JP3294394B2 - カメラのバッテリ・チェック装置 - Google Patents

カメラのバッテリ・チェック装置

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JP3294394B2
JP3294394B2 JP23303793A JP23303793A JP3294394B2 JP 3294394 B2 JP3294394 B2 JP 3294394B2 JP 23303793 A JP23303793 A JP 23303793A JP 23303793 A JP23303793 A JP 23303793A JP 3294394 B2 JP3294394 B2 JP 3294394B2
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淳 丸山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はカメラのバッテリ・チ
ェック装置の改善に関し、特に電源電圧を安定化するた
めの昇圧回路を内蔵したカメラにおいて、正確なバッテ
リ・チェックができるようにしたバッテリ・チェック装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電源電圧を安定化するために昇圧
回路を内蔵したカメラのバッテリ・チェック装置は、例
えば、特公昭63ー23750号公報に開示されている
ように、電源スイッチに同期して昇圧動作を開始し、所
定時間後、つまり昇圧回路の出力が安定した後にバッテ
リ・チェックを行っている
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ような昇圧動作安定後、昇圧回路が動作状態でのバッテ
リ・チェックは、昇圧回路の負荷があるため、正確なバ
ッテリ・チェックができないという課題を有していた。
【0004】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、昇圧回路を内蔵したカメラにおいて、正確なバッテ
リ・チェックが可能なバッテリ・チェック装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のカメラのバッ
テリチェック装置は、バッテリと、上記バッテリからの
電源供給で動作する制御手段と、上記バッテリの電圧を
昇圧してコンデンサを充電することによって、上記制御
手段の電源電圧を安定化する昇圧手段と、上記バッテリ
の負荷として働く負荷手段と、上記負荷手段を起動した
際の上記バッテリの電圧を測定する検出手段と、を具備
しており、上記検出手段による電圧検出動作に先立って
上記昇圧手段を所定時間動作させ、上記所定時間の経過
後、上記昇圧手段の動作を停止させてから上記検出手段
による電圧検出動作を実行するようにしたことを特徴と
する。 またこの発明のカメラのバッテリ・チェック装置
は、バッテリと、上記バッテリからの電源供給で動作す
るCPUと、上記バッテリの電圧を昇圧してコンデンサ
を充電することによって、上記CPUの電源電圧を安定
化する昇圧回路と、上記バッテリの負荷として働く負荷
回路と、上記負荷回路に電流を流した際の上記バッテリ
の電圧を測定する検出回路と、を具備しており、上記検
出回路による電圧検出動作に先立って、上記昇圧回路の
動作を停止させると共に、上記CPUのマシンサイクル
を低下させるようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】この発明では、バッテリからの電源供給で制御
手段が動作し、上記バッテリの電圧を昇圧してコンデン
サを充電することによって、上記制御手段の電源電圧が
昇圧手段で安定化される。上記バッテリの負荷として働
く負荷手段を起動した際の上記バッテリの電圧は検出手
段で測定される。そして、上記検出手段による電圧検出
動作に先立って上記昇圧手段を所定時間動作させ、上記
所定時間の経過後、上記昇圧手段の動作を停止させてか
ら上記検出手段による電圧検出動作を実行するようにな
っている。 またこの発明では、バッテリからの電源供給
でCPUが動作し、上記バッテリの電圧を昇圧してコン
デンサを充電することによって、上記CPUの電源電圧
が昇圧回路で安定化される。また、上記バッテリの負荷
として働く負荷回路に電流を流した際の上記バッテリの
電圧が検出回路で測定される。そして、上記検出回路に
よる電圧検出動作に先立って、上記昇圧回路の動作を停
止させると共に、上記CPUのマシンサイクルを低下さ
せるようになっている。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図2は、この発明に係わるバッテリ・チェック
装置をカメラに適用したときの電気回路を示すブロック
図である。同図において、CPU10は、その内部RO
Mに記憶されたプログラムを逐次実行していき、周辺の
IC等の制御を行うものである。このCPU10には、
オートフォーカスIC(以下AFICと略記する)1
1、EEPROM12,液晶表示パネル13、データバ
ッグ14、ストロボユニット15、インターフェースI
C(以下IFICと略記する)16、モータドライバI
C22と23及び後述する各種スイッチが結合されてい
る。
【0008】上記AFIC11はオートフォーカス用の
