JP3323173B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP3323173B2
JP3323173B2 JP35151499A JP35151499A JP3323173B2 JP 3323173 B2 JP3323173 B2 JP 3323173B2 JP 35151499 A JP35151499 A JP 35151499A JP 35151499 A JP35151499 A JP 35151499A JP 3323173 B2 JP3323173 B2 JP 3323173B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動作待機中の消費
電力の低減を図るようにした炊飯器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の炊飯器は、炊飯または保
温の動作をしていない待機状態で、例えば、炊飯、保温
および予約実行時に動作するLED、誘導加熱コイルお
よび蓋ヒータを動作させる駆動回路に対して何時でも動
作できるように電力を供給するとともに、表示パネルの
表示部に電力を供給して記憶メニューや現時刻等を表示
している。
【0003】近年では、各種の電気機器に対して省電力
を図る要望が高まっているが、前記炊飯器は、炊飯動作
や予約炊飯動作等の何等かの動作を実行していない待機
状態で、単位時間当たり約2Wの電力を消費する。
【0004】この要望に対し、特開平11−55853
号では、前記駆動回路や負荷部品に所定の電力を供給す
る電源回路を制御手段によって制御し、通常動作モード
と負荷部品への電力供給を制限する節電モードとを具備
するようにした電気機器を提供している。
【0005】この電気機器では、第1の構成として、節
電モードを実行する設定としている場合には、加熱制御
が終了し、キー入力がない状態になると、節電モードを
実行するようにしている。また、第2の構成として、待
機時節電モードを実行する設定としている場合には、待
機状態で所定時間経過すると節電モードを実行するよう
にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
気機器に記載の構成では、節電モードで前記制御手段を
構成するマイコンとセンサに電力を供給する必要がある
ため、やはり単位時間当たり約2Wの電力を消費する。
【0007】また、この特開平11−55853号は、
節電を図る対象機器が電子レンジであるが、この構成
を、本発明の対象機器である炊飯器に単に搭載した場
合、種々の不都合が生じる。
【0008】例えば、前記構成の第1の構成では、使用
者がキー操作を途中で中断した場合、節電モードを実行
しないという不都合がある。また、第2の構成では、炊
飯条件を設定した後に、洗米作業をしている間に節電モ
ードが実行され、ユーザが違和感を感じる可能性があ
る。
【0009】そこで、本発明では、炊飯器を使用してい
ない状態での待機電力の消費を低減するとともに、ユー
ザが使用するうえで操作性が良い炊飯器を提供すること
を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の炊飯器は、内鍋と、該内鍋を加熱する加熱
手段や温度センサ等の負荷部品と、各負荷部品を制御す
る駆動回路と、前記負荷部品および駆動回路に電力を供
給する電源回路と、ユーザが操作する複数のスイッチ
と、操作されたスイッチに応じて前記駆動回路を介して
負荷部品を制御するマイコンとを備えた炊飯器におい
て、前記マイコンが全ての負荷部品が非動作中であると
判断すると前記電源回路から電力の出力を停止する一
方、この電力の出力停止状態で前記複数のスイッチのう
ち少なくともいずれか1つのスイッチが操作されると前
記電源回路から電力を出力させる省電力機能を設け、前
記複数のスイッチのうち、最後にユーザが操作したスイ
ッチが少なくとも炊飯メニューを設定するメニュースイ
ッチである場合、前記省電力機能の実行を不可能とする
ように構成している。
【0011】前記炊飯器によれば、省電力機能の実行状
態では、電源回路からの電力の出力を停止するようにし
ているため、従来例と比較してより商用電源の消費を削
減することができる。また、ユーザが最後に操作したス
イッチが、少なくとも炊飯メニューを設定するためのメ
ニュースイッチである場合には、省電力機能の実行を不
可能としているため、例えば、ユーザが炊飯条件を設定
した後に、洗米作業をしている間に省電力機能が実行さ
れた状態になり、ユーザが違和感を感じることを防止で
きる。
【0012】前記炊飯器では、前記メニュースイッチの
操作から所定時間経過すると、前記省電力機能を実行可
能とすることが好ましい。このようにすれば、ユーザが
炊飯設定を途中で中断し、何等かの都合で炊飯動作を実
行せずに放置した際に、省電力機能が実行されないとい
う不都合を防止できる。
【0013】また、前記マイコンは、複数の炊飯メニュ
ーを炊飯制御するとともに、これら炊飯メニューのうち
所定の炊飯メニューを記憶するもので、前記電源回路が
電力の出力停止した状態から出力状態に復帰する際に、
前記記憶した炊飯メニューに設定するように構成するこ
とが好ましい。このようにすれば、ユーザが単に炊飯動
作を開始するための炊飯スイッチを操作して省電力機能
を解除すると同時に炊飯動作を実行した際の不都合を軽
減できる。即ち、炊飯器は、頻繁に使用する白米の炊飯
メニューを記憶するようになっている。そのため、ユー
ザは、通常の白米を炊飯する際には炊飯スイッチの操作
部を操作するだけという状況に慣れている。その結果、
ユーザが稀にしか使用しない炊き込み等の炊飯メニュー
に設定した状態で放置し、頻繁に使用する白米を炊飯し
ようとした場合の不都合を軽減できる。
【0014】さらに、前記複数のスイッチのうち、予約
炊飯動作または炊飯動作を開始する炊飯スイッチを操作
した後、所定時間は希望する他の炊飯メニューに変更可
能とすることが好ましい。このようにすれば、省電力状
態において、単に、炊飯スイッチを操作することによっ
て電力を復帰させて炊飯動作を開始させた後、ユーザが
設定する炊飯メニューが間違っていることに気付いた
際、とりけしスイッチを操作して炊飯動作を停止するこ
となく、炊飯メニューを変更することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は、本発明の実施形態である炊
飯器1を示す。この炊飯器1は誘導加熱方式であり、内
鍋2と、該内鍋2を収容する本体3と、該本体3に回動
可能に取り付けられる蓋体4とからなる。そして、前記
本体3には、加熱手段である誘導加熱コイル5と、内鍋
用温度センサ6と、回路基板30とが配設されている。
また、前記蓋体4の内部には、蓋ヒータ7と、内鍋2の
内部温度を検出する蓋体用温度センサ8とが配設された
周知の構成のものである。
【0016】前記本体3の正面には、図2に示すよう
に、中央に配設された液晶表示部10の回りに複数のス
イッチ41a〜41h(図3参照)の操作部20〜27
を配設した表示パネル9が取り付けられている。
【0017】前記液晶表示部10は、後述するマイコン
66が内蔵したドライバによって表示するセグメント表
示方式のもので、時計表示11、その時計表示11が現
在時刻であることを示す現在表示12、午前表示13お
よび午後表示14、その時計表示11が残り炊飯時間で
あることを示す分表示15および時間表示16、液晶表
示部10の回りに設けた炊飯メニュー表示に対応する印
表示17、予約炊飯設定中であることを示す予約表示1
