JPH06186619A - カメラ・システム,アダプタが着脱自在なカメラ,およびアダプタ - Google Patents

カメラ・システム,アダプタが着脱自在なカメラ,およびアダプタ

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JPH06186619A
JPH06186619A JP35640392A JP35640392A JPH06186619A JP H06186619 A JPH06186619 A JP H06186619A JP 35640392 A JP35640392 A JP 35640392A JP 35640392 A JP35640392 A JP 35640392A JP H06186619 A JPH06186619 A JP H06186619A
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JP
Japan
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circuit
camera
strobe
adapter
resistance
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Pending
Application number
JP35640392A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Arai
実 荒井
Masanaga Yamamoto
昌永 山本
Yoshiharu Gotanda
芳治 五反田
Hiroshi Shimatani
浩 島谷
Izumi Miyake
泉 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラとそれに着脱自在に装着されるアダプ
タとの間の接続をX接点で行い,このX接点を通して複
数種類の情報を伝達する。 【構成】 カメラ10の安定化電源回路41の出力Vo が抵
抗R1,R3を介してX接点21に,抵抗R1は抵抗R2
を介してグランドに接続されている。アダプタ30にも,
抵抗R4,R5,R6,R7,R8を含む抵抗回路が設
けられている。ストロボ・スイッチ31(31A,31B)の
オン,オフ,距離設定スイッチ32(SWA,SWB)の
オン,オフ,さらに充電完了信号によりオンとされるト
ランジスタTR2により,カメラ10のCPU40に入力す
る電圧Vinが変化し,CPU40はストロボのオン,オ
フ,充電完了の有無等を認識できる。ストロボ発光信号
ONが出力されるとFET1がオンとなり,X接点21が
ほぼグランド・レベルになるので,コンパレータ55の出
力がHレベルになり,アダプタ30のストロボ回路50が起
動され,ストロボ発光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,ストロボ撮影機能をもつカメ
ラ,このカメラに着脱自在なストロボ・アダプタおよび
カメラとアダプタとからなるカメラ・システムに関す
る。
【0002】
【従来技術とその問題点】ストロボ撮影機能をもつカメ
ラと,このカメラに着脱自在に装着されるストロボ・ア
ダプタとからなるカメラ・システムにおいて,ストロボ
・アダプタがカメラに装着されたときにいわゆるX接点
とグランドによりこれらの両者が電気的に接続され,カ
メラ側からストロボ発光指令がX接点を通してストロボ
・アダプタに伝達される。
【0003】ストロボ発光量を被写体までの距離に応じ
て調整するタイプのカメラにおいては,カメラ側に設け
られた距離センサによって被写体までの距離が測定され
る。この距離情報をストロボ・アダプタに伝えるために
従来のカメラ・システムにおいては,X接点とは別の信
号線を設けている。したがって,X接点に加えて距離情
報伝達用の信号線の接続が必要であり,操作性がその分
劣る。
【0004】一方,至近距離撮影を想定すると問題は一
層深刻である。撮像光学系の光軸とは別の光軸をもつ外
付け距離センサを備えたカメラを用いて50cm程度以下の
至近距離撮影を行うとすると,距離センサとファインダ
および撮影視野(画面)とのパララックスが大きくなる
ので,距離センサの検出距離が撮影視野内の被写体まで
の距離を正しく表わしているとは限らなくなり,距離セ
ンサの信頼性が低下する。距離センサの検出距離に基づ
いてストロボ発光量を調整することができなくなる。
【0005】
【発明の開示】この発明は,カメラとそれに装着される
アダプタとの間の接続を簡略化することを目的とする。
【0006】とくにこの発明は,ストロボ撮影機能を備
えたカメラとこれに着脱自在に装着されるストロボ・ア
ダプタとの間の接続をX接点(およびグランド接点)の
みですむようにすることを目的とする。
【0007】さらにこの発明は,被写体までの距離を設
定する手段をストロボ・アダプタに設けたとしても,こ
の設定距離情報をストロボ・アダプタからカメラにX接
点の接続のみで伝達できるようにすることを目的とす
る。
【0008】この発明によるカメラ・システムは,スト
ロボ撮影機能を有するカメラと,このカメラに着脱自在
に装着されるストロボ・アダプタとから構成される。
【0009】カメラは,ストロボ発光条件下においてシ
ャッタ・レリーズ・ボタンの押下に応答してストロボ発
光信号を発生するストロボ制御手段と,ストロボ発光信
号を外部に出力するためのX接点のカメラ側コネクタと
を有している。ストロボ・アダプタは,カメラに装着さ
れたときにX接点の上記カメラ側コネクタに接続される
アダプタ側コネクタと,アダプタ・ストロボを発光させ
るストロボ回路とを備えている。
【0010】上記カメラはさらに,一定の安定化標準電
圧を発生する電源回路と,上記電源回路の出力側とX接