ICであり、同実施例のカメラでは、オートフォーカス
はTTL位相差検出方式を採用している。被写体光は、
撮影レンズ17を通り、コンデンサレンズ18、セパレ
ータレンズ19L、19Rから成るAF光学系20を通
り、AFIC11上面に配置されたフォトセンサアレイ
21L、21R上に到達される。すると、AFIC11
内部では、光量積分、量子化といった処理が行われる。
この測距情報は、AFIC11からCPU10へ転送さ
れる。
【0009】ところで、上記フォトセンサアレイの各素
子の特性にばらつきがあると、そのままでは正確な測距
情報を得ることができない。そこで、不揮発性記憶素子
であるEEPROM12に予めフォトセンサアレイのば
らつき情報を記憶させておき、AFIC11から得られ
る測距情報の補正演算を、CPU10にて行うようにす
る。その他、EEPROM12には、機械的なばらつき
や、各種素子の電気的特性のばらつき等、様々な調整値
が記憶されている。これらの調整値は、必要に応じてC
PU10に送られ、各種演算が行われる。尚、CPU1
0、AFIC11、EEPROM12の間でのデータの
授受は、シリアル通信にて行われる。
【0010】液晶表示パネル13は、CPU10から送
られる信号により、フィルム駒数、撮影モード、ストロ
ボモード、絞り値、電池残量等の表示をする。また、デ
ータバッグ14は、CPU10からの制御信号により、
フィルムに日付けの写し込みを行うためのものである。
写し込みランプの光量は、フィルムのISO感度によっ
て段階的に変化する。更に、ストロボユニット15は、
撮影時またはAF測距時、被写体の輝度が不足していた
ときに、発光管を発光させて必要な輝度を被写体に与え
るためのものであり、CPU10からの信号にてIFI
C16で制御される。
【0011】上記IFIC16は、CPU10と4ビッ
トのパラレル通信を行い、被写体輝度の測定、カメラ内
温度の測定、フォトインタラプタ等の出力信号の波形整
形や、モータの定電圧駆動制御、温度安定・温度比例の
電圧等の各種定電圧の生成、バッテリの残量チェック、
赤外光リモコンの受信、モータドライバIC22、23
の制御、各種発光ダイオード(以下LEDと略記する)
24の制御、電源電圧VEのチェック、昇圧回路の制御
等が行われる。
【0012】バッテリ・チェックは、バッテリの両端に
低抵抗を接続して、かつ昇圧回路の動作を停止して、電
流を流したときのバッテリ両端の電圧をIFIC16内
部で分圧してCPU10へ出力し、このCPU10にて
A/D変換を行って、チェックすべく値を得る。なお、
このバッテリ・チェックについては後に詳しく説明す
る。
【0013】電源電圧VEの低電圧監視は、IFIC1
6に設けられた専用端子によりなされ、ここに入力され
る電源電圧VEが規定値より低下すると、IFIC16
からリセット信号がCPU10へ出力される。これによ
り、CPU10の暴走等を未然に防止している。昇圧回
路の制御は、電源電圧VEが所定値より低下したとき
に、昇圧回路を作動させるというものである。
【0014】また、IFIC16には、被写体輝度の測
光用の2分割のシリコンフォトダイオード(以下SPD
と略記する)25が接続されている。このSPD25の
受光面は、両面中央部分とその周辺部分というように2
分割されており、両面中央のー部分のみで測光を行うス
ポット測光と、画面全体を使用して測光するアベレージ
測光との2通りの測光を行うことができるようになって
いる。このSPD25からは、被写体輝度に応じた電流
がIFIC16に出力される。そして、IFIC16で
は、SPD25からの出力を電圧に変換して、CPU1
0へ転送する。
【0015】CPU10では、上記変換された電圧情報
を基に、露出演算、遮光判断等が行われる。カメラ内温
度の測定値は、IFIC16に内蔵された回路により、
絶対温度に比例した電圧が出力され、その信号がCPU
10にてA/D変換が行われることで得られる。この得
られた測温値は、温度によって状態が変化する機械部材
や電気信号の補正等に用いられる。
【0016】上記IFIC16にはまた、受光用のSP
D26が接続されている。このSPD26は、赤外光リ
モコンの受信をするもので、リモコン送信用ユニット2
7の投光用LED28より変調されて発せられた赤外光
を受信する。このSPD26の出力は、IFIC16内
部で波形整形等の処理が行われ、CPU10へ転送され
る。
【0017】更に、IFIC16には、AF測距終了、
ストロボ発光警告等のファインダ内表示用LED、ある
いはフォトインタラプタ等に使用されているLEDが接
続されている。これらのLEDのオン、オフ及び発光光
量の制御は、CPU10及びEEPROM12、IFI
C16間で通信を行い、IFIC16が直接行う。ま
た、各種モータは、モータドライバIC22を介してI
FIC16により定電圧制御が行われる。
【0018】モータドライバIC22は、フィルム給送
及びシャッタのチャージを行うシャッタチャージ(以下
SCと略記する)モータ29、フォーカス調整のための
レンズ駆動用(以下LDと略記する)モータ30、鏡枠
のズーミング用(以下ZMと略記する)モータ31の3
つのモータの駆動及び昇圧回路の駆動、セルフタイマ動
作表示用のLEDの駆動等を行う。そして、これらの動
作制御、例えばどのデバイスを駆動するか、モータの正