8、および、省電力機能を実行中であることを示す省電
力表示19を備えている。
【0018】前記スイッチ41a〜41hの操作部20
〜27としては、動作の実行スイッチである炊飯スイッ
チ41aの操作部20、保温スイッチ41bの操作部2
1、および、クリーニングスイッチ41cの操作部22
が配設されている。また、炊飯条件等の設定スイッチで
ある予約スイッチ41dの操作部23、とりけしスイッ
チ41eの操作部24、メニュースイッチ41fの操作
部25、時スイッチ41gの操作部26、分スイッチ4
1hの操作部27が配設されている。本実施形態では、
これらのスイッチ41a〜41hは、安価な1接点型の
常開スイッチを用いている。
【0019】本実施形態の回路基板30は、図3に示す
ように、直流電源回路31と、電源制御回路35と、電
源起動回路40と、負荷部品の駆動回路46と、電池回
路47と、ゼロクロス回路51と、電源接続検知回路6
0と、マイコン66とを備えている。
【0020】前記直流電源回路31は、降圧型チョッパ
ー方式等の周知の方法により降圧させて直流低電圧を得
るスイッチング電源回路からなり、交流電圧(交流電
力)を整流するダイオード32と抵抗33を介して商用
電源34に接続されている。この直流電源回路31は、
前記商用電源34の側に接続する入力ポート31aと、
5Vの直流電圧を出力する直流電圧出力ポート31b
と、動作および停止の基準となる定電流出力ポート31
cとを備えている。なお、スイッチング電源回路の代わ
りにトランス方式のものや、抵抗降圧方式のものを用い
てもよく、また、電源ICを用いてもよい。
【0021】前記電源制御回路35は、前記直流電源回
路31からの電力の出力状態を維持または停止するもの
で、電解コンデンサ36と、スイッチング素子であるト
ランジスタ37とを備えている。電解コンデンサ36
は、例えば約30秒で完全放電する容量のものが用いら
れ、その正極側が前記直流電源回路31の定電流出力ポ
ート31cに接続され、負極側がアースされている。ト
ランジスタ37は、ベースがマイコン66に接続され、
コレクタが電解コンデンサ36と定電流出力ポート31
cの間に接続され、エミッタがアースされている。ま
た、このトランジスタ37のベースには、抵抗38を介
して直流電源VCCが接続されるとともに、抵抗39を介
してアースされている。
【0022】前記電源起動回路40は、商用電源34に
電源コードが接続され、かつ、直流電源回路31から電
力が出力されていない状態(省電力機能の実行状態)
で、該直流電源回路31から電力の出力を開始させるも
のである。この電源起動回路40は、その起動スイッチ
として、前記表示パネル9に配設した複数のスイッチ4
1a〜41hの全てが適用され、これらのスイッチ41
a〜41hをマトリクス回路を構成するようにそれぞれ
接続している。そして、これらのうち、いずれかのスイ
ッチ41a〜41hが操作されると、直流電源回路31
が電力の出力を開始するようになっている。これらのス
イッチ41a〜41hは、一方の接続端子がマイコン6
6の3つの接続ポート66f,66g,66hにそれぞ
れ接続されるとともに、抵抗45a,45b,45cを
介してアースされている。また、他方の接続端子は、ダ
イオード43a,43b,43cを介してマイコン66
の3つの接続ポート66i,66j,66kに接続され
るとともに、ダイオード44a,44b,44cを介し
て電源制御回路35の電解コンデンサ36と直流電源回
路31の定電流出力ポート31cの間に接続されてい
る。
【0023】前記駆動回路は、それぞれマイコン66に
接続され、該マイコン66からの指示に従って前記各負
荷部品を駆動させるものである。なお、図3では、誘導
加熱コイル5および蓋ヒータ7の駆動回路46のみ図示
している。
【0024】前記バックアップ用の電池回路47は、商
用電源34から電源コードを抜いて非接続状態とした
際、および、省電力機能を実行している際に、マイコン
66に内蔵された時計機能等の電力を供給し続ける必要
がある特定の負荷部品に電力を供給するものである。こ
の電池回路47は、リチウム電池等の充電が不可能な一
次電池48と、抵抗49と、ダイオード50とを直列に
接続してなり、このダイオード50の下流側がマイコン
66に接続されている。
【0025】前記ゼロクロス回路51は、前記直流電源
回路31が動作している状態でマイコン66にゼロクロ
スの方形波を出力するもので、商用電源34に接続され
た抵抗52および抵抗53、これら抵抗52,53に接
続された抵抗54、該抵抗54にベースを接続したトラ
ンジスタ55を備えている。また、このトランジスタ5
5のベースには、抵抗56およびコンデンサ57が接続
され、これらの他端がアースされている。前記トランジ
スタ55は、エミッタがアースされるとともに、コレク
タが抵抗58を介して直流電源VCCに接続されている。
かつ、このトランジスタ55のエミッタとコレクタ間に
は、コンデンサ59が並列に接続され、このコンデンサ
59におけるコレクタとの接続側がマイコン66に接続
されている。
【0026】前記電源接続検知回路60は、電池回路4
7によるバックアップ時に電源コードが商用電源34に
接続されているか否かを検知するもので、電源コードが
商用電源34に接続されている場合には、前記ゼロクロ
ス回路51と同様に、マイコン66にゼロクロスの方形
波を出力するものである。この電源接続検知回路60
は、商用電源34からの交流電圧を整流するダイオード
61を備えている。このダイオード61は、抵抗62お
よび抵抗63を介してアースされている。また、これら
抵抗62および抵抗63の間には、マイコン66が接続
されるとともに、電池電源VDDに接続されたダイオード
64およびアースされたツェナダイオード65が接続さ
れている。
【0027】前記マイコン66は、電源入力ポート66
aに直流電源回路31および電池回路47が接続され、
接続ポート66bに電源制御回路35のトランジスタ3
7のベースが接続され、接続ポート66cに駆動回路4
6が接続され、接続ポート66dにゼロクロス回路51
が接続され、接続ポート66eに電源接続検知回路60
が接続されている。また、接続ポート66fに電源起動
回路40の炊飯スイッチ41a、保温スイッチ41b、
および、クリーニングスイッチ41cが接続され、接続
ポート66gに予約スイッチ41d、とりけしスイッチ
41e、および、メニュースイッチ41fが接続され、
接続ポート66hに時スイッチ41g、および、分スイ
ッチ41hが接続されている。さらに、接続ポート66
iに電源起動回路40のダイオード43aが接続され、
接続ポート66jにダイオード43bが接続され、接続
ポート66kにダイオード43cが接続されている。
【0028】このマイコン66は、直流電源回路31か
ら供給される電力により、記憶されたプログラムに従っ
て、従来と同様に前記誘導加熱コイル5および蓋ヒータ
7等の負荷部品を制御して、予約炊飯を含む所定の炊
飯、保温、および、クリーニングの制御動作を実行する
ものである。
【0029】なお、本実施形態の炊飯器1は、「ふつ
う」、「やわらかめ」、「かため」、「急速炊飯」、
「炊き込み」、「おこわ」、および、「おかゆ」の7種
の炊飯メニューが搭載されている。そして、これらの炊
飯メニューは、予約炊飯でない通常の炊飯条件の設定時
には、メニュースイッチ41fの操作部25を操作する
度に印表示17が、「ふつう」→「やわらかめ」→「か
ため」→「急速炊飯」→「炊き込み」→「おこわ」→
「おかゆ」→「ふつう」→…と順次インクリメントされ
