JPH06338383A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JPH06338383A
JPH06338383A JP12885893A JP12885893A JPH06338383A JP H06338383 A JPH06338383 A JP H06338383A JP 12885893 A JP12885893 A JP 12885893A JP 12885893 A JP12885893 A JP 12885893A JP H06338383 A JPH06338383 A JP H06338383A
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佳洋 山下
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憲二 服部
Hirobumi Noma
博文 野間
Yuji Fujii
裕二 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示手段を有する誘導加熱調理器において、
火力調節あるいは鍋の操作時に設定内容を確認しやすく
し、機器の操作性を良くする。 【構成】 制御部4は誘導加熱部制御手段14からの入
力信号に基づいて表示信号を作成して第1の表示手段1
8に出力する第1の表示制御手段17を具備し、操作部
5は複数の表示モードの中から特定の表示モードを選択
する信号を入力する表示モード設定手段32からの入力
信号と、モード制御手段26からの入力信号に基づいて
表示信号を作成して第2の表示手段33に出力する第2
の表示制御手段34を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示手段を有する誘導
加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、誘導加熱調理器はその安全・清潔
・高効率という優れた特徴が理解されて、一般家庭に普
及しつつある。誘導加熱調理器とは、スパイラル平面状
にまかれている加熱コイルに数十KHzの高周波電流を
印加することにより、加熱コイルと磁気結合する負荷鍋
を誘導加熱する構造であり、この数十KHzの高周波電
流は誘導加熱部においてスイッチング手段を開閉させる
ことにより発生させている。また、機器の動作モードな
どの表示手段は通常、入力手段とともに機器の前方側面
に配置されているが、特開平3−114182号公報や
実開昭60−59389号公報に示すように、トッププ
レートを透光性とし、その下に発光する表示灯を配置し
たものも知られている。
【0003】以下に従来構成の誘導加熱調理器について
図19および図20を用いて説明する。図19は従来構
成の誘導加熱調理器のブロック図である。図19におい
て、1は交流電源、2は電源スイッチ、3は誘導加熱部
で、整流器10、加熱コイル11、スイッチング手段1
2、インバータ回路13で構成されている。
【0004】制御部4では、誘導加熱部制御手段14が
スイッチング手段12の開閉制御を行い、スイッチング
手段12の導通時間を制御することで加熱コイル11へ
の印加電流を制御している。また、誘導加熱部制御手段
14は感温素子6からの入力信号を基に負荷鍋7内にあ
る被調理物9の温度を間接的に検知し、さらに、インバ
ータ回路13、感温素子6などの異常を検知すると誘導
加熱部3の出力停止等の措置を行っている。
【0005】操作部5では、電源スイッチ2が投入され
た状態においてモード制御手段26が加熱停止状態、誘
導加熱部3の一定出力による加熱状態、感温素子6にて
検知する温度と設定温度の関係により誘導加熱部3の出
力を自動調節する自動温度調節状態などの複数の機器動
作モードと各動作モードに対して複数の設定出力あるい
は温度などの機器動作に関する設定を所有しており、入
力手段31からの入力信号を基に前記設定を変更する。
【0006】制御部4および操作部5はそれぞれ第1の
変調手段15と第1の復調手段16、第2の変調手段2
7と第2の復調手段28を備えている。制御部4におい
て、第1の変調手段15が誘導加熱部制御手段14から
入力する誘導加熱部3などの異常状態に関する入力信号
を所定桁のデジタル信号に変換して、第2の復調手段2
8にシリアル送信し、第1の復調手段16が第2の変調
手段27からの入力信号を機器動作モードなどの設定を
示す信号に再変換して、誘導加熱部制御手段14に出力
する。また、操作部5において、第2の変調手段27が
モード制御手段26から入力する機器動作モードなどの
設定に関する入力信号を所定桁のデジタル信号に変換し
て、第1の復調手段16にシリアル送信し、第2の復調
手段28が第1の変調手段15からの入力信号を誘導加
熱部3などの異常状態を示す信号に再変換してモード制
御手段26に出力する。以上のように、変調手段および
復調手段を用いて制御部4と操作部5の間で最小限の配
線数にてそれぞれが所有する複数の情報を交換してい
る。
【0007】また、操作部5は表示制御手段29を備え
ている。表示制御手段29は、モード制御手段26から
の機器動作モードなどの設定、誘導加熱部3などの異常
状態などに関する入力信号に基づいて表示信号を作成
し、前記表示信号を表示手段30に出力する。
【0008】図20は従来構成の誘導加熱調理器の外観
図である。通常、据置型の誘導加熱調理器ではトッププ
レート8を機器の上面とし、タクトスイッチ等で構成さ
れる入力手段31は機器を使用する者に対面する側面に
設置されている。そして、表示手段30は図20(a)
に示すようにトッププレート8の近傍あるいは図20
(b)に示すように入力手段31の近傍に配置されてい
る。トッププレート8近傍は負荷鍋7を操作して調理を
行っているときに見やすい位置であり、入力手段31近
傍は機器動作モードなどの設定を変更するために入力手
段31を操作するときに見やすい位置である。
【0009】以上のように構成された従来構成の誘導加
熱調理器の表示について、図21を用いてその動作を説
明する。図21は操作部5にある表示制御手段29の動
作を示すフローチャートである。図21に示すように、
ステップ91で表示制御手段29はモード制御手段26
から機器動作モードなどの設定、誘導加熱部3などの異
常状態に関する信号を入力する。そして、ステップ92
で誘導加熱部3などの異常状態を検知していない場合は
ステップ93で機器動作モード、設定出力または温度に
基づく表示信号を作成し、また、誘導加熱部3などの異
常状態を検知した場合はステップ94で最も優先順位の
高い異常状態に基づく表示信号を作成する。そして、ス
テップ95で前記表示信号を表示手段30に出力して、
機器を使用する者に異常状態の存在を知らせて加熱停止
などの措置を促す。なお、各異常状態にはその発生時の
危険度合いから優先順位が設けられており、複数の異常
状態が同時に発生した場合は優先順位の高い異常状態を
示す表示信号を表示手段30に出力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来構
成では、トッププレート8と入力手段31が離れた位置
に配置されているので、トッププレート8近傍に表示手
段30を配置した場合は、入力手段31を操作するとき
に機器動作モードなどの設定変更が確実に行われている
ことを確認するために、視線をいちいちずらさなければ
ならず操作性が悪い。また、入力手段31近傍に表示手
段30を配置した場合も同様に、被調理物9を調理して
視線が負荷鍋7にあるときに、機器動作モードなどの設
定を表示手段30で確認するのも面倒な作業となる。
【0011】また、制御部4の制御する表示手段がない
ので、制御部4内での機器動作モードなどの設定を直接
知ることができず、第2の変調手段27および第1の復
調手段16を経由して上記設定が操作部5から制御部4
に正確に伝わっているかを確認するのが容易でない。
【0012】さらに、誘導加熱部3などに異常状態が発
生した場合は優先的に表示手段30で前記異常状態の表
示を行うので、現在の入力手段31による機器動作モー
ドなどの設定がどのようになっているかを知ることがで
きなくなり、入力手段31による設定変更を禁止せざる
を得ず操作性が良くない。
【0013】さらに、従来構成には感温素子6によって
検知する温度を表示する表示手段が存在せず負荷鍋7内
の被調理物9の温度を直接知ることができないので、て
んぷら調理を行う場合には負荷鍋7内の油の温度が分か
らずに、てんぷらをいつ油の中に投入して調理を行うか
タイミングを図りかねるという課題を有している。
【0014】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、機器動作モードなどの設定変更時および鍋を操作し
て調理しているときのどちらの場合にも、上記設定ある
いは異常状態の確認が容易に行えるようにし、また、2
つの表示手段を見比べて制御部と操作部の間で通信が確
実に行われているかを判断することができるようにし、
さらに、同一の表示部で複数内容の表示が行えるように
して、表示部の省スペース化を図るとともに機器を使用
する者の意志によって、より多くの情報を得ることがで
きるようにすることを第1の目的とする。
【0015】また、第1の目的に加えて、任意の表示モ
ードを選択して望む情報を得た後に所定時間経過すると
