JP2004055200A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】3口タイプの加熱調理器に設けられたカンガルー式操作部8において、左ヒータ選択キー31を押すと、左ヒータ加熱部により揚げ物調理可能となり、その選択状態を示すLED33が点灯する。この時、右ヒータ加熱部については揚げ物調理をすることができない。その後、天ぷらキー37を押すと、左ヒータ加熱部が通常調理モードから揚げ物調理モードへと切り替わり、左ヒータ加熱部の加熱時間を設定するタイマ部28の表示部28aに揚げ物調理モードであることを示す「天ぷら」の文字が表示される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の誘導加熱装置を具備しその誘導加熱装置により揚げ物調理が可能な加熱調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
この種の加熱調理器は、例えば左前方側と右前方側に火力(出力)が大きい左ヒータ加熱部と右ヒータ加熱部がそれぞれ配設され、後方中央部にはやや火力の小さい中央ヒータ加熱部が配設されている。ここで、左、右ヒータ加熱部には誘導加熱コイルを用いた所謂IHヒータが採用され、中央ヒータ加熱部にはニクロム線を用いたラジエントヒータまたはハロゲンランプを用いたハロゲンヒータなどが採用されている。鍋が載置されるトッププレートの下面側には鍋底温度を検出するための温度センサが配設されており、加熱調理器は、通常の加熱調理に加え油温度を一定に保つ揚げ物調理機能を有している。
【0003】
従来の加熱調理器において、上記揚げ物調理が可能なヒータ加熱部は左ヒータ加熱部および右ヒータ加熱部のうち何れか一方に固定されていた。しかしながら、このような固定された構成では、揚げ物調理時における鍋の載置位置と調理器具や調理材料の置き場所との関係上使用者の使い勝手を悪化させる場合がある。また、例えば加熱調理器に隣接してシンクが設置されている場合、シンクに隣接している側のヒータ加熱部で揚げ物を行うと、洗い物の水が飛び跳ねて鍋に入り油跳ねの原因となり易いという問題があった。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、使い勝手が良く、据付場所の状況に適した状態で揚げ物調理をすることができる加熱調理器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載した加熱調理器は、複数の誘導加熱装置を具備しその誘導加熱装置により揚げ物調理が可能な加熱調理器であって、複数の誘導加熱装置の中から揚げ物調理をすることができる特定の誘導加熱装置を選定するための選定操作手段と、この選定操作手段により選定された誘導加熱装置の揚げ物調理機能を有効化し、その他の誘導加熱装置の揚げ物調理機能を無効化する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、選定操作手段を操作することにより、複数の誘導加熱装置の中から揚げ物調理を行うための誘導加熱装置を任意に選定できるので、加熱調理器の据付場所の状況や調理の段取りに適した誘導加熱装置を用いて揚げ物調理を行うことができ、使い勝手が向上する。また、揚げ物調理を行う鍋と加熱調理器に隣接するシンクとの距離を極力離すことができるので、水の飛び跳ねによる油の跳ねを極力防止することができる。なお、揚げ物調理機能を有効化するとは、直ちに揚げ物調理を可能とする場合、およびその後の揚げ物調理の開始指令を待って揚げ物調理を可能とする場合を含む。
【0007】
この場合、選定操作手段を専用の切替スイッチにより構成することにより操作性を高めることができ(請求項2)、選定操作手段を加熱調理に関する設定を行うための設定操作手段と共用した構成とすることにより操作手段の数を減らすことができる(請求項3)。また、選定操作手段を誘導加熱装置ごとに設けられた揚げ物調理スイッチから構成し、この揚げ物調理スイッチがオン操作された誘導加熱装置の揚げ物調理機能のみを有効化することにより、選定操作手段と誘導加熱装置との対応関係が明確化し、御認識や誤操作を防止することができる(請求項4)。
【0008】
以上の各構成において、複数の誘導加熱装置のトッププレート面に、それぞれ火力を示す火力表示部と揚げ物調理時の温度を示す温度表示部とを設け(請求項5)、選定操作手段により選定された誘導加熱装置の温度表示部を揚げ物調理機能とともに有効化すること(請求項6)が好ましい。この構成によれば、使用者は、何れの誘導加熱装置を選定した場合であっても揚げ物調理を行っている時の温度を確認することができる。
