JP3323371B2 - 電子写真トナーおよび現像剤用顔料 - Google Patents

電子写真トナーおよび現像剤用顔料

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JP3323371B2
JP3323371B2 JP25781195A JP25781195A JP3323371B2 JP 3323371 B2 JP3323371 B2 JP 3323371B2 JP 25781195 A JP25781195 A JP 25781195A JP 25781195 A JP25781195 A JP 25781195A JP 3323371 B2 JP3323371 B2 JP 3323371B2
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クラリアント・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真トナーお
よび現像剤中の着色剤としての、C.I.ピグメント・
イエロー180をベースにした改善された顔料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真記録方法において、「電荷潜
像」が感光体上につくられる。この「電荷潜像」は、静
電的に帯電したトナーの適用により現像され、次いで、
例えば紙、織物、フィルムまたはプラスチックに移さ
れ、そして、例えば圧力、放射線、熱または溶剤の作用
によって定着される。典型的なトナーは一成分または二
成分の粉末トナー(一成分または二成分現像剤ともい
う)であるが、特別なトナー、例えば磁気または液体ト
ナーおよび重合トナーも使用される(L.B. Schein, "El
ectrophotography and Development Physics"; Springe
r Series in Electrophysics 14; Springer-Verlag, 第
2版,1992) 。
【0003】トナーの品質の1つの基準は、トナーの比
電荷q/m(単位質量あたりの電荷)である。静電荷の
極性および強さに加えて、主な、決定的な品質基準は、
所望の電荷レベルに迅速に到達することおよび長期の活
性化期間中この電荷が変わらないことである。これに加
えて、気候、例えば温度および大気湿度に対するトナー
の非感応性が、その適性のための付加的な重要な基準で
ある。
【0004】正にも負にも帯電可能なトナーが、プロセ
スのタイプおよび装置のタイプに応じて、写真複写、レ
ーザープリンター、LED(発光ダイオード)およびL
CS(液晶シャッター)プリンターまたは電子写真技術
をベースにする他のデジタルプリンターにおいて使用さ
れる。正または負の電荷を有する電子写真トナーまたは
現像剤を得るために、一般に電荷制御剤が添加される。
発色団成分として、カラートナー中で、典型的には、有
機カラー顔料が使用される。カラー顔料は、染料に比べ
て、適用媒体中での不溶性のために、著しい利点、例え
ばより良好な熱安定性および耐光性を有する。
【0005】減法混色の原則に基づいて、三原色である
イエロー、シアンおよびマゼンタを使用して、可視色ス
ペクトル全部をつくり出すことができる。正確な色の再
生は、それぞれの原色が正確に決められた色に関する要
求に合う場合にのみ可能である。さもなければ、いくつ
かの色合いを再生することができず、色のコントラスト
が不十分である。
【0006】フルカラートナーの場合、正確に決められ
た色に関する要求に加えて、イエロー、シアンおよびマ
ゼンタの三色のトナーを、摩擦帯電性に関しても互いに
正確に調和させなければならない。なぜならば、それら
は同一装置中で連続して転写されるからである。着色剤
はトナーの摩擦電荷に持続した影響を及ぼし得る場合が
あり得ることが知られている(H.-T. Macholdt, A. Sieb
er, Dyes & Pigments 9 (1988), 119-127)。着色剤の種
々の摩擦帯電効果およびその結果生じる、時には非常に
著しいこともある、トナー帯電可能性に及ぼす効果のた
めに、着色剤を、あらかじめ作成されたトナーベース配
合物に単純に添加することはできない。それどころか、
それぞれの着色剤のために別個の配合──必要な電荷制
御剤の種類と量とが特に別に調合されている──を作成
する必要があり得る。従ってこの処置は非常に労力がか
かりそして、三色法のためのカラートナーの場合には、
既に上で記載した難しさに加えて、さらに困難性を増大
させる。
【0007】他の重要な実際上の要求は、着色剤が高い
熱安定性および良好な分散性を有するべきことである。
電荷制御剤をトナー樹脂に混入する典型的な温度は、混
練装置または押出機を用いる場合、100℃〜200℃
である。従って、200℃、より、好ましくはさらに2
50℃の熱安定性を有することが非常に有利である。熱
安定性が比較的長期間(約30分)にわたって、種々の
バインダー系中で保証されることも重要である。典型的
なトナーバインダーは、付加重合樹脂、重付加樹脂およ
び縮合重合樹脂、例えばスチレン、スチレン/アクリラ
ート、スチレン/ブタジエン、アクリラート、ポリエス
テル、フェノールエポキシ樹脂、ポリスルホンおよびポ
リウレタン単独またはそれらの組み合わせであり、それ
は、さらに電荷制御剤、ワックスまたは流動助剤のよう
な成分を含むこともでき、または、これらの成分を後か
ら添加することができる。
【0008】電子写真トナーおよび現像剤のための黄色
の顔料は、多数の形で使用されている。一般に、アゾベ
ースの顔料が、特にその色、色の濃さおよび分散性のた
めに、好ましい。典型的に使用される黄色のアゾ顔料は
C.I.ピグメント・イエロー12、C.I.ピグメン
ト・イエロー13、C.I.ピグメント・イエロー1
7、C.I.ピグメント・イエロー174およびC.
I.ピグメント・イエロー176である。
【0009】これらの顔料の欠点は、それらのいくつか
が熱安定性を欠いていること(特にジアリーリド(diary
lide) 顔料)、および有機結合塩素または重金属が分子
中に存在するという環境衛生上の問題がある。環境衛生
上の要求にも合う少数のアゾ顔料の1つはC.I.ピグ
メント・イエロー180である。しかし、市販のピグメ
ント・イエロー180は、その最も透明な形でさえも、
フルカラートナー中で使用するには透明性が不十分であ
るという欠点を有し、このことはそれのこの分野での使
用を最初から不可能にする。さらに、この顔料は摩擦帯
電効果を有し、これは負の極性に対するトナー帯電性に
影響を及ぼす。
【0010】フルカラーコピーまたは印刷において、イ
エロー、シアンおよびマゼンタ色はかさなりあってコピ
ーまたは印刷され、その際色の順序は装置によって決ま
るので、透明性は中心的重要性を有する。もし、その
時、上にある色の透明性が十分でないと、その下にある
色は、十分に透けて見えず、色の再生が歪曲する。オー
バーヘッド・シート上にコピーまたは印刷する時、透明
性はなおより重要である。なぜならば、一色だけでも透
明性を欠いていると、投影された像全体が灰色になるか
らである。
【0011】原則的に、最小の固有の摩擦帯電効果を有
する顔料が必要である。なぜならば、この顔料は、その
時、正に帯電できるトナーにも負に帯電できるトナーに
も問題なく使用できるからである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、より
少ない負の固有の摩擦帯電効果を有しかつさらに生態学
的見地から上記の必要条件を満たす透明な黄色の顔料を
提供することであった。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的は驚くべきこと
に、下記に詳述するアゾ顔料──その特徴は、それの特
に大きい表面積である──によって達成された。本発明
は、45m2 /gより大きい、好ましくは55m2 /g
より大きい、そして特に60m2 /gより大きい顔料粉
末の比表面積を有する式(1)
【0014】
【化1】 で表されるアゾ顔料を提供する。式(1)で表される顔
料はそれ自体既に公知であり(米国特許第4,870,
164号明細書および同第4,935,502号明細
書)、Novoperum-Gelb(商標)P-HGという名称で市販さ
れている。この公知の顔料は、しかしながら、それの従
来最も透明な形でも、せいぜい44m2 /gの比表面積
──少なくとも140nmの平均粒度d50に関して──
を有する。45m2 /gより大きい比表面積──120
nmまたはそれ以下の平均粒度d50に関して──を有す
る式(1)で表される顔料は、これまで開示されていな
い。
【0015】改善された、より大きい比表面積およびこ
れと同時に現れる改善された、より小さい平均粒度に加
えて、本発明の顔料は、異なる粒子形態も有している。
今までに知られている最も透明な形は、棒型粒子を有し
ているが、本発明の顔料は立方体形に結晶している。こ
のことは、顔料粒子の長さ/幅比によっても説明でき
る。今まで知られている顔料の粒子は、2:1より大き
い長さ/幅比を有しているが、本発明の顔料は1.6:
1より小さい長さ/幅比を有している。
【0016】上記特徴を有する式(1)で表される顔料
の製造方法は、その合成を、異常に低い温度でかつ最初
に仕込んだカップリング成分にジアゾ成分を素早く添加
