JP2002122966A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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JP2002122966A
JP2002122966A JP2000312512A JP2000312512A JP2002122966A JP 2002122966 A JP2002122966 A JP 2002122966A JP 2000312512 A JP2000312512 A JP 2000312512A JP 2000312512 A JP2000312512 A JP 2000312512A JP 2002122966 A JP2002122966 A JP 2002122966A
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JP
Japan
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aperture
lens
plate
strobe
light
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Pending
Application number
JP2000312512A
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English (en)
Inventor
Shigeki Takahara
茂樹 高原
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Diaphragms For Cameras (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストロボ撮影時に近距離の主要被写体が露光
オーバーになることを防ぐ。 【解決手段】 第1の絞り板37及び第2の絞り板41
を設ける。第1の絞り板37に小絞り開口37aを設
け、第2の絞り板41には中絞り開口41aを設ける。
第1の絞り板37は被写体輝度に応じて回動する。第2
の絞り板41は操作部材15のスライド操作に連動して
回動する。被写体輝度が低いときに、ストロボ撮影を行
う場合には、小絞り開口37a及び中絞り開口41aが
退避して、大絞り開口での撮影となる。ストロボ装置2
7の回路基板60にオートストロボ回路を設ける。受光
素子65は被写体で反射したストロボ光を受光する。オ
ートストロボ回路は受光素子65から流れた電流の充電
電圧が基準電圧に達するとストロボ発光を停止する。ス
トロボ発光を途中で停止するので主要被写体の露光オー
バーを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ装置及び
絞り切り替え機能を備えたレンズ付きフイルムユニット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】予め写真フイルムが装填され、簡単な撮
影機構を備えた1回使用型の簡易型カメラであるレンズ
付きフイルムユニットが各種販売されている。手軽に撮
影が楽しめることが特徴のレンズ付きフイルムユニット
は、使用される撮影環境については、室内照明下などの
被写体輝度の低い場所から晴天の屋外などの被写体輝度
の高い場所まで幅広い輝度範囲で使用されることが想定
される。
【0003】ところが、レンズ付きフイルムユニットで
は、構造を簡素化してコストの削減を図るために、撮影
レンズは固定焦点式のものが組み込まれており、絞りや
ストロボ光量及びシャッタ速度などが固定されている。
このため、適正な露光量で撮影できる輝度範囲は狭く、
撮影条件によっては露光オーバーや露光アンダーを生じ
てしまうことがあった。
【0004】このような問題を解決するために、絞りが
切り替え可能なレンズ付きフイルムユニットが提案され
ている。このようなレンズ付きフイルムユニットとして
は、例えば被写体輝度を測定し、被写体輝度が所定レベ
ル以上のときに、絞り板を大絞り開口から小絞り開口に
切り替える自動切り替え式のものや、絞り板を操作部材
の切り替え操作に連動させ、ストロボ撮影の際には小絞
り開口から大絞り開口に切り替えるストロボ連動式のも
のがある。これらの絞り切り替えが可能なレンズ付きフ
イルムユニットは、被写体輝度が高い場所での撮影で
は、露光オーバーを防ぎ、被写体輝度が低い場所での撮
影では、十分な露光量を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
レンズ付きフイルムユニットでは、被写体輝度が低い場
所での撮影では単に絞りが大きくされるので、ストロボ
撮影時に、人物などの主要被写体までの距離が例えば1
〜2m程度の近距離の場合には、主要被写体が露光オー
バーになってしまうことがあった。また、主要被写体の
露光オーバーを避けられたとしても、ストロボ光が到達
する主要被写体とストロボ光が到達しない背景との間の
輝度差が大きくなり、主要被写体の輝度に合わせてプリ
ントを行うと、背景が夜間のように暗くなり、主要被写
体が浮かび上がるようなプリントとなる。このため、被
写体輝度が低い場所での撮影では、レンズ付きフイルム
