JP4591207B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、炊飯器の動作を制御するマイクロコンピュータを備えた炊飯器に関するものである。
近年、地球の温暖化等の環境悪化を防止するため、電化製品の省エネルギー化が推進されている。
従来、この種の炊飯器は、鍋を加熱する加熱手段を駆動手段により駆動し、炊飯器の動作を制御するマイクロコンピュータをバックアップ手段によりバックアップするとともに、マイクロコンピュータに入力手段より所定の信号を入力し、電源回路により商用交流電源を直流電力に変換し少なくともマイクロコンピュータと入力手段に電力を供給する出力電圧V1と少なくとも駆動手段に電力を供給する出力電圧V2を出力し、電源回路の出力電圧V2とその出力電圧V2に接続される駆動手段等の負荷との間に通電切換手段を配置し、通電切換手段は、出力電圧V2からの電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換えるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
図8は、特許文献1に記載された従来の炊飯器のブロック図を示すものである。図8に示すように、マイクロコンピュータ1は商用交流電源2により電力を供給される炊飯器を制御するもので、駆動手段3を介して鍋4を加熱する加熱手段5を制御する。電源回路6は商用交流電源2を直流電力に変換し、マイクロコンピュータ1と入力手段7に電力を供給する出力電圧V1と、駆動手段3とファンモータ8に電力を供給する出力電圧V2を出力する。
通電切換手段9は、電源回路6の出力電圧V2と、その出力電圧V2に接続される駆動手段3、ファンモータ8などの負荷との間に接続されており、出力電圧V2からの電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換えるよう構成している。
また、炊飯器が商用交流電源2に接続されていないときに、マイクロコンピュータ1をバックアップするバックアップ手段10を有している。
特開2003−135272号公報
しかしながら、このような従来の構成では、炊飯器が実際に炊飯や保温といった動作を行っていない待機状態でも、炊飯器が商用交流電源2に接続されている限り加熱手段5を
構成する部品の加熱停止状態で消費する電力が、待機電力として常時消費されるという問題を有していた。
また、所定時間後(例えば、前夜に翌朝)の炊きあがりとなるように予約炊飯を行う場合に、比較的長時間(例えば10時間等)炊飯器の加熱手段5を構成する部品に電源が通電されていると、その部品の発熱により鍋4の内部が不当に温まり、炊飯性能に悪影響を及ぼす恐れがある。
すなわち、炊飯工程の一つである前炊き工程においては、米の吸水状態を所定値に制御するように温度と時間を制御しているが、予約炊飯を行うものにおいては、かかる前炊き工程にいたる以前に10時間近くの待機時間を有するため、その間に加熱手段5を構成する部品の発熱による不当な温めによって炊飯性能が劣化する場合が生じ得た。
また、上述の不当な発熱は、ゴキブリ等の温床ともなり得るものであり、ゴキブリ等が炊飯器内部に侵入するのを誘発し、かかるゴキブリの糞等によりプリント基板上の配線間の絶縁劣化等を起こし、製品の故障等につながる場合もあった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、炊飯器内の電子回路に供給する不要な電力を停止し、さらに加熱手段を構成する部品の加熱停止状態で消費する電力を削減し、待機状態での消費電力を低減することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、鍋を加熱する加熱手段を加熱駆動手段により駆動し、商用交流電源と加熱手段との間に配置した電源通電切換手段を切換駆動手段により駆動し、炊飯器の動作を制御するマイクロコンピュータをバックアップ手段によりバックアップするとともに、マイクロコンピュータに入力手段より所定の信号を入力し、電源回路により商用交流電源を直流電力に変換し少なくともマイクロコンピュータと入力手段に電力を供給する出力電圧V1と少なくとも加熱駆動手段と切換駆動手段に電力を供給する出力電圧V2を出力し、電源回路の出力電圧V2とその出力電圧V2に接続される加熱駆動手段と切換駆動手段等の負荷との間に通電切換手段を配置し、通電切換手段は、出力電圧V2からの電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換え、さらに電源通電切換手段は、商用交流電源から加熱手段への電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換え、マイクロコンピュータは、少なくとも予約待機状態においては前記通電切換手段を前記出力電圧V2からの電力供給を停止する停止状態に切り換え、さらに前記電源通電切換手段を電力供給が停止する停止状態に切り換えるよう構成したものである。
これにより、出力電圧V2から出力電圧V2に接続される加熱駆動手段や切換駆動手段などの負荷を切り離すことができて、炊飯器内の電子回路に供給する不要な電力を停止でき、さらに加熱手段を構成する部品の加熱停止状態で消費する電力を削減することができ、待機状態での消費電力を低減することができる。