【0009】
また、選定操作手段の近傍に、揚げ物調理をするために選定された誘導加熱装置を識別可能なように表示する表示手段を設けることにより、現在選定されている揚げ物調理可能な誘導加熱装置の確認が容易となり、誤認識の発生を極力防止することができる(請求項7)。
【0010】
さらに、選定操作手段を用いた誘導加熱装置の選定操作を容易に選定変更し難い操作方法とすることにより、一種の操作ロック効果が得られ、不用意な操作によって誘導加熱装置の選定状態が変更されてしまうことを防止することができる(請求項8)。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明をビルトインタイプの加熱調理器に適用した第1の実施形態について図1ないし図5を参照しながら説明する。
図2は、所謂3口タイプの加熱調理器をキッチン1内部に組み込んだ全体構成を示す外観斜視図である。この図2において、キッチン1のカウンタートップ2にはヒータユニット3が落とし込まれるようにして組み込まれている。そして、キッチン1の前面の扉4の上部に臨む左側にロースタ5を有し、右側に操作パネル部6が設けられている。操作パネル部6の上半分にはダイヤル式操作部7が配設され、その下半分にはカンガルー式操作部8が配設されている。
【0012】
上記ヒータユニット3は、この加熱調理器の上面部を形成するように被着されたトッププレート9と、この上に載置された鍋等を加熱する3つのヒータ加熱部すなわち前部の左右に配置された左ヒータ加熱部10、右ヒータ加熱部11と、後部中央に配置された中央ヒータ加熱部12とを備えている。その他、トッププレート9面には、火力表示部、温度表示部等も有するが、これらを含め具体的構成については後述する。なお、トッププレート9の最後部には、加熱調理器内部と連通した排気口13が形成されている。また、キッチン1において、加熱調理器の右隣には水栓金具14を伴ったシンク15が設けられている。
【0013】
図3(a)は、ヒータユニット3上における配置構成を示す平面図である。上記トッププレート9は透光性の耐熱ガラス製で、その上面には、各ヒータ加熱部10、11、12に対応して鍋など調理容器の有効な載置領域を示す環状の載置枠10a、11a、12aが印刷等により描かれている。また、左ヒータ加熱部10および右ヒータ加熱部11より外側でそれぞれ手前側の位置には、それぞれの火力または温度を表示するための多数のLEDからなるLED群16および17が弧状に配設されており、中央手前側の位置には、中央ヒータ12の火力を表示するための少数のLEDからなるLED群18が直線状に配設されている。
【0014】
トッププレート9の上面には、上記LED群16、17、18の位置に対応させて表示枠16a、17a、18aが描かれており、各LEDからの発光光は表示枠16a、17a、18aの部分を透過して表示されるようになっている。ここで、LED群16、17、18は火力表示部および温度表示部に相当し、火力の強さは各LEDの点灯数によって示され、温度はLEDの点灯位置によって示される。
【0015】
左ヒータ加熱部10と右ヒータ加熱部11(誘導加熱装置に相当)は、加熱コイル19と20(図4参照)に高周波電流を通電して電磁誘導作用によって調理器具を加熱するIH(Induction Heating)ヒータで形成され、所定の最大火力(例えば3kW)まで出力可能に構成されている。加熱コイル19、20は、それぞれ円板状をなすコイルベース(図示せず)の上に位置しており、トッププレート9に近接するように配置されている。各コイルベースの中央部には、トッププレート9の上に載置される鍋の温度を検出するために、それぞれサーミスタからなる温度センサ21、22が配設されている。
【0016】
中央ヒータ加熱部12は、ニクロム線(図示せず)に直流電流を通電することによって調理器具を加熱するラジエントヒータで形成され、左ヒータ加熱部10および右ヒータ加熱部11よりも小さい所定の最大火力(例えば1.2kW)まで出力可能に構成されている。
【0017】
図3(b)は、操作パネル部6の一例を示す外観図である。この図3(b)に示すように、ダイヤル式操作部7には、電源スイッチ23と火力調節用の4つのダイヤルが設けられている。ダイヤルは、左から順に左ヒータ用ダイヤル24、ロースタ用ダイヤル25、中央ヒータ用ダイヤル26および右ヒータ用ダイヤル27が割り当てられている。左ヒータ用ダイヤル24、中央ヒータ用ダイヤル26および右ヒータ用ダイヤル27を時計回り方向に回動させると火力が強まり、火力表示時にあっては、各ヒータ加熱部10ないし12に対応したLED群16ないし18内のLED点灯数が増えるようになっている。なお、ロースタ用ダイヤル25は、ロースタ5のオン・オフのみ行い、細かい火力調節はカンガルー式操作部8で行うようになっている。
