JPH1069970A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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Publication number
JPH1069970A
JPH1069970A JP22634296A JP22634296A JPH1069970A JP H1069970 A JPH1069970 A JP H1069970A JP 22634296 A JP22634296 A JP 22634296A JP 22634296 A JP22634296 A JP 22634296A JP H1069970 A JPH1069970 A JP H1069970A
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JP
Japan
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temperature
display
induction heating
set temperature
mode
Prior art date
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Application number
JP22634296A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Yamashita
佳洋 山下
Masaru Kawabe
勝 川邉
Hiroshi Tominaga
博 富永
Shinobu Machida
忍 町田
Shuji Sato
周史 佐藤
Hironobu Tanaka
裕展 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1069970A publication Critical patent/JPH1069970A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示項目を増やすことなく、設定温度の認知
性を向上させること。 【解決手段】 0〜9の数字を3桁だけ表示可能な数字
表示部を有する表示手段12により、機器の設定温度を
数字で表示し、一目で設定温度が何℃であるかを認識可
能として設定温度の認知性を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭において
使用される誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来構成の誘導加熱調理器につい
て図10を用いて説明する。図10は従来構成の誘導加
熱調理器のブロック図である。図10において、1は負
荷鍋、2は商用電源、3は誘導加熱部で、整流回路4、
加熱コイル5、スイッチング素子6、およびインバータ
回路7で構成されており、スイッチング素子6を開閉さ
せて加熱コイル5に数十KHzの高周波電流を印加する
ことにより加熱コイル5と磁気結合する負荷鍋1を誘導
加熱する。8は温度素子、9は温度検知手段で温度素子
8を介して負荷鍋1の温度を検知し温度信号を出力す
る。
【0003】10は制御手段で、誘導加熱部3の出力を
停止する初期モード、7段階の設定出力を有し任意の設
定出力にて誘導加熱部3を駆動する加熱モード、7段階
の設定温度を有し温度素子8で検知する温度と任意の設
定温度との関係に基づいて誘導加熱部3の出力を制御す
る揚げ物モードの3つの動作モードを保有する。また、
制御手段10は、設定された時間だけ加熱モードまたは
揚げ物モードを維持するタイマー機能も保有する。
【0004】11は入力手段で、制御手段10の動作モ
ードを選択し、加熱モードでは7段階の設定出力から任
意のものを選択し、揚げ物モードでは7段階の設定温度
から任意のものを選択し、タイマー機能では0:01〜
9:55までの任意の時間を設定する。12は表示手段
で、発光ダイオード(以下LEDと称す)や液晶表示素
子(以下LCDと称す)等で構成されており、制御手段
10の動作モード、設定時間、設定出力または設定温度
を表示する。13は報知手段で、ブザー等で構成されて
おり、入力手段11からの信号を受け付けて制御手段1
0が動作モード、時間、設定出力または設定温度を変更
したとき等に吹鳴する。
【0005】以上のように構成された従来構成の誘導加
熱調理器の表示について、図11および図12を用いて
説明する。
【0006】図11は従来例おける揚げ物モードの表示
例である。制御手段10は揚げ物モードでは「140
℃」〜「200℃」まで10℃毎に7段階の設定温度を
有し、「180℃」設定では図11に示すように、表示
手段12にて「140」〜「200」の設定温度一覧を
表示して設定温度が7段階あること示し、「140」〜
「180」まで近傍にてバー表示を行うことで現在選択
