JPH08114836A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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JPH08114836A
JPH08114836A JP25098594A JP25098594A JPH08114836A JP H08114836 A JPH08114836 A JP H08114836A JP 25098594 A JP25098594 A JP 25098594A JP 25098594 A JP25098594 A JP 25098594A JP H08114836 A JPH08114836 A JP H08114836A
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JP
Japan
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film
lens
unit
main capacitor
strobe
Prior art date
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Application number
JP25098594A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Kameyama
信行 亀山
Junichi Takagi
純一 高城
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP95303332A priority patent/EP0683421B1/en
Priority to KR1019950012382A priority patent/KR100363458B1/ko
Priority to US08/641,535 priority patent/US5752084A/en
Publication of JPH08114836A publication Critical patent/JPH08114836A/ja
Priority to US08/893,665 priority patent/US5854946A/en
Priority to US08/965,090 priority patent/US5875357A/en
Priority to CNB011366648A priority patent/CN1223893C/zh
Priority to CNB011366656A priority patent/CN1203365C/zh
Priority to CNB011366524A priority patent/CN1231807C/zh
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ付きフイルムユニットを小型化する。 【構成】 レンズ付きフイルムユニット1に装填する写
真フイルム23としてISO800の高感度フイルムを
用いる。ストロボ光の到達距離を一定とすると、写真フ
イルム23の感度が高い程、ストロボユニット15のメ
インコンデンサ55の必要最小限の静電容量は小さくな
る。したがって、ISO800の写真フイルム23を内
蔵したレンズ付きフイルムユニット1は、従来のISO
400の写真フイルムを装填したレンズ付きフイルムユ
ニットよりメインコンデンサ55としてより小型のもの
を使用することができる。メインコンデンサ55が小型
になるから、ストロボユニット15が小型化でき、これ
を内蔵するレンズ付きフイルムユニット1が小型化され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストロボ装置付きのレ
ンズ付きフイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】誰でも手軽に写真撮影が楽しめるよう
に、簡易な撮影機構を備えたユニット本体に予め写真フ
イルムを装填したレンズ付きフイルムユニットが市販さ
れている。このようなレンズ付きフイルムユニットに
は、種々の機能を付加したものが市販されており、例え
ば「写るんですフラッシュ」(商品名)のように、スト
ロボ装置付きのものがある。
【0003】このようなレンズ付きフイルムユニット
は、一般の写真フイルムに近い価格で販売するため、極
限までローコスト化が図られており、これに搭載される
ストロボ装置は、簡素な構成になっている。すなわち、
1枚のプリント基板に出力トランジスタ,トランス,メ