転または逆転か、制御をかけるか等は、CPU10の信
号をIFIC16が受けて、このIFIC16がモータ
ドライバIC22を制御することにより行われる。
【0019】SCモータ29がシャッタチャージ、フィ
ルム巻き上げ、フィルム巻き戻しの何れの状態にあるか
は、フォトインタラプタとクラッチレバーを用いてシャ
ッタチャージフォトインタラプタ(以下SCPIと略記
する)32で検出され、その情報はCPU10へ出力さ
れる。
【0020】また、上記撮影レンズ17の繰り出し量
は、LDモータ30に取り付けられたレンズ駆動用フォ
トインタラプタ(以下LDPIと略記する)33で検出
される。そして、その出力は、IFIC16にて波形整
形された後に、CPU10へ送られる。
【0021】鏡枠のズーミングの繰り出し量は、ズーミ
ング用フォトインタラプタ(以下ZMPIと略記する)
34及びズーミングフォトリフレクタ(以下ZMPRと
略記する)35で検出される。鏡枠がテレ端とワイド端
の間にあるとき、鏡枠に貼り付けられた銀色シール(図
示せず)の反射をZMPR35が検出するように構成さ
れている。ZMPR35の出力はCPU10へ入力さ
れ、テレ端、ワイド端の検出が行われる。ー方、ZMP
I34はZMモータ31に取り付けられ、その出力はI
FIC16で波形整形された後、CPU10へ入力さ
れ、テレ端またはワイド端からのズーミング量が検出さ
れるようになっている。
【0022】モータドライバIC23は、絞り調整ユニ
ット駆動用のステッピングモータであり、CPU10か
らの制御信号によりAVモータ36を駆動する。また、
AVPI37の出力は、IFIC16で波形整形された
後にCPU10へ入力されるようになている。
【0023】モータドライバIC23は、絞り調整ユニ
ット駆動用のステッピングモータであり、CPU10か
らの制御信号によりAVモータ36を駆動する。また、
AVPI37の出力は、IFIC16で波形整形された
後にCPU10へ入力され、絞り開放位置の検出が行わ
れる。
【0024】尚、フォトインタラプタ等の波形整形は、
フォトインタラプタ、或はフォトリフレクタ等の出力の
光電流を基準電流と比較し、矩形波として、IFIC1
6より出力する。この時、基準電流にヒステリシスをも
たせることによって、ノイズ除去を行っている。更に、
IFIC16は、CPU10との通信により、基準電流
及びヒステリシス特性を変化させることができる。CP
U10に結合されている各種スイッチは、次のような動
作を行うために設けられている。
【0025】ファーストレリーズスイッチR1SWは、
レリーズ釦が半押しされた状態のときにオンとなり、測
距動作を行う。また、セカンドレリーズスイッチR2S
Wは、レリーズ釦が全押しされた状態のときにオンとな
り、各種測定値を基に撮影動作を行う。
【0026】ズームアップスイッチZUSW及びズーム
ダウンスイッチZDSWは、鏡枠のズーミングを行うス
イッチである。ズームアップスイッチZUSWがオンす
ると長焦点方向に、またズームダウンスイッチZDSW
がオンすると短焦点方向にズーミングする。
【0027】セルフスイッチSELFSWがオンとなる
と、セルフタイマ撮影モード、またはリモコンの待機状
態となる。この状態において、セカンドレリーズスイッ
チR2SWがオンされれば、リモコンによる撮影が行わ
れる。
【0028】スポットスイッチSPOTSWをオンする
と、測光を撮影画面の中央のー部のみで行うスポット測
光モードとなる(これは、AFセンサによる測光であ
る)。尚、スポットスイッチSPOTSWがオフでの通
常の測光は、2分割SPD25にて、評価測光が行われ
る。
【0029】ピクチャスイッチPCT1SW〜PCT4
SW及びプログラムスイッチPSWは、プログラム撮影
モードの切り換えスイッチであり、撮影条件に合わせて
撮影者がモード選択を行う。
【0030】ピクチャスイッチPCT1SWをオンする
とポートレートモードとなり、適正露出範囲内で被写界
深度が浅くなるように、絞り及びシャッタースピードが
決定される。ピクチャスイッチPCT2SWをオンする
と夜景モードとなり、通常撮影時の適正露出の値よりも
ー段アンダーに設定する。ピクチャスイッチPCT3S
Wをオンすると風景モードとなり、適正露出範囲内で被
写界深度ができるだけ深くなるように絞り及びシャッタ
スピードの値を決定する。ピクチャスイッチPCT4S
Wをオンにするとマクロモードとなる。このモードは、
近接撮影時に使用される。
【0031】以上のピクチャスイッチPCT1SW〜P
CT4SWは、同時に2つ以上選択することはできない
ようになっている。プログラムスイッチPSWは、通常
のプログラム撮影モード用のスイッチである。このプロ
グラムスイッチPSWを押すことで、上記ピクチャスイ
ッチPCT1SW〜PCT4SWのリセット、及び後述
するAV優先プログラムモードのリセットが行われる。
【0032】AV優先スイッチAVSWをオンすると、
撮影モードがAV優先プログラムモードとなる。このモ
ードは、AV値を撮影者が決定し、そのAV値に合わせ
てプログラムでシャッタスピードを決定する。このモー
ドになると、ピクチャスイッチPCT2SW及びPCT
4SWは、上述した機能はなくなり、AV値の設定スイ
ッチとなる。すなわち、ピクチャスイッチPCT2SW
はAV値を大きくするスイッチで、ピクチャスイッチP
CT4SWはAV値を小さくするスイッチとなる。スト