されている設定温度が「180℃」であることを明示す
る。
【0007】また、図12は従来例におけるタイマー機
能を用いた加熱モードの表示例である。制御手段10は
加熱モードでは「保温」〜「強」の7段階の設定出力を
有し、「弱」設定にてタイマー残時間が4時間56分の
ときは図12に示すように、表示手段12にて「保温」
〜「強」の設定出力一覧を表示して設定出力が7段階あ
ることを示し、「保温」〜「弱」まで近傍にてバー表示
を行うことで現在選択されている設定出力が「弱」であ
ることを明示するとともに、時間「4:56」を表示し
て加熱モードが有効である残時間を明示する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来構成では、加熱モードや揚げ物モードの他に、プレー
ト状の負荷鍋1にて焼き肉等の調理に適した温度制御を
行う焼き物モード等の温度制御モードを新たに追加する
場合に、表示手段12に各モードに応じた設定温度一覧
を別々に表示するための領域が必要である。また、設定
温度を7段階以上に増設する場合にもそれに応じた領域
が表示手段12に必要である。さらに、設定温度一覧と
バー表示では一見して現在選択されている設定温度を認
識することができず認知性に欠ける。さらに、図11に
示すような、「・」を用いて略する設定温度一覧の表示
方法は、従来例のような各設定温度の間隔が10℃と均
等である場合にのみ可能であり、料理メニューに最適な
設定温度同士の間隔が不均等な場合には適さないという
課題があった。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、設定温度の認知性および拡張性を向上することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の誘導加熱調理器は、加熱コイルとスイッチン
グ素子を含む誘導加熱部と、温度素子を介して負荷の温
度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段より入
力する温度信号と任意の設定温度との関係に基づいて前
記誘導加熱部の出力を制御する温度制御モードを有する
制御手段と、0〜9の数字を所定桁だけ表示可能な数字
表示部にて前記任意の設定温度を数字で表示する表示手
段を備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、加熱コイ
ルとスイッチング素子を含む誘導加熱部と、温度素子を
介して負荷の温度を検知する温度検知手段と、前記温度
検知手段より入力する温度信号と任意の設定温度との関
係に基づいて前記誘導加熱部の出力を制御する温度制御
モードを有する制御手段と、0〜9の数字を所定桁だけ
表示可能な数字表示部にて前記任意の設定温度を数字で
表示する表示手段を備えたことにより、現在選択されて
いる設定温度が何℃であるかを一目で認識できるととも
に、例えば3桁の表示手段では0℃〜999℃まで表示
可能になり、表示手段の表示項目を追加することなく設
定温度の段階数を容易に増やすことができる。
【0012】請求項2記載の発明は、制御手段が複数の
温度制御モードを有し、表示手段にて任意の設定温度に
加えて、各温度制御モードを示す表示を行う構成とした
ことにより、例えば揚げ物調理に適した揚げ物モードや
焼き肉に適した焼き物モード等の複数の温度制御モード
を有する場合に、表示手段の表示項目の追加を最小限に
抑えて、設定温度表示の認知性を向上するとともに複数
の温度制御モード中の何れのモードが選択されているか
を一目で認識できる。
【0013】請求項3記載の発明は、表示手段にて、任
意の設定温度に加えて、前記設定温度が適する料理メニ
ューを表示する構成としたことにより、例えば焼き物モ
ードの「100℃」では、同時に「保温」と表示し、こ
の設定温度が調理後の料理の保温に適している旨を明確
にすることができる。
【0014】請求項4記載の発明は、表示手段にて、温
度素子で検知する温度が任意の設定温度に到達するまで
は点滅表示し、前記任意の設定温度に到達後は点灯表示
する構成としたことにより、負荷内の液体または負荷自
体が設定温度に到達し調理が開始できる状態にあるか否
かを認識できる。
【0015】請求項5記載の発明は、ブザー等の報知手
段を設けて、表示手段の点滅表示から点灯表示への移行
に関連づけて前記報知手段が吹鳴する構成としたことに
より、機器から離れた場所においても、設定温度に到達
したことを聴覚にて認識でき調理開始時期を逸すること
を防げる。
【0016】請求項6記載の発明は、表示手段にて、設
定温度を表示する数字表示部でタイマー機能の残時間や
現在時刻等の時間表示を行う構成としたことにより、例
えば温度制御モードとは別に、例えば誘導加熱部を一定
出力にて稼働させる加熱モードを所定時間だけ維持する
タイマー機能を有する場合に、同一の数字表示部にて、
温度制御モードのときの設定温度表示とタイマー機能の
ときの残時間表示の両方を行うことができる。
