JPH0943668A - カメラの露出装置 - Google Patents

カメラの露出装置

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Publication number
JPH0943668A
JPH0943668A JP19172495A JP19172495A JPH0943668A JP H0943668 A JPH0943668 A JP H0943668A JP 19172495 A JP19172495 A JP 19172495A JP 19172495 A JP19172495 A JP 19172495A JP H0943668 A JPH0943668 A JP H0943668A
Authority
JP
Japan
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time
mode
shutter time
exposure
shutter
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19172495A
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English (en)
Inventor
Sumuto Honda
澄人 本田
Minoru Matsuzaki
稔 松崎
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マニュアル操作によってシャッタ秒時を任意に
設定可能である長時間露出撮影モードの設定と解除、及
び撮影時間の設定を簡単な操作で行うことができるカメ
ラの露出装置を提供する。 【解決手段】予め設定されたプログラムに基づいて、被
写体輝度等によって少なくともシャッタ秒時を決定する
カメラの露出装置であって、長秒時モード設定部4によ
り上記プログラムによって決定される最長のシャッタ秒
時よりも長いシャッタ秒時に設定可能な長秒時モードに
設定され、上記長秒時モードに設定されている状態で、
シャッタ秒時がシャッタ秒時変更部6により予め定めら
れた所定のシャッタ秒時に変更される。そして、このシ
ャッタ秒時が表示部5に表示されるとともに、該シャッ
タ秒時に従って秒時再生部3により露出が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長時間露出撮影を
行うための長秒時露出モードを備えたカメラの露出装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の上記長秒時露出モードを備えたカ
メラの露出装置においては、マニュアル操作によってシ
ャッタ秒時を任意に設定可能な長時間露出撮影モードと
シャッタ秒時の設定時間の修正を行う設定時間修正モー
ドを有し、長時間露出撮影モードから、設定時間修正モ
ードにモード変更を行うと、撮影時間の修正項となる。
【0003】そして、最初は「時間」の設定項となり、
次に「分」の設定項となり、最後に「秒」の設定項とな
って、各設定項の数値を変更することにより、シャッタ
秒時、すなわち撮影時間の修正を行っている。
【0004】また、例えば、特開平1−287633号
公報によれば、上記「時間」の設定項内にある0〜9,
OFFのうち「OFF」を選択することにより、長時間
露出撮影モードの解除を行うという手法が記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の長秒時露出モー
ドを備えたカメラの露出装置における撮影時間の設定で
は、「時間」と、「分」または「秒」の設定項が、例え
ば、それぞれ0〜9または00〜59の数値内にてサイ
クリックに設定するようになっている。このため、
「分」、「秒」において撮影時間を設定する場合、繰り
上げるか繰り下げるかして数十回の数値変更を行う必要
があり、操作が複雑となっていた。
【0006】また、このときの設定時間の表示について
も、それ専用の表示部が必要であるため、この表示部の