る。また、これらの炊飯メニューのうち、「ふつう」,
「やわらかめ」,「かため」および「おかゆ」の4種が
予約可能な炊飯メニューであり、予約炊飯条件の設定時
には、これら4つの炊飯メニューが順次インクリメント
される。
【0030】また、マイコン66は、従来と同様に、前
記炊飯メニューのうち、ユーザが頻繁に使用する白米の
炊飯メニューである「ふつう」、「やわらかめ」および
「かため」のうち、最後に使用した炊飯メニューを記憶
する機能を備えている。
【0031】次に、前記炊飯器1の回路基板30におけ
る電力供給について説明する。まず、前記炊飯器1は、
ユーザの元に至った状態では、電池回路47から出力さ
れる電力(3Vの直流電圧)がマイコン66に供給さ
れ、該マイコン66がバックアップ状態で動作してい
る。
【0032】そして、図4に示すように、ユーザが電源
コードを商用電源34に差し込んで接続すると、図3に
示す直流電源回路31は、定電流出力ポート31cから
定電流の出力を開始する。また、電源接続検知回路60
から接続ポート66eにゼロクロス周波が出力される。
【0033】そうすると、電源制御回路35は、電解コ
ンデンサ36が充電を開始する。ここで、この状態での
電解コンデンサ36は、電荷が零(空)の状態である。
そのため、定電流出力ポート31cから出力された定電
流は貫通電流となって電解コンデンサ36を貫通し、該
定電流出力ポート31cを短絡させることになる。
【0034】これにより、直流電源回路31はスイッチ
ング動作を開始し、直流電圧出力ポート31bから電力
(5Vの直流電圧)の出力を開始する。
【0035】そして、マイコン66は、電源入力ポート
66aに前記直流電源回路31から出力された5Vの直
流電圧が供給されることにより、接続ポート66bをH
iインピーダンスな状態とする。
【0036】これにより、電源制御回路35では、トラ
ンジスタ37のベースの電圧がしきい値を越えてオン状
態となる。
【0037】その結果、直流電源回路31は、定電流出
力ポート31cがトランジスタ37を介して短絡状態を
維持するようになるため、スイッチング動作を継続し、
直流電圧出力ポート31bからの電力の出力を維持す
る。
【0038】そして、マイコン66では、製造メーカに
おいて出荷時に行われるテストモードの実行スイッチが
操作されているか否かを判断した後、マイコン66自身
の初期設定処理を行う。なお、このマイコン66の動作
は、後で詳細に説明する。
【0039】このようにして、炊飯器1は、次の操作を
受付可能な操作受付待機状態になり、製造メーカでは、
テストモードによる最終設定を行い、使用する家庭で
は、各スイッチを操作することによって、前記マイコン
66から駆動回路46に動作信号を出力して予約を含む
炊飯制御を動作可能な状態、および、クリーニング制御
を動作可能な状態になる。
【0040】次に、マイコン66が内蔵した予約タイマ
を含む前記全ての負荷部品が動作していない待機状態
で、ユーザが電源コードを商用電源34から抜き、非接
続状態とした際の通電について説明する。
【0041】図5に示すように、まず、ユーザが商用電
源34と非接続状態とすると、直流電源回路31は、定
電流出力ポート31cからの出力を停止する。そして、
この直流電源回路31は、スイッチング動作を停止し、
直流電圧出力ポート31bから電力(5Vの直流電圧)
の出力を停止する。
【0042】そうすると、マイコン66は、5Vの直流
電圧の供給が遮断され、電池回路47からの3Vの直流
電圧が供給されるようになる。これにより、このマイコ
ン66は、接続ポート66bをHiインピーダンスな状
態からLoな状態とする。なお、この状態でマイコン6
6は、接続ポート66d,66eのいずれにもゼロクロ
ス周波が入力されないため、商用電源34と非接続状態
になったことを判別する。
【0043】そうすると、電源制御回路35は、トラン
ジスタ37がオフ状態となる。そして、炊飯器1自体
は、停電状態となる。
【0044】次に、マイコン66が省電力機能を実行し
た際の電力供給について説明する。図6に示すように、
まず、マイコン66が内蔵した時計機能および液晶表示
部10を表示させるドライバを除き、内蔵した予約タイ
マを含む前記全ての負荷部品が動作していない待機状態
になったと判断すると、該マイコン66は、省電力機能
実行判断を実行し、実行可能な状態であると判断する
と、接続ポート66bをHiインピーダンスな状態から
Loな状態とする。
【0045】そうすると、電源制御回路35では、トラ
ンジスタ37がオフ状態になり、直流電源回路31の定
電流出力ポート31cからの定電流が電解コンデンサ3
6に供給され、該電解コンデンサ36が充電を開始す
る。この状態では、ゼロクロス回路51および電源接続
検出回路60には電力が通電され、マイコン66の接続
ポート66d,66eにゼロクロス周波を出力してい
る。
【0046】そして、直流電源回路31では、前記電解
コンデンサ36の充電により、定電流出力ポート31c
が遮断される電圧のしきい値を越えると、該定電流出力
ポート31cが遮断される。これにより、該直流電源回
路31は、スイッチング動作を停止し、その結果、直流
電圧出力ポート31bからの電力の出力が停止する。
【0047】そうすると、マイコン66には、直流電源
回路31から供給される5Vの直流電圧が断たれ、電池
回路47からの3Vの直流電圧が供給される。また、接
続ポート66dにゼロクロス回路51からのゼロクロス
周波が断たれ、接続ポート66eにのみ電源接続検知回
路60からのゼロクロス周波が供給される。これによ
り、マイコン66は、商用電源34との接続状態で省電
力機能を実行していることを判別でき、表示パネル9に
おける省電力表示19を表示させる。
【0048】その結果、炊飯器1は、直流電源回路31
から各負荷部品に電力が供給されなくなり、省電力機能
のモードとなる。
【0049】このように、本実施形態の炊飯器1では、
内蔵した時計機能および液晶表示部10を表示させるド
ライバを除き、内蔵した予約タイマを含む全ての負荷部
品が動作していないと判断すると省電力機能を実行す
る。そして、この省電力機能の実行状態では、直流電源
回路31からの電力(5Vの直流電圧)の出力を完全に
停止し、省電力機能を実行して電池回路47から供給さ
れる電力(3Vの直流電圧)によってバックアップ状態
で動作する。その結果、従来例と比較してより待機状態
での商用電源34の消費を削減することができる。具体
的には、本実施形態では、この省電力機能の実行中に
は、消費電力を約0.1Wまで低減することができる。
【0050】次に、前記炊飯器1において、省電力機能
の実行状態から直流電源回路31が動作を復帰する際の
電力供給について説明する。図7に示すように、省電力
機能の実行中に、スイッチ41a〜41hのいずれかの
操作部20〜27が操作されると、まず、直流電源回路
31において、全てのスイッチ41a〜41hと接続さ
れた定電流出力ポート31cが短絡する。なお、この状
態では、マイコン66の接続ポート66dには、ゼロク
ロス回路51からのゼロクロス周波は入力されていな
い。
【0051】これにより、前記直流電源回路31は、ス
イッチング動作を開始し、直流電圧出力ポート31bか
ら電力(5Vの直流電圧)の出力を開始する。
【0052】そうすると、前記直流電源回路31からの
5Vの直流電圧により、電池回路47からの3Vの直流
電圧の通電が遮断され、マイコン66には、直流電源回
路31からの電力が供給される。そして、このマイコン
66は、接続ポート66bをHiインピーダンスな状態