ユニットを用いて主要被写体と背景とを適正に撮影する
ことができなかった。
【0006】本発明は、幅広い輝度範囲で適正な露光量
を得ながらも、ストロボ撮影時に近距離の主要被写体が
露光オーバーになることを防ぐとともに、主要被写体と
背景とを適正に撮影できるようにしたレンズ付きフイル
ムユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、メインコ
ンデンサに充電された電荷の供給を受けて発光し、被写
体にストロボ光を照射するストロボ装置と、被写体輝度
を測定し、この被写体輝度に応じて撮影レンズの絞りを
調節する自動絞り調節手段とを備えたレンズ付きフイル
ムユニットにおいて、測定された被写体輝度に応じて小
絞り開口位置と大絞り開口位置との間で切り替えられる
第1の絞り板と、ストロボ撮影を行うか否かの選択操作
に連動して大絞り開口位置と中絞り開口位置との間で切
り替えられる第2の絞り板とを有し、第1の絞り板と第
2の絞り板との間では小さい方の絞り開口を選択する絞
り設定手段と、被写体で反射されたストロボ光の光量を
測定する受光手段を有し、この受光手段で測定された光
量が予め決められた所定量に達したときにストロボ装置
の発光を停止させるストロボ制御手段とを備えたもので
ある。
【0008】なお、前記第1及び第2の絞り板は、その
一方が複数枚のレンズからなる撮影レンズのレンズ相互
間で切り替えられ、他方が撮影レンズの背後で切り替え
られることが好ましい。この場合、前記第1の絞り板が
撮影レンズのレンズ相互間で切り替えられるようにして
もよいし、前記第2の絞り板が撮影レンズのレンズ相互
間で切り替えられるようにしてもよい。
【0009】望ましい実施形態においては、前記撮影レ
ンズは、2.5m〜3.5m程度の近距離位置にピント
が合わせられた固定焦点の撮影レンズを使用するとよ
い。この場合、遠距離位置については絞り効果を利用す
ることにより、近距離から遠距離までの距離範囲でピン
ト位置が合うパンフォーカス性を確保できる。
【0010】なお、フイルム感度がISO1600の前
記写真フイルムを使用した場合には、前記大絞り開口に
よる絞り値がF5.6であり、前記メインコンデンサの
容量が40μFであることが好適である。
【0011】また、フイルム感度がISO3200の前
記写真フイルムを使用した場合には、前記大絞り開口に
よる絞り値がF5.6であり、前記メインコンデンサの
容量が20μF〜30μFであることが好適であり、こ
れにより、高感度フイルムの使用が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明のレンズ付きフイル
ムユニットの外観を示すものである。レンズ付きフイル
ムユニット11の前面には、撮影レンズ12、ファイン
ダ13、ストロボ発光部14、操作部材15、測光窓1
6、受光窓17が設けられている。また、レンズ付きフ
イルムユニット11の上面からは、シャッタボタン1
8、フイルムカウンタ19、充電完了表示部材20が設
けられ、背面側には巻き上げノブ21の一部が外部に露
呈している。
【0013】撮影レンズ12は、ピントが2.5m〜
3.5m程度範囲の近距離側に合うように固定焦点式に
設けられている。遠距離側については絞り効果を利用し
てピントを合わせることで、近距離から無限遠までの距
離範囲でピント位置が合うパンフォーカス性を確保して
いる。
【0014】操作部材15は、上下方向にスライド自在
に設けられており、後述する絞り切り替え回路及びオー
トストロボ回路のON/OFFを切り替える。操作部材
15は、指標22「OFF」,「ON」,「ST−O
N」に合わせて3段階に切り替えられる。操作部材15
が「OFF」位置にあるときは、絞り切り替え回路及び
オートストロボ回路がOFFされる。次に、操作部材1
5が「ON」位置にあるときは、絞り切り替え回路だけ
がONする。測光値に応じて電気的に第1の絞り板(後
述37)が移動して絞りが切り替えられる。
【0015】そして、操作部材15が「ST−ON」位
置にあるときは、絞り切り替え回路及びオートストロボ
回路の両方がONする。これにより、ストロボ充電が開
始される。また、操作部材15は第2の絞り板(後述4
1)と機械的に連動しており、操作部材15を「ST−
ON」位置にセットすると絞りが切り替えられる。スト
ロボの充電が完了すると、充電完了ランプが点灯し、こ
の光が充電完了表示部材20を通って撮影者に確認され
る。
【0016】図2はレンズ付きフイルムユニット11の
内部構造の概略を示すものである。レンズ付きフイルム
ユニット11は、本体基部25、露光装置26、ストロ
ボ装置27、カートリッジ本体28、写真フイルム2
9、及びこれらを覆う前カバー30、後カバー31から
構成されている。本体基部25には、カートリッジ収納
室25a及びフイルム収納室25bが設けられている。
カートリッジ収納室25aにはカートリッジ本体28が
収納され、フイルム収納室25bにはカートリッジ収納
室25aから引き出されてロール形態にされた写真フイ
ルム29がレンズ付きフイルムユニットの製造時点で予
め収納される。なお、本実施形態の写真フイルム29
は、フイルム感度がISO1600のものが使用されて
いる。
【0017】前カバー30は、本体基部25の前面に設