点の上記カメラ側コネクタとの間に接続され,抵抗分圧
回路の一部を構成するカメラ側抵抗回路と,上記カメラ
側抵抗回路の所定点とグランドとの間に接続され,上記
ストロボ発光信号が与えられたときにオンとなるストロ
ボ発光指令用スイッチング素子と,上記カメラ側抵抗回
路の所定点に現われる,上記抵抗分圧回路の分圧電圧を
検出して上記ストロボ・アダプタの状態を判定する状態
判定手段とを備えている。
【0011】上記ストロボ・アダプタはさらに,上記ス
トロボ回路にストロボ発光動作を行なわせるかどうかを
設定するストロボ・スイッチと,X接点の上記アダプタ
側コネクタとグランドとの間に接続され,上記抵抗分圧
回路の一部を構成するアダプタ側抵抗回路と,上記スト
ロボ発光指令用スイッチング素子がオンとなったとき
に,上記アダプタ側抵抗回路の所定点の電圧が所定値以
下になったことを検出して,上記ストロボ回路にストロ
ボ発光起動信号を与えるストロボ起動回路とを備えてい
る。
【0012】上記アダプタ側抵抗回路は,異なる抵抗値
をもつ2つの回路からなる第1の抵抗回路と,この第1
の抵抗回路の抵抗値を,上記ストロボ・スイッチに連動
して切換える第1の切換手段とを有している。
【0013】第1の並列回路における2つの回路の一方
には抵抗値が零(リード線やスイッチング素子の導通抵
抗のみ)であることも含まれる。すなわち,上記第1の
切換手段は上記第1の抵抗回路の一方の回路を短絡状態
または開放状態とするものであってもよい。
【0014】このカメラ・システムでは,カメラ側では
X接点のコネクタを通して,ストロボ・アダプタの装着
の有無と,ストロボ・アダプタに設けられた上記ストロ
ボ・スイッチのオン,オフ状態が判定できる。また,カ
メラから発生したストロボ発光信号がX接点を通してス
トロボ・アダプタに伝達される。
【0015】すなわち,ストロボ・アダプタがカメラに
装着されていない状態ではカメラ側コネクタには何らの
回路も接続されていないから,上記電源回路の出力標準
電圧が上記状態判定手段に与えられるので,上記状態判
定手段はストロボ・アダプタの未装着を検出することが
できる。また,ストロボ・アダプタがカメラに装着され
ると,カメラ側コネクタにはアダプタ側コネクタが接続
され,カメラ側抵抗回路とアダプタ側抵抗回路とによっ
て分圧抵抗回路が構成されるので,この分圧抵抗回路の
分圧率によって定まる電圧が上記状態判定回路に与えら
れ,上記状態判定回路はストロボ・アダプタの装着を検
出する。
【0016】また,ストロボ・アダプタに設けられた上
記ストロボ・スイッチのオン,オフに応答して,アダプ
タ側抵抗回路に含まれる第1の抵抗回路の抵抗値が変化
するので,上記状態判定回路に与えられる分圧電圧も変
化し,上記状態判定回路は上記ストロボ・スイッチのオ
ンまたはオフを検出することができる。
【0017】カメラにおいてストロボ発光信号が発生す
ると上記ストロボ発光指令用スイッチング素子がオンと
なって上記カメラ側コネクタの電位はほぼグランド・レ
ベルに低下するので,このことが上記ストロボ起動回路
によって検出され,ストロボ・アダプタの上記ストロボ
回路にストロボ発光起動信号が与えられる。
【0018】このようにしてこの発明によると,カメラ
側コネクタとアダプタ側コネクタとの接続(X接点の接
続)のみによって,カメラはストロボ・アダプタの装着
の有無,およびストロボ・アダプタに設けられたストロ
ボ・スイッチのオン,オフ状態を知ることができるとと
もに,カメラで発生したストロボ発光信号はストロボ・
アダプタに伝達される。カメラとストロボ・アダプタと
の間の接続構造がきわめて簡素化されている。
【0019】この発明の好ましい実施態様においては,
ストロボ・アダプタにおいて充電中であるか充電完了し
たかどうかの情報が同じようにX接点を通してカメラに
伝達される。
【0020】このために上記アダプタ側抵抗回路は,異
なる抵抗値をもつ2つの回路からなる第2の抵抗回路
と,この第2の抵抗回路の抵抗値を,上記ストロボ回路
から発生する充電完了信号に応答して切換える第2の切
換手段とをさらに有している。そして,上記カメラの状
態判定手段は,上記第2の切換手段による抵抗値の切換
えに起因して生じる分圧電圧の変化に基づいて上記スト
ロボ回路における充電完了の有無を判定する。
【0021】上記第2の切換手段は,上記第2の抵抗回
路の一方の回路を短絡状態または開放状態とするもので
あってもよい。また,上記第2の抵抗回路は上記第1の
抵抗回路の一方の回路に含まれるように設けることもで
きる。
【0022】この発明のさらに好ましい実施態様におい
ては,ストロボ・アダプタで設定された被写体までの距
離情報がX接点を通してカメラに伝達される。カメラは
この距離情報に基づいてフォーカシング制御を行うこと
ができる。ストロボ・アダプタでは距離情報に基づいて
ストロボ発光量の調整を行うこともできる。
【0023】このことは,特に,接写撮影等用のストロ
ボ・アダプタに有効である。上述したように外付けの距
離センサを備えたカメラでは,至近距離撮影において距
離センサと撮影視野とのパララックスが大きくなり,距
離センサの検出距離をフォーカシング制御に用いること
ができないからである。接写撮影用ストロボ・アダプタ
に距離設定手段を設けておき,ユーザーがこの距離設定
手段を用いて被写体までの距離を設定する。設定された
距離をカメラに伝えることにより,カメラ側ではこの設
定距離に基づいてフォーカシング制御を行う。
【0024】このために,上記ストロボ・アダプタには
被写体までの距離を設定する手段が設けられる。上記ア
ダプタ側抵抗回路は,上記距離設定手段によって設定さ
れた距離に応じて抵抗値が変化する第3の抵抗回路を有
するように構成される。そして,カメラの上記状態判定
手段は,上記第3の抵抗回路の抵抗値の変化に起因して