とする。また、この状態で、マイコン66の接続ポート
66dには、ゼロクロス回路51からのゼロクロス周波
が入力される。
【0053】これにより、電源制御回路35では、トラ
ンジスタ37のベースの電圧がしきい値を越えてオン状
態となる。
【0054】その結果、直流電源回路31は、定電流出
力ポート31cがトランジスタ37を介して短絡状態を
維持するようになるため、スイッチング動作を継続し、
直流電圧出力ポート31bからの電力の出力を維持す
る。
【0055】そして、マイコン66は、接続ポート66
f,66g,66hと、接続ポート66i,66j,6
6kの電圧変化の組み合わせにより、いずれのスイッチ
41a〜41hが操作されたか判別して記憶した後、自
身の初期設定処理を行う。
【0056】このようにして、炊飯器1は、スイッチ操
作による遷移状態となる。例えば、操作されたスイッチ
がメニュースイッチ41fである場合には、「ふつ
う」、「やわらかめ」および「かため」のうち、いずれ
かの記憶炊飯メニューを表示し、次の操作を受付可能な
メニュー設定状態になる。また、操作されたスイッチが
炊飯スイッチ41aである場合には、記憶メニューで炊
飯を開始する。
【0057】次に、前記炊飯器1のマイコン66による
制御について具体的に説明する。なお、以下に説明する
フローチャートでは、○印の同一アルファベットは連続
することを意味する。
【0058】電源を投入すると、マイコン66は、図8
に示すように、まず、ステップS1で、操作されたスイ
ッチの判別と自身の初期設定処理を含む起動処理を行
う。
【0059】そして、起動処理が終了すると、ステップ
S2で、直流電源回路31の動作が復帰した際に操作さ
れたスイッチがあるか否かを示すfaに1が入力されて
いるか否かを検出する。そして、faが1である場合
(操作スイッチがある場合)にはステップS3に進み、
faを0として図9に示すステップS14に進み、fa
が1でない場合(操作スイッチがない場合)にはステッ
プS4に進む。
【0060】ステップS4では、商用電源34と非接続
状態とすることによって、ゼロクロス回路51から接続
ポート66dへのゼロクロス周波が遮断されたか否かを
検出し、遮断された場合にはステップS5に進み、遮断
されない場合にはステップS12に進む。
【0061】ステップS5では、電池回路47からの電
力(3Vの直流電圧)によってマイコン66自身が行う
周知の停電処理を実行してステップS6に進む。なお、
この状態で、電池回路47の一次電池48が消耗してバ
ックアップ不可能な状態では、該マイコン66への供給
電力が全く断たれるため、機械的に後述するfbをリセ
ット(fb=0)とするとともに、内蔵された時計をリ
セットし、電源が投入されるまで待機する。
【0062】ステップS6では、省電力機能を実行して
も良い状態か悪い状態かを示すfbに1が入力されてい
るか否かを検出し、fbが1でない場合(省電力機能の
実行不可状態)にはステップS7に進み、省電力機能実
行可否判断処理を行ってステップS8に進み、fbが1
である場合(省電力機能の実行可能状態)にはそのまま
ステップS8に進む。
【0063】ステップS8では、省電力機能を実行中で
あることを示すfcに1が入力されているか否かを検出
し、fcが1である場合(省電力機能の実行状態)には
ステップS9に進み、省電力表示処理を行ってステップ
S10に進み、fcが1でない場合(商用電源との非接
続状態)にはそのままステップS10に進む。
【0064】ステップS10では、ゼロクロス回路51
からのゼロクロス周波が接続ポート66dに入力された
か否かを検出し、入力された場合にはステップS11に
進み、炊飯メニューの設定を記憶メニューとし、液晶表
示部10にその記憶メニューを表示させてステップS1
に戻る。また、接続ポート66dにゼロクロス周波が入
力されない場合にはステップS5に戻り、接続ポート6
6dにゼロクロス周波が入力されるまでステップS5か
らステップS10を繰り返す。
【0065】一方、前記ステップS4でゼロクロス回路
51から接続ポート66dへのゼロクロス周波が遮断さ
れない場合には、ステップS12で、表示パネル9のい
ずれかのスイッチ41a〜41hが操作されたか否かを
検出し、操作を検出した場合にはステップS13に進
む。また、操作を検出しない場合には図9に示すステッ
プS25に進む。
【0066】ステップS13では、メニュースイッチ4
1fが操作されると動作する60分タイマをリセットし
た後、図9に示すステップS14に進む。
【0067】図9に示すように、ステップS14では、
前記ステップS12で操作されたスイッチがメニュース
イッチ41fであるか否かを検出し、メニュースイッチ
41fである場合にはステップS15に進み、メニュー
スイッチ41fでない場合にはステップS18に進む。
【0068】ステップS15では、メニュースイッチ検
出処理を実行した後、ステップS16で、最後に操作さ
れたスイッチがメニュースイッチ41fであることを示
すfdに1を入力し、ステップS17で、60分タイマ
をスタートさせて図8に示すステップS4に戻る。な
お、前記タイマによってカウントする時間は希望に応じ
て変更可能である。
【0069】一方、ステップS18では、最後に操作さ
れたスイッチがメニュースイッチ41fではないことを
示すためにfdを0としてステップS19に進む。
【0070】ステップS19では、前記ステップS12
で操作されたスイッチが炊飯スイッチ41aであるか否
かを検出する。そして、炊飯スイッチ41aである場合
にはステップ20に進み、後述する炊飯スイッチ検出処
理を実行してステップS25に進む。また、炊飯スイッ
チ41aでない場合には、ステップS21に進む。
【0071】ステップS21では、前記ステップS12
で操作されたスイッチが保温スイッチ41bであるか否
かを検出する。そして、保温スイッチ41bである場合
にはステップ22に進み、保温スイッチ検出処理を実行
して周知の保温制御動作またはおやすみ保温制御動作を
行ってステップS25に進む。また、保温スイッチ41
bでない場合には、ステップS23に進む。
【0072】ステップS23では、前記ステップS12
で操作されたスイッチがクリーニングスイッチ41cで
あるか否かを検出する。そして、クリーニングスイッチ
41cである場合にはステップ24に進み、クリーニン
グスイッチ検出処理を実行して周知のクリーニング制御
動作を行ってステップS25に進む。また、クリーニン
グスイッチ41cでない場合には、ステップS26に進
む。
【0073】前記ステップS12でいずれのスイッチ4
1a〜41hの操作も検出しない場合、ステップ20で
炊飯スイッチ検出処理が終了した場合、ステップ22で
保温スイッチ検出処理による保温制御動作またはおやす
み保温制御動作が終了した場合、および、ステップ24
でクリーニングスイッチ検出処理によるクリーニング制
御動作が終了した場合、ステップS25で、全ての負荷
部品が動作していない待機状態であるか否かを検出す
る。そして、待機状態であると判断した場合には、図1
0に示すステップS28に進み、待機状態でないと判断
した場合には、図8に示すステップS4に戻る。
【0074】一方、前記ステップS23で操作されたス
イッチがクリーニングスイッチ41cでない場合には、
ステップS26で、前記ステップS12で操作されたス
イッチがとりけしスイッチ41eであるか否かを検出す
る。そして、とりけしスイッチ41eでない場合にはス
テップS27に進み、操作されたその他のスイッチ41
d,41g,41hに応じたスイッチ検出処理を実行し