けられており、撮影レンズ12、ファインダ13、スト
ロボ発光部14などを外部に露呈する開口や測光窓16
及び受光窓17が設けられている。後カバー31は本体
基部25の背後に設けられ、前カバー30とともにレン
ズ付きフイルムユニット11の内部を光密に覆ってい
る。後カバー31にはプルトップ式の底蓋31a,31
bが一体に形成され、カートリッジ収納室25a及びフ
イルム収納室25b内を光密に覆っている。また、底蓋
31aは撮影済みのカートリッジ本体28を外部に取り
出す際に開放される。
【0018】カートリッジ収納室25aの上部には巻上
げノブ21が設けられ、その下面に一体に形成された巻
上げ軸がカートリッジ本体28のスプールに係合する。
撮影ごとに巻上げノブ21を回動操作することによっ
て、撮影済みの写真フイルム29は1コマ分ずつカート
リッジ本体28に巻き込まれる。このフイルム1コマ巻
上げに連動して露光装置26に組み込まれたシャッタ機
構が次回の撮影のためにチャージされ、またフイルム1
コマ給送が完了すると露光装置26に組み込まれたロッ
クレバーによって巻上げノブ21の回動がロックされ
る。
【0019】露光装置26は本体基部25の前面に取り
付けられており、前方に向かって角筒状に突出した暗箱
基部32をベースにして、これにシャッタ機構,フイル
ム巻止め機構の他、ファインダ機構やフイルムカウンタ
板等を組み付けたものである。さらに、この露光装置2
6は、ファインダ光学系を構成する対物及び接眼レンズ
を保持する。暗箱基部32の背面には、露光枠が形成さ
れており、撮影位置に送られてきた写真フイルム29の
前面で1コマ分の露光範囲29aを制限する。
【0020】図3に示すように、暗箱基部32の前面に
は、シャッタ開口32aが形成されており、その前方
に、シャッタ羽根38と、第1の絞り板37と、これら
を覆うシャッタカバー39とが取り付けられる。撮影レ
ンズ12は、第1のレンズ12aと第2のレンズ12b
の2枚のレンズとから構成されている。第1のレンズ1
2aはレンズホルダー40に組み込まれ、第2のレンズ
12bはシャッタカバー39に組み込まれている。シャ
ッタカバー39の前面には、係合溝39aが形成されて
おり、レンズホルダー40は、その後端部を係合溝39
aと係合させて取り付けられる。
【0021】第1のレンズ12aと第2のレンズ12b
との間には、第2の絞り板41が配置されている。レン
ズホルダー40の下面の一部には、第2の絞り板41を
挿入するための切り欠きが形成されている。また、第1
のレンズ12aの後方には、最も大きい口径を持つ大絞
り開口(図6の符号39b参照)が設けられている。大
絞り開口39bは絞り値がF5.6に設定されている。
【0022】シャッタ羽根38は、周知の蹴飛ばし式の
もので、羽根部38aとその上方に延びた取付部38b
とから構成されている。シャッタ羽根38は、取付部3
8bが暗箱基部32の前面に形成されたピン42と係合
し、このピン42を中心軸として回動する。
【0023】取付部38bと暗箱基部32との間には、
復帰バネ43がかけられており、シャッタ羽根38は、
この復帰バネ43によって閉じ位置方向に付勢される。
シャッタボタン18が押下されると、シャッタ機構が作
動し、蹴飛ばしレバー44が取付部38bの頭部を蹴飛
ばす。取付部38bが蹴飛ばされると、羽根部38aが
復帰バネ43の付勢に抗しながら開き方向に回動し、そ
れが全開位置に達すると復帰バネ43の付勢によって閉
じ位置方向に回動する。これにより、シャッタ開口32
aが開閉される。シャッタスピードは設計時に設定され
た所定値で固定される。なお、本実施形態では、シャッ
タスピードを1/100secに設定している。
【0024】また、取付部38bには、押圧部38cが
設けられている。この押圧部38cは、シャッタ開閉に
連動してストロボ発光させるためのもので、シャッタボ
タン18が押下されてシャッタ羽根38が全開位置にき
た時に、ストロボ装置27のシンクロスイッチ45を押
圧して、これをオンする。
【0025】第1の絞り板37には、最も小さい口径を
持つ小絞り開口37aが形成されている。小絞り開口3
7aは絞り値がF16に設定されている。第1の絞り板
37は、ストロボ装置27の前面に設けられた軸46に
取り付けられ、この軸46を中心軸として、撮影光路上
に小絞り開口37aが挿入される挿入位置と、撮影光路
上から小絞り開口37aが退避する退避位置との間で回
動自在とされている。なお、図示しないが、シャッタ羽
根38と第1の絞り板37との間にはガイド部材が設け
られており、このガイド部材によって、シャッタ羽根3
8と第1の絞り板37とがその動作時に互いに干渉する
ことがないように規制される。
【0026】第1の絞り板37はソレノイド47によっ
て駆動される。ソレノイド47の本体47aには、可動
鉄心48,磁性体及び磁性体に巻き付けられたコイルが
組み込まれている。可動鉄心48は上下方向に移動自在
に設けられており、コイルに電流が流れると磁性体が磁
力を発生し、この磁力によって可動鉄心48が本体47
a内に吸引される。
【0027】可動鉄心48の下端部には、第1の絞り板
37の底面と当接して、第1の絞り板37を回動させる
ための作用軸48aが設けられている。また、軸46に
は第1のバネ49が取り付けられている。第1のバネ4
9は、その一端が第1の絞り板37に形成されたピン3
