JP4233549B2 - 家庭用電気製品 - Google Patents

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本発明は、炊飯器や電気ポットなどのバックアップ機能を搭載した家庭用電気製品に関するものである。
この種の家庭用電気製品は、その電源コードを商用電源に接続した状態では、該商用電源からの電力で全ての機能を実行可能とし、商用電源との非接続状態では、電池回路からの電力で所定の機能のみを実行可能としている。
例えば、炊飯器では、図5(A)に示すように、制御手段であるマイコン1は、商用電源2に接続された状態では、AC/DC電源回路(以下、メイン電源回路と称する。)3からの5Vの電力で高速駆動し、商用電源2に接続されていない状態では、電池を用いたバックアップ電源回路4からの3Vの電力で低速駆動する。このマイコン1には、商用電源2からの正弦波形の交流電圧値に従ってゼロクロスパルス信号を出力するゼロクロス回路5が接続され、このゼロクロス回路5からの入力信号の有無により商用電源2に接続されているか否かを認識する。また、マイコン1には、メイン電源回路3からの電力で駆動している状態で、該マイコン1が高速で演算処理するための周波数をベースタイマとして出力するメイン発振手段6が接続されている。さらに、マイコン1には、バックアップ電源回路4からの電力で駆動している状態で、該マイコン1が低速で演算処理するための周波数をベースタイマとして出力するとともに、いずれの電源回路3,4からの電力で駆動している状態でも、時刻をカウントするために公称周波数に基づいたパルスを出力するサブ発振手段7が接続されている。
そして、マイコン1は、商用電源2への接続状態では、複数のスイッチからなる入力手段8の操作により、温度センサなどの温度検出手段9の検出値に基づいて駆動回路10を介して誘導加熱コイルなどの加熱手段11を制御して、炊飯制御または保温制御を実行する。そして、前記制御状態や現在時刻などを、液晶表示パネルからなる表示手段12に表示させる。一方、商用電源2への非接続状態では、バックアップ電源回路4からの電力で、それまでのユーザの設定状態を記憶するとともに、現在時刻をカウントして表示手段12に表示させる。
なお、バックアップ電源回路4は、図5(B)に示すように、3Vの電圧を出力する充電不可能な一次電池13と、該一次電池13への充電を防止するためのダイオード14と、該ダイオード14が故障した場合の安全機構である抵抗15とを直列に接続したものである。なお、図中、符号16は、製品への組付前に一次電池13の電力を無駄に消費することを防止するために設けられたジャンパーソケットである。
前記マイコン1は、製造メーカの組立ラインでバックアップ電源回路4が接続され、駆動可能な保証電圧(2.3V)まで昇圧されて、始めて起動する。また、バックアップ電源回路4の電池13が消耗した場合、電源コードが商用電源2から抜かれて、メイン電源回路3からの電力が遮断されると、マイコン1はリセットされ、製造メーカにおいてバックアップ電源回路4の電池13を交換すると、初期状態で起動する。
この起動に係る具体的な電圧変移を図5(C)に示す。電力が遮断された状態でバックアップ電源回路4が接続されると、マイコン1は4MHzのメイン発振(高速駆動)を開始する。その後、マイコン1に供給される電圧が徐々に昇圧され、保証電圧を超えると起動する。起動すると、まず、供給された電圧がメイン電源回路3を介して供給された商用電源2からの電力か、バックアップ電源回路4を介して供給された電池13からの電力かを、ゼロクロス回路5からの入力に基づいて判断する。そして、予め設定された時間(1秒)の判断で、バックアップ電源回路4からの電力で動作していることを認識し、バックアップモード(低速駆動)で動作を開始する。なお、メイン発振状態では、1mAのマイコン消費電流であり、バックアップモードでは、10μAのマイコン消費電流である。
近年では、種々の電子部品の高性能化およびコストダウンにより、8MHzの高周波でメイン発振して高速駆動するマイコン1が使用可能になっている。なお、以下の説明では、2種のマイコン1を区別するために、4MHzでメイン発振する従来のマイコン1を「低周波発振マイコン」と称し、それより高周波である8MHzでメイン発振する近年のマイコン1を「高周波発振マイコン」と称する。