生じる分圧電圧の変化に基づいて上記距離設定手段によ
って設定された距離を判定する。
【0025】距離設定手段は上記第3の抵抗回路の抵抗
値を段階的に(少くとも2段階に)変えるものでもよい
し,連続的に変えるものでもよい。
【0026】以上のようにしてこの発明によると,スト
ロボ・アダプタからの多くの情報を唯一のX接点(およ
びグランド接点)を通してカメラに伝達することができ
る。
【0027】この発明はさらに上記カメラ・システムを
構成するカメラおよびストロボ・アダプタをそれぞれ提
供している。
【0028】さらにこの発明は,ストロボ・アダプタ以
外のアダプタがカメラに装着されるシステムを提供して
いる。ストロボ・アダプタ以外のアダプタの例としては
ワイド・コンバータがある。ワイド・コンバータは,ワ
イド撮影のためにカメラに装着するものであり,ワイド
・レンズを有している。
【0029】このアダプタには,上記アダプタ側コネク
タをグランドに接続する短絡回路が設けられる。
【0030】したがって,このアダプタがカメラに装着
され,カメラ側コネクタとアダプタ側コネクタとが接続
されると,カメラの上記状態判定手段にはほぼグランド
・レベルの分圧電圧が与えられることになる。カメラに
アダプタが装着されていないときには上述のように上記
電源回路の出力標準電圧にほぼ近い電圧が上記状態判定
手段に与えられ,またストロボ・アダプタが接続された
ときには上記状態判定手段には上記分圧抵抗回路によっ
て分圧された電圧が与えられるから,上記状態判定手段
は,ストロボ・アダプタの装着とは区別してそれ以外の
アダプタの装着を判定することができる。
【0031】
【実施例の説明】図1はカメラとこれに装着されたスト
ロボ・アダプタとの外観を示すものである。図2から図
4はストロボ・アダプタを示すもので,図2は平面図,
図3は正面図,図4は側面図である。
【0032】カメラ10はいかなる種類のもの,たとえば
フィルムを光化学的に感光して被写体像をフィルムに固
定する通常のカメラ,固体電子撮像素子(たとえばCC
D)を用い,この固体電子撮像素子から出力される被写
体像を表わす映像信号を磁気的または電子的に固定する
(フロッピィ・ディスクに記録するまたはメモリに記憶
する)スチル・ビデオ・カメラであってもよい。この実
施例では被写体像を表わす映像信号をディジタル画像デ
ータに変換しかつデータ圧縮したのちに半導体メモリ
(内蔵メモリまたは着脱自在なカード状メモリ)に記憶
するディジタル・スチル・カメラが示されている。
【0033】主に図1を参照して,カメラ10はシャッタ
・レリーズ・ボタン11を備えている。シャッタ・レリー
ズ・ボタン11は2段ストローク・タイプのもので,2つ
のスイッチSW1,SW2を有している。ボタン11の第
1段階の押下でスイッチSW1がオンとなり,スイッチ
SW1のオン信号に応答して後に詳述する撮影の準備の
ための各種動作が開始される。ボタン11がさらに押さ
れ,第2段階に達するとスイッチSW2がオンとなり,
スイッチSW2のオン信号に応答して撮影動作が開始さ
れる。
【0034】カメラ10にはまた,テレ,ワイド設定ボタ
ン12A,12B,ストロボ強制撮影設定ボタン,時刻設定
ボタン,再生モード設定ボタン,圧縮率設定ボタン等を
含む設定部13,設定部13の各種ボタンを用いて設定され
た状態を表示する表示部14が設けられている。
【0035】カメラ10はその前面に撮像レンズ系17,フ
ァインダ18(図2参照)および測距窓15を備えている。
測距窓15内には測距用の光を発光する発光ダイオード
(LED),その被写体からの反射光を受光する受光素
子(LEDと受光素子で測距センサを構成する)等が設
けられている。カメラ10はストロボ・アダプタ30が装着
されていないときには,測距センサによって得られた距
離情報にしたがって自動合焦制御動作を行う。
【0036】カメラ10はさらにストロボ回路とその発光
部16を有している。ストロボ・アダプタのストロボ回路
に対して,カメラのストロボ回路をとくに内蔵ストロボ
回路(図5参照)ということにする。ストロボ発光部16
は起伏自在であり,使用しないときには撮像レンズ17お
よびファインダ18を覆うように倒れ,そのカバーとな
る。
【0037】主に図2から図4を参照して,ストロボ・
アダプタ30は平面からみてL字形に構成された第1の部
分30Aと第2の部分30Bとを有している。これらの部分
30Aと30Bは折曲自在に連結されており,第2の部分30
Bを第1の部分30Aに沿わせるように折りたたむことが
できる。
【0038】ストロボ・アダプタ30には取付用ねじ23が
設けられている。このねじ23のつまみ23Aを回すことに
より,ねじ23の先端部がカメラ10の側面に形成されため
ねじ19にねじ嵌められ,アダプタ30がカメラ10に取付け
固定される。
【0039】ストロボ・アダプタ30の第1の部分30Aに
はまた,X接点21を構成する突起21Bおよびグランド接
点(以下,G接点という)22を構成する突起22Bが設け
られている。これらの突起21Bおよび22Bは進退自在で
あり,常時はばねにより外方に向って付勢されている。
これらの突起21B,22Bに対応してカメラ10の側面には
凹部または穴21A,22Aが形成されている。アダプタ30
がカメラ10に取付けられると,突起21Bが穴21Aに入
り,突起22Bが穴22Aに入る。突起21B,22Bはともに
導電性材料により形成され,穴21A,22Aの内面にも導
電性材料が設けられているので,突起21Bと穴21Aとの
接触によりX接点21の電気的接続が,突起22Bと穴22A
との接触によりG接点22の電気的接続がそれぞれ達成さ
れる。
【0040】ストロボ・アダプタ30は,この実施例で
は,ストロボ発光の機能とともに至近距離撮影(接写)
のためのレンズ機能をもっている。したがって,このア
