JPH05258846A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JPH05258846A
JPH05258846A JP5335592A JP5335592A JPH05258846A JP H05258846 A JPH05258846 A JP H05258846A JP 5335592 A JP5335592 A JP 5335592A JP 5335592 A JP5335592 A JP 5335592A JP H05258846 A JPH05258846 A JP H05258846A
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Hirobumi Noma
博文 野間
Kenji Hattori
憲二 服部
Sadatoshi Tabuchi
貞敏 田縁
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2個以上の温度検知素子のリード線を誤配線
した場合に異常表示をすることを目的とする。 【構成】 第1の温度検知素子5の温度と第2の温度検
知素子8の温度とを同一にした状態で、第1の温度検知
回路6で検知された第1の温度検知素子5の温度と、第
2の温度検知回路9で検知された第2の温度検知素子8
の温度との温度差Tを温度差検知回路13で検知し、温
度差Tの絶対値が一定値T0を越えていれば表示部4に
異常表示し、リード線の誤配線などを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波磁界により負荷
鍋底に渦電流を誘起して加熱する誘導加熱調理器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、高周波磁界により負荷鍋底に渦電
流を誘起して加熱する誘導加熱調理器は、清潔で安全
で、高熱効率な調理手段として注目されおり、また自動
温度調節機能付きの高級タイプが人気を集めている。
【0003】従来、この種の誘導加熱調理器は図6に示
すように構成していた。以下、その構成について説明す
る。
【0004】図に示すように、インバータ1は商用電源
を高周波電流に変換するもので、制御回路2はインバー
タ1などを制御するものである。操作部3はパワーなど
を入力設定し、表示部4はパワーなどを表示する。第1
の温度検知素子5は負荷1b近傍に配置されて温度を検
知し、第1の温度検知回路6に入力する。第1の温度検
知回路6は第1の温度検知素子5と抵抗7とで電源電圧
VDを分圧した電圧を読み込んで温度データに変換す
る。第2の温度検知素子8は負荷1b近傍に配置されて
温度を検知し、第2の温度検知回路9に入力する。第2
の温度検知回路9は第2の温度検知素子8と抵抗10と
で電源電圧VDを分圧した電圧を読み込んで温度データ
に変換する。
【0005】以上の構成において動作について説明する
と、操作部3から自動温度調節モードが入力されると、
まず、制御回路2がインバータ1を動作させて加熱コイ
ル1aに高周波電流を流して高周波磁界を発生させ、負
荷1bの加熱を始めるとともに表示部4に設定温度を表
示する。そして、第1の温度検知回路6で検知された第
1の温度検知素子5の温度、または第2の温度検知回路
9で検知された第2の温度検知素子8の温度が設定温度
を越えればインバータ1を動作停止させ、設定温度以下
となれば再びインバータ1を動作させて負荷1bの温度
調節を行っている。第1の温度検知素子5および第2の
温度検知素子8は、負荷1bの近傍に配置するため第1
および第2の温度検知回路6、9などとはリード線11
を介してコネクタ12で接続されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の誘導
加熱調理器では、リード線11をコネクタ12に挿入す
るときにピン番号を間違えて誤配線した場合に、たとえ
ば図7のように配線してしまった場合には、第1の温度
検知素子5および第2の温度検知素子8と抵抗7および
抵抗10との接続が異なってしまい、第1の温度検知素
子5および第2の温度検知素子8の温度を正しく検知で
きず、温度調節した温度が設定値と異なってしまい調理
性能が悪くなるという問題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、リー
ド線を誤配線した場合に異常表示を行える誘導加熱調理
器を提供することを第1の目的としている。