する──2,3秒以内に注ぎ入れることさえ可能である
──ことによって、イオンまたは非イオン界面活性剤の
存在下または不存在下に行なうことを含む。この方法は
実質的に支配的な定説──これによればアゾ顔料は低い
濃度勾配で、すなわち最初に仕込んだカップリング成分
にジアゾ成分を除々に添加して、カップリング懸濁液中
で製造される──から逸脱している。この先入観に打ち
勝つことによって、顔料を、所望されない分解生成物を
含まない、これまで知られていない、極めて微細なしか
し非常に凝集した(aggregated and agglomerated) 形
(プレ顔料)で合成することができる。それ自体所望さ
れない凝集(aggregation) 傾向は、有機溶剤で後処理す
ることによって除去され得る。このような処理の過程
で、結晶障害を除去し、比表面エネルギーを低下させ
る。この方法は、顔料のBET表面積の、後処理の間の
10〜100倍までの急激な増大によって特徴づけられ
る。
【0017】本発明はまた、1,2−ビス(2−アミノ
フェノキシ)エタンビスジアゾニウム塩(ジアゾ成分)
と5−アセトアセチルアミノベンズイミダゾール−2−
オン(カップリング成分)とのアゾカップリングによる
上記の特別の特徴を有する式(1)で表されるアゾ顔料
の製造方法であって、アゾカップリングを5〜35℃、
好ましくは10〜30℃の温度で行い、最初に仕込んだ
カップリング成分にジアゾ成分を30分以内の時間、好
ましくは15分以内の時間にわたって添加し、アゾカッ
プリングの前、間または後にイオン界面活性剤または非
イオン界面活性剤を添加しまたは添加せず、次いで形成
された凝集したプレ顔料の溶剤仕上げ──有機性または
水性有機性媒体が特に好ましい──を行なうことを包含
する方法を提供する。
【0018】本発明において特に適当な界面活性剤は、
アルコール、脂肪アルコール、フェノール、アルキルフ
ェノール、ナフトール、アルキルナフトールおよび脂肪
アミンと、エチレンオキシドおよび/またはプロピレン
オキシドとの非イオンアルコキシラート、ならびにエチ
レンオキシドおよびプロピレンオキシドのブロックポリ
マーである;酸素または窒素原子を介して次の種類の基
に結合しているポリ(エチレンオキシ)鎖またはポリ
(エチレンオキシ)−ポリ(メチルエチレンオキシ)鎖
を含む化合物も適している:炭素原子数6〜26の第一
または第二アルキル基、特に鎖長が炭素原子数10〜1
8のアルキル基、殊にノニル、デシル、ウンデシル、ド
デシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘ
キサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、2−ブチル
オクチル、2−フェニルオクチル、2−ヘキルデシル、
2−ヘプチルウンデシル、2−オクチルドデシル、2−
ノニルトリデシル、2−デシルテトラデシル、10−ウ
ンデセニル、オレイル、9−オクタデセニル、リノレイ
ルまたはリノレニル基;炭素原子数6〜30の脂環式
基;芳香族基、例えば置換されいないかまたは3つまで
の第一または第二アルキル基で置換されているフェニル
またはアルキルフェニル基、好ましくはヘキシルフェニ
ル、ヘプチルフェニル、オクチルフェニル、ノニルフェ
ニル、ウンデシルフェニル、ドデシルフェニル、イソノ
ニルフェニル、トリブチルフェニルまたはジノニルフェ
ニル基、その際フェニル基は、ベンジル−p−フェニル
フェニル基のように、さらに芳香族基で置換されている
ことができる;ナフチルまたはアルキルナフチル基、好
ましくはα−ナフチルまたはβ−ナフチル基または、1
〜3個の枝分かれしていないかもしくは枝分かれしてい
るアルキル基、例えばメチル、ブチル、オクチル、ノニ
ル、デシル、ドデシルもしくはテトラデシルを有するア
ルキル−β−ナフチル基;置換されていないかもしくは
アルキル置換されているヘテロ環式基またはヘテロ環式
基で置換されているアルキル基、例えば2−[2−(8
−ヘプタデセン−1−イル)−4,5−ジヒドロ−1−
イミダゾリル]エチル基。
【0019】上記化合物の混合物、特に、オキソ合成か
らの合成脂肪アルコールまたは天然原料から(脂肪の分
解および還元後)得られる脂肪アルコールの、エチレン
オキシドおよび/またはプロピレンオキシドを用いるア
ルコキシル化で得られる混合物を使用することもでき
る。天然原料としては、ココナツ油、パーム核油、綿実
油、ヒマワリ油、ダイズ油、アマニ油、アブラナ油、獣
油および魚油を挙げることができる。これらの天然原
料、特にココナツ脂肪アミン、獣脂アミン、オレイルア
ミンまたはジアルキル−脂肪アミンオキシド、例えばジ
メチルココアルキルアミンオキシドから得られる脂肪ア
ミンアルコキシラートもまた適している。その他、例え
ば次の文献:ドイツ連邦共和国特許出願公開第2730
223号明細書、ドイツ連邦共和国特許発明第2156
603号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第30
26127号明細書、ドイツ連邦共和国特許発明第24
21606号明細書およびヨーロッパ特許出願公開第0
017189号明細書に記載されているようなアルコキ
シル化された、比較的高分子量の界面活性助剤(界面活
性剤)もまた挙げることができる。
【0020】さらに、糖アルキラートのような再生可能
な原料をベースにした現代の非イオン界面活性剤を使用
することもでき、その際記載した非イオン界面活性剤の
全てはアニオンまたはカチオン界面活性剤と混合して使
用することもできる。アニオン界面活性剤のうち、極性
親水性基として、スルホン酸、硫酸モノエステル、リン
酸部分エステルまたはカルボキラート官能基を含むもの
が特に重要である。カチオン界面活性剤は一般に、第四
アミン官能基および適当な対イオン、例えばハロゲン化
物またはアニオン──主族元素のオキソ酸から誘導され
る──を含む。
【0021】溶剤仕上げは、例えば米国特許第4,87
0,164号明細書および同第4,935,502号明
細書に記載されているような、慣用の条件下に行なわれ
る。最も好都合な方法は、有機性媒体としてイソブタノ
ールまたはイソブタノール/水混合物を使用し、50〜
150℃、好ましくは90〜110℃で、0.1〜10
時間、好ましくは0.5〜2時間、そして特に好ましく
は60〜70分間加熱することである。
【0022】本発明の製造方法によって、上記アゾ顔料
は、電子写真トナーおよび現像剤中で着色剤として使用
できる形で得られる、すなわち、上記アゾ顔料は、以前
に知られているC.I.ピグメント・イエロー180と
比較して、著しく改善された透明性およびより少ない負
の固有の摩擦帯電効果を持っている。電子写真トナーお
よび現像剤中で使用される他、顔料の摩擦電気的に変え
られた固有の効果は、特に、例えば金属、木材、プラス
チック、ガラス、セラミック、コンクリート、織物材
料、紙またはゴムから作られた物品の表面を被覆するた
めに使用される、摩擦電気的または界面動電的(electro
kinetically)に噴霧される塗料中で、粉末および塗料の
静電荷をも改善することができる。粉体塗装技術は、例
えば、小さい物品、例えば、庭園家具、キャンプ用品、
家具、乗物部品、冷蔵庫およびたなを被覆する時に、ま
た、複雑な形状の半製品を被覆するために使用される。
粉体塗料または粉末は、一般に次の2つの方法の中の1
つによって、その静電荷を持つようになる: a)コロナ方法において、粉体塗料または粉末を、帯電
したコロナのそばを通過させて、それによって帯電させ
る; b)摩擦電気的または界面動電的な方法において、摩擦
電気の原理を使用する。
【0023】噴霧装置において、粉体塗料または粉末
は、その摩擦パートナー、一般に、例えばポリテトラフ
ルオロエチレンから作られた、ホースまたはスプレー管
の電荷と反対の静電荷を持つようになる。上記2つの方
法を組み合わせることもできる。使用される典型的な粉
体塗料用樹脂は、慣用の硬化剤と一緒のエポキシ樹脂、
カルボキシルおよびヒドロキシル基を含むポリエステル
樹脂、ポリウレタン樹脂およびアクリル樹脂である。樹
脂の組み合わせも使用される。例えば、エポキシ樹脂は
しばしば、カルボキシルおよびヒドロキシル基を含むポ
リエステル樹脂と組み合わせて使用される。エポキシ樹
脂のための典型的な硬化成分は、例えば、酸無水物、イ
ミダゾールおよびジシアンジアミド、ならびにそれらの
誘導体である。ヒドロキシル基を含むポリエステル樹脂
のための典型的な硬化成分は、例えば、酸無水物、ブロ
ックトイソシアナート、ビスアシルウレタン、フェノー
ル樹脂およびメラミン樹脂である。カルボキシル基を含
むポリエステル樹脂のための典型的硬化成分は、例え
ば、トリグリシジルイソシアヌラートまたはエポキシ樹
脂である。アクリル樹脂中で使用される典型的な硬化成
分は、例えば、オキサゾリン、イソシアナート、トリグ
リシジルイソシアヌラートまたはジカルボン酸である。
【0024】不十分な帯電の欠点は、とりわけ、摩擦電
気的にまたは界面動電的に噴霧される、ポリエステル樹
脂、特にカルボキシル基を含むポリエステルを用いて、
またはいわゆる混合粉体──ハイブリッド粉末とも呼ば
れる──を用いて作られた粉末および粉体塗料で見られ
る。混合粉末とは、樹脂ベースがエポキシ樹脂と、カル
ボキシル基を含むポリエステル樹脂との組み合わせから
なる粉体塗料である。混合粉末は、実際上最も代表的な