自動的に初期の表示モードに変更し、再度初期の表示モ
ードに設定し直す手間を省いて操作性を良くすることを
第2の目的とする。
【0016】さらに、第2の目的に加えて、機器動作モ
ードなどの設定を変更している間は選択した表示モード
を継続して、操作性を良くすることを第3の目的とす
る。
【0017】さらに、第1の目的に加えて、制御部から
操作部への信号量を減らして制御部の変調手段および操
作部の復調手段の構成を簡単にすることを第4の目的と
する。
【0018】さらに、第4の目的に加えて、任意の表示
モードを選択して望む情報を得た後に所定時間経過する
と、制御部が自動的に初期の表示モードに変更し、操作
部から前記表示モードを変更するための信号を入力する
手間を省くことを第5の目的とする。
【0019】さらに、第4の目的に加えて、制御部と操
作部間の配線数を減らして機器の構成を簡単にすること
を第6の目的とする。
【0020】さらに、第6の目的に加えて、任意の表示
モードを選択して望む情報を得た後に所定時間経過する
と制御部が自動的に初期の表示モードに変更し、操作部
から信号を入力する手間を省くことを第7の目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の誘導加熱調理器は、加熱コイルおよび
スイッチング手段を含む誘導加熱部と、前記誘導加熱部
を制御する誘導加熱部制御手段および制御信号を変調す
る第1の変調手段および制御信号を復調する第1の復調
手段を含む制御部と、入力手段および前記入力手段から
の信号に応じて機器動作モード、設定出力などの機器動
作状態に関する設定の変更あるいは維持制御を行うモー
ド制御手段および制御信号を変調する第2の変調手段お
よび制御信号を復調する第2の復調手段を含む操作部を
備え、前記制御部は前記誘導加熱部制御手段からの入力
信号に基づいて表示信号を作成して第1の表示手段に出
力する第1の表示制御手段を具備し、前記操作部は複数
の表示モードの中から特定の表示モードを選択する信号
を入力する表示モード設定手段からの入力信号と、前記
モード制御手段からの入力信号に基づいて表示信号を作
成して第2の表示手段に出力する第2の表示制御手段を
具備する構成としたものを第1の課題解決手段としてい
る。
【0022】また、第2の目的を達成するために、前記
操作部はタイマー手段を備え、前記タイマー手段は所定
時間カウント終了後に前記第2の表示制御手段に前記第
2の表示手段の表示モードを所定のモードに変更する信
号を出力し、前記第2の表示制御手段あるいは前記表示
モード設定手段からの入力信号に基づいてカウンタの初
期化あるいはカウント動作の開始を行う構成としたもの
を第2の課題解決手段としている。
【0023】さらに、第3の目的を達成するために、前
記タイマー手段は前記入力手段からの入力信号に基づい
てカウンタの初期化を行う構成としたものを第3の課題
解決手段としている。
【0024】さらに、第4の目的を達成するために、加
熱コイルおよびスイッチング手段を含む誘導加熱部と、
前記誘導加熱部を制御する誘導加熱部制御手段および制
御信号を変調する第1の変調手段および制御信号を復調
する第1の復調手段を含む制御部と、入力手段および前
記入力手段からの信号に応じて機器動作モード、設定出
力などの機器動作状態に関する設定の変更あるいは維持
制御を行うモード制御手段および制御信号を変調する第
2の変調手段および制御信号を復調する第2の復調手段
を含む操作部を備え、前記操作部は前記モード制御手段
からの入力信号に基づいて表示信号を作成して第2の表
示手段に出力する第2の表示制御手段および複数の表示
モードの中から特定の表示モードを選択する信号を入力
する表示モード設定手段を具備し、前記制御部は前記表
示モード設定手段と前記誘導加熱部制御手段からの入力
信号に基づいて表示信号を作成して第1の表示手段に出
力する第1の表示制御手段を具備する構成としたものを
第4の課題解決手段としている。
【0025】さらに、第5の目的を達成するために、前
記制御部はタイマー手段を備え、前記タイマー手段は所
定時間カウント終了後に前記第1の表示制御手段に前記
第1の表示手段の表示モードを所定のモードに変更する
信号を出力し、前記第1の表示制御手段あるいは前記表
示モード設定手段からの入力信号に基づいてカウンタの
初期化あるいはカウント動作の開始を行う構成としたも
のを第5の課題解決手段としている。
【0026】さらに、第6の目的を達成するために、加
熱コイルおよびスイッチング手段を含む誘導加熱部と、
前記誘導加熱部を制御する誘導加熱部制御手段および制
御信号を変調する第1の変調手段および制御信号を復調
する第1の復調手段を含む制御部と、入力手段および前
記入力手段からの信号に応じて機器動作モード、設定出
力などの機器動作状態に関する設定の変更あるいは維持
制御を行うモード制御手段および制御信号を変調する第
2の変調手段および制御信号を復調する第2の復調手段
を含む操作部を備え、前記操作部は前記モード制御手段
からの入力信号に基づいて表示信号を作成して第2の表
示手段に出力する第2の表示制御手段および複数の表示
モードの中から特定の表示モードを選択する信号を入力
する表示モード設定手段を具備し、前記第2の変調手段
は機器動作モードの設定に対応する動作モード設定信号
に加えて、前記表示モード設定手段から入力する表示モ
ード変更信号を所定桁のデジタル信号に変換して前記第
1の復調手段にシリアル出力し、前記制御部は複数の前
記第1の復調手段と前記誘導加熱部制御手段からの入力
信号に基づいて表示信号を作成して第1の表示手段に出
力する第1の表示制御手段を具備し、前記第1の復調手
段は前記第2の変調手段からの入力信号を前記動作モー
ド設定信号あるいは前記表示モード変更信号に再変換し
て、前記動作モード設定信号は前記誘導加熱部制御手段
に、前記表示モード変更信号は前記第1の表示制御手段
にそれぞれ出力する構成としたものを第6の課題解決手
段としている。
【0027】さらに、第7の目的を達成するために、前
記制御部はタイマー手段を備え、前記タイマー手段は所
定時間カウント終了後に前記第1の表示制御手段に前記
第1の表示手段の表示モードを所定のモードに変更する
信号を出力し、前記第1の表示制御手段あるいは前記第
1の復調手段からの入力信号に基づいてカウンタの初期
化あるいはカウント動作の開始を行う構成としたものを
第7の課題解決手段としている。
【0028】
【作用】本発明は上記の第1の課題解決手段において、
制御部と操作部はそれぞれ変調手段と復調手段を備えて
いるので、有線通信の場合にはシリアル信号による送受
信が可能となり、制御部と操作部を接続する信号線の本
数を大幅に削減できる。また、制御部内の信号に基づい
て表示を行う第1の表示手段と操作部内の信号に基づい
て表示を行う第2の表示手段を設けているので、それぞ
れの表示手段への配線を短くするとともに、機器動作モ
ードなどの設定あるいは誘導加熱部などの異常状態など
の表示を異なる場所においてほとんど同時に行うことが
できる。例えば、誘導加熱部および制御部が収納される
本体上面のトッププレート近傍に第1の表示手段を配置
し入力手段近傍に第2の表示手段を配置した場合は、上
記のようにそれぞれの表示手段への配線を短くすること
ができるとともに、鍋を操作して調理しているときは、
トッププレート近傍に位置する第1の表示手段を見て機
器動作モードなどの設定等の確認が容易に行え、入力手
段を操作して前記設定の変更を行っているときは、入力
手段近傍に位置する第2の表示手段を見て設定変更が確
実に行われていることを視線をその都度変更せずに難な
く確認できる。
【0029】また、第1の表示手段と第2の表示手段の
表示内容を見比べることにより通信を経て機器動作モー
ドなどの設定が操作部から制御部に正しく伝わっている
こと、および誘導加熱部などの異常状態などが制御部か
ら操作部に正しく伝わっていることを見て通信が確実に
行われていることを確認できる。
【0030】さらに、操作部は複数の表示モードの中か
ら特定の表示モードを選択する信号を入力する表示モー
ド設定手段からの入力信号、およびモード制御手段から
の入力信号に基づいて表示信号を作成し、第2の表示手
段に出力する第2の表示制御手段を設けているので、機
器を使用する者が表示モード設定手段を操作して複数の
表示モードの中から必要なものを選択して多様な情報を
得ることが可能になる。
【0031】すなわち、第2の表示手段で表示可能なモ
ードとして誘導加熱部等の異常状態の有無に関係なく、
入力手段で設定された機器動作モードなどの設定の表示
を行うモードを設けた場合、誘導加熱部などに異常状態
が発生したときには第1の表示手段で前記異常状態の表
示を行って、機器を使用する者に前記異常状態の存在を
示しつつ、第2の表示手段では前記に示した設定表示を
行うモードを選択して前記異常状態が発生する前の機器
動作モードなどを知ることができ、かつ、入力手段を操
作して機器動作モードなどの設定変更を行ったときに
も、設定が確実に変更されていることを確認できるとと
もに、前記異常状態が解消されると最新の設定に応じて
機器の動作を再開することができる。
【0032】さらに、感温素子で検知する負荷鍋内の被
調理物の温度が第1の変調手段および第2の復調手段を
介して制御部から操作部に伝達されている場合は、負荷
鍋内の被調理物の温度を表示するモードを設けて第2の