【0008】また、リード線および温度検知素子などに
異常がないかどうかを簡単に確認できる誘導加熱調理器
を提供することを第2の目的としている。
【0009】また、精度の高い負荷の温度を表示するこ
とのできる使い勝手のよい誘導加熱調理器を提供するこ
とを第3の目的としている。
【0010】さらに、リード線の誤配線などを判別で
き、かつ精度の高い負荷の温度を表示することのできる
使い勝手のよい誘導加熱調理器を提供することを第4の
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、商用電源を高周波電流に変換するイ
ンバータと、前記インバータなどの制御を行う制御回路
と、負荷の温度を検知する2個以上の温度検知素子およ
び温度検知回路と、前記2個以上の温度検知素子および
温度検知回路で検知された温度差を検知する温度差検知
回路と、操作部と、表示部とを備え、前記温度差検知回
路で検知した温度差が一定値以上のときに異常表示を行
う構成としたことを第1の課題解決手段としている。
【0012】また、第2の目的を達成するために、商用
電源を高周波電流に変換するインバータと、前記インバ
ータなどの制御を行う制御回路と、負荷の温度を検知す
る2個以上の温度検知素子および温度検知回路と、操作
部と、前記2個以上の温度検知素子および温度検知回路
で検知している各温度を表示する素子温度表示部とを備
えた構成としたことを第2の課題解決手段としている。
【0013】また、第3の目的を達成するために、商用
電源を高周波電流に変換するインバータと、前記インバ
ータなどの制御を行う制御回路と、負荷の温度を検知す
る2個以上の温度検知素子および温度検知回路と、前記
2個以上の温度検知素子および温度検知回路で検知され
た平均温度を検知する平均温度検知回路と、操作部と、
表示部とを備え、前記平均温度検知回路で検知した温度
を表示する構成としたことを第3の課題解決手段として
いる。
【0014】さらに、第4の目的を達成するために、商
用電源を高周波電流に変換するインバータと、前記イン
バータなどの制御を行う制御回路と、負荷の温度を検知
する2個以上の温度検知素子および温度検知回路と、前
記2個以上の温度検知素子および温度検知回路で検知さ
れた温度差を検知する温度差検知回路、前記2個以上の
温度検知素子および温度検知回路で検知された平均温度
を検知する平均温度検知回路と、切り替え手段と、操作
部と、表示部とを備え、前記切り替え手段にて前記温度
差検知回路で検知された温度差の表示と前記平均温度検
知回路で検知された平均温度の表示とを切り替える構成
としたことを第4の課題解決手段としている。
【0015】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
2個以上の温度検知素子および温度検知回路で検知され
た温度の温度差を検知する温度差検知回路を設け、温度
差検知回路で検知した温度差が一定値以上の時に異常表
示を行うことで、リード線を誤配線した場合には温度差
検知回路で検知した温度差が一定値以上となるため異常
表示を行うことができる。
【0016】また、第2の課題解決手段により、2個以
上の温度検知素子および温度検知回路で検知している温
度を表示する素子温度表示部を設けたことで、随時2個
以上の温度検知素子の温度を表示できる。
【0017】また、第3の課題解決手段により、2個以
上の温度検知素子および温度検知回路で検知された平均
温度を検知する平均温度検知回路を設けて平均温度検知
回路で検知した温度を表示する構成としたことで、表示
した温度と負荷の温度との誤差を小さくでき、負荷の温
度に近い温度表示を行える。
【0018】さらに、第4の課題解決手段により、2個
以上の温度検知素子および温度検知回路で検知された温
度の温度差を検知する温度差検知回路と2個以上の温度
検知素子および温度検知回路で検知された平均温度を検
知する平均温度検知回路と切り替え手段とを設け、切り
替え手段にて温度差検知回路で検知された温度差の表示
と平均温度検知回路で検知された平均温度の表示とを切
り替える構成としたことで、温度差の表示によってリー
ド線の誤配線などを判別でき、平均温度の表示によって
負荷の温度に近い温度表示を行える。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1を参照し
ながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一