7bに係合し、他端が軸46の斜め上方に形成されたピ
ン50に係合しており、第1の絞り板37を退避位置に
向けて付勢する。可動鉄心48が本体47a内に吸引さ
れて上方に移動すると、作用軸48aが第1の絞り板3
7の底面を押し上げ、第1の絞り板37は第1のバネ4
9の付勢に抗して挿入位置に向けて回動する。
【0028】第2の絞り板41には、小絞り開口37a
と大絞り開口39bとの中間の口径を持つ中絞り開口4
1aが形成されている。中絞り開口41aは絞り値がF
11に設定されている。第2の絞り板41は、第1の絞
り板37と同様に軸46に回動自在に取り付けられてお
り、中絞り開口41aが撮影光路上に挿入される挿入位
置と撮影光路上から退避する退避位置との間で回動自在
とされている。第2の絞り板41は軸46に取り付けら
れた第2のバネ51によって、挿入位置に付勢されてい
る。第2のバネ51は、一端が第2の絞り板41に形成
されたピン41bと係合し、他端が軸46の斜め下方に
形成されたピン52に係合しており、第2の絞り板41
を挿入位置に向けて付勢する。
【0029】また、第2の絞り板41には、ピン41c
が形成されており、操作部材15に形成された押圧レバ
ー15aと係合する。操作部材15を「ST−ON」位
置に移動すると、押圧レバー15aがピン41cに係合
して、第2のバネ51の付勢に抗して、第2の絞り板4
1を退避位置に向けて回動させる。これにより、ストロ
ボをオンにすると、その時の被写体輝度に関わらず、第
2の絞り板41が強制的に退避位置にセットされる。
【0030】なお、第1の絞り板37と第2の絞り板4
1との間には第1の絞り板37と第2の絞り板41との
干渉を防止するための干渉防止部材53が設けられてい
る。また、第2の絞り板41が抜けることのないよう
に、軸52の先端に抜け止め部材54が設けられてい
る。さらに、詳しくは図示しないが、第1の絞り板37
及び第2の絞り板41は、ストッパによりそれぞれ回動
範囲が規制されている。
【0031】図2及び図3に示すように、ストロボ装置
27は露光装置26の横に取り付けられており、ストロ
ボ発光部14、回路基板60、電源電池61から構成さ
れている。ストロボ発光部14は、ストロボ光を放射す
るストロボ放電管86(図5参照)、このストロボ放電
管86から放射されたストロボ光を被写体にむけて反射
するリフレクタ、ストロボ光を拡散する拡散板などから
構成されている。回路基板60にはシンクロスイッチ4
5、メインコンデンサ62、電源電池61をストロボ回
路に接続する金属接片63、充電スイッチ64、受光素
子65、測光素子69などの回路部品が取り付けられて
いる。メインコンデンサ62の容量は40μFとされて
おり、これによりストロボ光が到達可能な主要被写体ま
での距離は5m程度となる。操作部材15は受け板66
に上下方向にスライド自在に支持されている。充電スイ
ッチ64は接片67とスイッチ片68とから構成されて
おり、操作部材15の上下方向のスライド操作によって
ON/OFFされる。受光素子65及び測光素子69は
受光窓17及び測光窓16にそれぞれ対面する。
【0032】また、回路基板60には、回路パターンが
プリントされるとともに、各種回路素子が取り付けられ
てオートストロボ回路及び絞り切り替え回路が形成され
ている。オートストロボ回路及び絞り切り替え回路は充
電スイッチ64がONされることにより作動する。
【0033】図4に示すように、オートストロボ回路7
0は、充電スイッチ64と、昇圧回路71と、ストロボ
発光部14と、トリガ回路72と、シンクロスイッチ4
5と、受光素子65を含む発光光量制御回路73とから
構成されている。充電スイッチ64がオンすると昇圧回
路71が動作を開始し、電源電池61から供給された電
流をストロボ駆動用に昇圧して発光用のメインコンデン
サ62と、トリガ用のトリガコンデンサとに充電する。
メインコンデンサ62が規定の充電レベルに到達する
と、回路基板60に取り付けられたネオン管(図示せ
ず)が発光する。このネオン管が放射する光は、充電完
了表示部材20の内部で全反射して、ファインダ内部及
びレンズ付きフイルムユニット11外に放射され、撮影
者と被撮影者とに充電が完了したことを知らせる。
【0034】充電完了後にシャッタ羽根38の開放によ
りシンクロスイッチ45がオンするとトリガ回路72が
作動し、トリガコンデンサが放電される。これにより、
ストロボ発光部14のストロボ放電管86にトリガ電圧
が印加され、ストロボ放電管86を通してメインコンデ
ンサ62が放電されることによりストロボ発光が行われ
る。ストロボ放電管86から放射されたストロボ光はリ
フレクタに反射され、拡散板によって拡散されて被写体
に照射される。そして、ストロボ発光部14から放射さ
れたストロボ光は被写体で反射し、被写体で反射したス
トロボ光は受光窓17に入射するとともに、受光素子6
5は反射したストロボ光を受光してストロボ光量を調節
する。
【0035】図5に発光光量制御回路73を示す。発光
光量制御回路73は、動作電圧発生回路80,受光部8
1,オン電圧発生回路82,三端子型のサイリスタ(S
CR)83、コンデンサ84、スイッチングユニット8
5等から構成されている。この発光光量制御回路73
は、メインコンデンサ62に対してストロボ放電管86