ロボスイッチSTSWは、ストロボの発光モードの切り
換えスイッチである。すなわち、通常自動発光モード
(AUTO)、赤目軽減自動発光モード(AUTO−
S)、強制発光モード(FILL−IN)、及びストロ
ボオフモードへの切り換えを行うスイッチである。
【0033】パノラマスイッチPANSWは、撮影状態
がパノラマ撮影か通常撮影かを検出するためのスイッチ
であり、パノラマ撮影時にオンとなる。撮影モードがパ
ノラマ撮影になっていると、測光の補正演算等を行う。
これは、パノラマ撮影時には撮影画面の上下のー部がマ
スクされ、これに伴って測光センサのー部もマスクされ
ることになるので、正確な測光を行うことができないた
めである。
【0034】裏蓋スイッチBKSWは、カメラの裏蓋の
状態を検出するためのスイッチで、裏蓋が閉じている状
態がオフ状態となる。この裏蓋スイッチBKSWがオン
からオフへ状態が移行すると、フィルムのローデングが
開始されたことになる。
【0035】また、パワースイッチPWSWは、電源の
オン、オフをするためのスイッチであり、シャッタチャ
ージスイッチSCSWは、シャッタチャージを検出する
ためのスイッチである。ミラーアップスイッチMUSW
はミラーアップを検出するためのスイッチであり、ミラ
ーアップでオンとなる。更に、DXスイッチDXSW
は、フィルムのパトローネに印刷されているフィルム感
度を示すDXコードを読み取るため、及びフィルム装填
の有無を検出するためのスイッチであり、図示されてい
ないが5つのスイッチ群で構成されている。
【0036】図1は、この発明に係わるバッテリ・チェ
ック装置をカメラに適用したときの電源系の構成を示す
ブロック図である。この電源系の電源は電池B107で
あり、プラス(+)側を電源電圧VE、マイナス(ー)
側をGNDとする。上記電源電圧VEの両端には、抵抗
R101及びトランジスタTR102が直列的に接続さ
れ、上記抵抗R101及び上記トランジスタTR102
の接続中点には、IFIC16のPNPE信号端が接続
され、さらに、上記TR102のベースにはIFIC1
6のPNPB信号端が接続される。また、上記電源電圧
VEの両端にはインダクタL103及びダイオードD1
04を直列的に介して、コンデンサC106、IFIC
16、CPU10が並列的に接続される。さらに、上記
インダクタL103及び上記ダイオードD104の接続
中点は、トランジスタTR105を介してGNDに接続
され、上記トランジスタTR105のベースには、IF
IC16のDCCLK信号端が接続される。なお、上記
構成品の中、インダクタL103、ダイオードD10
4、トランジスタTR105、コンデンサC106によ
ってチョッパ型の昇圧回路が構成される。
【0037】このように構成された回路において、R1
01はバッテリ・チェック時の負荷抵抗であり、IFI
C16からの出力PNPBによりトランジスタTR10
2でスイッチングされる。また、上記昇圧回路は、IF
IC16からの矩形波出力DCCLKにより動作し、I
FIC16とCPU10の電源VCCをバックアップす
る。また、CPU10は、IFIC16から出力される
バッテリ・チェック用電圧BCOUT(以下BCOUT
と略記する)によって、バッテリ・チェックを行う。こ
こで、CPU10から出力されるCOMは、IFIC1
6を制御する信号である。また、IFIC16から出力
されるVADは、上記BCOUTをA/D変換するとき
の基準電圧であり、RSTはCPU10へのリセット信
号である。
【0038】図3は、IFIC16に内蔵されているバ
ッテリ・チェック時の負荷を駆動する回路を示したもの
である。図3に示すように、演算増幅器OP202の負
入力端には、PNPE信号端が接続される。また、電源
電圧VEの両端に抵抗R201及び定電流源Ia が直列
的に接続され、上記抵抗R201及び上記定電流源Ia
の接続中点が、上記演算増幅器OP202の正入力端に
接続される。そして、上記演算増幅器OP202の出力
端は、PNPB信号端に接続される。
【0039】このように構成された回路においては、負
荷抵抗R101に流れる電流IDMYは、(1)式で示さ
れるように電源電圧VEの電圧によらず、定電流とな
る。 IDMY =(R201×Ia )/R101 …(1) 図4は、インターフェースIC16に内蔵されている昇
圧用の矩形波を出力する回路を示したものである。図4
に示すように、電源VCCの両端に抵抗R304及び抵
抗R305が直列的に接続され、上記抵抗R304及び
上記抵抗R305の接続中点が、コンパレータOP30
3の負入力端に接続される。また、上記コンパレータO
P303の正入力端には基準電圧VREF306端が接
続される。さらに、発振回路302と上記コンパレータ
OP303の出力端が、ナンドゲート(以下NANDと
略記する)301の入力端にそれぞれ接続される。そし
て、NAND301の出力端は、DCCLK信号端に接
続される。
【0040】このように構成された回路においては、発
振回路302は、CPU10の通信データによって動
作、停止が制御され、所定の周波数及びデューティの矩
形波がNAND301に出力される。また、コンパレー
タ303は、電源VCCの低下を検出してハイ・アクテ
ィブの出力をNAND301に出力する。よって、DC
CLK出力は、(2)式の条件の時出力される。