【0017】請求項7記載の発明は、表示手段にて、数
字表示部が時間表示を行っている旨を示す表示を行う構
成としたことにより、数字表示部での表示が、温度制御
モードでの設定温度等の温度表示とタイマー機能の残時
間等の時間表示の何れであるかを識別できる。
【0018】請求項8記載の発明は、表示手段にて、数
字表示部の各桁間に均一な所定の間隔を設けることによ
り、1つの数字表示部にて温度表示と時間表示の両立を
可能とするとともに、温度表示を行うときに数字表示部
で表示する所定桁の数字が温度を表すことの認知性を確
保することができる。
【0019】請求項9記載の発明は、加熱コイルとスイ
ッチング素子を含む誘導加熱部と、温度素子を介して負
荷の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段
より入力する温度信号と複数の設定温度中の任意の設定
温度との関係に基づいて前記誘導加熱部の出力を制御す
る温度制御モードを有する制御手段と、前記複数の設定
温度から任意の設定温度を選択する入力手段を備え、前
記制御手段は前記複数の設定温度を料理メニューに最適
な温度で各々保有する構成としたことにより、複数の設
定温度を料理メニューに最適な温度に各々設定し機器の
利用範囲を広げることができる。
【0020】請求項10記載の発明は、入力手段にて温
度制御モードの稼動有無を設定可能にし、制御手段が前
記入力手段より温度制御モードの稼動を示す信号を入力
すると、複数の設定温度から所定の設定温度を自動選択
する構成としたことにより、該当する温度制御モードを
選択したときに使用頻度の最も高い設定温度を自動選択
することができる。
【0021】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について、図1
および図2を参照しながら説明する。図1は本発明の第
1の実施例における誘導加熱調理器のブロック図を示し
たものである。なお、本実施例において、図10に示す
従来例と同じ機能を有するものは同一の符号を付し説明
を省略する。本実施例の特徴的構成は、制御手段10
が、誘導加熱部3の出力を停止する初期モード、7段階
の設定出力を有し任意の設定出力にて誘導加熱部3を駆
動する加熱モード、7段階の設定温度を有し温度素子8
で検知する温度と任意の設定温度との関係に基づいて誘
導加熱部3の出力を制御する揚げ物モードの3つの動作
モードを保有し、かつ揚げ物モードのときは表示手段1
2にて現在選択されている設定温度を数字にて表示する
ようにしたことである。また、図2は第1の実施例にお
ける表示手段12の全表示項目を示す図である。図2に
示すように、表示手段12は、加熱モードにおいて設定
出力を表示する火力表示部、揚げ物モードにおいて設定
温度を3桁の数字で表示する数字表示部より構成されて
いる。
【0022】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、図3および4を用いてその表示動作を説明す
る。図3は第1の実施例における加熱モードの表示例で
ある。例えば加熱モードの設定出力「強」の場合は、従
来例と同様、図3に示すように「保温」〜「強」の設定
出力一覧を表示して設定出力が7段階あることを示し、
「保温」〜「強」まで近傍にてバー表示を行うことで現
在選択されている設定出力が「強」であることを明示す
る。なお、入力手段11を操作して設定出力を変更した
場合は、バー表示を変更後の設定出力まで上下させるこ
とにより、変更後の設定出力を明示する。
【0023】図4は第1の実施例における揚げ物モード
の表示例である。例えば揚げ物モードの設定温度「18
0℃」の場合は、図4に示すように、数字表示部で「1
80」と点灯表示する。この構成により、設定温度を数
字で表示しているので、機器を使用する者が一見して設
定温度が180℃であることを認識できる。
【0024】なお、入力手段11を操作して設定温度を
変更した場合は、数字表示部の表示を変更後の設定温度
を示す数字に変更することにより、変更後の設定温度を
明示する。
【0025】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図1および図5を参照しながら説明する。図1
は本発明の第2の実施例における誘導加熱調理器のブロ
ック図を示したものである。前記第1の実施例と異なる
点は、制御手段10の動作モードとして従来例および第
1の実施例ですでに説明した初期モード、加熱モード、
揚げ物モードに加えて、プレート状の負荷鍋1にて焼き
肉等の調理に適した温度制御を行う焼き物モードを追加
し、表示手段12で揚げ物モードと焼き物モードを区別
するための表示項目を追加したことである。また、図5
は第2の実施例における表示手段12の全表示項目を示
す図である。図5に示すように、火力表示部、数字表示
部に加えて、制御手段10が揚げ物モードと焼き物モー
ドの何れのモードであるかを表示するモード表示部を表