と並列に接続されようにして、メインコンデンサ62の
両端子にだけ接続される構成となっている。
【0036】動作電圧発生回路80は、メインコンデン
サ62の端子間に直列に接続されたコンデンサ80a,
抵抗80b,ツェナダイオード80cとからなる。な
お、ツェナダイオード80cの接続方向は、そのカソー
ドがメインコンデンサ62の整流用ダイオード(図示せ
ず)側の端子に接続される向きである。
【0037】コンデンサ80aは、メインコンデンサ6
2の充電時に昇圧回路71からの出力電流で充電され
る。このコンデンサ80aは、ツェナダイオード80c
のアノード側の電位が低くなるようにして、メインコン
デンサ62と同じ充電電圧に充電される。メインコンデ
ンサ62がストロボ放電管86を通して放電を開始する
と、コンデンサ80aは、ストロボ放電管86、ツェナ
ダイオード80c、抵抗80bを通して放電する。この
ときコンデンサ80aは、ツェナダイオード80cにツ
ェナ電流を流す向きで放電する。
【0038】ツェナダイオード80cは、ツェナ電圧が
例えば6V程度のものが用いられており、コンデンサ8
0aの放電中には、アノード・カソードの両端に、ツェ
ナ電圧と同じ電圧を発生する。このときに発生する電圧
は、ツェナダイオード80cのカソード側の電位がアノ
ード側のものより高くなる。発光光量制御回路73は、
このツェナダイオード80cの両端に発生する電圧で動
作する。
【0039】受光部81は、受光素子65、コンデンサ
87等からなる。受光素子65は、そのコレクタ端子が
抵抗88を介してツェナダイオード80cのカソードに
接続されている。また、受光素子65のエミッタ端子と
ツェナダイオード80cのアノードとの間には、抵抗8
9,90、コンデンサ87が直列に接続されており、抵
抗89及び抵抗90の接続点とツェナダイオード80c
のアノードとの間には、抵抗91が接続されている。
【0040】受光素子65には、例えばフォトトランジ
スタが用いられ、被写体からの反射光を受光し、その受
光量に応じた光電電流を流す。コンデンサ87は、受光
素子65からの光電電流により充電され、その充電電圧
が高くなる。すなわち、コンデンサ87は、受光素子6
5で受光した被写体からの反射光の光量を電圧に変換す
る。
【0041】スイッチングユニット85は、トランジス
タ85a,85bからなり、トランジスタ85aのベー
ス端子とトランジスタ85bのコレクタ端子は、それぞ
れ抵抗89及び抵抗90の接続点に接続されている。ま
た、トランジスタ85aのコレクタ端子とトランジスタ
85bのベース端子が接続され、トランジスタ85aの
エミッタ端子がツェナダイオード80cのアノードに接
続されている。トランジスタ85bのエミッタ端子は、
抵抗88を介してツェナダイオード80cのカソードに
接続されている。
【0042】このスイッチングユニット85は、コンデ
ンサ87の充電電圧が基準電圧に達すると、トランジス
タ85aとトランジスタ85bがそれぞれオンとなっ
て、スイッチングユニット85自体がオンとなる。そし
て、このスイッチングユニット85のオンが発光停止信
号となっている。なお、コンデンサ85cは、スイッチ
ングユニット85が電気的なノイズでオンとなることを
防止するために設けられている。
【0043】オン電圧発生回路82は、直列に接続され
たコンデンサ82aと抵抗82bとからなり、コンデン
サ82aの一端がツェナダイオード80cのアノード
に、抵抗82bの一端がツェナダイオード80cのカソ
ードにそれぞれ接続されている。コンデンサ82aは、
ツェナダイオード80cの両端に発生する電圧により、
抵抗82bを介して電流が流れて充電される。そして、
スイッチングユニット85がオンとなると、コンデンサ
82aは、抵抗82b、抵抗88、スイッチングユニッ
ト85を介して放電し、このときに抵抗82bの端子間
にサイリスタ83をターンオンするためのゲート電圧を
発生する。
【0044】サイリスタ83は、抵抗82bの両端にゲ
ートとカソードが接続されおり、アノードがメインコン
デンサ62の発振トランジスタ(図示せず)のベース端
子側の端子に抵抗92を介して接続されている。すなわ
ち、サイリスタ83は、アノード・カソード間にメイン
コンデンサ62の充電電圧が印加され、ゲート・カソー
ド間にコンデンサ82aが放電したときに発生する抵抗
82bの端子間電圧が印加されるようになっている。
【0045】サイリスタ83は、ゲート電圧の印加によ
りターンオンし、そのアノード・カソードを導通する。
サイリスタ83の導通により、メインコンデンサ62
は、ストロボ放電管86よりもインピーダンスが低いサ
イリスタ58を通して放電するようになり、ストロボ放
電管86は、その電極間電圧が放電維持電圧を下回って
ストロボ放電管86によるメインコデンサ62の放電が
停止して、ストロボ発光が停止する。メインコンデンサ
62の充電電圧が所定の電圧まで低下するとサイリスタ
83がターンオフする。
【0046】ところで、コンデンサ82aは、ツェナダ
イオード80cの両端で発生する電圧によって充電され
るが、抵抗82bを介して充電されるため瞬間的に充電
されるわけではない。また、サイリスタ83をターンオ
ンするためには、スイッチングユニット85がオンとな
って時点で、抵抗82bの端子間にサイリスタ83をタ