ダプタ30をレンズ・アダプタということもできる。上述
したようにアダプタ30が装着されていない状態では,カ
メラ10は測距センサから得られる距離情報に基づいて合
焦制御を行う。ところが,50cm程度以下の至近距離撮影
では測距センサの光軸と,撮像レンズ系17(およびファ
インダ18)の光軸とのパララックスが大きくなり,測距
センサの距離情報が被写体までの距離を正しく表わして
いるとは限らなくなる。
【0041】そこで,アダプタ30には距離設定スイッチ
32が設けられている。この設定スイッチ32を用いて,こ
の実施例では至近距離の範囲内に次の2段階の距離が設
定される。 比較的近距離(たとえば25〜35cm) スイッチSWA 比較的遠距離(たとえば35〜45cm) スイツチSWB スイッチ32はユーザによって操作され,比較的近距離が
設定されたときにスイッチ(または接点)SWAがオン
となり,比較的遠距離が設定されたときにスイッチ(ま
たは接点)SWBがオンとなる。
【0042】この距離設定スイッチ32によって設定され
た距離に応じてストロボ・アダプタ30におけるストロボ
発光量およびストロボ光の照射方向が調整される。ま
た,距離設定スイッチ32によって設定された距離情報は
後述するようにX接点を通してカメラ10に伝達され,カ
メラ10はこの距離情報に基づいて合焦制御を行う。
【0043】アダプタ30の第1の部分30Aにはさらに,
ストロボ発光を行なわせるかどうかを設定するストロボ
・スイッチ31,およびストロボ充電が完了したときに点
灯する充電完了表示灯33が設けられている。
【0044】アダプタ30の第2の部分30Bには,アダプ
タ・ストロボの発光部36,レンズ37を内蔵した撮影用窓
37Aおよびファインダ38が設けられている。ストロボ・
アダプタ30がカメラ10に装着されたときに,カメラ10の
レンズ17の光軸とアダプタ30のレンズ37の光軸が,カメ
ラ10のファインダ18の光軸とアダプタ30のファインダ38
の光軸がそれぞれ一致する。
【0045】以下に詳述するように,X接点21およびG
接点22を通して次のような情報が伝達される。 カメラ10からアダプタ30へ: ストロボ発光信号XON アダプタ30からカメラ10へ: アダプタの装着の有無 ストロボ・スイッチ31のオン,オフ状態 距離設定スイッチ32で設定された距離情報 充電完了の有無
【0046】図5は上記の情報の伝達に適した電気的構
成の一例を示している。
【0047】カメラ10はCPU40を含んでいる。このC
PU40は,この実施例では,A/D変換部を内蔵し,後
述する抵抗分圧回路の分圧電圧(入力電圧)VinがA/
D変換部によってディジタル・データに変換されてCP
U40に取込まれる。CPU40は入力電圧Vinのディジタ
ル・データに基づいてストロボ・アダプタ30の状態(装
着の有無を含む)を判定し,この判定結果に基づいて撮
影のための各種の制御を行う。A/D変換回路をCPU
40の外側に接続してもよいのはいうまでもない。CPU
40には時計46から1秒ごとにクロック信号が入力すると
ともに,シャッタ・レリーズ・ボタン11(スイッチSW
1,SW2),その他の機器,回路,ユニット等から各
種信号が与えられる。CPU40はまた,ストロボ撮影に
あたって,発光許可信号XENおよび発光信号XONを出力
する。
【0048】抵抗分圧回路はカメラ側の抵抗回路とアダ
プタ側の抵抗回路とから構成される。カメラ側の抵抗回
路とアダプタ側の抵抗回路とは,アダプタ30がカメラ10
に装着されたときにX接点(突起21Bおよび穴21A)な
らびにG接点(突起22Bおよび穴22A)によって相互に
接続される。
【0049】カメラ側において,抵抗分圧回路に所定の
標準電圧Vo (たとえば5V)を印加するために,安定
化電源回路41が設けられている。この安定化電源回路41
の出力は,シャッタ・レリーズ・ボタン11の第1段階の
スイッチSW1(またはこのスイッチSW1に連動する
接点もしくはスイッチSW1と同じ動作を行うように制
御される半導体スイッチング素子),および第1の抵抗
R1と第2の抵抗R2との直列接続回路を介してグラン
ドに接続されている。抵抗R1とR2との接続点(これ
を以下,入力点という)がCPU40のA/D変換部の入
力に接続されている。この入力点は第3の抵抗R3を介
してX接点21に接続されている。
【0050】入力点とグランドとの間にはさらにスイッ
チング素子FET1が接続されている。このFET1
は,発光許可信号XENと発光信号XONがCPU40から与
えられたときにHレベルになるAND回路43の出力によ
ってオンとなるように制御される。
【0051】カメラ10の内蔵ストロボ回路42もまた,A
ND回路43の出力によって制御されるトランジスタ・ス
イッチング素子TR1を通して起動される。このストロ
ボ回路42が動作するのはその充電回路の充電が完了して
いることが必要であるのはいうまでもない。
【0052】アダプタ30において,アダプタ側抵抗回路
は第4の抵抗R4,距離設定情報発生用抵抗回路53およ
びストロボ・オン/オフ情報発生用抵抗回路51を含み,
これらの抵抗R4および回路53,51が直列に接続されて
いる。抵抗R4はX接点に,回路51はグランドにそれぞ
れ接続されている。抵抗R4の両端とグランドとの間に
は電圧安定化用コンデンサC1および保護用ツェナーダ
イオードZDがそれぞれ接続されている。
【0053】抵抗回路53は,第5の抵抗R5と第6の抵
抗R6とが並列に接続されてなり,これらの抵抗R5,
R6が距離設定スイッチ32によって切換えられる。比較
的近距離が設定されたときにはスイッチ(接点)SWA
がオンとなり,抵抗R5が抵抗回路に接続される。比較
的遠距離が設定されたときにはスイッチ(接点)SWB
がオンとなり,抵抗R6が抵抗回路に接続される。これ