本発明の炊飯器は、加熱駆動手段や切換駆動手段などの実際に加熱炊飯を行うとき以外は動作を必要としない回路は、実際に動作するモード以外では商用交流電源から電力の供給を停止し、さらに加熱手段を構成する部品の加熱停止状態で消費する電力を削減するので、加熱停止状態での無駄な電力を消費しないようにできる。
第1の発明は、鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を駆動する加熱駆動手段と、商
用交流電源と前記加熱手段との間に配置した電源通電切換手段と、前記電源通電切換手段を駆動する切換駆動手段と、炊飯器の動作を制御するマイクロコンピュータと、前記マイクロコンピュータをバックアップするバックアップ手段と、前記マイクロコンピュータに所定の信号を入力する入力手段と、商用交流電源を直流電力に変換し少なくとも前記マイクロコンピュータと前記入力手段に電力を供給する出力電圧V1と少なくとも前記加熱駆動手段と前記切換駆動手段に電力を供給する出力電圧V2を出力する電源回路と、前記電源回路の前記出力電圧V2とその出力電圧V2に接続される前記加熱駆動手段と前記切換駆動手段等の負荷との間に配置した通電切換手段とを備え、前記通電切換手段は、前記出力電圧V2からの電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換え、さらに前記電源通電切換手段は、前記商用交流電源から前記加熱手段への電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換え、マイクロコンピュータは、少なくとも予約待機状態においては前記通電切換手段を前記出力電圧V2からの電力供給を停止する停止状態に切り換え、さらに前記電源通電切換手段を電力供給が停止する停止状態に切り換えるよう構成したものであり、マイクロコンピュータや入力手段といったどのようなモードでも動作しつづける必要がある回路は出力電圧V1から常時電力を供給され、加熱駆動手段や切換駆動手段などの実際に加熱炊飯を行うとき以外は動作を必要としない回路は、実際に動作するモード以外では出力電圧V2から切り離すことができ、さらに商用交流電源から加熱手段を切り離すことができるので、炊飯器内の電子回路に供給する不要な電力を停止でき、さらに加熱手段を構成する部品の加熱停止状態で消費する電力を削減することができ、待機状態での消費電力を低減することができる。
の発明は、上記第1の発明において、マイクロコンピュータは、炊飯器が待機状態になった後に通電切換手段を電力供給が停止する停止状態に制御するよう構成したものであり、炊飯器の負荷をまったく動作させない状態で第2の電源回路の出力電圧V2から出力電圧V2に接続される加熱駆動手段と切換駆動手段などの負荷を切り離すこととなり、炊飯器内の電子回路に供給する不要な電力を停止できて、待機状態での消費電力を低減することができる。
の発明は、上記第1または第2の発明において、マイクロコンピュータは、通電切換手段を電力供給が停止する停止状態に切り換える前に、通常動作よりも消費電力を少なくできる低消費電力モードで動作するよう構成したものであり、マイクロコンピュータの消費電力を低減できて、さらに待機時の消費電力を削減することができる。
の発明は、上記第1〜第のいずれか1つの発明において、出力電圧V1に接続された少なくともマイクロコンピュータや入力手段等の負荷に対して、出力電圧V2からも電力を供給することが可能となるように接続したものであり、通電切換手段が通電状態でマイクロコンピュータが通常動作中は出力電圧V2からも出力電圧V1に接続された負荷に電力を供給し、マイクロコンピュータが低速動作等の低消費電力モードで動作するときは出力電圧V1からのみで電力を供給することとなり、電源回路の出力電圧V1を出力する回路を低コストでコンパクトにできる。
の発明は、上記第1〜第のいずれか1つの発明において、炊飯器の状態を表示する表示手段を備え、マイクロコンピュータは、少なくとも通電切換手段の状態に応じて前記表示手段の表示を変更するようにしたものであり、炊飯器の状態に応じた表示を行うことができる。
の発明は、上記第1〜第のいずれか1つの発明において、加熱手段は、商用交流電源を略直流電源に変換する平滑回路と、この略直流電源により鍋を誘導加熱するインバータ回路と、商用交流電源の電圧を検知する電圧検知手段とで構成したものであり、出力電圧V2から出力電圧V2に接続される加熱駆動手段と切換駆動手段などの負荷を切り離
すことで、商用交流電源から、商用交流電源を略直流電源に変換する平滑回路とこの略直流電源により鍋を誘導加熱するインバータ回路と商用交流電源の電圧を検知する電圧検知手段を切り離すことができるので、炊飯器内の電子回路に供給する不要な電力を停止でき、さらに、商用交流電源の電圧を検知する電圧検知手段やインバータ回路およびインバータ回路の動作状態を検知する負荷回路が加熱停止状態で消費する電力を削減することができ、待機状態での消費電力を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における炊飯器のブロック図を示すものである。
図1に示すように、マイクロコンピュータ11は商用交流電源2により電力を供給される炊飯器を制御するもので、加熱駆動手段12を介して鍋4を加熱する加熱手段5を制御する。また、マイクロコンピュータ11は切換駆動手段13を介して商用交流電源2と加熱手段5の間に接続されている電源通電切換手段14を制御し、商用交流電源2から加熱手段5への電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換える。
