか否かの検
出と、中間トレイ25から用紙が給紙されたこととを検
出するセンサSE3が中間トレイ25近傍に設けられて
いる。前記定着装置17の用紙搬送方向下流側には、画
像が形成された用紙を排出トレイ40に排出するか、再
度の画像形成を行うために前記中間トレイ25に搬送す
るかを切り換える切換機構19が設けられている。
【0015】複写機本体10の図中左側の側面には、カ
ウンタ口45が設けられており、減算式の着脱式カウン
タ47を挿入される。カウンタ47は、予め定められた
所定の枚数のみ複写を許可し、累積複写枚数がかかる許
可枚数を越えると複写動作を禁止する機能を制御するた
めのカウンタである。カウンタ47には、予め所定の許
可枚数が設定されており、複写が1枚なされる毎に1ず
つ減算されていく。そして、カウンタ47がカウントア
ップすると(カウント値が0になったとき)、複写動作
は禁止される。
【0016】原稿自動給送装置(ADF)30は、原稿を
載置する原稿トレイ31と、前記原稿トレイ31に原稿
が載置されているかどうかを検出するセンサSE7と、
原稿トレイ31に載置された原稿を1枚ずつにさばいて
原稿台13上に給送する給送ユニット35と、給送され
た原稿を原稿台13上で搬送したり停止させたりする原
稿搬送ベルト37と、該原稿搬送ベルト37とともに露
光走査された原稿を排出する排出ユニット39と、原稿
が排出される原稿排紙トレイ33とを有する。
【0017】図2は、複写機の上面部手前側に設けられ
た操作パネル50を示す。このパネルには、各種メッセ
ージや複写設定部数等を表示する表示モニタ51、複写
スタート指令用のプリントキー52、置数用のテンキー
ユニット53、が設けられている。又、片面モードと両
面モードを選択するための複写モードキー54が設けら
れており、この複写モードキー54は、トグルキーにな
っておりこのキーを押すたびに片面モードと両面モード
が順に切替わる。前記複写モードキー54によってどち
らのモードが選択されているかを表示するため、片面モ
ードが選択されていることを表示する片面モード表示素
子54a、両面モードが選択されていることを表示する
両面モード表示素子54bを有する。更に、給紙トレイ
を選択する給紙口選択キー56が設けられている。前記
複写モードキー54と同様にこのキーを押すことによ
り、上段給紙トレイ21から給紙を行わせる上段給紙口
選択、下段給紙トレイ23から給紙を行わせる下段給紙
口選択が、順に切替わる。給紙口選択キー56によって
選択されている給紙口がどれであるかを表示するため、
上段給紙口が選択されていることを表示する上段表示素
子56a、下段給紙口が選択されていることを表示する
下段表示素子56bが設けられている。併せて、選択さ
れた給紙口に収容されている用紙サイズを表示する表示
素子56cが設けられている。そして、電源をオフする
時刻を設定するための電源オフ時刻設定キー57、又、
一連の複写動作を停止させるためのストップキー58が
設けられている。
【0018】図3は、前記複写機の制御回路を示してい
る。複写機全体の制御を行う複写機CPU61を中心
に、操作パネル50での入力や表示をつかさどる操作パ
ネルIC65、原稿自動給送装置30の駆動を制御する
ADFCPU64、固有の電源によってバックアップさ
れ、時間をカウントし時刻データを出力する時計IC6
3、例えば、前記時刻設定キー57で設定された時刻等
を記憶しておく固有の電源にバックアップされた不揮発
性のメモリRAM62、その他、本体に設けられている
各種センサや各駆動機構等が接続されている。
【0019】図1から図3に示した複写機の動作を簡単
に説明する。今仮に、両面複写を5枚撮るように設定さ
れていたとすると、プリントキー52が押されると、原
稿自動給送装置30の原稿トレイ31に原稿が載置され
ているかどうかをセンサSE7で検出する。原稿が検出
されている場合、給送ユニット35を駆動して1枚に分
離した原稿を原稿台13上に搬送する。原稿台13にセ
ットされた原稿は、走査光学系15によって露光走査さ
れる。これにより、スリット状の原稿反射光が、画像形
成部11で帯電装置によって一様に帯電された感光体ド
ラムに結像されて、原稿反射光に対応する静電潜像が感
光体ドラム上に結像される。この静電潜像が感光体ドラ
ムの回転によって、現像装置と対向する位置に来たとき
にトナーにより顕像化された後、操作パネル50にて設
定された給紙トレイから搬送されてきた用紙に転写され
る。この用紙上の転写像は、定着装置17に搬送されて
定着され、その後、中間トレイ25に送り込まれる。同
様に、続けて給紙トレイから用紙が給紙され、第1面の
複写が続けて行われ、中間トレイ25に5枚の用紙が収
納される。第1面の複写が終了すると、原稿搬送ベルト