表示手段にて温度表示を行うことができる。
【0033】また、第2の課題解決手段において、表示
モード設定手段を操作して表示モードを初期の表示モー
ド以外のものに変更したときに、タイマー手段のタイマ
ーカウンタを初期化してカウント動作を開始し、タイマ
ー手段は所定時間カウントした後に第2の表示制御手段
に第2の表示手段の表示モードを前記初期の表示モード
に変更するための信号を出力し、この信号を入力して第
2の表示制御手段が第2の表示手段の表示モードを前記
初期の表示モードに自動的に変更するので、前記初期の
表示モードから他の表示モードに変更しても所定時間経
過すると自動的に前記初期の表示モードに戻すことがで
きる。すなわち、第1の表示手段と同一内容の表示を行
うモードを初期の表示モードとした場合、通常は前記初
期の表示モードにて機器を使用する者の状況に最適な場
所で情報の提供などの効果を実現しつつ、機器を使用す
る者の意志によって表示モード設定手段を操作して、第
2の表示手段の表示モードを前記初期の表示モードから
その他の表示モードに変更し、多様な情報を得ることが
できるとともに、情報を得た後は自動的に前記初期の表
示モードに戻るので、再度表示モード設定手段を操作し
て第2の表示手段の表示モードを前記初期の表示モード
に変更する手間を省くことができる。
【0034】さらに、第3の課題解決手段において、第
2の表示手段の表示モードとして入力手段で設定された
機器動作モードなどの設定の表示を行うモードを選択し
た場合に、入力手段からの入力信号に基づいてタイマー
手段がタイマーカウンタの初期化を行うので、入力手段
を操作して機器動作モードなどの設定変更を行っている
途中で表示モードが変わってしまうのを防ぐことがで
き、また、設定変更が終了して所定時間経過すると、タ
イマー手段がカウントを終了して自動的に初期の表示モ
ードに戻ることができる。
【0035】さらに、第4の課題解決手段において、操
作部の表示モード設定手段および誘導加熱部制御手段か
らの入力信号に基づいて表示信号を作成し、第1の表示
手段に出力する第1の表示制御手段を制御部に設けてい
るので、機器を使用するものが操作部にある表示モード
設定手段を操作して、制御部の複数の情報の中から必要
なものを選択して第1の表示手段に表示させることが可
能になる。したがって、制御部の情報を第1の変調手段
と第2の復調手段を介して制御部から操作部に送信する
必要がなくなり、多量のデータ通信を削除して機器の構
成を簡単にすることができる。
【0036】さらに、第5の課題解決手段において、タ
イマー手段を制御部に設け、前記タイマー手段は第1の
表示制御手段が表示モード設定手段からの入力信号に基
づいて、初期の表示モードからその他の表示モードに変
更した所定時間後に、表示モードを前記初期の表示モー
ドに変更するための信号を出力し、この信号を入力して
第1の表示制御手段は表示モードを前記初期の表示モー
ドに自動的に変更するので、第1の変調手段および第2
の復調手段を介して制御部から操作部に送信する信号量
を削減し、かつ、操作部からの入力信号により表示モー
ドの変更を行った場合に、再度操作部から信号を入力し
なくても所定時間経過すると自動的に所定の表示モード
に戻すことができる。
【0037】さらに、第6の課題解決手段において、操
作部にある表示モード設定手段によって選択された表示
モードを、操作部にある第2の変調手段が所定桁のデジ
タル信号に変換して第1の変調手段にシリアル出力し、
制御部にある第1の復調手段がこの信号を入力し、元の
表示モードを示す信号に再変換して第1の表示制御手段
に出力するので、操作部にある表示モード設定手段と制
御部にある第1の表示制御手段の信号授受用の専用配線
を削除して機器の構成を簡単にすることができる。
【0038】さらに、第7の課題解決手段において、制
御部にあるタイマー手段は第1の表示制御手段が第1の
復調手段からの入力信号に基づいて、初期の表示モード
からその他の表示モードに変更した所定時間後に、表示
モードを前記初期の表示モードに変更するための信号を
出力し、この信号を入力して第1の表示制御手段は表示
モードを前記初期の表示モードに自動的に変更するの
で、制御部と操作部を結ぶ配線を減らして機器の構成を
簡単にしつつ、操作部の表示モード設定手段を操作して
再度表示モードを前記初期の表示モードに変更する手間
を省くことができる。
【0039】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について、図1
〜図4を参照しながら説明する。
【0040】図1は本発明の第1の実施例における誘導
加熱調理器のブロック図を示したものである。なお、本
実施例において、従来例と同じ機能を有する部材には同
一の符号を付し説明を省略する。本実施例の特徴的構成
は、図19の従来の制御部4に第1の表示制御手段17
および第1の表示手段18、操作部5に表示モード設定
手段32を新たに設け、従来構成で備えていた操作部5
の表示手段30を第2の表示手段33、表示制御手段2
9を第2の表示制御手段34とし、第2の表示制御手段
34が誘導加熱部3などの異常状態を優先的に表示する
異常優先モードと、前記異常状態の有無にかかわらず、
機器動作モードなどの設定を表示する設定優先モードの
2つの表示モードを持ち、かつ、表示モード設定手段3
2からの入力信号を基に前記2つの表示モードの切り替
えを行い、かつ、モード制御手段26からの入力信号に
基づいて現在選択されている表示モードに従った表示信
号を作成して、第2の表示手段33に出力することであ
る。
【0041】図2は第1の実施例における誘導加熱調理
器の外観図を示したものである。図2に示すように、第
1の表示手段18をトッププレート8の近傍に配置し、
第2の表示手段33を入力手段31の近傍に配置してい
る。また、表示モード設定手段32を入力手段31の近
傍に配置している。
【0042】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、図3および図4を用いてその動作を説明する。
まず、2つの表示手段の表示動作について説明する。機
器を使用する者が電源スイッチ2をオン状態にした後
に、入力手段31を使って誘導加熱部3が一定の出力を
行う加熱モードを選択すると、操作部5ではモード制御
手段26が機器動作モードを加熱モードに変更し、第2
の表示制御手段34がモード制御手段26から加熱モー
ドに対応する信号を入力して加熱モードを示す表示信号
を作成し、前記表示信号を第2の表示手段33へ出力し
て第2の表示手段33で加熱モードの表示が行われる。
【0043】また、操作部5では第2の変調手段27が
モード制御手段26からの加熱モードを示す入力信号を
所定桁のデジタル信号に変換してシリアル出力し、前記
デジタル信号を制御部4の第1の復調手段16が入力し
て、元の加熱モードを示す信号に再変換し誘導加熱部制
御手段14に出力する。そして、誘導加熱部制御手段1
4が前記加熱モード信号に従って誘導加熱部3を制御す
るとともに、第1の表示制御手段17へ前記加熱モード
信号に基づく信号を出力し、この信号に基づいて第1の
表示制御手段17が加熱モードを示す表示信号を作成し
て第1の表示手段18へ出力し、第1の表示手段18で
加熱モードの表示が行われる。
【0044】上記のように、トッププレート8近傍の第
1の表示手段18と入力手段31近傍の第2の表示手段
33の両方で加熱モードを表示するので、負荷鍋7に被
調理物9を投入するなどの調理を行っているときは視点
を機器の上方に置いて負荷鍋7を見るので、第1の表示
手段18によって機器の動作状態がその都度視線を移動
することなく一目で確認できる。また、入力手段31を
操作しているときは入力手段31の前方から機器を見る
ので、その近傍に配置されている第2の表示手段33に
よって視線をずらすことなく機器の動作状態などを確認
することができる。
【0045】また、第1の表示手段18が制御部4内で
の機器動作モードなどの設定あるいは誘導加熱部3など
の異常状態などに関する表示を行い、第2の表示手段3
3が操作部5内での機器動作モード内の設定あるいは誘
導加熱部3などの異常状態などに関する表示を行うの
で、これら2つの表示手段の表示内容を比較することに
より制御部4と操作部5の間で通信が正常に行われてい
るか否かが容易に判断でき、通信に異常がある場合には
機器を使用する者に対しての措置を促すことができる。
【0046】次に、操作部5に設ける2つの表示モード
について説明する。図3は第2の表示制御手段34の動
作を示すフローチャートである。第2の表示制御手段3
4は誘導加熱部3などの異常状態を優先的に表示する異
常優先モードと、前記異常状態の有無にかかわらず機器
動作モードなどの設定を表示する設定優先モードの2つ
の表示モードを持っている。そして、図3に示すように
電源スイッチ2を接続して機器に交流電源1を印加する
と第2の表示制御手段34は動作を開始する。まず、ス
テップ1で2つある表示モードの内で異常優先モードを
初期のモードとして選択する。次に、ステップ2で表示
モード設定手段32からの入力信号に基づいて2つの表
示モードの切り替え制御を行い、ステップ3でモード制
御手段26から機器動作モード、設定出力あるいは設定
温度、誘導加熱部3などの異常状態に関する信号を入力
した後に、ステップ4で選択された表示モードに従って