らのスイッチSWA,SWBは距離設定スイッチ32のつ
まみのスライドに連動する接点でもよいし,半導体スイ
ッチング素子で実現することもできる。
【0054】回路51にはさらに充電完了情報発生用抵抗
回路52が含まれている。ストロボ・スイッチ31に連動す
る,またはストロボ・スイッチ31によって制御される切
換スイッチ31B(SWSという)が設けられており,こ
のスイッチSWSは,ストロボ・スイッチ31がオフのと
きに回路53をグランドに直接に接続し,ストロボ・スイ
ッチ31がオンのときに,回路53とグランドとの間に,第
7の抵抗R7と第8の抵抗R8の直列回路を接続する。
回路52は第8の抵抗R8とこれを短絡するスイッチング
・トランジスタTR2とから構成されている。トランジ
スタTR2は通常はオフであり,ストロボ・アダプタ回
路50からHレベルの充電完了信号が入力したときにオン
となる。スイッチSWSをトランジスタで構成し,オン
となったときに抵抗R7とR8を短絡するように接続し
てもよい。
【0055】ストロボ・アダプタ30はさらにバッテリィ
57(出力電圧はたとえば3V)を備えている。ストロボ
・スイッチ31がオンとなったときに,これに連動するス
イッチ31A(または接点もしくは半導体スイッチング素
子)(これもSWSと表現する)がオンとなり,レギュ
レータ56にバッテリィ57の電圧が与えられる。レギュレ
ータ56の出力電圧はアダプタ・ストロボ回路50に印加さ
れ,この回路50に含まれている充電回路への充電が開始
される。充電が完了すると上述したように充電完了信号
が出力され,トランジスタTR2がオンとなる。
【0056】ストロボ起動回路54はコンパレータ55を含
んでいる。レギュレータ56の出力電圧は抵抗回路により
分圧され,この分圧回路E1がコンパレータ55の負入力
端子に与えられている。レギュレータ56の出力電圧はま
た他の抵抗回路により分圧され,この分圧電圧E2がコ
ンパレータ55の正入力端子に与えられている。E1>E
2に設定されているので,通常はコンパレータ55の出力
(起動回路54の出力)はLレベルである。また,電圧E
1が現われる分圧点と抵抗R4との間にダイオードD1
が,抵抗R4から上記分圧点へ電流が流入するのを阻止
する方向に接続されている。ストロボ・スイッチ31がオ
ンである場合には,ダイオードD1のカソード側の電位
(抵抗分圧回路の分圧電位)の方が電圧E1よりも高い
(たとえばE1=2Vである)。しかしながら,ダイオ
ードD1の存在により,抵抗分圧回路からコンパレータ
55の負入力端子に電流が流入することはない。
【0057】後に示すように,カメラ10のCPU40から
発光信号XONが与えられると,FET1がオンとなるの
で,X接点の電位はグランド・レベルに近くなる。この
ため,ダイオードD1のアノード側の電位(E1)の方
がそのカソード側よりも高くなり,ダイオードD1が導
通し,コンパレータ55の負入力端子の入力電圧は低下す
る。これによってコンパレータ55の出力がHレベルに反
転する。このコンパレータ55のHレベルの出力は発光起
動信号としてストロボ回路50に与えられ,ストロボ回路
50によって発光部36がストロボ発光することになる。
【0058】カメラ10からアダプタ30への発光信号XON
の伝達,およびアダプタ30からカメラ10への各種情報の
伝達について図6を参照して説明する。
【0059】図5において,具体的な電圧,抵抗の値の
一例は次の通りである。 安定化電源回路41の出力電圧Vo =5V E1=2V R1=51kΩ R2=200 kΩ R3=1kΩ R4=1kΩ R5=10kΩ R6=33kΩ R7=39kΩ R8=68kΩ
【0060】アダプタ30の状態は分圧抵抗回路を介して
A/D変換部の入力電圧Vinの値として反映される。入
力電圧Vinをチェックすることによりアダプタ30の状態
の判定が可能である。A/D変換部のA/D変換誤差,
抵抗のばらつき,電圧の変動等を考慮して,図6に示す
ように,状態判定のためのゾーンが設定される。抵抗分
圧回路にはカメラ10の安定化電源回路41の出力標準電圧
をVo が印加されているので,アダプタ30のバッテリィ
57の出力変動,出力電圧低下に関係なく,電源回路41の
出力電圧Vo が安定しさえすれば,常に正確な状態判定
が可能である。
【0061】ゾーンA(Vin=3.8 V以上) アダプタがカメラに装着されていないと判定される。
【0062】入力電圧Vinは次式で与えられる。
【0063】
【数1】
【0064】ゾーンB(2.83〜3.30V) ストロボ・スイッチ31(SWS)がオンでかつストロボ
充電中(充電未完了)状態と判定される(距離設定スイ
ッチ32(SWA,SWB)の状態は不問)。
【0065】この場合には,分圧抵抗回路は,抵抗R
1,R2,R3,R4,R5またはR6,R7,R8に
より構成され,入力電圧Vinは次式で与えられる。
【0066】
【数2】
【0067】ゾーンC(2.43〜2.72V) ストロボ・スイッチ31(SWS)がオン,距離設定スイ
ッチ32によって比較的遠距離が設定され(SWBオ
ン),ストロボ充電完了と判定される。
【0068】分圧抵抗回路は,抵抗R1,R2,R3,
R4,R6,R7により構成され,入力電圧Vinは次式
で表わされる。
【0069】
【数3】
【0070】ゾーンD(2.05〜2.36V) ストロボ・スイッチ31(SWS)がオン,距離設定スイ
ッチ32によって比較的近距離が設定され(SWAオ
ン),ストロボ充電完了と判定される。
【0071】分圧抵抗回路は,抵抗R1,R2,R3,
R4,R5,R7により構成され,入力電圧Vinは次式
で表わされる。
【0072】
【数4】
【0073】ゾーンE(1.7 〜2.0 V) ストロボ・スイッチ31(SWS)がオフ,距離設定スイ