電源回路6は商用交流電源2を直流電力に変換し、マイクロコンピュータ11と入力手段7に電力を供給する出力電圧V1と、加熱駆動手段12と切換駆動手段13とファンモータ8に電力を供給する出力電圧V2を出力する。
通電切換手段9は電源回路6の出力電圧V2と、その出力電圧V2に接続される加熱駆動手段12や切換駆動手段13やファンモータ8などの負荷との間に接続し、マイクロコンピュータ11からの信号により出力電圧V2からの電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換えるよう構成し、さらに、電源通電切換手段14は、商用交流電源2から加熱手段5への電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換えるよう構成している。
加熱手段5は、図2に示すように、商用交流電源2を略直流電源に変換する平滑回路23と、この略直流電源により鍋4を誘導加熱するインバータ回路30と、商用交流電源2の電圧を検知する電圧検知手段26とで構成している。
すなわち、全波整流素子20は、電源通電切換手段14を介して商用交流電源2に接続しており、その出力にチョークコイル21と平滑コンデンサ22を接続し、平滑回路23を構成している。この全波整流素子20の出力端子には、抵抗28と抵抗29とからなる電圧検知手段26を接続し、その出力電圧をマイクロコンピュータ11に入力している。
また、平滑回路23の出力には、加熱コイル27と共振コンデンサ28とスイッチング素子29とからなるインバータ回路30を接続し、このインバータ回路30には、インバータ回路30の入力電圧波形を分圧する抵抗31と抵抗32の直列回路と、スイッチング素子29の両端電圧を検知する抵抗33と抵抗34の直列回路とを接続しており、それぞれの分圧波形をマイクロコンピュータ11に入力している。
また、加熱駆動手段12は、スイッチング素子29に駆動信号を出力することでインバータ回路30を動作させる。他の構成は従来例と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において動作、作用を説明する。まず、炊飯器が商用交流電源2に接続されると、電源回路6は商用交流電源2を直流電圧に変換し、出力電圧V1と出力電圧V2を出力する。出力電圧V1にはマイクロコンピュータ11と入力手段7を接続しており、出力電圧V2に通電切換手段9を接続し、通電切換手段9の出力に加熱駆動手段12と切換駆動手段13とファンモータ8を接続している。
マイクロコンピュータ11は加熱駆動手段12や切換駆動手段13やファンモータ8などの負荷を動作させる必要のない状態では、通電切換手段9に通電を停止する信号を出力し、通電切換手段9は出力に接続された負荷に出力電圧V2を供給しない。また、この状態では、加熱手段5は電源通電切換手段14により商用交流電源2から電源を供給されない。
一方、マイクロコンピュータ11は入力手段7の信号を入力すると、その信号に合わせて通電切換手段9に通電を可能とする信号を出力し、通電切換手段9の出力に接続された負荷に出力電圧V2を供給し、さらに、加熱駆動手段12や切換駆動手段13やファンモータ8に信号を出力し炊飯動作を開始する。切換駆動手段13はマイクロコンピュータ11からの信号により電源通電切換手段14を駆動し、加熱手段5に商用交流電源2から電力を供給可能な状態とする。
この状態では、平滑回路23や抵抗24と抵抗25からなる電圧検知回路26や、インバータ回路30や抵抗31と抵抗32の直列回路や抵抗33と抵抗34の直列回路が商用交流電源2に接続されていることになり、それぞれの部品が電力を消費する。
また、加熱駆動手段12はマイクロコンピュータ11からの信号によりスイッチング素子29に駆動信号を出力し、インバータ回路29を動作させて鍋4を加熱し炊飯を行う。
すなわち、入力手段7からの入力信号によりマイクロコンピュータ11が各種の負荷を駆動するまでは、通電切換手段9と電源通電切換手段14とにより、電源回路6とマイクロコンピュータ11と入力手段7以外は商用交流電源2から切り離された状態となり、切り離された回路は電力を消費しない。
以上のように、本実施の形態においては、通電切換手段9は、出力電圧V2からの電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換え、さらに電源通電切換手段14は、商用交流電源2から加熱手段5への電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換えるよう構成したので、マイクロコンピュータ11や入力手段7といったどのようなモードでも動作しつづける必要がある回路は出力電圧V1から常時電力を供給され、一方、加熱駆動手段12や切換駆動手段13などの実際に加熱炊飯を行うとき以外は動作を必要としない回路は、実際に動作するモード以外では出力電圧V2から切り離すことができ、さらに、商用交流電源2から加熱手段5を切り離すことができるので、炊飯器内の電子回路に供給する不要な電力を停止でき、さらに加熱手段5を構成する部品の加熱停止状態で消費する電力を削減することができ、待機状態での消費電力を低減することができる。