ーンオンするのに必要なゲート電圧が得られる充電電圧
までコンデンサ82aが充電されている必要がある。し
かし、主要被写体までの撮影距離が短い場合や、被写体
の反射率が高い場合には、被写体から反射されるストロ
ボ光の強度が強いために、コンデンサ82aがゲート電
圧が得られる充電電圧に達する前に、スイッチングユニ
ット85がオンとなることがある。
【0047】このような不都合を防止するために、この
発光光量制御回路73には、ストロボ発光開始直後から
の所定の時間だけ、受光部81の機能を低下させるコン
デンサ84が設けられている。コンデンサ84は、抵抗
88及び受光素子65の接続点と、ツェナダイオード8
0cのアノードとの間に接続されており、ツェナダイオ
ード80cの端子間に発生する電圧により抵抗88を介
して充電される。すなわち、コンデンサ84は、受光部
81に対して並列に接続されており、コンデンサ84の
両端に発生する電圧(充電電圧)と等しい電圧が受光部
81の動作電圧となるようにされている。
【0048】コンデンサ84の充電電圧は、ストロボ発
光開始直後からが徐々に高くなり、所定の時間が経過後
にはフル充電された状態となって、ツェナダイオード8
0cの両端に発生している電圧、すなわち受光部81を
動作させるための本来の動作電圧となる。これにより、
ストロボ発光開始直後から所定の時間が経過するまで
は、受光部81に与える動作電圧が低くされて受光部8
1の機能が低下される。より具体的には、本来の動作電
圧が受光部81に与えられているときと比べて、受光素
子65に流れる電流を少なくしてコンデンサ87が基準
電圧に達するまでの時間を遅延させるようにして受光部
81の機能を低下させ、コンデンサ82aがサイリスタ
83をターンオンするのに最低限必要な充電電圧まで充
電されるようにしている。
【0049】なお、説明の便宜上、コンデンサ84を設
けてストロボ発光開始直後の所定時間だけ受光部81の
機能を低下させているとしているが、上記説明からも分
かるように、実際には抵抗88とコンデンサ84とによ
り、受光部81の機能低下を行っている。そして、受光
部81の機能を低下させる時間は、コンデンサ84の静
電容量と抵抗88の抵抗値とで調節することができ、サ
イリスタ83をターンオンするのに必要なゲート電圧,
コンデンサ82aの静電容量、抵抗82bの抵抗値等に
基づいて決められている。例えば、抵抗88の抵抗値を
大きくしていくと、機能を低下する時間を長くすること
ができる。だたし、抵抗88は、コンデンサ82aが放
電してサイリスタ83のゲートを叩く電流を制限し、か
つ抵抗82bと抵抗88とでゲート電圧を制限している
ため、これらも考慮して抵抗88の抵抗値を十分に検討
して選定する必要がある。
【0050】図4に示すように、絞り切り替え回路75
は、充電スイッチ64と、受光信号処理部76と、測光
素子69と、輝度レベル判定部77と、ソレノイド駆動
部78と、ソレノイド47とから構成され、自動絞り調
節手段として機能する。測光素子69には、例えば、受
光量に応じて抵抗が変化するCdSが用いられている。
受光信号処理部76は、充電スイッチ64がオンされる
と動作を開始し、被写体輝度によって変化した測光素子
69の抵抗値から測光信号を生成して輝度レベル判定部
77に入力する。輝度レベル判定部77は、例えばコン
パレータからなり、受光信号処理部76から入力された
測光信号の電圧と、予め設定されている基準電圧とを比
較して被写体輝度の高低を判定する。この輝度レベル判
定部77は、被写体輝度が高いと判定した際に、ソレノ
イド駆動部78に駆動信号を入力する。ソレノイド駆動
部78は、例えばトランジスタからなり、輝度レベル判
定部77から入力された駆動信号に応じてソレノイド4
7に通電を行う。これにより、ソレノイド47が作動し
可動鉄心48が吸引されて第1の絞り板37が挿入位置
に回動し、小絞り開口37aが撮影光路上に挿入され
る。
【0051】次に上記実施形態による作用について説明
する。不使用時のレンズ付きフイルムユニット11は操
作部材15が「OFF」にセットされている。このた
め、充電スイッチ64はオフ状態であり、第1の絞り板
37は退避位置にあり、第2の絞り板41は挿入位置に
ある。したがって、絞りは中絞り開口41aが設定され
ている。
【0052】このレンズ付きフイルムユニット11を用
いて撮影を行う場合には、撮影者はストロボ発光を行う
必要があるか否かを判断する。ストロボ発光が不要と判
断した場合には、先ず、操作部材15をスライド操作し
て「ON」にセットする。これにより、充電スイッチ6
4がONされて、図4に示す絞り切り替え回路75が作
動する。絞り切り替え回路75では、測光素子69によ
って被写体輝度の測定が行われ、受光信号処理部76は
測光素子69の抵抗値に応じて測光信号を輝度レベル判
定部77に入力する。輝度レベル判定部77は、受光信
号処理部76から入力された測光信号の電圧と、予め設
定されている基準電圧とを比較して、被写体輝度が所定
レベル以上か否かを判定する。
【0053】被写体輝度が所定レベルより低い場合に
は、輝度レベル判定部77は駆動信号を出力しないた
め、ソレノイド47は通電されず、第1の絞り板37は
退避位置にある。また、第2の絞り板41は第2のバネ
51の付勢により挿入位置にある。よって、この場合、