スペースと表示用駆動回路が必要となり、装置自体が複
雑なものとなっていた。
【0007】さらに、上記特開平1−287633号公
報では、長時間露出撮影モードを解除するときは、「時
間」の設定項内にある「OFF」を選択して設定しなけ
ればならないために、最大10回の操作が必要となって
いた。
【0008】そこで本発明は、上記問題点を解決するた
めになされたものであり、マニュアル操作によってシャ
ッタ秒時を任意に設定可能である長時間露出撮影モード
の設定と解除、及び撮影時間の設定を簡単な操作で行う
ことができるカメラの露出装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカメラの露出装置は、予め設定されたプロ
グラムに基づいて、被写体輝度等によって少なくともシ
ャッタ秒時を決定するカメラの露出装置であって、上記
プログラムによって決定される最長のシャッタ秒時より
も長いシャッタ秒時に設定可能な長秒時モード設定手段
と、上記長秒時モードに設定されている状態で、シャッ
タ秒時を予め定められた所定のシャッタ秒時に変更する
シャッタ秒時変更手段とを具備したことを特徴とする。
【0010】またさらに、本発明のカメラの露光装置
は、上記シャッタ秒時変更手段が、マニュアル操作によ
って上記プログラムによって決定されるシャッタ秒時よ
りも短いシャッタ秒時から長いシャッタ秒時まで任意に
設定可能であることを特徴とする。
【0011】また、本発明のカメラの露光装置は、予め
設定されたプログラムに基づいて、被写体輝度等によっ
て少なくともシャッタ秒時及び絞り値を決定可能な通常
モードを有するカメラの露出装置であって、上記通常モ
ードの際に決定される最長のシャッタ秒時よりも長いシ
ャッタ秒時に設定可能な長秒時モード設定手段と、上記
長秒時モードに設定されている状態で、シャッタ秒時を
予め定められた所定のシャッタ秒時に変更するシャッタ
秒時変更手段と、通常モードの際には絞り値を表示し、
上記シャッタ秒時変更手段によって上記シャッタ秒時が
変更される際には該絞り値の表示位置に該変更されたシ
ャッタ秒時を表示する表示手段とを具備したことを特徴
とする。
【0012】すなわち、本発明のカメラの露出装置は、
予め設定されたプログラムに基づいて、被写体輝度等に
よって少なくともシャッタ秒時を決定するカメラの露出
装置であって、長秒時モード設定手段により上記プログ
ラムによって決定される最長のシャッタ秒時よりも長い
シャッタ秒時に設定可能な長秒時モードに設定され、上
記長秒時モードに設定されている状態で、シャッタ秒時
がシャッタ秒時変更手段により予め定められた所定のシ
ャッタ秒時に変更される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明に係るカメラの露
出装置の概念的な構成を示す図である。同図に示すよう
に、EV値を算出するEV算出部1の出力部は、露出時
間を演算するプログラム露出演算部2の入力部に接続さ
れ、さらに、このプログラム露出演算部2の出力部は露
出秒時の再生を行う秒時再生部3に接続される。
【0014】また、長秒時モード設定部4の出力部は、
秒時再生部3の入力部と表示部5の入力部にそれぞれ接
続されるとともに、シャッタ秒時変更部6の入力部に接
続される。このシャッタ秒時変更部6の出力部は、秒時
再生部3の入力部と表示部5の入力部に接続される。
【0015】このように構成されたカメラの露出装置お
いては、測光値とISO値がEV値算出部1に入力され
ると、このEV値算出部1は測光値とISO値とからE
V値を算出し、このEV値をプログラム露出演算部2へ
出力する。プログラム露出演算部2は、上記EV値から
露出時間を算出し、この露出時間を秒時再生部3へ出力
する。秒時再生部3は、上記露出時間に従って露出を行
う。
【0016】シャッタ秒時変更部6のマニュアル操作に
よって露出秒時の設定を可能とする第2モード(タイム
露光モード)では、長秒時モード設定部4を利用して露
出時間を設定する。そして、この露出時間に従って秒時
再生部3により露出を行う。上記露出時間の設定には、