また、加熱手段5は、商用交流電源2を略直流電源に変換する平滑回路23と、この略直流電源により鍋4を誘導加熱するインバータ回路30と、商用交流電源2の電圧を検知する電圧検知手段26とで構成したので、電源回路6出力電圧V2から出力電圧V2に接続される加熱駆動手段12と切換駆動手段13などの負荷を切り離すことで、商用交流電源2から、商用交流電源2を略直流電源に変換する平滑回路23とこの略直流電源により鍋4を誘導加熱するインバータ回路30と商用交流電源2の電圧を検知する電圧検知手段26を切り離すことができるので、炊飯器内の電子回路に供給する不要な電力を停止でき
、さらに、商用交流電源2の電圧を検知する電圧検知手段26やインバータ回路30およびインバータ回路30の動作状態を検知する負荷回路が加熱停止状態で消費する電力を削減することができ、待機状態での消費電力を低減することができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における炊飯器のブロック図を示すものである。
図3に示すように、第1の電源回路15は商用交流電源2を直流電力に変換し、マイクロコンピュータ11と入力手段7に出力電圧V1を供給する。第2の電源回路16は商用交流電源2を直流電力に変換し、加熱駆動手段12や切換駆動手段13やファンモータ8などの負荷に出力電圧V2を供給する。
通電切換手段9は、第2電源回路16の出力電圧V2とその出力電圧V2に接続される加熱駆動手段12や切換駆動手段13やファンモータ8などの負荷との間に接続し、出力電圧V2からの電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換えるよう構成し、さらに、電源通電切換手段14は、商用交流電源2から加熱手段5への電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換えるよう構成している。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において動作、作用を説明する。まず、炊飯器が商用交流電源2に接続されると、第1の電源回路15は商用交流電源2を直流電圧に変換して出力電圧V1を出力し、その出力電圧V1にはマイクロコンピュータ11と入力手段7を接続しており、常時電力を供給している。また、第2の電源回路16も同様に商用交流電源2を直流電圧に変換して出力電圧V2を出力し、その出力電圧V2に通電切換手段9を接続し、通電切換手段9の出力に加熱駆動手段12と切換駆動手段13とファンモータ8を接続している。
マイクロコンピュータ11は加熱駆動手段12や切換駆動手段13やファンモータ8などの負荷を動作させる必要のない状態では、通電切換手段9に通電を停止する信号を出力し、通電切換手段9は出力に接続された負荷に出力電圧V2を供給しない。また、この状態では、加熱手段5は電源通電切換手段14により商用交流電源2から電源を供給されない。
一方、マイクロコンピュータ11は入力手段7の信号を入力すると、その信号に合わせて通電切換手段9に通電を可能とする信号を出力し、通電切換手段9の出力に接続された負荷に出力電圧V2を供給し、さらに、加熱駆動手段12や切換駆動手段13やファンモータ8に信号を出力し炊飯動作を開始する。切換駆動手段13はマイクロコンピュータ11からの信号により電源通電切換手段14を駆動し、加熱手段5に商用交流電源2から電力を供給可能な状態とする。また、加熱駆動手段12はマイクロコンピュータ11からの信号により加熱手段5に駆動信号を出力し加熱手段5を動作させ鍋4を加熱し炊飯を行う。
すなわち、入力手段7からの入力信号によりマイクロコンピュータ11が各種の負荷を駆動するまでは、通電切換手段9と電源通電切換手段14とにより、第1の電源回路15と第2の電源回路16とマイクロコンピュータ11と入力手段7以外は商用交流電源2から切り離された状態となり、切り離された回路は電力を消費しない。
以上のように、本実施の形態においては、通電切換手段9は、出力電圧V2からの電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換え、さらに、電源通電切換手段14は、商用交流電源2から加熱手段5への電力供給を可能とする通電状
態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換えるよう構成したので、マイクロコンピュータ11や入力手段7といったどのようなモードでも動作しつづける必要がある回路は出力電圧V1を出力する第1の電源回路15から常時電力を供給され、加熱駆動手段12や切換駆動手段13などの実際に加熱炊飯を行うとき以外は動作を必要としない回路は、実際に動作するモード以外では出力電圧V2を出力する第2の電源回路16から切り離すことができ、さらに商用交流電源2から加熱手段5を切り離すことができるので、炊飯器内の電子回路に供給する不要な電力を停止でき、さらに加熱手段5を構成する部品の加熱停止状態で消費する電力を削減することができ、待機状態での消費電力を低減することができる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3における炊飯器のブロック図を示すものである。
図4に示すように、第1の電源回路15は商用交流電源2を直流電力に変換し、マイクロコンピュータ11と入力手段7に出力電圧V1を供給する。第2の電源回路16は商用交流電源2を直流電力に変換し、加熱駆動手段12や切換駆動手段13やファンモータ8などの負荷に出力電圧V2を供給する。
