JP2001061652A - 保温釜 - Google Patents

保温釜

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JP2001061652A
JP2001061652A JP24288599A JP24288599A JP2001061652A JP 2001061652 A JP2001061652 A JP 2001061652A JP 24288599 A JP24288599 A JP 24288599A JP 24288599 A JP24288599 A JP 24288599A JP 2001061652 A JP2001061652 A JP 2001061652A
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JP
Japan
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cooking
backlight
buzzer
control means
rice
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JP24288599A
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English (en)
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Hiroaki Kawaguchi
弘昭 川口
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Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 報知手段による報知内容を、健常者のみなら
ず聴覚障害者の方にも正確に伝達する。 【解決手段】 調理制御手段11が行なう調理に関わる各
動作の状態をブザー8により報知する。この報知に同期
してバックライト点灯制御手段35はバックライト22の点
灯状態を制御する。これにより、聴覚障害者の方がブザ
ー8による報知を聴き逃しても、LCD21の背面から照
明するバックライト22の点灯状態を確認することで、健
常者と同様の情報を正確に伝達できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理に関わる例え
ば炊飯や保温などの各動作を制御して、一連の調理を自
動的に行なう保温釜に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の保温釜
において、調理に関わる炊飯や保温などの各動作状態
は、発光ランプや液晶表示器であるLCDにより表示し
たり、報知手段であるブザーにより報知していた。この
なかで、特にブザーは、保温釜に何らかの異常が発生し
たことを知らせる異常報知や、炊飯動作の完了時におい
て鍋内のご飯が炊き上がったことを知らせる炊き上がり
報知のように、製品の機能上で重要な報知を行なってい
るが、聴覚障害者の方にとっては、いくら報知を行なっ
てもその内容を伝達できていなかった。このため、炊き
上がり報知を逃すと、せっかくおいしく炊けた炊きたて
のご飯が次第に劣化し、おいしいご飯を食することがで
きないなどの不満を生じていた。
【0003】本発明は上記問題点を解決しようとするも
のであり、報知手段による報知内容を、健常者のみなら
ず聴覚障害者の方にも正確に伝達することのできる保温
釜を提供することをその目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の保温釜によれ
ば、調理制御手段が行なう調理に関わる動作の状態を報
知手段により報知すると、この報知に同期してバックラ
イト点灯制御手段はバックライトの点灯状態を制御す
る。これにより、聴覚障害者の方が報知手段による報知
を聴き逃しても、液晶表示器の背面から照明するバック
ライトの点灯状態を確認することで、健常者と同様の情
報を正確に伝達することができる。したがって、例えば
報知手段が炊き上がりを報知した場合でも、そのタイミ
ングを逃すことなくおいしいご飯を食することが可能と
なる。
【0005】
【発明の実施形態】以下、本発明における保温釜の各実
施例について、添付図面を参照しながら説明する。図1
〜図13は本発明の第1実施例を示し、保温釜の基本的
構成をあらわした図1において、1は被調理物である水
や米を収容する鍋であり、この鍋1を加熱する電熱ヒー
タや誘導加熱コイルなどの加熱手段2が設けられてい