【0041】 VREF306>{R305/(R304+R305)}×VCC …(2 ) 図5は、インターフェースIC16に内蔵されているバ
ッテリ・チェック用電圧BCOUTを出力する回路を示
したものである。図5に示すように、電源電圧VEの両
端に抵抗R401及び抵抗R402が直列的に接続さ
れ、上記抵抗R401及び上記抵抗R402の接続中点
が、ボルテージホロアOP403の正入力端に接続され
る。上記ボルテージホロアOP403の負入力端は、上
記ボルテージホロアOP403の出力端が接続される。
【0042】このように構成された回路においては、上
記BCOUTは、電源電圧VEを抵抗R401、抵抗R
402で分圧後、ボルテージホロアOP403を通じて
CPU10に出力される。CPU10は、インターフェ
ースICより出力される定電圧VADを基準として、上
記BCOUTの出力電圧をA/D変換する。A/D変換
の結果によって、バッテリ警告等を行う。
【0043】図6は、インターフェースIC16に内蔵
されている低電圧監視回路を示したものである。図6に
示すように、コンパレータOP502の正入力端は、電
源VCC端が接続され、上記コンパレータOP502の
負入力端は、基準電圧VREF501端が接続される。
上記コンパレータOP502の出力端は、RST信号端
が接続される。
【0044】このように構成された回路においては、電
源VCCの電圧値が、基準電圧VREF501の電圧値
未満になった時、コンパレータOP502の出力が反転
する。コンパレータOP502の出力RSTは、CPU
10へのリセット出力となり、CPU10の動作が初期
化される。なお、基準電圧VREF501の電圧値は、
CPU10の最低動作電圧値に設定されている。つま
り、電源VCCがCPU10の最低動作電圧値未満に低
下した時、CPU10の動作は初期化される。
【0045】図7は、この発明の第1実施例であり、バ
ッテリ・チェックを行う場合のCPU10のシーケンス
フローを説明する図である。バッテリ・チェックは、機
械的駆動(例えば、オートロード、巻き戻し、ー連のシ
ャッタレリーズシーケンス、ズーム駆動等)前にCPU
10のメインシーケンス上で行われ、機械的動作が正常
に終了するまで、電源がもつことを保証する。バッテリ
・チェックの結果、機械的動作を最後まで保証できない
恐れがある場合には、機械的動作を実行しない、あるい
は、レリーズ動作をロックする、各種操作釦を受け付け
ない、更に、ロックしたことを液晶表示パネル13に表
示する等をしてユーザに知らせる。
【0046】以下に、CPU10で行うバッテリ・チェ
ック処理の流れを、図7に示すフローチャートに従い順
を追って説明する。CPU10は、インターフェースI
C16と通信を行い、電源VCCの電圧が所定値以下の
時にインターフェースIC16にDCCLKを出力させ
て、昇圧回路を動作させる<ステップS1>。
【0047】CPU10は、EEPROM12と通信を
行い、予め記憶されているバッテリ・チェック警告電圧
データ、ロック電圧データをCPU10内部のRAMに
読み込む<ステップS2>。
【0048】バッテリ・チェック中に、電源電圧VEが
下がることや、他に負荷があると正しいバッテリ・チェ
ックが行えない理由から、バッテリ・チェック中は、必
要のない周辺IC及び回路(例えば、EEPROM1
2、AFIC11、データバック14、ストロボユニッ
ト15等)をオフする<ステップS3>。
【0049】ステップS1で昇圧回路をオンにしてか
ら、電源電圧VEが昇圧されるまで、安定時間(例え
ば、約1msec)待つ<ステップS4>。インターフェー
スIC16に電源電圧VEを分圧した信号である、BC
OUT信号の出力を指示する<ステップS5>。
【0050】バッテリ・チェック中、電源電圧VEが下
がることを考慮して、予めCPU10のマシンサイクル
を4分の1に落し、CPU10にかかる電源VCCが下
がっても誤動作しない様にする<ステップS6>。
【0051】インターフェースIC16からPNPB信
号を出力し、ダミー抵抗R101に接続されるトランジ
スタTR102をオンさせ、ダミー抵抗R101に電流
を流す<ステップS7>。
【0052】昇圧回路をオフにして、昇圧回路の電源電
圧VEに対する負荷を無くす<ステップS8>。ダミー
抵抗R101のオンと昇圧回路のオフから、電源電圧V
Eが安定するまでの時間(例えば、約4msec)待つ<ス
テップS9>。
【0053】インターフェースIC16から出力される
BCOUT信号を、CPU10にてA/D変換し、電源
電圧VEの2値化データを求める。A/D変換は4回連
続して行い、その平均値を求め、電源電圧測定データと
する<ステップS10>。
【0054】インターフェースIC16から出力される
PNPB信号をオフし、ダミー抵抗R101に流れる電
流をオフする<ステップS11>。インターフェースI
C16に昇圧回路の動作指示を行う<ステップS12
>。
【0055】CPU10の処理実行速度を上げるため
に、CPU10のマシンサイクルを4倍にする<ステッ
プS13>。カメラの動作に必要な周辺ICや回路(例
えば、EEPROM12、AFIC11、データバック
14、ストロボユニット15)をオンする<ステップS
14>。
【0056】バッテリ・チェック直前に、ストロボのメ
インコンデンサ(不図示、ストロボユニット15中)に