しかしながら、高周波発振マイコンは、メイン発振状態でのマイコン消費電流が大きい(1.5mA)ため、この高周波発振マイコンでの電圧降下により、バックアップ電源回路4からの電力では保証電圧まで昇圧できず、起動できない場合がある。この場合、バックアップモードに移行できないため、メイン発振状態が継続されることにより、一次電池13の電力が無駄に消費されるという問題がある。
この問題を解決するためには、バックアップ電源回路4からの出力電圧を大きくすることが考えられる。しかし、このバックアップ電源回路4の構成は、消費者の立場から機器の火災および感電の危険に対して人命および財産を保全するという目的で設けられたUL規格に定められているため、部品を削減するなどの自由な設計変更はできない。
また、前記問題が発生する他の原因としては、バックアップ電源回路4から出力される電圧誤差にある。即ち、前記一次電池13は、出力電圧の規格が3Vであるが、実際の出力電圧には2.8Vから3.2Vと誤差が存在する。しかも、ダイオード14や抵抗15などの電子部品の誤差も存在する。そのため、従来では、高周波発振マイコンを搭載した場合、バックアップ電源回路4を接続するだけで起動するものや、起動しないものが存在していた。言い換えれば、一次電池13が低出力電圧であった場合、高周波発振マイコンに限られず、低周波発振マイコンであっても希に起動できない場合もあった。
因みに、バックアップ電源回路4を接続してもマイコン1が起動しなかった製品は、組立後の検査段階で、商用電源2に接続することにより、この商用電源2からの電力で起動する。そのため、恰も何ら支障はないように考えられるが、それまでの電池13の無駄な電力消費は避けられない。また、製品を構成する電子部品や負荷部品に、接続不良や不良部品が存在する場合、最終工程である検査段階で始めてその異常が発見されるため、生産性が著しく低下するという問題がある。
なお、従来の低周波発振マイコンを含め、このような高周波発振マイコンは、一旦起動した後に、入力電圧が保証電圧より低くなった場合、暴走するという問題がある。そして、この問題を解決するための先行技術文献情報としては次のものがある。
特開平7−239795号公報 特開2001−296587号公報
しかし、これらの特許文献は、マイコンが起動した後の使用状態で電圧が保証電圧より降下すると、マイコンをリセットすることにより暴走の問題を防止するものであり、組立時にバックアップ電源回路4を接続することにより、確実にマイコンを起動させるものではない。
本発明は、バックアップ電源回路4の接続により確実にマイコンを起動可能とし、生産性を向上できる家庭用電気製品を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の家庭用電気製品は、商用電源からの交流電力を所定電圧の直流電力に変換して出力するメイン電源回路と、電池からの直流電力を、直列に接続した少なくとも抵抗を含む1以上の電子部品を介して前記メイン電源回路より低い電圧で出力するバックアップ電源回路と、前記商用電源との接続状態ではメイン電源回路からの直流電力により動作する一方、前記商用電源との非接続状態ではバックアップ電源回路からの直流電力により動作するマイコンとを備えた家庭用電気製品において、前記マイコンは、前記バックアップ電源回路からの直流電力による動作時には、前記メイン電源回路からの直流電力による駆動速度より遅い低速駆動で動作する一方、前記両電源回路からの電力の遮断状態で前記バックアップ電源回路から電力が通電されると、高速駆動により発振を開始した後、入力電圧が駆動可能な保証電圧を越えると起動し、前記商用電源および電池のいずれからの電力かを判断し、電池からの電力で動作していることを認識した後、低速駆動により動作を開始するもので、前記バックアップ電源回路の1以上の電子部品に常開スイッチを並列に接続し、前記商用電源との非接続状態で、前記常開スイッチを閉状態に操作することにより、前記バックアップ電源回路からマイコンへの出力電圧を保証電圧を超える電圧に昇圧可能としている。
この家庭用電気製品では、前記バックアップ電源回路に常開のタクトスイッチを直列に接続するとともに、該バックアップ電源回路を実装した回路基板を固定する外装体に前記タクトスイッチを閉状態に押圧する押圧部を設けることが好ましい。