る。また、3は鍋1の温度を検出するサーミスタなどの
温度検出手段であり、温度検出手段3からの温度情報に
基づき、後述するマイクロコンピュータやその周辺の入
出力手段などを備えた制御手段5が、加熱手段2の通断
電や加熱出力などを制御するようになっている。
【0006】5は鍋1を収容する本体(図示せず)に内
蔵される制御手段であり、この制御手段5の入力ポート
には、押しボタン式の各種スイッチにより構成される操
作手段4が接続される一方、制御手段5の出力ポートに
は、報知制御手段7からの指令に従ってアラーム報知を
行なう報知手段としてのブザー8と、表示制御手段9か
らの指令に従って各種表示を行なう表示手段10が各々接
続される。制御手段5は、自身の保有する制御プログラ
ムの機能として、前記報知制御手段7および表示制御手
段9の他に、調理に関わる例えば炊飯や保温などの各動
作を制御する調理制御手段11を備えている。調理制御手
段11は、加熱手段2により鍋1内の被調理物を加熱する
ことにより、ひたし炊きから炊き上げを経てむらしに至
る一連の炊飯動作を行なう炊飯制御手段12と、炊飯制御
手段12により炊き上がった鍋1内のご飯を所定温度に維
持する保温制御手段13とを備えている。そして、前記操
作手段4により炊飯の開始を指示すると、炊飯制御手段
12による炊飯動作に引き続いて、保温制御手段13による
保温動作が自動的に連続して行なわれるように、調理制
御手段11を構成している。
【0007】前記表示手段10は、時計や調理制御手段11
による動作の状態を表示する液晶表示器としてのLCD
21と、このLCD21を背面から照明するバックライト22
と、LCD21とは別に調理制御手段11による動作の状態
を表示する例えばLEDなどの発光ランプ23とにより構
成される。ここで、LCD21とバックライト22の構成を
図2および図3に基づき詳述すると、LCD21のリード
端子24およびLEDからなるバックライト22のリード端
子25は、いずれも共通のプリント基板26に半田付け接続
される。バックライト22の光源27はLCD21の背面両側
部に各々複数個配設されており、矩形のLCD21と共に
プリント基板26上に設けた枠体28に取付け保持される。
この共通する枠体28は、LCD21やバックライト22の光
源27を単に保持するだけでなく、LCD21と光源27との
位置決めとしても機能する。光源27からの光は、バック
ライト22と一体の導光体29によりLCD21の背面全体に
導かれ、LCD21の上面に向けて一様なバックライト光
(図2の矢印Bを参照)として照射される。
【0008】図4の回路図に示すように、直流電源VCC
の供給ラインと接地ライン間には、前述した複数個のバ
ックライト22の直列回路と、電流制限用抵抗31と、スイ
ッチ手段であるNPN型トランジスタ32のコレクタ・エ
ミッタが直列に接続される。トランジスタ32のベースは
前記制御手段5の出力ポートに接続されており、この実
施例では、制御手段5からトランジスタ32のベースにH
(高)レベルの制御信号が出力されると、トランジスタ
32がオンしてバックライト22が一斉に点灯し、逆にトラ
ンジスタ32のベースがL(低)レベルになると、トラン
ジスタ32がオフしてバックライト22が一斉に消灯するよ
うになっている。
【0009】また、図5の回路図に示すように、直流電
源VCCの供給ラインと接地ライン間には、スイッチ手段
であるNPN型トランジスタ33のコレクタ・エミッタ
と、電流制限用抵抗34と、前記ブザー8が直列に接続さ
れる。そして、制御手段5からトランジスタ33のベース
にHレベルの制御信号が出力されると、トランジスタ33
がオンしてブザー8を鳴動報知するようになっている。
制御手段5からトランジスタ32のベースに出力するバッ
クライト22の制御信号は、トラジスタ33のベースに出力
されるブザー8の制御信号と同期している。つまり、制
御手段5を構成する表示制御手段9は、ブザー8と同期
してバックライト22の点灯状態を制御するバックライト
点灯制御手段35を備えている。本実施例では、通常はL
CD21の視認性を良好にするためにバックライト22を点
灯させておき、報知制御手段7によりブザー8を鳴動さ
せるのに同期して、バックライト22を消灯する。このバ
ックライト22の消灯の仕方により、ブザー8がどのよう
な報知を行なっているのかを正確に把握することができ
る。
【0010】図6は、前記操作手段4や表示手段10を備
えた操作パネル41の正面図である。同図において、操作
パネル41は例えば鍋1の上面開口部を覆う蓋体(図示せ
ず)の上面に設けられ、表示手段10を取り囲むようにし