充電を行っていた場合は、電池がー時的に弱っているた
め、頻繁にバッテリ警告レベルを下回ってしまうことが
ある。よってこの場合は、ステップS18に分岐してバ
ッテリの警告レベルチェックを行わない様にする。ま
た、充電を行っていない場合はステップS16に進む<
ステップS15>。
【0057】ステップS10で得た電源電圧測定データ
と、ステップS2でEEPROM12から読み込んだバ
ッテリ・チェック警告電圧データとを比較し、電源電圧
測定データの方が大きければ、ステップS19へ分岐し
リターンする。電源電圧測定データの方が小さければ、
ステップS17に進む<ステップS16>。
【0058】バッテリ・チェック警告フラグを“1”に
しておき、メインルーチンに復帰した場合に液晶表示パ
ネル13に警告表示を出力する<ステップS17>。電
源電圧測定データとステップS2でEEPROM12か
ら読み込んだバッテリチェックロック電圧データとを比
較し、電源電圧測定データの方が大きければ、ステップ
S19へ分岐しリターンする。逆に、電源電圧測定デー
タの方が小さければ、ステップS20に進む<ステップ
S18>。
【0059】バッテリチェックロックフラグを“1”に
する<ステップS20>。バッテリ・チェックでカメラ
の動作をロックさせたことを、ユーザに示すために液晶
表示パネル13に動作ロックを表示する<ステップS2
1>。
【0060】動作ロック表示を所定時間内のー定時間行
ったらステップS23に進む。そして、表示が所定時間
に達したらステップS26へ分岐する<ステップS22
>。動作ロック表示を点滅表示し<ステップS23>、
動作ロック中に特別に受け付けるスイッチSW(例え
ば、パワーオフの処理等)の検出を行う<ステップS2
4>。
【0061】上記スイッチSWが押されていたらステッ
プS30へ分岐し、メインルーチンのパワーオンリセッ
ト処理を行う。また、上記スイッチSWが押されていな
ければ、ステップS22へ分岐し、時間のカウントを継
続して行う<ステップS25>。
【0062】次に、上記スイッチSWが押されず、かつ
動作ロック表示が所定時間に達したら、昇圧回路と周辺
IC及び回路をオフする<ステップS26>。液晶表示
パネル13の表示をオフし<ステップS27>、ステッ
プS29でCPUをストップモードにした時に、ストッ
プモードから起き上がるための割り込み許可を行う。例
えば、その割り込みはパワースイッチPWSW、裏蓋の
開閉でON/OFFするスイッチBKSW、巻き戻しス
イッチ(不図示)等である<ステップS28>。
【0063】CPU10をストップモードにし、システ
ム全体の消費電流を少なくする<ステップS29>。C
PU10が割り込みにより起き上がったら、メインルー
チンのパワーオンリセット処理に分岐する<ステップS
30>。
【0064】次に、上記バッテリ・チェック時のタイム
チャートを図8を用いて説明する。まず、昇圧回路を所
定時間オンし電源VCCを昇圧する。この時R101に
間欠的に電流が流れるため、電源電圧VEは間欠的にド
ロップする(区間A)。
【0065】次に、昇圧回路をオフ後、TR102のベ
ースをオンし、ダミーロードを開始する。そして、ダミ
ーロードのオフ直前でCPU10にてA/D変換を行う
(区間B、区間C)。この時電源VCCは、CPU10
とインタフェースIC16の消費電流によって、ゆるや
かにドロップする。この間、昇圧回路を停止しているた
め、A/D変換時に正確な電源電圧VEの電圧を取り込
むことができる。その後、再び昇圧回路をオンする(区
間D)。
【0066】図9は、この発明を用いたカメラのメイン
・フローの中で、特にバッテリ・チェックにかかわる部
分の動作について説明する図である。電源オンまたは電
池挿填により、パワーオンリセットがCPU10にかか
り、CPU10内部のRAM等を初期化し<ステップS
71>、昇圧回路をオンする<ステップS72>。
【0067】次に、パワースイッチPWSWが、オンか
オフかを判断する。パワースイッチがオフの場合、ステ
ップ74に分岐し、また、パワースイッチPWSWがオ
ンの場合は、ステップ77に分岐する<ステップS73
>。
【0068】パワースイッチがオフの場合、撮影レンズ
を収納し<ステップS74>、昇圧回路をオフし<ステ
ップS75>、CPU10を低消費電力モードにする<
ステップS76>。
【0069】また、パワースイッチPWSWがオンの場
合、レンズが撮影可能位置にあるかどうか判断する。レ
ンズが撮影可能位置にない時は、ステップS78に進
む、また、レンズが撮影可能位置にある時は、ステップ
S81に分岐する<ステップS77>。
【0070】前述の図7に示したバッテリ・チェック処
理を行い<ステップS78>、撮影レンズを撮影可能位
置に駆動し<ステップS79>、ストロボ充電を行う<
ステップS80>。
【0071】次に、ファーストレリーズR1SWが、オ
フからオンに変化したかどうか判断する。ファーストレ
リーズR1SWがオフからオンに変化したら、ステップ
S82に進む、また、ファーストレリーズR1SWがオ
フからオンに変化しなかったら、ステップS73に分岐
する<ステップS81>。
【0072】ファーストレリーズR1SWがオフからオ
ンに変化したら、測距及びピント調整を行い<ステップ
S82>、測光を行う<ステップS83>。次に、セカ
ンドレリーズR2SWのオン、オフを判断する。オンな
