JP2002333661A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002333661A
JP2002333661A JP2001138806A JP2001138806A JP2002333661A JP 2002333661 A JP2002333661 A JP 2002333661A JP 2001138806 A JP2001138806 A JP 2001138806A JP 2001138806 A JP2001138806 A JP 2001138806A JP 2002333661 A JP2002333661 A JP 2002333661A
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JP
Japan
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mode
switch
exposure
camera
turned
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001138806A
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English (en)
Inventor
Yoichiro Okumura
洋一郎 奥村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザが混乱することなく、使い易い撮影モー
ド設定を行うことができ、且つ1本の指でも簡単に操作
することのできるカメラを提供することである。 【解決手段】この発明のカメラにあっては、露出モード
釦30を押圧することによりオンとなり、押圧を解除す
ることによりオフとなる。また、イメージセレクト釦3
4は、回動軸を中心として、所定角度の回動に応じてオ
ン・オフする。そして、上記イメージセレクト釦34の
回動軸は、上記露出モード釦30の内周に設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラの撮影モ
ード設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラが、測光値に基いて予
め決められたプログラム線図より、絞り値や、シャッタ
スピード値等の露出値や撮影情報を設定する、いわゆる
プログラム撮影モード、オートモードと称される、カメ
ラ側で設定を行う「カメラにおまかせ(以下、カメラ側
設定と記す)」の撮影モードが搭載されたカメラは、一
般に知られている。
【0003】一方、ユーザの好みの値に撮影情報を設定
する、いわゆる絞り優先モード、シャッタ優先モード、
絞り値と、シャッタスピード値の両方をユーザが設定す
るマニュアル露出モードと称される、「ユーザにおまか
せ(以下、ユーザ側設定と記す)」の撮影モードを搭載
したカメラが知られている。
【0004】更に、上述した「カメラ側設定」の撮影モ
ードと、「ユーザ側設定」の撮影モードの両方を搭載し
たカメラも、一般に知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した
「カメラ側設定」の撮影モード、「ユーザ側設定」の撮
影モードの両方を搭載したカメラでは、操作を簡単にす
るために、モードを変更するための操作部材、露出値を
変更するための操作部材が独立して、離れた位置に設け
られることが多い。
【0006】これは、ユーザが、「ユーザ側設定」の撮
影モードを選んで、露出値等の撮影に関わる情報を設定
若しくは変更している際に、誤って「ユーザ側設定」の
設定部材を操作してしまう虞れがあるからである。こう
した操作誤りが生じた場合、例えば「ユーザ側設定」か
ら「カメラ側設定」のモードに切り替わってしまい、ユ
ーザが混乱してしまうという事態が起きてしまう。
【0007】また、モードを変更するための操作部材
と、露出値を変更するための操作部材が離れた位置に設
けられているために、1本の指で操作することは困難で
あり、使い勝手の悪いものとなっている。
【0008】したがってこの発明は上記実状に鑑みてな
されたものであり、ユーザが混乱することなく、使い易
い撮影モード設定を行うことができ、且つ1本の指でも
簡単に操作することのできるカメラを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、押
圧することによりオンとなり、押圧を解除することによ
りオフとなる押圧操作部材と、回動軸を中心として、所
定角度の回動に応じてオン・オフする回動操作部材と、
を具備し、上記回動操作部材の回動軸は、上記押圧操作
部材の内周にあることを特徴とする。
【0010】この発明のカメラにあっては、押圧操作部
材を押圧することによりオンとなり、押圧を解除するこ
とによりオフとなる。また、回動操作部材は、回動軸を
中心として、所定角度の回動に応じてオン・オフする。
そして、上記回動操作部材の回動軸は、上記押圧操作部
材の内周に設けられている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。
【0012】図3はこの発明に係るカメラの外観を示し
たもので、(a)は該カメラの側面図、(b)は上面
図、(c)は正面図である。
【0013】このカメラは、一眼レフレックス方式で、
各種の撮影モードを任意に設定可能なシステムを有して
いる。
【0014】カメラ本体1の前面部には、変倍機構を備
える撮影光学系である撮影レンズ2が装着されている。
このカメラ本体1の上部には、パワー操作レバー3、シ
ャッタレリーズ釦4、スポット測光釦5及びストロボ発
光装置7が、それぞれ配置されている。
【0015】また、カメラ本体1の背面側には、ズーム
操作釦6が設けられている。更に、カメラ本体1の側面
部には、後述する裏蓋を開閉するための裏蓋開閉レバー
8が設けられている。
【0016】上記パワー操作レバー3は、カメラを撮影
可能状態にしたり、撮影不可能な状態にするためのレバ
ーであり、ストロボ発光装置7のポップアップ操作も可
能である。また、上記ストロボ発光装置7は、カメラ本
体1に格納可能に設けられている。ストロボ発光装置7
は、図示されないがばね付勢されており、使用時にパワ
ー操作レバー3の操作に連動してポップアップされる。
【0017】このような構成に於いて、ストロボ部は、
ストロボ発光装置7を本体頭頂部内に通常格納して備
え、必要に応じてポップアップして使用される。
【0018】図4は、カメラの外観構成を示す背面図で
ある。
【0019】図4に於いて、カメラ本体1の上部側に
は、ファインダ10が設けられており、該ファインダ1
0の周辺には、視度調整ダイヤル11と、パノラマレバ
ー12と、パノラマ表示窓13とが設けられている。こ
のパノラマ表示窓13は、パノラマレバー12がパノラ
マ側になっている時に、後述するパノラマ用のLEDが
点灯するようになっている。また、ファインダ10は、
一眼レフレックス方式により、撮影レンズ2からの像を
観察すると共に、ファインダ10の視界円にも撮影情報
の表示を行って確認することができるように構成されて
いる。
【0020】更に、カメラ本体1の背面には、フィルム
装填時に上述した裏蓋開閉レバー8で開閉する裏蓋15
が、開閉自在に設けられている。この裏蓋15には、カ
メラ内に装填されるフィルム(図示せず)を確認するた
めのフィルムカートリッジ確認窓16が設けられてい
る。
【0021】また、裏蓋15には、ストロボモード釦2
0、セルフタイマ釦21、露出補正釦22、日付写込み
モード設定釦23、日付写込みデータ設定釦24、LC
D表示パネル25、露出モード釦30及び露出値設定レ
バー31、イメージセレクト釦34及びフルオート釦3
5が、それぞれ配置されている。
【0022】上記ストロボモード釦20は、ストロボ発
光装置7の発光モードを、自動、赤目軽減、強制発光に
切り換えるためのものである。ストロボ発光のオフは、
ストロボ発光装置7がカメラ本体1に格納されることに
より設定される。
【0023】上記セルフタイマ釦21は、セルフタイ
マ、リモコン撮影、リモコン/マクロ撮影、連写のモー
ドを切り換えるための釦である。
【0024】また、露出補正釦22は露出を補正する際
に操作する釦であり、露出補正値を設定する時に露出値
設定レバー31と合わせて操作することで設定が行われ
るようになっている。