通電切換手段17は、商用交流電源2と第2の電源回路16の間に接続し、商用交流電源2から第2の電源回路16への電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換えるよう構成し、さらに、電源通電切換手段14は、商用交流電源2から加熱手段5への電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換えるよう構成している。他の構成は上記実施の形態1または2と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において動作、作用を説明する。まず、炊飯器が商用交流電源2に接続されると、第1の電源回路15は商用交流電源2を直流電圧に変換して出力電圧V1を出力し、その出力電圧V1にはマイクロコンピュータ11と入力手段7を接続しており、常時電力を供給している。また、第2の電源回路16は通電切換手段17を介して商用交流電源2に接続され、その商用交流電源2を直流電圧に変換し出力電圧V2を出力し、その出力電圧V2には加熱駆動手段12と切換駆動手段13とファンモータ8を接続している。
マイクロコンピュータ11は加熱駆動手段12や切換駆動手段13やファンモータ8などの負荷を動作させる必要のない状態では、通電切換手段17に通電を停止する信号を出力し、通電切換手段17は第2の電源回路16に商用交流電源2からの電力を供給しない。また、この状態では、加熱手段5は電源通電切換手段14により商用交流電源2から電源を供給されない。
一方、マイクロコンピュータ11は入力手段7の信号を入力すると、その信号に合わせて通電切換手段17に通電を可能とする信号を出力し、第2の電源回路16に商用交流電源2からの電力を供給し、さらに、加熱駆動手段12や切換駆動手段13やファンモータ8に信号を出力し炊飯動作を開始する。切換駆動手段13はマイクロコンピュータ11からの信号により電源通電切換手段14を駆動し、加熱手段5に商用交流電源2から電力を供給可能な状態とする。また、加熱駆動手段12はマイクロコンピュータ11からの信号により加熱手段5に駆動信号を出力し加熱手段5を動作させ鍋4を加熱し炊飯を行う。
すなわち、入力手段7からの入力信号によりマイクロコンピュータ11が各種の負荷を駆動するまでは、通電切換手段17と電源通電切換手段14とにより、第1の電源回路15とマイクロコンピュータ11と入力手段7以外は商用交流電源2から切り離された状態となり、切り離された回路は電力を消費しない。
以上のように、本実施の形態においては、通電切換手段17は、商用交流電源2からの電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換え、さらに、電源通電切換手段14は、商用交流電源2から加熱手段5への電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換えるよう構成したので、マイクロコンピュータ11や入力手段7といったどのようなモードでも動作しつづける必要がある回路は出力電圧V1を出力する第1の電源回路15から常時電力を供給され、加熱駆動手段12や切換駆動手段13などの実際に加熱炊飯を行うとき以外は動作を必要としない回路は、実際に動作するモード以外では商用電源2から第2の電源回路16とともに切り離すことができ、第2の電源回路15が消費する電力も削減することができ、さらに、商用交流電源2から加熱手段5を切り離すことができるので、炊飯器内の電子回路に供給する不要な電力を停止でき、さらに加熱手段5を構成する部品の加熱停止状態で消費する電力を削減することができ、待機状態での消費電力を低減することができる。
(実施の形態4)
図1に示すマイクロコンピュータ11は、待機状態になると通常動作よりも消費電力を少なくできる低消費電力モードで動作するようプログラムされている。この低消費電力モードでは、マイクロコンピュータ11は入力手段7からの入力と時計機能(図示せず)の動作といった最低限の機能だけを動作させて、マイクロコンピュータ11の消費する消費電力を通常動作時よりも低減するモードである。
ここで、マイクロコンピュータ11は、加熱手段5を動作させる炊飯モードまたは保温モードで電源通電切換手段14を電力供給が可能とする通電状態に制御するようにし、また、炊飯器が待機状態になった一定時間経過後に通電切換手段9を電力供給が停止する停止状態に制御するよう構成している。このとき、マイクロコンピュータ11は、通電切換手段9を電力供給が停止する停止状態に切り換える前に、通常動作よりも消費電力を少なくできる低消費電力モードで動作するよう構成している。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
上記構成において図5を参照しながら動作、作用を説明する。炊飯器が商用交流電源2に接続されると、マイクロコンピュータ11は、ステップ100で加熱駆動手段12やファンモータ8や通電切換手段9などに信号を出力したり、入力手段7からの信号を入力したり、鍋4の温度を検出したり、といった炊飯器の機能をすべて制御する通常動作モードで動作するようにし、ステップ101に進む。
ステップ101では、通電切換手段9に通電可能信号を出力し、さらに切換駆動手段13に電源通電切換手段14が通電停止状態になる通電停止信号を出力し、ステップ102に進む。ステップ102では炊飯器の状態を判定し、状態が待機状態であればステップ103へ進み、待機状態以外ではステップ104でそれぞれの状態に応じた工程に進む。