示手段12に新たに追加している。
【0026】なお、焼き物モードの各設定温度と料理メ
ニューを(表1)に示す。
【0027】
【表1】
【0028】この(表1)に示すように、焼き物モード
では7段階の設定温度を有し、かつ各設定温度は焼き
肉、お好み焼き、ハンバーグ等の焼き物料理として代表
的なメニューを一通り網羅するのに最適な温度に各々設
定されている。したがって、各設定温度の間隔は20℃
〜40℃と不均等ながら、250℃〜100℃の広範囲
な温度領域にて代表的な焼き物料理に対応した設定温度
の実現を可能にしている。
【0029】また、(表1)中の複数種類ある焼き物料
理の中で焼き肉を最も頻度の高い料理と想定し、初期モ
ードから焼き物モードへ移行するときの設定温度の初期
値を焼き肉に対応する「230℃」として、焼き肉料理
を行うときは入力手段11を操作して設定温度を変更す
る手間を省き使い勝手を向上させている。
【0030】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、図6および7を用いてその表示動作を説明す
る。まず、揚げ物モードの表示について説明する。図6
は第2の実施例における揚げ物モードの表示例である。
例えば揚げ物モードの設定温度「180℃」の場合は、
図6に示すように、数字表示部で「180」と点灯表示
するとともに、モード表示部で「揚げ物」を点灯表示す
る。この構成により、制御手段10の動作モードが揚げ
物モードであり、表示手段12の数字表示部にて揚げ物
モードの設定温度を表示していることを認識することが
できる。
【0031】また、図6において、揚げ物モードを開始
してから温度素子8および温度検知手段9で検知する温
度データが設定温度「180℃」に到達するまでは、モ
ード表示部「揚げ物」と数字表示部「180」の何れか
一方または両方を0.6秒オン0.4秒オフにて点滅表
示し、前記温度データが設定温度「180℃」に到達す
ると「揚げ物」と「180」を点灯表示する(以下、設
定温度到達報知動作と称す)ことにより、表示項目を増
やすことなく、負荷鍋1内の油が設定温度に到達し揚げ
物調理が開始可能であるか否かを表示手段12にて識別
可能にすることができる。
【0032】さらに、設定温度到達報知動作で点滅表示
から点灯表示に移行するときに、報知手段13であるブ
ザーを0.5秒オン0.5秒オフにて3回吹鳴させるこ
とにより、機器を使用する者が機器から比較的離れた場
所においても、聴覚にて設定温度に到達したことを認識
でき、設定温度到達の認知性を高めるとともに調理開始
時期を逸するのを防ぐことができる。
【0033】次に、焼き物モードの表示について説明す
る。図7は第2の実施例における焼き物モードの表示例
である。例えば焼き物モードの設定温度「230℃」の
場合は、図7(a)に示すようにモード表示部の「焼き
物」を点灯して動作モードが焼き物モードであることを
明示し揚げ物モードと明確に区分するとともに、数字表
示部で「230」と点灯表示して設定温度が「230
℃」であることを明示する。
【0034】また、焼き物モードにて入力手段11を操
作して設定温度を最小温度である「100℃」設定に変
更すると、表示手段12では、図7(b)で示すように
モード表示部での「焼き物」と数字表示部での「10
0」の点灯表示に加えて、図2で説明した火力表示部の
一部である「保温」を点灯表示する。これにより、焼き
物モードの設定温度「100℃」が調理物の保温に適し
ている旨を表示手段12にて明確にすることができる。
【0035】なお、焼き物モードにおいても、揚げ物モ
ードで説明した設定温度到達報知動作を採用可能である
ことは言うまでもない。
【0036】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図1および図8を参照しながら説明する。図1
は本発明の第3の実施例における誘導加熱調理器のブロ
ック図を示したものである。前記第1の実施例と異なる
点は、制御手段10は加熱モードにおいてタイマー機能
を有し、入力手段11にてタイマー機能の残時間を設定
可能とし、表示手段12にタイマー機能が有効であるこ
とを示す表示項目を追加するとともに、タイマー機能の
残時間を表示するようにしたことである。また、図8は
第3の実施例における表示手段12の全表示項目を示す
図である。図8に示すように、表示手段12のモード表
示部に「残時間」なる項目を追加し、数字表示部の上位
1桁目と2桁目の間に「:」を設け、2桁目と3桁目の
間に「:」と同等の大きさにて空間「 」を設けてい
る。
【0037】図9は第3の実施例におけるタイマー機能
の表示例である。例えば加熱モードの設定出力「弱」で
タイマー機能を用いて煮込み料理を行っている場合は、
図9に示すように火力表示部にて「保温」〜「強」の設
定出力一覧および「保温」〜「弱」まで近傍にてバー表
示を行うことで現在の設定出力が「弱」であることを明