【0025】上記露出モード釦30は、「プログラム露
出モード」、「絞り優先露出モード」、「シャッタスピ
ード優先露出モード」、「マニュアル露出モード」の中
から、所望のモードを選択するための釦である。
【0026】露出値設定レバー31は、「絞り優先露出
モード」、「シャッタスピード優先露出モード」、「マ
ニュアル露出モード」が設定された状態で、該レバーを
図示矢印方向に操作することで、設定する値を増減させ
る。そして、「マニュアル露出モード」時には、露出補
正釦22と合わせて操作することで、絞り値、シャッタ
スピード値の両方を設定することができる。
【0027】上記イメージセレクト釦34は、プログラ
ム撮影モードの一種であるモードを設定するための釦で
ある。この場合、「風景撮影モード」、「ポートレート
撮影モード」、「ストップアクション撮影モード」、
「夜景撮影モード」が直接設定されるように構成されて
いる。更に、フルオート釦35は、カメラの撮影モード
を電源を入れた状態に戻すための釦である。
【0028】上記LCD表示パネル25は、カメラに関
する情報を表示出力するが、特にモード設定用のイメー
ジセレクト釦34の形状と同様なレイアウトで、このL
CD表示パネル25上に撮影モードのイメージでビジュ
アライズされる。
【0029】図5は、上述したLCD表示パネル25を
詳細に示した図である。
【0030】マーク25aは電池残量を示すものであ
り、マーク25bはストロボポップアップ時の発光モー
ドを示すものである。但し、AUTOの時にはマーク2
5bは何も表示されない。更に、マーク25cはフィル
ムの撮影駒数を表示するものである。
【0031】マーク25dはリモコン待機中を示すもの
であり、マーク25eはセルフタイマモードを示すもの
である。また、マーク25fマクロ撮影モードを示すも
のであり、マーク25gは連写撮影モードを示すマーク
である。
【0032】マーク25hは、後述するマーク25lの
表示が絞り表示であることを示すための表示マークであ
る。マーク25iは、スポット測光値をロック中である
ことを示すものである。マーク25jは、長秒時露出モ
ードであることを示すマークである。
【0033】マーク25kは、露出補正値が設定されて
いることを示すもので、「+」、「−」の表示が独立し
て点灯する。マーク25lは、絞り値若しくは露出補正
値を設定中は、露出補正値を表示するマークである。更
に、マーク25mは、シャッタスピード値を表示するた
めのものである。
【0034】マーク25oは、露出モードに絞り優先モ
ードが設定されていることを示す表示マークである。マ
ーク25pは、露出モードにシャッタスピード優先モー
ドが設定されていることを示す表示マークである。更
に、マーク25qは、露出モードにマニュアル露出モー
ドが設定されていることを示す表示マークである。
【0035】マーク25rは、露出モードにプログラム
露出モード、若しくはイメージセレクトモードが設定さ
れていることを示す表示マークである。マーク25s
は、イメージセレクトモードのうち、何れのモードが選
択されているかを示す表示マークである。このマーク2
5sの分割されているブロックが、上記イメージセレク
ト釦34のそれぞれのモードの釦位置と対応している。
【0036】更に、マーク25tは、フィルムに写し込
まれる日付情報を表示するためのものである。
【0037】図6は、本実施の形態に係るカメラの回路
構成を示した図である。
【0038】尚、このカメラは、オートフォーカス方式
として、例えば「TTL位相差検出方式」を採用してい
るが、これに限定されるものではない。
【0039】図6に於いて、メインCPU40は100
−120PiNのPiN数を有するCPUで構成され、
その内部R0Mに記録された所定の制御プログラムを逐
次実行して、周辺の各種IC等の制御を適宜に行い、こ
のカメラ全体のシステムを総合的に制御する。
【0040】このメインCPU40には、図示されない
発振子(10MHz)が接続されて、メインCPU40
の原振を与えるようになっている。
【0041】また、メインCPU40には、オートフォ
ーカス(AF)用のICであるAFIC41と、不揮発
性記憶素子であるEEPROM42と、LCD表示パネ
ル25に対応した液晶表示パネル43と、ストロボ発光
装置7に対応したストロボユニット44、及びインター
フェースIC45とが接続されている。
【0042】このインターフェースIC45には、リモ
コン送信ユニット48の投光用LED49より変調され
た赤外光を受信する受光用シリコンフォトダイオード5
0と、被写体輝度測定用の測光センサ51と、ファイン
ダ10内に設けられたLED52と、パノラマLED5
3と、フィルム55のパーフォレーションを検出するフ
ォトリフレクタ(WPR)54と、モータドライバIC
60とが接続されている。
【0043】上記パノラマLED53は、カメラ背面部
に設けられたパノラマレバー12がパノラマ側にある場
合に、後述するパノラマスイッチ102がオンになるこ
とより、CPU40とインターフェースIC45との通
信により点灯されて、ユーザにパノラマ撮影状態である
ことを告知する。
【0044】また、上記フォトリフレクタ54は、フィ
ルム55の給送の停止位置等を制御するために、フィル
ム55のパーフォレーションを検出する。
【0045】上記モータドライバIC60には、焦点調
節用のモータ(M1)61と、ズーム駆動用のモータ
(M2)62と、ミラーのアップダウンとフォーカルプ
レーンシャッタのチャージとフィルム給装用のモータ
(M3)63が接続される。その他に、モータドライバ
IC60には、セルフタイマ用のLED65と、フォー
カルプレーンシャッタの先幕と後幕を保持するためのマ
グネット66及び67と、絞り開放位置検出用のフォト
インタラプタAVPI68とが接続される。
【0046】上記焦点調節用のモータ(M1)61とズ
ーム駆動用のモータ(M2)62で駆動される機構に
は、駆動パスルを出力するフォトインタラプタLDPI
72、ズーム位置と移動量を出力するフォトリフレクタ
ZMPR73及びフォトインタラプタZMPI74が設
けられており、その出力信号は、インターフェースIC
45を介して、或いは直接メインCPU40へ送られ
る。また、上記モータ(M3)63には、図示されない
駆動対象を切り換えるクラッチ機構と、その対象を識別
するためのセンサであるフォトインタラプタSCPI7
1が設けられている。
【0047】上記メインCPU40には、また、絞り調
整ユニット駆動用のステッピングモータ、AVモータ
(M4)78を駆動するためのモータドライバIC77
と、オートフォーカス時の合焦時及びスイッチの操作時
に音を発する圧電ブザ(PCV)111、及び以下に述
べる各種のスイッチ81〜109が接続されている。
【0048】ファーストレリーズスイッチ(1RSW)
81はオンされた時に測距動作を行い、セカンドレリー
ズスイッチ(2RSW)82は各種測定値を基にした露
光を行うスイッチである。これらファーストレリーズス
イッチ81及びセカンドレリーズスイッチ82は、上述
したシャッタレリーズ釦4に対応するもので、1段目の
ファーストレリーズスイッチ81と2段目のセカンドレ
リーズスイッチ82の2段押下げ式のスイッチで構成さ
れる。
【0049】ズームアップスイッチ(ZUSW)83及
びズームダウンスイッチ(ZDSW)84は、撮影レン
ズ2を有する鏡枠のズーミング動作を行うためのスイッ
チである。上記ズームアップスイッチ83がオンされと
長焦点方向に、ズームダウかスイッチ84がオンされる
と短焦点方向にズーミングが行われる。
【0050】セルフスイッチ(SELFSW)85は、
オンされる度にセルフタイマ撮影モード、リモコン待機
状態、リモコンマクロ撮影モード、連写モードが切り替
わる。このセルフスイッチ85がオンされた状態に於い
て、セカンドレリーズスイッチ82がオンされると、セ
ルフタイマ撮影が行われ、リモコン送信ユニット48を
有した図示されないリモコン送信機により撮影指示操作
が行われれば、リモコンによる撮影が行われる。
【0051】スポットスイッチ(SPOTSW)86
は、オンされると、測光を撮影画面の中央の一部のみを
測光センサ51で行うスポット測光モードとなるスイッ
チである。尚、このスポットスイッチ86がオフでの通
常の測光は、撮影画面全体を用いて行われる中央重点平
均測光モードとなる。
【0052】風景撮影モードスイッチ(FKSW)87
