JPH08286253A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH08286253A
JPH08286253A JP7114125A JP11412595A JPH08286253A JP H08286253 A JPH08286253 A JP H08286253A JP 7114125 A JP7114125 A JP 7114125A JP 11412595 A JP11412595 A JP 11412595A JP H08286253 A JPH08286253 A JP H08286253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photometric
display
area
color
focus
Prior art date
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Pending
Application number
JP7114125A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Matsushima
寛 松島
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH08286253A publication Critical patent/JPH08286253A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焦点検出可能な全ての領域の位置と各領域が
合焦状態であるか否かを一目で認識させる。 【構成】 ファインダスクリーン上に配置され、ファイ
ンダ内の各領域の焦点状態をそれぞれ表示する為の複数
の表示セグメントを有し、該表示セグメントの色を変更
可能な透過型の表示部材15と、焦点検出手段6にて得
られる各領域の合焦,非合焦状態に応じて、前記表示部
材の各表示セグメントの色をそれぞれ変える表示制御手
段1,3とを設け、画面内の各領域(測距ポイント)が
合焦か非合焦かを、それぞれの領域に対応した表示セグ
メントを色分けすることにより知らせるようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画面内の複数の領域の
焦点状態を検出する焦点検出手段、或は、画面内を複数
のエリアに分割して測光する測光手段を備えたカメラの
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画面内の複数のポイントを測距
(焦点検出)可能なカメラにおいて、測距結果は、ファ
インダスクリーン(フォーカシングスクリーン)上に配
置した透過型の単色の液晶表示部材に表示させるといっ
たものや、光をフォーカシングスクリーンに投光して行
う(スーパーインポーズ方式)といったものが製品化さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光をフ
ォーカシングスクリーンに投光して行う方式のものは、
測距ポイント数が多くなるとその構造が複雑化し、コス
トがかかるばかりか製品化が困難であった。
【0004】また、透過型の単色の液晶表示部材をフォ
ーカシングスクリーン上に配置し、これに測距結果を表
示するものにおいて、非合焦部分の枠(測光ポイントを
示す)は消灯させ、合焦部分のみ点灯状態にする方式の
ものものでは、枠表示が無い為に画面内のどこが測距ポ
イントであるのかの判断がつかず、ピントを合わせたい
場所にピントを合わせ難い。また、合焦前は枠のみを点
灯しておき、合焦後は合焦部分を点滅状態にする等の点
灯/点滅の区別で行う方式のものでは、測距点が沢山有
る場合は見にくく、判断を迅速に行うことが困難であっ
た。又、被写界深度情報等の情報を表示するには単色で
は不可能であった。
【0005】また、画面内を複数のエリアに分割して測
光可能なカメラにおいて、各測光エリアの測光結果の表
示は、フォーカシングスクリーン上に配置した透過型の
単色の液晶表示部材に数値で表示するといったものや、
縞や点の模様により表示するといったものが提案されて
いるが、前者の数値にて表示する方式では、全体の測光
分布が認識しにくく、後者の模様にて表示する方式で
は、該模様が被写体に重なり、被写体が見にくくなると
いった欠点があった。
【0006】又、米国特許第5274430号の提案に
よれば、距離を色で、輝度を明度でそれぞれ表現し、色
と明度の合成で被写体を表現することが開示されている
が、スチール写真の場合、ファインダでは、被写体像自
体が画像処理されていない状態(つまり、生の被写体
像)でその確認ができることが必要である。
【0007】(発明の目的)本発明の第1の目的は、焦
点検出可能な全ての領域の位置と各領域が合焦状態であ
るか否かを一目で認識させることのできるカメラを提供
することである。
【0008】本発明の第2の目的は、焦点検出可能な全
ての領域の位置と各領域が合焦状態であるか否かを一目
で認識させると共に、絞り値の調整の目安となる被写界
深度情報を表示することのできるカメラを提供すること
である。
【0009】本発明の第3の目的は、画面内の輝度分布
を一目で認識させ、露出補正を必要とするか否か、及
び、その補正量の調整を容易なものにすることのできる
カメラを提供することである。
【0010】本発明の第4の目的は、部分測光モード時
において、基準の測光エリアとほぼ同一の輝度を持つ測
光エリを一目で認識させ、露出補正を必要とするか否
か、及び、その補正量の調整を容易なものにさせること
のできるカメラを提供することである。
【0011】本発明の第5の目的は、演算により設定さ
れた測光値によるフィルム上での仕上がりの予想を可能
とし、露出補正を必要とするか否か、及び、その補正量
の調整を容易なものにさせることのできるカメラを提供
することである。
【0012】本発明の第6の目的は、演算により設定さ
れた測光値による印画紙上での仕上がりの予想を可能と
し、露出補正を必要とするか否か、及び、その補正量の
調整を容易なものにさせることのできるカメラを提供す