ッチ32によって比較的遠距離が設定されている(SWB
オン)と判定される。
【0074】分圧抵抗回路は,抵抗R1,R2,R3,
R4,R6により構成され,入力電圧Vinは次式で与え
られる。
【0075】
【数5】
【0076】ゾーンF(0.8 〜1.0 V) ストロボ・スイッチ31(SWS)がオフ,距離設定スイ
ッチ32によって比較的近距離が設定されている(SWA
オン)と判定される。
【0077】分圧抵抗回路は,抵抗R1,R2,R3,
R4,R5により構成され,入力電圧Vinは次式で与え
られる。
【0078】
【数6】
【0079】ゾーンG(0.8 V以下) カメラ10のCPU40が発光信号XONを出力したときに,
FET1がオンとなるので,入力電圧Vinはグランド・
レベルに近い電圧となる。
【0080】FET1がオンとなることにより,アダプ
タ側においてダイオードD1が導通し,コンパレータ55
の出力信号がHレベル(起動信号)となり,ストロボ回
路50が起動されてストロボ発光が行なわれるのは上述し
た通りである。
【0081】図7はシャッタ・レリーズ・ボタン11の押
下から撮影終了までのCPU40による処理手順を示して
いる。
【0082】シャッタ・レリーズ・ボタン11の第1段階
のスイッチSW1がオンとなると(ステップ101 ),入
力電圧Vinが取込まれ,ディジタル・データに変換され
る(ステップ102 )。CPU40はこのディジタル・デー
タが上述したA〜Fゾーンのいずれにあるかを判定する
(ステップ103 〜108 )。
【0083】入力電圧VinがAゾーンにある場合には,
アダプタは装着されていないと判定される(ステップ13
1 )。したがって,この場合はカメラ10の測距センサか
ら得られる距離データに基づく合焦制御,測光センサの
出力またはCCDからの映像信号のレベルに基づく露光
制御,必要ならばテレ,ワイド・ボタン12A,12Bから
のスイッチ入力に基づくレンズ駆動が行なわれ,シャッ
タ・レリーズ・ボタン11の第2段階スイッチSW2がオ
ンとなると,CCDから映像信号が取込まれる。この映
像信号はディジタル画像データに変換され,データ圧縮
等の必要なデータ処理が加えられたのち,メモリに記憶
される(ステップ132 )。内蔵ストロボ回路42によるス
トロボ撮影も可能である。
【0084】入力電圧VinがBゾーンにある場合には,
アダプタ30が装着され,ストロボ・スイッチ31がオンと
なってはいるが,ストロボ充電中なのでまだ撮影処理に
は移れないと判定される(ステップ141 )。シャッタ・
レリーズ・ボタン11を第2段階まで押下するのが禁止さ
れる。これは,ボタン11の第2段階への押下を機械的に
阻止する機構としてもよいし,スイッチSW2がたとえ
オンとなってもそれを無視してスイッチSW2オン後の
処理に進まないようにして実現してもよい。また,カメ
ラ10の測距センサに基づく自動合焦制御が禁止される
(ステップ142 )。この後,時計46からクロック信号が
入力するのを待って(ステップ143 ),入力電圧Vin
チェックが再び行われる(ステップ102 )。
【0085】入力電圧VinがCゾーンにある場合には,
アダプタ装着,ストロボ・オン,ストロボ充電完了,設
定距離は比較的遠距離(35〜45cm)と判定される(ステ
ップ151 )。また入力電圧VinがDゾーンにある場合に
は,アダプタ装着,ストロボ・オン,ストロボ充電完
了,設定距離は比較的近距離(25〜35cm)と判定される
(ステップ161 )。これらの場合には,第2段階のスイ
ッチSW2がオンするのを待って(ステップ152 ),上
記判定結果に応じて合焦制御および撮影条件の設定が行
われる。すなわちカメラ10においては,至近距離撮影で
あるから撮像レンズ17がテレの範囲内かつアダプタによ
って設定された撮影距離に適した位置に位置決めされる
とともに,露光条件がストロボ発光撮影に適したものに
設定される。また,アダプタ30においては,設定された
撮影距離に適したストロボ発光量が設定され,また発光
部36の向きが設定された撮影距離に適した角度に設定さ
れる。この後,カメラ10のCPU40から発光信号XON
出力されると,ストロボ回路50が起動回路54によって起
動され,発光部36が発光する。入力電圧Vinは0.8 V以
下となる。カメラ10においては,CCDからの映像信号
の読出し,ディジタル変換,画像データ処理,メモリへ
の記憶が行なわれる(ステップ153 )。このとき,カメ
ラの内蔵ストロボ回路42を利用したストロボ発光も可能
である。
【0086】スイッチSW1オンから,Bゾーンにある
と判定され,その後ストロボ充電が完了してDゾーンに
あると判定され,さらにストロボ発光の下での撮影まで
の一連の動作と入力電圧Vinの変化の一例が図8に示さ
れている。
【0087】入力電圧VinがEゾーンにある場合には,
アダプタ装着,ストロボ・スイッチ31がオフ,設定距離
は比較的遠距離と判定される(ステップ171 )。また入
力電圧VinがFゾーンにある場合には,アダプタ装着,
ストロボ・スイッチ31がオフ,設定距離は比較的近距離
と判定される(ステップ181 )。これらの場合にもスイ
ッチSW2がオンとなったのち(ステップ172 ),上記
判定結果に応じた合焦制御および露光条件設定が行われ
る(ステップ173 )。アダプタ30のストロボは発光しな
い。
【0088】AゾーンからFゾーンのいずれでもなけれ
ば,エラー処理,たとえばエラーの旨の表示等が行われ
る(ステップ109 )。
【0089】ストロボ・アダプタ以外のアダプタをカメ
ラに装着することも可能である。ストロボ・アダプタ以
外のアダプタとしてはたとえばレンズ・アダプタがあ
る。上記実施例のストロボ・アダプタもレンズ・アダプ
タの一種であるが,広角の視野で撮影を行う場合に必要