は、被写界深度を深くして風景撮影に適した撮影モード
にするためのスイッチである。
【0053】ポートレート撮影モードスイッチ(PRS
W)88は、被写界深度を浅くして、背景のボケをきれ
いに撮影するモードにするためのスイッチである。スト
ロボ発光装置7がポップアップされている状態では、シ
ャッタスピードに応じて閃光発光とフラット発光が切り
換えられて、必ず発光させるように設定される。
【0054】ストップアクション撮影モードスイッチ
(SASW)89は、シャッタスピードを速くするよう
なプログラム線図により、動きの速いものを撮影するモ
ードに設定するためのスイッチである。
【0055】夜景撮影モードスイッチ(YKSW)90
は、手ブレ限界の撮影秒時を超えて、長秒時露出により
暗い背景を写し込む撮影モードを行うためのスイッチで
ある。
【0056】基本プログラム線図スイッチ(FASW)
91は、基本プログラム線図により撮影を行うモードに
設定するためのスイッチであり、セルフタイマの中断、
合焦レンズを常焦点位置にリセット動作させる等の機能
を有している。ここで、常焦点位置とは、例えば、よく
使用する焦点距離の位置(2.5m等)のことである。
【0057】上記風景撮影モードスイッチ87、ポート
レート撮影モードスイッチ88、ストップアクション撮
影モードスイッチ89、夜景撮影モードスイッチ90及
び基本プログラム線図スイッチ91は、上述したイメー
ジセレクト釦34を構成するモード設定用のスイッチ群
である。これらは、各撮影モード毎にそれぞれ割り付け
られ、ワンタッチで第1モードとしての5種類の撮影モ
ード、例えば、「風景撮影モード」、「ポートレート撮
影モード」、「ストップアクション撮影モード」、「夜
景撮影モード」または「フルオート撮影モード」から1
つを選択することができる。
【0058】ストロボスイッチ(STSW)92は、ス
トロボの発光モードの切換用スイッチであり、このスト
ロボスイッチ92が操作されることにより、通常自動発
光モード(AUTO)、赤目軽減自動発光モード(AU
TO−S)、強制発光モード(FILL−IN)が切り
換えられる。
【0059】露出補正スイッチ(CVSW)93は露出
補正を行うためのスイッチであり、日付設定スイッチ
(DMODSW)94は日付写し込みのモードを設定す
るためのスイッチである。更に、日付変更スイッチ(D
SETSW)95は日付修正時に、値を変更するための
スイッチである。
【0060】更に、露出モード変更スイッチ(AEMO
DSW)96は露出モードを変更するためのスイッチで
あり、露出値変更スイッチ(AEUPSW)97及び
(AEDNSW)98は、それぞれ変更される露出値を
増加及び減少させるためのスイッチである。
【0061】パワースイッチ(PWSW)101は、こ
のカメラのメインスイッチである。また、パノラマスイ
ッチ(PANSW)102は、撮影状態がパノラマ撮影
か通常撮影かを検出するためのスイッチであり、パノラ
マ撮影時にオンとなる。
【0062】裏蓋スイッチ(BKSW)103は、カメ
ラ本体1の裏蓋15の開閉状態を検出するためのスイッ
チである。裏蓋15が閉じられている状態が裏蓋スイッ
チ103オフの状態となる。そして、裏蓋スイッチ10
3の状態がオンからオフへ変化すると、フィルムのロー
デングが開始される。
【0063】シャッタチャージスイッチ(SCSW)1
04は、図示されないフォーカルプレーンシャッタユニ
ットのシャッタチャージを検出するためのスイッチであ
る。更に、ミラーアップスイッチ(MUSW)105
は、図示されないクイックリターンミラーのアップを検
出するためのスイッチであり、ミラーアップでオンとな
る。
【0064】DXスイッチ(DXSW)106は、フィ
ルムのパトローネに印刷されているフィルム感度を表す
DXコードを読み取るため、及びフィルム装填の有無を
検出するためのスイッチであり、図示されないが5つの
スイッチ群で構成されている。
【0065】ポップアップスイッチ(PUPSW)10
7は、ストロボを制御するスイッチである。このポップ
アップスイッチ107は、ストロボ発光部の動きに連動
しており、発光部が上がった状態でオン状態となり、ス
トロボ充電が行われる。また、被写体が低輝度で,スト
ロボモードが“Auto”になっていて、ポップアップ
スイッチ107がオンならば、ストロボ発光が許可され
る。
【0066】巻き戻しスイッチ(RWMSW)108
は、フィルム55の強制巻き戻しを行うためのスイッチ
である。この巻き戻しスイッチ108がオンされると、
フイルム55は強制的に巻戻される。
【0067】そして、ストロボ発光スイッチ(XSW)
109は、ストロボ発光のタイミングを取るためのスイ
ッチである。このストロボ発光スイッチ109は、シャ
ッタの先幕が走行して終了した時点でオンとなり、シャ
ッタチャージ完了時にオフとなる。
【0068】次に、このように構成されたカメラの一連
の動作について説明する。
【0069】このカメラに於いて、先ず、AFIC41
は、メインCPU40からリセット信号(AFCEN)
Sig1が送られ、リセットされる。次いで、被写体像
が撮影レンズ2を通ってAFIC41上面に配置された
フォトセンサアレイ(図示せず)上に結像すると、AF
IC41内部では、光量積分、量子化等の処理が行わ
れ、測距情報としてピントのずれ量が算出される。そし
て、光量積分の終了と共に、光量積分処理が終了したこ
とを示す信号(AFEND)Sig2がメインCPU4
0へ送られる。
【0070】また、測距情報は、AFIC41とメイン
CPU40間の通信を行うことを示す信号(AFCE
N)Sig3と、データ信号(DATA)Sig4と、
同期用クロック信号(CLK)Sig5とによって、A
FIC41からメインCPU40へ転送される。
【0071】しかし、上記フォトセンサアレイの各素子
の特性にぱらつきがあると、そのままでは正確な測距情
報を得ることができない。そこで、EEPROM42に
予めフォトセンサアレイの所定のばらつき情報を参照可
能に記憶させておき、AFIC41から得られる測距情
報の補正演算が、メインCPU40にて行われる。
【0072】上記EEPROM42には、その他にも、
機械的なばらつきや、各種素子の電気的特性のぱらつき
等々のような調整値が予め記憶されている。これらの調
整値は、必要に応じてEEPROM42を通信可能状態
にする信号(EPCEN)Sig7や、データ信号(D
ATA)Sig8や、同期クロック信号(CLK)Si
g9により読み出し可能となる。
【0073】尚、これらメインCPU40とAFIC4
1及びEEPROM42との間のデータ授受は、シリア
ル通信によって行われる。
【0074】上記インターフェースIC45は、メイン
CPU40からのインターフェースIC起動信号(IF
CENb)Sig11によって起動される。
【0075】そして、メインCPU40とラッチ信号
(LATCH)Sig12と、4bitバスライン信号
(D0b〜D3b)Sig13〜Sig16と、D/A
b信号Sig17が用いられてパラレル通信が行われ、
被写体輝度の測定、カメラ内温度の測定、フォトインタ
ラプタ等の出力信号の波形整形、モータの定電圧駆動制
御、及び温度安定電圧や温度比例電圧等の各種定電圧の
生成、また、バッテリの残量チェック、赤外光リモコン
の受信、モータドライバの制御、各種LEDの制御、電
源電圧の低電圧監視及び昇圧回路の制御等が行われる。
【0076】また、ストロボ発光予告や合焦及び輝度警
告は、ファインダ内のLED52の点灯等によって撮影
者に告知される。被写体輝度の測定は、2分割のシリコ
ン発光ダイオード(SPD)で構成される測光センサ5
1を用いて行われる。
【0077】この測光センサ51の受光面は、画面中央
部分とその周辺部分とに2分割されており、画面中央の
一部のみで測光を行うスポット測光と、画面全体を使用
して測光するマルチ測光との2通りの測光を選択的に行
うことができるようになっている。
【0078】上記インターフェースIC45は、メイン
CPU40からの指示により、モータドライバIC60
を制御する。更に、カメラをセルフタイマで動作中に
は、セルフタイマ用LED65を使用して、カメラから
離れている撮影者に告知する。
【0079】上記液晶表示パネル43は、メインCPU
40から送られるセグメント信号(SEG)Sig34
や、コモン信号(COM)Sig35により、フィルム