ステップ103では待機状態に入ってから経過した時間を計時するタイマーの時間を初期化し、その後ステップ105に進みタイマーのカウントを開始し、ステップ106に進む。ステップ106では入力手段7からの入力の有無を判定し、入力がなければステップ107に進み、入力があればステップ108に進む。ステップ108では入力手段7から入力された信号が取消しキーからの信号かそれ以外のキーからの信号かを判断し、取消キーからの信号であればステップ107に進み、それ以外のキーからの信号であればステップ115に進む。
ステップ107ではタイマーによりカウントされた時間が所定時間(例えば、30秒)を経過したかどうか判定し、所定時間を経過していなければステップ105に戻り、タイ
マーのカウントを継続し、所定時間を経過しているとステップ109に進む。ステップ109では、通常動作よりも消費電力を少なくできる低消費電力モードで動作するようになり、ステップ110に進む。ステップ110では、通電切換手段9に通電停止信号を出力し、ステップ111に進む。ステップ111では入力手段7からの入力の有無を判定し、入力がなければステップ109に戻り、入力があればステップ112に進む。ステップ112では入力手段7から入力された信号が取消しキーからの信号かそれ以外のキーからの信号かを判断し、取消しキーからの信号であればステップ109に戻り、それ以外のキーからの信号であればステップ113に進む。ステップ113では通電切換手段9に通電可能信号を出力し、ステップ114に進む。ステップ114では、動作モードを低消費電力モードから通常の動作モードに戻し、ステップ115に進む。
ステップ115では、入力手段7から入力された信号が炊飯開始キーからの信号かそれ以外のキーからの信号かを判断し、炊飯開始キーからの信号であればステップ116に進み、それ以外のキーからの信号であればステップ117に進む。ステップ116では切換駆動手段13に電源通電切換手段14が通電状態になる通電可能信号を出力しステップ118に進み、ステップ118で炊飯工程を実行する。
ステップ117では、入力手段7から入力された信号が保温開始キーからの信号かそれ以外のキーからの信号かを判断し、保温開始キーからの信号であればステップ119に進み、それ以外のキーからの信号であればステップ120に進み、それぞれのキーに応じた工程を実行してステップ121に進む。ステップ119では切換駆動手段13に電源通電切換手段14が通電状態になる通電可能信号を出力しステップ122に進み、ステップ122で保温工程を実行し、ステップ123に進む。
また、ステップ118で炊飯工程を実行し炊飯を終了すると、ステップ122に進み、保温工程に移行する。
ステップ123では、ステップ122の保温工程を実行中に入力手段7のうち取消しキーからの入力の有無を判定して、入力がなければステップ122に戻り保温工程を継続し、入力があればステップ124に進む。ステップ124では、切換駆動手段13に電源通電切換手段14が通電停止状態になる通電停止信号を出力しステップ125に進み、待機状態に入る。その後ステップ103に戻る。
ステップ121では、ステップ120の工程を実行中に入力手段7からの入力の有無を判定して、入力がなければステップ120に戻りその工程を継続し、入力があればステップ126に進む。ステップ126では、入力手段7から入力された信号が取消しキーからの信号かそれ以外のキーからの信号かを判断し、取消しキーからの信号であればステップ125に進み、待機状態に入る。それ以外のキーからの信号であればステップ115に戻る。
すなわち、マイクロコンピュータ11は、入力手段7のうち取消しキーを押され待機状態になると、一定時間の間は通電切換手段9に通電可能信号を出力し、一定時間入力手段7からの入力信号がないと、待機状態になると通常動作よりも消費電力を少なくできる低消費電力モードで動作を始め、その後通電切換手段9に通電停止信号を出力する。
また、待機状態で、入力手段7のうち取消しキー以外のキーを押されると、通電切換手段9に通電可能信号を出力し、動作モードを低消費電力モードから通常の動作モードに戻して、押されたキーに応じた工程に移行する。
このとき、炊飯開始キーもしくは保温開始キーが押された場合は、切換駆動手段13に
電源通電切換手段14が通電状態になる通電可能信号を出力し、その後、それぞれ炊飯工程もしくは保温工程に移行するのである。
この保温工程で取消しキーが押されると、切換駆動手段13に電源通電切換手段14が通電停止状態になる通電停止信号を出力し、その後待機状態に戻るのである。
したがって、待機状態では、入力手段7からの入力信号によりマイクロコンピュータ11が各種の負荷を駆動するまでは、通電切換手段9と電源通電切換手段14とにより、電源回路6とマイクロコンピュータ11と入力手段7以外は商用交流電源2から切り離された状態となり、切り離された回路は電力を消費せず、さらに、マイクロコンピュータ11の消費電力も低減することができる。
また、炊飯器の動作状態に応じて、電源通電切換手段14を通電状態にするので、炊飯や保温モード以外では、加熱手段5で電力を消費しない。
以上のように、本実施の形態においては、マイクロコンピュータ11は、加熱手段5を動作させる炊飯モードまたは保温モードで電源通電切換手段14を電力供給が可能とする通電状態に制御するようにしたので、加熱停止状態で加熱手段2を構成する部品が消費する電力を削減するので、加熱停止状態状態での無駄な電力を消費しないようにできる。