【0018】
図1は、カンガルー式操作部8の一例を示す外観図である。この図1に示すように、カンガルー式操作部8の上段側には、左から順に、左ヒータ加熱部10、ロースタ5、右ヒータ加熱部11の加熱時間をそれぞれ設定するタイマ部28、29、30が設けられている。タイマ部28には表示部28a、時設定キー28b、分設定キー28cおよび取消キー28dが設けられており、他のタイマ部29、30も同様の構成を備えている。
【0019】
タイマ部28の下段側には、揚げ物調理を行うヒータ加熱部を選択するための左ヒータ選択キー31と右ヒータ選択キー32(選定操作手段、切替スイッチに相当)とが設けられており、左ヒータ選択キー31に隣接してLED33が設けられ、右ヒータ選択キー32に隣接してLED34が設けられている。ここで、LED33、34は表示手段に相当する。
【0020】
タイマ部29の下側には、左から順に、ロースタ5の調理方法を設定するための両面キー35と片面キー36、および選択したヒータ加熱部10または11を揚げ物調理モードに設定する天ぷらキー37(揚げ物調理スイッチに相当)が設けられている。揚げ物調理モードに設定された場合には、対応するヒータ用ダイヤル24または27によって調節可能な火力範囲は所定範囲(例えば油の温度にして140℃〜200℃)に設定されるようになっている。
【0021】
図4は、加熱調理器の概略的な電気的構成図で、中央ヒータ加熱部12およびLED群18については省略している。この図4において、制御手段たる制御回路38はマイクロコンピュータ(図示せず)を主体として構成されており、不揮発性メモリ(図示せず)に予め記憶されている制御プログラムを実行することにより、加熱制御をはじめとする加熱調理器全体の動作を制御するようになっている。この制御回路38には温度センサ21、22から温度信号が入力されるようになっており、インバータ39、40は、制御回路34からの制御信号に従って加熱コイル19、20に高周波電流を供給するようになっている。
【0022】
操作パネル部6は、上述したようにスイッチやLEDなどの種々の入出力手段を備えている。図4では、操作パネル部6に設けられた左、右ヒータ選択キー31、32とLED33、34のみを明示的に示している。制御回路38は、上述した各スイッチから操作信号を入力するとともに、表示部28aないし30aおよびLED33、34を直接的に駆動し、さらに表示回路41、42を介してLED群16、17を駆動するようになっている。
【0023】
次に本実施形態の作用について説明する。
電源スイッチ23をオン操作した後、例えばトッププレート9の左側の載置枠10aの上に鍋を置いて左ヒータ用ダイヤル24をプッシュ(オン)操作すると、左ヒータ加熱部10について通常調理モードにより加熱制御が開始される。すなわち、左側の加熱コイル19が通電され、LED群16を構成する全LEDが点灯する。このとき、加熱コイル19は最大出力(3kW)となるように通電されている。この状態で左ヒータ用ダイヤル24を回動操作すると、加熱コイル19の加熱出力(火力)を調整することができ、その加熱出力の強弱状態に応じてLED群16のLED点灯個数が火力表示として変化する。この動作は、右ヒータ加熱部11でも同様となる。
【0024】
この加熱調理器を用いて天ぷらなどの揚げ物調理を行う場合には以下の操作を行う。電源スイッチ23をオン操作した後、左ヒータ選択キー31または右ヒータ選択キー32を押して、左ヒータ加熱部10と右ヒータ加熱部11の何れを用いて揚げ物調理を行うかを選択する。例えば左ヒータ選択キー31を押すと、左ヒータ加熱部10が選択されていることを示すLED33が点灯し、LED34が消灯した状態となる。この時、制御回路38は、左ヒータ加熱部10について揚げ物調理モードへの移行を可能とし、右ヒータ加熱部11について揚げ物調理モードへの移行を禁止する。
【0025】
その後、天ぷらキー37を押すと、左ヒータ加熱部10が通常調理モードから揚げ物調理モードへと切り替わる。右ヒータ加熱部11は通常調理モードのまま維持される。左、右ヒータ加熱部10、11を同時に揚げ物調理モードに設定することはできない。
【0026】