ることである。
【0013】本発明の第7の目的は、演算により設定さ
れた測光値によるフィルム及び印画紙上での仕上がりの
予想を可能とし、露出補正を必要とするか否か、及び、
その補正量の調整を容易なものにさせることのできるカ
メラを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の本発明は、ファインダスクリ
ーン上に配置され、ファインダ内の各領域の焦点状態を
それぞれ表示する為の複数の表示セグメントを有し、該
表示セグメントの色を変更可能な透過型の表示部材と、
焦点検出手段にて得られる各領域の合焦,非合焦状態に
応じて、前記表示部材の各表示セグメントの色をそれぞ
れ変える表示制御手段とを設け、画面内の各領域(測距
ポイント)が合焦か非合焦かを、それぞれの領域に対応
した表示セグメントを色分けすることにより知らせるよ
うにしている。
【0015】上記第2の目的を達成するために、請求項
2記載の本発明は、ファインダスクリーン上に配置さ
れ、ファインダ内の各領域の焦点状態や被写界深度状態
をそれぞれ表示する為の複数の表示セグメントを有し、
該表示セグメントの色を変更可能な透過型の表示部材
と、前記焦点検出手段にて得られる各領域の合焦,非合
焦状態、及び、非合焦状態の領域における被写界深度状
態に応じて、前記表示部材の各表示セグメントの色をそ
れぞれ変える表示制御手段とを設け、画面内の各領域
(測距ポイント)が合焦か非合焦か、及び、非合焦領域
においては被写界深度内に入っているかどうかを、それ
ぞれの領域に対応した表示セグメントを色分けすること
により知らせるようにしている。
【0016】上記第3の目的を達成するために、請求項
3記載の本発明は、ファインダスクリーン上に配置さ
れ、ファインダ内を複数に分割す各エリアに対応した位
置に具備され且つ同形状をした、各エリアの測光状態を
それぞれ表示する複数の表示セグメントを有し、該表示
セグメントの色を変更可能な透過型の表示部材と、測光
手段にて得られる各測光エリアの測光情報に基づいて、
前記表示部材の各表示セグメントの色をそれぞれ変える
表示制御手段とを設け、画面内の各測光エリアの測光状
態を、それぞれのエリアに対応した表示セグメントを色
分けすることにより知らせるようにしている。
【0017】上記第4の目的を達成するために、請求項
4記載の本発明は、ファインダスクリーン上に配置さ
れ、ファインダ内を複数に分割する各エリアに対応した
位置に具備され且つ同形状をした、各エリアの測光状態
をそれぞれ表示する複数の表示セグメントを有し、該表
示セグメントの色を変更可能な透過型の表示部材と、部
分測光モード時には、測光手段にて得られる各測光エリ
アの測光情報に基づいて、前記所定測光エリア及び該エ
リアの測光情報と同一若しくは近い測光情報を持つ測光
エリアとそれ以外の測光情報を持つ測光エリアとで、前
記表示部材の各表示セグメントの色をそれぞれ変える表
示制御手段とを設け、部分測光モード時には、該モード
時に用いられる所定測光エリア及び該エリアの測光情報
と同一若しくは近い測光情報を持つ測光エリアとそれ以
外の測光情報を持つ測光エリアとを、それぞれのエリア
に対応した表示セグメントを色分けすることにより知ら
せるようにしている。
【0018】上記第5の目的を達成するために、請求項
5記載の本発明は、ファインダスクリーン上に配置さ
れ、ファインダ内を複数に分割する各エリアに対応した
位置に具備され且つ同形状をした、各エリアの測光状態
をそれぞれ表示する複数の表示セグメントを有し、該表
示セグメントの色を変更可能な透過型の表示部材と、前
記測光手段にて得られる各測光エリアの測光情報と予め
記憶しているフィルムのラチチュードとを比較し、フィ
ルムのラチチュード範囲内か否かに応じて、前記表示部
材の各表示セグメントの色を変える表示制御手段とを設
け、各測光エリアの測光情報と予め記憶しているフィル
ムのラチチュードとを比較し、各エリアがフィルムのラ
チチュード範囲内か否かを、それぞれのエリアに対応し
た表示セグメントを色分けすることにより知らせるよう
にしている。
【0019】上記第6の目的を達成するために、請求項
6記載の本発明は、ファインダスクリーン上に配置さ
れ、ファインダ内を複数に分割する各エリアに対応した
位置に具備され且つ同形状をした、各エリアの測光状態
をそれぞれ表示する複数の表示セグメントを有し、該表
示セグメントの色を変更可能な透過型の表示部材と、測
光手段にて得られる各測光エリアの測光情報と予め記憶
している印画紙のラチチュードとを比較し、印画紙のラ
チチュード範囲内か否かに応じて、前記表示部材の各表
示セグメントの色を変える表示制御手段とを設け、各測
光エリアの測光情報と予め記憶している印画紙のラチチ
ュードとを比較し、各エリアが印画紙のラチチュード範
囲内か否かを、それぞれのエリアに対応した表示セグメ
ントを色分けすることにより知らせるようにしている。
【0020】上記第7の目的を達成するために、請求項
7記載の本発明は、ファインダスクリーン上に配置さ
れ、ファインダ内を複数に分割する各エリアに対応した
位置に具備され且つ同形状をした、各エリアの測光状態
をそれぞれ表示する複数の表示セグメントを有し、該表
示セグメントの色を変更可能な透過型の表示部材と、測
光手段にて得られる各測光エリアの測光情報と予め記憶
しているフィルム及び印画紙のラチチュードとを比較
し、フィルム及び印画紙のラチチュード範囲内か否かに
応じて、前記表示部材の各表示セグメントの色を変える
表示制御手段とを設け、各測光エリアの測光情報と予め
記憶しているフィルム及び印画紙のラチチュードとを比
較し、各エリアがフィルム及び印画紙のラチチュード範
囲内か否かを、それぞれのエリアに対応した表示セグメ
ントを色分けすることにより知らせるようにしている。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0022】図2は本発明の第1の実施例に係るカメラ
の電気的構成を示すブロック図であり、図2において、
1はカメラの各部の動きを制御する為のマイクロコンピ
ュータである。2はレンズ制御回路で、撮影レンズ13
