JP3322802B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3322802B2
JP3322802B2 JP23182296A JP23182296A JP3322802B2 JP 3322802 B2 JP3322802 B2 JP 3322802B2 JP 23182296 A JP23182296 A JP 23182296A JP 23182296 A JP23182296 A JP 23182296A JP 3322802 B2 JP3322802 B2 JP 3322802B2
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稔 石黒
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    • G03B2217/002Details of arrangement of components in or on camera body

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラに関し、更に
詳しくはカメラの保持形態の誤りによる撮影の失敗を防
止したカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ストロボやオートフォーカス機構,AE
機構を備えたコンパクトカメラで最も多い撮影ミスは、
ストロボ発光窓や撮影レンズ,測距窓や測光窓への指掛
かりによるものである。このような撮影ミスを防ぐため
に、本出願人は、カメラボディに静電容量検出型のタッ
チセンサの検出部を設け、不適切なグリップによる指掛
かりを電気的に検知して警告する手法を特開平7−30
6453号公報において提案している。
【0003】図8に示すように、上記タッチセンサは、
カメラ2の例えばストロボ発光部3の下方に配置された
検出部4と、この検出部4に加わる静電容量の変化を検
出する位相差検出回路5とから構成されている。検出部
4は、カメラ2の外装板6から外部に露出された絶縁材
7と、この絶縁材7の背後に配置された検知電極8と、
この検知電極8から離れた下方で絶縁材7を挟んで外装
板6の背後に配置された補正電極9とからなる。
【0004】検出部4の各部に発生する静電容量は、検
知電極8自体の静電容量C1と、検知電極8と撮影者と
の間の静電容量CDと、撮影者の静電容量Cmとなり、
これらの静電容量は図9に示すように、位相差検出回路
5に静電容量Cとして印加される。
【0005】そして、検出部4に手が触れられていない
ときには、位相差検出回路5には静電容量Cとして静電
容量C1が印加される。また、撮影者の手が検出部4に
掛かっている場合には、静電容量C1に加え、静電容量
Cmと静電容量CDとが位相差検出回路5に静電容量C
として印加される。位相差検出回路5は、基準高周波パ
ルスの位相と、前記各静電容量に影響された検出用高周
波パルスの位相とを比較して指掛りを検出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記タッチセンサで指
掛りを確実に検出するには、検出部4と指との接触面積
を十分にとる必要があるが、例えばストロボ発光部3の
周辺に、カメラ2の外装板6と材質の異なる絶縁材を大
きく露出させなくてはならず、デザイン上好ましいもの
ではなかった。外観向上のために検出部を小さくするこ
ともできるが、同等の検出性能を得るためには検出部の
検出感度を向上させなければならない。
【0007】静電容量検出型タッチセンサの検出感度を
向上させるには、検出時と非検出時とに位相差検出回路
に印加される静電容量の差(Δ)を大きくすればよく、
このΔを大きくすれば検出部を小さくしても同等の性能
のタッチセンサが得られる。上記タッチセンサの静電容
量の差(Δ)は、以下のようになる。 非検出時;C=C1 検出時;C=C1+(Cm・CD/(Cm+CD)) Δ=1/(1+Cm/CD)
【0008】上記式からΔを大きくするためには、検知
電極8と撮影者との間の静電容量CDを大きくすればよ
い。しかしながら、静電容量CDは検出部4と指との接
触状態に依存するため、上記タッチセンサでは検出部4
を小さくすることはできない。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、小さな検出部でも確実に指掛りを検出するカメラ
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載のカメラは、導電性を有する外装板
の外側に突出するように設けられた突起状の検出部材
と、この検出部材よりも大きなサイズで該検出部材と一
体に形成され、外装板の内側に取り付けられる補助電極
と、外装板と検出部材及び補助電極との間を絶縁する第
1絶縁材と、この補助電極に第2絶縁材を介して対面
し、検出回路による静電容量の変化の検出に用いられる
検知電極とから検出部を構成したものである。
【0011】また、請求項2記載のカメラは、外装板が