また、マイクロコンピュータ11は、炊飯器が待機状態になった一定時間経過後に通電切換手段9を電力供給が停止する停止状態に制御するよう構成しているので、炊飯器の負荷をまったく動作させない状態で、電源回路6の出力電圧V2から出力電圧V2に接続される加熱駆動手段12と切換駆動手段13などの負荷を切り離すこととなり、炊飯器内の電子回路に供給する不要な電力を停止できて、待機状態での消費電力を低減することができる。
また、マイクロコンピュータ11は、通電切換手段9を電力供給が停止する停止状態に切り換える前に、通常動作よりも消費電力を少なくできる低消費電力モードで動作するよう構成したので、マイクロコンピュータ11の消費電力を低減できて、さらに待機時の消費電力を削減することができ、炊飯器のそれぞれの動作モードでもっとも省電力な状態で動作させることができる。
なお、本実施の形態では、タイマーがカウントする所定時間を30秒としたが、所定時間を0秒としても問題はない。
また、本実施の形態では、ステップ102で炊飯器の状態が待機状態であるかどうかを判定したが、予約炊飯中の待機中でもよい。
また、本実施の形態では、上記実施の形態1のマイクロコンピュータ11について、炊飯モードや保温モードの間だけ電源通電切換手段14を通電状態にし、さらに炊飯器が待機状態状態になった後の一定時間経過後に、通電切換手段9を電力供給が停止する停止状態に制御する構成について説明したが、上記実施の形態2または3のマイクロコンピュータ11についても同様に構成することで、同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、待機状態に入って、一定時間経過後にマイクロコンピュータ11が低消費電力モードに入るようにしているが、待機状態に入るとすぐに低消費電力モードに入っても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態5)
図6は、本発明の実施の形態5における炊飯器のブロック図を示すものである。
図6に示すように、整流ダイオード18は、電源回路6の出力電圧V1に接続されたマイクロコンピュータ11、入力手段7などの負荷と出力電圧V2との間を、出力電圧V2から電力を供給することが可能となるように、通電切換手段9の出力から電源回路6の出力電圧V1に向けて接続し、出力電圧V1に接続されたマイクロコンピュータ11、入力手段7などの負荷に対して、出力電圧V2からも電力を供給することが可能となるように接続している。他の構成は上記実施の形態1または4と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において図5を参照しながら動作、作用を説明する。炊飯器が商用交流電源2に接続されると、電源回路6は商用交流電源2を直流電圧に変換し出力電圧V1と出力電圧V2を出力する。出力電圧V1にはマイクロコンピュータ11と入力手段7を接続しており、出力電圧V2には通電切換手段9を接続し、通電切換手段9の出力には加熱駆動手段12と切換駆動手段13とファンモータ8とダイオード18を接続し、さらに、ダイオード18を介して、出力電圧V1に接続しているマイクロコンピュータ11と入力手段7とを接続している。
マイクロコンピュータ11は待機状態のように加熱駆動手段12や切換駆動手段13やファンモータ8といった負荷を動作させる必要のない状態では、図5のステップ109でマイクロコンピュータ11の消費電力を通常の動作状態よりも低減する低消費電力モードにする。その後、ステップ110で通電切換手段9に通電を停止する信号を出力し、通電切換手段9は出力に接続された負荷に出力電圧V2を供給しない。
一方、マイクロコンピュータ11が入力手段7のうち取消しキー以外の信号を入力すると、その信号に合わせてステップ113で通電切換手段9に通電を可能とする信号を出力し、通電切換手段9は出力に接続された負荷に出力電圧V2を供給すると同時にステップ114でマイクロコンピュータ11の動作を通常の動作モードに戻す。
その後、入力した信号に応じて、加熱駆動手段12や切換駆動手段13やファンモータ8に信号を出力し炊飯動作等を開始する。
このように、通常動作時はマイクロコンピュータ11に出力電圧V2からも電力を供給し、低消費電力モードでは出力電圧V1からのみ電力を供給するので、出力電圧V1から供給する電力はマイクロコンピュータ11の低消費電力モードでの消費電力と入力手段7へ供給する電力だけで済み、出力電圧V1を発生する電源回路6を簡単でコンパクトにできる。
以上のように、本実施の形態においては、出力電圧V1に接続された少なくともマイクロコンピュータ11や入力手段7などの負荷に対して、出力電圧V2からも電力を供給することが可能となるように接続したので、通電切換手段9が通電状態でマイクロコンピュータ11が通常動作中は出力電圧V2からも出力電圧V1に接続された負荷に電力を供給し、マイクロコンピュータ11が低速動作等の低消費電力モードで動作するときは出力電圧V1からのみで電力を供給することとなり、電源回路6の出力電圧V1を出力する回路を低コストでコンパクトにできる。
(実施の形態6)
図7は、本発明の実施の形態6における炊飯器のブロック図を示すものである。
図7に示すように、表示手段19は、炊飯器の状態を表示するもので、マイクロコンピ
ュータ11は、通電切換手段9や切換駆動手段13の状態に応じて表示手段19の表示を変更するよう構成している。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において動作、作用を説明する。炊飯器が商用交流電源2に接続されると、電源回路6は商用交流電源2を直流電圧に変換し、出力電圧V1と出力電圧V2を出力する。出力電圧V1にはマイクロコンピュータ11と入力手段7を接続しており、出力電圧V2には通電切換手段9を接続し、通電切換手段9の出力には加熱駆動手段12と切換駆動手段13とファンモータ8を接続している。