粉体塗料のベースである。上記粉末および粉体塗料の不
十分な帯電から、被覆すべき半製品上で付着率およびつ
きまわり性(throwing power)が不十分で、その際、ある
環境下で、顔料の固有の摩擦帯電効果が、それ自体適当
な樹脂系の帯電性の喪失の原因にもなり得ることが知ら
れている(H.-T. Macholdt, "Ladungssteuermittel als
Konzept fuer die triboelektrische Aufladung"[摩擦
電気帯電における概念としての電荷制御剤]; EPSシリー
ズ"Praxis Forum, Fachbroschuere Oberflaechentechni
k 27/91" 第102-111 頁;Technik + Kommunikations Ver
lags GmbH, Berlin (1991)) 。術語「つきまわり性」
は、粉末または粉体塗料が、被覆すべき材料──後面、
空洞、亀裂および、特に内部縁および角を含む──上に
付着される程度の尺度である。
【0025】さらに、顔料の変えられた固有の摩擦帯電
効果は、着色された(染色された)エレクトレット材料
のエレクトレット特性を改善し得、その際、典型的なエ
レクトレット材料は、ポリオレフィン、ハロゲン化ポリ
オレフィン、ポリアクリラート、ポリアクリロニトリ
ル、ポリスチレンまたはフッ素化ポリマー、例えばポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレ
ンならびに過フッ素化エチレンおよびプロピレンをベー
スにするか、あるいはポリエステル、ポリカルボナー
ト、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルケトン、ポ
リアリーレンスルフィド、特にポリフェニレンスルフィ
ド、ポリアセタール、セルロールエステル、ポリアルキ
レンテレフタラートおよびそれらの混合物をベースにす
る。エレクトレット材料は、多数の適用分野を有し、コ
ロナ帯電または摩擦電気帯電によりその電荷を持ち得る
(G.M. Sessler, "Electret", Topics in Applied Phys
ics,第33巻, Springer Verlag, New York, Heidelberg,
第2版,1987を参照のこと)。
【0026】さらに、顔料の変えられた固有の摩擦帯電
効果は、静電方法によって分離される着色された(染色
された)ポリマーの分離特性を高め得る(Y. Higashiya
u, J. of Electrostatics, 30, 1993, 203-212, および
それに引用された文献, ならびにJ.A. Cross "Electros
tatics - Principles, Problems and Applications",Ad
am Hilger, Bristol, 1987, 特に第5.3 章 "Electrost
atic Separation" およびそれに引用された文献を参照
のこと)。従って、顔料の固有の摩擦帯電効果は、プラ
スチックの内部着色の際にも重要である。この固有の摩
擦帯電効果は、激しい摩擦接触がある方法または加工工
程、例えば、紡糸プロセス、フィルム−延伸プロセスま
たは他の造形方法においても重要である。
【0027】さらに、本発明のアゾ顔料は、印刷イン
ク、被覆材料、塗料、プラスチック、ゴム材料、事務用
品、木材塗料、清浄および研磨用組成物、画家用絵の具
中の、ならびに水性および非水性のインクジェットイン
ク中の、ならびに、ホットメルト技術によって作用する
インク中の着色剤としても適している。典型的な印刷イ
ンクの例は、オフセット印刷インク、ハーフトーングラ
ビア印刷インクならびに水性および溶剤含有包装印刷お
よびフレキソグラフ印刷用の印刷インクである。典型的
な被覆材料は、自動車OEM仕上材料および再仕上材
料、工業用仕上材料、ならびに建築塗料(例えばポリマ
ー下塗りまたはエマルション塗料)である。ポリマーの
着色の典型的な例は、硬質および軟質PVC(ポリビニ
ルクロリド)、ポリオレフィンまたはポリスチレン中で
の着色である。
【0028】P.Y.180をベースにした本発明のア
ゾ顔料の、特にトナー結合剤中での、特別な利点は、
P.Y.180の今までの標準(Novoperm Gelb P-HG)
と比べて識別できることである。例えば、Novoperm Gel
b P-HGと比べて、例えば、本発明に従って合成された顔
料(例1)は、−1.98のdL値まで高めれた透明度
(より透明な3までの評価単位)を有しており、これは
実施のために非常に著しい改善を表す。特に強調すべき
点は、本発明の顔料が、既知の標準と比べて、より小さ
い粒度を有するばかりでなく、著しい針状形状から立方
体形状への変化を示す改善された粒子形態を有すること
である。この改善は、高分子材料および(有機)溶剤中
でのずっと容易な分散性および懸濁性を引き起こす。
【0029】得られる透明度の改善は、実施のために非
常に有利でありまた人の目にも直ちに識別できる。さら
に、非常にずっと大きな比表面積のために透明度が非常
に改善されたにもかかわらず、該顔料の他の有利な色特
性、例えば色相、熱安定性および耐光性が失われていな
いことは驚くべきことである。このことは、例えば、X
線回折図中で結晶変態と、反射バンドの位置および半ピ
ーク高さ値での幅がもとのままであることからわかる。
【0030】さらに、本発明の顔料の固有の摩擦帯電効
果の改善は、先行技術(Novoperm Gelb P-HG) と比較し
て、明らかに識別できる。Novoperum Gelb P-HG が著し
い負の摩擦帯電効果を示す(表1,比較)にもかかわら
ず、本発明の顔料においては、この負の帯電効果ははっ
きりと減ぜられている(表1)。例えば、本発明の顔料
(顔料1.1)を5%含む試験トナーは、−8μC/g
のピーク値までしか変化しないが、従来技術の顔料を含
む比較試験トナー(比較例)は−20μC/gのピーク
値まで変化する。 この減ぜられた負の固有の摩擦帯電効果は、本発明の黄
色の顔料を多数の電荷制御剤と、すなわち正に制御でき
る電荷制御剤とも負に制御できる電荷制御剤とも組み合
わせることができ、良好な実行効率の帯電性を示す。
【0031】本発明による黄色の顔料と組み合わせて使
用するのに適した電荷制御剤は:顔料、溶剤染料、塩基
性染料または酸性染料としてカラーインデックスに列挙
されているトリフェニルメタン;アンモニウムおよびイ
ミニウム化合物;フッ素化アンモニウムおよびイミニウ
ム化合物;ビスカチオン酸アミド;高分子アンモニウム
化合物;ジアリルアンモニウム化合物;アリールスルフ
ィド誘導体;フェノール誘導体;ホスホニウム化合物お
よびフッ素化ホスホニウム化合物;カリキサレン(カリ
ナレン)(calix[n]arenes) ;環状に連結したオリゴ糖
(シクロデキストリン);ポリエステル塩;金属錯体化
合物;ベンズイミダゾロン;アジン、チアジンまたはオ
キサジンである。
【0032】以下に挙げた電荷制御剤──これらは、単
独でまたは互いに組み合わせて、本発明による黄色の顔
料と組み合わせられる──が特に好ましい:トリアリー
ルメタン誘導体、例えば:カラーインデックスピグメン
ト・ブルー1、1:2、2、3、8、9、9:1、1
0、10:1、11、12、14、18、19、24、
53、56、57、58、59、61、62、67また
は、例えば、カラーインデックスソルベント・ブルー
2、3、4、5、6、23、43、54、66、71、
72、81、124、125、およびカラーインデック
ス中酸性ブルーおよび塩基性染料の下で列挙されている
トリアリールメタン化合物──それらが、その温度安定
性および加工性に関して適当であれば──、例えば、カ
ラーインデックスベーシック・ブルー1、2、5、7、
8、11、15、18、20、23、26、36、5
5、56、57、77、81、83、88、89、カラ
ーインデックスベーシック・グリーン1、3、4、9、
10、その際順番にカラーインデックスソルベント・ブ
ルー125、66および124が非常に特に適してい
る。特に適当な物質は、非常に結晶性のスルファートま
たはトリクロロトリフェニルメチルテトラクロロアルミ
ナートの形のカラーインデックスソルベント・ブルー1
24である。
【0033】エレクトレット繊維の製造に特に適してい
るトリフェニルメタン系の電荷制御剤の例は、ドイツ連
邦共和国特許出願公開第1919724号明細書および
ドイツ連邦共和国特許出願公開第1644619号明細
書に記載されている化合物である。他の適当なトリフェ
ニルメタンは、米国特許第5,051,585号明細書
に記載されているもの、特に式(2)
【0034】
【化19】 〔式中R1 およびR3 は同一であるかまたは異なってい
て、−NH2 、モノ−またはジ−アルキルアミノ基──
そのアルキル基は1〜4個、好ましくは1または2個の
炭素原子を有する──、モノ−またはジ−ω−ヒドロキ
シアルキルアミノ基──そのアルキル基は2〜4個、好
ましくは2個の炭素原子を有する──、置換されていな
いかまたはN−アルキル置換されているフェニルアミノ
またはフェンアルキルアミノ基──そのアルキル基は1
〜4個、好ましくは1または2個の炭素原子を有し、そ
のフェンアルキル基は脂肪族橋中に1〜4個、好ましく
は1または2個の炭素原子を有し、そしてそのフェニル