37と排出ユニット39を駆動して原稿台13上の原稿
を原稿排紙トレイ33に排出し、次に、原稿トレイ31
から給送ユニット35によって次の原稿を原稿台13上
に給送する。以下、前述したように走査光学系15を駆
動して、中間トレイ25から順に給紙される用紙の第2
面に画像形成され、定着された後、排紙トレイ40上に
排出される。
【0020】図4ないし図12は、複写機CPU61で
実行される処理の手順を示すフローチャートである。図
4は、複写機CPU61の処理の全体構成を概略的に示
しており、電源が立ちあげられ、有効なカウンタ47が
装着されてプログラムがスタートすると、まず、ステッ
プS1で複写機CPU61及び複写機の初期設定を行う
ためのサブルーチンが実行される。この初期設定のサブ
ルーチンは、図5に示すように複写枚数を1枚に、給紙
口を上段給紙トレイ21に、複写モードを片面複写モー
ドに設定し(S21,S22,S23)、併せて倍率等
の他の初期設定についても行なう(S24)。ステップ
S2では、複写機CPU61の内部タイマーがセットさ
れる。
【0021】次に、ステップS3で複写動作中であるか
否かが判定され、複写中でなければ、ステップS4、S
5に進んで操作パネルキー処理ルーチン、時刻設定処理
ルーチンが実行される。操作パネルキー処理ルーチン、
時刻設定処理ルーチンの詳細については、図6、図7に
それぞれ示す。ステップS3で、複写動作中であると判
断されれば、ステップS6に進み、ストップキー58が
オンされたかどうかが判断され、ストップキー58が押
されていない場合は、ステップS7に進んで選択されて
いる給紙トレイの用紙の有無を確認し、用紙がなくなっ
ていない場合、即ち用紙が存在している場合は、ステッ
プS8に進んで本体のカウンタ口45にセットされた複
写を許可するカウンタ47の許容枚数を越えてカウント
アップしたか否かが判定され、カウントアップしていな
い場合は、ステップS10に進む。ステップS6、S
7,S8のいずれかがYESの場合、即ちストップキー
58が押されたか、指定された給紙トレイに用紙がなく
なったか、カウンタ47がカウントアップした場合に
は、複写機内にシートが残留している可能性のあるコピ
ー中断状態であると判断し、ステップS9に進んでコピ
ー中断フラグに1をセットしてステップS10に進む。
【0022】ステップS10で複写動作制御処理が実行
され、続いてステップS11でオートリセット処理が実
行され、ステップS12でオートパワーオフ処理が実行
される。この複写動作制御処理ルーチン、オートリセッ
ト処理ルーチン、オートパワーオフ処理ルーチンの詳細
は、図8、図11、図12にそれぞれ示す。そして、ス
テップS13で内部タイマーの終了を待って1ルーチン
を終了する。
【0023】図6は、操作パネル処理ルーチンを示して
おり、ステップS31で操作パネル50上のキーがオン
されたかどうかを判断し、キーがオンされたときのエッ
ジを検出する、即ちキーがオンされたときの立ち上がり
信号を検出する(以下、オンエッジと呼ぶ)と、ステッ
プS32で操作フラグに1を設定し、ステップS33で
複写モードキー54がオンされたか否か判断する。複写
モードキー54がオンされた場合、ステップS34に進
み片面モードが表示されているか否かを判断し、片面モ
ードが表示されている場合には、ステップS35で両面
モードを表示して、ステップS36で片面モードの表示
をオフし、複写モードを片面モードから両面モードに変
更してこのルーチンを終了する。一方、ステップS34
で片面モードが表示されていない場合、即ち両面モード
が表示されている場合には、ステップS37で片面モー
ドを表示して、ステップS38で両面表示モードをオフ
し、複写モードを両面モードから片面モードに変更して
このルーチンを終了する。
【0024】ステップS33でNOの場合、即ち複写モ
ードキー54がオンされていない場合、ステップS39
に進み、他のオンされたキーの設定処理が実施される。
ステップS31で操作パネル50上のキーのオンエッジ
を検出しないときは、ステップS40に進んで操作フラ
グが1になっているか否か判断し、操作フラグが1の場
合、ステップS41で操作フラグを0に戻し、ステップ
S42でオートリセットタイマをセットしてこのルーチ
ンを終了する。ステップS40において操作フラグが1
でない場合は、そのままこのルーチンを終了する。
【0025】図7は、ステップS5で実行される自動電
源オフの時刻を設定する時刻設定処理ルーチンを示す。
ステップS51で、電源オフ時刻設定キー57のオンエ
ッジを判断し、キー57が押されてそのオンエッジが判
断されると、ステップS52で電源オフ時刻設定フラグ
を判断し、この電源オフ時刻設定フラグが0であると、