マイクロコンピュータ11は加熱駆動手段12と切換駆動手段13とファンモータ8などの負荷を動作させる必要のない状態では、通電切換手段9に通電を停止する信号を出力し、通電切換手段9は出力に接続された負荷に出力電圧V2を供給しない。また、この状態では、加熱手段5は電源通電切換手段14により商用交流電源2から電源を供給されない。
一方、マイクロコンピュータ11は入力手段7の信号を入力すると、その信号に合わせて通電切換手段9に通電を可能とする信号を出力し、通電切換手段9の出力に接続された負荷に出力電圧V2を供給し、さらに、加熱駆動手段12や切換駆動手段13やファンモータ8に信号を出力し炊飯動作を開始する。切換駆動手段13はマイクロコンピュータ11からの信号により電源通電切換手段14を駆動し、加熱手段5に商用交流電源2から電力を供給可能な状態とする。また、加熱駆動手段12はマイクロコンピュータ11からの信号により加熱手段5に駆動信号を出力し、加熱手段5を動作させ鍋4を加熱し炊飯を行う。そして、マイクロコンピュータ11は通電切換手段9に出力した状態に応じて表示手段19に表示する。
以上のように、本実施の形態においては、マイクロコンピュータ11は、通電切換手段9や切換駆動手段13の状態に応じて表示手段19の表示を変更するよう構成したので、炊飯器がどのような状態で動作しているか表示することができる。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、加熱駆動手段や切換駆動手段などの実際に加熱炊飯を行うとき以外は動作を必要としない回路は、実際に動作するモード以外では商用交流電源から電力の供給を停止し、さらに加熱手段を構成する部品の加熱停止状態で消費する電力を削減し、加熱停止状態での無駄な電力を消費しないようにできるので、炊飯器の動作を制御するマイクロコンピュータを備えた炊飯器として有用である。
本発明の実施の形態1における炊飯器のブロック図 同炊飯器の一部ブロック化した要部回路図 本発明の実施の形態2における炊飯器のブロック図 本発明の実施の形態3における炊飯器のブロック図 本発明の実施の形態4における炊飯器の要部動作フローチャート 本発明の実施の形態5における炊飯器のブロック図 本発明の実施の形態6における炊飯器のブロック図 従来の炊飯器のブロック図
2 商用交流電源
4 鍋
5 加熱手段
6 電源回路
7 入力手段
9 通電切換手段
10 バックアップ手段
11 マイクロコンピュータ
12 加熱駆動手段
13 切換駆動手段
14 電源通電切換手段

Claims (6)

  1. 鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を駆動する加熱駆動手段と、商用交流電源と前記加熱手段との間に配置した電源通電切換手段と、前記電源通電切換手段を駆動する切換駆動手段と、炊飯器の動作を制御するマイクロコンピュータと、前記マイクロコンピュータをバックアップするバックアップ手段と、前記マイクロコンピュータに所定の信号を入力する入力手段と、商用交流電源を直流電力に変換し少なくとも前記マイクロコンピュータと前記入力手段に電力を供給する出力電圧V1と少なくとも前記加熱駆動手段と前記切換駆動手段に電力を供給する出力電圧V2を出力する電源回路と、前記電源回路の前記出力電圧V2とその出力電圧V2に接続される前記加熱駆動手段と前記切換駆動手段等の負荷との間に配置した通電切換手段とを備え、前記通電切換手段は、前記出力電圧V2からの電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換え、さらに前記電源通電切換手段は、前記商用交流電源から前記加熱手段への電力供給を可能とする通電状態もしくは電力供給を停止する停止状態に切り換え、マイクロコンピュータは、少なくとも予約待機状態においては前記通電切換手段を前記出力電圧V2からの電力供給を停止する停止状態に切り換え、さらに前記電源通電切換手段を電力供給が停止する停止状態に切り換えるよう構成した炊飯器。
  2. マイクロコンピュータは、炊飯器が予約待機状態になった後に通電切換手段を電力供給が停止する停止状態に制御するよう構成した請求項1に記載の炊飯器。
  3. マイクロコンピュータは、通電切換手段を電力供給が停止する停止状態に切り換える前に、通常動作よりも消費電力を少なくできる低消費電力モードで動作するよう構成した請求項1または2に記載の炊飯器。
  4. 出力電圧V1に接続された少なくともマイクロコンピュータや入力手段等の負荷に対して、出力電圧V2からも電力を供給することが可能となるように接続した請求項1〜のいずれか1項に記載の炊飯器。
  5. 炊飯器の状態を表示する表示手段を備え、マイクロコンピュータは、少なくとも通電切換手段の状態に応じて前記表示手段の表示を変更するようにした請求項1〜のいずれか1
    項に記載の炊飯器。
  6. 加熱手段は、商用交流電源を略直流電源に変換する平滑回路と、この略直流電源により鍋を誘導加熱するインバータ回路と、商用交流電源の電圧を検知する電圧検知手段とで構成した請求項1〜のいずれか1項に記載の炊飯器。
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