の焦点調節用モータと絞り羽根制御用モータを駆動制御
するものであり、前記マイクロコンピュータ1からLC
OM信号を受けている間、データバスDBUSを介して
シリアル通信を行う。そして、シリアル通信にてマイク
ロコンピュータ1よりレンズ駆動情報を受け取とると、
その情報によりレンズを駆動制御する。また、同時にレ
ンズの各種の情報(焦点距離情報等)をシリアル通信に
よりマイクロコンピュータ1に送る。
【0023】3は、カメラのバッテリー残量、撮影枚
数、TV値,AV値、露出補正値、合焦状態等を撮影者
に知らせる為の後述の液晶表示部材11,12、及び、
フォーカシングスクリーン上に配置される後述の透過型
カラー液晶表示器15,16をカラー液晶表示回路であ
り、前記透過型カラー液晶表示器15,16のセグメン
トに印加する電圧を色情報により変更し、設定されたセ
グメントの色を変えることを可能としている。そして、
該カラー液晶表示回路3はマイクロコンピュータ1から
DPCOM信号を受けている間、データバスDBUSを
介しシリアル通信を行い、該シリアル通信によりマイク
ロコンピュータ1より表示データを受け取ると、そのデ
ータに従って前記液晶表示部材11,12,15,16
を駆動する。
【0024】4はスイッチセンス回路であり、撮影者が
各撮影条件を設定する為のスイッチやカメラの状態を示
すスイッチの状態を読み取り、マイクロコンピュータ1
に送る回路であり、SWCOM信号を受けている間、デ
ータバスDBUSを介しシリアル通信によりマイクロコ
ンピュータ1にスイッチデータを送る。また、電子ダイ
アル10の入力値により、ダイアル値のカウントアップ
やカウントダウンも行い、SWCOM信号を受けている
間、データバスDBUSを介しシリアル通信によりマイ
クロコンピュータ1にカウント値を送る。
【0025】5はストロボの発光とTTL調光による発
光停止機能を制御するストロボ発光調光制御回路であ
り、STCOM信号を受けている間、データバスDBU
Sを介してマイクロコンピュータ1とシリアル通信を行
い、ストロボ制御に関するデータを受け取り、各種の制
御を行う。また、この回路は、外付けストロボ装置14
がカメラに装着された場合のインターフェースの働きも
行う。よって、外付けストロボ装置14が装着された場
合は、該外付けストロボ装置14と通信を行い、補助光
手段が具備されているか否かの情報をマイクロコンピュ
ータ1に送る。逆に、マイクロコンピュータ1からの制
御信号を外付けストロボ装置14に伝える役割も行う。
【0026】6は焦点検出回路であり、既存の位相差検
出方式によりAFを行う為のラインセンサと、その蓄積
読出しの為の回路ユニットになったもので、マイクロコ
ンピュータ1により制御される。
【0027】マイクロコンピュータ1は、前記焦点検出
回路6のセンサ出力のA/D値を基に既存のアルゴリズ
ムで測距を行い、レンズ駆動量を演算した後に合焦する
様に前記レンズ制御回路2へ演算にて求めたレンズ駆動
量を通信し、レンズを駆動して合焦させる。また、合焦
後は、合焦していないフォーカスポイント(測距ポイン
トとも記す)が被写界深度内にあるかどうかの判別も行
う。マニアルフォーカス時には、レンズ駆動は行わず、
合焦判別のみ行う。
【0028】7は測光回路であり、被写体の測光を行
い、マイクロコンピュータ1の制御により測光出力をマ
イクロコンピュータに送る。マイクロコンピュータ1は
送られた測光出力をA/D変換し、露出条件(絞り,シ
ャッタスピード)の設定に用いる。8はシャッタ制御回
路であり、マイクロコンピュータ1の制御信号に従っ
て、不図示のシャッタ先幕及び後幕の走行制御を行う。
【0029】9は給送モータ・チャージモータ制御回路
であり、マイクロコンピュータ1からの制御信号に従っ
てフィルムの給送(巻上げ,巻戻し)を行う。また、該
モータ制御回路9は、クイックリターンミラーのアップ
/チャージ(ミラーダウン)用モータの制御も行う。
【0030】SW1はカメラの撮影準備動作を開始させ
る為のスイッチであり、該スイッチSW1がONされた
ことをマイクロコンピュータ1が認識すると、測光・測
距(焦点検出)・表示をスタートさせる。SW2はカメ
ラの撮影動作を開始させる為のスイッチであり、該スイ
ッチSW2がONされたことをマイクロコンピュータ1
が認識すると、露光動作をスタートさせる。X接点はシ
ャッタの先幕の走行完のタイミングでONし、ストロボ
発光のタイミングをストロボ発光調光制御回路5に知ら
せる役目をする。SW3はカメラのモード(TV優先,
AV優先,マニアル,プログラム等)を切り換える為の
モード切換えスイッチである。
【0031】10は、TV値,AV値,モード等を変更
する為の電子ダイアルである。例えば、モード切換えス
イッチSW3を押しながら電子ダイアル10を回転させ
ると、“TV優先”→“AV優先”→“マニアル”→
“プログラム”→“TV優先”→“AV優先”→“マニ
アル”→“プログラム”……とモードが変更され、撮影
者の意図するモードに設定することができる。また、電
子ダイアル10を逆回転させた時は、“プログラム”→
“マニアル”→“AV優先”→“TV優先”→“プログ
ラム”→……とモードは変更される。又、モード切換え
スイッチSW3と電子ダイアル10により、“TV優
先”がモードとして設定されている場合には、電子ダイ
アル10を回転させることにより、撮影者の希望とする
TV値を設定することができる。また、モード切換えス
イッチSW3と電子ダイアル10により、“AV優先”
がモードとして設定されている場合には、電子ダイアル
10を回転させることにより、撮影者の希望とするAV
値を設定することができる。
【0032】SW4はマニアル時にAV値をセットする
為のAV値設定スイッチであり、前記モード切換えスイ
ッチSW3と電子ダイアル10によりマニアルモードが
選択されている場合に、該AV値設定スイッチSW4を
押さずに電子ダイアル10を回転させると、回転した分
のTV値がアップ/ダウンし、TV値の設定が可能とな
り、該スイッチSW4を押しながら電子ダイアル10を
回転させると、回転した分のAV値がアップ/ダウン
し、AV値の設定が可能となる。