モード制御手段26からの入力信号に基づいて表示信号
を作成し、ステップ5で第2の表示手段33に前記表示
信号を出力する。
【0047】図4は第2の表示制御手段34における表
示モードの選択方法を示すフローチャートである。表示
モード設定手段32はタクトスイッチやレバースイッチ
などで構成されており、タクトスイッチの場合は通常は
「L」信号でスイッチが押されているときに「H」信号
を出力し、レバースイッチの場合はレバー部の設定位置
によりそれぞれ「H」あるいは「L」信号を出力する。
本実施例1では表示モード設定手段32にタクトスイッ
チを使用するものとする。図4に示すように、第2の表
示制御手段34はステップ11で表示モード設定手段3
2から所定以上の時間幅を持つ「H」信号を入力する
と、ステップ12でこの信号を表示モード切り替えのた
めの信号と判断し、ステップ13で異常優先モードから
設定優先モード、あるいは設定優先モードから異常優先
モードへと表示モードを変更する。
【0048】なお、表示モード設定手段32からの
「H」入力信号に所定の時間幅を持たせるのは、周囲か
らの雑音の影響による瞬時の「H」入力を第2の表示モ
ード制御手段34が前記表示モード切り替え信号と誤検
知するのを防ぐためであり、この時間幅は周囲の環境を
考慮して決定されるべきものである。
【0049】図4で示した方法で選択した表示モードに
従った表示について、図3を用いて説明する。まず、制
御部4にある第1の表示手段18は、誘導加熱部3など
の異常状態が発生したときは前記異常状態の表示を優先
的に行い、前記異常が発生していないときは操作部5か
らの入力信号により得た機器動作モードなどの設定に関
する表示を行う。
【0050】操作部5にある第2の表示手段33は、第
2の表示制御手段34からの入力信号、すなわち表示モ
ード設定手段32で選択された表示モードに従ってモー
ド制御手段26からの入力信号に基づく表示を行う。
【0051】まず、表示モード設定手段32で異常優先
モードを選択した場合は、第2の表示制御手段34はモ
ード制御手段26からの入力信号により誘導加熱部3な
どに異常が発生していることを検知すると前記異常状態
の表示を行い、前記異常が発生していないときは機器動
作モードなどの設定に関する表示を行う。
【0052】また、表示モード設定手段32で設定優先
モードを選択した場合は、前記異常状態の発生の有無を
問わず第2の表示制御手段34は第2の表示手段33に
表示信号を出力して機器動作モードなどの設定の表示を
行う。したがって、第2の表示制御手段34がモード制
御手段26からの入力信号により誘導加熱部3などに異
常が発生していることを検知した場合、第1の表示手段
18では前記異常状態に対応する表示を行うが第2の表
示手段33は相変わらず前記設定の表示を行うので、第
2の表示手段33を見て機器動作モードなどの設定状態
を知ることができる。
【0053】さらに、前記の異常の有無にかかわらず入
力手段31を用いて前記設定の変更を行ったときには、
第2の表示手段33で前記設定の変更内容を確実に確認
することができるとともに、前記異常が解消した後は最
新の設定で機器の動作を再開することができる。
【0054】以上のように、信号線の数を増やすことな
く異なる場所で同一表示を行い、火力調節時あるいは鍋
の操作時に設定内容を確認しやすくすることができると
ともに、制御部4と操作部5間の通信の異常の有無を確
認しやすくすることができる。
【0055】また、場合によっては異なる場所で異なる
表示を行うことができ、複数の情報を同時に表示した
り、さらには、複数の情報の中から選択して表示するこ
とが可能となるものである。
【0056】なお、本実施例では第2の表示制御手段3
4に設けた複数の表示モードを選択するための表示モー
ド切り替え信号を発生させる手段として表示モード設定
手段32を新たに設けたが、既存の入力手段31を構成
するスイッチを使って所定の操作を行うことにより、前
記表示モード切り替え信号を発生させる構成にできるこ
とは明らかである。また、表示モード設定手段32を機
器を使用する者が操作できるような場所に配置したが、
機器の内部に配置して機器を製造する者があらかじめ設
定しておくこともできる。
【0057】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図5〜図8を参照しながら説明する。図5は本
発明の第2の実施例における誘導加熱調理器のブロック
図を示したものである。前記第1の実施例と異なる点
は、操作部5に第2の表示制御手段35からの入力信号
に基づいてカウンタの初期化、カウント動作の開始ある
いはカウント動作の停止を行い、かつ、所定時間カウン
ト終了後に第2の表示制御手段35に表示モードを初期
の表示モードに変更するための信号を出力するタイマー
手段36を備え、第2の表示制御手段35が表示モード
設定手段32からの入力信号に基づいてタイマー手段3
6のカウント動作の開始あるいは停止を制御し、かつ、
タイマー手段36からの入力信号に基づいて表示モード
を初期の表示モードに変更する構成としたことである。
【0058】前記第1の実施例において、誘導加熱部3
などの異常状態が発生したときに表示モード設定手段3
2を使って設定優先モードを選択して、第2の表示手段
33を見ながら機器動作モードなどの設定の確認を行っ
た後、表示モードを異常優先モードにして2つの表示手
段の表示内容が同一のものになる環境に戻すには、再度
表示モード設定手段32を使って表示モードを変更しな
ければならない。
【0059】本実施例はこのような手間を省略しさらに
操作性を改善するものであり、以上のように構成された
誘導加熱調理器について、図6、図7および図8を用い
てその動作を説明する。図6は第2の表示制御手段35
の動作を示すフローチャートである。図6に示すよう
に、電源スイッチ2を接続して機器に交流電源1を印加
すると第2の表示制御手段35は動作を開始する。ま
ず、ステップ21で2つある表示モードの内で異常優先
モードを初期の表示モードとして選択し、ステップ22
でタイマー手段36がカウント動作を停止するように制
御する。次に、ステップ23で表示モード設定手段32
からの入力信号に基づいて2つの表示モードの切り替え
制御およびタイマー手段36の動作制御を行い、ステッ
プ24でモード制御手段26から機器動作モード、設定
出力あるいは設定温度、誘導加熱部3などの異常状態に
関する信号を入力した後に、ステップ25で選択された
表示モードに従ってモード制御手段26からの入力信号
に基づいて表示信号を作成し、ステップ26で第2の表
示手段33に前記表示信号を出力する。
【0060】図7は表示モードの選択およびタイマー手
段36の制御方法を示すフローチャートである。図7に
示すように、第2の表示制御手段35はステップ31で
表示モード設定手段32から所定以上の時間幅を持つ
「H」信号を入力すると、ステップ32でこの信号を表
示モード切り替えのための信号と判断し、ステップ33
で異常優先モードから設定優先モード、あるいは設定優
先モードから異常優先モードへと表示モードを変更す
る。また、異常優先モードから設定優先モードへ変更す
るときは、ステップ34でタイマー手段36がカウンタ
を初期化してカウント動作を開始するように制御し、設
定優先モードから異常優先モードに変更するときは、ス
テップ35でタイマー手段36がカウント動作を停止す
るように併せて制御する。
【0061】図8はタイマー手段36の動作を示すフロ
ーチャートである。図8に示すように、タイマー手段3
6はステップ41で第2の表示制御手段35から動作開
始に関する信号を入力すると、ステップ42でカウンタ
を初期化してカウント動作を開始する。カウント動作の
方法としては1処理で所定時間経過するようなループ処
理を設けて、この処理中にてカウンタの値を1つずつ増
加させるようにする。そして、カウンタの値が所定値を
越えるか、あるいはカウンタが桁上がりを発生すること
によって希望する時間が経過したと判断する構成になっ
ている。
【0062】また、前記ループ処理中で第2の表示制御
手段35からの入力信号検知動作も併せて行っている。
ステップ43でタイマー手段36がカウント動作中に第
2の表示制御手段35から動作停止に関する信号を入力
すると、ステップ44でタイマー手段36はカウント動
作を直ちに終了して、ステップ45で第2の表示制御手
段35からの動作開始信号の入力待ち状態になる。
【0063】そして、タイマー手段36はカウンタの値
が所定値を越えるか、あるいはカウンタが桁上がりを発
生することによって希望する時間が経過したと判断する
と、カウント動作を直ちに中止して第2の表示制御手段
35に表示モードを初期の表示モードに変更するための
信号を出力し、その後に第2の表示制御手段35からの
動作開始信号の入力待ち状態になる。この信号を入力し
て第2の表示制御手段35は、図7に示すように表示モ
ードを異常優先モードに自動的に変更する。
【0064】以上のように、本実施例では第1の実施例
の効果に加えて、表示モード設定手段32による設定変
更が完了すると、所定時間後に自動的に初期の表示モー
ドに戻るので、再度表示モード設定手段32を用いて表
示モードを戻す手間を省くことができる。
【0065】なお、本実施例では第2の表示制御手段3
5からの入力信号に基づいてタイマー手段36がカウン