環は次の置換基の中の1つまたは2つを有し得:炭素原
子数1または2のアルキル、炭素原子数1または2のア
ルコキシおよびスルホ基、R2 は水素であるかまたはR
1 およびR3 について定義されている通りであり、R4
およびR5 は水素、ハロゲン、好ましくは塩素、または
スルホ基であるか、あるいはR4 はR5 と一緒に、縮合
フェニル環を形成し、R6 、R7 、R9 およびR10はそ
れぞれ水素または炭素原子数1または2のアルキル基、
好ましくはメチルであり、そしてR8 は水素またはハロ
ゲン、好ましくは塩素であり、そしてX- はアニオン、
特に塩素、スルファート、モリブダート、ホスホロモリ
ブダートまたはボラートアニオンの化学量論的当量であ
る。〕で表されるものである。
【0035】R1 およびR3 がフェニルアミノ基であ
り、R2 がm−メチルフェニルアミノ基でありそしてR
4 〜R10基が全て水素である式(2)で表される電荷制
御剤が特に好ましい。米国特許第5,015,676号
明細書に記載されているアンモニウムおよびイミニウム
化合物も適している。
【0036】さらに適当な化合物は、米国特許第5,0
69,994号明細書に記載されているフッ素化された
アンモニウムおよびイミニウム化合物、特に式(3)
【0037】
【化20】 〔式中R13は炭素原子数5〜11の過フッ素化アルキル
であり、R23、R33およびR43は同一であるかまたは異
なっていて炭素原子数1〜5、好ましくは1または2の
アルキルであり、そしてY- はアニオン、好ましくはテ
トラフルオロボラートまたはテトラフェニルボラートア
ニオンの化学量論的当量である。〕で表されるものであ
る。好ましくはR13は炭素原子数5〜11の過フッ素化
アルキルであり、R23およびR33はエチルでありそして
43はメチルである。
【0038】米国特許第5,342,723号明細書に
記載されているビスカチオン酸アミド、特に式(4)
【0039】
【化21】 〔式中R14、R24およびR34は同一または異なる炭素原
子数1〜5のアルキル基、好ましくはメチルであり、n
は2〜5の整数であり、そしてZ- はアニオン、好まし
くはテトラフェニルボラートアニオンの化学量論的当量
である。〕で表されるものもまた適している。
【0040】カナダ特許発明第2,085,809号明
細書に記載されているジアリルアンモニウム化合物、特
に式(5)
【0041】
【化22】 〔式中R15およびR25は同一または異なる炭素原子数1
〜5、好ましくは1または2のアルキル基であるが、特
にメチル基でありそしてA- はアニオン、好ましくはテ
トラフェニルボラートアニオンの化学量論的当量であ
る。〕で表される化合物、および、米国特許第5,40
1,809号明細書または米国特許第5,187,03
8号明細書に記載されているような、式(5)で表され
る化合物から得られ得る式(6)
【0042】
【化23】 〔式中nは5000〜500,000の分子量に相当す
る値である。〕で表される高分子アンモニウム化合物も
適している。しかし、40,000〜400,000の
分子量を有する式(6)で表される化合物が特に好まし
い。さらに適当な化合物は、米国特許第5,378,5
71号明細書に記載されているアリールスルフィド誘導
体、特に式(7)
【0043】
【化24】 〔式中R17、R27、R37およびR47は同一または異なる
炭素原子数1〜5、好ましくは2または3のアルキル基
でありそしてR57は二価基−S−、−S−S−、−SO
−または−SO2 −の1つである。〕で表されるもので
ある。
【0044】例えば、R17〜R47はプロピル基でありそ
してR57は基−S−S−である。米国特許第4,79
5,690号明細書に記載されているフェノール誘導
体、特に式(8)
【0045】
【化25】 〔式中R18およびR38は炭素原子数1〜5、好ましくは
1〜3のアルキルまたはアルケニル基であり、そしてR
28およびR48は水素または炭素原子数1〜3のアルキ
ル、好ましくはメチルである。〕で表されるものも適し
ている。
【0046】このような化合物の例は、R18〜R48がメ
チル基であるものか、またはR28およびR48が水素であ
りそしてR18およびR38が−CH2 −CH=CH2 基で
あるものである。さらに、米国特許第5,021,47
3号明細書および米国特許第5,147,748号明細
書に記載されているホスホニウム化合物およびフッ素化
されたホスホニウム化合物、特に式(9)
【0047】
【化26】 〔式中R19、R29、R39およびR49は同一または異なる
炭素原子数1〜8、好ましくは3〜6のアルキル基であ
りそしてE- はアニオン、好ましくはハロゲン化物アニ
オンの化学量論的当量である。〕で表されるものおよび
式(10)
【0048】
【化27】 〔式中R110 は炭素原子数5〜15、好ましくは6〜1
0の高度にフッ素化されたアルキル基であり、R210
310 およびR410 は炭素原子数3〜10のアルキル基
またはフェニルである。〕で表されるものが適してい
る。
【0049】式(9)で表される化合物の例は、テトラ
ブチルホスホニウムブロミドであり、式(10)で表さ
れる化合物の例は、R110 =C8 17−CH2 −CH2
−、R210 =R310 =R410 =フェニル、そしてE-
PF- 6 またはテトラフェニルボラートアニオンの化合
物である。さらに、米国特許第5,049,467号明
細書および米国特許第5,275,905号明細書に記
載されているカリキサレン(カリナレン)(calix[n]are
ns) 、特に式(11)
【0050】
【化28】 〔式中Rは水素、ハロゲン、好ましくは塩素、直鎖また
は分枝の炭素原子数1〜12のアルキル、アラルキル、
例えばベンジルもしくはフェネチル、−NO2 、−NH
2 あるいはNHR111 (R111 は炭素原子数1〜8のア
ルキル、置換されていないかもしくはC1 〜C4 −アル
キル置換されているフェニルまたは−Si(CH3 3
である。)である。〕で表されるものも適している。
【0051】さらに、金属錯体化合物、例えば式(1
2)、(13)および(14)
【0052】
【化29】 〔式中Mは二価または三価金属原子、好ましくはクロ
ム、コバルト、鉄、亜鉛またはアルミニウム、あるいは
非金属、例えばホウ素またはSiであり、Y′および
Z′は二価芳香族環、好ましくは式
【0053】
【化30】 で表されるものであり、そしてmは1または2であ
る。〕;
【0054】
【化31】 〔式中M′は二価または三価金属原子、好ましくはクロ
ム、コバルトまたは鉄であり、R113 は水素、ハロゲ
ン、好ましくはCl、ニトロまたはアミド−スルホニル
であり、R213 は水素またはニトロであり、R313 は水
素、スルホ、−CO−NH−R413 (R413 はフェニル
または炭素原子数1〜5のアルキル──これは置換され
ていないかまたはモノ−、ジ−もしくはトリ−アルキル
アミノ基によって置換されている──である)であり、
そして式(12)および式(13)中のGはそれぞれ、
錯体の中性を与える対イオン、好ましくは1つまたはそ
れ以上のプロトン、1つまたはそれ以上のアルカリ金属
イオンあるいはアンモニウムイオンである。〕;
【0055】
【化32】 〔式中M* は二価中心金属原子、好ましくは亜鉛原子で
あり、そしてR114 およびR214 は同一または異なる、
直鎖または分枝の炭素原子数1〜8、好ましくは3〜6
のアルキル基、例えばt−ブチルである。〕で表される
クロム、コバルト、鉄、亜鉛またはアルミニウム−アゾ
錯体あるいはクロム、コバルト、鉄、亜鉛またはアルミ
ニウム−サリチル酸またはホウ酸錯体も適している。
【0056】この種の化合物は、ヨーロッパ特許出願公
開第0162632号明細書、米国特許第4,908,
225号明細書、ヨーロッパ特許出願公開第03934
79号明細書、ヨーロッパ特許出願公開第036061
7号明細書、ヨーロッパ特許出願公開第0291930
号明細書、ヨーロッパ特許出願公開第0280272号
明細書、ヨーロッパ特許出願公開第0255925号明
細書、ヨーロッパ特許出願公開第0251326号明細
書、ヨーロッパ特許出願公開第0180655号明細
書、ヨーロッパ特許出願公開第0141377号明細
書、米国特許第4,939,061号明細書、米国特許
第4,623,606号明細書、米国特許第4,59
0,141号明細書に記載されているおよび/またはC
ASナンバー31714−55−3、104815−1
8−1、84179−68−8、110941−75−
8、32517−36−5、38833−00−00、
95692−86−7、85414−43−3、136
709−14−3、135534−82−6、1355
34−81−5、127800−82−2、11480
3−10−0、114803−08−6によって特徴づ
けられる。
【0057】式(13)で表される特に好ましい金属錯
体化合物の例を次の表2に示す: さらに、ヨーロッパ特許出願公開第0347695号明
細書に記載されているベンズイミダゾロン、特に式(1
5)
【0058】
【化33】 〔式中R115 は炭素原子数1〜5のアルキルでありそし
てR215 は炭素原子数1〜12のアルキルでありそして
Lはアニオン、特に塩素またはテトラフルオロボラート
アニオンの化学量論的当量である。〕で表されるものも
適している。
【0059】例として、R115 =CH3 そしてR215