本発明の家庭用電気製品では、バックアップ電源回路の1以上の電子部品に常開スイッチを並列に接続しているため、その常開スイッチの操作時のみ、一時的にバックアップ電源回路からの出力電圧を昇圧することができる。そのため、組付工程において、バックアップ電源回路とマイコンとを接続した際に、マイコンが起動しなかった場合、作業者が前記常開スイッチを操作することにより、確実にマイコンを起動させることができる。その結果、電気検査前にバックアップ電源回路を構成する電池の電力を無駄に消費することを確実に防止できる。
勿論、従来と同様に、使用した電池の実際の出力電圧が低いものであっても、確実にマイコンの保証電圧まで昇圧することができる。また、バックアップ電源回路には、電子部品に常開スイッチを並列に接続するだけであり、組付完了後は、従来のバックアップ電源回路の構成と何ら変わりはないため、UL規格から逸脱することもない。さらに、組付工程で異常を判断でき、その時点で異常と判断された製品は、後の検査を実施する必要ないため、生産性を向上できる。
また、バックアップ電源回路に常開のタクトスイッチを直列に接続しているため、バックアップ電源回路と同一の回路基板に実装した負荷部品に対して、組付前の保管状態などで電力を供給し、無駄な電力を消費することを防止できる。そして、外装体に組み付けると、外装体の押圧部がタクトスイッチを閉状態に押圧することにより、簡単かつ確実に始めてマイコンおよび他の負荷部品に電力が供給され、マイコンは確実に起動される。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る家庭用電気製品である炊飯器20を示す。この炊飯器20は、大略、炊飯鍋21を着脱可能に収容する炊飯器本体22と、該炊飯器本体22に回動可能に配設され前記炊飯鍋21の上端開口を密閉する蓋体23とを備えている。なお、以下の説明では、従来と同様の構成には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
前記炊飯器本体22の外装体は、筒状をなす胴体24と、該胴体24の下端開口を閉塞する底体25と、前記胴体24の上端開口の外周部を閉塞する肩体26と、該肩体26の中央開口に配設した胴リング27と、該胴リング27の下端に配設した前記炊飯鍋21を収容する非導電性材料からなる保護枠28とを備えている。胴体24と保護枠28との間には、負荷部品として、図5(A)に示す従来と同様の誘導加熱コイルからなる加熱手段11と、温度センサからなる温度検出手段9とが配設されている。
また、前記胴体24と保護枠28との間には、メイン電源回路3、ゼロクロス回路5、メイン発振手段6、サブ発振手段7、駆動回路10、および、マイコン1を実装した制御基板29が配設されている。さらに、炊飯器本体22の正面上部である肩体26には、バックアップ電源回路4、複数のスイッチからなる入力手段8、および、液晶表示パネルからなる表示手段12を実装した操作基板30が配設されている。
そのうち、バックアップ電源回路4は、図2(A)に示すように、3Vの電圧を出力する充電不可能な一次電池13と、該一次電池13への充電を防止するためのダイオード14と、該ダイオード14が故障した場合の安全機構である抵抗15とを直列に接続したUL規格に定められた構成のものである。そして、本実施形態では、電子部品であるダイオード14と抵抗15のうち、抵抗15に常開(遮断状態)のプッシュスイッチ35が並列に接続されている。
前記バックアップ電源回路4は、導電性を有するパターン片を介して操作基板30の表示手段12が接続されるとともに、図示しないリード線を介して制御基板29のマイコン1が接続される。そして、本実施形態では、これらと接続される抵抗15の下流側に、常開のタクトスイッチ36が直列に接続されている。このタクトスイッチ36は、図3に示すように、操作基板30を前記肩体26にネジ止めして配設することにより、該肩体26において表示手段12を固定するために設けた固定枠37から一体に突設した押圧部38により閉状態(短絡状態)に押圧され、その状態を維持するように構成している。
