JPH03295510A - 電気湯沸かし器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、容器内に収容された液体を加熱、保温する電
気湯沸かし器に関するものである。

従来の技術 近年、この種の電気湯沸かし器の中には、設定手段およ
びタイマー手段を有し、設定手段により設定された時間
を経過すると湯沸かしを開始するような付加価値を持っ
たものが発売されている。

発明が解決しようとする課題 しかし、このような従来の構成ではユーザーが使用した
い時間に沸き上がりの湯を提供することは困難であった
。すなわち、所定時間経過したところで湯沸かしを開始
するので沸騰するまでに時間を要する。さらに、この沸
騰までの時間は、水量、水温等の要因によっても変化し
てしまうために、特定の時間に沸騰直後の渦を使用しよ
うとするときに不便であった。

そこで、本発明は所定の時間経過したときに確実に沸騰
した湯を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、容器内の液体を加
熱する加熱手段と、この液体温度を検知する温度検知手
段と、沸騰終了時間または沸騰終了時刻を設定する設定
手段と、前記温度検知手段と前記設定手段を入力とし、
時間の計時と温度の判定を行い前記加熱手段の制御をす
る制御手段とを備え、この制御手段は前記設定手段で設
定された時間より所定時間前の第１の加熱開始時間から
沸騰を検出するまで前記加熱手段を駆動し、さらに再沸
騰するまでに要する時間で決定した第２の加熱開始時間
から沸騰を検出するまで前記加熱手段を駆動するもので
ある。

また、音または光で報知する報知手段を備え、前記制御
手段は前記設定手段で設定された時間になると前記報知
手段をオンさせるものである。

さらに前記制御手段は、前記設定手段で設定された時間
より前で再沸騰による沸騰を検出するとその時点で前記
報知手段をオンさせ、前記設定手段で設定された時間に
なったときに再沸騰による沸騰を検出していなければ沸
騰を検出したときに前記報知手段をオンさせるものであ
る。

作用 本発明は上記の構成より、容器内の液体を沸騰温度に近
いところまで一度上昇させるので、再沸騰に要する時間
は水温の影響を少なくすることができ、よって設定され
た時間付近で沸騰を終了することが可能になる。

また再沸騰中に水量の変化で設定時間の前後で沸騰終了
したときはその時点で、沸き上がりの報知を行い湯沸か
し終了とするので、確実に沸き上がりの湯を提供するこ
とができる。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付の図面で説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図で、１は容
器２の底に当接された温度検知手段で、温度に対応する
電圧出力を制御手段３に得られる。４は加熱手段で発熱
体５とこれを制御する駆動手段６により構成されている
。７は設定手段で容器２内の液体を沸騰終了させる時間
（本実施例では減算タイマーによる時間設定とする）の
設定を行う。９は計時開始手段で、前記設定手段７の設
定値の減算を開始させる。制御手段３は、前記温度検知
手段ｌの出力電圧より沸騰の検出を行う温度比較手段１
０と、前記設定手段７により時間が設定され、前記計時
開始手段９の入力により減算を開始する計時手段１）と
、この計時手段１）の値と加熱開始時間を比較する時間
比較手段１２と、前記温度比較手段１０．前記時間比較
手段１２の出力を入力とする判定手段１３により構成さ
れている。さらにこの判定手段１３は、前記駆動手段６
および報知手段１４を制御し、前記時間比較手段１２に
比較時間を出力する。報知手段１４は、設定時間に達し
た時に再沸騰が終了するかまたは再沸騰終了したときに
音、光等を利用して外部に沸き上がりを知らせる。表示
手段１５は、前記設定手段７により前記計時手段１）に
設定された沸騰終了までの時間が設定される。

第２図は設定された時間に沸き上がるまでの時間と温度
の変化を示したグラフである。図のように、時間が設定
され、減算を開始すると残時間があらかじめ設定された
第１の加熱開始時間（本実施例では１時間とする）にな
るまでは減算を行うのみであり、第１の加熱開始時間に
なると沸騰を検出するまで前記加熱手段４を駆動する。