インコンデンサ,整流器,ストロボ発光部,充電表示ラ
ンプ等の部品群の他、一般のストロボ装置では別の被組
付部材に組み付けられる電源電池用の電極接片等も実装
され、ストロボ装置全体がユニット化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
上記レンズ付きフイルムユニットに対して、胸のポケッ
ト等にも容易に入るようなさらなる小型化への要望が強
くなっている。ところが、上記のようなストロボ装置は
既に極限まで簡素化されているため、さらなる小型化を
行うことが困難になっている。例えば、ストロボ装置を
構成する部品のうちで最も大きいものは、メインコンデ
ンサであるから、これを小型化すればストロボ装置の小
型化に大きく貢献できる。しかしながら、メインコンデ
ンサを小型なものに変更すると、その静電容量が小さく
なるため、ストロボ光の発光光量が減少してその到達距
離が短くなり、通常の撮影距離,例えば2〜3mでも露
光不足となってストロボ撮影に支障を来す。したがっ
て、メインコンデンサのサイズを変更できず、ストロボ
装置の小型化が困難となっており、これがレンズ付きフ
イルムユニット全体の小型化の障害になっていた。
【0005】本発明は、ストロボ撮影に支障を来すこと
なく、小型化を図ったレンズ付きフイルムユニットを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般のカメラ
では種々の写真フイルムに対応させなければならない
が、レンズ付きフイルムユニットでは、メーカー側が任
意の写真フイルムを予め装填できることに着目してなさ
れたものであり、請求項1記載のレンズ付きフイルムユ
ニットは、ユニット本体に予め装填する写真フイルムと
してISO800以上の高感度フイルムを用いるととも
に、ストロボ装置のメインコンデンサとして写真フイル
ムの感度とストロボ光の所定到達距離に対応した必要最
小限の静電容量のものを用いたものである。
【0007】請求項2記載のレンズ付きフイルムユニッ
トは、ユニット本体に予め装填する写真フイルムとして
ISO800以上の高感度フイルムを用い、ストロボ装
置のメインコンデンサとして写真フイルムの感度とスト
ロボ光の所定到達距離に対応した必要最小限の静電容量
のものを用いるとともに、ストロボ装置の充電開始に応
答して絞り口径を非ストロボ撮影時より大きくする絞り
制御手段を撮影光路内に設けたものである。
【0008】請求項3記載のレンズ付きフイルムユニッ
トは、ユニット本体に予め装填する写真フイルムとして
ISO800以上の高感度フイルムを用い、ストロボ装
置のメインコンデンサとして写真フイルムの感度とスト
ロボ光の所定到達距離に対応した必要最小限の静電容量
のものを用いるとともに、前記メインコンデンサが規定
レベルまで充電されたことに応答して絞り口径を非スト
ロボ撮影時より大きくする絞り制御手段を撮影光路内に
設けたものである。
【0009】請求項4記載のレンズ付きフイルムユニッ
トは、請求項3記載のレンズ付きフイルムユニットにお
いて、絞り制御手段として、撮影光路内に設けられ、メ
インコンデンサが規定レベルまで充電されたことに応答
して非透明状態から透明状態に変化する液晶板を用いた
ものである。
【0010】請求項5記載のレンズ付きフイルムユニッ
トは、請求項3記載のレンズ付きフイルムユニットにお
いて、絞り制御手段として、撮影光路内に設けられ、メ
インコンデンサが規定レベルまで充電されたことに応答
して非透明状態から透明状態に変化する液晶エレクトロ
クロミーを用いたものである。
【0011】
【作用】ユニット本体には、ISO800以上の高感度
の写真フイルムを予め装填する。これによって、これよ
り低い感度,例えばISO400の写真フイルムを装填
した従来のレンズ付きフイルムユニットより、同一距離
の被写体に対するストロボ光の光量を小さくすることが
できる。したがって、メインコンデンサの必要最小限の
静電容量を従来より少なくすることができ、メインコン
デンサをより小型のものに変更することができる。この
結果、ストロボ撮影に支障を来すことなく、ストロボ装
置を小型化でき、ストロボ装置を内蔵したレンズ付きフ
イルムユニットを小型化することができる。
【0012】また、撮影光路に絞り制御手段が設けられ
た場合には、ストロボ装置の充電開始、又はメインコン
デンサが規定レベルまで充電されたことに応答して絞り
口径が非ストロボ撮影時よりも大きくされる。これによ
り、高感度フイルムを用いた構成と相俟って、メインコ
ンデンサの静電容量をより一層小さくすることができ、
レンズ付きフイルムユニットの小型化をより一層図るこ
