JP3520280B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP3520280B2
JP3520280B2 JP2001392043A JP2001392043A JP3520280B2 JP 3520280 B2 JP3520280 B2 JP 3520280B2 JP 2001392043 A JP2001392043 A JP 2001392043A JP 2001392043 A JP2001392043 A JP 2001392043A JP 3520280 B2 JP3520280 B2 JP 3520280B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の炊飯器は、ユーザが希望の炊き
上げ状態を設定するためのスイッチや液晶表示部を備え
ている。また、近年の炊飯器には、希望の時刻に炊き上
げを可能とする予約炊飯機能が搭載されており、現在時
刻を入力することにより、現在時刻をカウントして前記
液晶表示部に表示する時計機能が搭載されている。
【0003】前記炊飯器は、ユーザが商用電源から電源
コードを抜いた状態で前記時計機能がリセットされるの
を防止するため、バックアップ電源回路が搭載されてい
る。そして、このバックアップ電源回路には、部品点数
の増加の防止、および、コストダウンを図るために、充
電不可能な一次電池が主に利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記炊
飯器では、ユーザはバックアップ用の一次電池の残量を
判別できないため、バックアップ不可能になって初めて
電池が使用不可能な状態になったことを認識できる。ま
た、このバックアップ不可能な状態でも、電源コードを
商用電源に接続すれば、何ら変わりなく使用できるた
め、ユーザは電池が使用不可能な状態であることを忘
れ、再び電源コードを商用電源から抜いた際に思い出す
ことが多く、商用電源に接続する度に現在時刻をセット
するという煩わしさを感じさせるという問題がある。
【0005】この問題を防止するためには、近年、種々
の電気製品に搭載されているように、電池容量を液晶表
示部に表示できるようにする方法が考えられる。しか
し、この場合、電池電圧を検出するための構成が必要に
なり、コスト高になるという問題がある。
【0006】そこで、本発明では、コストアップするこ
となく、バックアップ用の1次電池によるバックアップ
不可能状態を簡単に判別できるようにし、ユーザは勿
論、製造メーカにおいても利便性を向上できる炊飯器を
提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の炊飯器は、炊飯鍋を加熱する加熱手段や現
在時刻などを表示する液晶表示部などの負荷部品と、該
負荷部品を制御して炊飯制御を実行する制御手段と、商
用電源から供給される交流電圧を前記負荷部品や制御手
段が動作可能な直流電圧に変換して出力する主電源回路
と、前記商用電源との接続状態を検知する検知手段と、
商用電源との非接続時に前記液晶表示部や制御手段が動
作可能な直流電圧を供給するバックアップ電源回路とを
備えた炊飯器において、前記商用電源との接続状態で所
定容量の電圧を充電する充電回路と、前記商用電源との
非接続状態で前記バックアップ電源回路によるバックア
ップが可能か否かを判断する判断手段とを設け、前記制
御手段は、前記判断手段がバックアップ電源回路によっ
てバックアップ不可能と判断すると、前記充電回路によ
り前記液晶表示部を所定時間動作させ、この充電回路に
よる前記液晶表示部の表示形態を、前記バックアップ電
源回路による前記液晶表示部の表示形態と異なるように
構成している。
【0008】具体的には、前記炊飯器では、前記判断手
段は、前記バックアップ電源回路が制御手段に供給する
直流電圧によりバックアップが可能か否かを判断し、バ
ックアップ不可能と判断すると前記制御手段をリセット
するもので、前記制御手段は、リセット状態で供給され
た電圧が前記商用電源からのものか否かで前記バックア
ップ電源回路によるバックアップが可能か否かを検出す
る構成としている。
【0009】前記炊飯器によれば、例えば、バックアッ
プ電源回路を構成する一次電池の残量がバックアップ不
可能な状態になり、また、充電回路の電圧が約2.3V
