JP4501240B2 - 顔料用添加剤、顔料組成物及び静電荷像現像用トナー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、顔料の透明性・着色力等の改良に効果のある顔料用添加剤、およびその顔料用添加剤を含有する顔料組成物に関するものであり、さらにはこれを利用した、電子写真、静電記録、静電印刷などにおける静電荷像を現像するための静電荷像現像用トナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ジスアゾ黄色顔料は古くから印刷インキ、塗料、プラスチックなどの着色剤として使用されているが、さらに近年では、電子写真、静電記録、静電印刷などにおける静電荷像を現像するための静電荷像現像用トナーへ使用することがUSP3345293号、特開昭49−109040号、特公昭58−042462号および特開昭63−046470号、特開平2−204752号広報等に開示されている。しかしながら、ジスアゾ黄色顔料は耐熱性が必ずしも十分ではなく、ヒートセットの印刷インキ、溶融混練過程を経るプラスチック成型物などに使用した場合、透明性、着色力の低下を引き起こすことが多かった。
【0003】
従来、ジスアゾ顔料を含有する印刷インキおよび塗料などの流動性、透明性を改良する方法として、例えば、特公昭45−11026号公報には、ジスアゾ顔料に、それらのスルホン酸化合物を混合する方法が、特公昭55−49087号公報には、カップリング成分としてカルボン酸基及び/またはスルホン酸基を有する極性カップリング成分と非極性カップリング成分との混合物を使用して成るジスアゾ顔料を用いる方法が、開示されている。
【0004】
しかしながら、上記の透明性等を改良する手段では、顔料用添加剤の骨格にジクロロベンジジンが用いられているため耐熱性・耐候性が不足し、初期の透明性・着色力等を維持できないという問題がある。また、上記に表されたジスアゾ顔料またはその顔料組成物は、加熱分解時に有害なジクロロベンジジンを排出する可能性があり、高度な熱履歴を受ける静電荷像現像用トナーなどの用途ではその安全性が問題視されつつある。
【0005】
ジクロロベンジジン骨格を有しない顔料としては、特開昭56−38354号公報には、1,2−ビス−(2−アミノ−フェノキシ)−エタン等のビスジアゾニウム塩を、アセトアセチルアミノ−ベンズイミダゾロン等のアセト酢酸アリールアミド化合物とを1:2のモル比でカップリングしてなるジスアゾ化合物(C.I.Pigment YELLOW 180等)が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開昭56−38354号公報に記載されている様なC.I.Pigment YELLOW 180は、高度な熱履歴を受ける用途でも十分に使用できる性能を持っているが、顔料単体では透明性や着色力に劣り、たとえば静電荷像現像用トナー用途に使用した場合には画像の透明性や着色力が不十分であるという欠点があった。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、ヒートセット過程を経る静電荷像現像用トナーでも十分に使用できる耐熱性をもつ顔料用添加剤、顔料組成物、およびそれを使用した静電荷像現像用トナーを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意研究の結果、特定化学構造の顔料用添加剤が、顔料の透明性・着色力等の改良に効果があると同時に十分な耐熱性を有することを見いだし、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は以下の発明を提供する。
【0009】
1.式1で表されるジスアゾ化合物(X)からなる顔料用添加剤。
【0010】
【化6】
【0011】
〔式1中、n=2、またR2はCOOMを、R1、R3及びR4はいずれもHを示す。ただしCOOMにおいて、Mは水素原子を示す。〕