とができる。また、非ストロボ撮影時には、絞り制御手
段で絞り口径が小さくされるため、従来のレンズ付きフ
イルムユニットでは露光オーバーとなっていたものが救
済される。
【0013】
【実施例】本発明のレンズ付きフイルムユニットの外観
を示す図2において、レンズ付きフイルムユニット1
は、撮影機構等が内蔵されたユニット本体2とこれを収
納する外ケース3とから構成されている。ユニット本体
2の前面には、撮影レンズ4,ファインダ対物窓5,ス
トロボ発光部6及びストロボ撮影時に押圧される押しボ
タン7が設けられている。ユニット本体2の上面には、
シャッタボタン8,カウンタ窓9の他、ネオン管10の
点灯確認用の表示窓11が設けられている。このネオン
管10は、ストロボ発光用のメインコンデンサが規定レ
ベルまで充電されたときに点灯する。また、ユニット本
体2の背面には、巻上げノブ12が設けられている。外
ケース3には、これらを操作もしくは露呈するための穴
や切欠が設けられている。
【0014】図1において、ユニット本体2は、本体部
13,露光ユニット14,ストロボ装置15,前カバー
16,及び後カバー17から構成されており、これらは
爪係合によって着脱自在に取り付けられている。本体部
13は、写真フイルムパトローネ20のパトローネ本体
21を収納するパトローネ室22と、パトローネ本体2
1から引き出した写真フイルム23をロール状に巻いた
フイルムロール23aを収納するフイルムロール室24
と、パトローネ室22とフイルムロール室24との間に
設けられた暗箱部25とからなる。前記写真フイルム2
3としては、ISO800の高感度フイルムを用いる。
【0015】パトローネ本体21,フイルムロール23
aをパトローネ室22,フイルムロール室24にそれぞ
れ収納した後、本体部13の背面側には後カバー17が
爪係合によって取り付けられ、パトローネ室22,フイ
ルムロール室24及び暗箱部25が光密に閉じられる。
本体部13の前面には、露光ユニット14とストロボ装
置15とが組み込まれ、さらに1.5V単3型の乾電池
27やスイッチ接片28が組み込まれてから、最後に前
カバー16が取り付けられる。
【0016】露光ユニット14の前部には、シャッタカ
バー兼用のレンズ受け31が設けられ、これに撮影レン
ズ4がレンズカバー33によって固定されている。レン
ズ受け31と撮影レンズ4との間には、撮影レンズ4の
絞り口径を規制する円板状の液晶板35が設けられてい
る。この液晶板35には、中央部を除いてドーナツ状に
透明電極が配置されており、ストロボ光を用いない定常
光撮影では、ドーナツ状部35aが不透明状態になって
撮影レンズ4の絞り口径を小さく規制している。そし
て、ストロボ撮影時には、液晶板35の電極に所定の電
圧が印加されることにより、ドーナツ状部35aが光を
透過する状態になって撮影レンズ4の絞り口径を開放状
態にする。
【0017】液晶板35は、図3に示すように、ストロ
ボ装置15のストロボ回路と接続されている。このスト
ロボ回路は、昇圧回路41,放電回路42からなる。昇
圧回路41には周知のブロッキングオシレータが用いら
れ、これは発振制御用のトランジスタ43と、発振トラ
ンス44と、半波整流用のダイオード45とから構成さ
れる。前記押しボタン7の押圧によりスイッチ接片28
が押されてプリント接点47,48が短絡されると、ト
ランジスタ43が導通して発振トランス44が作動し、
ダイオード45を介して放電回路42に電流が供給され
る。
【0018】放電回路42は、ネオン管10,トリガコ
ンデンサ51,トリガ用トランス52,シンクロスイッ
チ53,ストロボ放電管54,メインコンデンサ55か
らなる。トリガコンデンサ51及びメインコンデンサ5
5は、昇圧回路41からの電流により充電され、メイン
コンデンサ55が規定レベル(300V程度)まで充電
されるとネオン管10が点灯する。
【0019】発振トランス44の2次側にはタップが設
けられ、ダイオード56,コンデンサ57により液晶板
35用の電源が形成されている。これにより、メインコ
ンデンサ55が充電完了すると、液晶板35の電極に所
定電圧が印加され、液晶板35のドーナツ状部35aが
不透明状態から透明状態に変化する。なお、液晶板35
とストロボ装置15のプリント基板61とはリード線6
2,63によって接続されている。
【0020】この実施例では、写真フイルム23として
ISO800の高感度フイルムを使用することにより、
ISO400のフイルムを使用した場合に比べて、スト
ロボ光の到達距離及び撮影絞りを同一とすると、ストロ
ボ装置15のガイドナンバー,メインコンデンサ55の
静電容量,外径は、それぞれ下の表1のようになる。