図6(A)に示すように、絞りは中絞り開口41aが設
定される。また、被写体輝度が所定レベル以上の場合に
は、輝度レベル判定部77はソレノイド駆動部78に駆
動信号を出力する。ソレノイド駆動部78は、輝度レベ
ル判定部77から駆動信号が入力されるとソレノイド4
7に通電を行う。よって、この場合、図6(B)に示す
ように、ソレノイド47が駆動して、第1の絞り板37
が挿入位置に移動され、絞りは、小絞り開口37aが設
定される。そして、巻き上げノブ21を回動操作して写
真フイルム27を1コマ分巻き上げる。この後、シャッ
タボタン18を押下すると、シャッタ羽根38が開閉し
て1回の撮影が終了する。
【0054】このように、ストロボ発光を行わない場合
に、小絞り開口37aと中絞り開口41aとの2つの絞
りを設定することにより、適正な露光を行うことができ
る。特に、中絞り開口41aを設定することで、例えば
夕方の屋外や比較的明るい室内などのストロボ発光の要
否の判断が難しい場合に、ストロボ発光を行わずに撮影
しても露光アンダーになることがない。また、大絞り開
口39bの他に被写界深度の深い小絞り開口37a及び
中絞り開口41aを設けたことで撮影レンズ12のパン
フォーカス性を維持することができるので、近距離から
遠距離の被写体までピントの合った撮影を行うことがで
きる。
【0055】ストロボ発光が必要と判断した場合には、
撮影者は操作部材15をスライド操作して「ST−O
N」にセットする。これにより、第2の絞り板41が退
避位置に移動するとともに、絞り切り替え回路75に加
えて、図4に示すオートストロボ回路70も作動する。
オートストロボ回路70では昇圧回路71が作動し、メ
インコンデンサ62とトリガコンデンサとに充電が行わ
れる。メインコンデンサ62への充電が完了すると回路
基板60に取り付けられたネオン管が発光する。ネオン
管の光は充電完了表示部材20の内部で全反射して、フ
ァインダ光路内とレンズ付きフイルムユニット11外に
放射され、撮影者と被撮影者にストロボ充電が完了した
ことを知らせる。
【0056】そして、図6(C)に示すように、被写体
輝度が所定レベルより低い場合には、ソレノイド47は
駆動しないので、第1の絞り板37は退避位置にあり、
絞りは大絞り開口39bが設定される。そして、シャッ
タボタン18を押下すると、シャッタ羽根38によって
シンクロスイッチ45がオンされる。トリガ回路72は
トリガコンデンサを放電させ、ストロボ発光部14のス
トロボ放電管86にはトリガ電圧が印加する。ストロボ
放電管86はメインコンデンサ62の放電によりストロ
ボ発光を行う。ストロボ放電管86から放射されたスト
ロボ光はリフレクタと拡散板とによって反射、拡散が行
われ、被写体に照射される。
【0057】ストロボ発光部14から照射されたストロ
ボ光は被写体で反射して、受光窓17に入射する。受光
窓17の奥に組み込まれた受光素子65は、その受光量
に応じた電流を流す。発光光量制御回路73では、受光
素子65から流れた電流の充電電圧と基準電圧とを比較
し、充電電圧が基準電圧に達した際にストロボ発光を停
止させる。
【0058】このように、絞りが大絞り開口39bに設
定されていても、ストロボ発光が途中で停止されるの
で、ストロボ撮影時に主要被写体までの距離が例えば1
〜2mの近距離の場合でも、主要被写体が露光オーバー
になることを防ぐことができ、適正露出でプリント写真
を得ることができる。また、大絞り開口39bが設定さ
れているので、主要被写体と背景とを適正な露光量で撮
影することができる。また、図6(D)に示すように、
被写体輝度が所定レベル以上のときには、絞りは小絞り
開口37aが設定される。これにより、被写体輝度が高
いときに撮影者が誤ってストロボ発光を行ってしまって
も、露光オーバーになることはない。
【0059】上記実施形態では、第1の絞り板37を撮
影レンズの後方に配置し、第2の絞り板41を第1レン
ズ12aと第2レンズ12bとの間に配置したが、図7
に示すように第2絞り板41を撮影レンズ12の後方に
配置し、第1絞り板37を第1レンズ12aと第2レン
ズ12bとの間に配置してもよい。
【0060】上記実施形態では、フイルム感度がISO
1600の写真フイルム27を使用したが、フイルム感
度がISO3200の高感度フイルムを使用することも
可能である。フイルム感度がISO3200の写真フイ
ルム27を使用した場合には露光条件を変える必要があ
る。そして、シャッタスピードを1/100secで共
通にしたとき、大絞り開口による絞り値をF5.6、中
絞り開口による絞り値をF11、小絞り開口による絞り
値をF22に設定するとともに、ストロボ用メインコン
デンサの容量を20μF〜30μFにしておくことによ
り、特にストロボ撮影時に近距離の主要被写体が露光オ
ーバーになることを防ぐことができ、ストロボを使用し
ない撮影でも極端な露光オーバー、露光アンダーは生じ
ない。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズ付きフイ
ルムユニットよれば、測定された被写体輝度に応じて小
絞り開口位置と大絞り開口位置との間で切り替えられる
第1の絞り板と、ストロボ撮影を行うか否かの選択操作
に連動して大絞り開口位置と中絞り開口位置との間で切
り替えられる第2の絞り板とを有し、第1の絞り板と第