駒数、撮影モード、ストロボモード、絞り値及び電池残
量等の表示がなされるように構成されている。
【0080】更に、ストロボユニット44は、撮影時や
AF測距時の補助光として機能し、メインCPU40か
ら出力された、インターフェースIC45のストロボ充
電信号(STCHG)Sig36、ストロボ発光開始信
号(STON)Sig37及びトリガ回路を制御する信
号(STRG)Sig38の各信号にて制御される。更
に、ストロボの充電電圧は、VST信号Sig39とし
て、メインCPU40に送られる。
【0081】上記スイッチ81〜92及びスイッチ93
〜98では、キー信号0〜5(KEY0〜KEY5)S
ig40〜Sig45及びキーコモン0〜2(KEYC
OM0〜2)Sig46〜Sig48が検出される。こ
れらの信号によって、上記スイッチ81〜92及びスイ
ッチ93〜98の何れのスイッチがオンされているかが
判る。
【0082】次に、図1及び図2を参照して、上述した
露出モード釦30及び露出値設定レバー31の構成につ
いて説明する。
【0083】図1は露出モード釦30及び露出値設定レ
バー31の構造を説明するための分解図、図2(a)は
図1の露出モード釦30及び露出値設定レバー31の一
部を拡大して示した上面図、(b)は一部を切り欠いて
示した側面図である。
【0084】LCD表示パネル25の下方に設けられて
いるプリント基板115上に、導通用の中央部パターン
116と、該中央部パターン116と同心円上の周辺部
パターン117が設けられている。そして、この中央部
パターン117の周囲に導通用のパターン118と、露
出値設定用のパターン119及び120が設けられてい
る。そして、これらのパターン116、119、120
及びパターン118には、それぞれキー信号3、4、5
(KEY3、KEYT4、KEY5)Sig43、Si
g44、Sig45及びキーコモン2(KEYCOM
2)Sig48用の信号線が接続される。
【0085】上記中央部パターン116及び周辺部パタ
ーン117の上方には、中央部が円形状で且つドーム状
に形成されたスイッチ切片123が配置される。そし
て、このスイッチ切片123上に、露出モード釦30
と、露出値設定レバー31が配置され、更に、該露出値
設定レバー31を覆うように裏蓋15が配置される。
尚、上記中央部パターン116、周辺部パターン11
7、スイッチ切片123の中央部、露出モード釦30、
露出値設定レバー31の後述する環状部分の中心は、同
軸上に設定される。
【0086】上記露出値設定レバー31は、環状部分
と、この環状部分から直線状に延出されたレバー部とか
ら構成されている。そして、環状部分の内側に露出モー
ド釦30が嵌挿されるようになっており、レバー部を図
5の矢印方向に回動させることが可能となっている。
【0087】上記露出値設定レバー31の環状部の下部
の所定箇所にはブラシ状の摺動切片124が取付けられ
ており、上述したパターン118、119及びパターン
120と接触するようになっている。更に、露出値設定
レバー31の環状部の所定箇所、この場合上記摺動切片
が取付けられている箇所と反対側には規制溝が形成され
ており、規制ピン126によって該露出値設定レバー3
1の回転が規制されるようになっている。尚、摺動切片
124の取付位置と規制溝127の位置は、上述した位
置に限られるものではない。
【0088】露出値設定レバー31が図1の矢印方向に
回動されると、その回転方向に応じて、摺動切片124
によってパターン119とパターン118、或いはパタ
ーン120とパターン118とが導通される。上記露出
値設定レバー31は、図示されないばね等によって付勢
されており、ユーザが所望の方向に露出値設定レバー3
1を操作して該レバーから指を離すと、回転する前の中
央位置に戻るようになっている。
【0089】また、上記スイッチ切片123は、上述し
たドーム状の中央部が上下方向に撓むように形成されて
いる。したがって、露出モード釦30が押下されること
により、スイッチ切片123が中央部パターン116と
周辺部パターン117とが導通される。
【0090】図7は、本実施の形態に於ける露出モード
と撮影モードの切り換えを説明する図である。
【0091】パワースイッチ101がオンされると、初
期状態である「標準プログラム撮影モード(プログラム
露出モード)」が設定される。撮影モードの状態で露出
モード釦30が押下されると、その度に「プログラム露
出モード」→「絞り優先露出モード(Av優先モー
ド)」→「シャッタスピード優先露出モード(Tv優先
モード)」→「マニュアル露出モード」→「プログラム
露出モード」→…と、露出モードが順次切り換えられ
る。
【0092】尚、図7に於いて、ユーザの誤操作を防ぐ
ために、破線内に示されている露出モードが選択されて
いる間は、イメージセレクト釦34が操作されても、露
出モードから撮影モードには移行しないようになってい
る。
【0093】そして、「プログラム露出モード」設定時
にイメージセレクト釦34が操作されると、撮影モード
が切り換え可能になる。すなわち、イメージセレクト釦
34の所望の位置をユーザが操作することにより、対応
する撮影モードが直接設定される。この場合、「風景撮
影モード」、「ポートレート撮影モード」、「ストップ
アクション撮影モード」、「夜景撮影モード」での撮影
状態が設定される。また、各撮影モードから他の撮影モ
ードに移行する際は、直接所望とする位置のイメージセ
レクト釦34が操作される。更に、各撮影モードから
「標準プログラム撮影モード」に戻る場合には、フルオ
ート釦35が操作されることにより移行する。
【0094】尚、図7に於いて、一点鎖線内に示されて
いる撮影モードが選択されている間は、ユーザの誤操作
を防ぐために、露出モード釦30が操作されても、撮影
モードから露出モードには移行しないようになってい
る。
【0095】次に、図8及び図9のフローチャートを参
照して、この発明の一実施の形態に係るメインCPU4
0の処理動作について説明する。
【0096】初めに、カメラ本体1側のメインCPU4
0に於ける処理動作について説明する。
【0097】先ず、ステップS1にて、図示されない電
池の装填等により電源が供給され、メインCPU40が
イニシャライズされる。このとき、図示されないRAM
及びポートは初期化され、EEPROM42より必要な
データが読み出されて設定される。
【0098】次いで、ステップS2に於いて、カメラに
設けられたパワースイッチ101が操作されたか否かが
判定される。ここで、パワースイッチ101が操作され
たならば、ステップS3に移行してパワースイッチ10
1がオンされたか否かが判定される。
【0099】この判定に於いて、パワースイッチ101
がオンされた(OFFからON)場合には、ステップS
4に移行して、撮影レンズ2が沈胴位量から撮影可能な
位置まで繰り出される。一方、上記ステップS3にて、
パワースイッチ101がオンされなかった(ONからO
FF)場合は、ステップS5に移行して、撮影レンズ2
が沈胴された沈胴状態にされる。
【0100】上記ステップS2にてパワースイッチ10
1が操作されなかった場合、若しくは撮影レンズ2が撮
影可能な状態まで繰り出しが完了した、若しくは沈胴が
完了した場合には、ステップS6に移行して巻き戻しス
イッチ108が操作されたか否かが判定される。
【0101】ここで、巻き戻しスイッチ108がオンさ
れた場合には、ステップS7に移行してフィルムの巻き
戻しが行われる。一方、上記ステップS6にて巻き戻し
スイッチ108がオンされていない、若しくはステップ
S7にてフィルムの巻き戻しが完了したならば、ステッ
プS8に移行して、裏蓋スイッチ103の操作により裏
蓋15の開閉状態が判定される。
【0102】このステップS8にて、裏蓋スイッチ10
3が操作されたならば、続くステップS9にて裏蓋スイ
ッチ103の状態が判定される。ここで、裏蓋スイッチ
103がオンからオフへ変化したならば、開いていた裏
蓋15が閉じられたものと判定されてステップS10へ
移行する。
【0103】そして、このステップS10にて、その際
に装填されたフィルムカートリッジからフィルムが引き
出されてスプールに巻付けられるための空送りが行われ
る。次いで、ステップS11にて、空送りの成功により
フィルムの装填完了が認識される。
【0104】これに対し、上記ステップS9に於いて、
裏蓋スイッチ103の状態がオフからオンに変化したな