【0012】
2.式2で表されるジアミン化合物のビスジアゾニウム塩(A)と、式3および式4で表されるアセト酢酸アリールアミド化合物(B)および(C)を反応させた上記1記載の構造の顔料用添加剤。
【0013】
【化7】
【0014】
【化8】
【0015】
【化9】
【0016】
〔式2中、n=2、また式3および式4中、R2はCOOMを、R1、R3及びR4はいずれもHを示す。ただしCOOMにおいて、Mは水素原子を示す。〕
【0017】
3.ジスアゾ顔料(Y)と、上記1または2の顔料用添加剤とを含んでなる顔料組成物。
【0018】
4.ジスアゾ顔料(Y)が、ビス−(アゾ−フェノキシ)−アルカン構造を有するジスアゾ顔料である上記3の顔料組成物。
【0019】
5.ジスアゾ顔料(Y)が、ジスアゾ化合物(X)とは異なる化学構造の、式5で表されるジスアゾ顔料である上記3記載の顔料組成物。
【0020】
【化10】
(式5中、R5、R6、R7及びR8は独立に、H、CH3、C2H5、OCH3、OC2H5、NO2、Cl、OH、COOM、SO3M、CONH2、NHCOCH3を示す。ただしCOOM、SO3Mにおいて、Mは水素原子、2価あるいは3価の金属を示す。)
【0021】
6.上記3、4または5記載の顔料組成物を含有してなる静電荷像現像用トナー。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の顔料用添加剤は、前記式1で示される特定化学構造を有するものであり、より具体的には、例えば、前記式2で示されるのジアミン化合物のビスジアゾニウム塩と、前記式3及び4で示されるアセト酢酸アリールアミド化合物とを反応させた構造のジスアゾ化合物からなる。
【0023】
このジスアゾ化合物は、前記構造を有していれば、その製造方法は特に制限されるものではないが、例えば、ジアミン化合物のビスジアゾニウム塩(A)と、アセト酢酸アリールアミド化合物(B)および(C)との反応により得ることができる。
【0024】
本発明のジアミン化合物ビスジアゾニウム塩(A)は、式2で示されるジアミン化合物のビスジアゾニウム塩を言う。このビスジアゾニウム塩(A)は、例えば、ジアミン化合物と塩酸と亜硝酸ソーダとを反応させれば得ることが出来る。
【0025】
本発明に使用できるジアミン化合物のビスジアゾニウム塩(A)を得るため、例えば、1、2−ビス−(2−アミノ−フェノキシ)−エタン、1、2−ビス−(3−アミノ−フェノキシ)−エタン、1、2−ビス−(4−アミノ−フェノキシ)−エタンなどのジアミン化合物を使用することが出来る。
【0026】
一方、アセト酢酸アリールアミド化合物(B)として、式3で示される構造のアセト酢酸アリールアミド化合物を用いることが出来る。たとえば、2−〔(1、3−ジオキソブチル)アミノ〕−安息香酸、3−〔(1、3−ジオキソブチル)アミノ〕−安息香酸、4−〔(1、3−ジオキソブチル)アミノ〕−安息香酸などが挙げられる。
【0027】
また、アセト酢酸アリールアミド化合物(C)として、式4で示される構造のアセト酢酸アリールアミド化合物を用いることが出来る。たとえば、3−オキソ−N−フェニル−ブタンアミドが挙げられる。
【0028】
これら(A)〜(C)は、いずれも1種のみを単独で使用しても良いし、2種以上を併用しても良い。
【0029】
上記のビスジアゾニウム塩とアセト酢酸アリールアミド化合物との組み合わせでは、理論モル比1:2で公知慣用のジアゾカップリング反応させることにより、目的のジスアゾ化合物(X)とすることが出来る。
【0030】
この反応は、例えば酢酸酸性下、pH3〜9、温度5〜30℃、時間10分〜300分の範囲で行った後、温度80〜95℃とし、1〜5時間保持することにより行うことが出来る。
【0031】
本発明において、ジアミン化合物ビスジアゾニウム塩の1モルに対する、アセト酢酸アリールアミド化合物の各モル%は特に制限されるものではない。望ましくは、ジアミン化合物ビスジアゾニウム塩の1モルに対して、アセト酢酸アリールアミド化合物の合計モル数が1.995〜2.300とするのが好ましい。