に低下すると、制御手段は判断手段の指示によりリセッ
トされる。そして、ユーザは、液晶表示部が消灯してい
る状態を見ることにより、バックアップ不可能な状態に
なったことを認識できる。その後、電源コードを商用電
源に接続すると、制御手段は、商用電源からの電圧によ
り動作したことを検知手段によって検知し、バックアッ
プ電源回路によってバックアップ不可能な状態であるこ
とを検出する。そのため、再び電源コードが商用電源か
ら抜かれると、制御手段は充電回路の電圧により動作し
ていると判断し、通常のバックアップ状態とは異なる表
示形態で表示を行う。
【0010】その結果、ユーザは、その液晶表示部の表
示形態を見ることにより、バックアップ不可能な状態に
なっていることを思い出すことができ、修理を依頼した
り、直ちに電源コードを商用電源に差し込むなどの対処
を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は、本発明の実施形態に係る炊
飯器を示す。この炊飯器は、炊飯鍋1と、該炊飯鍋1を
収容する炊飯器本体2と、該炊飯器本体2に回動可能に
取り付けられる蓋体9とからなる。
【0012】前記炊飯鍋1は、熱伝導率が高いアルミな
どからなる鍋母材の外面に、誘導加熱コイル5への高周
波電流の通電時に生じる渦電流によって電磁誘導加熱さ
れる強磁性材料をコーティングや接合などを施したもの
である。
【0013】前記炊飯器本体2は、有底筒形状をなす胴
体3の内部に、前記炊飯鍋1を収容する非導電性材料か
らなる保護枠4を備えている。これら胴体3と保護枠4
との間には、加熱手段である誘導加熱コイル5と、炊飯
鍋用温度センサ6と、制御基板28と、冷却手段である
ファンとが配設されている。また、この制御基板28の
前部には、後述する操作パネル10の背部に位置し、マ
イクロコンピュータ(以下、マイコン46と略する。)
を実装した表示基板29が配設されている。なお、前記
誘導加熱コイル5は、フェライトコア7によって該フェ
ライトコア7と前記保護枠4との間に位置決めされてい
る。また、前記制御基板28とファンは、基板ホルダー
8によって一体に取り付けられている。この基板ホルダ
ー8には、バックアップ用の一次電池36が電池基板3
0とともに着脱可能に装着されている。
【0014】前記蓋体9は、上板と下板からなる外装体
の底面に、前記炊飯鍋1の上端開口を密閉する内蓋を配
設した周知のものである。
【0015】前記炊飯器本体2の正面には、図2に示す
操作パネル10が配設されている。この操作パネル10
は、中央に配設された液晶表示方式の液晶表示部11の
周りに、炊飯条件を入力するための複数のスイッチ19
〜27が配設されている。
【0016】前記液晶表示部11は、後述するマイコン
46が内蔵したドライバによって表示するセグメント表
示方式のもので、ユーザがスイッチ19〜27を操作す
ることによる設定状態などを意味する表示部12〜18
を備えている。本実施形態の液晶表示部11には、中央
に、24時間の時刻表示を可能とした数値表示部12、
保温時刻などの単位を表す時間表示部13、および、炊
飯残時間などの単位を表す分表示部14が設けられてい
る。また、これらの両側には、炊飯メニューなどを意味
する「白米」、「ふつう」、「やわらかめ」、「かた
め」、「急速」、「炊きこみ」、「おこげ」、「すしめ
し」、「おかゆ」、「おこわ」、「分づき米」、「玄
米」、「クリーニング」というメニュー表示部15が設
けられている。さらに、数値表示部の下方には、記憶さ
れた時間帯を意味する朝、昼、晩のマークを有する2組
の予約設定表示部16A,16Bが設けられている。さ
らにまた、前記数値表示部12の上方には、電池交換を
要することを意味する電池交換表示部17、および、再
加熱中であることを示す再加熱表示部18が設けられて
いる。
【0017】前記液晶表示部11の周囲に配設したスイ
ッチとしては、炊飯スイッチ19、メニュースイッチ2
0、保温スイッチ21、おやすみ保温スイッチ22、と
りけしスイッチ23、予約1スイッチ24、予約2スイ
ッチ25、△スイッチ26、および、▽スイッチ27が
設けられている。
【0018】前記制御基板28は、電気回路を構成する
多数の電子部品、および、ヒートシンクが実装され、基
板ホルダー8によって装着されるものである。
【0019】前記制御基板28、前記液晶表示部11を