符号を付して説明を省略する。
【0020】図に示すように、温度差検知回路13は、
第1の温度検知回路6で検知した温度と第2の温度検知
回路9で検知した温度との温度差を検知するもので、そ
の出力を制御回路14に入力している。そして、温度差
検知回路13で検知した温度差が一定値以上のときに表
示部4に設けた温度差異常表示部4aにより異常表示を
行うようにしている。なお、操作部3には、温度差チェ
ッキー3aを設けている。
【0021】上記構成において、動作を説明すると、操
作部3から自動温度調節モードが入力されると、まず、
制御回路14がインバータ1を動作させて加熱コイル1
aに高周波電流を流して高周波磁界を発生させ、負荷1
bの加熱を始めるとともに表示部4に設定温度を表示す
る。そして、第1の温度検知回路6で検知された第1の
温度検知素子5の温度、または第2の温度検知回路9で
検知された第2の温度検知素子8の温度が設定温度を越
えればインバータ1を動作停止させ、設定温度以下とな
れば再びインバータ1を動作させ、負荷1bの温度調節
を行っている。操作部3内の温度差チェックキー3aを
押した場合には、第1の温度検知回路6で検知された第
1の温度検知素子5の温度と第2の温度検知回路9で検
知された第2の温度検知素子8の温度との温度差T(以
下、検知された温度差をTとする)を温度差検知回路1
3で検知し、温度差Tの絶対値が一定値T0を越えてい
れば表示部4内の温度差異常表示部4aが点灯して温度
差Tの絶対値が大きいことを表示する。リード線11の
配線などが正しければ温度差Tは実際の第1の温度検知
素子5の温度と実際の第2の温度検知素子8の温度との
温度差となるが、図2のように誤配線を行った場合に
は、温度差Tの絶対値は実際の第1の温度検知素子5の
温度および実際の第2の温度検知素子8の温度を検知で
きずに大きくなる。したがって、第1の温度検知素子5
の温度と第2の温度検知素子8の温度とを同一にした状
態(たとえば、機器を一定雰囲気温度中に放置した状
態)で温度差チェックキー3aを押せば、リード線11
の配線が正しければ温度差異常表示部4aは点灯せず、
リード線11の配線が間違っていれば温度差異常表示部
4aが点灯するので、リード線11の誤配線などを検知
できる。
【0022】以上のように本実施例によれば、第1の温
度検知素子5の温度と第2の温度検知素子8の温度とを
同一にした状態で、第1の温度検知回路6で検知された
第1の温度検知素子5の温度と第2の温度検知回路9で
検知された第2の温度検知素子8の温度との温度差Tを
温度差検知回路13で検知し、温度差Tの絶対値が一定
値T0を越えていれば、表示部4内の温度差異常表示部
4aを点灯することによってリード線11の誤配線など
を表示できる。
【0023】なお、本実施例では温度差チェックキー3
aおよび温度差異常表示部4aを設けたが、操作表示方
法は当然別の方法でもよい。たとえば、温度差チェック
キー3aはパワー設定キーなどの複数個同時押しで代用
し、温度差異常表示部4aはパワー表示部の点滅表示で
代用すれば、一般ユーザーには操作できない商品検査用
の隠し機能とすることができる。
【0024】つぎに、本発明の第2の実施例を図3を参
照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構
成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0025】図に示すように、表示部4は、素子温度表
示部4bを有しており、この素子温度表示部4bは、第
1の温度検知回路6で検知した温度と第2の温度検知回
路9で検知した温度とを制御回路2を通して表示する。
なお、操作部3には、素子温度チェックキー4bを設け
ている。
【0026】上記構成において動作を説明すると、操作
部3から自動温度調節モードが入力されると、まず、制
御回路2がインバータ1を動作させて加熱コイル1aに
高周波電流を流して高周波磁界を発生させて負荷1bの
加熱を始めるとともに表示部4に設定温度を表示する。
そして、第1の温度検知回路6で検知された第1の温度
検知素子5の温度、または第2の温度検知回路9で検知
された第2の温度検知素子8の温度が設定温度を越えれ
ばインバータ1を動作停止させ、設定温度以下となれば
再びインバータ1を動作させ、負荷1bの温度調節を行
っている。操作部3内の素子温度チェックキー3bを押
した場合には、素子温度表示部4bで第1の温度検知回