示するとともに、数字表示部にて残時間である「4:5
6」を表示する。これにより、機器を使用する者がタイ
マー機能の残時間が4時間56分であることを一見して
認識できる。
【0038】なお、数字表示部の「:」はタイマー機能
の時間表示のときのみ点灯し、揚げ物モードや焼き物モ
ードの設定温度を表示するときは、図6および図7で示
したように「:」を消灯して設定温度を数字で表示する
ことにより、温度表示に適した表示仕様を保持するとと
もに、時間表示と温度表示の区別が可能になる。
【0039】また、モード表示部に「残時間」を設けて
これを点灯することにより、機器を使用する者が、数字
表示部にてタイマー機能の残時間と揚げ物モードや焼き
物モードの設定温度のどちらを表示しているかを更に識
別し易くすることができる。
【0040】さらに、数字表示部の「:」と同等の大き
さで2桁目と3桁目に空間「 」を設けることにより、
温度表示のときに「:」を消灯すると3桁の数字が均等
な間隔で点灯し数字としての認知性を確保することがで
きる。
【0041】尚、上記各実施例において、温度検知手段
9、制御手段10の一部あるいは全部の構成手段を、単
体あるいは複数個のマイクロコンピュータにて行うこと
ができることは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、表示手段の0〜9の数字を所定桁だけ表示可能な
数字表示部にて設定温度を数字で表示する構成により、
一目で設定温度が何℃であるかを認識でき設定温度の認
知性を向上するとともに、表示手段の表示項目を追加す
ることなく設定温度の段階数を容易に増やすことができ
設定温度の拡張性を高めることができる。
【0043】また、請求項2記載の発明によれば、制御
手段が複数の温度制御モードを有し、表示手段にて設定
温度の表示に加えて、各温度制御モードを示す表示を行
う構成により、表示手段にてどの温度制御モードが選択
されているかを認識でき、複数の温度制御モードを採用
して機器の利用範囲を広げることができる。
【0044】また、請求項3記載の発明によれば、表示
手段にて、設定温度の表示に加えて、前記設定温度が適
する料理メニューを表示する構成により、各調理に適し
た温度設定モードおよび設定温度を選択し易くすること
ができる。
【0045】また、請求項4記載の発明によれば、表示
手段にて、温度素子で検知する温度が任意の設定温度に
到達するまでは点滅表示し、前記任意の設定温度に到達
後は点灯表示する構成により、表示項目を増やすことな
く負荷内の液体や負荷自体が設定温度に到達し調理を開
始できる状態であるか否かを識別可能にし、機器の表示
性能を高めることができる。
【0046】また、請求項5記載の発明によれば、報知
手段を設けて、表示手段の点滅表示から点灯表示への移
行に関連づけて前記報知手段が吹鳴する構成により、機
器から離れた場所においても聴覚にて設定温度の到達を
認識することができ、設定温度到達の認知性を高めると
ともに調理開始時期を逸するのを防ぐことができる。
【0047】また、請求項6記載の発明によれば、表示
手段にて、設定温度を表示する数字表示部でタイマー機
能の残時間や現在時刻等の時間表示を行う構成により、
表示項目を増やすことなく、温度調節モードの設定温度
表示とタイマー機能の残時間表示の併用を可能にして機
器の機能を向上することができる。
【0048】また、請求項7記載の発明によれば、表示
手段にて、数字表示部が時間表示を行っている旨を示す
表示を行う構成により、表示手段にて温度調節モードの
設定温度とタイマー機能の残時間の何れを表示している
かを認識することができ、表示項目の追加を最小限に抑
えつつ、機器の機能を向上しかつ表示品質を確保するこ
とができる。
【0049】また、請求項8記載の発明によれば、表示
手段にて、数字表示部の各桁間に均一な所定の間隔を設
けることにより、例えば3桁の数字表示部において上位
1桁目と2桁目の間に「:」を配置し2桁目と3桁目に
同一の大きさの空白「 」を配置すると、タイマー機能
の残時間表示のときは「:」を点灯して時間を表示して
いることの認知性を高めるとともに、設定温度表示のと
きは「:」を消灯し空白「 」にして各桁の間隔を均等
にし温度を表示していることの認知性を確保することが
できる。
【0050】また、請求項9記載の発明によれば、制御
手段が複数の設定温度を料理メニューに最適な温度で各
々保有する構成により、表示手段の表示制約に捕らわれ
ることなく複数の設定温度を料理メニューに最適な温度
に各々設定して、機器の利用範囲を広げることができ
る。
【0051】また、請求項10記載の発明によれば、入
力手段にて温度制御モードの稼動有無を設定可能にし、
制御手段が前記入力手段より温度制御モードの稼動を示
す信号を入力すると、複数の設定温度から所定の設定温
度を自動選択する構成により、頻繁に使用される設定温
度を初期設定にして機器の使い勝手を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜3の実施例における誘導加熱調