【0033】SW5はTV値やAV値の表示を、被写界
深度表示に切り換える為の表示切換えスイッチである。
【0034】11は外部表示装置であり、液晶表示回路
3にて駆動される。12はファインダ内カラー液晶表示
部材であり、同様に液晶表示回路3にて駆動される。1
3は交換可能なレンズであり、レンズ制御回路2を通し
て制御される。14は外付けストロボ装置であり、スト
ロボ発光調光制御回路5を通して制御される。また、該
外付けストロボ装置14は、カメラ本体とは別な電源を
持つ。
【0035】15は測光結果を表示する為の透過型のカ
ラー液晶表示部材で、フォーカシングスクリーン上に配
置されており、本実施例では、36個に分割された測光
センサの個々測光ポイントの測光結果に対応が付くよう
に、図示の様に36個のセグメントが(縦6列,横6
列)配置されている。
【0036】次に、図3のフローチャートを用いて、簡
単にカメラ(マイクロコンピュータ1)の動作について
説明する。 [ステップ300] カメラのメインスイッチが押され
た等の要因によりカメラの電源が入った状態であり、ス
テップ301へ進む。 [ステップ301] ここではスイッチセンス回路4の
情報を基に、モードの切換えや設定値の切換えを行い、
変化があった場合には液晶表示回路3に通信して表示デ
ータや表示の色を修正する。 [ステップ302] スイッチSW1がONしているか
否かを判別し、ONしていれば測光動作を行う為にステ
ップ306へ進み、OFFのままである場合には電源を
OFFするかどうかの判別を行うステップ303へ進
む。
【0037】ここではスイッチSW1がOFFのままで
あるとして、ステップ303へ進むものとする。 [ステップ303] 電源をOFFするかどうかの判別
を行い、OFFする場合はステップ304へ進み、OF
Fしない場合はステップ302のスイッチSW1のチェ
ックに戻る。
【0038】つまり、何らかの要因でカメラの電源が立
上がった場合には、一定時間、電源を起しておくことに
より、スイッチ状態のチェックや表示の切換えを行う。 [ステップ304] カメラのファインダ内や外部の不
必要な部分の表示を液晶表示回路3により消灯し、電源
をOFFする。 [ステップ305] 一連の動作を終了する。
【0039】上記ステップ302において、スイッチS
W1がONしたことを判別することによりステップ30
6へ進む。 [ステップ306] 測光回路7を動作させて被写体で
の反射光を取り込み、A/D変換して測光情報を得る。
そして、露出条件(絞り,シャッタスピード)の演算を
行う。 [ステップ307] 焦点検出回路6を用いて複数ポイ
ントの測距を行う為にラインセンサの蓄積を行わせると
共にそのセンサ出力を取り込み、そのA/D値から各測
距ポイント毎の測距情報を算出する。そして、これらの
測距結果を基に既存のアルゴリズムでデフォーカス量算
出演算を行い、レンズ駆動量を演算した後に、合焦する
ようにレンズ制御回路2へレンズ駆動量を通信し、レン
ズを駆動し合焦させる。 [ステップ308] 上記ステップ306で演算された
AV値やTV値を液晶表示回路3によりファインダ内液
晶表示装置12と外部液晶表示装置11に表示する。ま
た、上記ステップ307で得られた各測距ポイントの各
測距結果(及び非合焦の測距ポイントが被写界深度内で
あるか否か)を、透過型のカラー液晶表示部材15にぞ
れぞれ色を変えることで表示する。 [ステップ309] ここではカメラの状態がレリーズ
を許可して良い状態か否かの判別を行う。例えば、AF
モードが「ワンショットモード」である場合は、上記ス
テップ307の測距結果が合焦ならばレリーズは許可さ
れ、スイッチSW2のチェックを行う為にステップ31
0進み、合焦でない場合は、ステップ301を戻る。
【0040】このステップ301に戻った後は上記と同
様必要に応じてモード等の表示し、スイッチSW1のチ
ェックの為にステップ302と進む。そして、スイッチ
SW1がONの場合は、再び測光,測距,表示を行い
(ステップ302→306→307→308)、再度カ
メラの状態がレリーズを許可して良い状態か否かの判別
を行う(ステップ309)。
【0041】上記ステップ309においてレリーズが許
容されると、ステップ310へと進む。 [ステップ310] スイッチSW2がONしているか
否かを判別し、ONであれば撮影動作を行う為にステッ
プ311に進み、スイッチSW2がOFFの場合は、ス
イッチSW1のチェックの為にステップ301及びステ
ップ302に戻り、ここで、SW1がONの場合は再び
測光,測距,表示をを行うことになる。 [ステップ311] 給送モータ・チャージモータ制御
回路9により、クリックリターンミラーをアップすると
共に、上記ステップ306で決められた絞り量をレンズ
制御回路2により撮影レンズ13に通信し、設定露光量
が得られるように絞り込み動作を行う。 [ステップ312] シャッタ制御回路8を用いて上記
ステップ306で決められたTV量が得られる様に不図
示のシャッタ先幕及び後幕の走行制御を行う。 [ステップ313] ここでは上記給送モータ・チャー
ジモータ制御回路9により、クイックリターンミラーを
ダウンすると同時にシャッタのチャージを行い、上記ス
テップ306にて絞り込まれていた絞りを開放に戻す。 [ステップ314] 給送モータ・チャージモータ制御
回路9を用いて不図示の給送モータを制御し、フィルム
の巻上げを行う。
【0042】以上で、カメラの一連の動作が終了する。
【0043】次に、図1と図4及び図5を用いて、上記
ステップ309での表示例について説明する。
【0044】図1はファインダのフォーカッシングスク
リーン上に配置された透過型のカラー液晶表示部材15
について説明する為の図であり、測距結果を測距ポイン
ト毎に色分けして表示するものである。
【0045】フォーカス状態が合焦するまでは、図1の
101から115の測距ポイントを示すセグメントは、
全て同じ色(例えば青)で表示している。
【0046】その後、図3のステップ307において各
測距ポイント毎に得られる測距結果に基づいて合焦動作
が完了した状態においては、各測距ポイントの各測距結
果を色分けして表示する。例えば、非合焦箇所は合焦動