路6で検知された第1の温度検知素子5の温度と第2の
温度検知回路9で検知された第2の温度検知素子8の温
度とを表示する。したがって、第1および第2の温度検
知素子5、8の温度を随時表示でき、リード線11の誤
配線または第1および第2の温度検知素子5、8の不良
などの異常の有無を一目で確認することができる。
【0027】以上のように本実施例によれば、素子温度
表示部4bで第1の温度検知回路6で検知された第1の
温度検知素子5の温度と第2の温度検知回路9で検知さ
れた第2の温度検知素子8の温度とを表示することで、
リード線11の誤配線または第1および第2の温度検知
素子5、8の不良などの異常の有無を一目で確認するこ
とができる。また、第1および第2の温度検知素子5、
8の温度を表示できるようにしたことで、負荷1bの温
度状態が一般ユーザーに分かりやすいという効果もあ
る。
【0028】なお、一般ユーザーには操作できない商品
検査用の隠し機能に限定するならば、素子温度チェック
キー3bはパワー設定キーなどの複数個同時押しで代用
し、素子温度表示部4bはタイマー表示用の数字表示で
代用すればよい。
【0029】つぎに、本発明の第3の実施例を図4を参
照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構
成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0030】図に示すように、平均温度検知回路15
は、第1の温度検知回路6で検知した温度と第2の温度
検知回路9で検知した温度との平均温度を検知するもの
で、その出力を制御回路16に入力している。そして、
平均温度検知回路15で検知した温度を表示部4の不可
温度表示部cで表示する用にしている。
【0031】上記構成におい動作を説明すると、操作部
3から自動温度調節モードが入力されると、まず、制御
回路16がインバータ1を動作させて加熱コイル1aに
高周波電流を流して高周波磁界を発生させて負荷1bの
加熱を始めるとともに表示部4に設定温度を表示する。
そして、第1の温度検知回路6で検知された第1の温度
検知素子5の温度、または第2の温度検知回路9で検知
された第2の温度検知素子8の温度、または平均温度検
知回路15で検知された第1の温度検知回路6で検知し
た温度と第2の温度検知回路9で検知した温度との平均
温度のいずれかが設定温度を越えればインバータ1を動
作停止させ、設定温度以下となれば再びインバータ1を
動作させて負荷1bの温度調節を行っている。負荷1b
の底部には温度勾配が発生し、負荷1bの底部中心と底
部外周との略中間位置あたりが最も温度が高くなる。し
たがって、平均温度検知回路15で検知された負荷1b
の底部中心位置近傍に配置された第1の温度検知素子5
の温度と、負荷1bの底部中心と底部外周との略中間位
置位置近傍に配置された第2の温度検知素子8の温度と
の平均温度が、ほぼ負荷1bの平均温度となる。よっ
て、平均温度検知回路15で検知した平均温度を表示す
れば、ほぼ負荷1bの温度を表示することができる。ま
た、2個の温度検知素子5、8の温度の平均温度を検知
することで、各温度検知素子5、8および温度検知回路
6、9の検知ばらつきを略半分づつ加減算することにな
るため、各ばらつきを相殺する効果によって検知精度を
向上させることができる。
【0032】以上のように本実施例によれば、第1の温
度検知回路6で検知された第1の温度検知素子5の温度
と第2の温度検知回路9で検知された第2の温度検知素
子8の温度との平均温度を平均温度検知回路15で検知
して表示することによって、負荷1bの温度に近い検知
精度のよい温度表示を行うことができる。
【0033】つぎに、本発明の第4の実施例を図5を参
照しながら説明する。なお、上記第1および第3の実施
例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略す
る。
【0034】図に示すように、温度差検知回路13は、
第1の温度検知回路6で検知した温度と第2の温度検知
部9で検知した温度との温度差を検知し、平均温度検知
回路15は、第1の温度検知回路6で検知した温度と第
2の温度検知回路9で検知した温度との平均温度を検知
するもので、それぞれの出力を制御回路17に入力して
いる。操作部3には、温度差チェックキー3aと負荷温
度表示キー3cとを切り替える切り替え手段3dを設
け、切り替え手段3dにより温度差検知回路13で検知
された温度差の表示と平均温度検知回路15で検知され