タの初期化等のカウント制御を行ったが、表示モード設
定手段32からの入力信号に基づいて前記カウント制御
を行っても同様の効果を得ることができる。
【0066】また、表示モードを設定優先モードから異
常優先モードに変更したときにカウント動作を停止して
いるが、カウント動作を停止させずにカウンタの初期化
のみ行うと、上記のような仕様を満足しつつカウント停
止動作を省いて第2の表示制御手段35およびタイマー
手段36の構成を簡単にすることができる。
【0067】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図9および図10を参照しながら説明する。図
9は本発明の第3の実施例における誘導加熱調理器のブ
ロック図を示したものである。前記第2の実施例と異な
る点は、タイマー手段37が第2の表示制御手段35に
加えて入力手段31からの入力信号に基づいてカウンタ
の初期化を行う構成としたことである。
【0068】前記第2の実施例において、誘導加熱部3
などに異常が発生し異常優先モードにより第2の表示手
段33が前記異常状態に関する表示を行っているとき
に、表示モード設定手段32を操作して表示モードを設
定優先モードに変更し、第2の表示手段33で機器動作
モードなどの設定表示を行うようにした場合、表示モー
ド設定手段32により表示モードを変更してから所定時
間経過すると入力手段31を操作して、前記設定の変更
を行っている最中でも表示モードが元の異常優先モード
に戻ってしまうので、設定優先モードの継続時間内に設
定変更を完了しなければならない。
【0069】本実施例はこのような点を改善するもので
あり、以上のように構成された誘導加熱調理器につい
て、図10を用いてその動作を説明する。図10はタイ
マー手段37の動作を示すフローチャートである。図1
0に示すように、タイマー手段37はステップ51でカ
ウント動作を行っているときに入力手段31から信号を
入力すると、ステップ52でカウンタを初期化して最初
からカウント動作をやり直す。したがって、表示モード
設定手段32を操作して表示モードを初期の表示モード
である異常優先モードから設定優先モードに変更して
も、所定時間経過するまでに入力手段31を操作すれば
タイマー手段37はカウント動作を最初からやり直すの
で、入力手段31を操作している途中で表示モードを初
期の表示モードである異常優先モードに変更するための
信号をタイマー手段37が出力する恐れはなくなり、第
2の表示制御手段35は設定優先モードを継続すること
ができる。そして、ステップ53でタイマー手段37は
最後に入力手段31より信号入力してから所定回数カウ
ントしたときに、ステップ54で表示モードを異常優先
モードに変更するための信号を第2の表示制御手段35
に出力し、この信号を入力して第2の表示制御手段35
は表示モードを異常優先モードに自動的に変更する。
【0070】以上のように、本実施例では第2の実施例
の効果に加えて、入力手段31からの入力信号に基づい
てタイマー手段37がタイマーカウンタの初期化を行う
ので、誘導加熱部3などに異常が発生したときに表示モ
ード設定手段32を操作して、前記異常の有無に関係な
く入力手段31で設定された機器動作モードなどの設定
の表示を第2の表示手段33で行うモードを選択した場
合、入力手段31を操作して機器動作モードなどの設定
変更を行っている途中で表示モードが初期の表示モード
に移行してしまうという不都合をなくすことができる。
【0071】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて、図11および図12を参照しながら説明する。
図11は本発明の第4の実施例における誘導加熱調理器
のブロック図を示したものである。図19に示す従来例
と異なる点は、操作部5に表示モード設定手段32を新
たに設けて、表示制御手段を第2の表示制御手段34、
表示手段を第2の表示手段33とし、制御部4に第1の
表示制御手段19および第1の表示手段18を新たに設
け、第1の表示制御手段19が機器動作モードなどの設
定を表示する設定表示モードと感温素子6で検知する温
度を表示する温度表示モードの2つの表示モードを持
ち、かつ、表示モード設定手段32からの入力信号に基
づいて前記2つの表示モードの切り替えを行い、かつ、
誘導加熱部制御手段14からの入力信号に基づいて現在
選択されている表示モードに従った表示信号を作成して
第1の表示手段18に出力することである。
【0072】前記第1の実施例において、感温素子6で
検知する温度を表示するモードを設けて操作部5にて温
度表示を行う場合、制御部4の誘導加熱部制御手段14
が所有する温度情報を第1の変調手段15および第2の
復調手段28を介して制御部4から操作部5に送信する
必要がある。この場合、例えば、表示温度を44℃から
300℃(256deg)に制限すると、前記温度の送
信に8ビットの信号が必要であり制御部4から操作部5
に出力する信号が増大してしまう。
【0073】本実施例はこのような点を改善するもので
あり、以上のように構成された誘導加熱調理器について
図12を用いてその動作を説明する。図12は第1の表
示制御手段19の動作を示すフローチャートである。図
12に示すように、第1の表示制御手段19は設定表示
モードと温度表示モードを備え、前記第1の実施例でも
述べたように表示モード設定手段32からの入力信号に
基づいて前記2つの表示モードの切り替えを行い、誘導
加熱部制御手段14からの入力信号に基づいて以下の要
領で表示信号を作成する。
【0074】まず、誘導加熱部3などに異常が発生した
場合は、ステップ61で表示モード設定手段32で選択
された表示モードにかかわらず前記異常状態の表示を行
う。誘導加熱部3などに異常がない場合は、表示モード
設定手段32で選択された表示モードに従って表示信号
を作成する。すなわち、設定表示モードを選択している
ときはステップ62で操作部5から受信した機器動作モ
ードなどの設定を示す入力信号に基づいて表示信号を作
成し、温度表示モードを選択しているときは、ステップ
63で感温素子6で検知した温度を示す入力信号に基づ
いて表示信号を作成する。そして、ステップ64で前記
要領にて作成された表示信号を第1の表示手段18に出
力して第1の表示手段18が機器動作モードなどの設
定、感温素子6での検知温度あるいは誘導加熱部3など
の異常状態の表示を行う。
【0075】以上のように、操作部5にある表示モード
設定手段32を用いて機器を使用するものが制御部4に
ある複数の表示モードの中から必要なものを選択するこ
とが可能になる。すなわち、負荷鍋7内の被調理物9の
温度を表示するモードを設けた場合、表示モード設定手
段32からの入力信号に基づいて第1の表示制御手段1
9が感温素子6で検知する温度の表示を行うことで、温
度情報を第1の変調手段15と第2の復調手段28を介
して制御部4から操作部5に送信する手間を省き、負荷
鍋7内の被調理物9の温度表示を実現しつつ多量のデー
タ通信を削除して機器の構成を簡単にすることができ
る。
【0076】(実施例5)以下本発明の第5の実施例に
ついて、図13および図14を参照しながら説明する。
図13は本発明の第5の実施例における誘導加熱調理器
のブロック図を示したものである。前記第4の実施例と
異なる点は、制御部4に第1の表示制御手段20からの
入力信号に基づいてカウンタの初期化、カウント動作の
開始あるいはカウント動作の停止を行い、かつ所定時間
カウント後に第1の表示制御手段20に表示モードを初
期の表示モードに変更するための信号を出力するタイマ
ー手段21を備え、第1の表示制御手段20が表示モー
ド設定手段32からの入力信号に基づいてタイマー手段
21のカウント動作の開始あるいは停止を制御し、か
つ、タイマー手段21からの入力信号に基づいて表示モ
ードを初期の表示モードに変更する構成としたことであ
る。
【0077】前記第4の実施例において、表示モード設
定手段32を使って温度表示モードを選択して第1の表
示手段18で感温素子6で検知する温度の表示を行った
後、表示モードを設定表示モードにして2つの表示手段
の表示内容が同一のものになる環境に戻すには、再度表
示モード設定手段を使って表示モードを変更しなければ
ならない。
【0078】本実施例はこのような点を改善するもので
あり、以上のように構成された誘導加熱調理器について
図14を用いてその動作を説明する。図14は第1の表
示制御手段20の動作を示すフローチャートである。図
14に示すように、電源スイッチ2を接続して機器に交
流電源1を印加すると第1の表示制御手段20は動作を
開始する。まず、ステップ71で設定表示モードと温度
表示モードの2つの表示モードの内で設定表示モードを
初期の表示モードとして選択し、ステップ72でタイマ
ー手段21がカウント動作を停止するように制御する。
次に、ステップ73で表示モード設定手段32からの入
力信号に基づいて2つの表示モードの切り替え制御およ
びタイマー手段21の動作制御を行い、ステップ74で
誘導加熱部制御手段14から機器動作モード、設定出力
あるいは設定温度、感温素子6で検知する温度、誘導加
熱部3などの異常状態に関する信号を入力した後に、ス
テップ75で選択された表示モードに従って誘導加熱部
制御手段14からの入力信号に基づいて表示信号を作成
し、ステップ76で第1の表示手段18に前記表示信号