て操作手段4が配置される。操作手段4は、炊飯動作を
開始するための炊飯スイッチ42と、予約時刻の調整およ
びこの予約時刻に炊飯を終了して保温に移行する予約動
作の開始を可能にする予約スイッチ43と、保温動作を開
始するための保温・あつあつスイッチ44と、炊飯または
保温を中止して切状態にする切スイッチ45と、LCD21
内にある後述の時計表示部54を調整するモード(時計調
整モード)に移行するための時計スイッチ46と、時計調
整モードにおいて時計表示部54に表示される現在時刻や
予約時刻の時桁を進める時スイッチ47と、時計調整モー
ドにおいて時計表示部54に表示される現在時刻や予約時
刻の分桁を進める分スイッチ48と、保温動作中における
保温温度を切り替える保温選択スイッチ49と、通常の炊
飯コースである白米・炊込みコースの他に、同じ白米で
もご飯の炊き上がりのかたさが異なるかためコースまた
はやわらかめコース,精米したての米を鍋1に収容した
ときに選択する精米したてコース,ひたし炊きを省略し
て炊飯時間を短縮する早炊きコース,玄米を鍋1に収容
したときに選択する玄米コースの中のいずれか一つの炊
飯コースを選択するメニュースイッチ50とを備えてい
る。なお、前記保温・あつあつスイッチ44は、保温中に
これを操作すると、鍋1内のご飯を一時的に高温にして
炊きたてに近い状態にする保温再加熱指示手段としての
機能も兼用している。
【0011】一方、表示手段10を構成するLCD21の外
周に沿って、メニュースイッチ44にて選択が可能な各炊
飯コースを「白米・炊込み」,「かため」,「やわらか
め」,「精米したて」,「早炊き」,「玄米」,「おか
ゆ」なる文字で各々示した被指示部51が、操作パネル41
上に印刷形成される。また、LCD21の一側に配置した
前記発光ランプ23として、炊飯中に点灯する炊飯ランプ
23Aと、保温中に点灯する保温ランプ23Bと、予約動作
中に点灯する予約ランプ23Cが各々設けられている。
【0012】LCD21は、現在選択されている炊飯コー
スに対応して、特定の被指示部51を指示する三角形の指
示マークからなるコース指示部53と、現在時刻や予約時
刻の時計表示みならず、炊飯中の炊き上がり後には、炊
飯が終了し保温に移行するまでの残時間を表示したり、
保温中には保温の経過時間を表示して、調理制御手段11
による動作の状態をも表示する時計表示部54などを備え
ている。なお、時計表示部54の時桁を1日の時間である
「24」まで表示できるようにして、実施例における午
前や午後(図示せず)の表示を省略してもよい。
【0013】次に、上記構成につき、本実施例における
保温釜の作用を説明する。なお、ここでの説明に当た
り、図7〜図9の各フローチャートを併せて参照する。
【0014】図7のフローチャートは、ブザー8とバッ
クライト22との動作関係をあらわしたものである。同図
において、バックライト点灯制御手段35は、報知制御手
段7によりブザー8が鳴動中すなわちオン中であるか否
かを判定し(ステップS1)、ブザー8がオンの場合に
はバックライト22を消灯すなわちオフにする一方(ステ
ップS2)、ブザー8がオフの場合にはバックライト22
を点灯すなわちオンにする(ステップS3)。この一連
の制御は、所定時間例えば1ms毎に繰り返し実行す
る。
【0015】次に、炊飯開始から保温を経て切状態に至
るまでの各動作手順を、図8のフローチャートに基づき
説明する。ステップS11において、操作手段4を構成す
る炊飯スイッチ42を押動操作すなわちオンすると、報知
制御手段7は炊飯開始を報知するためにブザー8を鳴動
させる(ステップS12)。これと同時に、調理制御手段
11を構成する炊飯制御手段12が起動し、この炊飯制御手
段12による炊飯動作が開始する(ステップS13)。炊飯
制御手段11は、鍋1内の水温を60℃以下の高温にして米
の給水を促進するひたし炊き行程と、鍋1内を加熱手段
2にて強加熱して、鍋1内の水を沸騰させる沸騰加熱行
程と、鍋1内の水を沸騰させた後に、鍋1への加熱量を
低減して沸騰を所定時間継続させる沸騰継続行程と、沸
騰継続行程中に温度検出手段3の検出温度が所定温度に
上昇したら、鍋4への加熱を停止させる炊き上げ行程
と、炊き上がったご飯を高温に保持するむらし行程とを
順に行なう。そして、ステップS14において、炊飯制御
手段12による炊飯動作の完了を検出すると、報知制御手
段7は炊飯の完了を報知するためにブザー8を鳴動させ
る(ステップS15)。
【0016】炊飯が完了すると、それまでの炊飯制御手
段12から保温制御手段13による保温に調理動作が自動的
に移行する。保温制御手段13はステップS16において、