前記構成の炊飯器20において、各負荷部品9,11,12は、制御基板29に実装した従来と同様のマイコン1により、予め設定された炊飯制御および保温制御のプログラムに従って動作される。具体的には、図示しない電源コードを商用電源2に接続した状態では、交流電力がメイン電源回路3により直流電力に変換され、マイコン1は、その5Vの直流電圧が印加されることによりメイン発振状態で動作し、炊飯制御、保温制御、および、現在時刻の計時を含む表示手段12の表示制御を実行する。また、電源コードが商用電源2に接続されていない状態では、バックアップ電源回路4から一次電池13の直流電力が出力され、マイコン1は、その3Vの直流電圧が印加されることによりバックアップモードで動作し、それまでのユーザの設定状態を記憶するとともに、現在時刻を計時して表示手段12の表示制御を実行する。
また、前記炊飯器20は、従来と同様に、製造メーカの組立ラインでバックアップ電源回路4が接続され、マイコン1への入力電圧が駆動可能な保証電圧(2.3V)まで昇圧されて始めて起動する。また、バックアップ電源回路4の一次電池13が消耗した場合、メイン電源回路3からの電力が遮断されるとマイコン1はリセットされ、製造メーカにおいてバックアップ電源回路4の一次電池13を交換すると、初期状態で起動する。
具体的には、バックアップ電源回路4を実装した操作基板30は、基板製造ラインで大量生産され、一時的に保管されている。この状態では、操作基板30には、一次電池13の電力を消費する表示手段12が実装されているが、本実施形態では、タクトスイッチ36によりバックアップ電源回路4からの電力の出力は遮断されている。そのため、この保管状態では、一次電池13の電力が無駄に消費されることはない。
その後、組立ラインにおいて、操作基板30を肩体26に配設するとともに、制御基板29を図示しない基板ホルダーを介して肩体26または胴体24に配設する。これにより、操作基板30に実装したタクトスイッチ36が肩体26の押圧部38に押圧されて閉状態となることにより、バックアップ電源回路4から電力が出力される。即ち、操作基板30を所定の取付位置に配設するだけで、簡単かつ確実にバックアップ電源回路4から電力を出力可能な状態とすることができる。そのため、従来のジャンパーソケットを用いた回路構成と比較すると大幅に組付作業性を向上できる。
次に、各基板29,30をリード線によって電気的に接続する。これにより、前記バックアップ電源回路4からの電力がマイコン1にも通電される。そうすると、高周波発振のマイコン1は、8MHzのメイン発振(高速駆動)を開始する。しかし、図5(C)に示す従来と同様に、このマイコン1はメイン発振状態でのマイコン消費電流が大きいため、電圧降下により保証電圧までは昇圧しない。
そのため、図2(B)に示すように、1秒以上経過しても表示手段12に起動画面が表示されない場合、組立ラインの作業者は、プッシュスイッチ35を操作する。そうすると、一次電池13からの電力は、そのプッシュスイッチ35の操作時のみ、抵抗15を避けて通電されるため、一時的にバックアップ電源回路4からの出力電圧を昇圧することができる。その結果、消費電流が大きい高周波発振のマイコン1には、保証電圧を超える電圧を印加することができ、正常に起動させることができる。
そして、マイコン1が起動すると、従来と同様に、まず、供給された電圧がメイン電源回路3を介して供給された商用電源2からの電力か、バックアップ電源回路4を介して供給された一次電池13からの電力かを、ゼロクロス回路5からの入力に基づいて判断する。そして、その判断に必要な時間(1秒)を越えると、バックアップ電源回路4からの電力で動作していることを認識し、バックアップモード(低速駆動)で動作を開始する。なお、この状態であれば、作業者はプッシュスイッチ35の操作を止めても保証電圧を下回る電圧まで降下することはない。
このように、本発明では、組付工程において、バックアップ電源回路4とマイコン1とを接続した際に、マイコン1が起動しなかった場合、作業者が常開式のプッシュスイッチ35を操作することにより、確実にマイコン1を起動させることができる。勿論、従来と同様に、実装した一次電池13の実際の出力電圧が低いものであっても、確実にマイコン1の保証電圧まで昇圧することができる。その結果、電気検査前にバックアップ電源回路4を構成する一次電池13の電力を無駄に消費することを確実に防止できる。
また、バックアップ電源回路4には、電子部品である抵抗15にプッシュスイッチ35を並列に接続するだけであり、組付完了後は、従来のバックアップ電源回路4の構成と何ら変わりはないため、UL規格から逸脱することもない。さらに、この組付工程でマイコン1を起動できない場合には異常があると判断でき、このような製品は、後の検査を実施する必要ないため、生産性を向上できる。