を出力する。
【0079】タイマー手段21の動作は前記第2の実施
例で述べたタイマー手段36と同様に、第1の表示制御
手段20からカウント動作開始信号を入力するとタイマ
ーカウンタを初期化した後にカウント動作を開始し、カ
ウンタの値が所定値を越えるか、あるいはカウンタが桁
上がりを発生することによって希望する時間が経過した
と判断すると、カウント動作を直ちに中止して第1の表
示制御手段20に表示モードを初期の表示モードに変更
するための信号を出力し、その後に第1の表示制御手段
20からの動作開始信号の入力待ちの状態になる。ま
た、第1の表示制御手段20からカウント動作停止信号
を入力すると直ちにカウント動作を終了して再び動作開
始信号の入力待ちの状態になる。
【0080】第1の表示手段18で機器動作モードなど
の設定の表示を行っているときに表示モード設定手段3
2を使って温度表示モードを選択した場合、第1の表示
制御手段20は表示モード設定手段32からの入力信号
に基づいて、表示モードを設定表示モードから温度表示
モードに変更して第1の表示手段18で感温素子6で検
知する温度の表示を行い、タイマー手段21にカウント
動作を開始するための信号を出力する。
【0081】そして、所定時間経過後にタイマー手段2
1が表示モードを初期の表示モードである設定表示モー
ドに変更する旨の信号を出力し、この信号を入力して第
1の表示制御手段20は表示モードを設定表示モードに
変更して、第1の表示手段18では機器動作モードなど
の設定の表示を行う。また、第1の表示手段18で温度
表示を行っているときに表示モード設定手段32を使っ
て設定表示モードを選択した場合は、第1の表示制御手
段20は表示モードを設定表示モードに変更して第1の
表示手段18が設定の表示を行うとともに、タイマー手
段21にカウント動作を停止するための信号を出力して
タイマー手段21のカウント動作を終了させる。
【0082】以上のように、本実施例では第4の実施例
の効果に加えて、機器を使用する者の意志によって表示
モード設定手段32を用いて表示モードを任意の表示モ
ードに変更すると、所定時間後に自動的に初期の表示モ
ードに戻るので、再度表示モード設定手段32を用いて
表示モードを戻す手間を省くことができる。
【0083】なお、本実施例では第1の表示制御手段2
0からの入力信号に基づいてタイマー手段21がカウン
タの初期化などのカウント制御を行ったが、表示モード
設定手段32からの入力信号に基づいて前記カウント制
御を行っても同様の効果を得ることができることは明ら
かである。また、表示モードを温度表示モードから設定
表示モードに変更したときにカウント動作を停止してい
るが、カウント動作を停止させずにカウンタの初期化の
み行うと、上記のような仕様を満足しつつカウント停止
動作を省いて第1の表示制御手段20およびタイマー手
段21の構成を簡単にすることができる。
【0084】(実施例6)以下本発明の第6の実施例に
ついて、図15〜図17を参照しながら説明する。図1
5は本発明の第6の実施例における誘導加熱調理器のブ
ロック図を示したものである。前記第4の実施例と異な
る点は、操作部5にて第2の変調手段38が機器動作モ
ードなどの設定を示す動作モード設定信号に加えて、表
示モード設定手段32からの入力する表示モード変更信
号を所定桁のデジタル信号に変換して第1の復調手段2
2にシリアルに出力し、制御部4にて第1の復調手段2
2が第2の変調手段38からの入力信号を前記動作モー
ド設定信号、あるいは前記表示モード変更信号に再変換
して前記動作モード設定信号は誘導加熱部制御手段14
に、前記表示モード変更信号は第1の表示制御手段23
にそれぞれ出力し、第1の表示制御手段23が複数の表
示モードを持ち、かつ、第1の復調手段22からの入力
信号に基づいて表示モードを選択し、かつ、誘導加熱部
制御手段14からの入力信号を基に前記選択された表示
モードに従って表示信号を作成して第1の表示手段18
に出力する構成として、操作部5の表示モード設定手段
32と制御部4を結ぶ配線を除去したことである。
【0085】前記第1の実施例において、感温素子6で
検知する温度を表示するモードを設けて操作部5にて温
度表示を行う場合、制御部4の誘導加熱部制御手段14
が所有する温度情報を第1の変調手段15および第2の
復調手段28を介して制御部4から操作部5に送信する
必要がある。この場合、例えば、表示温度を44℃から
300℃(256deg)に制限すると前記温度の送信
に8ビットの信号が必要であり、制御部4から操作部5
に出力する信号が増大してしまう。
【0086】本実施例はこのような点を改善するととも
に機器の構成を簡単にするものであり、以上のように構
成された誘導加熱調理器について図16および図17を
用いてその動作を説明する。図16は第2の変調手段3
8の出力信号を示す図である。図16(a)に示すよう
に、従来構成にて行っていた機器動作モードなどの設定
を送信するための信号(以後動作モード設定信号と呼
ぶ)とは別に、表示モードを所定のものにするために送
信する信号(以後表示モード変更信号と呼ぶ)を新たに
設け、前記2つの送信信号を区別するために信号の種類
判別部を1ビット設ける。この信号を受信した第1の復
調手段22は種類判別部によって動作モード設定信号と
表示モード変更信号の区別を行い、動作モード設定信号
は機器動作モード等の設定に再変換した後に誘導加熱部
制御手段14に出力し、表示モード変更信号は表示モー
ドを示す信号に再変換した後に第1の表示制御手段23
に出力する。また、制御部4と操作部5で定期的に通信
が行われている場合は、図16(b)に示すように1つ
の信号の中に表示モード変更信号と動作モード設定信号
の両方を備えて、この信号を受信する第1の復調手段2
2が表示モード変更信号と動作モード設定信号に分離し
てそれぞれ再変換した後に、誘導加熱部制御手段14あ
るいは第1の表示制御手段23に出力する構成にすれ
ば、動作モード設定信号と表示モード変更信号を区別す
る手間を省いて、第1の復調手段22および第2の変調
手段38の構成を簡単にできる。
【0087】図17は第1の表示制御手段23の動作を
示すフローチャートである。前記第4の実施例における
第1の表示制御手段と異なる点は、操作部5にある表示
モード設定手段32に代わって制御部4にある第1の復
調手段22からの入力信号に基づいて表示モードの選択
を行うことである。すなわち、ステップ81で第1の復
調手段22から「L」を入力すると設定表示モードに、
「H」信号を入力すると表示モードを温度表示モードを
表示モードとして選択する。また、第1の復調手段22
からの入力信号の「L」から「H」への立ち上がりを検
知して表示モードを設定表示モードから温度表示モー
ド、あるいは温度表示モードから設定表示モードに切り
替える構成にしてもよい。そして、選択された表示モー
ドに従って第1の表示制御手段23が機器動作モードな
どの設定、感温素子6で検知する温度あるいは誘導加熱
部3などの異常状態の表示を行うように第1の表示手段
18を制御する。
【0088】以上のように、温度情報を第1の変調手段
15と第2の復調手段28を介して制御部4から操作部
5に送信する手間を省いて、負荷鍋7内の被調理物9の
温度表示を実現しつつ多量のデータ通信を削除すること
ができるとともに、表示モード設定手段32の出力信号
を第2の変調手段38および第1の復調手段22を介し
て操作部5から制御部4へ送信するので、操作部5にあ
る表示モード設定手段32と制御部4を結ぶ配線を除去
して機器の構成を更に簡単にすることができる。
【0089】(実施例7)以下本発明の第7の実施例に
ついて、図18を参照しながら説明する。図18は本発
明の第7の実施例における誘導加熱調理器のブロック図
を示したものである。前記第6の実施例と異なる点は、
制御部4に第1の表示制御手段24からの入力信号に基
づいてカウンタの初期化、カウント動作の開始あるいは
カウント動作の停止を行い、かつ、所定時間カウント後
に第1の表示制御手段24に表示モードを初期の表示モ
ードに変更するための信号を出力するタイマー手段25
を備え、第1の表示制御手段24が第1の復調手段22
からの入力信号に基づいてタイマー手段25のカウント
動作の開始あるいは停止を制御し、かつ、タイマー手段
25からの入力信号に基づいて表示モードを初期の表示
モードに変更する構成としたことである。
【0090】前記第6の実施例において、表示モード設
定手段32を使って温度表示モードを選択して第1の表
示手段18で感温素子6で検知する温度の表示を行った
後、表示モードを設定表示モードに戻して2つの表示手
段の表示内容が同一のものになる環境にするには再度表
示モード設定手段を使って表示モードを選択し、表示モ
ード変更のための信号を操作部5から制御部4に送信し
なければならない。
【0091】本実施例はこのような点を改善するもので
あり、以上のように構成された誘導加熱調理器について
その動作を説明する。電源スイッチ2を接続して機器に
交流電源1を印加すると第1の表示制御手段24は動作
を開始する。まず設定表示モードと温度表示モードの2
つの表示モードの内で設定表示モードを初期の表示モー
ドとして選択し、タイマー手段25がカウント動作を停
止するように制御する。次に第1の復調手段22からの
入力信号に基づいて2つの表示モードの切り替え制御お