予め定義されている秒時を選択して設定する方法を用い
る。また、第2モード(タイム露光モード)選択時に
は、直接、他のモードにモード変更を行うことができ
る。さらに、第2モード(タイム露光モード)によって
設定された露出時間は、表示部5の絞り値を表示する部
分に表示される。
【0017】以上説明したように本発明のカメラの露出
装置では、露出時間設定時に予め定義されている秒時を
用いて設定するため、従来のように「時」、「分」、
「秒」を1つずつ設定するといった複雑な操作をなくす
ことができる。また、第2モード(タイム露光モード)
は第1モード(夜景モード)設定手段を利用しているた
め、第2モード(タイム露光モード)の選択、解除を直
接行うことができる。さらに、設定時間の表示手段と絞
り値の表示手段とを兼用しているため、設定時間専用の
表示部が不用となった。
【0018】次に、本発明に係る実施の形態のカメラの
露出装置について説明する。図2は、実施の形態のカメ
ラの露出装置の制御系の構成を示す図である。同図にお
いて、CPU(Central Processing Unit ;CP
U)11は不図示の内部ROMに予め記憶されたプログ
ラムを逐次実行して、周辺の集積回路(以下、ICと記
す)等の制御を行う。また、オートフォーカス(以下、
AFと記す)IC12による自動焦点調整には、TTL
位相差検出方式が採用されている。そして、被写体光
が、撮影レンズ38を通過し、コンデンサレンズ36と
セパレータレンズ35L,35RとからなるAF光学系
37を介して、当該AFIC12の上面に配置されたフ
ォトセンサアレイ34L,34R上に到達すると、AF
IC12は後述する光量積分や量子化等の処理を行い、
その測距情報がAFIC12からCPU11へと転送さ
れる。
【0019】このとき、上記フォトセンサアレイ34
L,34Rの各素子の特性にばらつきがあると、そのま
までは正確な測距情報を得ることができない。そこで、
本第1の実施の形態では不揮発性記録素子であるEEP
ROM13にフォトセンサアレイ34L,34Rのばら
つきに関する情報を予め記憶しておき、AFIC12か
ら得られる測距情報の補正演算をCPU11において行
っている。つまり、このEEPROM13に、機械的な
ばらつきや各種素子の電気的特性のばらつき等、様々な
調整値を予め記憶させておき、これら調整値を必要に応
じてCPU11に送ることで各種演算を行うことができ
る。なお、本第1の実施の形態では、上記CPU11と
AFIC12、EEPROM13の間でのデータの授受
はシリアル通信により行われている。
【0020】また、データバッグ15はCPU11から
出力される制御信号に基づいてフィルムに日付けの写し
込みを行う。なお、上記データバッグ15の写し込みラ
ンプの光量は、フィルムISO感度によって段階的に変
化するものとする。さらに、インタフェース(以下、I
Fと記す)IC17は、CPU11と4ビットのパラレ
ル通信を行い、被写体輝度の測定やカメラ内温度の測
定、フォトインタラプタ等の出力信号の波形整形モータ
の定電圧駆動制御、温度安定、温度比例電圧等の各種定
電圧の生成、バッテリの残量チェック、赤外光リモコン
の受信、モータドライバIC18,19の制御、各種発
光ダイオード(以下、LEDと記す)の制御、電源電圧
のチェック、昇圧回路の制御等を行う。
【0021】また、シリコンフォトダイオード(以下、
SPDと記す)33は、被写体輝度の測定を行う。この
SPD33の受光面は画面中央部分とその周辺部分とに
2分割されており、画面中央の一部分のみで測光を行う
スポット測光と画面全体を使用して測光するアベレージ
測光との2通りの測光を行う。そして、このSPD33
が被写体輝度に応じた電流をIFIC17に出力する
と、IFIC17では、このSPD33からの出力を電
圧に変換してCPU11へと転送する。そして、CPU
11では、この電圧の情報を基にして露出演算や逆光の
判断等が行われる。
【0022】さらに、IFIC17に内蔵された回路に
より絶対温度に比例した電圧が出力されると、その信号