作以前と同色(例えば“青色”)で表示し、合焦箇所は
非合焦箇所とは異なった色(例えば“赤色”)で表示す
る。
【0047】図4を用いて上記のことを更に詳しく説明
する。
【0048】図4は撮影シーンの1例であり、右側の被
写体は左側の被写体よりやや前に位置し、カメラは右の
被写体にピントを合わせる。また、右の被写体にピント
を合わせた状態で、絞り値がある値を越えると、左の被
写体は被写界深度内に入るシーンを示すものとする。
【0049】ここで、合焦動作をする前は、101〜1
15のセグメントは全て“青色”で点灯し、右の被写体
が合焦した時点で、108,109,113,114の
各セグメントは“赤色”で点灯し、他のセグメントは
“青色”のままで点灯することになる。これにより、1
5個の測距ポイントのうち、どこが合焦状態であるか認
識可能となる。
【0050】図5は、上記の表示に加え、非合焦の測距
ポイントが被写界深度内であるか被写界深度外であるか
の判断が出来るように、更に色分けする例を示すもので
ある。
【0051】合焦動作をする前は、101〜115のセ
グメントは全て“青色”で点灯する。そして、右の被写
体が合焦した時点で、108,109,113,114
の各セグメントは“赤色”で点灯し、又、現在設定され
ている絞り値において左の被写体が被写体深度内に有れ
ば、102,107,112の各セグメントは“オレン
ジ色”で点灯し、他のセグメントは“青色”のままで点
灯することになる。
【0052】これにより、15個の測距ポイントのう
ち、どこが合焦状態であり、かつ、現在設定されている
絞り値において、どこが被写界深度内であるかの認識が
可能となる。
【0053】また、合焦状態で絞り値を設定し直した場
合は、その状態における被写界深度状態表示を切り換え
る。つまり、合焦点以外の測距ポイントにおいて、被写
界深度内に入れば“オレンジ色”に表示を切換え、被写
界深度外になれば“青色”に表示を切り換える。
【0054】以上の実施例によれば、測距結果を色分け
してファインダ内に表示する構成にしている為、従来、
フォーカシングスクリーン上に配置した単色の透過型液
晶では表現し難かった全ての測距ポイントの表示と、合
焦点の表示の同時表示が可能となり、更には被写界深度
表示も可能となる。
【0055】また、被写体像と重ねて各測距ポイントの
測距状態が確認可能となることにより、ピントのイメー
ジがわき易くなる。
【0056】(第2の実施例)図6は本発明の第2の実
施例に係るカメラの電気的構成を示すブロック図であ
り、図2と同じ部分は同一符号を付し、その詳細は省略
する。
【0057】図6において、16は測光結果を表示する
為の透過型カラー列液晶表示部材で、フォーカシングス
クリーン上に配置されており、本実施例では、15点の
測光エリアを有する測距センサの各エリアに対応づくよ
うに、図示の様に15個のセグメント(縦3列,横5
列)が配置されている。
【0058】なお、この実施例において、測距ポイント
は、画面中央のみでも良いし、第1の実施例と同様に1
5個有するものであっても良い。
【0059】次に、図7のフローチャートを用いて、簡
単にカメラ(マイクロコンピュータ1)の動作について
説明する。 [ステップ400] カメラのメインスイッチが押され
た等の要因によりカメラの電源が入った状態であり、ス
テップ401へ進む。 [ステップ401] ここではスイッチセンス回路4の
情報を基に、モードの切換えや設定値の切換えを行い、
変化があった場合には液晶表示回路3に通信して表示デ
ータや表示の色を修正する。 [ステップ402] スイッチSW1がONしているか
否かを判別し、ONしていれば測光動作を行う為にステ
ップ406へ進み、OFFのままである場合には電源を
OFFするかどうかの判別を行うステップ403へ進
む。
【0060】ここではスイッチSW1がOFFのままで
あるとして、ステップ403へ進むものとする。 [ステップ403] 電源をOFFするかどうかの判別
を行い、OFFする場合はステップ404へ進み、OF
Fしない場合はステップ402のスイッチSW1のチェ
ックに戻る。
【0061】つまり、何らかの要因でカメラの電源が立
上がった場合には、一定時間、電源を起しておくことに
より、スイッチ状態のチェックや表示の切換えを行う。 [ステップ404] カメラのファインダ内や外部の不
必要な部分の表示を液晶表示回路3により消灯し、電源
をOFFする。 [ステップ405] 一連の動作を終了する。
【0062】上記ステップ402において、スイッチS
W1がONしたことを判別することによりステップ40
6へ進む。 [ステップ406] 測光回路7を動作させて被写体で
の反射光を取り込み、A/D変換して各測光エリア(3
6個)における測光情報を得る。そして、露出条件(絞
り,シャッタスピード)の演算を行う。 [ステップ407] 焦点検出回路6を用いてラインセ
ンサの蓄積を行わせると共にそのセンサ出力を取り込
み、そのA/D値を基に既存のアルゴリズムでデフォー
カス量算出演算を行い、レンズ駆動量を演算した後に、
合焦するようにレンズ制御回路2へレンズ駆動量を通信
し、レンズを駆動し合焦させる。 [ステップ408] 上記ステップ406で演算された
AV値やTV値を液晶表示回路3によりファインダ内液
晶表示装置12と外部液晶表示装置11に表示する。ま
た、上記ステップ406で得られた各測光エリアの測光
結果を透過型のカラー液晶表示部材16に表示する。
【0063】以下、ステップ409以降の動作は、第1
の実施例(図3のステップ309以降)と同様であるの
で、ここでは省略する。
【0064】上記の第1の実施例においては、透過型の
カラー液晶表示部材を用いることにより、ファインダ内
における複数の測距ポイント位置の確認と測距後の測距
結果を迅速に判断できる様な例を示したが、この第2の
実施例においては、透過型のカラー液晶表示部材を、分
割測光の情報表示に使う例を示すものである。
【0065】図8は、ファインダのフォーカシングスク
リーン上に配置される透過型のカラー液晶表示部材16
について説明する為の図である。
【0066】分割測光エリアに対応した、つまり各測光