これから時刻の設定を行なうことになるので、ステップ
S53で電源オフ時刻設定フラグを1にセットしてステ
ップS54で数値表示装置51の7セグメントLEDの
表示をブランクにする。また、ステップS52で電源オ
フ時刻設定フラグが1であると判断すると、時刻の設定
は既に終了していることになるので、ステップS55で
電源オフ時刻設定フラグを0にセットし、ステップS5
6で数値表示装置72に表示されている時刻のデータを
RAM62(図3)のメモリに記憶する。そして、ステ
ップS57で、表示モニタ51を複写枚数表示に戻し
て、1を表示する。次に、ステップS58でテンキーユ
ニット53(図2)からの入力があるか否か判断し、テ
ンキーユニット53から入力がある場合には、ステップ
S59で電源オフ時刻設定フラグを判断し、この電源オ
フ時刻設定フラグが0でない場合には、ステップS61
でキー入力された電源オフの時刻のデータを表示モニタ
51に表示し、電源オフ時刻設定フラグが0の場合に
は、ステップS60でキー入力された複写枚数のデータ
を設定する。
【0026】図8、図9、図10のフローチャートは、
ステップS10で実行される複写機の複写動作を制御す
る複写動作制御処理を示す。ステップS71でプリント
キー52のオンエッジが検出されたか否かが判断され、
オンされていれば、ステップS72で感光体ドラム等を
駆動するメインモータMの駆動フラグを1にして駆動せ
しめ、続いて、ステップS73にて原稿トレイ31上に
原稿が存在するか否かをセンサSE7の出力から判断
し、原稿が存在していれば、ステップS74に進んでA
DF30を駆動し、原稿を原稿台13に送り出してステ
ップS75に進み、原稿が存在しなければ、そのままス
テップS75に進む。
【0027】ステップS71で、プリントキー52のオ
ンエッジが検出されない場合は、ステップS76に進
み、中断フラグが0であるか否かを判断し、0でなけれ
ばすなわち、コピー中断状態であるので、複写動作を行
わず、このルーチンを終了する。中断フラグが0の場合
は、ステップS77でメインモータMが作動中であるか
否かを判断し、作動中でなければこのルーチンを終了
し、作動中であれば、ステップS78に進んで原稿交換
フラグが1か否かを判断して、原稿交換フラグが1であ
れば、ステップS74に進んで次の原稿を搬送し、1で
なければ、ステップS75に進む。
【0028】ステップS75にて両面複写モードである
か否かを判断し、両面複写モードであればステップS9
8に、両面複写モードでなければステップS80に進
む。ステップS80で上段給紙口21か下段給紙口23
のいずれが選択されているかを判断し、上段給紙口21
が選択されていれば、ステップS81で上段給紙クラッ
チをオンするとともに、制御用のタイマーT−Aをスタ
ートし(上段給紙トレイ21から用紙を給送)、下段給
紙口23が選択されていれば、ステップS83で下段給
紙クラッチをオンし、制御用のタイマーT−Aをスター
トする(下段給紙トレイ23から用紙を給送)。ステッ
プS84で、タイマーT−Aの終了を検出して、タイマ
ーT−Aが終了するとステップS85で給紙クラッチを
オフし、カウンタ47をインクリメントする。次に、ス
テップS86で、複写機本体の搬送クラッチをオンする
とともにステップS87にてタイマーT−Bをセットす
る。ステップS88にてタイマーT−Bが終了したか否
かを判断し、ステップS89にて本体の搬送クラッチを
オフする。
【0029】ステップS91にて走査光学系15、画像
形成部11の感光体ドラムとその周辺機器等を駆動して
周知の作像動作を行ない、給紙された用紙にトナー像が
転写、定着される。ステップS92にて、給紙枚数がテ
ンキーユニット53で設定された複写枚数とが一致した
か否かを判断し、一致していなければ、即ち所望の複写
枚数に達していなければ、このルーチンを終了する。給
紙した枚数が設定した枚数に達していれば、ステップS
93にて、原稿トレイ31に原稿が存在するか否かを判
断し、存在していればステップS94で原稿交換フラグ
を1にセットし、原稿トレイ31に原稿が存在しなけれ
ば、ステップS95でメインモータMを停止して原稿交
換フラグを0にセットし、ステップS96にて操作パネ
ル処理ルーチンでセットされたオートリセットタイマー
をリセットして、このルーチンを終了する。
【0030】ステップS75にて、両面複写モードであ
ると判断すれば、ステップS98にて、給紙口が本体側
の上段給紙トレイ21もしくは下段給紙トレイ23であ
るか否かを判断し、前記いずれかの給紙トレイからの給
紙が設定されていれば、ステップS99で前述したステ
ップS80〜S89と同様の給紙処理を行う。続いてス
テップS100にて、給紙枚数がテンキーユニット53
で設定された複写枚数とが一致したか否かを判断し、一