はCPU11にてアナログ/ディジタル(A/D)変換
され、カメラ内温度の測温値として出力され、この測温
値は温度により状態が変化する機械部材や電気信号の補
正等において用いられる。また、フォトインタラプタ等
の波形整形は、フォトインタラプタあるいはフォトリフ
レクタ等の出力の光電流を基準電流と比較し、矩形波と
してIFIC17より出力する。このとき、基準電流に
ヒステリシスを持たせることによりノイズ除去を行って
いる。また、このCPU11との通信により基準電流及
びヒステリシス特性を変化させることもできる。さら
に、バッテリの残量チェックは、不図示のバッテリの両
端に低抵抗を接続して電流を流したときのバッテリ両端
の電圧をIFIC17内部で分圧してCPU11へ出力
し、このCPU11内にてA/D変換を行いA/D値を
得ることで行う。
【0023】また、赤外光リモコンの受信は、リモコン
送信用ユニット30の投光用LED31より変調された
赤外光が発せられ、その赤外光を受光用シリコンフォト
ダイオード32にて受信することで行う。そして、この
赤外光の受信によるシリコンフォトダイオード32の出
力信号はIFIC17内部で波形整形等の処理が行われ
た後、CPU11へと転送される。また、電源電圧の低
電圧監視はIFIC17に、そのための専用端子が設け
られており、該専用端子に入力される電源電圧が規定値
より低下すると、IFIC17からリセット信号がCP
U11へと出力され、CPU11の暴走等が未然に防止
される。また、昇圧回路の制御は、電源電圧が所定値よ
り低下したときに昇圧回路を作動させるというものであ
る。
【0024】さらに、上記IFIC17にはオートフォ
ーカス(AF)測距終了、ストロボ発光警告等のファイ
ンダ内表示用LED29、あるいはフォトインタラプタ
等に使用されているLEDが接続されている。これらの
LEDのオン/オフ及び発光光量の制御は、CPU11
及びEEPROM13、IFIC17間で通信を行いI
FIC17が直接的に行う。このIFIC17は、モー
タの定電圧制御も行う。
【0025】さらに、モータドライバIC18はフィル
ム給送及びシャッタのチャージを行うシャッタチャージ
(SC)モータ22、フォーカス調整のためのレンズ駆
動用(LD)モータ23、鏡枠のズーミング用(ZM)
モータ24の3つのモータの駆動、及び昇圧回路の駆
動、セルフタイマ動作表示用のLEDの駆動等を行う。
そして、これらの動作の制御、例えば「どのデバイスを
駆動するか」、「モータは正転させるか逆転させる
か」、「制御をかけるか」等についてはIFIC17が
CPU11からの信号を受けて、IFIC17がモータ
ドライバIC18を制御することにより行う。
【0026】また、上記SCモータ22がシャッタチャ
ージ、フィルム巻き上げ、巻き戻しのいずれの状態にあ
るかについてはフォトインタラプタとクラッチレバーを
用いてSCPI25で検出され、当該情報はCPU11
へと転送される。また、レンズの繰り出し量はLDモー
タ23に取付けられたLDPI26で検出され、その出
力はIFIC17で波形整形された後、CPU11へと
転送される。さらに、鏡枠のズーミングの繰り出し量は
ZMPI28及びZMPR27で検出する。そして、鏡
枠がTELE端とWIDE端の間にあるとき、鏡枠に貼
り付けた銀色シールの反射をZMPR27が拾うような
構成にする。このZMPR27の出力はCPU11へ入
力され、TELE端,WIDE端の検出が行われる。
【0027】さらに、ZMPI28はZMモータ24に
取り付けられ、その出力はIFIC17で波形整形され
た後、CPU11へ入力され、TELE端又はWIDE
端からのズーミング量が検出される。そして、モータド
ライバIC19は絞り調整ユニット駆動用のステッピン
グモータであるAVモータ20をCPU11からの制御
信号により駆動し、AVPI21は、その出力をIFI
C17で波形整形してCPU11へ出力し、絞り開放位
置の検出を行う。また、液晶表示パネル14はCPU1
1から送られる信号により、フィルム駒数や撮影モー
ド、ストロボモード、絞り値、電池残量等の表示を行