鍋1内のご飯を所定温度に保持する保温動作を実行す
る。この保温動作中に操作手段4を構成する切スイッチ
45を操作すると(ステップS17)、それまでの保温動作
を終了し、LCD21に表示される現在時刻の計時を除い
て何も動作を行なわない切状態に移行する。このとき報
知制御手段7は、操作手段4の任意のスイッチを操作し
たことを報知するために、ブザー8を鳴動させる(ステ
ップS18)。
【0017】また、上記調理制御手段11による調理動作
とは別に、調理制御手段11は保温釜の誤使用と保温釜内
部の回路異常を監視する別の機能が動作する。これを図
9のフローチャートに基づき説明すると、ステップS21
において炊飯制御手段12が行なう上記の各行程制御中
に、保温釜に対し誤った使用が行なわれた場合(ステッ
プS22)、あるいは保温釜内部の回路異常が検出された
場合(ステップS23)、ステップS24に移行して、報知
制御手段7は何らかの異常が発生したことを報知するた
めに、ブザー8を鳴動させる(ステップS24)。
【0018】なお、ここでいう誤使用とは、本体の通排
気口が閉塞され、本体内部に備えた発熱素子(IGBT
素子)が所定温度以上になった場合、温度検出手段3
(鍋センサ)や蓋体下面の温度を検出する蓋センサの接
触面に異物が挟まり、これらの温度検出手段3や蓋セン
サの検出温度が炊飯中に所定の条件を外れた場合、ある
いは、鍋1の上面を直接覆う内蓋を蓋体の下面に装着せ
ずに、蓋センサの検出温度が保温中に所定の条件を外れ
た場合などがこれに相当する。また、回路異常とは、温
度検出手段3や蓋センサの他に、IGBT素子の各出力
から、これらの各素子の断線や短絡、または不安定状態
が検出された場合や、加熱手段2である電磁誘導加熱用
コイルへの入力電流が上限値以上である場合や、製品に
印加する商用電源が高過ぎる場合などがこれに相当す
る。
【0019】前記図7および図8の各フローチャートに
おいて、ブザー8を鳴動するパターンは各条件に応じて
異なっている。これを図10〜図13の各波形図で具体
的に説明すると、操作手段4の任意のスイッチを操作し
て、これを制御手段5が受け付けた時には、図10に示
すように、ブザー8を所定の時間(t1=0.125秒間)
で1回だけオンするとともに、ブザー8のオンに同期し
てバックライト22を短い周期で1回だけオフする。また
特に、任意のスイッチのなかで炊飯スイッチ42の操作を
受け付けて、炊飯などの調理行程を開始する時には、図
11に示すように、前記図10の場合よりも長い時間
(t2=0.5秒間)でブザー8を1回だけオンするとと
もに、このブザー8のオンに同期してバックライト22を
長い周期で1回だけオフする。この図10および図11
に示す各波形図では、ブザー8のオン時間すなわちバッ
クライト22のオフ時間の長さだけが異なっているが、双
方の報知および表示が聴覚と視覚の両方で明確に区別で
きるように、各時間t1,t2を設定するのが望まし
い。また、操作手段4のスイッチ操作を受けつけたとき
のブザー8の鳴動時間(t1)は、指でスイッチを短い
間隔で押したときにブザー8が連続して鳴動しないよう
に設定するのが好ましい。
【0020】また、炊飯が完了したときには、図12に
示すように、ブザー8をt2=0.5秒の周期で繰り返し
複数回オン・オフさせる一方で、このブザー8に同期し
てバックライト22を繰り返し複数回オン・オフ(ブザー
8がオンのときにバックライト22をオフ,ブザー8がオ
フのときにバックライト22をオン)させる。さらに、前
記誤使用や回路異常に伴い異常を報知するときには、図
13に示すように、ブザー8をt1=0.125秒の周期で
繰り返し複数回オン・オフさせる一方で、このブザー8
に同期してバックライト22を繰り返し複数回オン・オフ
(ブザー8がオンのときにバックライト22をオフ,ブザ
ー8がオフのときにバックライト22をオン)させる。こ
の図12および図13においても、双方の報知および表
示が聴覚と視覚の両方で明確に区別できるように、各時
間t1,t2を設定するのが望ましい。
【0021】なお、上記図10〜図13の各波形図にお
いて、ブザー8のオン期間中は、実際には4kHzの矩形
波がトランジスタ33のベースに出力されている。つま
り、ブザー8は連続してオンしている訳ではなく、可聴
領域である4kHzの周期をもって振動している。ここで
いうブザー8のオンとは、便宜的にブザー8が鳴動して
いる期間のことをいう。
【0022】以上のように上記実施例においては、調理
に関わる例えば炊飯や保温の各動作を制御して自動調理
を行なう調理制御手段11と、時計や調理制御手段11によ