揚げ物調理モードに切り替わると、表示部28aに揚げ物調理モードであることを示す「天ぷら」の文字が表示される。また、図5に示すように、LED群16を構成するLEDのうち、揚げ物(天ぷら)調理であることを示すLEDと、左ヒータ用ダイヤル24による設定温度を示すLEDとが点滅する。制御回路38は、温度センサ21からの検出信号に基づいて、左ヒータ用ダイヤル24による設定温度まで加熱し、設定温度に達した後は油温度がその設定温度を保持するように温度制御を行う。設定温度に達すると、上記LEDは点滅状態から点灯状態に変わる。
【0027】
以上説明した本実施形態によれば以下の効果を奏する。
左、右ヒータ選択キー31、32を備え、左、右ヒータ加熱部10、11の何れを用いて揚げ物調理を行うかを選択することができるので、加熱調理器の据付場所の状況や調理の段取りに適した方のヒータ加熱部を用いて揚げ物調理を行うことができ、使い勝手が向上する。例えば、本実施形態の場合、加熱調理器の右隣にシンク15が設置されているので、洗い物をしながらシンク15に隣接している右側のヒータ加熱部11で揚げ物を行うと水が飛び跳ねて鍋に入り油跳ねの原因となる。このような場合、左ヒータ加熱部10を選択して揚げ物調理を行えば油跳ねを低減でき、安全に揚げ物調理できるとともに台所の油汚れも低減できる。また、使用者は、揚げ物調理を行うヒータ加熱部をいつでも左右自由に切り替えることができるので、使い勝手が一層向上する。
【0028】
左ヒータ加熱部10、右ヒータ加熱部11が揚げ物調理モードに切り替えられると、それぞれLED33、34が点灯し、表示部28a、30aに「天ぷら」の文字が表示され、LED群16、17を構成するLEDが火力表示から温度表示に切り替わる。これにより、使用者は、揚げ物調理モードにあるヒータ加熱部を正しく認識することができる。また、左ヒータ加熱部10、右ヒータ加熱部11のそれぞれに対応した左ヒータ選択キー31、右ヒータ選択キー32を設けたので操作性が良い。なお、不用意な操作による選択状態の変更を防止する観点から、左ヒータ選択キー31または右ヒータ選択キー32を一定時間以上押し続けた場合に限り選択可能とすると良い。
【0029】
(第2の実施形態)
次に、揚げ物調理を行うヒータ加熱部の選択方法を変更した第2の実施形態について説明する。図6は、カンガルー式操作部43の一例を示す外観図で、図1に示すカンガルー式操作部8に対し、左、右ヒータ選択キー31、32とLED33、34が除かれた構成となっている。使用者は、天ぷらキー37を2度続けて押した後に時設定キー29bを1度押すことにより、左ヒータ加熱部10を揚げ物調理用のヒータ加熱部として選択できる。また、天ぷらキー37を2度続けて押した後に分設定キー29cを1度押すことにより、右ヒータ加熱部11を揚げ物調理用のヒータ加熱部として選択できる。その後、天ぷらキー37を押すことにより、選択した方のヒータ加熱部が揚げ物調理モードに設定される。
【0030】
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の作用、効果を得ることができる。加えて、本実施形態では、揚げ物調理を行うヒータ加熱部を選択するためのキーを時設定キー29bと分設定キー29c(設定操作手段に相当)とで共用しているため、設定キーの数を減らすことができる。この場合、ヒータ加熱部を選択する操作は、通常は操作されることがないキー操作手順であって、その操作手順数が多いため(3つの連続したキー押圧操作)、誤ってキーに触れたような場合であっても選択状態が変更されてしまうことがない。なお、時設定キー29b、分設定キー29cのキーの表示をそれぞれ「時/左」、「分/右」としても良い。
【0031】
(第3の実施形態)
次に、揚げ物調理を行うヒータ加熱部の選択方法を変更した第3の実施形態について説明する。図7は、カンガルー式操作部44の一例を示す外観図で、タイマ部28、30の下段側には、それぞれ左、右ヒータ加熱部10、11を揚げ物調理モードに設定する天ぷらキー45、46が設けられている。その他図1と同一構成部分については、図1と同一符号を付して示している。
【0032】
本実施形態によれば、使用者が天ぷらキー45を押すと、左ヒータ加熱部10が直接的に揚げ物調理モードに設定され、その後使用者が天ぷらキー46を押すと、左ヒータ加熱部10が通常調理モードに自動変更されるとともに右ヒータ加熱部11が直接的に揚げ物調理モードに設定される。この設定方法によれば、天ぷらキー45と左ヒータ加熱部10との対応関係、および天ぷらキー46と右ヒータ加熱部11との対応関係が明確となり、誤操作を確実に防止することができる。