う。そして、ストロボ回路(ユニット)16は撮影時又
はAF測距時、被写体の輝度が不足していたときに発光
管を発光させて必要な輝度を被写体に与えるもので、C
PU11からの信号に基づいてIFIC17が制御す
る。
【0028】また、ファーストレリーズスイッチR1S
Wは、レリーズボタンが半押しされた状態のときにオン
となり測距動作を行う。セカンドレリーズスイッチR2
SWはレリーズボタンが全押しされた状態のときにオン
となり、各種測定値を基に撮影動作が行われる。ズーム
アップスイッチZUSW及びズームダウンスイッチZD
SWは鏡枠のズーミングを行うスイッチで、ZUSWが
オンすると長焦点方向に、ZDSWがオンすると短焦点
方向に鏡枠のズーミングが行われる。
【0029】また、セルフスイッチSELFSWがオン
すると、セルフタイマ撮影モード又はリモコンの待機状
態となる。この状態において、R2SWがオンされれば
セルフタイマ撮影が行われ、リモコン送信用ユニット3
0にて撮影操作を行えばリモコンによる撮影を行う。さ
らに、スポットスイッチSPOTSWをオンすると、測
光を撮影画面の中央の一部のみで行う「スポット測光モ
ード」となる。これは、後述のAFセンサによる測光で
ある。なお、SPOTSWがオフでの通常の測光は、測
光用SPD33にて評価測光を行う。
【0030】また、PCT1SW乃至PCT4SW及び
プログラムスイッチPSWは「プログラム撮影モード」
の切換スイッチで、撮影条件に合わせて撮影者がモード
選択を行う。このとき、PCT1SWをオンすると「ボ
ートレートモード」となり、適正露出範囲内で被写界深
度が浅くなるように、絞り及びシャッタスピードを決定
する。PCT2SWをオンすると「夜景モード」とな
り、適正露出で、かつ通常撮影時より長秒時撮影が可能
となる。さらに、PCT2SWをオンしたままで、スポ
ットスイッチSPOTSWを同時にオンすると「タイム
露光モード」となり、設定した露出秒時に従って露光す
る。
【0031】また、PCT3SWをオンすると「風景モ
ード」となり、適正露出範囲内で被写界深度ができるだ
け深くなるように、絞り及びシャッタスピードの値を決
定する。さらに、PCT4SWをオンすると「マクロモ
ード」となり、近接撮影時に使用される。なお、これら
PCT1SW乃至PCT4SWは、同時に2つ以上選択
することができない。
【0032】また、PSWは通常の「プログラム撮影モ
ード」の切り替えスイッチであり、当該PSWを押すこ
とで、PCT1SW乃至PCT4SWのリセット及び後
述する絞り(AV)優先プログラムモードのリセットを
行う。さらに、AV優先スイッチAVSWをオンする
と、撮影モードが「AV優先プログラムモード」とな
る。このモードはAV値を撮影者が決定し、そのAV値
に合わせてプログラムでシャッタスピードを決めるモー
ドである。このモードになると、PCT2SWとPCT
4SWは、前述の機能はなくなりAV値の設定スイッチ
となる。この設定スイッチとしてのPCT2SWはAV
値を大きくするスイッチとして機能し、PCT4SWは
AV値を小さくするスイッチとして機能する。
【0033】また、ストロボスイッチSTSWはストロ
ボの発光モードの切換スイッチであり、通常「自動発光
モード(AUTO)」、「赤目軽減自動発光モード(A
UTO−S)」、「強制発光モード(FILL−I
N)」、「ストロボオフモード(OFF)」のモードを
切換える。また、パノラマスイッチPANSWは、撮影
状態がパノラマ撮影か通常撮影かを検出するためのスイ
ッチであり、パノラマ撮影時にオンとなる。そして、撮
影モードがパノラマになっている場合には測光の補正演
算等を行う。これは、パノラマ撮影時には撮影画面の上
下の一部がマスクされ、これに伴い測光センサの一部も
マスクされることになるので正確な測光が行えないため
である。
【0034】さらに、裏蓋スイッチBKSWは裏蓋の状
態を検出するためのスイッチであり、裏蓋が閉じている
状態がオフ状態となる。このBKSWがオンからオフへ
状態が移行すると、フィルムのローディングを開始す
る。また、シャッタチャージスイッチSCSWは、シャ