る動作の状態を表示する液晶表示器としてのLCD21
と、このLCD21を背面から照明するバックライト22
と、調理制御手段11による動作の状態(操作手段4の操
作受け付け,炊飯の開始,炊飯の完了,誤使用や回路異
常)を報知する報知手段としてのブザー8と、このブザ
ー8と同期してバックライト22の点灯状態を制御するバ
ックライト点灯制御手段35とを備えている。
【0023】このようにすると、調理制御手段11が行な
う調理に関わる動作の状態をブザー8により報知する
と、この報知に同期してバックライト点灯制御手段35は
バックライト22の点灯状態を制御する。これにより、聴
覚障害者の方がブザー8による報知を聴き逃しても、L
CD21の背面から照明するバックライト22の点灯状態を
確認することで、健常者と同様の情報を正確に伝達する
ことができる。したがって、例えばブザー8が炊き上が
りを報知した場合でも、そのタイミングを逃すことなく
おいしいご飯を食することが可能となる。
【0024】また実施例上の効果として、本実施例では
ブザー8の報知およびバックライト22の表示動作が、操
作手段4の操作を受け付けたときと、炊飯開始のための
炊飯スイッチ42を受け付けて炊飯を開始するときと、炊
飯が完了するときと、保温釜の誤使用や保温釜内部の回
路異常を検出したときの各場合で全て異なっている。こ
のようにすると、ブザーの報知並びにバックライトの点
灯(消灯)パターンの違いにより、どのような情報を伝
達しようとしているのかを、健常者のみならず聴覚障害
者の方も直ちに理解することができる。また特に保温釜
の誤使用や保温釜内部の回路異常を検出したときには、
ブザー8およびバックライト22のオン・オフ周期t1を
短くして報知および表示を繰り返すので、保温釜に何ら
かの異常があることを予知することができ、故障時にお
けるユーザー側の対処を早めることが可能となる。
【0025】次に、本発明の第2実施例を図14〜図1
6に基づき説明する。なお,前記第1実施例と同一箇所
には同一符号を付し、その共通する部分の説明は重複す
るため省略する。
【0026】本実施例では図14に示すように、発光色
の各々異な例えば赤色のLED素子22Aと緑色のLED
素子22Bとを組み合わせた多色LEDがバックライト22
として用いられている。そして、一方のLED素子22A
は、直流電源VCCの供給ラインと接地ライン間に、電流
制限用抵抗31Aと、スイッチ手段であるNPN型トラン
ジスタ32Aのコレクタ・エミッタとともに直列に接続さ
れ、他方のLED素子22Bも、直流電源VCCの供給ライ
ンと接地ライン間に、電流制限用抵抗31Bと、スイッチ
手段であるNPN型トランジスタ32Bのコレクタ・エミ
ッタとともに直列に接続される。そして、制御手段5か
らトランジスタ32AのベースにHレベルの制御信号が出
力されると、トランジスタ32Aがオンして各バックライ
ト22のLED素子22Aが一斉に点灯し、制御手段5から
トランジスタ32BのベースにHレベルの制御信号が出力
されると、トランジスタ32Bがオンして各バックライト
22のLED素子22Bが一斉に点灯する。特に、双方のL
ED素子22A,22Bが共に点灯している場合は、バック
ライト22から赤色と緑色を混ぜ合わせた黄色の発光色
で、LCD21の背面を照射することができる。その他の
構成は、第1実施例と同一である。
【0027】そして、図15のフローチャートに示すよ
うに、ステップS31においてブザー8がオン中であると
判断した場合は、LED素子22A,22Bを共にオンにし
て、バックライト22の発光色を黄色にする一方(ステッ
プS32)、ブザー8がオフであると判断した場合は、L
ED素子22Aだけをオンにして、バックライト22の発光
色を赤色にする(ステップS33)。この一連の制御は、
所定時間例えば1ms毎に繰り返し実行する。
【0028】また特に、ブザー8により保温釜の誤使用
や保温釜内部の回路異常に伴う井嬢を報知する場合は、
図16のフローチャートに示すように、ステップS41に
てブザー8がオンであると判断し、次のステップS42で
それが異常報知であると判断すると、LED素子22Aだ
けをオンにして、バックライト22の発光色を赤色にする
一方(ステップS43)、異常報知以外の理由でブザー8
をオンした時には、LED素子22Bだけをオンにして、
バックライト22の発光色を緑色にする(ステップS4
4)。そして、ブザー8が鳴動していないときには、ス
テップS45に移行し、LED素子22A,22Bを共にオン
にして、バックライト22の発光色を黄色にする。つま
り、本実施例では、2つの発光色の異なるLED素子22