1123の化合物が挙げられる。さらに、ドイツ連邦共
和国特許出願公開第4418842号明細書に記載され
ている環状に連結したオリゴ糖、特に式(16)
【0060】
【化34】 〔式中n16は3〜100の数であり、R116 およびR
216 はOH、OR316 (R 316 は置換されているかもし
くは置換されていないC1 〜C18−アルキル、C6〜C
12−アリールまたはトシルである)であり、そしてX16
はCH2 OHまたはCH2 COR316 である。〕で表さ
れるものも適している。例として、 n16=6、R116 およびR216 =OH、X16=CH2
H n16=7、R116 およびR216 =OH、X16=CH2
H n16=8、R116 およびR216 =OH、X16=CH2
H のものが挙げられる。
【0061】他の適当な化合物は、カナダ特許発明第
2,132,577号明細書に記載されているポリマー
塩であり、そのアニオン成分は、成分a)、b)および
c)そして所望であればd)およびe){但し、a)は
ジカルボン酸またはジカルボン酸の反応性誘導体であ
り、それはスルホ基を持たず、b)は、官能基がヒドロ
キシルまたはカルボキシルまたはヒドロキシルおよびカ
ルボキシルである二官能性芳香族、脂肪族または脂環式
スルホ化合物であり、c)は脂肪族、脂環式もしくは芳
香族ジオール、ポリエーテルジオールまたはポリカルボ
ナートジオールであり、d)は、官能基がヒドロキシル
またはカルボキシルまたはヒドロキシルおよびカルボキ
シルである多官能性化合物(官能性>2)であり、そし
てe)はモノカルボン酸である。}の反応生成物からな
るポリエステルであり、そのカチオン成分は、水素原子
または金属カチオンからなる。
【0062】さらに次のカラーインデックスナンバーの
アジンも適している:C.I.ソルベント・ブラック
5、5:1、5:2、7、31および50;C.I.ピ
グメント・ブラック1、C.I.ベーシック・レッド2
ならびにC.I.ベーシック・ブラック1および2。原
則的に、本発明の顔料は、正および負の電荷制御剤(C
CAs)と組み合わせるのが特に適している。例えば例
4.4.2〜4.4.5によって示されているように、
少量(例えば1%)のCCAでも所望の極性を確立する
のに十分である。この際、ピーク帯電値への素早い達成
およびその非常に良好な不変性が特に有利である。良好
な摩擦電気(トナー)帯電には、高いトナー体積抵抗
(=低い導電率)が必要であるので、本発明による黄色
の顔料の誘電特性は、良好な摩擦電気挙動に寄与する
(Ku/Liepins "Electrical Properties of Polymers" H
anser Publishers, Munich-Vienna-New York, 1987) 。
【0063】顔料および電荷制御剤は、顔料合成の間、
仕上げ操作の間に物理的に混合することによって、また
は顔料表面への適当な適用(顔料被覆)によって、組み
合わせられ得る。本発明はまた、慣用のトナー結合剤、
0.01〜50重量%、好ましくは0.5〜20重量%
の本発明のアゾ顔料および0.01〜20重量%、好ま
しくは0.1〜5重量%の、トリフェニルメタン、アン
モニウムおよびイミニウム化合物;フッ素化アンモニウ
ムおよびイミニウム化合物;ビスカチオン酸アミド;高
分子アンモニウム化合物;ジアリルアンモニウム化合
物;アリールスルフィド誘導体;フェノール誘導体;ホ
スホニウム化合物およびフッ素化ホスホニウム化合物;
カリキサレン(カリナレン);シクロデキストリン;ポ
リエステル塩;金属錯体化合物;ベンズイミダゾロン;
アジン、チアジンおよびオキサジンからなる群からの電
荷制御剤を含む電子写真トナーまたは現像剤を提供す
る。
【0064】電荷制御剤として、式(17)
【0065】
【化35】 で表される化合物;または上述した式(3)で表される
化合物;またはR15およびR25がそれぞれメチルであり
そしてA- がテトラフェニルボラートアニオンである上
述した式(5)で表される化合物;またはR15およびR
25がそれぞれメチルであり、A- がテトラフェニルボラ
ートアニオンでありそしてnが5000〜500,00
0の分子量に相当する値である式(6)で表される化合
物;または上述した式(7)で表される化合物;または
113 が塩素であり、R213 およびR313 が水素であ
り、M′がクロム、コバルトまたは鉄であり、そしてG
が1つまたは2つのプロトンである式(13)で表され
る化合物;またはアニオン成分がポリエステルである上
述したポリマー塩を含む電子写真トナーまたは現像剤が
特に好ましい。
【0066】粉体塗装に使用するための本発明による黄
色の顔料の良好な適性は、3barの噴霧圧でも非常に
高い帯電流から明らかであり(例4.5.5で1.7μ
Aまたは例3.4.5で1.5μA)、その際一般に1
μAの帯電流が適当な帯電のための最小の必要条件と考
えられる。この高い帯電流は、それぞれ明らかに80%
より高い良好な付着率と同時に現れる。
【0067】本発明はさらに、エポキシド、カルボキシ
ルまたはヒドロキシル基を含むアクリル樹脂またはポリ
エステル樹脂、あるいはこれらの樹脂の組み合わせ、
0.01〜50重量%、好ましくは0.1〜5重量%の
本発明によるアゾ顔料、および0.01〜20重量%、
好ましくは1〜5重量%の、電子写真トナーのために上
述した群から選択される電荷制御剤、ならびに好ましい
化合物を含む粉末または粉体塗料を提供する。
【0068】本発明により使用される顔料は、均質に─
─例えば押出または混練によって──、混合物全体に対
して0.01〜50重量%、好ましくは0.5〜20重
量%そして特に好ましくは0.1〜5.0重量%の濃度
で、それぞれのトナー、現像剤、被覆材料、粉体塗料、
エレクトレット材料の、または静電的に分離されるポリ
マーの結合剤に混入される。その際、本発明により使用
される顔料は、乾燥し、粉砕した粉末、有機溶剤または
無機溶剤中の分散体または懸濁物、ろ過ケーキ、マスタ
ーバッチ、調製品、完成したペーストとして、適当な支
持体、例えば珪藻土、TiO2 、Al2 3 に水性また
は非水性溶液から被覆した化合物として、あるいはそれ
以外形で添加され得る。同様に、本発明により使用され
る顔料を、それぞれの結合剤の製造の間にも、すなわち
それらの付加重合、重付加または重縮合の過程で添加す
ることも原則的に可能である。
【0069】本発明による顔料が均質に混入されている
電子写真トナーのまたは粉体塗料の静電荷の高さは、予
測され得ずそして標準試験系において同一条件(同一分
散時間、同一粒度分布、同一粒子形態)下で約20℃か
つ50%の相対大気湿度で測定される。トナーは、ロー
ラーベンチ(1分あたり150回転)上でキャリヤー
と、すなわち標準化摩擦共成分(キャリヤー97重量部
に対してトナー3重量部)と一緒に渦動させることによ
って、静電的に帯電させる。次いで静電荷を、慣用のq
/m測定機構で測定する(J.H. Dessauer, H.E. Clark,
"Xerography andrelated Processes", Focal Press,
N.Y., 1965, 第289 頁; J.F. Hughes, "Electrostatic
Powder Coating", Research Studies Press Ltd. Letch
worth, Hertfordshire, England, 1984, 第2章)。粉
体塗料のq/m値または摩擦電荷を測定する場合、粒度
が大きい影響を持っており、このために、ふるい分けに
よって得られるトナーまたは粉体塗料をふるい分けする
時、均一の粒度分布に厳しい注意を払う。トナーについ
ては、10μmの平均粒度を得ることを目指すが、粉体
塗料については、50μmの平均粒度が実際的であり得
る。
【0070】粉末または粉体塗料の摩擦電気的噴霧は、
標準噴霧管および星型内部ロッドを有する噴霧装置を用
いて、最大粉末流量で3barの噴霧圧で行なわれる。
このために、噴霧する物品は噴霧ブースに吊るして、そ
れに約20cm離れたところから前方から直接に、噴霧
装置をそれ以上動かさないで噴霧する。次いで噴霧され
た粉末それぞれの電荷を、Intec (Dortmund)の「粉末の
摩擦電荷測定装置」を用いて測定する。測定を行なうた
めに、測定装置のアンテナを、噴霧装置から発生する粉
末雲中に直接保持する。粉体塗料または粉末の静電荷か
ら生じる電流の強さはμAで示される。次いで、付着率
(%)を、噴霧した粉体塗料と付着した粉体塗料の示差
秤量により測定する。
【0071】本発明による黄色の顔料のトナー結合剤系
中での透明度は、次のようにして調べる:70重量部の
粗製ワニス(15重量部のそれぞれのトナー樹脂および
85重量部の酢酸エチルからなる)に30重量部の染色
された試験トナー(製法について使用例1を参照のこ
と)を、溶解機(5000rpmで5分)で攪拌するこ
とによって混入する。
【0072】こうしてつくられた試験トナーワニスを、
同じ方法で作られた標準の染色されたワニスに対して、
ハンドコーター(Handcoater)(RK Chemical Co. Ltd., E
ngland製) を用いて適当な紙(例えば凸版印刷紙)にへ
ら付けする。ドクターナイフの適当な大きさは例えばK
bar N 3 (=24μmの層厚さ)である。透明度をより