エリアと同位置に、かつ、同一形状にて36個のセグメ
ント201〜236により構成されている。そして、そ
れぞれのセグメント201〜236の色分けは、マイク
ロコンピュータ1から液晶表示回路3への通信データに
より可能な構成になっている。
【0067】次に、図9を用いて上記の表示について詳
述する。なお、この実施例では、カラーを表現する為に
後述の様に斜線を用いて説明する。
【0068】図9において、被写体である犬が適正にな
るように、上記ステップ406で演算されている。そし
て、その適正露光値に相当するエリア部分は、セグメン
ト210,216,222,228,233,234に
対応する部分であり、この事を示す為に、各セグメント
210,216,222,228,233,234は透
明のまま(無表示状態)となっている。
【0069】それに対して、適正エリアに対してアンダ
ーエリア(“青色”表示とする:右下がりの斜線部で代
用)部分は、セグメント214,220,225,22
6,227,229,231,232,235,236
に対応する部分であり、この事を“青色”で表示する。
【0070】また、適正エリアに対してオーバーエリア
(“オレンジ色”表示とする:左下がりの荒い斜線部で
代用)部分は、セグメント201,202,203,2
04,207,208,209,213,215,21
7,218,219,221,223,224,230
に対応する部分であり、この事を“オレンジ色”で表示
する。
【0071】また、適正エリアよりものすごくオーバー
エリア(“赤色”表示とする:左下がりの細かい斜線部
で代用)部分は、セグメント205,206,211,
212に対応する部分であり、この事を“赤色”で表示
する。
【0072】上記第2の実施例に様に、分割測光の測光
結果を色分けして表示する構成にする事により、画面内
の輝度分布が一目で確認でき、露出補正の量を確定する
のに役立つ。
【0073】なお、この第2の実施例では3色しか用い
なかったが、アンダーは冷たい色で表現し、オーバーは
暖かい色で表現するといったことや、更に細かい輝度分
布表示をする為に、多くの色分けを行う様にしても良
い。
【0074】(第3の実施例)この第3の実施例におけ
るカメラの回路構成やメイン動作は第2の実施例と同様
であるので、ここではその説明は省略する。
【0075】上記第2の実施例においては、複数の測光
エリアの測光結果を色分けして表示する例について説明
したが、この第3の実施例は、部分測光モード等の限ら
れたエリアの測光を行うモードを用いた場合に、その測
光エリアに同じ或は近い測光値が得られるエリア部分を
表示し、輝度分布を表現する構成のカメラを想定してい
る。
【0076】以下、図10を用いて説明する。
【0077】図10において、本実施例のカメラにおけ
る部分測光エリアは、セグメント215,216,22
1,222に対応する部分で有り、その測光エリアと近
い測光値が検出されたエリア(セグメント206,21
2,231)をその他のエリアと色分けした例をここで
は示している。
【0078】上記第3の実施例の様な構成にする事によ
り、測光の基準点である輝度と同じ輝度の分布を一目で
把握することにより、露出量決定に役立つことになる。
【0079】(第4の実施例)この第4の実施例におけ
るカメラの回路構成やメイン動作は第2の実施例と同様
であるので、ここではその説明は省略する。
【0080】この第4の実施例は、図7のステップ30
6で決定された露出値で露光する場合に、フィルムのラ
チュード(ネガ/リバーサル)や印画紙のラチュードで
表現されないと判断されたエリアに色付けして、フィル
ム上での仕上がりや、プリントでの仕上がりを予想する
のに役立てることを可能にするカメラを想定している。
【0081】以下、図11及び図12を用いて説明す
る。
【0082】図11はネガフィルムを想定した時の表示
例であり、セグメント205,206,211,21
2,214,215,220,221,226,227
に対応する測光エリアがネガ(又はリバーサル)フィル
ムのラチュードでは表現できない事を、その他のエリア
と色分けして示している。更に詳述すると、白飛びして
しまうエリア(セグメント205,206,211,2
12に対応する部分)や黒くつぶれてしまうエリア(セ
グメント214,215,220,221,226,2
27に対応する部分)を色付けして区別している。
【0083】また、図12はネガ(又はリバーサル)フ
ィルムと印画紙を想定した時の表示例であり、セグメン
ト205,206,211,212,214,215,
220,221,226,227,231,232,2
33,234,235,236に対応する測光エリアが
ネガフィルムや印画紙のラチュードでは表現できない事
を、その他のエリアと色分けして示している。更に詳述
すると、白飛んでしまうエリア(セグメント205,2
06,211,212に対応する部分)や黒くつぶれて
しまうエリア(セグメント214,215,220,2
21,226,227,231,232,233,23
4,235,236に対応する部分)を色付けして区別
している。
【0084】更に、図12においては、ネガフィルムで
は表現されるが、印画紙では表現されない箇所(セグメ
ント231,232,233,234,235,236
に対応する測光エリア部分)を別の色にて表現するよう
にしている為、ネガフィルムで撮影した写真のプリント
での仕上がりの予想に役立つ。
【0085】上記の第4の実施例の様な構成にする事に
より、フィルム上やプリント(印画紙)上での仕上がり
の予想がつき易くなり、演算結果の測光値に対する露出
補正量の決定に役立つことになる。
【0086】ここで、上記各実施例の効果をまとめて説
明すると、以下の様になる。
【0087】1)第1の実施例の様に、ファインダ内の
各測光ポイント位置に対応した位置にセグメントを配置
し、測距結果に基づいて色分けして表示するようにして
いる為、従来、フォーカシングスクリーン上に位置した
単色の透過型液晶では表現し難かった全ての測距ポイン
トの表示と合焦点の表示の同時表示が可能となる。
【0088】また、非合焦の測距ポイントについては、