【0033】
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
3口タイプの加熱調理器に限らず2口または4口以上の加熱調理器であっても良い。
揚げ物調理を行うものとして選択されるヒータ加熱部は1つに限られない。例えば、3口のうちから任意の2つを選択して揚げ物調理する構成であっても良い。ただし、全口が全て揚げ物調理を行うような構成は除く。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の加熱調理器は、複数の誘導加熱装置の中から揚げ物調理をすることができる特定の誘導加熱装置を選定するための選定操作手段と、この選定操作手段により選定された誘導加熱装置の揚げ物調理機能を有効化し、その他の誘導加熱装置の揚げ物調理機能を無効化する制御手段とを備えたので、加熱調理器の据付場所の状況や調理の段取りに適した誘導加熱装置を用いて揚げ物調理を行うことができ、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すカンガルー式操作部の外観図
【図2】キッチンに組み込んだ状態の全体構成を示す外観斜視図
【図3】ヒータユニット及び操作パネル部の外観図
【図4】加熱調理器の概略的な電気的構成図
【図5】LED群による温度表示状態を示す図
【図6】本発明の第2の実施形態を示す図1相当図
【図7】本発明の第3の実施形態を示す図1相当図
【符号の説明】
9はトッププレート、10は左ヒータ加熱部(誘導加熱装置)、11は右ヒータ加熱部(誘導加熱装置)、16、17、18はLED群(火力表示部、温度表示部)、28a、30aは表示部(表示手段)、29bは時設定キー(設定操作手段)、29cは分設定キー(設定操作手段)、31は左ヒータ選択キー(選定操作手段、切替スイッチ)、32は右ヒータ選択キー(選定操作手段、切替スイッチ)、33、34はLED(表示手段)、37は天ぷらキー(揚げ物調理スイッチ)、38は制御回路(制御手段)、45、46は天ぷらキー(選定操作手段、切替スイッチ、揚げ物調理スイッチ)である。
Claims (8)
- 複数の誘導加熱装置を具備しその誘導加熱装置により揚げ物調理が可能な加熱調理器において、
前記複数の誘導加熱装置の中から揚げ物調理をすることができる特定の誘導加熱装置を選定するための選定操作手段と、
この選定操作手段により選定された誘導加熱装置の揚げ物調理機能を有効化し、その他の誘導加熱装置の揚げ物調理機能を無効化する制御手段とを備えたことを特徴とする加熱調理器。 - 選定操作手段は、特定の誘導加熱装置を選定するための専用の切替スイッチにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- 選定操作手段は、加熱調理に関する設定を行うための設定操作手段を共用した構成とされており、前記設定操作手段に対して所定操作を行うことにより特定の誘導加熱装置を選定可能とされていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- 選定操作手段は、誘導加熱装置ごとに設けられた揚げ物調理スイッチから構成され、
制御手段は、前記揚げ物調理スイッチがオン操作された誘導加熱装置の揚げ物調理機能を有効化し、その他の誘導加熱装置の揚げ物調理機能を無効化することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。 - 複数の誘導加熱装置のトッププレート面に、それぞれ火力を示す火力表示部と揚げ物調理時の温度を示す温度表示部とを設けたことを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の加熱調理器。
- 制御手段は、選定操作手段により選定された誘導加熱装置の温度表示部を揚げ物調理機能とともに有効化することを特徴とする請求項5記載の加熱調理器。
- 選定操作手段の近傍に、揚げ物調理をするために選定された誘導加熱装置を識別表示する表示手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の加熱調理器。
- 選定操作手段を用いた誘導加熱装置の選定操作は、容易に選定変更し難い操作方法とされていることを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載の加熱調理器。
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