実装した表示基板29および一次電池36を実装した電
池基板30は、図示しない電線とコネクタ接続される。
具体的には、これらの基板28,29,30による前記
液晶表示部11への電源供給回路は、図3に示すよう
に、主電源回路31と、バックアップ電源回路34と、
充電回路39と、分圧回路41と、電圧降下回路43
と、ゼロクロス回路45とと、リセットIC48とを備
えている。
【0020】前記主電源回路31は、商用電源32と導
電路33a,33bにより接続される一方、マイコン4
6のポート47a,47bとそれぞれ導電路33c,3
3dを介して接続されている。この主電源回路31は、
前記導電路33a,33bを介して前記商用電源32か
ら供給された交流電圧を、第1の電圧値(本実施形態で
は5V)を有する直流電圧VCC,VDDに変換し、導
電路33c,33dを介してマイコン46のポート47
a,47bに供給する。
【0021】前記バックアップ電源回路34は、前記電
池基板30に実装されるもので、前記導電路33dの分
岐点35aから分岐して設けられており、3Vの一次電
池36に、逆流防止のためのダイオード37および抵抗
38を直列に接続して構成されている。
【0022】前記充電回路39は、前記制御基板28に
実装されるもので、前記導電路33dのバックアップ電
源回路34の分岐点35aとマイコン46の間に位置す
る分岐点35bから分岐して設けられており、蓄電素子
であるコンデンサ40により構成されている。ここで、
このコンデンサ40は、蓄電容量が約220μFであ
り、その蓄電した電力によりマイコン46および液晶表
示部11を約1分動作させることができるものである。
【0023】前記分圧回路41は、主電源回路31また
はバックアップ電源回路34から供給される直流電圧か
ら、液晶表示部11を駆動するための複数の直流電圧を
生成し、マイコン46に供給する機能を有しており、前
記導電路33dのバックアップ電源回路34の分岐点3
5aとマイコン46の間に位置する分岐点35cに調整
用の抵抗41aを介して接続されている。本実施形態で
は、分圧回路41は、直列に接続された3個の抵抗42
a,42b,42cを備え、分岐点35d,35e,3
5fはそれぞれマイコン46のポート47c,47d,
47eに接続されている。
【0024】前記電圧降下回路43は、前記分圧回路4
1に供給される電圧を前記第1の電圧値(5V)から第
2の電圧値(3V)に電圧降下させる機能を有する。本
実施形態では、電圧降下回路43は抵抗44からなり、
この抵抗44の一端は分圧回路41の分岐点35dに接
続され、他端はマイコン46のポート47fに接続され
ている。
【0025】前記ゼロクロス回路45は、前記商用電源
32と主電源回路31を接続する導電路33a,33b
の分岐点35g,35hから分岐するモニタ用の導電路
33e,33fに接続されている。また、ゼロクロス回
路45は信号送信用の導電路33gを介してマイコン4
6のポート47gに接続されている。このゼロクロス回
路45は、商用電源32が出力する正弦波形の交流電圧
の電圧値が0となる度に、ゼロクロスパルス信号SCを
前記マイコン46のポート47gに送信する。即ち、こ
のゼロクロス回路45は、商用電源32との接続状態を
検知する検知手段の役割をなす。
【0026】前記リセットIC48は、直流電圧VDD
に接続されるとともに、マイコン46のポート47hに
接続されている。このリセットIC48は、最低2.2
Vの直流電圧が入力されることにより動作可能なマイコ
ン46に対し、その電圧より低い電圧が供給されるとい
う電圧不足状態で動作することによる誤動作を防止する
ために、マイコン46に供給される電圧が2.3Vまで
低下すると該マイコン46をリセット状態とするもので
ある。即ち、このリセットIC48は、商用電源32と
の非接続状態で、前記バックアップ電源回路34による
バックアップが可能か否かを判断する判断手段の役割を
なす。
【0027】前記表示基板29に実装したマイコン46
は、記憶されたプログラムに従って従来と同様に誘導加
熱コイル5を制御して炊飯制御および保温制御を実行す
る。この際、前記ゼロクロス回路45から入力されたゼ
ロクロスパルス信号SCを受信したタイミングで前記各
負荷部品を制御することにより、各負荷部品の損傷を防
止し、長寿命化を図っている。
【0028】また、本実施形態のマイコン46は、商用