導電性を有する材質で形成されている際に、検知電極か
ら離れた外装板の内面に絶縁材を介して補正電極を設
け、この補正電極に加わる静電容量と、検知電極に加わ
る静電容量との相対的な変化を検出回路で検出して指掛
りの検知を行うようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を実施したカメラを示す図
2において、カメラ20の表面は、高級感を付与し耐久
性を向上させるために、例えばアルミニウム,チタン,
ニッケル合金等の導電性の外装板20aで覆われてい
る。カメラ20の前面には、被写体に向けて光を投光す
るストロボ発光部21,オートフォーカス用の投光窓2
2,受光窓23,被写体輝度測定用の測光窓24,ファ
インダ25,鏡胴26に保持された撮影レンズ27等が
設けられている。カメラ20の上面には、半押しで焦点
合わせ,全押しでシャッタレリーズを行うシャッタボタ
ン28と、カメラ20の電源のオン・オフを切り換える
メインスイッチ29とが設けられている。
【0013】ストロボ発光部21の正面図である図3
と、この図3のX−X断面である図1とに示すように、
ストロボ発光部21は、ストロボ光の発光を行うキセノ
ン管31と、ストロボ光を前面側に向けて反射する反射
板32と、キセノン管31を保護し、またストロボ光を
撮影範囲に合わせて拡散させる拡散板33とから構成さ
れており、カメラ20内に組み込まれたストロボ装置に
含まれている。このストロボ装置は、前述の測光窓24
で測定した被写体輝度が暗いときに、自動的にストロボ
発光を行う。
【0014】拡散板33は、外装板20aに開けられた
窓20bに取り付けられて前面がカメラ20の外部に露
出されている。また、拡散板33の下方には、ストロボ
発光部21への指掛りを検出するタッチセンサの検出部
35が組み込まれている。
【0015】検出部35は、外装板20aから僅かに突
出するように外部に露呈された突起状の導電性検出部材
37と、この導電性検出部材37に接続された補助電極
38と、これらの導電性検出部材37と補助電極38と
を外装板20aから絶縁する第1絶縁材39と、補助電
極38の背後に配置される第2絶縁材40と、この第2
絶縁材40を挟んで補助電極38に対面する検知電極4
1とから構成されている。また、第1絶縁材39は肉厚
が薄くされて下方に延ばされており、この肉薄部39a
の背面側には、指掛りの誤検出を防止するための補正電
極42が、検知電極41から離れて取り付けられてい
る。
【0016】検出部35は、検出部35の静電容量の変
化を検出してストロボ発光部21への指掛りを検知する
位相差検出回路44に接続されている。検出部35の各
部に発生する静電容量は、検知電極41自体の静電容量
C1と、検知電極41と導電性検出部材37及び補助電
極38との間の静電容量CDと、導電性検出部材37及
び補助電極38と外装板20aとの間の静電容量C2と
なり、検出部35に撮影者の指等が触れると撮影者の静
電容量Cmが検出部35に加えられる。これらの静電容
量は、図4に示すように、位相差検出回路44に静電容
量Cとして印加される。
【0017】検出部35に手が触れられていないときに
は、検知電極41には静電容量C1と静電容量C2と、
この静電容量C2により静電容量CDも印加されるの
で、位相差検出回路44に印加される静電容量Cは、以
下のようになる。 C=C1+(C2・CD/(C2+CD))
【0018】また、指が検出部4に掛かっている際に
は、検知電極41には静電容量C1,C2,CDに静電
容量Cmが加わるので、位相差検出回路44に印加され
る静電容量Cは以下のようになる。 C=C1+((Cm+C2)CD/(Cm+C2+C
D))
【0019】そして、検出時と非検出時とに位相差検出
回路44に印加される静電容量Cの差(Δ)は、以下の
ようになる。 Δ=Cm/(1+C2/CD)(1+(Cm+C2)/
CD)
【0020】上記式からΔを大きくして検出部41の検
出感度を向上させるには、静電容量C2を小さくし、静
電容量CDを大きくすればよい。静電容量CDは、導電
性検出部材37と、補助電極38とから得るようにして
いるので、カメラ20の外に露出される導電性検出部材
37を小さくしても、補助電極38の大きさを調節すれ
ば自在に静電容量CDを変えることができ、カメラ20
のデザインに与える影響を最小限にしながら検出感度を
適正に設定することができる。
【0021】カメラ20の電気的構成の概略を示す図5
において、位相差検出回路44には前述の検出部35の
他に、マイクロコンピュータ46及び高周波パルス信号
を発生する発振器47、スイッチング回路48が接続さ
れている。また、マイクロコンピュータ46には、メイ
ンスイッチ29,シャッタボタン28,警告発生部49
や図示しないが、オートフォーカス機構,シャッタ機
構,オートストロボ装置等も接続されている。
【0022】マイクロコンピュータ46は、シャッタボ
タン28から焦点合わせ用の半押し信号を受けた時に、
スイッチング回路48を介して発振器47と位相差検出
回路44とをオン状態とする。発振器47は、オン状態