た後、図8に示すステップS4に戻る。また、とりけし
スイッチ41eである場合には、図10に示すステップ
S28に進む。
【0075】前記ステップS25で待機状態であると判
断した場合、または、前記ステップS26で操作された
スイッチがとりけしスイッチ41eである場合には、図
10に示すように、ステップS28で、省電力機能を実
行しても良い状態か悪い状態かを示すfbに1が入力さ
れているか否かを検出し、fbが1でない場合には図8
に示すステップS4に戻り、fbが1である場合にはス
テップS29に進む。
【0076】ステップS29では、最後に操作されたス
イッチがメニュースイッチ41fがことを示すfdに1
が入力されているか否かを検出する。そして、fdが1
である場合、即ち、最後に操作されたスイッチがメニュ
ースイッチ41fである場合にはステップS30に進
み、60分タイマがカウントアップしたか否かを検出
し、カウントアップしていない場合には図8に示すステ
ップS4に戻り、カウントアップした場合にはステップ
S35に進む。また、fdが0である場合、即ち、最後
に操作されたスイッチがメニュースイッチ41fでない
場合にはステップS31に進む。
【0077】ステップS31では、前記図6に示す省電
力機能実行判断処理である20秒タイマをスタートさせ
る。なお、前記タイマによってカウントする時間は希望
に応じて変更可能である。
【0078】そして、ステップS32で、前記20秒タ
イマがカウントアップしたか否かを検出し、カウントア
ップしていない場合にはステップS33に進み、カウン
トアップした場合にはステップS35に進む。
【0079】ステップS33では、表示パネル9のいず
れかのスイッチが操作されたか否かを検出する。そし
て、操作を検出した場合にはステップS34に進み、2
0秒タイマをリセットして図9に示すステップS14に
戻り、操作を検出しない場合にはステップS32に戻
る。
【0080】一方、前記ステップS30で60分タイマ
がカウントアップした場合、または、ステップS32で
20秒タイマがカウントアップした場合には、ステップ
S35で、接続ポート66bをHiインピーダンスな状
態からLoな状態とした後、ステップS36で、省電力
機能を実行中であることを示すfcに1を入力して図8
に示すステップS5に戻る。
【0081】このように、本発明の炊飯器1では、ユー
ザが最後に操作したスイッチが、炊飯メニューを設定す
るためのメニュースイッチ41fである場合には、省電
力機能の実行を所定時間不可能としているため、例え
ば、ユーザが炊飯条件を設定した後に、洗米作業をして
いる間に省電力機能が実行されることにより、ユーザが
違和感を感じることを防止できる。また、メニュースイ
ッチ41fの操作から所定時間経過すると、前記省電力
機能を実行可能としているため、ユーザが炊飯設定を途
中で中断し、何等かの都合で炊飯動作を実行せずに放置
した際に、省電力機能が実行されないという不都合を防
止できる。
【0082】さらに、前記直流電源回路31が電力の出
力停止した状態から出力状態に復帰する際に、前記記憶
メニューに設定するため、ユーザが炊飯スイッチ41a
を操作して省電力機能を解除すると同時に炊飯動作を実
行した際の不都合を軽減できる。即ち、ユーザが炊飯ス
イッチ41aを操作するだけで通常の白米を炊飯できる
という状況に慣れ、ユーザが稀にしか使用しない炊き込
み等の炊飯メニューに設定した状態で放置し、その操作
状況を忘れて頻繁に使用する白米を炊飯しようとした場
合の不都合を軽減できる。
【0083】次に、前記マイコン66の起動処理につい
て説明する。商用電源と接続状態になり、または、スイ
ッチ操作によって電気回路的に省電力機能が解除され、
電源入力ポート66aに5Vの直流電圧および接続ポー
ト66dにゼロクロス周波が入力されると、マイコン6
6は、図11に示すように、まず、ステップS40で、
接続ポート66bをLoな状態からHiインピーダンス
な状態とする。これにより、前述のように、直流電源回
路31からの電力(5Vの直流電圧)の供給が継続され
る。
【0084】ついで、ステップS41で、省電力機能を
実行しても良い状態か悪い状態かを示すfbに1が入力
されているか否かを検出する。そして、fbが1でない
場合にはステップS42に進み、バックアップカウンタ
をストップしてステップS43に進み、fbが1である
場合にはステップS43に進む。
【0085】ステップS43では、スイッチが操作され
ているか否かを検出し、操作されている場合にはステッ
プS44に進み、操作されていない場合には、後述する
ステップS44からステップS46をスキップして図1
2に示すステップS47に進む。
【0086】ステップS44では、いずれのスイッチ4
1a〜41hが操作されたかを判別した後、ステップS
45で、判別した操作スイッチをメモリに記憶する。そ
して、ステップS46で、この電源復帰の際に操作され
たスイッチがあることを示すfaに1を入力して図12
に示すステップS47に進む。なお、前記ステップS4
0からステップS44に至るまでに必要な時間は、約
0.05秒である。そのため、ユーザが普通に操作した
場合、必ずいずれのスイッチを操作したかを判別するこ
とができる。
【0087】図12に示すように、ステップS47で
は、省電力機能を実行中であることを示すfcに1が入
力されているか否かを検出し、fcが1である場合(省
電力機能の実行状態)にはステップS48に進み、fc
が1でない場合(商用電源と接続した状態)にはステッ
プS56に進む。
【0088】ステップS48では、表示パネル9の省電
力表示19を非表示とした後、ステップS49で、前記
fcを0とする。
【0089】その後、ステップS50で、RAMが既に
初期化されているか否かを検出し、初期化済みでない場
合にはステップS51に進み、RAMの初期化処理を実
行してステップS52に進む。また、既に初期化済みで
ある場合にはステップS51をスキップしてステップS
52に進む。
【0090】ステップS52では、周波数判別処理を実
行した後、ステップS53で、AD入力読込処理を実行
する。そして、ステップS54で、ADが確定したか否
かを検出し、確定した場合にはステップS55に進み、
各ポート66b〜66gの設定処理を実行してリターン
する。また、ADが確定していない場合にはステップS
53に戻り、確定するまで繰り返す。
【0091】なお、前記RAMの初期化処理、周波数判
別処理、AD入力読込処理、および、ポート設定処理
は、周知のマイコン66が実行する処理である。また、
これらの処理(ステップS50からステップS55)を
実行するまでに必要な時間は、使用するマイコン66の
機能によって多少異なるが、0.4秒から0.5秒程度
の時間を必要とする。そのため、前記ステップS44の
操作スイッチの判別より先に、これらの設定動作を実行
するようにした場合、ユーザは約1秒程度スイッチを操
作し続けなければ、ワンアクションで操作したスイッチ
を認識させ、希望の動作を実行させることはできない。
【0092】一方、前記ステップS47で、fcが1で
ない場合にはステップS56で、faに1が入力されて
いるか否かを検出する。そして、faが1である場合に
はステップS57に進み、faが1でない場合にはステ
ップS50に進む。
【0093】ステップS57では、操作されたスイッチ
がテストモードを実行するスイッチであるか否かを判断
する。そして、テストモードの実行スイッチである場合
にはステップS58に進み、周知のテストモード処理を
実行した後にリターンする。また、操作されたスイッチ