【0032】
本発明においてアセト酢酸アリールアミド化合物(B)および(C)の組み合わせにおいて、それぞれ同一構造のものを使用することが出来る。またアセト酢酸アリールアミド(B)/(C)の構成モル比は特に制限されるものではない。しかしながら、たとえば(B)/(C)[モル比]=100/0〜30/70から選択することができる。
【0033】
本発明におけるジスアゾ化合物(X)は、上記した通り、従来公知の方法による合成法を用いて合成することができる。必要ならば、ジスアゾ化合物(X)の合成の前後に、ロジン類、界面活性剤等、従来公知の添加剤を加えて、ジスアゾ化合物(X)を合成することができる。
【0034】
本発明の顔料組成物に含有されるジスアゾ顔料(Y)として、たとえば、
C.I.Pigment Yellow 12
C.I.Pigment Yellow 13
C.I.Pigment Yellow 14
C.I.Pigment Yellow 17
C.I.Pigment Yellow 55
C.I.Pigment Yellow 81
C.I.Pigment Yellow 83
C.I.Pigment Yellow 155
C.I.Pigment Yellow 180
などが挙げられる。
【0035】
また本発明では、ジスアゾ化合物(X)からなる顔料用添加剤と組み合わせるジスアゾ顔料(Y)としては、ビス−(アゾ−フェノキシ)−アルカン構造を有するジスアゾ顔料を用いると、得られる顔料組成物はより良好な着色力や透明性が得られるので好ましい。また、ジスアゾ顔料(Y)としては、前記ジスアゾ化合物(X)とは異なる化学構造の前記式5で表されるジスアゾ顔料が、同様な理由で好ましい。
【0036】
このようなジスアゾ顔料としては、たとえば、C.I.Pigment Yellow 180が挙げられる。
【0037】
ジスアゾ化合物(X)およびジスアゾ顔料(Y)を含有する本発明のジスアゾ顔料組成物は、たとえば以下の方法によって製造することができる。
【0038】
▲1▼常法により合成されたジスアゾ顔料(Y)に、ジスアゾ化合物(X)を混合し、スラリー顔料、ウエット顔料またはパウダー顔料として取り出す方法。
▲2▼インキ、塗料または静電荷像現像用トナーなどを調製する際に、それぞれ別々に保存しておいた、常法により合成されたジスアゾ顔料(Y)、ジスアゾ化合物(X)を順次混合する方法。
▲3▼ジスアゾ顔料(Y)とジスアゾ化合物(X)とを同時に合成する方法。
【0039】
上記▲3▼の方法は、具体的には、 特定比率のジアミン化合物のビスジアゾニウム塩(A)およびジアミン化合物のビスジアゾニウム塩を同時にジアゾ化反応させることにより生成させ、あるいは別々にジアゾ化した後混合し、特定比率のアセト酢酸アリールアミド化合物(B)および(C)、またジスアゾ顔料合成に必要なアセト酢酸アリールアミド化合物、を混合物として反応させることにより、ジスアゾ顔料組成物を得る方法である。
【0040】
また、式2で表わされるジアミン化合物のビスジアゾニウム塩(A)と式3で表されるアセト酢酸アリールアミド化合物(B)との反応中間物と、ジスアゾ顔料(Y)を合成するために必要なジアミン化合物のビスジアゾニウム塩とアセト酢酸アリールアミド化合物との反応中間物を混合した後、あるいは混合せずに同時に添加してアセト酢酸アリールアミド化合物(C)およびジスアゾ顔料(Y)の合成に必要なアセト酢酸アリールアミド化合物と反応させることにより、ジスアゾ顔料組成物を得る方法をとる事もできる。
【0041】
上記▲3▼の方法では、式1で表わされるジスアゾ化合物(X)が、ジスアゾ顔料組成物の固形分中での含有率が後記する範囲になるように、ジアミン化合物のビスジアゾニウム塩(A)、アセト酢酸アリールアミド化合物(B)および(C)の使用比率を適宜選択する必要がある。
【0042】