ッタチャージを検出するためのスイッチである。さら
に、ミラーアップスイッチMUSWはミラーアップを検
出するためのスイッチであり、ミラーアップでオン状態
となる。
【0035】また、DXスイッチDXSWはフィルムの
パトローネに印刷されているフィルム感度を示すDXコ
ードを読み取るため及びフィルム装填の有無を検出する
ためのスイッチであり、不図示の5つのスイッチ群で構
成されている。
【0036】次に、図3のフローチャートを参照して、
上記「タイム露光モード」における時間設定方法につい
て説明する。まず、CPU11はPCT2SWがオンで
あるか否かを判定する(ステップS101)。ここで、
PCT2SWがオンであるときには、「タイム露光モー
ド」の状態になっているか否かを判定する(ステップS
102)。ここで、「タイム露光モード」の状態になっ
ていないときは、「夜景モード」に設定して(ステップ
S103)、ステップS105へ移行する。一方、「タ
イム露光モード」の状態になっているときは、露光秒時
設定を実行して(ステップS104)、ステップS10
5へ移行する。
【0037】ステップS105では、CPU11はSP
OTSWがオンであるか否かを判定する。ここで、SP
OTSWがオンであるときは、「タイム露光モード」に
設定して(ステップS106)、ステップS101へ戻
り、ステップS101以降の処理を繰り返す。すなわ
ち、ステップS106にて、一度「タイム露光モード」
に設定されると、PCT2SWがオン状態にあり、か
つ、スポットスイッチSPOTSWが1回オンされるご
とに、ステップS104の露光秒時設定にて図4に示す
ように露光秒時が1秒→2秒→4秒→8秒→15秒→3
0秒→60秒→1秒と順次切り換わり、サイクリックに
設定できる。そして、設定された露光秒時は液晶表示パ
ネル14に表示される。
【0038】また、ステップS101にてPCT2SW
がオンでないとき、及びステップS105にてSPOT
SWがオンでないときは、本処理を終了する。図5は、
上記液晶表示パネル14における表示内容の配置を示す
図である。
【0039】同図に示すように、フィルム駒数の表示部
D1と電池残量の表示部D2は液晶表示パネル14内の
上部に配置され、これらの下に上から順にストロボモー
ドの表示部D3,撮影モードの表示部D4が配置され
る。さらに、この撮影モードの表示部D4の下には、絞
り値及びタイム露光モード設定露光秒時の表示部D5が
配置される。
【0040】このときの液晶表示パネル14における絞
り値の表示の様子を図6に示し、「タイム露光モード」
時の設定露光秒時の表示の様子を図7に示す。また、
「タイム露光モード」時の設定露光秒時の表示にて、露
光秒時と時間単位を同時に表示した様子を図8に示す。
【0041】以上説明したように本発明の実施の形態に
よれば、第1モード(夜景モード)内において第2モー
ド(タイム露光モード)が設定可能となっているため、
自動長秒時撮影後にマニュアル長秒時撮影を行う場合の
操作が簡単である。さらに、タイム露光モード、すなわ
ち、マニュアル長秒時撮影における撮影時間設定は、あ
らかじめ定義された秒時をサイクリックに切り換えて設
定するため、従来のように「時」、「分」、「秒」を1
つずつ設定する複雑な操作がなくなり、誤設定する可能
性が低減できる。
【0042】また、第2モード(タイム露光モード)に
おいて撮影時間設定中であっても他の撮影モードを選択
することにより、第2モード(タイム露光モード)は解
除されるので、従来のように「時」項を「OFF」に設
定する必要がなく、第2モード(タイム露光モード)の
解除が簡単である。さらに、第2モード(タイム露光モ
ード)における設定時間の表示部を、絞り値の表示部と
兼用しているため、設定時間表示専用の表示部が不用と
なり、低コストで撮影設定時間の表示を行うことができ
る。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、マニ
ュアル操作によってシャッタ秒時を任意に設定可能であ
る長時間露出撮影モードの設定と解除、及び撮影時間の