致していなければ、即ち所望の複写枚数に達していなけ
れば、ステップS91に進む。給紙枚数が設定された複
写枚数に達していれば、ステップS101に進んで、給
紙口を中間トレイ25に設定し、ステップS102で中
間トレイ25に用紙があるか否かセンサSE3の出力か
らを判断し、用紙がなければステップS91に進み、用
紙が存在すれば、ステップS106に進む。
【0031】ステップS98にて、上段又は下段の給紙
トレイでないと判断された場合、即ち中間トレイ25か
らの給紙が設定されている場合、ステップS103にて
中間トレイ25の用紙が有りからなしに変わったと判断
したときは、ステップS104に進んで給紙口を給紙ト
レイに設定し、ステップS80に進む。中間トレイ25
の用紙が有りからなしに変わっていないと判断したとき
は、ステップS105に進み、中間トレイ25で用紙な
しの状態から用紙有りの状態に変化したか否かを判断
し、変化していなければステップS80に進み、変化し
ていればステップS106に進む。
【0032】ステップS106において、中間トレイ2
5から給紙を行なう再給紙ローラのクラッチをオンさせ
用紙を給送すると共にステップS107で再給紙クラッ
チ制御用のタイマーT−Cをセットする。ステップS1
08に進み前記タイマーT−Cの終了を待って、ステッ
プS109にて再給紙クラッチをオフさせると共にカウ
ンタ47をインクリメントしてステップS91に進む。
【0033】図11は、ステップS11で実行されるオ
ートリセット処理のルーチンを示す。オートリセット処
理は、所定の時間複写機の操作パネルの操作が行われな
かったとき、又は、複写機の動作が行われなかったとき
に、複写機の設定を初期設定状態に戻す処理である。ま
ず、ステップS111にてコピー中断フラグが立ってい
るか否かが判断され、コピー中断フラグが立っていれば
(S111=NO)、以下の処理を行わずにメインルー
チンに戻る。すなわち、複写機がコピー中断状態にある
場合にはオートリセットは処理は行わない。これは、複
写機がコピー中断状態にあるときは、操作者が複写を行
っている途中であり、操作者自身がコピー中断状態を解
除して、複写を継続する可能性が高いため、設定された
複写条件を初期状態に戻すと不都合が生じるという配慮
からこのように設定されている。ステップS111でコ
ピー中断フラグが立っていなければ(S111=YE
S)、ステップS112に進み、オートリセットタイマ
ーの終了したか否かを判断して、終了していなければこ
のルーチンを終了し、オートリセットタイマーが終了し
ていればステップS113にて原稿台13に置き忘れの
原稿が存在する場合、原稿を強制排出させ、ステップS
114で複写機の設定を初期設定状態に戻す。この初期
設定のルーチンは前述した図5に示す初期設定ルーチン
と同一である。
【0034】図12は、ステップS12で実行されるオ
ートパワーオフの処理のルーチンを示す。オートパワー
オフ処理は、設定された電源オフの時刻が到来したとき
に自動的に電源をオフする処理であり、このとき、複写
機がコピー中断状態にあれば、複写機内に残されたシー
ト(原稿第13上の原稿、中間トレイ25内の用紙)を
強制的に排出した上、電源をオフする。まず、ステップ
S116において、時計用IC63で計時される現在の
時刻とRAM62に記憶された電源オフ設定時刻が一致
する(電源オフ時刻となる)と、ステップS117、S
118で操作フラグ及びメインモータの状態を調べ、操
作パネル50が操作中又は複写機が動作中であれば、
(S117=NO、又は、S118=YES)、これら
の終了を待ってS119へ進む。ステップS119で
は、オートリセットタイマーカウント中であれば、ステ
ップS121に進み、コピー中断フラグの状態が判定さ
れる。ここで複写機がコピー中断状態でなければ(S1
21=NO)、図4のメインルーチンへ戻り、オートリ
セット処理の終了を待ってから(S119=NO)、ス
テップS126で複写機の電源をオフしてこの処理を終
了する。
【0035】そして、ステップS120及びステップS
121でコピー中断フラグが立っており(S120=N
O、S121=YES)、複写機がコピー中断状態であ
るときは、ステップS122に進み、中間トレイ25内
又は、原稿台13上に用紙又は原稿が残されていないか
を調べ、(S122、S124)、用紙又は原稿が残さ
れていればステップS125で中間トレイ近傍に設けら
れたピックアップローラ(不図示)又は原稿搬送ベルト
37等を駆動してこれらを強制排出した後、ステップS
126で複写機の電源をオフしてこの処理を終了する。
【0036】すなわち、かかる複写機では、オートパワ
ーオフの設定時刻において、コピー中断状態にあるとき