沸騰を終了すると、第２の加熱開始時間（本実施例では
３分とする）になるまで放置し、第２の加熱開始時間に
なると沸騰を検出するまで前記加熱手段４を再駆動させ
る。

第３図は本発明の一実施例を示す具体的な回路図である
。図において１６は前記発熱体５に電圧を供給する交流
電源、１７は各構成要素に電圧を供給する直流電源であ
る。前記温度検知手段１はサーミスタ１ａと抵抗・１　
ｂより構成され、温度が低いときは前記サーミスタ１ａ
の抵抗が大きく、温度が高いときは抵抗が小さくなり、
それに応じた電圧を前記温度比較手段１０に出力する。

前記温度比較手段１０はＡＤ変換器で構成され、前記温
度検知手段１の出力を所定の温度幅（ここでは０．５度
とする）ごとに設定された２道符号に変換しており、こ
の出力が、前記判定手段１３で所定時間（ここでは２５
秒）経過しても変化しないときに温度上昇がなくなった
と見なして沸騰を終了としている。前記駆動手段６はト
ランジスタ６ａ。

リレーコイル６ｂ、　　リレー接点６ｃで構成゛され、
トランジスタ６ａがオンされるとリレーコイル６ｂに電
流が流れリレー接点６Ｃを閉じて前記発熱体５を加熱す
る。前記設定手段７および前記計時開始手段９はそれぞ
れスイッチ７ａ、９ａと抵抗７ｂ。

９ｂで構成され、スイッチ７ａ、９ａが押されるとＨ信
号が出力される。表示手段１５は７セグメントのＬＥＤ
により残時間を表示している。報知手段１４はブザー１
４ａやＬＥＤ１４ｂによって構成されている。１８はマ
イクロコンピュータ（以後マイコンと略する）で前記計
時手段１）と前記時間比較手段１２と前記判定手段１３
を構成し、プログラムを実行することで、これらの機能
を実現するよう構成されているもので、次にその処理の
流れについて第４図、第５図に基づいて説明する。

保温または加熱中に設定手段７がオンされると、マイコ
ン１８は駆動手段６をオフ（加熱中の場合）して第４図
に示す時間設定処理を行う。ここでは計時手段１）に初
期値（本実施例では１時間とする）が設定され（ステッ
プ５１）、さらにこの値を表示手段１５に出力する（ス
テップ５２）。

次にステップ５３およびステップ５４で計時手段９また
は設定手段７の入力を待ち、計時開始手段９の入力があ
ると時間設定処理を終了して第５図の沸騰処理を行う。

ステップ５４で設定手段７が入力されるとその都度ステ
ップ５５で計時手段１）の値を一定値（例えば１分単位
）にカウントして行き、ステップ５６でその都度表示を
変化させてやり、ステップ５３に戻る。以上のようにし
て、計時開始手段９が入力されるまでは沸騰終了時間が
設定でき、計時開始手段１４が入力されると次の処理を
行う。

第５図は、前記計時開始手段９が入力されて再沸騰が開
始されるまでの処理を示す。図においてステップ６１は
減算処理のサブルーチンである。

この内容はステップ７１で１分間の待機（待機時間は特
に１分とは限らない）を行い、ステップ７２において前
記計時手段１）の値を１分単位での減算を行い、その結
果をステップ７３で前記表示手段１５に出力するもので
ある。ステップ６１で減算を行うとステップ６２におい
てその都度の前記計時開始手段１）の値と第１の加熱開
始時間を比較し、一致するまでステップ６１．６２をく
り返す。ここで第１の加熱開始時間になると、ステップ
６３で前記駆動手段６をオンし、ステップ６４゜６５で
減算処理をくり返しながら、前記温度比較手段１０が沸
騰するのを待っている。ステップ６５で沸騰を検出する
と前記駆動手段６をオフしくステップ６６）、ステップ
６７．６８で減算処理をくり返しながら前記計時手段１
）が第２の加熱開始時間になるのを待つ。ここで第２の
加熱開始時間になると、ステップ６９で駆動手段６を再
駆動する。