なお、本発明の家庭用電気製品は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、バックアップ電源回路4を構成する電子部品の1つである抵抗15にプッシュスイッチ35を並列に接続したが、図4(A)に示すように、ダイオード14に並列に接続してもよいうえ、図4(B)に示すように、ダイオード14と抵抗15の両方にかけて並列に接続してもよい。
また、バックアップ電源回路4を構成する電池は、充電不可能な一次電池13に限られず、充電可能な二次電池を使用したものでもよい。この場合、バックアップ電源回路4には、ダイオード14は不要である。
さらに、前記実施形態では、バックアップ電源回路4は、マイコン1を実装した制御基板29とは別体の操作基板30に実装したが、同一の制御基板29に実装しても同様の作用および効果を得ることができる。
本発明のバックアップ電源回路を適用する家庭用電気製品は炊飯器に限られず、商用電源との非接続状態で、バックアップ電源回路からの電力で、容器内の残湯量を検出して液晶表示パネルに表示したり、給湯を可能とした電気ポットにも適用可能である。即ち、制御手段としてマイコンを実装し、バックアップ電源回路を搭載する製品であればいずれでも適用可能であり、同様の作用および効果を得ることができる。
また、マイコンは、高周波発振型のみに限られず、出力電圧が低い一次電池であった場合には低周波発振型のものであっても希に起動できない状況が発生するため、このような低周波発振マイコンに適用しても有効である。
本発明に係る実施形態の家庭用電気製品である炊飯器を示す部分断面図である。 (A)本実施形態のバックアップ電源回路を示す回路図、(B)は高周波発振マイコンの起動時の電圧変移を示すグラフである。 図1の要部拡大断面図である。 (A)はバックアップ電源回路の変形例を示す回路図、(B)はバックアップ電源回路の他の変形例を示す回路図である。 (A)は炊飯器の構成を示すブロック図、(B)は従来のバックアップ電源回路を示す回路図、(C)はマイコンの起動時の従来の電圧変移を示すグラフである。
符号の説明
1…マイコン
2…商用電源
3…メイン電源回路
4…バックアップ電源回路
13…一次電池
14…ダイオード
15…抵抗
20…炊飯器(家庭用電気製品)
29…制御基板
30…操作基板
35…プッシュ(常開)スイッチ
36…タクト(常開)スイッチ
38…押圧部

Claims (2)

  1. 商用電源からの交流電力を所定電圧の直流電力に変換して出力するメイン電源回路と、
    電池からの直流電力を、直列に接続した少なくとも抵抗を含む1以上の電子部品を介して前記メイン電源回路より低い電圧で出力するバックアップ電源回路と、
    前記商用電源との接続状態ではメイン電源回路からの直流電力により動作する一方、前記商用電源との非接続状態ではバックアップ電源回路からの直流電力により動作するマイコンとを備えた家庭用電気製品において、
    前記マイコンは、
    前記バックアップ電源回路からの直流電力による動作時には、前記メイン電源回路からの直流電力による駆動速度より遅い低速駆動で動作する一方、
    前記両電源回路からの電力の遮断状態で前記バックアップ電源回路から電力が通電されると、高速駆動により発振を開始した後、入力電圧が駆動可能な保証電圧を越えると起動し、前記商用電源および電池のいずれからの電力かを判断し、電池からの電力で動作していることを認識した後、低速駆動により動作を開始するもので、
    前記バックアップ電源回路の1以上の電子部品に常開スイッチを並列に接続し、前記商用電源との非接続状態で、前記常開スイッチを閉状態に操作することにより、前記バックアップ電源回路からマイコンへの出力電圧を保証電圧を超える電圧に昇圧可能としたことを特徴とする家庭用電気製品。
  2. 前記バックアップ電源回路に常開のタクトスイッチを直列に接続するとともに、該バックアップ電源回路を実装した回路基板を固定する外装体に前記タクトスイッチを閉状態に押圧する押圧部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の家庭用電気製品。
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