には、オートリセットタイマーがカウント中であるか否
かに拘わらず、原稿台上又は中間トレイ内に残された原
稿又は用紙を強制排出し、直ちに電源をオフする。一
方、オートパワーオフの設定時刻において、複写機がコ
ピー中断状態にないときには、オートリセットのタイマ
ーがカウント中でなければ、直ちに電源をオフし、カウ
ント中であれば、オートリセット処理の終了を待って電
源をオフする。
【0037】尚、本実施の形態において、オートパワー
オフは設定時刻を入力し、入力された設定時刻になると
自動的にパワーオフするものを示したが、オートリセッ
トのタイマーのように操作パネル50の操作終了後、又
は複写動作終了後からタイマーをスタートさせ、オート
リセットよりは長い所定の時間、例えば、30分〜2時
間ぐらいの時間を予め設定しておくか、所望の時間を入
力して設定するようにして、その時間が経過した時点で
電源をオフするようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
通常の使用状態では後から複写装置を使用する人のため
にリセット機能を働かせ、複写装置が中断状態にあると
きには操作者が何等かの作業をした後、中断されている
複写動作を再開するために、リセットを禁止している
が、電源を自動的にオフするタイミングになると複写装
置内に残留しているシートを排出させて電源をオフする
ので、操作者が快適に使用できる複写装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を用いた複写機の概略断面図である。
【図2】 本発明を用いた複写機の操作パネルを示す図
である。
【図3】 本発明を用いた複写機の制御回路を示す図で
ある。
【図4】 本発明を用いた複写機のメインルーチンを示
すフローチャートである。
【図5】 本発明を用いた複写機の初期設定処理を示す
フローチャートである。
【図6】 本発明を用いた複写機の操作パネルの設定処
理を示すフローチャートである。
【図7】 本発明を用いた複写機の時刻設定処理を示す
フローチャートである。
【図8】 本発明を用いた複写機の複写動作制御処理を
示すフローチャートである。
【図9】 図8に続く、複写動作制御処理を示すフロー
チャートである。
【図10】 図8に続く、複写動作制御処理を示すフロ
ーチャートである。
【図11】 本発明を用いた複写機のオートリセット処
理を示すフローチャートである。
【図12】 本発明を用いた複写機のオートパワーオフ
処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…複写機本体、53…テンキー、57…時刻設定キ
ー、63…時計用IC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−72844(JP,A) 特開 昭58−33264(JP,A) 特開 昭61−109069(JP,A) 特開 昭63−186261(JP,A) 特開 昭63−67602(JP,A) 特開 平1−318350(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 540 G03G 15/00 303 G03G 21/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望のタイミングで電源を自動的にオフ
    する機能を有する複写装置において、 所定の時間複写装置への入力及び該入力に基づく複写装
    置の動作が行われなかったときに、複写装置の設定を初
    期状態に戻すリセット手段と、 複写装置への入力及び該入力に基づく複写装置の動作が
    完了する毎に、前記リセット時間が作動するまでの前記
    所定の時間を計時する計時手段と、 複写装置が、シートが複写装置内に残留している可能性
    がある中断状態であるか否かを判別する判別手段と、 前記複写装置内に残留しているシートを強制的に排出す
    るシート排出手段と、 前記自動電源オフ機能により電源がオフされるタイミン
    グにおいて、前記判別手段による判別結果が前記中断状
    態であれば、前記計時手段が計時中であるか否かに拘わ
    らず、直ちに前記シート排出手段により複写装置内に残
    留しているシートを排出させた後、電源をオフする一
    方、前記判別手段による判別結果が前記中断状態でな
    く、且つ、前記計時手段が計時中である場合には、前記
    リセット手段の作動を待って、電源をオフするように制
    御する電源オフ制御手段とを備えたことを特徴とする複
    写装置。
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