【0021】
【表1】 なお、ガイドナンバーとメインコンデンサの静電容量
は、ISO400の写真フイルムを使用したときを
「1」とした場合の相対値である。
【0022】この表1から明らかなように、メインコン
デンサ55として従来より小型のものを使用することが
できるから、ストロボ装置15を小型化できる。また、
静電容量の減少に伴って、乾電池27として単3乾電池
より小型の乾電池を使用することもでき、これにより、
レンズ付きフイルムユニット1の小型化に大きく寄与で
きる。また、充電時間も短縮でき、スピーディなストロ
ボ撮影が可能になる。
【0023】また、撮影レンズ4としては、例えば焦点
距離30mm,明るさF9のものを使用し、撮影絞りは
液晶板35が透明状態のときはF9,液晶板35が不透
明状態のときはF14となる。図4に示すように、撮影
絞りF9では撮影距離が3mのとき、また撮影絞りF1
4では絞り込みによる焦点移動も含めて撮影距離が20
mのときにそれぞれ錯乱円径が最も小さくなるようにし
てある。これによって、撮影絞りF9のときには約2m
〜4mにピントが合い、撮影絞りF14のときには約1
m〜∞にピントが合う。また、撮影絞りF14のときに
は、絞り込みの効果によって撮影画像の画質も向上す
る。
【0024】このように構成されたレンズ付きフイルム
ユニット1でストロボ撮影を行うには、まず押しボタン
7を押す。これによって、スイッチ接片28によりプリ
ント接点47,48が短絡され、トリガコンデンサ5
1,メインコンデンサ55への充電が開始される。トリ
ガコンデンサ25,メインコンデンサ29に充電が行わ
れ、その充電電圧が規定レベルに達すると、ネオン管1
0が点滅を開始すると同時に、液晶板35が透明状態に
なって撮影絞りが開放状態になる。
【0025】この後、任意の被写体に撮影レンズ4を向
けてシャッタボタン8を押し下げれば、露光ユニット1
4内のシャッタ機構が作動してシャッタ羽根が開閉さ
れ、これと同期してシンクロ接片53が短絡される。こ
れによりトリガコンデンサ51の電荷がトリガトランス
52の一次側に流れ、二次側に発生した高電圧によって
ストロボ放電管54内の抵抗が瞬間的に低くなる。この
結果、メインコンデンサ55に貯えられていた電荷がス
トロボ放電管54を通して放電され、約3m付近の被写
体が適正露光になるようにストロボ光が放出される。
【0026】ストロボ撮影を行わないときは、ネオン管
10が点滅していないことを確かめてから、押しボタン
7を押さずにそのまま被写体に撮影レンズ4を向けてシ
ャッタボタン8を押し下げる。ネオン管10が点滅して
いない状態では、メインコンデンサ55には、規定レベ
ルの電荷が溜まっていないため、液晶板35のドーナツ
状部35aは不透明状態になっており、絞りがF14ま
で絞られた状態になっている。したがって、この非スト
ロボ撮影時には、約1mから∞までピントが合った高画
質の画像を得ることができる。
【0027】なお、前記液晶板35はメインコンデンサ
55の充電完了とともに駆動されるようにしたが、この
他にスイッチ接片28を押圧して充電を開始すると同時
に液晶板35を駆動させるようにしてもよい。
【0028】以上説明した実施例では、撮影絞りを規制
する手段として液晶板を用いたが、液晶板の代わりにエ
レクトロクロミーを用いることができる。これは、電流
による可逆的反応で発色と無色とを往復する現象を起こ
す物質をガラス上に薄膜にしたものである。また、この
液晶板やエレクトロクロミーを撮影レンズの裏面に一体
的に形成してもよい。
【0029】また、上記実施例では弾性を有するスイッ
チ接片を用い、押しボタンを押圧したときのみにスイッ
チ接片が変形してメインコンデンサの充電が行われるよ
うにしたから、押しボタンの押圧を止めたときには充電
は行われず、充電スイッチの切り忘れによって乾電池が
消耗する心配はない。ただし、連続してストロボ撮影を
行う場合には、押しボタンの押圧を継続する必要がある
ため、このON/OFF操作を行うタイプの充電スイッ
チに変更してもよい。この場合には、充電スイッチの切
り忘れを防止するために、充電スイッチのON操作に連
動して、例えばストロボ発光部がポップアップし、スト
ロボ発光部を元の位置に戻す操作によって充電スイッチ
がOFFになるようにすることが望ましい。
【0030】次に、ストロボ装置の充電開始と同時に撮
影絞りを切り換える実施例を説明する。図5において、
ストロボ発光部70はユニット本体71に対して水平方
向にスライド自在に取り付けられており、非ストロボ撮
影時には、ストロボ発光部70がユニット本体71の輪
郭から突出しない位置にある。この状態では、(A)に