よびタイマー手段25の動作制御を行い、誘導加熱部制
御手段14から機器動作モード、設定出力あるいは設定
温度、感温素子6で検知する温度、誘導加熱部3などの
異常状態に関する信号を入力した後に、選択された表示
モードに従って誘導加熱部制御手段14からの入力信号
に基づいて表示信号を作成し、第1の表示手段18に前
記表示信号を出力する。
【0092】タイマー手段25の動作は前記第2の実施
例で述べたタイマー手段36と同様に、第1の表示制御
手段24からカウント動作開始信号を入力するとタイマ
ーカウンタを初期化した後にカウント動作を開始し、カ
ウンタの値が所定値を越えるか、あるいはカウンタが桁
上がりを発生することによって希望する時間が経過した
と判断するとカウント動作を直ちに中止して、第1の表
示制御手段24に表示モードを初期の表示モードに変更
するための信号を出力し、その後に第1の表示制御手段
24からの前記動作開始信号の入力待ちの状態になる。
また、第1の表示制御手段24からカウント動作停止信
号を入力すると、直ちにカウント動作を終了して再び前
記カウント動作開始信号の入力待ちの状態になる。
【0093】さて、第1の表示手段18で機器動作モー
ドなどの設定の表示を行っているときに表示モード設定
手段32を使って温度表示モードを選択した場合、表示
モードの変更を示す信号が第2の変調手段38および第
1の復調手段22を経由して操作部5から制御部4に伝
えられ、第1の表示制御手段24は第1の復調手段22
からの入力信号に基づいて表示モードを設定表示モード
から温度表示モードに変更して、第1の表示手段18で
感温素子6で検知する温度の表示を行い、タイマー手段
25にカウント動作を開始するための信号を出力する。
そして、所定時間経過後にタイマー手段25が表示モー
ドを初期の表示モードである設定表示モードに変更する
ための信号を出力し、この信号を入力して第1の表示制
御手段24は表示モードを設定表示モードに変更して、
第1の表示手段18では機器動作モードなどの設定の表
示を行う。また、第1の表示手段18で温度表示を行っ
ているときに表示モード設定手段32を使って設定表示
モードを選択した場合は、表示モード変更のための信号
が操作部5から制御部4に送信され、第1の表示制御手
段24は第1の復調手段22からの入力信号に基づい
て、表示モードを設定表示モードに変更して第1の表示
手段18が設定の表示を行うとともに、タイマー手段2
5にカウント動作を停止するための信号を出力してタイ
マー手段25のカウント動作を終了させる。
【0094】以上のように、本実施例は第6の実施例の
効果に加えて、機器を使用する者の意志によって表示モ
ード設定手段32を用いて表示モードを任意の表示モー
ドに変更すると、所定時間後に自動的に初期の表示モー
ドに戻るので、再度表示モード設定手段32を用いて表
示モードを戻す手間を省くことができる。
【0095】なお、本実施例では第1の表示制御手段2
4からの入力信号に基づいてタイマー手段25がカウン
タの初期化などのカウント制御を行ったが、第1の変調
手段22からの入力信号に基づいて、前記カウント制御
を行っても同様の効果を得ることができる。
【0096】また、表示モードを温度表示モードから設
定表示モードに変更したときにカウント動作を停止して
いるが、カウント動作を停止させずにカウンタの初期化
のみ行うと、上記のような仕様を満足するとともにカウ
ント停止動作を省いて、第1の表示制御手段24および
タイマー手段25の構成を簡単にすることができる。
【0097】さらに、従来例および実施例1から7にお
いて、変調手段および復調手段は有線によるシリアル通
信を行う構成としているが、無線による通信などの他の
通信方法においても同様の効果を得ることができる。ま
た、制御部4の一部あるいは全部の構成手段、制御部5
の一部あるいは全部の構成手段をマイクロコンピュータ
にて行うことができる。
【0098】
【発明の効果】以上のように本発明の誘導加熱調理器
は、加熱コイルおよびスイッチング手段を含む誘導加熱
部と、前記誘導加熱部を制御する誘導加熱部制御手段お
よび制御信号を変調する第1の変調手段および制御信号
を復調する第1の復調手段を含む制御部と、入力手段お
よび前記入力手段からの信号に応じて機器動作モード、
設定出力などの機器動作状態に関する設定の変更あるい
は維持制御を行うモード制御手段および制御信号を変調
する第2の変調手段および制御信号を復調する第2の復
調手段を含む操作部を備え、前記制御部は前記誘導加熱
部制御手段からの入力信号に基づいて表示信号を作成し
て第1の表示手段に出力する第1の表示制御手段を具備
し、前記操作部は複数の表示モードの中から特定の表示
モードを選択する信号を入力する表示モード設定手段か
らの入力信号と、前記モード制御手段からの入力信号に
基づいて表示信号を作成して第2の表示手段に出力する
第2の表示制御手段を具備することによって、信号線の
数を増やすことなく異なる場所で同一表示を行い、火力
調節時あるいは鍋の操作時に設定内容を確認しやすくす
ることができるとともに、制御部と操作部間の通信の異
常の有無を確認しやすくすることができ、さらに異なる
場所で異なる表示を行うことができ、複数の情報を同時
に表示したり、複数の情報の中から選択して表示するこ
とが可能になる。
【0099】また、前記操作部はタイマー手段を備え、
前記タイマー手段は所定時間カウント終了後に前記第2
の表示制御手段に前記第2の表示手段の表示モードを所
定のモードに変更する信号を出力し、前記第2の表示制
御手段あるいは前記表示モード設定手段からの入力信号
に基づいてカウンタの初期化あるいはカウント動作の開
始を行うことにより、機器を使用する者の意志によって
表示モード設定手段を操作して、前記初期の表示モード
からその他の表示モードに変更し多様な情報を得ること
ができるとともに、情報を得た後は自動的に前記初期の
表示モードに戻るので、再度表示モード設定手段を操作
して表示モードを前記初期の表示モードに変更する手間
を省くことができる。
【0100】さらに、前記タイマー手段は前記入力手段
からの入力信号に基づいてカウンタの初期化を行うこと
により、入力手段を操作して機器動作モード等の設定変
更を行っている途中で表示モードが変わってしまうのを
防ぐことができ、また設定変更が終了して所定時間経過
するとタイマー手段がカウントを終了して自動的に初期
の表示モードに戻ることができる。
【0101】さらに、加熱コイルおよびスイッチング手
段を含む誘導加熱部と、前記誘導加熱部を制御する誘導
加熱部制御手段および制御信号を変調する第1の変調手
段および制御信号を復調する第1の復調手段を含む制御
部と、入力手段および前記入力手段からの信号に応じて
機器動作モード、設定出力などの機器動作状態に関する
設定の変更あるいは維持制御を行うモード制御手段およ
び制御信号を変調する第2の変調手段および制御信号を
復調する第2の復調手段を含む操作部を備え、前記操作
部は前記モード制御手段からの入力信号に基づいて表示
信号を作成して第2の表示手段に出力する第2の表示制
御手段および複数の表示モードの中から特定の表示モー
ドを選択する信号を入力する表示モード設定手段を具備
し、前記制御部は前記表示モード設定手段と前記誘導加
熱部制御手段からの入力信号に基づいて表示信号を作成
して、第1の表示手段に出力する第1の表示制御手段を
具備することにより、機器を使用するものが操作部にあ
る表示モード設定手段を操作して、制御部の複数の情報
の中から必要なものを選択して第1の表示手段に表示さ
せることが可能になり、制御部の情報を第1の変調手段
と第2の復調手段を介して制御部から操作部に送信する
必要がなくなって、多量のデータ通信を削除して制御部
の変調手段および操作部の復調手段の構成を簡単にする
ことができる。
【0102】さらに、前記制御部はタイマー手段を備
え、前記タイマー手段は所定時間カウント終了後に、前
記第1の表示制御手段に前記第1の表示手段の表示モー
ドを所定のモードに変更する信号を出力し、前記第1の
表示制御手段あるいは前記表示モード設定手段からの入
力信号に基づいて、カウンタの初期化あるいはカウント
動作の開始を行うことにより、制御部の変調手段および
操作部の復調手段の構成を簡単にするとともに、機器を
使用する者が表示モード設定手段を操作して複数の表示
モードの中から1つを選択することができ、かつ、所定
時間経過すると自動的に前記初期の表示モードに戻るの
で、再度表示モード設定手段を操作して表示モードを前
記初期の表示モードに変更する手間を省くことができ
る。
【0103】さらに、加熱コイルおよびスイッチング手
段を含む誘導加熱部と、前記誘導加熱部を制御する誘導
加熱部制御手段および制御信号を変調する第1の変調手
段および制御信号を復調する第1の復調手段を含む制御
部と、入力手段および前記入力手段からの信号に応じて
機器動作モード、設定出力などの機器動作状態に関する
設定の変更あるいは維持制御を行うモード制御手段およ
び制御信号を変調する第2の変調手段および制御信号を
復調する第2の復調手段を含む操作部を備え、前記操作
部は前記モード制御手段からの入力信号に基づいて表示
信号を作成して、第2の表示手段に出力する第2の表示
制御手段および複数の表示モードの中から特定の表示モ
ードを選択する信号を入力する表示モード設定手段を具
備し、前記第2の変調手段は機器動作モードなどの設定