上記▲1▼〜▲3▼の顔料組成物の製造方法の中では、▲3▼の製造方法が、粒子形成が同時に行われジスアゾ化合物(X)がジスアゾ顔料(Y)のより近接に配置されやすく、ジスアゾ化合物(X)がジスアゾ顔料(Y)とが良好に微分散した、着色力や透明性のより高いジスアゾ顔料組成物が容易に得られる。したがって本発明のジスアゾ顔料組成物を得るに当たっては、▲3▼の方法の採用が特に好ましい。
【0043】
本発明のジスアゾ顔料組成物中のジスアゾ顔料(Y)およびジスアゾ化合物(X)の含有比率は、高度な熱履歴を受ける用途でも十分な性能を持つジスアゾ顔料組成物を得る上で重要である。ジスアゾ顔料組成物の固形分中において、式1で表わされるジスアゾ化合物(X)と式5で表わされるジスアゾ顔料(Y)の重量比X/Yは、0.1/99.9〜50/50の範囲が好ましく、なかでも1/99〜35/65の範囲が特に好ましい。
【0044】
また上記▲3▼の顔料組成物の製造方法により得られたジスアゾ顔料組成物では、同▲1▼〜▲2▼の方法で製造された顔料組成物に比べ、ジスアゾ顔料組成物中のジスアゾ化合物(X)の含有重量割合がより少量で同等またはそれ以上の効果を発揮するという格別顕著な改良効果がある。この点からも上記▲3▼の製造方法を採用することが好ましい。
【0045】
本発明のジスアゾ化合物(X)がカルボン酸基または/およびスルホン酸基を含有する場合、末端は水素、または2価あるいは3価の金属イオンとの塩となっている。
【0046】
上記金属塩は、たとえば上記に示されたような方法で得られたジスアゾ化合物(X)を含有する懸濁液に、2価あるいは3価の水溶性金属塩を粉体または必要に応じて水溶液として添加して反応させる事により得られる。
【0047】
ここで用いる水溶性金属塩としては、たとえば塩化カルシウム、塩化ストロンチウム、硝酸ストロンチウム、塩化バリウム、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム(硫酸バンド)、塩化マグネシウム、塩化亜鉛等が挙げられる。カルボン酸基およびスルホン酸基に対して添加する金属イオンの量は、カルボン酸およびスルホン酸基のイオン価当量の金属イオン量を添加すれば良く、過剰に添加してもかまわない。
【0048】
こうして得られたジスアゾ顔料(Y)およびジスアゾ化合物(X)を含む反応スラリーは、そのままジスアゾ顔料組成物として使用でき、また濾過、水洗工程を経てウエット顔料組成物として単離して使用、さらに乾燥、粉砕することによりドライ顔料組成物としても単離して用いることが出来る。
【0049】
また得られたウエット顔料組成物またはドライ顔料組成物をさらに溶剤中に分散し、溶剤中で加熱処理を行った後単離して用いることも出来る。
【0050】
本発明の顔料組成物は、例えば平版インキやグラビアインキ等の各種印刷インキ、焼付塗料や常乾塗料等の各種塗料、ポリオレフィン、ポリウレタン成形品の着色等の着色成形品の他、静電荷像現像用トナー、ジェットインキ、カラーフィルター等のハイテク用途など、公知慣用の用途にいずれも使用できる。
【0051】
しかしながら、本発明の顔料組成物は、高度な熱履歴を受ける用途、例えばポリフェニレンスルフイドやポリブチレンテレフタレート等の高融点熱可塑性樹脂の着色成形品や、ヒートセット定着過程を経る静電荷像現像用トナーに、好適に用いることが出来る。
【0052】
本発明におけるカラートナーは、カラートナー中に磁性体を含有する1成分色磁性トナー(磁性一成分現像用カラートナー)、磁性体を含有しない非磁性1成分色カラートナー(非磁性一成分現像用カラートナー)、又は、キャリアーを混合した2成分色現像剤用カラートナー(二成分現像用カラートナー)として用いることができる。
【0053】
1成分色磁性トナーは、通常使用されているものと同様に、例えば着色剤、結着樹脂、磁性粉、電荷制御剤(CCA)や離型剤に代表されるその他添加剤等から構成出来る。
【0054】