らステップS85に進み、また、オフならステップS8
9に分岐する<ステップS84>。
【0073】セカンドレリーズR2SWがオンの場合、
前述の図7に示したバッテリ・チェック処理を行い<ス
テップS85>、露出を行い<ステップS86>、フィ
ルムのー駒巻き上げを行い<ステップS87>、そし
て、ストロボ充電を行う<ステップS88>。
【0074】セカンドレリーズR2SWがオフの場合、
ファーストレリーズR1SWのオン状態が、解除された
かどうか判断する。解除された場合、ステップS88に
分岐する、解除されていない場合、ステップS84に分
岐する<ステップS89>。
【0075】なお、ステップS80、ステップS88の
充電においては、充電中にファーストレリーズR1SW
が押された場合、充電を停止して充電サブルーチンを抜
ける。
【0076】次に、この発明の第2実施例を説明する。
図10は、第2実施例のバッテリ・チェックを行う場合
のCPU10のシーケンスフローを説明する図である。
以下に第1実施例と相違する点について述べる。VCC
の消費電流が少ない場合は、第1実施例で示したごと
く、バッテリ・チェック直前に電源VCCをあらかじめ
昇圧しておく必要がない。これはバッテリ・チェック中
は、C106の電荷によって、CPU10、インタフェ
ースIC16の動作を保証できるからである。
【0077】CPU10で行うバッテリ・チェックの処
理の流れを、図10に示すフローチャートに従い、順を
追って説明する。CPU10は、EEPROM12と通
信を行い、予め記憶されているバッテリ・チェック警告
電圧データ及びロック電圧データをCPU10内部のR
AMに読み込む<ステップS31>。
【0078】バッテリ・チェック中に、電源電圧VEが
下がることや、他に負荷があると正しいバッテリ・チェ
ックが行われない理由から、バッテリ・チェック中は、
必要のない周辺IC及び回路(例えば、EEPROM1
2、AFIC11、データバック14、ストロボユニッ
ト15等)をオフする<ステップS32>。
【0079】インターフェース16に電源電圧VEを分
圧した信号である、BCOUT信号の出力を指示する<
ステップS33>。バッテリ・チェック中、電源電圧V
Eが下がることを考慮して、予めCPU10のマシンサ
イクルを4分の1に落し、CPU10にかかる電源VC
Cが下がっても誤動作しない様にする<ステップS34
>。
【0080】インターフェースIC16からPNPB信
号を出力し、ダミー抵抗R101に接続されるトランジ
スタTR102をオンさせ、ダミー抵抗R101に電流
を流す<ステップS35>。
【0081】ダミー抵抗R101のオンから、電源電圧
VEが安定するまでの時間(例えば、約4msec)待つ<
ステップS36>。インターフェースIC16から出力
されるBCOUT信号を、CPU10にてA/D変換
し、電源電圧VEの2値化データを求める。A/D変換
は4回連続して行い、その平均値を求め、電源電圧測定
データとする<ステップS37>。
【0082】インターフェースIC16から出力される
PNPB信号をオフし、ダミー抵抗R101に流れる電
流をオフする<ステップS38>。インターフェースI
C16に昇圧回路の動作指示を行う<ステップS39
>。
【0083】CPU10の処理実行速度を上げるため
に、CPU10のマシンサイクルを4倍にする<ステッ
プS40>。カメラの動作に必要な周辺ICや回路(例
えば、EEPROM12、AFIC11、データバック
14、ストロボユニット15)をオンする<ステップS
41>。
【0084】バッテリ・チェック直前に、ストロボのメ
インコンデンサ(不図示、ストロボユニット15中)に
充電を行っていた場合は、電池がー時的に弱っているた
め、頻繁にバッテリ警告レベルを下回ってしまうことが
ある。よってこの場合は、ステップS45に分岐してバ
ッテリの警告レベルチェックを行わない様にする。ま
た、充電を行っていない場合はステップS43に進む<
ステップS42>。
【0085】ステップS37で得た電源電圧測定データ
と、ステップS31でEEPROM12から読み込んだ
バッテリ・チェック警告電圧データとを比較し、電源電
圧測定データの方が大きければ、ステップS46へ分岐
しリターンする。電源電圧測定データの方が小さけれ
ば、ステップS44に進む<ステップS43>。
【0086】バッテリ・チェック警告フラグを“1”に
しておき、メインルーチンに復帰した場合に液晶表示パ
ネル13に警告表示を出力する<ステップS44>。次
に、電源電圧測定データとステップS31でEEPRO
M12から読み込んだバッテリチェックロック電圧デー
タとを比較し、電源電圧測定データの方が大きければ、
ステップS46へ分岐しリターンする。また、電源電圧
測定データの方が小さければ、ステップS47に進む<
ステップS45>。
【0087】バッテリチェックロックフラグを“1”に
する<ステップS47>。バッテリ・チェックでカメラ
の動作をロックさせたことを、ユーザに示すために液晶
表示パネル13に動作ロックを表示する<ステップS4
8>。
【0088】動作ロック表示を所定時間内のー定時間行
ったらステップS51に進み、また、表示が所定時間に
達したらステップS53へ分岐する<ステップS49
>。ステップS49にて、動作ロック表示を所定時間内
のー定時間行ったら、動作ロック表示を点滅表示し<ス