それが被写界深度内であるか否かをさらに色分けする様
にしている為、被写界深度表示も可能となる。
【0089】更に、被写体像と重ねて各測距ポイントの
測距状態が確認可能となることにより、ピントのイメー
ジがわき易くなる。
【0090】2)第2乃至第4の実施例の様に、ファイ
ンダを複数に分割して成る各測光エリアに対応してセグ
メント(各エリアに対応した位置で、その形状も同一
の)を配置し、得られる各エリアの測光結果に基づいて
色分けして表示するようにしている為、画面内の輝度分
布が一目で確認でき、露出補正の量を確定するのに役立
ち、作品意図に合った露出決定が可能となる。また、部
分的NDフィルタの要/不要の判断にも役立つ。
【0091】また、フィルムのラチュード(ネガ/リバ
ーサル)や印画紙のラチュードで表現されないと判断さ
れたエリアを色付けする構成にしている為、フィルム上
での仕上がりや、プリント上での仕上がりを予想するの
に役立ち、作品作りに役立つことになる。
【0092】(発明と実施例の対応)本実施例におい
て、マイクロコンピュータ1及び液晶表示回路3が本発
明の表示制御手段に相当し、カラー液晶表示部材15が
本発明の焦点状態を表示する表示部材に相当し、カラー
液晶表示部材16が本発明の測光状態を表示する表示部
材に相当する。
【0093】以上が実施例の各構成と本発明の各構成の
対応関係であるが、本発明は、これら実施例の構成に限
定されるものではなく、請求項で示した機能、又は実施
例がもつ機能が達成できる構成であればどのようなもの
であってもよいことは言うまでもない。
【0094】(変形例)本発明は、第1及び第2の実施
例の両方を具備した構成のカメラにすることも可能であ
る。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画面内の各領域(測距ポイント)が合焦か非合焦かを、
それぞれの領域に対応した表示セグメントを色分けする
ことにより知らせるようにしている。
【0096】よって、焦点検出可能な全ての領域の位置
と各領域が合焦状態であるか否かを一目で認識させるこ
とができる。
【0097】また、本発明によれば、画面内の各領域
(測距ポイント)が合焦か非合焦か、及び、非合焦領域
においては被写界深度内に入っているかどうかを、それ
ぞれの領域に対応した表示セグメントを色分けすること
により知らせるようにしている。
【0098】よって、焦点検出可能な全ての領域の位置
と各領域が合焦状態であるか否かを一目で認識させると
共に、絞り値の調整の目安となる被写界深度情報を表示
することができる。
【0099】また、本発明によれば、画面内の各測光エ
リアの測光状態を、それぞれのエリアに対応した表示セ
グメントを色分けすることにより知らせるようにしてい
る。
【0100】よって、画面内の輝度分布を一目で認識さ
せ、露出補正を必要とするか否か、及び、その補正量の
調整を容易なものにすることができる。
【0101】また、本発明によれば、部分測光モード時
には、該モード時に用いられる所定測光エリア及び該エ
リアの測光情報と同一若しくは近い測光情報を持つ測光
エリアとそれ以外の測光情報を持つ測光エリアとを、そ
れぞれのエリアに対応した表示セグメントを色分けする
ことにより知らせるようにしている。
【0102】よって、部分測光モード時において、基準
の測光エリアとほぼ同一の輝度を持つ測光エリを一目で
認識させ、露出補正を必要とするか否か、及び、その補
正量の調整を容易なものにさせることができる。
【0103】また、本発明によれば、各測光エリアの測
光情報と予め記憶しているフィルムのラチチュードとを
比較し、各エリアがフィルムのラチチュード範囲内か否
かを、それぞれのエリアに対応した表示セグメントを色
分けすることにより知らせるようにしている。
【0104】よって、演算により設定された測光値によ
るフィルム上での仕上がりの予想を可能とし、露出補正
を必要とするか否か、及び、その補正量の調整を容易な
ものにさせることができる。
【0105】また、本発明によれば、各測光エリアの測
光情報と予め記憶している印画紙のラチチュードとを比
較し、各エリアが印画紙のラチチュード範囲内か否か
を、それぞれのエリアに対応した表示セグメントを色分
けすることにより知らせるようにしている。
【0106】よって、演算により設定された測光値によ
る印画紙上での仕上がりの予想を可能とし、露出補正を
必要とするか否か、及び、その補正量の調整を容易なも
のにさせることができる。
【0107】また、本発明によれば、各測光エリアの測
光情報と予め記憶しているフィルム及び印画紙のラチチ
ュードとを比較し、各エリアがフィルム及び印画紙のラ
チチュード範囲内か否かを、それぞれのエリアに対応し
た表示セグメントを色分けすることにより知らせるよう
にしている。
【0108】よって、演算により設定された測光値によ
るフィルム及び印画紙上での仕上がりの予想を可能と
し、露出補正を必要とするか否か、及び、その補正量の
調整を容易なものにさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるカメラの各測距
ポイントの合焦状態を表示する為のカラー液晶表示部材
を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるカメラの要部構
成を示すブロック図である。
【図3】図2のカメラのメイン動作を示すフローチャー
トである。
【図4】図1のカラー液晶表示部材における合焦状態表
示の例を示す図である。
【図5】図1のカラー液晶表示部材における合焦状態表
示と被写界深度状態表示の例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例におけるカメラの要部構
成を示すブロック図である。
【図7】図6のカメラのメイン動作を示すフローチャー
トである。
【図8】図6のカメラの各測光エリアの輝度分布状態を
表示する為のカラー液晶表示部材を示す図である。
【図9】図8のカラー液晶表示部材での輝度分布状態の
表示例を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施例におけるカラー液晶表