た平均温度の表示とを切り替えるようにしている。
【0035】上記構成において動作を説明すると、操作
部3から自動温度調節モードが入力されると、まず、制
御回路17がインバータ1を動作させて加熱コイル1a
に高周波電流を流して高周波磁界を発生させて負荷1b
の加熱を始めるとともに表示部4に設定温度を表示す
る。そして、第1の温度検知回路6で検知された第1の
温度検知素子5の温度、または第2の温度検知回路9で
検知された第2の温度検知素子8の温度、または平均温
度検知回路15で検知された第1の温度検知回路6で検
知した温度と第2の温度検知回路9で検知した温度との
平均温度のいずれかが設定温度を越えればインバータ1
を動作停止させ、設定温度以下となれば再びインバータ
1を動作させて負荷1bの温度調節を行っている。負荷
1bの底部には温度勾配が発生し、負荷1bの底部中心
と底部外周との略中間位置あたりが最も温度が高くな
る。
【0036】したがって、平均温度検知回路15で検知
された負荷1bの底部中心位置近傍に配置された第1の
温度検知素子5の温度と、負荷1bの底部中心と底部外
周との略中間位置位置近傍に配置された第2の温度検知
素子8の温度との平均温度がほぼ負荷1bの平均温度と
なる。温度差検知回路13では第1の温度検知回路6で
検知された第1の温度検知素子5の温度と、第2の温度
検知回路9で検知された第2の温度検知素子8の温度と
の温度差を検知している。ここで、切り替え手段3d内
の負荷温度表示キー3cを押した場合には、平均温度検
知回路15で検知した平均温度を負荷温度として、温度
差および負荷温度表示部4dに表示し、温度差チェック
キー3aを押した場合には、温度差検知回路13で検知
した温度差を温度差および負荷温度表示部4dに表示す
る。
【0037】よって、機器使用状態で負荷温度表示キー
3cを押して平均温度検知回路15で検知した平均温度
を表示することによって精度の高い負荷温度を表示する
ことができ、使い勝手をよくできるとともに、第1の温
度検知素子5の温度と第2の温度検知素子8の温度とを
同一にした状態(たとえば、機器を一定雰囲気温度中に
放置した状態)で温度差チェックキー3aを押して温度
差検知回路13で検知した温度差を温度差および負荷温
度表示部4dに表示することによって温度差が大きけれ
ばリード線11の誤配線などを検知できる。
【0038】以上のように本実施例によれば、温度差検
知回路13によって検知した第1の温度検知回路6で検
知した温度と第2の温度検知部9で検知した温度との温
度差と、平均温度検知回路15で検知した第1の温度検
知回路6で検知した温度と第2の温度検知回路9で検知
した温度との平均温度とを、切り替え手段2daのキー
操作によって任意に表示できるため、リード線11の誤
配線などを検知できるとともに精度の高い負荷の温度表
示を行える。
【0039】なお、本実施例では温度差チェックキー3
aおよび負荷温度表示キー3cを設けたが、通常操作で
は負荷温度表示のみ行い、パワー設定キーなどの複数個
同時押しなどを行った場合のみ温度差を表示するように
すれば、温度差表示は一般ユーザーには操作できない商
品検査用の隠し機能とすることができる。
【0040】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、2個以上の温度検知素子および温度検知回路
で検知された温度の温度差を検知する温度差検知回路を
設け、温度差検知回路で検知した温度差が一定値以上の
ときに異常表示を行うようにしたから、リード線を誤配
線した場合には温度差検知回路で検知した温度差が一定
値以上となるため、異常表示を行うことができ、信頼性
の高い誘導加熱調理器を提供できる。
【0041】また、2個以上の温度検知素子および温度
検知回路で検知している温度を表示する素子温度表示部
を設けたから、随時2個以上の温度検知素子の温度を表
示でき、リード線および温度検知素子などに異常がない
かどうかを簡単に確認できる信頼性の高い誘導加熱調理
器を提供できる。
【0042】また、2個以上の温度検知素子および温度
検知回路で検知された平均温度を検知する平均温度検知
回路を設け、平均温度検知回路で検知した温度を表示す
る構成としたから、表示した温度と負荷の温度との誤差
を小さくでき、負荷の温度に近い精度の高い温度表示を
行うことができる使い勝手のよい誘導加熱調理器を提供
できる。
【0043】さらに、2個以上の温度検知素子および温