テップS50>、動作ロック中に特別に受け付けるスイ
ッチSW(例えば、パワーオフの処理等)の検出を行う
<ステップS51>。
【0089】次に、スイッチSWが押されていたらステ
ップS57へ分岐し、メインルーチンのパワーオンリセ
ット処理を行う。また、スイッチSWが押されていなけ
れば、ステップS49へ分岐し、時間のカウントを継続
して行う<ステップS52>。
【0090】ステップS49にて、動作ロック表示を所
定時間行ったら、昇圧回路と周辺IC及び回路をオフし
<ステップS53>。液晶表示パネル13の表示をオフ
する<S54>。
【0091】次に、ステップS56でCPUをストップ
モードにした時に、ストップモードから起き上がるため
の割り込み許可を行う。例えば、その割り込みはパワー
スイッチPWSW、裏蓋の開閉でON/OFFするスイ
ッチBKSW、巻き戻しスイッチ(不図示)等である<
ステップS55>。
【0092】CPU10をストップモードにし、システ
ム全体の消費電流を少なくする<ステップS56>。C
PU10が割り込みにより起き上がったら、メインルー
チンのパワーオンリセット処理に分岐する<ステップS
57>。
【0093】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、昇圧回
路を内蔵したカメラにおいて、正確なバッテリ・チェッ
クが可能なバッテリ・チェック装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるバッテリ・チェック装置をカ
メラに適用したときの電源系の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】この発明に係わるバッテリ・チェック装置をカ
メラに適用したときの電気回路を示すブロック図であ
る。
【図3】図1のインターフェースIC16に内蔵されて
いるバッテリ・チェック時の負荷を駆動する回路示す図
である。
【図4】図1のインターフェースIC16に内蔵されて
いる昇圧用の矩形波を出力する回路を示す図である。
【図5】図1のインターフェースIC16に内蔵されて
いるバッテリ・チェック用電圧を出力する回路を示す図
である。
【図6】図1のインターフェースIC16に内蔵されて
いる低電圧を監視する回路を示す図である。
【図7】この発明の第1実施例であり、バッテリ・チェ
ックを行う場合のCPU10のシーケンスフローを示す
図である。
【図8】この発明のバッテリ・チェック時のタイム・チ
ャートを示す図である。
【図9】この発明を用いたカメラのメイン・フローの中
で、特にバッテリ・チェックにかかわる部分の動作につ
いて説明する図である。
【図10】この発明の第2実施例であり、バッテリ・チ
ェックを行う場合のCPU10のシーケンスフローを示
す図である。
【符号の説明】
1…CPU、11…オートフォーカスIC(AFI
C)、12…EEPROM、13…液晶表示パネル、1
4…データバック、15…ストロボユニット、16…イ
ンタフェースIC、17…撮影レンズ、18…コンデン
サレンズ、19L・19R…セパレータレンズ、20…
AF光学系、21L・21R…フォトセンサアレイ、2
2、23…モータドライバIC、24…発光ダイオード
(LED)、25…測光用シリコンフォトダイオード
(SPD)、26…受光用シリコンフォトダイオード、
27…リモコン送信用ユニット、28…投光用LED、
29…シャッタチャージ(SC)モータ、30…レンズ
駆動用(LD)モータ、31…ズーミング(ZM)モー
タ、32…シャッタチャージフォトインタラプタ(SC
PI)、33…レンズ駆動用フォトインタラプタ(LD
PI)、34…ズーミング用フォトインタラプタ(ZM
PI)、35…ズーミングフォトリフレクタ(ZMP
R)、36…AVモータ、37…AVPI。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリと、 上記バッテリからの電源供給で動作する制御手段と、 上記バッテリの電圧を昇圧してコンデンサを充電するこ
    とによって、上記制御手段の電源電圧を安定化する昇圧
    手段と、 上記バッテリの負荷として働く負荷手段と、 上記負荷手段を起動した際の上記バッテリの電圧を測定
    する検出手段と、 を具備しており、 上記検出手段による電圧検出動作に先立って上記昇圧手
    段を所定時間動作させ、上記所定時間の経過後、上記昇
    圧手段の動作を停止させてから上記検出手段による電圧
    検出動作を実行するようにしたことを特徴とする カメラ
    のバッテリ・チェック装置。
  2. 【請求項2】 バッテリと、 上記バッテリからの電源供給で動作するCPUと、 上記バッテリの電圧を昇圧してコンデンサを充電するこ
    とによって、上記CPUの電源電圧を安定化する昇圧回
    路と、 上記バッテリの負荷として働く負荷回路と、 上記負荷回路に電流を流した際の上記バッテリの電圧を
    測定する検出回路と、 を具備しており、 上記検出回路による電圧検出動作に先立って、上記昇圧
    回路の動作を停止させると共に、上記CPUのマシンサ
    イクルを低下させるようにしたことを特徴とする カメラ
    のバッテリ・チェック装置。
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