2の絞り板との間では小さい方の絞り開口を選択する絞
り設定手段と、被写体で反射されたストロボ光の光量を
測定する受光手段を有し、この受光手段で測定された光
量が予め決められた所定量に達したときにストロボ装置
の発光を停止させるストロボ制御手段とを備えたので、
ストロボ撮影時に近距離の主要被写体が露光オーバーに
なることを防ぐことができ、主要被写体と背景とを適正
な露光量で撮影することが可能になる。また、被写体輝
度の低い場所から被写体輝度の高い場所までの幅広い輝
度範囲で適正な露光量を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ付きフイルムユニットの外観斜
視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの分解斜視図であ
る。
【図3】露光装置の分解斜視図である。
【図4】オートストロボ回路及び絞り切り替え回路のブ
ロック図である。
【図5】発光光量制御回路の回路図である。
【図6】第1の絞り板と第2の絞り板との組み合わせを
示す断面図である。
【図7】第1の絞り板をレンズの間に、第2の絞り板を
撮影レンズの後方に配置した例を示す断面図である。
【符号の説明】
12 撮影レンズ 14 ストロボ発光部 15 操作部材 37 第1の絞り板 37a 小絞り開口 39b 大絞り開口 41 第2の絞り板 41a 中絞り開口 65 受光素子 69 測光素子 70 オートストロボ回路 75 絞り切り替え回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 9/04 G03B 9/04 15/05 15/05 17/04 17/04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインコンデンサに充電された電荷の供
    給を受けて発光し、被写体にストロボ光を照射するスト
    ロボ装置と、被写体輝度を測定し、この被写体輝度に応
    じて撮影レンズの絞りを調節する自動絞り調節手段とを
    備えたレンズ付きフイルムユニットにおいて、 測定された被写体輝度に応じて小絞り開口位置と大絞り
    開口位置との間で切り替えられる第1の絞り板と、スト
    ロボ撮影を行うか否かの選択操作に連動して大絞り開口
    位置と中絞り開口位置との間で切り替えられる第2の絞
    り板とを有し、第1の絞り板と第2の絞り板との間では
    小さい方の絞り開口を選択する絞り設定手段と、 被写体で反射されたストロボ光の光量を測定する受光手
    段を有し、この受光手段で測定された光量が予め決めら
    れた所定量に達したときにストロボ装置の発光を停止さ
    せるストロボ制御手段とを備えたことを特徴とするレン
    ズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の絞り板は、その一方
    が複数枚のレンズからなる撮影レンズのレンズ相互間で
    切り替えられ、他方が撮影レンズの背後で切り替えられ
    ることを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルム
    ユニット。
  3. 【請求項3】 前記第1の絞り板が撮影レンズのレンズ
    相互間で切り替えられることを特徴とする請求項2記載
    のレンズ付きフイルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記第2の絞り板が撮影レンズのレンズ
    相互間で切り替えられることを特徴とする請求項2記載
    のレンズ付きフイルムユニット。
  5. 【請求項5】 前記撮影レンズは、2.5m〜3.5m
    程度の近距離位置にピントが合わせられた固定焦点の撮
    影レンズであることを特徴とする請求項1〜4いずれか
    記載のレンズ付きフイルムユニット。
  6. 【請求項6】 フイルム感度がISO1600の前記写
    真フイルムを使用し、前記大絞り開口による絞り値がF
    5.6であり、前記メインコンデンサの容量が40μF
    であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載のレ
    ンズ付きフイルムユニット。
  7. 【請求項7】 フイルム感度がISO3200の前記写
    真フイルムを使用し、前記大絞り開口による絞り値がF
    5.6であり、前記メインコンデンサの容量が20μF
    〜30μFであることを特徴とする請求項1〜5いずれ
    か記載のレンズ付きフイルムユニット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9671176B2 (en) 2012-05-18 2017-06-06 Modine Manufacturing Company Heat exchanger, and method for transferring heat

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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