示すように、絞りレバー72が撮影光路Lに挿入されて
おり、これに形成された絞り孔72aによって撮影絞り
が例えばF14になっている。
【0031】ストロボ撮影時には、ストロボ発光部70
をユニット本体71の輪郭から突出させる方向にスライ
ド移動させる。これにより、プリント基板73とスイッ
チ接片74との間に形成された充電スイッチがONにな
ってストロボ装置の充電が開始されると同時に、ストロ
ボ発光部70の側部に取り付けられた爪部75がバネ7
6の付勢に抗して絞りレバー72を時計方向に回動させ
て撮影光路から退避させる(B)。この結果、撮影絞り
は例えばF9になる。
【0032】このストロボ装置のストロボ発光部70の
上部角部には、例えばLED80が取り付けられてお
り、これが充電完了と同時に発光するようになってい
る。このストロボ装置のストロボ回路を示す図6におい
て、LED80はTr1のベース側のa点と発振トラン
ス81の1次コイルの抵抗R1側のb点との間に抵抗R
2と直列に接続してある。
【0033】図7(A)に示すように、充電開始時はb
点の電位(Vb波形で示す)の方がa点の電位(Va波
形で示す)より高いため、LED80にとっては電流が
逆方向になり発光しない。充電が進むと、b点の電位が
次第に下がっていき、(B)に示すように、a点の電位
より下がった状態になる。メインコンデンサの充電電圧
が約270Vに達すると、Va−b>VF+R2・IF
が満足され、LED80が発光開始する。この時は、I
F(LEDの順方向電流)が数mA以下と少ないため、
LED80の発光出力は少なく、ボンヤリ光った状態に
なる。更に約0.6秒程してメインコンデンサの充電電
圧が約300V近くになると、Va−bが大きくなり、
IFが10mAを越えるとLED80の発光出力は安定
し、パット光った状態になる。このような構成にする
と、ユーザーはストロボ装置の充電完了を明瞭に知るこ
とができ、光量不足による失敗等を未然に防止できる。
なお、Va−bはVaとVbの電位差,VFはLEDの
順方向電圧,抵抗R2の抵抗値は10Ω〜22Ωであ
る。
【0034】この実施例では、ストロボ発光部をスライ
ド自在としたが、ストロボ発光部は固定しておき、充電
スイッチのみをスライド方式にしてもよい。この場合に
は、充電スイッチに連動して絞り部材が撮影光路内に挿
脱されて撮影絞りが切り替わるようにする。また、低輝
度検知用のセンサを設け、自動的に充電を開始するよう
にしてもよい。
【0035】なお、本発明は、上記撮影レンズのF値や
焦点距離の数値に限定されないのは勿論である。また、
写真フイルムの感度をISO800としたが、さらに高
感度のISO1600等にしてもよい。この場合には、
メインコンデンサの静電容量をこのフイルム感度に対応
した値とする。また、以上説明した何れの実施例におい
ても撮影絞りを可変としたが、本発明は、撮影絞りを固
定とし、予め装填する写真フイルムとしてISO800
以上の高感度フイルムを使用してメインコンデンサの静
電容量を必要最小限にする構成のみとしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズ付きフイ
ルムユニットによれば、ユニット本体に予め装填する写
真フイルムとしてISO800以上の高感度フイルムを
用いるとともに、ストロボ装置のメインコンデンサとし
て写真フイルムの感度とストロボ光の所定到達距離に対
応した必要最小限の静電容量のものを用いたので、スト
ロボ光の到達距離を変化させることなく、従来のISO
400の写真フイルムを装填したレンズ付きフイルムユ
ニットより内蔵するストロボ装置のメインコンデンサを
小型のものにすることができる。したがって、ストロボ
装置を小型化でき、これを内蔵するレンズ付きフイルム
ユニットを小型化することができる。また、メインコン
デンサの小型化により、充電時間が短縮されるという効
果も得ることができる。
【0037】また、ストロボ装置の充電開始、又はメイ
ンコンデンサが規定レベルまで充電されたことに応答し
て絞り口径を非ストロボ撮影時より大きくする絞り制御
手段を撮影光路内に設けたので、ストロボ装置に要求さ
れるガイドナンバーが小さくなり、よりメインコンデン
サを小型なものにすることができ、レンズ付きフイルム
ユニットを小型化できる。また、絞り制御手段として、
液晶板やエレクトロクロミーを用いると、ストロボ装置
に接続するだけの簡単な構成で、メインコンデンサが規
定レベルまで充電されたことに応答して絞りを変更する
ことができるから、レンズ付きフイルムユニットをロー
コストのままで小型化することができる。
【0038】また、非ストロボ撮影時には、絞り制御手