のときには一定周期の高周波パルス信号を発生させて、
これを位相差検出回路44に送る。
【0023】位相差検出回路44は、検出部35の静電
容量Cの変化による発振器47からの高周波パルスの位
相のズレを検出する。位相差検出回路44は、位相のズ
レを検出したときには、Lレベルの検出信号をマイクロ
コンピュータ46に送り、位相のズレを検出していない
ときには、Hレベルの検出信号をマイクロコンピュータ
46に送る。警告発生部49は、マイクロコンピュータ
46にLレベルの検出信号が入力された時にマイクロコ
ンピュータ46によって作動され、ファインダ25内に
組み込まれた発光ダイオードを点灯あるいは点滅して撮
影者に警告をする。
【0024】位相差検出回路44の回路図である図6に
示すように、発振器47からの高周波パルス信号は、抵
抗R1〜抵抗R4で分圧され、検知側高周波パルス信号
と基準側高周波パルス信号の2つのパルス信号にされ
る。検知側高周波パルス信号は抵抗R5を介してコンパ
レータ51の非反転入力端子51aに入力され、基準側
高周波パルス信号は抵抗R6を介して反転入力端子51
bに入力される。
【0025】非反転入力端子51aには検知電極41が
接続され、抵抗R5と検出部35の静電容量Cとによっ
てCR回路が形成され、これが検知側高周波パルス信号
に対しての遅延回路となっている。一方、反転入力端子
51bには補正電極42が接続され、補正電極42の持
つ静電容量と抵抗R6とが基準側高周波パルス信号に対
しての遅延回路となっている。補正電極42と抵抗R6
とは、撮影者が検出部35に手を触れずに適切にカメラ
20を保持したときの誤検出を防止する。
【0026】図7(a)に示す発振器47からの高周波
パルス信号は、同図(b)に示すように位相差検出回路
44によって、検知側高周波パルス信号の方が基準側高
周波パルス信号よりも同じような位相のまま進むように
変化される。したがって、非反転入力端子51aに入力
される検知側高周波パルス信号の電圧Vaは、反転入力
端子51bに入力されている基準側高周波パルス信号の
電圧Vbよりも、常に僅かに高い状態(Va>Vb)を
維持している。
【0027】また、同図(c)はカメラ20に撮影者の
手が触れている状態を示し、同図(d)は、検出部35
に撮影者が触れている状態を示す。撮影者が検出部35
に触れると、検知側高周波パルス信号の位相の遅れが大
きくなり、立ち上がりの途中で電圧Vaが電圧Vbより
も高くなる。コンパレータ51は、検知側高周波パルス
信号と基準側高周波パルス信号との電圧が、Va>Vb
の際には検出信号をHレベルとし、逆に(Va<Vbと
なった際には検出信号をLレベルにする。
【0028】次に上記実施形態の作用について説明す
る。撮影者が、シャッタボタン28を半押しにすると、
図7(a)に示すように、発振器47からは、エッジが
鋭い高周波パルス信号が出力される。この高周波パルス
信号は、抵抗R5を介して検知側高周波パルス信号とし
て非反転入力端子51aに、抵抗R6を介して基準側高
周波パルス信号として反転入力端子51bに入力され
る。
【0029】例えばカメラ20が三脚等で固定されてお
り、外装板20aに手が触れていない状態では、非反転
入力端子51aと反転入力端子51bに入力される各高
周波パルス信号の波形(電圧Va,Vbの変化)は、図
7(b)に示すように、立ち上がりエッジが鈍くなって
おり、各高周波パルス信号のピーク電圧に達するまでの
位相が発振器47の出力よりもそれぞれ遅れたものとな
っている。
【0030】これは、検知側高周波パルス信号について
は、検知電極41自身の静電容量C1と、検知電極41
と導電性検出部材37及び補助電極38との間の静電容
量CDと、導電性検出部材37の静電容量C2と、抵抗
R5とにより遅延回路が形成され、パルスの立ち上がり
が鈍くなるためである。一方、基準側高周波パルス信号
については、補正電極42自身の静電容量と抵抗R6と
で形成される遅延回路によりパルスの立ち上がりが鈍く
なるためである。
【0031】そして、基準側高周波パルス信号のピーク
電圧に達するまでの位相は、補正電極42と抵抗R6と
からなる遅延回路によって検知側高周波パルス信号のピ
ーク電圧に達するまでの位相とほぼ同じとなる。これに
より、検知側高周波パルス信号の電圧Vaと基準側高周
波パルス信号の電圧Vbとの関係がVa>Vbに維持さ
れ、コンパレータ51からマイクロコンピュータ46に
入力される検出信号はHレベルとなり指掛かりの検出は
されない。
【0032】また、指掛りをせずに撮影者がカメラ20
を保持した状態では、導電性の外装板20a,第1絶縁
材39を介して補正電極42に撮影者の静電容量Cmが
付加される。これにより、基準側高周波パルス信号のピ
ーク電圧に達するまでの位相は、図7(c)に示すよう
に、同図(b)に示されたものよりも僅かに立ち上がり
が鈍くなる。しかしながら、検知電極41にも指から遠
い分だけ弱まった撮影者の静電容量Cmが僅かに印加さ
れるので、同様に検知側高周波パルス信号の立ち上がり
も鈍くなり、それぞれの電圧Va>Vbの関係は維持さ
れ指掛りは検出されない。