本発明で用いられるジスアゾ顔料組成物(着色剤)のカラートナー中に占める使用量は特に限定されないが、結着樹脂100重量部に対し0.5〜25重量部の割合で使用することが好ましく、着色剤自身の有する帯電性能を一層顕著ならしめる点から結着樹脂100重量部に対し2〜15重量部であることが更に好ましい。
【0055】
本発明のカラートナーに用いられる結着樹脂としては、公知慣用のものがいずれも使用できるが、熱又は圧力の適用下で接着性を示す天然樹脂、合成樹脂、天然ゴム、合成ゴム、合成ワックス等がいずれも使用できる。
【0056】
本発明において有用な天然樹脂は、例えばバルサム樹脂、ロジン、シェラック、コーバル等であり、これらの樹脂は後述するビニル樹脂、アクリル樹脂、アルキド樹脂、フェノール樹脂等から選ばれる1種又はそれ以上の樹脂で変性されていてもよい。
【0057】
また、本発明のカラートナーに用いられる合成樹脂及び合成ワックスとしては、例えばポリ塩化ビニル、ポリアセタール樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリプリピレン、ポリエチレン、フッ素樹脂、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル、メラミン樹脂、ユリア樹脂、フェノール樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、アルキド樹脂、ビニル樹脂又はこれらの樹脂の各モノマー成分からできる共重合体、脂肪族又は脂環式炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックス等が挙げられる。
【0058】
また、天然又は合成ゴム物質としては、例えば天然ゴム、塩素化ゴム、環化ゴム、ポリイソブチレンゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、ポリブタジエンゴム、ブチルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、クロロヒドリンゴム等が挙げられる。
【0059】
本発明のカラートナーに用いられる結着樹脂は、これらに限定されるものではなく、結着樹脂成分の2種以上が適宜混合されて用いられてもよい。
【0060】
尚、これらのうちでもスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂及びエポキシ系樹脂がその透明性及びトナーの色相面から有利に使用できる。
【0061】
本発明のカラートナーに用いられる磁性粉としては、特に限定されるものではないが、それ自身の色が再現された色に影響を及ぼしにくいものが好ましく使用でき、例えば、γ−酸化鉄、黄色γ−酸化鉄、フェライト等の酸化鉄;鉄、コバルト、ニッケルのような金属、或いはこれらの金属とアルミニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシウム、錫、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、マンガン、セレン、チタン、タングステン、バナジウムのような金属との合金、ポリ−1,4−ビス(2,2,6,6,−テトラメチル−4−オキシル−4−ピペリジル−1−オキシル)ブタジエンポルフィリン金属錯体の様な有機磁性体及びそれらの混合物等が挙げられる。また、これらの中で特に色相の面から、黄色γ−酸化鉄の使用が好ましい。
【0062】
これら磁性粉の粒径は平均粒径0.1〜1μmで使用でき、帯電安定性及び色相の点から0.1〜0.5μmが好ましい。また、これらをトナーに含有させる量としては結着樹脂100重量部に対して30〜150重量%で使用でき、帯電安定性及び色相の点から結着樹脂100重量部に対して40〜120重量%が好ましい。
【0063】
本発明のカラートナーは上記各成分のほかに必要に応じてトナーの熱特性、電気特性、物理特性等を調整する目的で各種の可塑剤、抵抗調整剤及び電荷制御剤を更に添加してもよい。