示部材での輝度分布状態の表示例を示す図である。
【図11】本発明の第4の実施例におけるカラー液晶表
示部材での輝度分布状態の表示の一例を示す図である。
【図12】本発明の第4の実施例におけるカラー液晶表
示部材での輝度分布状態の表示の他の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 3 液晶表示回路 6 焦点検出装置 7 測光回路 15 合焦状態表示用のカラー液晶表示部材 16 輝度分布状態表示用のカラー液晶表示
部材 101〜115 各測距ポイントに対応して配置される
セグメント 201〜236 各測光エリアに対応して配置されるセ
グメント

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面内の複数の領域の焦点状態を検出す
    る焦点検出手段を備えたカメラにおいて、ファインダス
    クリーン上に配置され、上記各領域の焦点状態をそれぞ
    れ表示する為の複数の表示セグメントを有し、該表示セ
    グメントの色を変更可能な透過型の表示部材と、前記焦
    点検出手段にて得られる各領域の合焦,非合焦状態に応
    じて、前記表示部材の各表示セグメントの色をそれぞれ
    変える表示制御手段とを設けたことを特徴とするカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 画面内の複数の領域の焦点状態を検出す
    る焦点検出手段を備えたカメラにおいて、ファインダス
    クリーン上に配置され、上記各領域の焦点状態や被写界
    深度状態をそれぞれ表示する為の複数の表示セグメント
    を有し、該表示セグメントの色を変更可能な透過型の表
    示部材と、前記焦点検出手段にて得られる各領域の合
    焦,非合焦状態、及び、非合焦状態の領域における被写
    界深度状態に応じて、前記表示部材の各表示セグメント
    の色をそれぞれ変える表示制御手段とを設けたことを特
    徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 画面内を複数のエリアに分割して測光す
    る測光手段を備えたカメラにおいて、ファインダスクリ
    ーン上に配置され、上記各エリアに対応した位置に具備
    され且つ同形状をした、各エリアの測光状態をそれぞれ
    表示する複数の表示セグメントを有し、該表示セグメン
    トの色を変更可能な透過型の表示部材と、前記測光手段
    にて得られる各測光エリアの測光情報に基づいて、前記
    表示部材の各表示セグメントの色をそれぞれ変える表示
    制御手段とを設けたことを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 画面内を複数のエリアに分割して測光す
    る測光手段を備え、画面内の一部の所定測光エリアの測
    光情報に基づいて露光制御を行う部分測光モードを選択
    可能なカメラにおいて、ファインダスクリーン上に配置
    され、上記各エリアに対応した位置に具備され且つ同形
    状をした、各エリアの測光状態をそれぞれ表示する複数
    の表示セグメントを有し、該表示セグメントの色を変更
    可能な透過型の表示部材と、部分測光モード時には、前
    記測光手段にて得られる各測光エリアの測光情報に基づ
    いて、前記所定測光エリア及び該エリアの測光情報と同
    一若しくは近い測光情報を持つ測光エリアとそれ以外の
    測光情報を持つ測光エリアとで、前記表示部材の各表示
    セグメントの色をそれぞれ変える表示制御手段とを設け
    たことを特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 画面内を複数のエリアに分割して測光す
    る測光手段を備えたカメラにおいて、ファインダスクリ
    ーン上に配置され、上記各エリアに対応した位置に具備
    され且つ同形状をした、各エリアの測光状態をそれぞれ
    表示する複数の表示セグメントを有し、該表示セグメン
    トの色を変更可能な透過型の表示部材と、前記測光手段
    にて得られる各測光エリアの測光情報と予め記憶してい
    るフィルムのラチチュードとを比較し、フィルムのラチ
    チュード範囲内か否かに応じて、前記表示部材の各表示
    セグメントの色を変える表示制御手段とを設けたことを
    特徴とするカメラ。
  6. 【請求項6】 画面内を複数のエリアに分割して測光す
    る測光手段を備えたカメラにおいて、ファインダスクリ
    ーン上に配置され、上記各エリアに対応した位置に具備
    され且つ同形状をした、各エリアの測光状態をそれぞれ
    表示する複数の表示セグメントを有し、該表示セグメン
    トの色を変更可能な透過型の表示部材と、前記測光手段
    にて得られる各測光エリアの測光情報と予め記憶してい
    る印画紙のラチチュードとを比較し、印画紙のラチチュ
    ード範囲内か否かに応じて、前記表示部材の各表示セグ
    メントの色を変える表示制御手段とを設けたことを特徴
    とするカメラ。
  7. 【請求項7】 画面内を複数のエリアに分割して測光す
    る測光手段を備えたカメラにおいて、ファインダスクリ
    ーン上に配置され、上記各エリアに対応した位置に具備
    され且つ同形状をした、各エリアの測光状態をそれぞれ
    表示する複数の表示セグメントを有し、該表示セグメン
    トの色を変更可能な透過型の表示部材と、前記測光手段
    にて得られる各測光エリアの測光情報と予め記憶してい
    るフィルム及び印画紙のラチチュードとを比較し、フィ
    ルム及び印画紙のラチチュード範囲内か否かに応じて、
    前記表示部材の各表示セグメントの色を変える表示制御
    手段とを設けたことを特徴とするカメラ。
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