なワイド・コンバータというレンズ・アダプタも考えら
れる。このワイド・コンバータはワイド撮影のためのレ
ンズを有し,上述のストロボ・アダプタと同じようにカ
メラに接続される。このワイド・コンバータにおいては
X接点の突起21BとG接点の突起22Bとが短絡されてい
る。したがって,カメラにワイド・コンバータが装着さ
れると,カメラ側抵抗回路の入力点は抵抗R3を介して
接地されることになるから,入力電圧Vinはほとんど0
レベルになる。カメラのCPU40はこの入力電圧Vin
基づいて,ストロボ・アダプタではなくワイド・コンバ
ータが接続されたことを認識することができる。CPU
40はレンズ17をワイド・レンズに設定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストロボ・アダプタが装着されたカメラを示す
斜視図である。
【図2】ストロボ・アダプタの平面図である。
【図3】ストロボ・アダプタの正面図である。
【図4】ストロボ・アダプタの側面図である。
【図5】カメラとアダプタの電気的構成を示す回路図で
ある。
【図6】アダプタの各種状態を表わす入力電圧の各ゾー
ンを示す。
【図7】カメラのCPUの撮影処理手順を示すフロー・
チャートである。
【図8】撮影シーケンスにおいて入力電圧が変化する様
子を示すグラフである。
【符号の説明】
10 カメラ 11 シャッタ・レリーズ・ボタン 19 めねじ 21 X接点 21A,22A 穴 21B,22B 突起 22 G接点 23 取付けねじ 23A つまみ 30 ストロボ・アダプタ 31 ストロボ・スイッチ 32 距離設定スイッチ 36 ストロボ発光部 40 CPU 41 安定化電源回路 45 FET(スイッチング素子) 50 アダプタ・ストロボ回路 51 ストロボ・オン/オフ情報発生用抵抗回路 52 充電完了情報発生用抵抗回路 53 距離設定情報発生用抵抗回路 54 ストロボ起動回路 55 コンパレータ TR1,TR2 トランジスタ(スイッチング素子) R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8 抵
抗 SW1,SW2 シャッタ・レリーズ・ボタン SWA,SWB 距離設定スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島谷 浩 埼玉県朝霞市泉水三丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 三宅 泉 埼玉県朝霞市泉水三丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストロボ発光条件下においてシャッタ・
    レリーズ・ボタンの押下に応答してストロボ発光信号を
    発生するストロボ制御手段と,ストロボ発光信号を外部
    に出力するためのX接点のカメラ側コネクタとを有する
    カメラ,およびカメラに装着されたときにX接点の上記
    カメラ側コネクタに接続されるアダプタ側コネクタと,
    アダプタ・ストロボを発光させるストロボ回路とを備え
    たストロボ・アダプタから構成され,上記カメラは,一
    定の安定化標準電圧を発生する電源回路と,上記電源回
    路の出力側とX接点の上記カメラ側コネクタとの間に接
    続され,抵抗分圧回路の一部を構成するカメラ側抵抗回
    路と,上記カメラ側抵抗回路の所定点とグランドとの間
    に接続され,上記ストロボ発光信号が与えられたときに
    オンとなるストロボ発光指令用スイッチング素子と,上
    記カメラ側抵抗回路の所定点に現われる,上記抵抗分圧
    回路の分圧電圧を検出して上記ストロボ・アダプタの状
    態を判定する状態判定手段とを備え,上記ストロボ・ア
    ダプタは,上記ストロボ回路にストロボ発光動作を行な
    わせるかどうかを設定するストロボ・スイッチと,X接
    点の上記アダプタ側コネクタとグランドとの間に接続さ
    れ,上記抵抗分圧回路の一部を構成するアダプタ側抵抗
    回路と,上記ストロボ発光指令用スイッチング素子がオ
    ンとなったときに,上記アダプタ側抵抗回路の所定点の
    電圧が所定値以下になったことを検出して,上記ストロ
    ボ回路にストロボ発光起動信号を与えるストロボ起動回
    路とを備え,上記アダプタ側抵抗回路は,異なる抵抗値
    をもつ2つの回路からなる第1の抵抗回路と,この第1
    の抵抗回路の抵抗値を,上記ストロボ・スイッチに連動
    して切換える第1の切換手段とを有し,上記カメラの状
    態判定手段は,上記ストロボ・アダプタの装着の有無お
    よび上記ストロボ・スイッチのオン.オフ状態を判定す
    る,カメラ・システム。
  2. 【請求項2】 上記第1の切換手段が上記第1の抵抗回
    路の一方の回路を短絡状態または開放状態とするもので
    ある,請求項1に記載のカメラ・システム。
  3. 【請求項3】 上記アダプタ側抵抗回路が,異なる抵抗
    値をもつ2つの回路からなる第2の抵抗回路と,この第
    2の抵抗回路の抵抗値を,上記ストロボ回路から発生す
    る充電完了信号に応答して切換える第2の切換手段とを
    さらに有しており,上記カメラの状態判定手段は,上記
    第2の切換手段による抵抗値の切換えに起因して生じる
    分圧電圧の変化に基づいて上記ストロボ回路における充
    電完了の有無を判定する,請求項1に記載のカメラ・シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 上記第2の切換手段が,上記第2の抵抗
    回路の一方の回路を短絡状態または開放状態とするもの
    である,請求項3に記載のカメラ・システム。