第６図は、再沸騰後沸き上がりの終了までの処理を示す
。第６図（ａｌは特許請求の範囲第２項、（ｂ）は特許
請求の範囲第３項および第４項に記載された電気湯沸か
し器のそれぞれの実施例である。先ず＋８１図において
、ステップ８１．８２で減算処理をくり返しながら沸騰
を検出するのを待つ。ここで沸騰を検出するとステップ
８３．８４で減算処理をくり返しながら前記計時手段１
）がＯになるのを待つ。ここで前記計時手段１）が０に
なるとステップ８５は前記表示手段１５に表示された時
間を消して、ステップ８６で報知手段をオンし、駆動手
段６をオフし、沸騰終了とする。

また第６図ｆｂｌでは、ステップ９１，９２．９３で減
算処理をくり返しながら、前記計時手段１）が０となる
か前記温度比較手段１０が沸騰を検出するのを待ってい
る。ここで前記計時手段１）が０となると表示手段１５
の表示を０として（ステップ９４）、ステップ９５で前
記温度検知手段が沸騰を検出するのを待つ。ここで、沸
騰を検出するとステップ９６に行く。ステップ９３では
前記計時手段１）がまだ０となっていなくても沸騰を検
出しているとステップ９６に行く。ステップ９６は前記
表示手段１５に表示された時間を消して、ステップ９７
で報知手段をオンし、ステップ９８で前記駆動手段６を
オフし、沸騰終了とする。

なお本実施例では、時間設定は減算タイマーによって行
ったが、これを沸き上がり時刻設定とすることも可能で
ある。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように本発明によれば、必ず
沸騰させることのできる第１の加熱開始時間により一度
沸騰させて水温を上昇させておき、第２の加熱開始時間
より再沸騰させる構成にすることによって水温、水量に
より変化する沸騰時間を一定にすることを可能にし、し
たがってあらかじめ設定された沸騰終了時間に沸騰直後
の湯を提供することができる。

さらに本発明は、設定された時間までに沸騰終了してい
るので設定時間に沸き上がり終了報知を行う簡単な構成
で使用者に沸騰終了を知らせることができる。

また本発明は再沸騰時に水量を増減したために設定され
た時間よりも沸騰終了が前後にずれたときでも必ず沸騰
するまで加熱を続け、さらに沸騰終了時に沸き上がり報
知を行うことも可能にし、したがってあらかじめ設定さ
れた沸騰終了時間に沸騰直後の湯を提供することが実現
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における電気湯沸かし器の構
成を示すブロック図、第２図は同電気湯沸かし器の沸騰
するまでの温度変化を示すタイムチャート、第３図は同
電気湯沸かし器の具体的な回路図、第４図は同電気湯沸
かし器の時間設定中の処理を示したフローチャート、第
５図は同電気湯沸かし器の沸騰処理を示すフローチャー
ト、第６図は同電気湯沸かし器の沸騰終了処理を示すフ
ローチャートである。 １・・・・・・温度検知手段、３・・・・・・制御手段
、４・・・・・・加熱手段、７・・・・・・設定手段、
９・・・・・・計時開始手段、１４・・・・・・報知手
段。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）容器内の液体を加熱する加熱手段と、この液体温
   度を検知する温度検知手段と、沸騰終了時間または沸騰
   時刻を設定する設定手段と、前記温度検知手段と前記設
   定手段を入力とし、時間の計時と温度の判定を行い前記
   加熱手段の制御をする制御手段を備え、この制御手段は
   前記設定手段で設定された時間より所定時間前の第１の
   加熱開始時間から沸騰を検出するまで前記加熱手段を駆
   動し、さらに、再沸騰に要する時間で決定した第２の加
   熱開始時間から沸騰を検出するまで前記加熱手段を再駆
   動する電気湯沸かし器。
2. （２）音または光で報知する報知手段を備え、制御手段
   は設定手段で設定された時間になると前記報知手段をオ
   ンさせる請求項１記載の電気湯沸かし器。
3. （３）音または光で報知する報知手段を備え、制御手段
   は設定された時間より前で再沸騰による沸騰を検出する
   と、その時点で報知手段をオンさせる請求項１記載の電
   気湯沸かし器。
4. （４）音または光で報知する報知手段を備え、制御手段
   は設定手段で設定された時間になったときに再沸騰によ
   る沸騰を検出していなければ沸騰を検出したときに報知
   手段をオンする請求項１記載の電気湯沸かし器。