らば、閉じられていた裏蓋15が開けられたことが認識
される。
【0105】そして、上記ステップS8で裏蓋スイッチ
103が操作されなかった、すなわち裏蓋15の開閉が
なかった場合、及び上記ステップS11及びS12によ
る認識が終了したならば、ステップS13に移行して電
源がオン状態であるか否かが判定される。ここで、パワ
ースイッチ101がオンされていなければ、上記ステッ
プS2に移行する。
【0106】一方、上記ステップS13にてパワースイ
ッチ101がオンされていたならば、ステップS14に
移行して、カメラ本体1側のLCD表示パネル25に情
報が表示される。ここでは、例えば、ステップS15に
て各種スイッチの押下状態を検出する処理が行われた
後、ステップS16にて押下されたスイッチによるモー
ド変更処理が行われる。
【0107】そして、ステップS17に於いて、シャッ
タレリーズ釦4が押下されてファーストレリーズスイッ
チ81がオンされたか否かが判定される。ここで、ファ
ーストレリーズスイッチ81がオンされていない場合は
上記ステップS2に移行し、オンされている場合はステ
ップS18に移行する。
【0108】ステップS18では測光が行われ、続くス
テップS19ではフィルムカートリッジに記載されたフ
ィルム感度が検出される。更に、ステップS20にて、
シャッタ速度等を決定するための露出演算が行われる。
【0109】次いで、ステップS21にてAFセンサの
積分が行われると、ステップS22及びS23にて、デ
フォーカス量が演算されて合焦のためのレンズ駆動量が
求められる。そして、求められたレンズ駆動量に基い
て、ステップS24で合焦用レンズが駆動される。
【0110】ここで、ステップS25に於いて、駆動終
了後に合焦用レンズによる合焦が、予め定めた範囲内か
否かが判定される。その結果、合焦範囲内を越えていた
場合は上記ステップS18に移行して、再度測光からや
り直される。一方、合焦範囲内であれば、ステップS2
6に移行して、LCD表示パネル25やファインダ内に
合焦したことを表すシンボル等が表示される。
【0111】次に、ステップS27に於いて、ファース
トレリーズスイッチ81がオン状態であるか否かが判定
される。ここで、ファーストレリーズスイッチ81がオ
フにされていれば、上記ステップS2に移行する。一
方、ファーストレリーズスイッチ81がオンにされてい
れば、続くステップS28にてセカンドレリーズスイッ
チ82がオン状態であるか否かが判定される。セカンド
レリーズスイッチ82がオンであればステップS29に
移行し、オフであれば上記ステップS27に移行する。
【0112】ステップS29では露出が行われ、続くス
テップS30ではフィルムの装填が完了しているか否か
が判定される。ここで、フィルムの装填が完了していな
ければ、フィルムの巻上げの必要がないので上記ステッ
プS2へ移行する。一方、フィルムの巻上げが完了して
いれば、ステップS31に移行して、フィルムの1駒巻
上げが行われた後、上記ステップS2に移行する。
【0113】次に、図10のフローチャートを参照し
て、図8のフローチャートに於けるステップS15のス
イッチ(SW)類の押下検出処理の動作について説明す
る。
【0114】この検出処理に入ると、ステップS41に
て、キーコモンのSig46、47及び48の出力が設
定される。ここでは、先ず、キーコモンのSig46が
“L(ロー)”出力、Sig47及びSig48が“H
(ハイ)”出力にされる。次いで、ステップS42に
て、キー信号Sig40〜Sig45がメインCPU4
0の入力ポートで検出され、レジスタに保管される。
【0115】ここで、メインCPU40のキー信号0〜
5の5つのポートは、メインCPU40内部でプルアッ
プされているので、押下されているスイッチとキーコモ
ンの何れか1つをローにすることによって検出すること
ができる。次いで、ステップS43にて、前回の検出結
果と上記レジスタの内容が比較される。
【0116】そして、ステップS44に於いて、立下が
り変化のあったスイッチのみが判断される。ここで、ス
イッチに変化があった場合はステップS53に移行し
て、レジスタの内容が前回の内容とされて保管される。
この保管された内容は、次回の検出時に使用される。
【0117】一方、上記ステップS44でスイッチの変
化がないと判断された場合は、ステップS45に移行し
て、キーコモンのSig47が“L”出力、Sig46
及びSig48が“H”出力にされる。次いで、ステッ
プS46にて、キー信号Sig46〜Sig51がメイ
ンCPU40の入力ポートで検出され、レジスタに保管
される。次いで、ステップS47にて、前回の検出結果
と上記レジスタの内容が比較される。
【0118】そして、ステップS48に於いて、立下が
り変化のあったスイッチのみが判断される。ここで、ス
イッチに変化があった場合はステップS53に移行し
て、レジスタの内容が前回の内容とされて保管される。
一方、上記ステップS48でスイッチの変化がないと判
断された場合は、ステップS49に移行する。
【0119】このステップS49では、キーコモンのS
ig48が“L(ロー)”出力、Sig46及びSig
47が“H(ハイ)”出力にされる。次いで、ステップ
S50にて、キー信号Sig93〜Sig98がメイン
CPU40の入力ポートで検出され、レジスタに保管さ
れる。その後、ステップS51にて、前回の検出結果と
上記レジスタの内容が比較される。
【0120】次いで、ステップS52に於いて、立下が
り変化のあったスイッチのみが判断される。ここで、ス
イッチに変化があった場合はステップS53に移行し
て、レジスタの内容が前回の内容とされて保管される。
【0121】上記ステップS53でレジスタの内容が保
管された後、及び上記ステップS52でスイッチの変化
がないと判断された場合は、ステップS54に移行す
る。そして、このステップS54にて、上記キーコモン
Sig46〜48が、全て“H”出力とされる。この
後、本ルーチンを抜ける。
【0122】次に、図11乃至図15を参照して、図8
のフローチャートに於けるステップS16の押下された
スイッチ(SW)によるモード変更処理の動作について
説明する。
【0123】先ず、ステップS61に於いて、スイッチ
(SW)81〜86に立下がりの変化があったか否かが
判定される。ここで、変化がなかった場合はステップS
81に移行し、変化があった場合はステップS62に移
行する。
【0124】そして、ステップS62では、変化があっ
たのはズームアップスイッチ(ZUSW)83であるか
否かが判定される。ここで、ズームアップスイッチ83
が変化されていれば、ステップS63に移行してズーム
アップのための処理が行われる。その後、本ルーチンを
抜ける。
【0125】一方、上記ステップS62にてズームアッ
プスイッチが変化していなければ、ステップS64に移
行して、ズームダウンスイッチ(ZDSW)84が変化
されたか否かが判定される。ここで、ズームダウンスイ
ッチ84が変化されていれば、ステップS65に移行し
てズームダウンのための処理が行われる。その後、本ル
ーチンを抜ける。
【0126】一方、上記ステップS64にてズームダウ
ンスイッチが変化していなければ、ステップS66に移
行する。そして、このステップS66に於いて、セルフ
スイッチ(SELFSW)85に変化があったか否かが
判定される。ここで、変化があった場合はステップS6
7へ移行し、変化がなければステップS76に移行す
る。
【0127】セルフスイッチ85は、上述したように、
オンされる度にセルフタイマ撮影モード、リモコン待機
状態、リモコンマクロ撮影モード、連写モードに順次切
り替わる。したがって、ステップS67で現在のモード
がセルフタイマ撮影モード(セルフモード)であるか否
かが判定される。ここで、セルフタイマ撮影モードであ
った場合は、ステップS68に移行して、リモコン待機
状態にするべくリモコンモードに変更される。
【0128】一方、セルフタイマ撮影モードでない場合
は、ステップS69に移行して、現在のモードがリモコ
ン待機状態(リモコンモード)であるか否かが判定され
る。ここで、リモコン待機状態であった場合は、ステッ
プS70に移行して、リモコンマクロ撮影モードにする
べくモードが変更される。
【0129】上記ステップS69にて、リモコンモード
でない場合は、ステップS71に移行して、現在のモー
ドがリモコンマクロ撮影モード(リモコンマクロ)であ
るか否かが判定される。ここで、リモコンマクロ撮影モ