設定を簡単な操作で行うことができるカメラの露出装置
を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラの露出装置の概念的な構成
を示す図である。
【図2】実施の形態のカメラの露出装置の制御系の構成
を示す図である。
【図3】「タイム露光モード」における時間設定方法を
示すフローチャートである。
【図4】露光秒時がサイクリックに切り換わる様子を示
す図である。
【図5】液晶表示パネル14における表示内容の配置を
示す図である。
【図6】液晶表示パネル14における絞り値の表示の様
子を示す図である。
【図7】「タイム露光モード」における設定露光秒時の
表示の様子を示す図である。
【図8】「タイム露光モード」における設定露光秒時の
表示にて、露光秒時と時間単位を同時に表示した様子を
示す図である。
【符号の説明】
1…EV算出部、2…プログラム露出演算部、3…秒時
再生部、4…長秒時モード設定部、5…表示部、6…シ
ャッタ秒時変更部、11…CPU(CentralProcessin
g Unit )、12…オートフォーカス(AF)IC、1
3…EEPROM、14…液晶表示パネル、15…デー
タバッグ、16…ストロボ回路(ユニット)、17…イ
ンタフェース(IF)IC、18,19…モータドライ
バIC、20…絞り調整用のステッピングモータ(AV
モータ)、21…絞り調整用のフォトインタラプタ(A
VPI)22…シャッタチャージ(SC)モータ、23
…レンズ駆動用(LD)モータ、24…鏡枠のズーミン
グ用(ZM)モータ、25…シャッタチャージ・フォト
インタラプタ(SCPI)、26…レンズ駆動用フォト
インタラプタ(LDPI)、27…鏡枠ズーミング用フ
ォトリフレクタ(ZMPR)、28…鏡枠ズーミング用
フォトインタラプタ(ZMPI)、29…ファインダ内
表示用発光ダイオード(LED)、30…リモコン送信
用ユニット、31…投光用発光ダイオード(LED)、
32…受光用シリコンフォトダイオード(SPD)、3
3…測光用シリコンフォトダイオード(SPD)、34
L,34R…フォトセンサアレイ、35L,35R…セ
パレータレンズ、37…AF光学系、38…撮影レン
ズ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定されたプログラムに基づいて、
    被写体輝度等によって少なくともシャッタ秒時を決定す
    るカメラの露出装置において、 上記プログラムによって決定される最長のシャッタ秒時
    よりも長いシャッタ秒時に設定可能な長秒時モード設定
    手段と、 上記長秒時モードに設定されている状態で、シャッタ秒
    時を予め定められた所定のシャッタ秒時に変更するシャ
    ッタ秒時変更手段と、 を具備したことを特徴とするカメラの露出装置。
  2. 【請求項2】 上記シャッタ秒時変更手段は、マニュア
    ル操作によって上記長秒時モードのときに決定されたシ
    ャッタ秒時よりも短いシャッタ秒時から長いシャッタ秒
    時まで任意に設定可能であることを特徴とする請求項1
    に記載のカメラの露出装置。
  3. 【請求項3】 予め設定されたプログラムに基づいて、
    被写体輝度等によって少なくともシャッタ秒時及び絞り
    値を決定可能な通常モードを有するカメラの露出装置に
    おいて、 上記通常モードの際に決定される最長のシャッタ秒時よ
    りも長いシャッタ秒時に設定可能な長秒時モード設定手
    段と、 上記長秒時モードに設定されている状態で、シャッタ秒
    時を予め定められた所定のシャッタ秒時に変更するシャ
    ッタ秒時変更手段と、 通常モードの際には絞り値を表示し、上記シャッタ秒時
    変更手段によって上記シャッタ秒時が変更される際には
    該絞り値の表示位置に該変更されたシャッタ秒時を表示
    する表示手段と、 を具備したことを特徴とするカメラの露出装置。
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