【0033】また、撮影者の指がストロボ発光部21に
掛かっている場合には、指が導電性検出部材37に接触
しており、導電性検出部材37に接続された補助電極3
8と第2絶縁材40とを介して検知電極41に撮影者の
静電容量Cmが付加される。これにより、図7(d)に
示すように、基準側高周波パルス信号の立ち上がりが更
に鈍くなる。しかしながら、補正電極42に付加される
静電容量Cmは、補正電極42が導電性検出部材37か
ら遠い分弱まっているので、基準側高周波パルス信号の
位相はあまり変化しない。したがって、パルスの立ち上
がりの時には、検知側高周波パルス信号の電圧Vaと基
準側高周波パルス信号の電圧Vbとの関係がVa<Vb
となり、コンパレータ51からの検出信号がHレベルか
らLレベルに変化する。
【0034】マイクロコンピュータ46は、位相差検出
回路44からのLレベルの検出信号に応じて、ファイン
ダ25内で発光ダイオードを点灯させ指掛りの警告を行
う。撮影者は、この警告によりストロボ発光部21に指
が掛かっていることが分かるので、カメラ20の保持を
正しく行って適正な撮影を行うことができる。
【0035】なお、上記実施形態では、補正電極によっ
て指掛りの誤検出を防止しているが、補正電極の代わり
に、位相差検出回路のコンパーレータの反転入力端子に
補正用のコンデンサを接続しても、同様の効果を得るこ
とができる。また、ストロボ発光部の近傍に検出部を設
けたが、測距用の透光部,受光部や、測光部,撮影レン
ズ等の近傍に設けることもできる。
【0036】なお、上記各実施形態では、ストロボ発光
部の近傍に検出部を設けたが、測距用の投光窓,受光窓
や、測光窓,撮影レンズの近傍に検出部を設けてもよ
い。また、外部に露出される検出部の導電性検出部材の
形状を突起形状とし、その数を一つとしたが、細長い突
条形状やストロボ発光部の周囲を取り囲むように設けて
もよい。また、突起形状の導電性検出部材を複数個を設
けてもよい。更に、補正電極によって指掛りの誤検出を
防止しているが、補正電極の代わりに位相差検出回路の
コンパーレータの反転入力端子に補正用のコンデンサを
接続しても、同様の効果を得ることができる。更に、カ
メラの外装板がプラスチック製の場合には、補正電極を
省くこともできる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカメラに
よれば、検知電極とカメラの外装板との間に、外装板か
ら外部に露出された導電性検出部材と、この導電性検出
部材に接続されカメラ内部に配置された補助電極とを絶
縁材を介して設けたので、補助電極の大きさを変えるこ
とによって検出部の検出感度を自在に設定することがで
き、カメラの外部に露出される検出部を小さくしても従
来と同等の指掛り検出性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラのストロボ発光部近傍の構成を示す要部
断面図である。
【図2】本発明を実施したカメラの外観を示す斜視図で
ある。
【図3】ストロボ発光部の正面図である。
【図4】検出部により位相差検出回路に加わる静電容量
を示す回路図である。
【図5】カメラの電気的構成の概略を示すブロック図で
ある。
【図6】位相差検出回路の回路図である。
【図7】位相差検出回路の波形図である。
【図8】従来のタッチセンサを用いたカメラの要部断面
図である。
【図9】従来の検出部から位相差検出回路に加わる静電
容量を示す回路図である。
【符号の説明】
20 カメラ 20a 外装板 21 ストロボ発光部 35 検出部 37 導電性検出部材 38 補助電極 39 第1絶縁材 40 第2絶縁材 41 検知電極 42 補正電極 44 位相差検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 15/04 - 15/05 G03B 17/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有する材質で外装板が形成さ
    れ、投光用又は受光用の窓部近傍に設けられた検出部に
    加わる静電容量の変化を検出回路で検出して該窓部へ
    の指掛かりを検知するカメラにおいて、 前記検出部は、外装板の外側に突出するように設けられ
    た突起状の検出部材と、この検出部材よりも大きなサイ
    ズで該検出部材と一体に形成され、外装板の内側に取り
    付けられる補助電極と、外装板と検出部材及び補助電極
    との間を絶縁する第1絶縁材と、この補助電極に第2
    縁材を介して対面し、検出回路による静電容量の変化の
    検出に用いられる検知電極とからなることを特徴とする
    カメラ。
  2. 【請求項2】 前記検知電極から離れた外装板の内面に
    絶縁材を介して補正電極を設け、この補正電極に加わる
    静電容量と、該検知電極に加わる静電容量との相対的な
    変化を検出回路で検出して指掛りの検知を行うことを特
    徴とする請求項1記載のカメラ。
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