【0064】
可塑剤としては、例えば、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル等が、抵抗調整剤としては酸化スズ、酸化鉛、酸化アンチモン等が、電荷制御剤としては四級アンモニウム塩、ピリジニウム塩、含金属染料等が各々挙げられる。
【0065】
更に、本発明においてはトナー粒子の製造後、これにTiO2、Al2O3、SiO2等の微粉末を添加してトナーの流動性改良を図ったり、ステアリン酸亜鉛、フタル酸等を添加して感光体の劣化防止を図っても良い。
【0066】
本発明のカラートナーは、特定の製造方法によらず極めて一般的な製造方法によって得ることができる。例えば、上記の各成分を押し出し機、2本ロール、3本ロール又は加熱ニーダー等の混練手段により混合し、冷却後、ジェットミル等の粉砕機で粉砕し、風力分級機により分級して本発明の目的とするカラートナーが得られる。尚、本発明のカラートナーの粒子径は5〜15μmが好ましい。
【0067】
2成分色現像剤用カラートナーとして用いる場合も1成分色磁性トナーに使用されているものと同じ着色剤、結着樹脂、上記記載のその他添加剤等を使用できる。
【0068】
更に、本発明のカラートナーに用いられるキャリアとしては、例えば、鉄粉、ニッケル粉、フェライト粉、ガラスビーズ、或いはこれらを芯材とし表面にスチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、アクリル酸エステル重合体、メタクリル酸エステル重合体、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、アイオノマー樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂等又はこれらの樹脂の混合物をコーティングしたものが使用でき、その粒径は50〜300μmの範囲にあるものが好ましい。
【0069】
2成分色現像剤用カラートナーは、これらのキヤリア粒子と本発明のカラートナーとを水平円筒形、V形等の容器回転型混合機で摩擦混合することによって得ることができる。
【0070】
また、キャリアとカラートナーとの混合比は適切な画像濃度を得るために通常、キャリア100重量部に対してカラートナー2〜10重量部の範囲で使用できるが、好ましくはカラートナー3〜6重量部の範囲である。
【0071】
次に本発明の実施形態を、好ましい形態に基づき説明する。
ジスアゾ化合物からなる顔料用添加剤とジスアゾ顔料は、ジアミン化合物ビスジアゾニウム塩溶液と、アセト酢酸アリールアミド化合物からなる懸濁液とを反応させた後、必要に応じて加熱した後、ろ過、水洗、乾燥、粉砕して得る。
【0072】
スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種の結着樹脂100重量部と、上記顔料組成物2〜15重量部、必要に応じて結着樹脂100重量部当たり40〜120重量部の磁性体粉末、電荷制御剤、ワックスを、前記結着樹脂の溶融する温度で混練し、粉砕分級して、体積平均粒子径5〜15μmの静電荷像現像用乾式粉体カラートナーを得る。
【0073】
これの100重量部に、前記したものより粒子径がより小さい疎水性シリカ0.3〜5重量部を外部添加して、トナー粒子表面に、前記シリカ粒子を付着させ、磁性または非磁性一成分現像用静電荷像現像用乾式粉体カラートナーとする。
【0074】
二成分現像法に上記トナーを用いる場合には、キャリア100重量部当たり3〜6重量部を上記トナーに混合して、現像剤とする。
【0075】
【実施例】
以下、実施例および比較例を用いて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。以下、「部」および「%」は、特に断りがない限り、「重量部」および「重量%」を示す。
【0076】
製造例1(ジスアゾ顔料の製造)