ードであった場合は、ステップS72に移行して、連写
モードにするべくモードが変更される。
【0130】また、上記ステップS71にて、リモコン
マクロ撮影モードでない場合は、ステップS73に移行
して、現在のモードが連写モードであるか否かが判定さ
れる。ここで、連写モードであった場合は、ステップS
74に移行して連写モードが解除される。一方、上記ス
テップS73にて連写モードでない場合は、ステップS
75に移行して、セルフスイッチが初めてオンされたも
のとして、セルフタイマ撮影モードにするべくモードが
変更される。
【0131】上記ステップS68、S70、S72、S
74及びS75の処理の後は、本ルーチンを抜ける。
【0132】ステップS76では、スポットスイッチ
(SPOTSW)86がオンされたか否かが判定され
る。ここで、スポットスイッチがオンされていればステ
ップS77へ移行し、オンされていなければステップS
81に移行する。
【0133】ステップS77では、現在のモードがスポ
ットモードであるか否かが判定される。そして、スポッ
トモード中でない場合は、ステップS78に移行して、
AFセンサによって測光が行われる。次いで、ステップ
S79にて測光値が記憶されて、AEロック中であるこ
とを示すスポットモードが設定される。その後、本ルー
チンを抜ける。
【0134】一方、上記ステップS77にてスポットモ
ード中であると判定された場合は、ステップS80に移
行する。そして、測光値がクリアされ、AEロックが解
除されて、スポットモードが解除される。その後、本ル
ーチンを抜ける。
【0135】ステップS81では、スイッチ(SW)8
7〜92に立下がりの変化があったか否かが判定され
る。ここで、変化がなかった場合はステップS107に
移行し、変化があった場合はステップS82に移行す
る。
【0136】ステップS82では、露出モードが絞り優
先モードであるか否かが判定される。その結果、絞り優
先モードである場合はステップS100へ移行し、絞り
優先モードでない場合はステップS83に移行する。
【0137】次いで、ステップS83に於いて、露出モ
ードがシャッタスピード優先モードであるか否かが判定
される。ここで、シャッタスピード優先モードである場
合はステップS100へ移行し、シャッタスピード優先
モードでない場合はステップS84へ移行する。
【0138】そして、ステップS84では、露出モード
がマニュアル露出モードであるか否かが判定される。こ
こで、マニュアル露出モードである場合はステップS1
00へ移行し、マニュアル露出モードでない場合はステ
ップS85へ移行する。
【0139】上記ステップS82〜S84で、何れの露
出モードでもない場合は、標準プログラム撮影モードで
あるので、次に撮影モードについての判定が行われる。
すなわち、ステップS85に於いて風景撮影モードスイ
ッチ(FKSW)87が操作されたか否かが判定され
る。その結果、風景撮影モードスイッチ87が操作され
ていればステップS86に移行し、操作されていなけれ
ばステップS88に移行する。
【0140】ステップS86では合焦用レンズが無限位
置に駆動され、続くステップS87にて、撮影モードが
風景撮影モードに設定される。このとき、連写モードは
オフにされる。その後、本ルーチンを抜ける。
【0141】また、ステップS88では、ポートレート
撮影モードスイッチ(PRSW)88が操作されたか否
かが判定される。そして、ポートレート撮影モードスイ
ッチ88が操作された場合はステップS89に移行し、
撮影モードがポートレート撮影モードに変更される。こ
のとき、ストロボモードは赤目軽減自動発光モード(A
UTO−S)に設定される。その後、本ルーチンを抜け
る。
【0142】一方、ポートレート撮影モードスイッチ8
8が操作されなかった場合は、ステップS90に移行し
て、ストップアクション撮影モードスイッチ(SAS
W)89が操作されたか否かが判定される。ここで、ス
トップアクション撮影モードスイッチ89が操作されて
いれば、ステップS91に移行して、撮影モードがスト
ップアクション撮影モードに変更される。このとき、ス
トロボモードは赤目軽減自動発光モード(AUTO−
S)から通常自動発光モード(AUTO)に変更され、
給送モードは連写に設定される。
【0143】上記ステップS90にて、ストップアクシ
ョン撮影モードスイッチ89が操作されない場合は、ス
テップS92に移行して、夜景撮影モードスイッチ(Y
KSW)90が操作されたか否かが判定される。ここ
で、夜景撮影モードスイッチ90が操作されていれば、
ステップS93に移行して、合焦用レンズが無限位置に
駆動される。次いで、ステップS94にて撮影モードが
夜景撮影モードに変更され、ストロボモードは通常自動
発光モード(AUTO)から赤目軽減自動発光モード
(AUTO−S)に変更される。その後、本ルーチンを
抜ける。
【0144】一方、上記ステップS92にて、夜景撮影
モードスイッチ90が操作されていなければ、ステップ
S95に移行して、基本プログラム線図スイッチ(FA
SW)91が操作されたか否かが判定される。ここで、
基本プログラム線図スイッチ91が操作されていればス
テップS96へ移行し、操作されていなければステップ
S100へ移行する。
【0145】ステップS96では、合焦用レンズが常焦
点位置値に駆動される。次いで、ステップS97にて、
撮影モードが標準プログラムモードに設定され、更にス
テップS98にてストロボモードが通常自動発光モード
(AUTO)に変更される。
【0146】そして、ステップS99にて、各種モード
がクリアされる。すなわち、セルフタイマ撮影モード、
リモコンモード、リモコンマクロ撮影モード、連写モー
ド、スポットモード及び露出補正値の解除若しくはクリ
アが行われる。その後、本ルーチンを抜ける。
【0147】ステップS100に於いては、ストロボス
イッチ(STSW)92が操作されたか否かが判定され
る。ここで、ストロボスイッチ92が操作されていなけ
ればステップS107へ移行する。一方、ストロボスイ
ッチ92が操作されている場合は、続くステップS10
1にて、ストロボがポップアップ中であるか否かが判定
される。このステップS101にて、ストロボがポップ
アップ中でなければステップS107へ移行する。
【0148】上記ステップS101にて、ストロボがポ
ップアップ中であれば、ストロボモードが判定されるべ
くステップS102に移行する。そして、ステップS1
02にて、現在のストロボモードが通常自動発光モード
(AUTO)であるか否かが判定される。ここで、通常
自動発光モードである場合は、ステップS103に移行
して赤目軽減自動発光モード(AUTO−S)に変更さ
れた後、本ルーチンを抜ける。
【0149】一方、上記ステップS102にて、通常自
動発光モードでない場合は、ステップS104に移行し
て、現在のモードが赤目軽減自動発光モード(AUTO
−S)であるか否かが判定される。そして、赤目軽減自
動発光モードである場合は、ステップS105に移行し
て、強制発光モード(FILL−IN)に変更された
後、本ルーチンを抜ける。
【0150】また、上記ステップS104にて赤目軽減
自動発光モードでない場合は、ステップS106に移行
して赤目軽減自動発光モード(AUTO−S)に変更さ
れ、その後本ルーチンを抜ける。
【0151】ステップS107に於いては、スイッチ
(SW)93〜98に立下がりの変化があったか否かが
判定される。ここで、変化があった場合はステップS1
08に移行し、変化がなかった場合は本ルーチンを抜け
る。
【0152】ステップS108では、露出補正スイッチ
(CVSW)93が操作されたか否かが判定される。そ
して、露出補正スイッチ93が操作されていればステッ
プS109へ移行し、操作されていなければステップS
113へ移行する。
【0153】ステップS109では、現在のモードがマ
ニュアル露出モードであるか否かが判定される。ここ
で、現在がマニュアル露出モードでない場合は、ステッ
プS110に移行して露出補正モードであるか否かが判
定される。その結果、露出補正モードでなければ、ステ
ップS111に移行して、現在のモードが露出補正モー
ドに変更される。一方、上記ステップS110にて現在
のモードが露出補正モードである場合は、ステップS1
12に移行して、露出補正モードが解除される。尚、上
記ステップS111及びS112の後は、本ルーチンを
抜ける。