容易に測定するために、紙に黒い棒を印刷し、そして透
明度の違いを、dL値に換算して、DIN55988に
従って、または、1990年9月13日のPigments Mar
keting, Hoechst AG "Visuelle und Farbmetrische Bew
ertung"[視覚および比色評価](No. 1/1) に従って測定
する。
【0073】顔料を特徴づける際に示される残留塩含有
量は、水性顔料懸濁物の抽出物の比導電率を表し(Pigm
ent Marketing, Hoechst AG No. 1/10 (2/91) からの試
験方法 "Bestimmung der spezifischen Lietfaehigkeit
am Extrakt einer waessrigen Pigmentsuspension"[水
性顔料懸濁物の抽出物の比導電率の測定]に従う)、対
応するpHは、Pigment Marketing, Hoechst AG No. 1/
9 (2/91)からの試験方法 "Bestimmung des pH-Wertes a
m Extrakt einer waessrigen Pigmentsuspension"[水性
顔料懸濁物の抽出物のpHの測定]に従って測定され、
その際、両方の測定方法の際に、試験方法において具体
的に挙げられている脱イオン水の代わりに二重に蒸留し
た水が使用される。
【0074】
【実施例】
例1 1.1 顔料合成 a)73.2g(0.3モル)の1,2−ビス(2−ア
ミノフェノキシ)エタンを300mlの水の中で、15
0mlの塩酸(31%HCl)を用いて塩酸塩に変え、
そして温度を氷を使って0〜5℃に調整する。次いで、
ジアゾ化を引き起こすために、40重量%のNaNO2
を含む水溶液の形の41.8gの亜硝酸ナトリウムを添
加する。過剰の亜硝酸塩を15分後にアミドスルホン酸
を用いて破壊する。
【0075】b)150.8g(0.68モル)の5−
アセトアセチルアミノベンズイミダゾール−2−オンを
900mlの水に150mlの水酸化ナトリウム溶液
(33重量%のNaOH)と共に溶解させ、温度を氷を
用いて5℃に調整し、そして12gのジメチルココアル
キルアミンオキシドの存在下にpH5.3まで酢酸を用
いて沈澱させる。
【0076】C)続くカップリングは、25℃で10分
間にわたって行なわれる。40gの粉末チョークを添加
し、10分後にpHを5に調整する。顔料をろ過しそし
て塩がなくなるまで洗浄する。 収率:実質的に定量的。 ろ過ケーキの乾燥試料のBETによる比表面積を測定す
る:1m2 /g(「プレ顔料」) d)110gの顔料を1400gの水と910gのイソ
ブタノールと共に2時間110℃でオートクレーブ中で
自己圧力下で加熱する。顔料を慣用の方法で単離する。
乾燥した試料は78m2 /gの比表面積を有している。
【0077】1.2 顔料特性 BET表面積: 78m2 /g 残余含水率: 0.7%(カール−フィッ
シャー) 残余塩含有量: 0.1mS/cm pH: 7 熱安定性:分解の開始約350℃、最大分解約365℃
(DTA、加熱速度3℃/分;密閉ガラスアンプル); 粒度および粒子形態(電子顕微鏡を用いて計数したマス
分布):粒度および粒子形態は、顔料粉末の電子顕微鏡
写真を撮って測定する。このために、顔料を15分間水
に分散させ、次いで吹き付ける。顕微鏡写真は、370
0および34,000撮影倍率で撮る。
【0078】粒度: d50=61nm;d10=44nm;d95=118nm。 粒子形態:長さ/幅比は、1.53:1と測定された。
顕微鏡写真はほぼ立方体の粒子を示す(比較顔料のよう
な顕著な針状の形状でない)。
【0079】 ならびに、2,3の別の比較的小さいバンドおよび肩。
【0080】1.3 透明度 トナー樹脂(ビスフェノールAをベースにしたポリエス
テル)中で、改善された透明度が測定され(24μmの
層厚さ)、その際染色された試験トナーは例1.4.1
と同様にして作られた。比較例において示される基準と
比較して、黒い棒により、−1.98のdL値が測定さ
れる(即ち黒い棒はよりあいまいに見える)、すなわ
ち、本顔料は、比較物より透明で約3である。
【0081】試験方法1/1 による透明度の違いの評価:
1は僅少、2は僅かにより透明、3は目に見えるほどよ
り透明、4は明らかにより透明、5は実質的により透
明、6は顕著により透明に対応する。 1.4 静電特性 例1.1からの顔料5部を、混練装置を用いて、95部
のトナー結合剤(ビスフェノールAをベースにしたポリ
エステル)に45分間にわたって均質に混入する。次い
で、この組成物を、実験室万能ミルで摩砕し次いで遠心
スクリーン分級機で分級する。所望の粒子フラクション
(4〜25μm)を、粒度が50〜200μm(かさ密
度2.75g/cm3 )のシリコーン被覆磁性粒子(F
BM96−110;Power Techn.製)からなるキャリヤ
ーを用いて活性化する。
【0082】慣用のq/m測定機構を用いて測定を行な
う。メッシュサイズが25μmのふるいを用いることに
よって、トナーが舞い上がる際に、キャリヤーが連行さ
れないようにする。測定は40〜60%相対大気湿度で
行なわれる。次のq/m値[μC/g]が活性化時間の
関数として測定される: 例2 2.1 顔料合成 例1の手順に従うが、次の点を変える: a)12gのジメチルココアルキルアミンオキシドの代
わりに、それぞれ6gのアルキルエチレンオキシドポリ
グリコールホスファート、例えばHostaphat(商標) L 、
および、イソトリデシルアルコールをベースにした脂肪
アルコールプロピレングリコールエーテル、例えばGena
pol(商標) X 060 (Hoechst AG)を加え、そして b)続くカップリングを25℃で30分間行なう。
【0083】溶剤処理なしでの比BET表面積(乾燥ろ
過ケーキ):9.6m2 /g。溶剤処理後の最終顔料:
62m2 /g 2.2 顔料特性 BET表面積: 62m2 /g 残余含水率: 0.5%(カール−フィッシャー) 残余塩含有量: 0.1mS/cm pH: 7.1 ならびに、2,3の別の比較的小さいバンドおよび肩。
【0084】2.3 透明度 例1.3に記載した通りに透明度を測定する。比較物と
比べて、−1.28のdL(すなわちより透明でかろう
じて3である)が見出される。 2.4 静電特性 例1.4に記載したように5部の顔料を、ポリエステル
の代わりに60:40のスチレン−アクリラートコポリ
マーからなるトナー結合剤、例えば Dialec(商標) S 30
9 を混入し、そして測定する。 例3 3.1 顔料合成 例2の手順に従うが、カップリングを25℃で30分間
行なう。
【0085】 3.2 顔料特性 BET表面積: 70m2 /g 残余含水率: 0.2% H2 O(カール−フィッシャー) 残余塩含有量: 0.1mS/cm pH: 7.1 熱安定性:分解の開始約350℃、最大分解約360℃
(DTA、加熱速度3℃/分;密閉ガラスアンプル); 粒度および粒子形態(電子顕微鏡を用いて計数したマス
分布): 粒度: d50=104nm;d10=70nm;d95=170n
m。
【0086】粒子形態:長さ/幅比は、1.45:1と
測定された。顕微鏡写真はほぼ立方体の粒子を示す(比
較顔料のような顕著な針状の形状でない)。 ならびに、2,3の別の比較的小さいバンドおよび肩。
【0087】誘電特性: Ω・cm: 1012 ε: 4.4(1kHz) tanδ: 5・10-2(1kHz) 3.3 透明度 例1.3に記載した通りに透明度を測定する。比較物と
比べて、−1.91のdL(すなわちより透明で約3)
が見出される。
【0088】3.4 静電特性 3.4.1 例3.1からの顔料5部を、混練装置を用
いて、95部のトナー結合剤(ビスフェノールAをベー
スにしたポリエステル)に、45分間にわたって均質に
混入する。次いで、この組成物を、実験室万能ミルで摩
砕し次いで遠心スクリーン分級機で分級する。所望の粒
子フラクション(4〜25μm)を、粒度が50〜20
0μm(かさ密度2.75g/cm3 )のシリコーン被
覆磁性粒子(FBM96−110;Power Techn.製)か
らなるキャリヤーを用いて活性化する。
【0089】慣用のq/m測定機構を用いて測定を行な
う。メッシュサイズが25μmのふるいを用いることに
よって、トナーが舞い上がる際に、キャリヤーが連行さ
れないようにする。測定は40〜60%相対大気湿度で
行なわれる。次のq/m値[μC/g]が活性化時間の
関数として測定される: 3.4.2 顔料5部およびドイツ連邦共和国特許出願
公開第3901153号明細書、製造例1に記載されて
いる式
【0090】
【化36】 で表される電荷調節剤(高度にフッ素化されたアンモニ
ウム塩)1部を、例1.4に記載したように、トナー結
合剤に混入し、そして測定する。次のq/m値[μC/
g]が活性化時間の関数として測定される: 3.4.3 顔料5部および米国特許第5,187,0
38号明細書、製造例2に記載されている式
【0091】
【化37】 で表される電荷調節剤(カチオンポリマー)1部を、例
1.4.1に記載したように、トナー結合剤に混入し、
そして測定する。次のq/m値[μC/g]が活性化時
間の関数として測定される: 3.4.4 顔料5部およびヨーロッパ特許出願公開第
0664463号明細書、製造例1.2.4に記載され
ている電荷調節剤(ポリエステル塩)1部を、例1.