に対応する動作モード設定信号に加えて、前記表示モー
ド設定手段から入力する表示モード変更信号を所定桁の
デジタル信号に変換して前記第1の復調手段にシリアル
出力し、前記制御部は前記第1の復調手段と前記誘導加
熱部制御手段からの入力信号に基づいて表示信号を作成
して、第1の表示手段に出力する第1の表示制御手段を
具備し、前記第1の復調手段は前記第2の変調手段から
の入力信号を前記動作モード設定信号あるいは前記表示
モード変更信号に再変換して、前記動作モード設定信号
は前記誘導加熱部制御手段に、前記表示モード変更信号
は前記第1の表示制御手段にそれぞれ出力することによ
り、制御部にある表示モード設定手段と操作部にある第
1の表示制御手段の信号授受用の専用配線を削除して機
器の構成を簡単にすることができる。
【0104】さらに、前記制御部はタイマー手段を備
え、前記タイマー手段は所定時間カウント終了後に前記
第1の表示制御手段に前記第1の表示手段の表示モード
を所定のモードに変更する信号を出力し、前記第1の表
示制御手段あるいは前記第1の復調手段からの入力信号
に基づいて、カウンタの初期化あるいはカウント動作の
開始を行うことにより、制御部と操作部を結ぶ専用配線
を減らして機器の構成を簡単にするとともに、制御部が
所定時間経過後に自動的に初期の表示モードに戻るので
操作部から表示モードを変更するための信号を出力する
手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の誘導加熱調理器のブロ
ック図
【図2】同、誘導加熱調理器の斜視図
【図3】同、第2の表示制御手段の動作を示すフローチ
ャート
【図4】同、表示モードの制御方法を示すフローチャー
【図5】本発明の第2の実施例の誘導加熱調理器のブロ
ック図
【図6】同、第2の表示制御手段の動作を示すフローチ
ャート
【図7】同、表示モードおよびタイマー手段の制御方法
を示すフローチャート
【図8】同、タイマー手段の動作を示すフローチャート
【図9】同、第3の表示制御手段の動作を示すフローチ
ャート
【図10】同、タイマー手段の動作を示すフローチャー
【図11】本発明の第4の実施例の誘導加熱調理器のブ
ロック図
【図12】同、第1の表示制御手段の動作を示すフロー
チャート
【図13】本発明の第5の実施例の誘導加熱調理器のブ
ロック図
【図14】同、第1の表示制御手段の動作を示すフロー
チャート
【図15】本発明の第6の実施例の誘導加熱調理器のブ
ロック図
【図16】(a)は同、種類判別部を有する第2の変調
手段の送信信号を示す図 (b)は同、表示モード識別部を有する第2の変調手段
の送信信号を示す図
【図17】同、第1の表示制御手段の動作を示すフロー
チャート
【図18】本発明の第7の実施例の誘導加熱調理器のブ
ロック図
【図19】従来例における誘導加熱調理器のブロック図
【図20】(a)は従来例の誘導加熱調理器の斜視図 (b)は他の従来例の誘導加熱調理器の斜視図
【図21】従来例の表示制御手段の動作を示すフローチ
ャート
【符号の説明】
3 誘導加熱部 4 制御部 5 操作部 11 加熱コイル 12 スイッチング手段 14 誘導加熱部制御手段 15 第1の変調手段 16 第1の復調手段 17 第1の表示制御手段 18 第1の表示手段 26 モード制御手段 27 第2の変調手段 28 第2の復調手段 31 入力手段 32 表示モード設定手段 33 第2の表示手段 34 第2の表示制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 裕二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱コイルおよびスイッチング手段を含
    む誘導加熱部と、前記誘導加熱部を制御する誘導加熱部
    制御手段および制御信号を変調する第1の変調手段およ
    び制御信号を復調する第1の復調手段を含む制御部と、
    入力手段および前記入力手段からの信号に応じて機器の
    動作状態に関する設定の変更あるいは維持制御を行うモ
    ード制御手段および制御信号を変調する第2の変調手段
    および制御信号を復調する第2の復調手段を含む操作部
    を備え、前記制御部は前記誘導加熱部制御手段からの入
    力信号に基づいて表示信号を作成して第1の表示手段に
    出力する第1の表示制御手段を具備し、前記操作部は複
    数の表示モードの中から特定の表示モードを選択する信
    号を入力する表示モード設定手段からの入力信号と、前
    記モード制御手段からの入力信号に基づいて表示信号を
    作成して第2の表示手段に出力する第2の表示制御手段
    を具備する構成とした誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 操作部はタイマー手段を備え、前記タイ
    マー手段は所定時間カウント終了後に第2の表示制御手
    段に第2の表示手段の表示モードを所定のモードに変更
    する信号を出力し、前記第2の表示制御手段あるいは表
    示モード設定手段からの入力信号に基づいてカウンタの
    初期化あるいはカウント動作の開始を行う構成とした請
    求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 タイマー手段は前記入力手段からの入力
    信号に基づいてカウンタの初期化を行う構成とした請求
    項2記載の誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 加熱コイルおよびスイッチング手段を含
    む誘導加熱部と、前記誘導加熱部を制御する誘導加熱部
    制御手段および制御信号を変調する第1の変調手段およ
    び制御信号を復調する第1の復調手段を含む制御部と、
    入力手段および前記入力手段からの信号に応じて機器の
    動作状態に関する設定の変更あるいは維持制御を行うモ
    ード制御手段および制御信号を変調する第2の変調手段
    および制御信号を復調する第2の復調手段を含む操作部
    を備え、前記操作部は前記モード制御手段からの入力信
    号に基づいて表示信号を作成して第2の表示手段に出力
    する第2の表示制御手段および複数の表示モードの中か
    ら特定の表示モードを選択する信号を入力する表示モー
    ド設定手段を具備し、前記制御部は前記表示モード設定
    手段と前記誘導加熱部制御手段からの入力信号に基づい
    て表示信号を作成して第1の表示手段に出力する第1の
    表示制御手段を具備する構成とした誘導加熱調理器。
  5. 【請求項5】 制御部はタイマー手段を備え、前記タイ
    マー手段は所定時間カウント終了後に第1の表示制御手
    段に第1の表示手段の表示モードを所定のモードに変更
    する信号を出力し、前記第1の表示制御手段あるいは表
    示モード設定手段からの入力信号に基づいてカウンタの
    初期化あるいはカウント動作の開始を行う構成とした請
    求項4記載の誘導加熱調理器。
  6. 【請求項6】 加熱コイルおよびスイッチング手段を含
    む誘導加熱部と、前記誘導加熱部を制御する誘導加熱部
    制御手段および制御信号を変調する第1の変調手段およ
    び制御信号を復調する第1の復調手段を含む制御部と、
    入力手段および前記入力手段からの信号に応じて機器の
    動作状態に関する設定の変更あるいは維持制御を行うモ
    ード制御手段および制御信号を変調する第2の変調手段
    および制御信号を復調する第2の復調手段を含む操作部
    を備え、前記操作部は前記モード制御手段からの入力信
    号に基づいて表示信号を作成して第2の表示手段に出力
    する第2の表示制御手段および複数の表示モードの中か
    ら特定の表示モードを選択する信号を入力する表示モー
    ド設定手段を具備し、前記第2の変調手段は機器動作モ
    ードの設定に対応する動作モード設定信号に加えて、前
    記表示モード設定手段から入力する表示モード変更信号
    を所定桁のデジタル信号に変換して前記第1の復調手段
    にシリアル出力し、前記制御部は前記第1の復調手段と
    前記誘導加熱部制御手段からの入力信号に基づいて表示
    信号を作成して第1の表示手段に出力する第1の表示制
    御手段を具備し、前記第1の復調手段は前記第2の変調
    手段からの入力信号を前記動作モード設定信号あるいは
    前記表示モード変更信号に再変換して、前記動作モード
    設定信号は前記誘導加熱部制御手段に、前記表示モード
    変更信号は前記第1の表示制御手段にそれぞれ出力する
    構成とした誘導加熱調理器。
  7. 【請求項7】 制御部はタイマー手段を備え、前記タイ
    マー手段は所定時間カウント終了後に第1の表示制御手
    段に第1の表示手段の表示モードを所定のモードに変更
    する信号を出力し、前記第1の表示制御手段あるいは第
    1の復調手段からの入力信号に基づいてカウンタの初期
    化あるいはカウント動作の開始を行う構成とした請求項
    6記載の誘導加熱調理器。
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