【0154】上記ステップS109にて、マニュアル露
出モードである場合は、ステップS113に移行して、
日付設定スイッチ(DMODSW)94が操作されたか
否かが判定される。ここで、日付設定スイッチ94が操
作されていれば、ステップS114に移行して、現在の
モードが写し込みモードに変更される。その後、本ルー
チンを抜ける。
【0155】上記ステップS113にて、日付設定スイ
ッチ94が操作されていなければ、ステップS115に
移行して、日付変更スイッチ(DSETSW)95が操
作されているか否かが判定される。ここで、日付変更ス
イッチ95が操作されていればステップS116に移行
し、操作されていなければステップS118に移行す
る。
【0156】上記ステップS116では、現在日付の修
正中であるか否かが判定される。ここで、現在修正中で
あれば、ステップS117に移行して修正中のデータが
インクリメントされた後、本ルーチンを抜ける。一方、
上記ステップS116にて修正中でなければ、ステップ
S118に移行する。
【0157】そして、ステップS118〜S121に於
いて、撮影モードの判定が行われる。すなわち、既にイ
メージセレクト釦34によって、「風景撮影モード」、
「ポートレート撮影モード」、「ストップアクション撮
影モード」、「夜景撮影モード」の何れかに設定されて
いる場合はステップS132へ移行する。一方、これら
4つの何れのモードでもない場合は、ステップS122
へ移行する。
【0158】このステップS122では、露出モード変
更スイッチ(AEMODSW)96が操作されたか否か
が判定される。ここで、露出モード変更スイッチ96が
操作されていればステップS123へ移行し、操作され
ていなければステップS132へ移行する。
【0159】ステップS123では、現在の露出モード
が標準プログラム撮影モードであるか否かが判定され
る。そして、現在が標準プログラム撮影モードである場
合は、ステップS124に移行して、露出モードが絞り
優先露出モードに変更される。その後、本ルーチンを抜
ける。
【0160】一方、上記ステップS123にて、現在が
標準プログラム撮影モードでないと判定された場合は、
ステップS125に移行して、現在の露出モードが絞り
優先露出モードであるか否かが判定される。その結果、
現在が絞り優先露出モードである場合は、ステップS1
26に移行して、現在の露出モードがシャッタスピード
優先モードに変更される。その後、本ルーチンを抜け
る。
【0161】また、上記ステップS125にて、露出モ
ードが絞り優先露出モードでない場合は、ステップS1
27に移行して、現在の露出モードがシャッタスピード
優先露出モードであるか否かが判定される。ここで、露
出モードがシャッタスピード優先露出モードである場合
は、ステップS128に移行して、現在の露出モードが
マニュアル露出モードに変更される。次いで、ステップ
S129にて、露出補正値がクリアされると共に、露出
補正モードが解除される。その後、本ルーチンを抜け
る。
【0162】これに対し、上記ステップS127に於い
て、現在の露出モードがシャッタスピード優先露出モー
ドでないと判定された場合は、ステップS130に移行
して現在の露出モードがマニュアル露出モードであるか
否かが判定される。そして、マニュアル撮影モードであ
る場合は、ステップS131へ移行して、現在の露出モ
ードが標準プログラム撮影モードに変更される。その
後、本ルーチンを抜ける。一方、上記ステップS130
にて、現在の露出モードがマニュアル露出モードでない
場合は、ステップS132へ移行する。
【0163】ステップS132では、露出値変更スイッ
チ(AEUPSW)97が操作されたか否かが判定され
る。ここで、露出値変更スイッチ97が操作されない場
合はステップS141に移行し、操作される場合はステ
ップS133に移行する。
【0164】このステップS133では、現在は露出補
正モード中であるか否かが判定される。そして、露出補
正中である場合は、ステップS134に移行して、露出
補正値が0.5Ev分増加される。この場合、例えば上
限が2.0Ev以上にならないように設定することも可
能である。その後、本ルーチンを抜ける。
【0165】上記ステップS133にて、露出補正モー
ド中でない場合は、ステップS135に移行して、絞り
優先露出モード中であるか否かが判定される。ここで、
絞り優先露出モード中であれば、ステップS136に移
行して、絞り値が0.5Ev分増加される。尚、この場
合もカメラの機能上の絞り値としての上限値の設定が可
能である。その後、本ルーチンを抜ける。
【0166】上記ステップS135にて絞り優先露出モ
ード中でない場合は、ステップS137に移行して、現
在シャッタスピード優先モード中であるか否かが判定さ
れる。ここで、シャッタスピード優先モード中であれ
ば、ステップS138に移行して、シャッタスピード値
が0.5Ev分増加される。その後、本ルーチンを抜け
る。
【0167】更に、ステップS137にてシャッタスピ
ード優先モード中でなければ、ステップS139に移行
してマニュアル露出モード中であるか否かが判定され
る。ここで、マニュアル露出モード中であればステップ
S140に移行し、マニュアル露出モード中でなければ
ステップS141に移行する。
【0168】ステップS140に於いては、露出補正ス
イッチ(CVSW)93の操作状態に応じて、絞り値ま
たはシャッタスピード値が切り換えられる。すなわち、
ステップS140にて、露出補正スイッチ93がオンさ
れていれば、上記ステップS136に移行して絞り値が
変更される。一方、ステップS140にて、露出補正ス
イッチ93がオフであれば、上記ステップS138に移
行してシャッタスピード値が変更される。
【0169】ステップS141では、露出値変更スイッ
チ(AEDNSW)98が操作されたか否かが判定され
る。ここで、露出値変更スイッチ98が操作されない場
合は本ルーチンを抜け、操作される場合はステップS1
42に移行する。
【0170】このステップS142では、現在は露出補
正モード中であるか否かが判定される。そして、露出補
正中である場合は、ステップS143に移行して、露出
補正値が0.5Ev分減少される。この場合、例えば下
限が−2.0Ev以上にならないように設定することも
可能である。その後、本ルーチンを抜ける。
【0171】上記ステップS142にて、露出補正モー
ド中でない場合は、ステップS144に移行して、絞り
優先露出モード中であるか否かが判定される。ここで、
絞り優先露出モード中であれば、ステップS145に移
行して、絞り値が0.5Ev分減少される。尚、この場
合もカメラの機能上の絞り値としての下限値の設定が可
能である。その後、本ルーチンを抜ける。
【0172】上記ステップS144にて絞り優先露出モ
ード中でない場合は、ステップS146に移行して、現
在シャッタスピード優先モード中であるか否かが判定さ
れる。ここで、シャッタスピード優先モード中であれ
ば、ステップS147に移行して、シャッタスピード値
が0.5Ev分減少される。その後、本ルーチンを抜け
る。
【0173】更に、ステップS146にてシャッタスピ
ード優先モード中でなければ、ステップS148に移行
してマニュアル露出モード中であるか否かが判定され
る。ここで、マニュアル露出モード中であればステップ
S149に移行し、マニュアル露出モード中でなければ
本ルーチンを抜ける。
【0174】ステップS149に於いては、露出補正ス
イッチ(CVSW)93の操作状態に応じて、絞り値ま
たはシャッタスピード値が切り換えられる。すなわち、
ステップS149にて、露出補正スイッチ93がオンさ
れていれば、上記ステップS145に移行して絞り値が
変更される。一方、ステップS149にて、露出補正ス
イッチ93がオフであれば、上記ステップS147に移
行してシャッタスピード値が変更される。
【0175】尚、上述した実施の形態では、露出モード
釦30の中心と、露出値設定レバー31の環状部分の中
心は同軸上であるとしたが、これに限られるものではな
い。
【0176】例えば、図16(a)に示されるように、
露出モード釦30aと露出値設定レバーの環状部分との
間に大きめに間隙をとってもよい。或いは、図16
(b)、(c)に示されるように、露出モード釦30
b、30cの中心と、露出値設定レバーの環状部分の中
心とは、同軸上に設定されなくてもよいものである。
【0177】尚、この発明の上記実施の形態によれば、