電源32と電源コードとの非接続状態において、リセッ
ト状態で最初に供給された電圧が前記商用電源32から
のものか否かで、前記バックアップ電源回路34による
バックアップが可能な状態か否かを検出する。そして、
商用電源32からの通電が停止された状態で、バックア
ップ電源回路34からの電圧で停電処理を行う場合、前
記液晶表示部11を点灯表示する一方、充電回路39か
らの電圧で一時的に停電処理を行う場合、前記液晶表示
部11を点滅表示する構成とし、その表示形態を異なる
ようにしている。
【0029】次に、前記電源供給回路の動作について説
明する。商用電源32に電源コードを接続することによ
り、主電源回路31へ交流電圧が供給されているとき
は、主電源回路31から導電路33c,33dを介して
マイコン46のポート47a,47bにそれぞれ5Vの
直流電圧VCC,VDDが供給される。
【0030】この交流電圧供給中には、ゼロクロス回路
45からマイコン46のポート47gにゼロクロスパル
ス信号SCが送信される。そして、ゼロクロスパルス信
号SCを受信中のマイコン46は、ポート47fからロ
ーレベルの信号SDを前記電圧降下回路43に出力す
る。その結果、分圧回路41に供給される直流電圧は3
Vとなり、この3Vの直流電圧から抵抗42a,42
b,42cにより生成された液晶表示部11を駆動する
ための直流電圧VLCD1,VLCD2,VLCD3が
マイコン46のポート47c,47d,47eに供給さ
れる。
【0031】一方、ユーザが商用電源32から電源コー
ドを抜くことにより、主電源回路31への交流電圧の供
給が停止しているときは、主電源回路31からの直流電
圧(5V)の供給が停止し、マイコン46のポート47
aへ供給される直流電圧VCCは0Vになる。また、交
流電圧供給停止中は、バックアップ電源回路34の一次
電池36からマイコン46のポート47bへ3Vの直流
電圧VDDが供給される。
【0032】なお、交流電圧供給停止中は、ゼロクロス
回路45からマイコン46のポート47gへのゼロクロ
スパルス信号SCの送信はない。そして、ゼロクロスパ
ルス信号SCを非受信中のマイコン46は、前記ポート
47fからハイレベルの信号SDを前記電圧降下回路4
3に出力する。その結果、電圧降下回路43は非駆動状
態となり、分圧回路41に供給される直流電圧は3Vと
なり、この3Vの直流電圧から抵抗42a,42b,4
2cにより生成された液晶表示部11を駆動するための
直流電圧VLCD1,VLCD2,VLCD3がマイコ
ン46のポート47c,47d,47eに供給される。
【0033】さらに、主電源回路31への交流電圧の供
給が停止し、かつ、バックアップ電源回路34からの直
流電圧VDDの供給も停止しているときは、充電回路3
9のコンデンサ40からマイコン46のポート47bへ
3Vの直流電圧VDDが供給される。なお、その他の動
作は前記バックアップ電源回路34の場合と同様であ
る。
【0034】次に、前記マイコン46による制御につい
て説明する。図4に示すように、マイコン46は、ま
ず、ステップS1で、動作可能な2.3V以上の電圧が
入力されるまで待機し、2.3V以上の電圧が入力され
ると、自身の初期設定処理を実行する。
【0035】ついで、マイコン46は、ステップS3
で、ゼロクロス回路45からのゼロクロスパルスの入力
があるか否かを検出する。そして、ゼロクロスパルスの
入力がある場合にはステップS4に進み、一次電池36
の残量に基づくバックアップ可能な状態であるか否かを
意味するフラグFvに0(バックアップ不可能)を入力
してステップS6に進む。一方、ゼロクロスパルスの入
力がない場合にはステップS5に進み、Fvに1を(バ
ックアップ可能)を入力してステップS6に進む。
【0036】ここで、この種の炊飯器の製造メーカで
は、生産ラインにおいて一次電池36を装着した後、商
用電源32に接続して検査をして出荷するため、ステッ
プS1で最初に入力される電圧はバックアップ電源回路
34の一次電池36からの電圧である。そのため、ステ
ップS1,2,3,5を経てステップS6に至る。この
状態では、液晶表示部11の電池交換表示部17が消灯
される。
【0037】一方、購入したユーザにおいて、バックア
ップ電源回路34の一次電池36によるバックアップ不
可能になった場合には、主電源回路31からの電圧であ
る。そのため、この場合には、ステップS1,2,3,