度検知回路で検知された温度の温度差を検知する温度差
検知回路と2個以上の温度検知素子および温度検知回路
で検知された平均温度を検知する平均温度検知回路と切
り替え手段とを設け、切り替え手段にて温度差検知回路
で検知された温度差の表示と平均温度検知回路で検知さ
れた平均温度の表示とを切り替える構成としたから、温
度差の表示によってリード線の誤配線などを判別でき、
平均温度の表示によって負荷の温度に近い精度の高い温
度表示を行うことができる使い勝手のよい誘導加熱調理
器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の誘導加熱調理器の回路
ブロック図
【図2】同誘導加熱調理器のリード線を誤配線した場合
の回路ブロック図
【図3】本発明の第2の実施例の誘導加熱調理器の回路
ブロック図
【図4】本発明の第3の実施例の誘導加熱調理器の回路
ブロック図
【図5】本発明の第4の実施例の誘導加熱調理器の回路
ブロック図
【図6】従来の誘導加熱調理器の回路ブロック図
【図7】同誘導加熱調理器のリード線を誤配線した場合
の回路ブロック図
【符号の説明】
1 インバータ 3 操作部 4 表示部 5 第1の温度検知素子(温度検知素子) 6 第1の温度検知回路(温度検知回路) 8 第2の温度検知素子(温度検知素子) 9 第2の温度検知回路(温度検知回路) 13 温度差検知回路 14 制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源を高周波電流に変換するインバ
    ータと、前記インバータなどの制御を行う制御回路と、
    負荷の温度を検知する2個以上の温度検知素子および温
    度検知回路と、前記2個以上の温度検知素子および温度
    検知回路で検知された温度差を検知する温度差検知回路
    と、操作部と、表示部とを備え、前記温度差検知回路で
    検知した温度差が一定値以上のときに異常表示を行う構
    成とした誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 商用電源を高周波電流に変換するインバ
    ータと、前記インバータなどの制御を行う制御回路と、
    負荷の温度を検知する2個以上の温度検知素子および温
    度検知回路と、操作部と、前記2個以上の温度検知素子
    および温度検知回路で検知している各温度を表示する素
    子温度表示部とを備えた構成とした誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 商用電源を高周波電流に変換するインバ
    ータと、前記インバータなどの制御を行う制御回路と、
    負荷の温度を検知する2個以上の温度検知素子および温
    度検知回路と、前記2個以上の温度検知素子および温度
    検知回路で検知された平均温度を検知する平均温度検知
    回路と、操作部と、表示部とを備え、前記平均温度検知
    回路で検知した温度を表示する構成とした誘導加熱調理
    器。
  4. 【請求項4】 商用電源を高周波電流に変換するインバ
    ータと、前記インバータなどの制御を行う制御回路と、
    負荷の温度を検知する2個以上の温度検知素子および温
    度検知回路と、前記2個以上の温度検知素子および温度
    検知回路で検知された温度差を検知する温度差検知回
    路、前記2個以上の温度検知素子および温度検知回路で
    検知された平均温度を検知する平均温度検知回路と、切
    り替え手段と、操作部と、表示部とを備え、前記切り替
    え手段にて前記温度差検知回路で検知された温度差の表
    示と前記平均温度検知回路で検知された平均温度の表示
    とを切り替える構成とした誘導加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009228906A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Denso Corp 冷凍サイクル装置
JP2011023188A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2011071040A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器

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