1、2−ビス−(4−アミノフェノキシ)−エタン10部を、水250部に攪拌分散しながら、35%塩酸24部を加えた。1時間攪拌後、氷浴中、40%亜硝酸ソーダ15部を加え、ジアゾ化反応を行った。一時間以上攪拌後、過剰の亜硝酸イオンを除去するため、4.4部のスルファミン酸を加え10分以上攪拌してビスジアゾニウム塩溶液の調整を行った。
【0077】
一方、3−オキソ−N−フェニル−ブタンアミド15.2部を水350部中に加え、さらに、25%苛性ソーダ40部を加え、攪拌溶解した。この中に、90%酢酸16.7部を、室温で1時間かけて加え、カップラーを析出した。さらにこの中に、20%苛性ソーダを加えて、pHを6.0に調整した。氷浴で内温を20℃に保持しながら、前記ビスジアゾニウム塩溶液を3時間かけて加え、カップリング反応を行った。このとき20%苛性ソーダ溶液を滴下して、常に系内のカップリングpHを6.0になるように調整した。
【0078】
カップリング終了後、90℃に加温し、2時間保持した。次いで、ろ過、水洗し、90℃の乾燥機で乾燥した。得られた固形物をジューサーミキサーで粉砕し、本発明によるジスアゾ黄色顔料を得た。
【0079】
製造例2〔ジスアゾ化合物(添加剤)の製造〕
1、2−ビス−(2−アミノフェノキシ)−エタン10部を、水250部に攪拌分散しながら、35%塩酸24部を加えた。1時間攪拌後、氷浴中、40%亜硝酸ソーダ15部を加え、ジアゾ化反応を行った。一時間以上攪拌後、過剰の亜硝酸イオンを除去するため、4.4部のスルファミン酸を加え10分以上攪拌してビスジアゾニウム塩溶液の調整を行った。
【0080】
一方、3−オキソ−N−フェニル−ブタンアミド7.6部を水175部中に加え、さらに、25%苛性ソーダ20部を加え、攪拌溶解した。また2−〔(1、3−ジオキソブチル)アミノ〕−安息香酸9.5部をを水175部中に加え、さらに、25%苛性ソーダ20部を加え、攪拌溶解した。
【0081】
水200部に90%酢酸16.7部を加え、さらにこの中に20%苛性ソーダを加えてpHを6.0に調整した。氷浴で内温を20℃に保持しながら、前記ビスジアゾニウム塩溶液および2−〔(1、3−ジオキソブチル)アミノ〕−安息香酸溶液を、同時に滴下してカップリング反応を行った。このときカップリング混合物中で過剰のジアゾニウム塩を検出し得ないように注意しながら、約90分で2−〔(1、3−ジオキソブチル)アミノ〕−安息香酸溶液を滴下し終えた。2−〔(1、3−ジオキソブチル)アミノ〕−安息香酸溶液を滴下終了後、ビスジアゾニウム塩溶液の滴下を中断し15分以上攪拌後、ビスジアゾニウム塩溶液および3−オキソ−N−フェニル−ブタンアミド溶液を同時に滴下してカップリング反応を続行した。カップリング混合物中で過剰のジアゾニウム塩を検出し得ないように注意しながら、約90分で3−オキソ−N−フェニル−ブタンアミド溶液を滴下し終え、カップリングを終了させた。なおカップリング中は約20%苛性ソーダ溶液を適時滴下して、常にカップリング反応溶液内のカップリングpHを6.0になるように調整した。
【0082】
カップリング終了後、90℃に加温し、2時間保持した。次いで、ろ過、水洗し、90℃の乾燥機で乾燥した。得られた固形物をジューサーミキサーで粉砕し、本発明によるジスアゾ化合物を得た。
【0083】
製造例3 (ジスアゾ顔料とジスアゾ化合物の同時生成によるジスアゾ顔料組成物の調製)
2−〔(1、3−ジオキソブチル)アミノ〕−安息香酸9.5部に代えて、2−〔(1、3−ジオキソブチル)アミノ〕−安息香酸1.9部および3−オキソ−N−フェニル−ブタンアミド6.1部の混合物を使用した以外は、製造例3にしたがってジスアゾ化合物とジスアゾ顔料を含むジスアゾ黄色顔料組成物を製造した。
【0084】
製造例4〔ジスアゾ化合物(添加剤)の製造〕
1、2−ビス−(2−アミノフェノキシ)−エタン10部に代えて3、3’−ジクロロ4、4’−ジアミノビフェニル10.3部を使用した以外は、製造例3にしたがってジスアゾ化合物を製造した。
【0085】