理器のブロック図
【図2】本発明の第1の実施例における誘導加熱調理器
の表示手段の全表示項目を示す図
【図3】同、誘導加熱調理器の加熱モードの表示例を示
す図
【図4】同、誘導加熱調理器の揚げ物モードの表示例を
示す図
【図5】本発明の第2の実施例における誘導加熱調理器
の表示手段の全表示項目を示す図
【図6】同、誘導加熱調理器の揚げ物モードの表示例を
示す図
【図7】(a)は、同、誘導加熱調理器の焼き物モード
設定温度「230℃」の表示例を示す図 (b)は、同、誘導加熱調理器の焼き物モード設定温度
「100℃」の表示例を示す図
【図8】本発明の第3の実施例における誘導加熱調理器
の表示手段の全表示項目を示す図
【図9】同、誘導加熱調理器のタイマー機能の表示例を
示す図
【図10】従来例における誘導加熱調理器のブロック図
【図11】同、誘導加熱調理器の揚げ物モードの表示例
を示す図
【図12】同、誘導加熱調理器のタイマー機能の表示例
を示す図
【符号の説明】
1 負荷鍋 2 商用電源 3 誘導加熱部 4 整流回路 5 加熱コイル 6 スイッチング素子 7 インバータ回路 8 温度素子 9 温度検知手段 10 制御手段 11 入力手段 12 表示手段 13 報知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 町田 忍 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 佐藤 周史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田中 裕展 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱コイルとスイッチング素子を含む誘
    導加熱部と、温度素子を介して負荷の温度を検知する温
    度検知手段と、前記温度検知手段より入力する温度信号
    と任意の設定温度との関係に基づいて前記誘導加熱部の
    出力を制御する温度制御モードを有する制御手段と、0
    〜9の数字を所定桁だけ表示可能な数字表示部を有する
    表示手段とを備え、前記表示手段は、少なくとも前記任
    意の設定温度を表示してなる誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 制御手段は、複数の温度制御モードを備
    え、表示手段は、任意の設定温度に加えて、前記の各温
    度制御モードを表示してなる請求項1記載の誘導加熱調
    理器。
  3. 【請求項3】 表示手段は、任意の設定温度に加えて、
    前記設定温度が適する料理メニューを表示してなる請求
    項1または2記載の誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 表示手段は、温度素子で検知する温度が
    任意の設定温度到達迄は点滅表示し、設定温度到達後は
    点灯表示してなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    誘導加熱調理器。
  5. 【請求項5】 ブザー等の報知手段を備え、前記報知手
    段は、表示手段の点滅表示から点灯表示への移行に関連
    づけて吹鳴してなる請求項4記載の誘導加熱調理器。
  6. 【請求項6】 数字表示部は、タイマー機能の残時間や
    現在時刻等の時間を表示してなる請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の誘導加熱調理器。
  7. 【請求項7】 数字表示部は、時間表示を行っている旨
    を示してなる請求項6記載の誘導加熱調理器。
  8. 【請求項8】 数字表示部は、各桁間に均一な所定の間
    隔を設けてなる請求項6または7記載の誘導加熱調理
    器。
  9. 【請求項9】 加熱コイルとスイッチング素子を含む誘
    導加熱部と、温度素子を介して負荷の温度を検知する温
    度検知手段と、前記温度検知手段より入力する温度信号
    と複数の設定温度中の任意の設定温度との関係に基づい
    て前記誘導加熱部の出力を制御する温度制御モードを有
    する制御手段と、前記複数の設定温度から任意の設定温
    度を選択する入力手段とを備え、前記制御手段は前記複
    数の設定温度を料理メニューに最適な温度で各々保有し
    てなる誘導加熱調理器。
  10. 【請求項10】 入力手段は、温度制御モードの稼動の
    有無を設定可能とし、制御手段は、前記入力手段より温
    度制御モードの稼動を示す信号を入力すると、複数の設
    定温度から所定の設定温度を自動選択してなる請求項9
    記載の誘導加熱調理器。
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