4.に記載したように、トナー結合剤に混入し、そして
測定する。次のq/m値[μC/g]が活性化時間の関
数として測定される: 3.4.5 製造例3.1からの顔料5部を、使用例
1.4に記載したように、トリグリシジルイソシアヌラ
ート(TGIC)ポリエステルをベースにした粉体塗料
結合剤95部に均質に混入する。付着率を測定するため
に、30gの試験粉体塗料を、摩擦電気ガン(triboelec
tric gun) を用いて決められた圧力で噴霧する。示差秤
量によって、付着した粉体塗料の量を求め、付着率
(%)を定めることができ、電荷移動から電流(μA)
を求めることができる。
【0092】 圧力(bar) 電流[μA] 付着率[%] 3 1.5 86 3.5 印刷インクの特性 3.5.1 NC(ニトロセルロース)印刷 Pigments Marketing, Hoechst AG "NC-Tiefdruck" [NC
凹版印刷], 発行7/94(No.3/3) からの試験手順に従っ
て、混合物AおよびB(透明および隠ぺい)において試
験を行なう。
【0093】比較例(100%,Novoperm-Gelb P-HG)
において示される基準と比べて、次の値が測定された: 色の濃さ: 110% 色相: 3 より緑の 純粋さ: 3 より純粋な 透明度: 4 より透明な 光沢: 4 より光沢のある 3.6 プラスチックの特性 3.6.1 PVC(ポリビニルクロリド) 軟質および硬質PVCの試験を、DIN53775を参
照して、Pigment Marketing, Hoechst AG "Pruefung in
Weich PVC"[軟質PVCの試験](発行7/93,No. 4/3)
および "Pruefung in Hart-PVC"[硬質PVCの試験]
(発行4/87, No.4/4)に従って行なう。
【0094】比較例(100%,Novoperm-Gelb P-HG)
において示される基準と比べて、130℃および160
℃の混入温度で、次の値が測定された: 色の濃さ: 112% 色相: 3 より緑の 純粋さ: 2 より純粋な 透明度: 3〜4 より透明な ブリード堅牢性: 不変 分散性: 不変 3.6.2 ポリオレフィン(ポリエチレン) ポリエチレンの試験を、Pigment Marketing, Hoechst A
G "Coloristische Pruefung von Farbmitteln in therm
oplastischen Kunststoffen" [熱可塑物質中の着色剤の
色の試験](発行4/93, No.4/12)および"Pruefung von
Farbmitteln auf ihre Hitzebestaendigkeit in thermo
plastischen Kunststoffen im Spritzgiessverfahren n
ach DIN 53722"[DIN 53722による射出成形された熱可塑
物質中での熱安定性に関する着色剤の試験]からの試験
手順に従って行なう。
【0095】比較例(100%,Novoperm-Gelb P-HG)
において示される基準と比べて、次の値が見出された: 色の濃さ: 114% 温度抵抗性: 290℃(比較例からの基準:
290℃) 例4 4.1 顔料合成 例3の手順に従う。但し、プレ顔料の最終溶剤処理を、
水/イソブタノール中で約90℃で2時間行なう。
【0096】4.2 顔料特性 BET表面積: 76m2 /g 残余含水率: 0.6% H2 O(カール
−フィッシャー) 残余塩含有量: 0.12mS/cm pH: 7.1 熱安定性:(DTA,例1.2の通り 分解の開始約3
50℃、最大分解約355℃) 粒度および粒子形態(電子顕微鏡により計数したマス分
布): 粒度: d50=119nm;d10=73nm;d95=185n
m。
【0097】粒子形態:長さ/幅比は、1.48:1と
測定された。顕微鏡写真はほぼ立方体の粒子を示す(比
較顔料のような顕著な針状の形状でない)。 ならびに、2,3の別の小さいバンドおよび肩。
【0098】誘電特性: Ω・cm: 1012 ε: 4.6(1kHz) tanδ: 4・10-2(1kHz) 4.3 透明度 例1.3に記載した通りに透明度を測定し、より透明で
約3と求められる。
【0099】4.4 静電特性 4.4.1 例4.1からの顔料5部を、例1.4に記
載したように、トナー結合剤に混入し、そして測定を行
なう。次のq/m値[μC/g]が活性化時間の関数と
して測定される: 4.4.2 顔料5部および米国特許第5,378,5
71号、例5に記載されている式
【0100】
【化38】 で表される電荷調節剤1部を、例1.4に記載したよう
に、トナー結合剤に混入し、そして測定する。次のq/
m値[μC/g]が活性化時間の関数として測定され
る: 4.4.3 顔料5部およびドイツ連邦共和国特許出願
公開第3901153号明細書、製造例1に記載されて
いる式
【0101】
【化39】 で表される電荷調節剤(高度にフッ素化されたアンモニ
ウム塩)1部を、例1.4.1に記載したように、トナ
ー結合剤に混入し、そして測定する。次のq/m値[μ
C/g]が活性化時間の関数として測定される: 4.4.4 顔料5部および米国特許第5,187,0
38号明細書、製造例2に記載されている式
【0102】
【化40】 で表される電荷調節剤(カチオンポリマー)1部を、例
1.4.に記載したように、トナー結合剤に混入し、そ
して測定する。次のq/m値[μC/g]が活性化時間
の関数として測定される: 4.4.5 顔料5部およびヨーロッパ特許出願公開第
0664463号明細書、製造例1.2.4に記載され
ている電荷調節剤(ポリエステル塩)1部を、例1.
4.に記載したように、トナー結合剤に混入し、そして
測定する。次のq/m値[μC/g]が活性化時間の関
数として測定される: 4.4.6 製造例4.1からの顔料5部を、使用例
1.4に記載したように、TGICポリエステルをベー
スにした粉体塗料結合剤、例えば Uralac(商標)P 5010
(DSM,オランダ) 95部に均質に混入する。付着率を測
定するために、30gの試験粉体塗料を、摩擦電気ガン
を用いて決められた圧力で噴霧する。示差秤量によっ
て、付着した粉体塗料の量を求め、付着率(%)を定め
ることができ、電荷移動から電流(μA)を求めること
ができる。
【0103】 圧力(bar) 電流[μA] 付着率[%] 3 1.7 88 4.4.7 製造例4.1からの顔料5部およびBontro
n(商標) E 89 (オリエント化学工業, 日本)(カリキサ
レン化合物)1部を、例1.4.に記載したように、ト
ナー結合剤に混入し、そして測定する。次のq/m値
[μC/g]が活性化時間の関数として測定される: 4.4.8 製造例4.1からの顔料5部およびBontro
n(商標) E 84 (オリエント化学工業, 日本)(サリチル
酸亜鉛化合物)1部を、例1.4.に記載したように、
ポリエステルトナー結合剤に混入し、そして測定する。
次のq/m値[μC/g]が活性化時間の関数として測
定される: 4.4.9 製造例4.1からの顔料5部およびドイツ
連邦共和国特許出願公開第4418842号明細書、使
用例2に記載されている式
【0104】
【化41】 で表される電荷調節剤(β−シクロデキストリン)1部
を、例1.4に記載したように、ポリエステルトナー結
合剤に混入し、そして測定する。次のq/m値[μC/
g]が活性化時間の関数として測定される: 例5 5.1 顔料合成 例1の手順に従うが、アセトロンの沈澱を、ジメチルコ
コアルキルアミンオキシドを添加しないで行なう。
【0105】5.2 顔料特性 BET表面積: 75m2 /g 残余含水率: 0.6% 残余塩含有量: 0.1mS/cm pH: 7 熱安定性:分解の開始約350℃、最大分解約355℃
(DTA、加熱速度3℃/分;密閉ガラスアンプル) 比較例 使用する比較顔料は、市販のピグメント・イエロー18
0(Novoperm-Gelb(商標) P-HG; Hoechst AG) であっ
た。
【0106】顔料特性 BET表面積: 44m2 /g 残余含水率: 0.5%(カール−フィッ
シャー) 残余塩含有量: 0.2mS/cm pH: 6.9 熱安定性:分解の開始約350℃、最大分解約365℃
(DTA、例1.2と同様) 粒度: d50=141nm;d10=87nm;d95=245n
m。
【0107】粒子形態:長さ/幅比は、2.07:1と
測定された。粒子は顕著な針状の形状を示す。 ならびに、いくつかの別の小さいバンドおよび肩。
【0108】誘電特性: Ω・cm: 2×1010 ε: 4.3 tanδ: 11・10-2 静電特性 例A 比較顔料5部を、例1.4に記載したように、トナー結
合剤に混入し、そして測定を行なう。次のq/m値[μ
C/g]が活性化時間の関数として測定される: 例B 比較顔料5部を、例1.4に記載したように、トナー結
合剤(使用するトナー結合剤は、ポリエステル樹脂の代
わりに、60:40スチレン−アクリラートコポリマ
ー、例えばDialec S 309である)に混入し、そして測定
を行なう。次のq/m値[μC/g]が活性化時間の関
数として測定される: 例C 比較顔料5部および米国特許第5,378,571号明
細書、例5に記載されている式
【0109】
【化42】 で表される電荷調節剤1部を、例1.4に記載したよう
に、トナー結合剤 Dialec S 309 に混入し、そして測定
する。次のq/m値[μC/g]が活性化時間の関数と
して測定される:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リユーデイガー・バウル ドイツ連邦共和国、65817 エップシユ タイン、ガルテンストラーセ、26 (56)参考文献 特開 平6−266163(JP,A) 特開 平6−166825(JP,A) 特開 昭56−38354(JP,A) 特開 昭54−120636(JP,A) 特開 昭62−263261(JP,A) 特開 昭50−52126(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09B 67/20 C07D 235/26 C09B 35/035 G03G 5/06

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 45m2 /gより大きい顔料粉末の比表
    面積を有する式(1) 【化1】 で表されるアゾ顔料。
  2. 【請求項2】 顔料粉末の比表面積が55m2 /gより