段で絞り口径を小さくしたので、従来のレンズ付きフイ
ルムユニットでは露光オーバーとなっていたものを救済
できる。また、非ストロボ撮影時には、絞り口径が小さ
くなるので、被写界深度が深くなって高画質な画像を撮
影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の分解斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観斜視図であ
る。
【図3】液晶板とストロボ回路とを示す説明図である。
【図4】撮影絞りの変化による撮影距離と錯乱円径との
関係を示すグラフである。
【図5】別の実施例を示す説明図である。
【図6】図5に示した実施例のストロボ回路の例を示す
回路図である。
【図7】図6に示したストロボ回路に係る波形図であ
る。
【符号の説明】
1 レンズ付きフイルムユニット 2,71 ユニット本体 4 撮影レンズ 6,70 ストロボ発光部 7 押しボタン 10 ネオン管 13 本体部 15 ストロボ装置 23 写真フイルム 27 乾電池 35 液晶板 55 メインコンデンサ 72 絞りレバー 80 LED

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストロボ発光部,メインコンデンサを含
    むストロボ装置と撮影装置とを備えたユニット本体に予
    め未露光の写真フイルムを装填したレンズ付きフイルム
    ユニットにおいて、 前記写真フイルムとしてISO800以上の高感度フイ
    ルムを用いるとともに、前記メインコンデンサとして写
    真フイルムの感度とストロボ光の所定到達距離に対応し
    た必要最小限の静電容量のものを用いたことを特徴とす
    るレンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 ストロボ発光部,メインコンデンサを含
    むストロボ装置と撮影装置とを備えたユニット本体に予
    め未露光の写真フイルムを装填したレンズ付きフイルム
    ユニットにおいて、 前記写真フイルムとしてISO800以上の高感度フイ
    ルムを用い、前記メインコンデンサとして写真フイルム
    の感度とストロボ光の所定到達距離に対応した必要最小
    限の静電容量のものを用いるとともに、前記ストロボ装
    置の充電開始に応答して絞り口径を非ストロボ撮影時よ
    り大きくする絞り制御手段を撮影光路内に設けたことを
    特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  3. 【請求項3】 ストロボ発光部,メインコンデンサを含
    むストロボ装置と撮影装置とを備えたユニット本体に予
    め未露光の写真フイルムを装填したレンズ付きフイルム
    ユニットにおいて、 前記写真フイルムとしてISO800以上の高感度フイ
    ルムを用い、前記メインコンデンサとして写真フイルム
    の感度とストロボ光の所定到達距離に対応した必要最小
    限の静電容量のものを用いるとともに、前記メインコン
    デンサが規定レベルまで充電されたことに応答して絞り
    口径を非ストロボ撮影時より大きくする絞り制御手段を
    撮影光路内に設けたことを特徴とするレンズ付きフイル
    ムユニット。
  4. 【請求項4】 前記絞り制御手段は、撮影光路内に設け
    られ、前記メインコンデンサが規定レベルまで充電され
    たことに応答して非透明状態から透明状態に変化する液
    晶板であることを特徴とする請求項3記載のレンズ付き
    フイルムユニット。
  5. 【請求項5】 前記絞り制御手段は、撮影光路内に設け
    られ、前記メインコンデンサが規定レベルまで充電され
    たことに応答して非透明状態から透明状態に変化するエ
    レクトロクロミーであることを特徴とする請求項3記載
    のレンズ付きフイルムユニット。
JP25098594A 1994-05-18 1994-10-17 レンズ付きフイルムユニット Pending JPH08114836A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0915368A3 (en) * 1997-11-04 2004-06-16 Konica Corporation Single use camera with built-in electronic flash
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