がテストモードの実行スイッチでない場合にはステップ
S59に進み、faを0としてステップS50に進む。
【0094】このように、本発明の炊飯器1では、省電
力機能の実行中には、直流電源回路31からの出力を完
全に停止するようにしているため、マイコン66にとっ
ては、省電力機能を実行している状態と、商用電源34
との非接続状態では、同一の環境であるが、商用電源3
4との接続状態を検知する検知手段として電源接続検知
回路60を設けているため、商用電源34との接続状態
を検知することができる。そのため、前記のように、電
源コードを商用電源34に接続し、かつ、特定のスイッ
チを操作した時のみ、出荷の際やメンテナンスの際に製
造メーカでの作業者のみが使用するテストモードを実行
するようにできる。その結果、ユーザがスイッチを操作
して電源回路の動作を復帰させた場合には、前記テスト
モードが不用意に実行される可能性を無くすことができ
る。
【0095】また、製造メーカでの出荷時には、作業者
は複数の炊飯器1を設定する必要があるが、テストモー
ドを実行することにより、バックアップ時間がリセット
されるため、作業中に省電力機能が実行されることによ
る作業時間の無駄を防止できる。
【0096】さらに、省電力機能の実行状態でスイッチ
41a〜41hを操作することによって直流電源回路3
1を復帰させた場合には、前述のように、いずれのスイ
ッチ41a〜41hが操作されたかを判別した後に、該
マイコン66自身の初期設定動作を実行するようにして
いる。そのため、ユーザは、スイッチをワンアクション
で操作するだけで、確実に電源を復帰させるとともにマ
イコン66を立ち上げ、希望の動作を実行させることが
できる。
【0097】次に、マイコン66による省電力機能実行
可否判断処理について説明する。例えば、一次電池48
の電力が消耗してバックアップ不可能になった場合、電
池回路47によるバックアップ時間は零にリセットされ
る。この状態で、商用電源34と非接続状態とし、一次
電池48を交換すると、マイコン66は、図13に示す
ように、まず、ステップS60で、バックアップカウン
タをスタートさせる。なお、本実施形態では、バックア
ップカウンタによるカウント時間を60秒としている
が、その時間は希望に応じて変更可能である。
【0098】ついで、ステップS61で、バックアップ
カウンタがカウントアップしたか否かを検出する。そし
て、カウントアップした場合にはステップS62に進
み、バックアップカウンタをリセットした後、ステップ
S63で、fbに1を入力して省電力機能を実行できる
状態としてリターンする。また、カウントアップしてい
ない場合にはステップS62,S63をスキップしてリ
ターンする。
【0099】このように、本実施形態では、省電力機能
を実行する条件の1つとして、電池回路47によるバッ
クアップ時間が60秒を越えている状態であるようにし
ている。そして、この電池回路47によってバックアッ
プ不可能な状態になると、前記バックアップ時間は機械
的にリセットされるため、省電力機能の実行が不可能に
なる。その結果、商用電源34に電源コードを接続して
いるにも拘わらず、省電力機能を実行することにより現
時刻がリセットされるという不都合を防止できる。な
お、前述のように、製造メーカでは出荷前にテストモー
ドが実行されるため、ユーザが購入した状態では既にバ
ックアップ時間は60秒を経過している。
【0100】次に、マイコン66による省電力表示処理
について説明する。省電力機能を実行すると、マイコン
66は、図14に示すように、まず、ステップS70
で、省電力表示19が表示中であることを示すfeが、
今回の省電力機能において1(表示)から0(非表示)
になっているか否かを検出する。そして、feが1から
0になっている場合にはリターンし、feが1から0に
なっていない場合にはステップS71に進む。即ち、こ
のfeは、省電力機能を実行して初めて図示のサブルー
チンに移行した場合には0であり、それ以後に移行した
場合には1である。
【0101】ステップS71では、電源接続検知回路6
0からのゼロクロス周波が接続ポート66eに入力され
ているかを60秒毎に検出するための60秒タイマが動
作中であるか否かを検出する。そして、動作中でない場
合にはステップS72に進み、60秒タイマを動作させ
てステップS74に進む。また、動作中である場合には
ステップS73に進み、60秒タイマがカウントアップ
したか否かを検出し、カウントアップした場合にはステ
ップS74に進み、カウントアップしていない場合には
リターンする。
【0102】ステップS74では、60秒タイマを停止
した後、ステップS75で、前記電源接続検知回路60
からのゼロクロス周波が接続ポート66eに入力されて
いるか否かを検出する。そして、ゼロクロス周波が入力
されている場合にはステップS76に進み、省電力表示
19を表示させた後、ステップS77で、前記feに1
を入力してリターンする。また、ゼロクロス周波が入力
されていない場合にはステップS78に進み、省電力表
示19を非表示させた後、ステップS77で、前記fe
に0を入力してリターンする。
【0103】このように、本発明の炊飯器1では、前記
省電力機能の実行中には、その状況を表示パネル9に表
示するため、ユーザが商用電源34と非接続状態か、省
電力機能の実行状態かを容易に判断でき、使用上の利便
性を向上できる。
【0104】次に、マイコン66による炊飯スイッチ検
出処理について説明する。前記図8に示すステップS1
2で操作されたスイッチが炊飯スイッチ41aである場
合には、マイコン66は、図15に示すように、まず、
ステップS80で、予約炊飯の設定であるか否かを検出
し、予約炊飯設定である場合にはステップS81に進
み、予約炊飯設定ではない場合にはステップS85に進
む。
【0105】ステップS81では、ユーザが設定した炊
き上がり時間から炊飯時間を減算した炊飯開始時刻を設
定した後、ステップS82で、表示パネル9の液晶表示
部10における予約メニューの印表示17を点灯させ、
ステップS83で、変更可能メニューの印表示17を点
滅させる。
【0106】その後、ステップS84で、ステップS8
1で設定した炊飯開始時刻になったか否かを検出し、炊
飯開始時刻になった場合にはステップS85に進み、炊
飯開始時刻になっていない場合にはステップS86に進
む。
【0107】ステップS85では、後述する予熱処理を
実行した後、図16に示すステップS88に進む。
【0108】一方、ステップS86では、この予約炊飯
待機中にメニュースイッチ41fの操作部25が操作さ
れたか否かを検出し、操作を検出した場合にはステップ
S87に進み、後述する予約メニュー変更処理を実行し
てステップS82に戻る。また、操作を検出しない場合
にはステップS84に戻る。
【0109】前記ステップS85の予熱処理が終了する
と、図16に示すように、ステップS88では、誘導加
熱コイル5に対して100%の電力(フルパワー)を供
給した後、ステップS89で、内鍋2の温度上昇勾配に
よって炊飯容量を判別する。
【0110】そして、ステップS90で、内鍋2内が沸
騰するまで待機し、内鍋2内が沸騰すると、ステップS
91で、内鍋2内が沸騰状態を維持するように誘導加熱
コイル5を電力制御する。
【0111】その後、ステップS92で、内鍋2内のド
ライアップを検出するまで沸騰状態を維持しながら待機
し、ドライアップを検出すると、ステップS93で、炊
き上げ工程を実行する。
【0112】前記炊き上げが終了すると、ステップS9
4で、周知のむらし工程を実行した後、ステップS95