以下の如き構成を得ることができる。
【0178】すなわち、 (1) カメラの背面に配置され、撮影情報を設定する
操作部材に於いて、押圧することでオンし、離すとオフ
する第1のスイッチ部材から構成される押圧操作部材
と、上記押圧操作部材の中心を回動中心とし、所定角度
の回動に応じてオン/オフする第2のスイッチ部材から
構成される回動操作部材と、を具備することを特徴とす
るカメラの撮影モード設定装置。
【0179】(2) 上記押圧操作部材は、カメラの露
出モードを切り換えるための操作部材であることを特徴
とする上記(1)に記載のカメラの撮影モード設定装
置。
【0180】(3) 上記カメラの露出モードは、標準
プログラムモード、絞り優先露出モード、シャッタスピ
ード優先露出モード、マニュアル露出モードのうち、少
なくとも1つを含むことを特徴とする上記(2)に記載
のカメラのモード設定装置。
【0181】(4) 上記回動操作部材は、上記押圧操
作部材にて、選択された露出モードのうち、絞り値、シ
ャッタスピード値の少なくとも1つの値について増加減
の何れかが可能であることを特徴とする上記(1)に記
載のカメラのモード設定装置。
【0182】(5) 上記押圧操作部材及び回動操作部
材は、カメラの裏蓋上に配置され、且つファインダより
も右側に配置されることを特徴とする上記(1)に記載
のカメラのモード設定装置。
【0183】(6) 上記回動操作部材は、右手での操
作が可能なように、レバー部が回動中心より右側に配置
されることを特徴とする上記(1)に記載のカメラのモ
ード設定装置。
【0184】(7) 上記第1のスイッチ部材は、基板
上の導通パターンと、ドーム状で金属のダイヤフラム切
片から構成されることを特徴とする上記(1)に記載の
カメラのモード設定装置。
【0185】(8) 上記第2のスイッチ部材は、基板
上の導通パターンと、摺動切片により構成されることを
特徴とする上記(1)に記載のカメラのモード設定装
置。
【0186】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ユー
ザが混乱することなく、使い易い撮影モード設定を行う
ことができ、且つ1本の指でも簡単に操作することので
きるカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るカメラの露出モ
ード釦30及び露出値設定レバー31の構造を説明する
ための分解図である。
【図2】(a)は図1の露出モード釦30及び露出値設
定レバー31の一部を拡大して示した上面図、(b)は
一部を切り欠いて示した側面図である。
【図3】この発明に係るカメラの外観を示したもので、
(a)は該カメラの側面図、(b)は上面図、(c)は
正面図である。
【図4】カメラの外観構成を示す背面図である。
【図5】図4のLCD表示パネル25を詳細に示した図
である。
【図6】この発明の一実施の形態に係るカメラの回路構
成を示した図である。
【図7】この発明の一実施の形態に於ける露出モードと
撮影モードの切り換えを説明する図である。
【図8】この発明の一実施の形態に係るメインCPU4
0の処理動作について説明するフローチャートである。
【図9】この発明の一実施の形態に係るメインCPU4
0の処理動作について説明するフローチャートである。
【図10】図8のフローチャートに於けるステップS1
5のスイッチ(SW)類の押下検出処理の動作について
説明するサブルーチンである。
【図11】図8のフローチャートに於けるステップS1
6の押下されたスイッチ(SW)によるモード変更処理
の動作について説明するサブルーチンである。
【図12】図8のフローチャートに於けるステップS1
6の押下されたスイッチ(SW)によるモード変更処理
の動作について説明するサブルーチンである。
【図13】図8のフローチャートに於けるステップS1
6の押下されたスイッチ(SW)によるモード変更処理
の動作について説明するサブルーチンである。
【図14】図8のフローチャートに於けるステップS1
6の押下されたスイッチ(SW)によるモード変更処理
の動作について説明するサブルーチンである。
【図15】図8のフローチャートに於けるステップS1
6の押下されたスイッチ(SW)によるモード変更処理
の動作について説明するサブルーチンである。
【図16】この発明の他の実施の形態を示すもので、モ
ード釦30a〜30cと露出値設定レバー31の環状部
分との配置例を示した図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体、 2 撮影レンズ、 3 パワー操作レバー、 4 シャッタレリーズ釦、 7 ストロボ発光装置、 10 ファインダ、 15 裏蓋、 20 ストロボモード釦、 21 セルフタイマ釦、 22 露出補正釦、 23 日付写込みモード設定釦、 24 日付写込みデータ設定釦、 25 LCD表示パネル、 30 露出モード釦、 31 露出値設定レバー、 34 イメージセレクト釦、 35 フルオート釦、 40 メインCPU、 41 AFIC、 42 EEPROM、 43 液晶表示パネル、 44 ストロボユニット、 45 インターフェースIC、 48 リモコン送信ユニット、 51 測光センサ、 81 ファーストレリーズスイッチ(1RSW)、 82 セカンドレリーズスイッチ(2RSW)、 83 ズームアップスイッチ(ZUSW)、 84 ズームダウンスイッチ(ZDSW)、 85 セルフスイッチ(SELFSW)、 86 スポットスイッチ(SPOTSW)、 87 風景撮影モードスイッチ(FKSW)、 88 ポートレート撮影モードスイッチ(PRSW)、 89 ストップアクション撮影モードスイッチ(SAS
W)、 90 夜景撮影モードスイッチ(YKSW)、 91 基本プログラム線図スイッチ(FASW)、 92 ストロボスイッチ(STSW)、 93 露出補正スイッチ(CVSW)、 94 日付設定スイッチ(DMODSW)、 95 日付変更スイッチ(DSETSW)、 96 露出モード変更スイッチ(AEMODSW)、 97 露出値変更スイッチ(AEUPSW)、 98 露出値変更スイッチ(AEDNSW)、 101 パワースイッチ(PWSW)、 102 パノラマスイッチ(PANSW)、 103 裏蓋スイッチ(BKSW)、 104 シャッタチャージスイッチ(SCSW)、 105 ミラーアップスイッチ(MUSW)、 106 DXスイッチ(DXSW)、 107 ポップアップスイッチ(PUPSW)、 108 巻き戻しスイッチ(RWMSW)、 109 ストロボ発光スイッチ(XSW)、 115 プリント基板、 116 中央部パターン、 117 周辺部パターン、 118 導通用のパターン、 119、120 露出値設定用のパターン、 123 スイッチ切片、 124 摺動切片、 126 規制ピン、 127 規制溝。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧することによりオンとなり、押圧を
    解除することによりオフとなる押圧操作部材と、 回動軸を中心として、所定角度の回動に応じてオン・オ
    フする回動操作部材と、 を具備し、 上記回動操作部材の回動軸は、上記押圧操作部材の内周
    にあることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記押圧操作部材は、カメラの露出モー
    ドを切り換える操作部材であることを特徴とする請求項
    1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 上記複数の露出モードは、標準プログラ
    ムモードを少なくとも含み、更に、絞り優先モード、シ
    ャッタスピード優先露出モード、マニュアル露出モード
    のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1
    に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 上記回動操作部材の回動軸は、上記押圧
    操作部材の中心軸と略一致することを特徴とする請求項
    1に記載のカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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