【表1】
【0086】
【表2】
【0087】
実施例1
[静電荷現像用トナーの製造]
スチレン−アクリル酸共重合体(ハイマーSBM100、三洋化成工業株式会社製) 100.0部
製造例1で製造したジスアゾ顔料 3.5部
製造例2で製造したジスアゾ化合物 1.5部
上記成分を押出機で混練後、ジェットミルで粉砕分級して平均粒径10μmのトナーを得、これに疎水性シリカ(アエロジルR−972、日本アエロジル社製)を1.0%混合し、二成分現像用イエロー色トナーとした。
【0088】
[カラートナーの評価]
この二成分現像用イエロー色トナーを用い、これに市販の現像剤用フェライトキャリアに混合し二成分現像剤とした。この現像剤を用いて、乾式普通紙複写機(リコピーFT3010、株式会社リコー製;以下同じ)現像を行ったところ、複写5000枚目でも地肌カブリのない鮮明なイエロー画像が得られた(評価:○)。
【0089】
次に、C.I.Pigment Yellow 15:3を使用したシアン色現像剤と組み合わせて現像を行ったところ鮮明な緑色が再現された。
又、C.I.Pigment Red 122を使用したマゼンタ色現像剤とを組み合わせ現像を行ったところ鮮明な赤色が再現された。
【0090】
実施例2、比較例1〜2
製造例1で製造したジスアゾ顔料および製造例2で製造したジスアゾ化合物からなる顔料組成物に代えて、それぞれ表2に示したジスアゾ顔料組成物を用い、実施例1にしたがって現像剤を調製した。
【0091】
【表3】
【0092】
[現像試験結果]
◎:鮮明性極めて良、色再現性極めて良
○:鮮明性良、色再現性良
△:鮮明性やや良、色再現性不良
×:鮮明性不良、色再現性不良
【0093】
得られた現像剤を、実施例1と同様に乾式普通紙複写機(リコピーFT3010、株式会社リコー製)で現像試験を行った。結果を表2に示した。
【0094】
表2から明らかなように、本発明によるジスアゾ化合物からなる顔料用添加剤を含有する顔料組成物は耐熱性が改善されたため、これを使用した現像剤からは鮮明な画像が得られたのに対して、従来公知のジスアゾ黄色顔料に本発明によるジスアゾ化合物からなる顔料用添加剤を含有させずに製造した顔料組成物は耐熱性が劣っているために、これを使用した現像剤から得られた画像は不鮮明なものであった。
【0095】
また、本発明によるジスアゾ化合物からなる顔料用添加剤を含有する顔料組成物を使用した現像剤と、C.I.Pigment Yellow 15:3を使用したシアン色現像剤との組み合わせ、C.I.Pigment Red 122を使用したマゼンタ色現像剤との組み合わせ現像を行ったところ、それぞれ鮮明な緑色、赤色が再現された。
【0096】
これに対して、従来公知のジスアゾ黄色顔料に本発明によるジスアゾ化合物からなる顔料用添加剤を含有させずに製造した現像剤と、C.I.PigmentYellow 15:3を使用したシアン色現像剤との組み合わせ、C.I.Pigment Red 122を使用したマゼンタ色現像剤との組み合わせ現像を行ったところ、それぞれ青味、赤味が強く、鮮明な緑色、赤色は得られなかった。
【0097】
【発明の効果】
本発明の顔料用添加剤を含有する顔料組成物は耐熱性・透明性・着色力等が優れており、これを電子写真、静電記録、静電印刷などにおける静電荷像を現像するための静電荷現像用トナーに使用した場合、鮮明性に優れ、シアン色トナー、マゼンタ色トナーと組み合わせて使用した場合、色再現に優れた静電荷現像用トナーを提供することができる。
Claims (6)
- ジスアゾ顔料(Y)と、請求項1または2記載の顔料用添加剤とを含んでなる顔料組成物。
- ジスアゾ顔料(Y)が、ビス−(アゾ−フェノキシ)−アルカン構造を有するジスアゾ顔料である請求項3記載の顔料組成物。
- 請求項3、4または5記載の顔料組成物を含有してなる静電荷像現像用トナー。
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