で、再び誘導加熱コイル5に約10〜20%通電をして
2度炊きをし、周知の保温処理に移行する。
【0113】次に、マイコン66による予熱処理につい
て説明する。ユーザが炊飯スイッチを操作して通常の炊
飯動作を実行すると、または、予約炊飯において予約開
始時間になると、マイコン66は、図17に示すよう
に、まず、ステップS100で、誘導加熱コイル5への
通電をオンする。
【0114】ついで、ステップS101で、炊飯メニュ
ーを変更可能な時間を制限する5分タイマをスタートさ
せた後、ステップS102で、設定されている現状の炊
飯メニューを読み込む。ここで、前記5分という時間
は、予熱時間が最も短い「急速炊飯」の予熱時間以内で
ある。そのため、いずれの炊飯メニューから希望の炊飯
メニューに変更しても、その変更した炊飯メニューでの
味やかたさ等の炊き上がり状態には影響は及ばない。な
お、前記タイマによってカウントする時間は、その時間
は希望に応じて変更可能である。
【0115】そして、ステップS103で、表示パネル
9の液晶表示部10において、現炊飯メニューに対応す
る印表示17を点灯させた後、ステップS104で、他
の変更可能メニューに対応する印表示17を点滅させ
る。
【0116】その後、ステップS105で、周知の方式
で誘導加熱コイル5に電力を通電して前記内鍋2内を所
定温度に加熱制御する。
【0117】次に、ステップS106で、前記5分タイ
マがカウントアップしたか否かを検出する。そして、カ
ウントアップを検出すると、ステップS107で、表示
パネル9の液晶表示部10における点滅中の印表示部1
7を消灯させてリターンする。一方、ステップS106
で、5分タイマがカウントアップしたことを検出しない
場合にはステップS108に進む。
【0118】ステップS108では、メニュースイッチ
41fが操作されたか否かを検出する。そして、メニュ
ースイッチ41fの操作を検出した場合にはステップS
109に進み、メニュースイッチ41fの操作を検出し
ない場合にはステップS105に戻る。
【0119】ステップS109では、炊飯設定が予約炊
飯であるか否かを検出する。そして、予約炊飯でない場
合にはステップS110に進み、後述する通常炊飯設定
における炊飯メニュー変更処理を実行してステップS1
01に戻り、予約炊飯である場合にはステップS111
に進み、後述する予約炊飯設定における炊飯メニュー変
更処理を実行してステップS101に戻る。
【0120】次に、マイコン66による通常炊飯設定時
の炊飯メニュー変更処理について説明する。この炊飯メ
ニュー変更処理では、マイコン66は、図18に示すよ
うに、まず、ステップS120で、現炊飯メニューが
「ふつう」であるか否かを検出する。そして、「ふつ
う」である場合にはステップS121に進み、炊飯メニ
ューを「やわらかめ」に設定してリターンし、「ふつ
う」でない場合にはステップS122に進む。
【0121】ステップS122では、現炊飯メニューが
「やわらかめ」であるか否かを検出する。そして、「や
わらかめ」である場合にはステップS123に進み、炊
飯メニューを「かため」に設定してリターンし、「やわ
らかめ」でない場合にはステップS124に進む。
【0122】ステップS124では、現炊飯メニューが
「かため」であるか否かを検出する。そして、「かた
め」である場合にはステップS125に進み、炊飯メニ
ューを「急速炊飯」に設定してリターンし、「かため」
でない場合には図19に示すステップS126に進む。
【0123】図19に示すように、ステップS126で
は、現炊飯メニューが「急速炊飯」であるか否かを検出
する。そして、「急速炊飯」である場合にはステップS
127に進み、炊飯メニューを「炊き込み」に設定して
リターンし、「急速炊飯」でない場合にはステップS1
28に進む。
【0124】ステップS128では、現炊飯メニューが
「炊き込み」であるか否かを検出する。そして、「炊き
込み」である場合にはステップS129に進み、炊飯メ
ニューを「おこわ」に設定してリターンし、「炊き込
み」でない場合にはステップS130に進む。
【0125】ステップS130では、現炊飯メニューが
「おこわ」であるか否かを検出する。そして、「おこ
わ」である場合にはステップS131に進み、炊飯メニ
ューを「おかゆ」に設定してリターンし、「おこわ」で
ない場合にはステップS132に進み、炊飯メニューを
「ふつう」に設定してリターンする。
【0126】次に、マイコン66による予約炊飯設定時
の炊飯メニュー変更処理について説明する。前記図15
のステップS86または図17のステップS108でメ
ニュースイッチ41fの操作を検出すると、マイコン6
6は、図20に示すように、まず、ステップS140
で、予約された現炊飯メニューが「ふつう」であるか否
かを検出する。そして、現炊飯メニューが「ふつう」で
ある場合にはステップS141に進み、炊飯メニューを
「やわらかめ」に設定してリターンし、現炊飯メニュー
が「ふつう」でない場合にはステップS142に進む。
【0127】ステップS142では、予約された現炊飯
メニューが「やわらかめ」であるか否かを検出する。そ
して、現炊飯メニューが「やわらかめ」である場合には
ステップS143に進み、炊飯メニューを「かため」に
設定してリターンし、現炊飯メニューが「やわらかめ」
でない場合にはステップS144に進む。
【0128】ステップS144では、予約された現炊飯
メニューが「かため」であるか否かを検出する。そし
て、現炊飯メニューが「かため」である場合にはステッ
プS145に進み、炊飯メニューを「おかゆ」に設定し
てリターンし、現炊飯メニューが「かため」でない場合
にはステップS146に進み、炊飯メニューを「ふつ
う」に設定してリターンする。
【0129】このように、本実施形態では、炊飯スイッ
チ41aを操作した後、予約炊飯設定における炊飯開始
までの予約タイマ中を含み、炊飯動作を開始して所定時
間は希望する他の炊飯メニューに変更可能に構成してい
る。そして、その変更可能な時間は、全炊飯メニューに
おいて加熱制御が略共通する予熱処理の工程までとして
いるため、炊飯メニューを変更しても、炊き上がりの味
に影響が及ぶことはない。
【0130】その結果、ユーザは、省電力状態におい
て、単に炊飯スイッチを操作することによって電力を復
帰させて炊飯動作を開始させた後、設定する炊飯メニュ
ーが間違っていることに気付いた際、とりけしスイッチ
を操作して炊飯動作を停止することなく、炊飯メニュー
を変更することができる。そのため、操作性の向上を図
ることができる。
【0131】なお、本発明の炊飯器は前記実施形態の構
成に限定されるものではない。例えば、前記実施形態で
は、炊飯メニューを設定するためのメニュースイッチ4
1fが最後に操作された場合には、所定時間は省電力機
能の実行を不可能としたが、予約炊飯を含む炊飯制御動
作やクリーニング制御動作を実行する実行スイッチまた
は設定条件や制御動作を停止するとりけしスイッチ41
eの場合のみ前記省電力機能の実行を可能としてもよ
い。
【0132】また、前記実施形態では、電源起動回路4
0は、全てのスイッチ41a〜41hを起動スイッチと
して適用したが、特定のスイッチを起動スイッチとして
利用してもよいうえ、専用の起動スイッチを設けてもよ
い。
【0133】さらに、前記実施形態では、予約時間中お
よび炊飯動作を開始して特定の時間内であれば炊飯メニ
ューを変更できるようにしたが、味やかたさ等の炊き上
がり状態に影響が及ばない「おかゆ」を除き、予め設定
した予熱時間を越えた炊飯メニューへの変更はできない