A,22Bにより、バックライト22として3つの色を照射
できる。
【0029】このように、本実施例においても、調理制
御手段11が行なう調理に関わる各動作の状態をブザー8
により報知すると、この報知に同期してバックライト点
灯制御手段35はバックライト22の点灯状態を発光色を変
えることで制御する。これにより、聴覚障害者の方がブ
ザー8による報知を聴き逃しても、LCD21の背面から
照明するバックライト22の点灯状態を確認することで、
健常者と同様の情報を正確に伝達することができる。
【0030】また前記第1実施例では、ブザー8の鳴動
に同期してバックライト22を消灯させていたが、本実施
例ではブザー8の鳴動に同期してバックライト22の発光
色を変えるようにしている。このようにすると、バック
ライト22が一時的に消えることで、LCD21の表示が見
えにくくなる不具合を改善できると共に、複数の発光色
を用いることで視覚的な効果を高めることができる。し
かもこれは、発光色の異なるLED素子22A,22Bを組
み込むだけで簡単に実現できる。
【0031】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、報
知手段としては実施例におけるブザーの他に、音声を報
知する音声報知器などを利用してもよい。また、LCD
21の表示形態は実施例中のものに限定されず、ユーザー
に対する使用性などを考慮して適宜変更すればよい。
【0032】
【発明の効果】本発明の保温釜によれば、報知手段によ
る報知内容を、健常者のみならず聴覚障害者の方にも正
確に伝達することの可能な保温釜を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す保温釜の基本的構成
をあらわしたブロック図である。
【図2】同上枠体を外した状態の要部の一側面図であ
る。
【図3】同上枠体を取付けた状態の要部の斜視図であ
る。
【図4】同上バックライト周辺の回路図である。
【図5】同上ブザー周辺の回路図である。
【図6】同上操作パネルの正面図である。
【図7】同上ブザーとバックライトとの動作関係をあら
わしたフローチャートである。
【図8】同上炊飯開始から保温を経て切状態に至るまで
の各動作手順をあらわしたフローチャートである。
【図9】同上誤使用または回路異常時における各動作手
順をあらわしたフローチャートである。
【図10】同上任意のスイッチの操作を受け付けた時の
ブザーとバックライトの波形図である。
【図11】同上炊飯などの調理行程を開始する時のブザ
ーとバックライトの波形図である。
【図12】同上炊飯が完了した時のブザーとバックライ
トの波形図である。
【図13】同上異常を報知する時のブザーとバックライ
トの波形図である。
【図14】本発明の第2実施例を示すバックライト周辺
の回路図である。
【図15】同上ブザーとバックライトとの動作関係をあ
らわしたフローチャートである。
【図16】同上バックライトの動作手順をあらわしたフ
ローチャートである。
【符号の説明】
8 ブザー(報知手段) 11 調理制御手段 21 LCD(液晶表示器) 22 バックライト 35 バックライト点灯制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理に関わる各動作を制御して自動調理
    を行なう調理制御手段と、時計や前記調理制御手段によ
    る動作の状態を表示する液晶表示器と、前記液晶表示器
    を背面から照明するバックライトと、前記調理制御手段
    による動作の状態を報知する報知手段と、前記報知手段
    と同期して前記バックライトの点灯状態を制御するバッ
    クライト点灯制御手段とを備えたことを特徴とする保温
    釜。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008253435A (ja) * 2007-04-03 2008-10-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 炊飯器
JP2008310045A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2019042113A (ja) * 2017-09-01 2019-03-22 三菱電機株式会社 炊飯器
JP2020168091A (ja) * 2019-04-01 2020-10-15 東芝ホームテクノ株式会社 炊飯器

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