4を経てステップS6に至る。そして、この状態では、
液晶表示部11のの電池交換表示部17が点灯される。
【0038】ステップS6では、ユーザが電源コードを
商用電源32に接続しているか否かを意味するゼロクロ
スパルスの入力の有無を検出する。そして、ゼロクロス
パルスの入力がある場合(接続状態)にはステップS7
に進み、ゼロクロスパルスの入力がない場合(非接続状
態)にはステップS9に進む。
【0039】ステップS7では、いずれかのスイッチ1
9〜27が操作されたか否かを検出する。そして、いず
れかのスイッチ19〜27が操作された場合にはステッ
プS8に進み、操作されたスイッチに応じた受付処理を
実行してステップS6に戻る。一方、いずれのスイッチ
19〜27も操作されない場合にはそのままステップS
6に戻る。なお、ステップS8のスイッチ受付処理で
は、そのスイッチに応じた設定の入力や、炊飯制御およ
び保温制御の実行など、周知の処理を行う。
【0040】ステップS9では、交流電圧の供給が停止
されたことによる停電処理を実行する。その後、ステッ
プS10で、一次電池36によるバックアップ不可能状
態を意味するリセットIC48からのリセット信号を受
信したか否かを検出する。そして、リセット信号を受信
しない場合にはステップS6に戻り、リセット信号を受
信した場合にはステップS11に進み、自身をリセット
状態する。
【0041】次に、前記停電処理について説明する。こ
の停電処理では、図5に示すように、マイコン46は、
ステップS9−1で、Fvに1が入力されているか否か
を検出する。そして、Fvが1である場合(バックアッ
プ可能な状態)にはステップS9−2に進み、液晶表示
部11を点灯させた通常の表示処理を実行してリターン
する。一方、Fvが1でない場合(バックアップ不可能
な状態)にはステップS9−3に進み、液晶表示部11
を点滅させた警告表示処理を実行してリターンする。
【0042】このように、本発明の炊飯器では、マイコ
ン46がリセット状態で最初に入力された電圧が主電源
回路31による商用電源32からのものであるか、バッ
クアップ電源回路34による一次電池36からのもので
あるかにより、バックアップ電源回路34によってバッ
クアップ可能な状態であるか否かを判断する。そして、
商用電源32との非接続状態では、バックアップ電源回
路34からの電圧による動作状態の場合と、充電回路3
9からの電圧による動作状態の場合とで、前記液晶表示
部11の表示形態とを異なるように構成している。
【0043】そのため、例えば、炊飯器を購入したユー
ザ宅において、バックアップ電源回路34を構成する一
次電池36の残量がバックアップ不可能な状態まで消耗
すると、制御手段はリセットされ、ユーザは液晶表示部
11が消灯している状態を見ることにより、バックアッ
プ不可能な状態になったことを認識できる。しかし、こ
の状態でユーザが直ぐには修理を依頼せず、電源コード
を商用電源32に接続して使用した後、再び電源コード
が商用電源32から抜くと、充電回路39からの電圧に
より動作するため、通常のバックアップ状態とは異なる
点滅表示形態で表示が行われる。
【0044】その結果、ユーザは、その液晶表示部11
の表示形態を見ることにより、バックアップ不可能な状
態になっていることを思い出すことができ、修理を依頼
したり、直ちに電源コードを商用電源32に差し込むな
どの対処を行うことができる。これにより、バックアッ
プ電源回路34によるバックアップ不可能な状態で、商
用電源32から電源コードを抜くことにより、何回もマ
イコン46がリセットされ、商用電源32に接続する度
に現在時刻をセットするなどの煩わしさを防止でき、利
便性の向上を図ることができる。
【0045】しかも、本実施形態では、液晶表示部11
に電池交換表示部17を設け、バックアップ電源回路3
4によってバックアップ不可能な状態では、商用電源3
2との接続状態で電池交換表示部17を点灯させる構成
としているため、より確実にバックアップ不可能な状態
をユーザに認識させることができる。
【0046】なお、本実施形態の炊飯器では、購入した
ユーザのみならず、この種の炊飯器の製造メーカにも顕
著な特徴を有する。即ち、生産ラインにおいて、一次電
池36を装着し忘れたり、電池基板30と表示基板29
とを接続するためのコネクタの装着し忘れ、および、不