  5. 【請求項5】 上記ストロボ・アダプタが被写体までの
    距離を設定する手段を有し,上記アダプタ側抵抗回路
    が,上記距離設定手段によって設定された距離に応じて
    抵抗値が変化する第3の抵抗回路を有し,上記カメラの
    状態判定手段は,上記第3の抵抗回路の抵抗値の変化に
    起因して生じる分圧電圧の変化に基づいて上記距離設定
    手段によって設定された距離を判定する,請求項1また
    は3に記載のカメラ・システム。
  6. 【請求項6】 ストロボ発光条件下においてシャッタ・
    レリーズ・ボタンの押下に応答してストロボ発光信号を
    発生するストロボ制御手段と,ストロボ発光信号を外部
    の装置に与えるためのX接点のコネクタとを有するカメ
    ラにおいて,一定の安定化標準電圧を発生する電源回
    路,上記電源回路の出力側とX接点の上記コネクタとの
    間に接続され,上記コネクタに接続される外部装置の抵
    抗回路とともに抵抗分圧回路を構成する抵抗回路,上記
    抵抗回路の所定点とグランドとの間に接続され,上記ス
    トロボ発光信号が与えられたときにオンとなるストロボ
    発光指令用スイッチング素子,および上記抵抗回路の所
    定点に現われる,上記抵抗分圧回路の分圧電圧を検出し
    て上記外部装置の状態を判定する状態判定手段,を備え
    たカメラ。
  7. 【請求項7】 カメラに着脱自在であり,カメラに装着
    されたときにX接点のカメラ側コネクタに接続されるア
    ダプタ側コネクタと,アダプタ・ストロボを発光させる
    ストロボ回路とを備えたストロボ・アダプタにおいて,
    上記ストロボ回路にストロボ発光動作を行なわせるかど
    うかを設定するストロボ・スイッチ,X接点の上記アダ
    プタ側コネクタとグランドとの間に接続され,カメラに
    設けられ一定電圧が印加されるカメラ側抵抗回路ととも
    に抵抗分圧回路の一部を構成するアダプタ側抵抗回路,
    およびカメラにおいて発生するストロボ発光信号に応答
    して上記カメラ側コネクタがグランドに接続されたとき
    に,上記アダプタ側抵抗回路の所定点の電圧が所定値以
    下になったことを検出して,上記ストロボ回路にストロ
    ボ発光起動信号を与えるストロボ起動回路を備え,上記
    アダプタ側抵抗回路が,異なる抵抗値をもつ2つの回路
    からなる第1の抵抗回路と,この抵抗回路の抵抗値を上
    記ストロボ・スイッチに応答して切換える第1の切換手
    段を有している,カメラ・アダプタ。
  8. 【請求項8】 上記第1の切換手段が上記第1の抵抗回
    路の一方の回路を短絡状態または開放状態とするもので
    ある,請求項7に記載のカメラ・アダプタ。
  9. 【請求項9】 上記アダプタ側抵抗回路が,異なる抵抗
    値をもつ2つの回路からなる第2の抵抗回路と,この第
    2の抵抗回路の抵抗値を,上記ストロボ回路から発生す
    る充電完了信号に応答して切換える第2の切換手段とを
    さらに有している,請求項7に記載のカメラ・アダプ
    タ。
  10. 【請求項10】 上記第2の切換手段が,上記第2の抵
    抗回路の一方の回路を短絡状態または開放状態とするも
    のである,請求項9に記載のカメラ・アダプタ。
  11. 【請求項11】 被写体までの距離を設定する手段をさ
    らに備え,上記アダプタ側抵抗回路は,上記距離設定手
    段によって設定された距離に応じて抵抗値が変化する第
    3の抵抗回路が設けられている,請求項7または9に記
    載のカメラ・アダプタ。
  12. 【請求項12】 ストロボ発光条件下においてシャッタ
    ・レリーズ・ボタンの押下に応答してストロボ発光信号
    を発生するストロボ制御手段と,ストロボ発光信号を外
    部に出力するためのX接点のカメラ側コネクタとを有す
    るカメラ,およびカメラに装着されたときにX接点の上
    記カメラ側コネクタに接続されるアダプタ側コネクタを
    備えたカメラ・アダプタから構成され,上記カメラは,
    一定の安定化標準電圧を発生する電源回路と,上記電源
    回路の出力側とX接点の上記カメラ側コネクタとの間に
    接続された抵抗回路と,上記抵抗回路の所定点とグラン
    ドとの間に接続され,上記ストロボ発光信号が与えられ
    たときにオンとなるストロボ発光指令用スイッチング素
    子と,上記抵抗回路の所定点に現われる電圧を検出して
    上記カメラ・アダプタの装着の有無を判定する判定手段
    とを備え,上記カメラ・アダプタは上記アダプタ側コネ
    クタをグランドに接続する短絡回路を備えている,カメ
    ラ・システム。
JP35640392A 1992-12-22 1992-12-22 カメラ・システム,アダプタが着脱自在なカメラ,およびアダプタ Pending JPH06186619A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013047755A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Canon Inc 撮像装置、アクセサリ及び撮像システム

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JP2013047755A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Canon Inc 撮像装置、アクセサリ及び撮像システム
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