    大きい、請求項1記載のアゾ顔料。
  3. 【請求項3】 1.6:1より小さい、顔料粒子の長さ
    /幅比を有する、請求項1または2記載のアゾ顔料。
  4. 【請求項4】 1,2−ビス(2−アミノフェノキシ)
    エタンビスジアゾニウム塩(ジアゾ成分)と5−アセト
    アセチルアミノベンズイミダゾール−2−オン(カップ
    リング成分)とのアゾカップリングによる請求項1〜3
    のいずれか1項に記載のアゾ顔料の製造方法であって、
    アゾカップリングを5〜35℃の温度で行い、最初に仕
    込んだカップリング成分にジアゾ成分を30分以内の時
    間にわたって添加し、この際アゾカップリングの前、間
    または後にイオン界面活性剤または非イオン界面活性剤
    を添加しまたは添加せず、次いで形成された凝集したプ
    レ顔料の溶剤仕上げを有機性または有機性/水性媒体中
    で行なうことを特徴とする、上記製造方法。
  5. 【請求項5】 印刷インク、被覆材料、ペイント、プラ
    スチック、 ゴム材料、事務用品、清浄および研磨用組
    成物、木材ペイントならびに絵画用絵の具を着色するた
    めの請求項1〜3のいずれか1項に記載のアゾ顔料の使
    用。
  6. 【請求項6】 着色剤としての、電子写真トナーおよび
    現像剤中、粉体塗料およびエレクトレット材料中での、
    ならびにプラスチックの内部着色のための請求項1〜3
    のいずれか1項に記載のアゾ顔料の使用。
  7. 【請求項7】 トナー結合剤、0.01〜50重量%の
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のアゾ顔料および
    0.01〜20重量%のトリフェニルメタン;アンモニ
    ウムおよびイミニウム化合物;フッ素化アンモニウムお
    よびイミニウム化合物;ビスカチオン酸アミド;高分子
    アンモニウム化合物;ジアリルアンモニウム化合物;ア
    リールスルフィド誘導体;フェノール誘導体;ホスホニ
    ウム化合物およびフッ素化ホスホニウム化合物;カリキ
    サレン(カリナレン);環状に連結したオリゴ糖(シク
    ロデキストリン);ポリエステル塩;金属錯体化合物;
    ベンズイミダゾロン;アジン、チアジンおよびオキサジ
    ンからなる群からの電荷制御剤を含む電子写真トナーま
    たは現像剤。
  8. 【請求項8】 電荷制御剤が、 式(17) 【化2】 で表される化合物;または式(3) 【化3】 〔式中R13は炭素原子数5〜11の過フッ素化アルキル
    であり、R23、R33およびR43は同一であるかまたは異
    なっていてC1 〜C5 −アルキルであり、そしてY-
    テトラフルオロボラートまたはテトラフェニルボラート
    アニオンである。〕で表される化合物;または式(5) 【化4】 〔式中R15およびR25はそれぞれメチルでありそしてA
    - はテトラフェニルボラートアニオンである。〕で表さ
    れる化合物;または式(6) 【化5】 〔式中R15およびR25はそれぞれメチルであり、A-
    テトラフェニルボラートアニオンでありそしてnは50
    00〜500,000の分子量に相当する値である。〕
    で表される化合物;または式(7) 【化6】 〔式中R17、R27、R37およびR47は同一または異なる
    1 〜C5 −アルキル基でありそしてR57は二価基−S
    −、−S−S−、−SO−または−SO2 −である。〕
    で表される化合物;または式(13) 【化7】 〔式中R113 は塩素であり、R213 およびR313 は水素
    であり、M′はクロム、コバルトまたは鉄であり、そし
    てGは1つまたは2つのプロトンである。〕で表される
    化合物;または、アニオン成分が成分a)、b)および
    c)そして所望であればd)およびe) {但し、a)はジカルボン酸またはジカルボン酸の反応
    性誘導体であり、それはスルホ基を持たず、 b)は、官能基がヒドロキシルまたはカルボキシルまた
    はヒドロキシルおよびカルボキシルである二官能性芳香
    族、脂肪族または脂環式スルホ化合物であり、 c)は脂肪族、脂環式もしくは芳香族ジオール、ポリエ
    ーテルジオールまたはポリカルボナートジオールであ
    り、 d)は、官能基がヒドロキシルまたはカルボキシルまた
    はヒドロキシルおよびカルボキシルである多官能性化合
    物(官能性>2)であり、そして e)はモノカルボン酸である。}の反応生成物からなる
    ポリエステルであり、カチオン成分が水素原子または金
    属カチオンからなる高分子塩;または式(11) 【化8】 〔式中Rは水素、ハロゲン、好ましくは塩素、直鎖また
    は分枝の炭素原子数1〜12のアルキル、アラルキル、
    好ましくはベンジルもしくはフェネチル、−NO2 、−
    NH2 またはNHR111 (R111 は炭素原子数1〜8の
    アルキル、置換されていないかもしくはC1 〜C4 −ア
    ルキル置換されているフェニルまたは−Si(CH3
    3 である)である。〕で表される化合物;または式(1
    6) 【化9】 〔式中n16は3〜100の数であり、R116 およびR
    216 はOHまたはOR316(R316 は置換されているか
    もしくは置換されていないC1 〜C18−アルキル、C6
    〜C12−アリールまたはトシルである)であり、そして
    16はCH2 OHまたはCH2 COR316 である。〕で
    表される化合物である、請求項7記載の電子写真トナー
    または現像剤。
  9. 【請求項9】 アゾ顔料および電荷制御剤をトナー結合
    剤に均質に混入することを特徴とする、請求項7または
    8記載の電子写真トナーまたは現像剤の製造方法。
  10. 【請求項10】 エポキシド、カルボキシルまたはヒド
    ロキシル基を含むアクリル樹脂またはポリエステル樹
    脂、あるいはこれらの樹脂の組み合わせ、0.01〜5
    0重量%の請求項1〜3のいずれか1項に記載のアゾ顔
    料、および0.01〜20重量%のトリフェニルメタ
    ン;アンモニウムおよびイミニウム化合物;フッ素化ア
    ンモニウムおよびイミニウム化合物;ビスカチオン酸ア
    ミド;高分子アンモニウム化合物;ジアリルアンモニウ
    ム化合物;アリールスルフィド誘導体;フェノール誘導
    体;ホスホニウム化合物およびフッ素化ホスホニウム化
    合物;カリキサレン(カリナレン);環状に連結したオ
    リゴ糖(シクロデキストリン);ポリエステル塩;金属
    錯体化合物;ベンズイミダゾロン;アジン、チアジンお
    よびオキサジンからなる群からの電荷制御剤を含む粉末
    または粉体塗料。
  11. 【請求項11】 電荷制御剤が、 式(17) 【化10】 で表される化合物;または式(3) 【化11】 〔式中R13は炭素原子数5〜11の過フッ素化アルキル
    であり、R23、R33およびR43は同一であるかまたは異
    なっていてC1 〜C5 −アルキルであり、そしてY-
    テトラフルオロボラートまたはテトラフェニルボラート
    アニオンである。〕で表される化合物;または式(5) 【化12】 〔式中R15およびR25はそれぞれメチルでありそしてA
    - はテトラフェニルボラートアニオンである。〕で表さ
    れる化合物;または式(6) 【化13】 〔式中R15およびR25はそれぞれメチルであり、A-
    テトラフェニルボラートアニオンでありそしてnは50
    00〜500,000の分子量に相当する値である。〕
    で表される化合物;または式(7) 【化14】 〔式中R17、R27、R37およびR47は同一または異なる
    1 〜C5 −アルキル基でありそしてR57は二価基−S
    −、−S−S−、−SO−または−SO2 −である。〕
    で表される化合物;または式(13) 【化15】 〔式中R113 は塩素であり、R213 およびR313 は水素
    であり、M′はクロム、コバルトまたは鉄であり、そし
    てGは1つまたは2つのプロトンである。〕で表される
    化合物;または、アニオン成分が成分a)、b)および
    c)そして所望であればd)およびe) {但し、a)はジカルボン酸またはジカルボン酸の反応
    性誘導体であり、それはスルホ基を持たず、 b)は、官能基がヒドロキシルまたはカルボキシルまた
    はヒドロキシルおよびカルボキシルである二官能性芳香
    族、脂肪族もしくは脂環式スルホ化合物であり、 c)は脂肪族、脂環式または芳香族ジオール、ポリエー
    テルジオールまたはポリカルボナートジオールであり、 d)は、官能基がヒドロキシルまたはカルボキシルまた
    はヒドロキシルおよびカルボキシルである多官能性化合
    物(官能性>2)であり、そしてe)はモノカルボン酸
    である。}の反応生成物からなるポリエステルであり、
    カチオン成分が水素原子または金属カチオンからなる高
    分子塩;または式(11) 【化16】 〔式中Rは水素、ハロゲン、好ましくは塩素、直鎖また
    は分枝の炭素原子数1〜12のアルキル、アラルキル、
    好ましくはベンジルもしくはフェネチル、−NO2 、−
    NH2 またはNHR111 (R111 は炭素原子数1〜8の
    アルキル、置換されていないかもしくはC1 〜C4 −ア
    ルキル置換されているフェニルまたは−Si(CH3
    3 である)である。〕で表される化合物;または式(1
    6) 【化17】 〔式中n16は3〜100の数であり、R116 およびR
    216 はOHまたはOR316(R316 は置換されているか
    もしくは置換されていないC1 〜C18−アルキル、C6
    〜C12−アリールまたはトシルである。)であり、そし
    てX16はCH2 OHまたはCH2 COR316 である。〕
    で表される化合物である、請求項10記載の粉末または
    粉体塗料。
  12. 【請求項12】 アゾ顔料および電荷制御剤を樹脂に均
    質に混入することを特徴とする、請求項10または11
    記載の粉末または粉体塗料の製造方法。
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