完全装着などによる製品不良が生じている場合、検査後
に商用電源32から電源コードを抜くと、同様に通常の
バックアップ状態とは異なる点滅表示形態で表示が行わ
れるため、製品異常を出荷前に発見することができる。
【0047】また、バックアップ用の一次電池36を表
示基板29または制御基板28に実装する形態とした場
合、回路の一部に電気接続用のジャンパーピンを使用す
ることが多く、このジャンパーピンの装着し忘れでも、
前記と同様に出荷前に製品異常を発見することができ
る。
【0048】さらに、前記炊飯器の構成は、従来の炊飯
器と略同一構成であるため、本発明はマイコン46を動
作させるプログラムの一部を変更することにより簡単に
実施可能である。即ち、炊飯器の機械的な設計変更は不
要であるため、コストアップになることを防止できる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の炊飯器は、商用電源との非接続状態で、バックアップ
電源回路の電圧による動作と充電回路の電圧による動作
とで、液晶表示部の表示形態を異なる構成としているた
め、コストアップを防止したうえで、バックアップ用の
一次電池の消耗によりバックアップ不可能となった状態
でのユーザの不都合を解消できる。そのうえ、炊飯器の
製造メーカにおいても、誤装着などによる製品異常状態
での出荷を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る炊飯器の断面図であ
る。
【図2】 炊飯器の操作パネルを示す正面図である。
【図3】 液晶表示部への電源供給回路を示す回路図で
ある。
【図4】 マイコンの制御を示すフローチャートであ
る。
【図5】 図4の停電処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…炊飯鍋、2…炊飯器本体、5…誘導加熱コイル(加
熱手段)、9…蓋体、10…操作パネル、11…液晶表
示部、28…制御基板、29…表示基板、30…電池基
板、31…主電源回路、32…商用電源、34…バック
アップ電源回路、36…一次電池、39…充電回路、4
0…コンデンサ、45…ゼロクロス回路(検知手段)、4
6…マイコン(制御手段)、48…リセットIC(判断手
段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 109 G06F 1/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯鍋を加熱する加熱手段や現在時刻な
    どを表示する液晶表示部などの負荷部品と、該負荷部品
    を制御して炊飯制御を実行する制御手段と、商用電源か
    ら供給される交流電圧を前記負荷部品や制御手段が動作
    可能な直流電圧に変換して出力する主電源回路と、前記
    商用電源との接続状態を検知する検知手段と、商用電源
    との非接続時に前記液晶表示部や制御手段が動作可能な
    直流電圧を供給するバックアップ電源回路とを備えた炊
    飯器において、 前記商用電源との接続状態で所定容量の電圧を充電する
    充電回路と、前記商用電源との非接続状態で前記バック
    アップ電源回路によるバックアップが可能か否かを判断
    する判断手段とを設け、 前記制御手段は、前記判断手段がバックアップ電源回路
    によってバックアップ不可能と判断すると、前記充電回
    路により前記液晶表示部を所定時間動作させ、この充電
    回路による前記液晶表示部の表示形態を、前記バックア
    ップ電源回路による前記液晶表示部の表示形態と異なる
    ようにしたことを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記判断手段は、前記バックアップ電源
    回路が制御手段に供給する直流電圧によりバックアップ
    が可能か否かを判断し、バックアップ不可能と判断する
    と前記制御手段をリセットするもので、 前記制御手段は、リセット状態で供給された電圧が前記
    商用電源からのものか否かで前記バックアップ電源回路
    によるバックアップが可能か否かを検出することを特徴
    とする請求項1に記載の炊飯器。
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