ようにし、予熱時間を越えていない炊飯メニューへの炊
飯メニュー変更のみ可能としてもよい。即ち、経時的に
変更可能な炊飯メニューが少なくなるようにしてもよ
い。この場合、前記実施形態のように、変更可能な炊飯
メニューの印表示17を点灯させる等し、変更不可能と
なると、点灯状態から消灯状態に移行するようにすれ
ば、ユーザが判断し易くなる。また、現状の炊飯メニュ
ーおよび変更可能メニューの表示方式は、種々の変形が
可能である。
【0134】さらにまた、前記実施形態では、炊飯動作
を開始して所定時間内であれば全ての炊飯メニューに変
更可能としたが、一部の炊飯メニューに限定して変更可
能としてもよい。
【0135】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の炊飯器では、省電力機能の実行状態では、電源回路か
らの電力の出力を停止するようにしているため、従来例
と比較して、商用電源の消費を大幅に低減することがで
きる。また、ユーザが最後に操作したスイッチが、少な
くとも炊飯メニューを設定するためのメニュースイッチ
である場合には、省電力機能の実行を不可能としている
ため、例えば、ユーザが炊飯条件を設定した後に、洗米
作業をしている間に省電力機能が実行されることによ
り、ユーザが違和感を感じる等の不都合を防止できる。
【0136】さらに、前記メニュースイッチの操作から
所定時間経過すると、前記省電力機能を実行可能に構成
しているため、ユーザが炊飯設定を途中で中断し、何等
かの都合で炊飯動作を実行せずに放置した際に、省電力
機能が実行されないという不都合を防止できる。
【0137】さらにまた、前記電源回路が電力の出力停
止した状態から出力状態に復帰する際に、前記記憶した
炊飯メニューに設定するように構成しているため、ユー
ザが単に炊飯動作を開始するための炊飯スイッチを操作
して省電力機能を解除すると同時に炊飯動作を実行した
際の不都合を軽減できる。
【0138】かつ、前記複数のスイッチのうち、予約炊
飯動作または炊飯動作を開始する炊飯スイッチを操作し
た後、所定時間は希望する他の炊飯メニューに変更可能
としているため、ユーザが、省電力状態において、単に
炊飯スイッチを操作することによって電力を復帰させて
炊飯動作を開始させた後、設定した炊飯メニューが間違
っていることに気付いた際、とりけしスイッチを操作し
て炊飯動作を停止することなく、炊飯メニューを変更す
ることができる。その結果、作業性の向上を図ることが
できるうえ、2度重複して同じような処理を行うことが
ないため、味やかたさ等の炊き上がり状態に影響が及ぶ
ことを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の炊飯器を示す概略図である。
【図2】 炊飯器の表示パネルを示す正面図である。
【図3】 炊飯器の回路基板を示す回路図である。
【図4】 商用電源に接続した際の回路基板の動作を示
すシステムフローチャートである。
【図5】 商用電源との接続を解除した際の回路基板の
動作を示すシステムフローチャートである。
【図6】 省電力機能を実行した際の回路基板の動作を
示すシステムフローチャートである。
【図7】 省電力機能の実行状態から起動する際の回路
基板の動作を示すシステムフローチャートである。
【図8】 供給される電力に応じたマイコンの動作を示
すフローチャートである。
【図9】 図8の続きのフローチャートである。
【図10】 図9の続きのフローチャートである。
【図11】 図8の起動処理のフローチャートである。
【図12】 図11の続きのフローチャートである。
【図13】 図8の省電力実行判断処理のフローチャー
トである。
【図14】 図8の省電力表示処理のフローチャートで
ある。
【図15】 図9の炊飯スイッチ検出処理のフローチャ
ートである。
【図16】 図15の続きのフローチャートである。
【図17】 図15の予熱処理のフローチャートであ
る。
【図18】 図17の通常炊飯設定での炊飯メニュー変
更処理を示すフローチャートである。
【図19】 図18の続きのフローチャートである。
【図20】 図17の予約炊飯設定での炊飯メニュー変
更処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…炊飯器、2…内鍋、3…本体、4…蓋体、5…誘導
加熱コイル、6…内鍋用温度センサ、7…蓋ヒータ、8
…蓋体用温度センサ、9…表示パネル、10…液晶表示
部、19…省電力表示、30…回路基板、31…直流電
源回路、34…商用電源、35…電源制御回路、40…
電源起動回路、41a…炊飯スイッチ、41f…メニュ
ースイッチ、46…駆動回路、47…電池回路、48…
一次電池、51…ゼロクロス回路、60…電源接続検知
回路、66…マイコン。
フロントページの続き (72)発明者 入江 正治 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象印マホービン株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−318700(JP,A) 特開 平11−276344(JP,A) 特開 平11−56633(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 109

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内鍋と、該内鍋を加熱する加熱手段や温
    度センサ等の負荷部品と、各負荷部品を制御する駆動回
    路と、前記負荷部品および駆動回路に電力を供給する電
    源回路と、ユーザが操作する複数のスイッチと、操作さ
    れたスイッチに応じて前記駆動回路を介して負荷部品を
    制御するマイコンとを備えた炊飯器において、 前記マイコンが全ての負荷部品が非動作中であると判断
    すると前記電源回路から電力の出力を停止する一方、こ
    の電力の出力停止状態で前記複数のスイッチのうち少な
    くともいずれか1つのスイッチが操作されると前記電源
    回路から電力を出力させる省電力機能を設け、 前記複数のスイッチのうち、最後にユーザが操作したス
    イッチが少なくとも炊飯メニューを設定するメニュース
    イッチである場合、前記省電力機能の実行を不可能とす
    るようにしたことを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記メニュースイッチの操作から所定時
    間経過すると、前記省電力機能を実行可能とするように
    したことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 前記マイコンは、複数の炊飯メニューを
    炊飯制御するとともに、これら炊飯メニューのうち所定
    の炊飯メニューを記憶するもので、前記電源回路が電力
    の出力停止した状態から出力状態に復帰する際に、前記
    記憶した炊飯メニューに設定するようにしたことを特徴
    とする請求項2に記載の炊飯器。
  4. 【請求項4】 前記複数のスイッチのうち、予約炊飯動
    作または炊飯動作を開始する炊飯スイッチを操作した
    後、所定時間は希望する他の炊飯メニューに変更可能と
    したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    1項に記載の炊飯器。
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