JP3301842B2 - 視線検出手段を備えたカメラ - Google Patents

視線検出手段を備えたカメラ

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JP3301842B2
JP3301842B2 JP34205293A JP34205293A JP3301842B2 JP 3301842 B2 JP3301842 B2 JP 3301842B2 JP 34205293 A JP34205293 A JP 34205293A JP 34205293 A JP34205293 A JP 34205293A JP 3301842 B2 JP3301842 B2 JP 3301842B2
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
    • G03B2213/025Sightline detection

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、露出補正を行う露出
制御手段と、調光補正を行う調光制御手段とを有する、
視線検出手段を備えたカメラの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、同一部材により入力する露出補正
手段,調光補正手段をもつカメラにおいて、露出補正値
や調光補正値を入力する場合、スイッチ部材により露出
補正設定状態(モード)や調光補正設定状態(モード)
に切替えて入力する必要があった。
【0003】また、露出補正はモードを切替えることな
く入力可能であるが、調光補正を入力する際は、調光補
正設定状態(モード)に切替える必要があるというもの
もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来例にお
いては、ストロボ撮影時において、撮影者がファインダ
を見ながら被写体の明るさ(調光補正により調整)や背
景の明るさ(露出補正により調整)を共に操作する場
合、必ずスイッチによるモード切替えが必要となり、操
作性が非常に悪いと共に、操作時間がかかり、シャッタ
チャンスを逃す可能性があった。
【0005】また、撮影者に露出補正による効果と調光
補正による効果の違いの知識が必要とされ、初心者には
被写体と背景の明るさのバランスを自分の思う通りにす
るのが困難であった。
【0006】 (発明の目的) 本発明の目的は、露出
補正量と調光補正量の補正量の設定を特別な操作部材を
用いることなく容易に行うことができ、かつ、露出補正
と調光補正の切換動作を簡単に、そして素早く行うこと
ができる視線検出手段を備えたカメラを提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、請求項1記載の本発明は、補正量を設定する補正
量設定手段と、前記補正量設定手段により設定された補
正量に基づいて露出補正を行う露出制御手段と、前記補
正量設定手段により設定された補正量に基づいて調光補
正を行う調光制御手段と、撮影者の視線位置を検出する
視線検出手段と、前記検出された視線位置から撮影者が
ファインダ内の被写体を見ているか否かを判定し、前記
撮影者が被写体を見ていると判定した場合は前記補正量
設定手段により設定された補正量を前記調光制御手段に
よる調光補正に用い、前記撮影者が被写体を見ていない
と判定した場合は前記補正量設定手段により設定された
補正量を前記露出制御手段による露出補正に用いるよう
に切り換える切換手段とを有することを特徴とする視線
検出手段を備えたカメラを提供する。 また、同じく上記
目的を達成するために、請求項2記載の本発明は、請求
項1記載の本発明における、ファインダ内の被写体を見
ているか否かの判定に代えて、ファインダ内の特定のエ
リアを見ているか否かの判定を行う視線検出手段を備え
たカメラを提供する。 また、同じく上記目的を達成する
ために、請求項4記載の本発明は、請求項1記載の本発
明における、ファインダ内の被写体を見ているか否かの
判定に代えて、ファインダ視野内を見ているか否かの判
定を行う視線検出手段を備えたカメラを提供する。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1は本発明の第1の実施例におけるカメ
ラの要部構成を示すブロック図である。
【0010】図1において、1はマイクロコンピュータ
であり、以下の様に各回路の動作を制御する。
【0011】2は、不図示の撮影レンズの焦点調節用モ
ータや絞り羽根制御用モータを駆動制御するレンズ制御
回路であり、マイクロコンピュータ1からLCOM信号
を受けている間、DBUS(データバス)を介してシリ
アル通信を行う。具体的には、シリアル通信によりモー
タ駆動情報を受け取り、その情報によりモータを駆動制
御する。また、同時にレンズの各種の情報(焦点距離
等)をシリアル通信によりマイクロコンピュータ1に送
る。
【0012】3は、カメラの各撮影情報、例えばシャッ
タスピード,絞り値,ISO感度,フィルム枚数などを
撮影者に知らせるための、後述する各表示器14,15
を駆動する液晶表示回路であり、マイクロコンピュータ
1からDPCOM信号を受けている間、DBUSを介し
シリアル通信を行う。具体的には、シリアル通信により
表示データを受け取り、そのデータに従って液晶表示器
14,15を駆動する。
【0013】 4は、撮影者が各撮影条件を設定するた
めのスイッチや、カメラの状態を示すスイッチ等の状態
を読み取り、マイクロコンピュータ1に送るスイッチセ
ンス回路であり、SWCOM信号を受けている間、DB
USを介しシリアル通信によりマイクロコンピュータ1
にスイッチデータを送る。
【0014】5は、ストロボの発光とTTL調光による
発光停止機能を制御するストロボ発光調光制御回路であ
り、STCOM信号を受けている間、DBUSを介して
マイクロコンピュータ1とシリアル通信を行い、ストロ
ボ制御に関するデータを受け取り、各種の制御を行う。
【0015】6は、既存の位相差検出方式によりオート
フォーカス(AF)を行うためのエリセンサと、その蓄
積読出しのための回路ユニットより成る焦点検出回路で
あり、マイクロコンピュータ1により制御される。
【0016】7は、分割測光センサ11により被写体の
測光を行い、マイクロコンピュータ1へ測光出力を送る
測光回路であり、マイクロコンピュータ1は入力される
複数の測光出力をA/D変換し、露出条件(絞り,シャ
ッタスピード)の設定に用いる。
【0017】8はシャッタ制御回路で、マイクロコンピ
ュータ1の制御信号に従って不図示のシャッタ先幕・後
幕用アクチュエータを介してシャッタ先幕,後幕の走行
制御を行う。
【0018】9はマイクロコンピュータ1からの制御信
号に従ってフィルムの給送(巻上げ,巻戻し)を行う給
送回路である。
【0019】SW1は、例えばカメラの動作を開始させ
る為のレリーズ釦の第1ストロークによりONするスイ
ッチであり、該スイッチSW1がONしたことをマイク
ロコンピュータ1が認識すると、該マイクロコンピュー
タ1は測光,測距,情報の表示を開始させる。
【0020】SW2は上記のレリーズ釦の第2ストロー
クによりONするレリーズスイッチであり、該スイッチ
SW2がONしたことをマイクロコンピュータ1が認識
すると、該マイクロコンピュータ1は露光動作を開始さ
せる。
【0021】X接点はシャッタの先幕の走行完のタイミ
ングでONし、ストロボ発光のタイミングをストロボ発
光調光制御回路5に知らせる役目をする。
【0022】 10aは、Tv値,Av値,各種モード
等を変更するための電子ダイアルであり、例えば、モー
ド切換え釦を操作しながら該電子ダイヤル10aを回転
させると、“Tv優先”→“Av優先”→“マニアル”
→“プログラム”→“Tv優先”→“Av優先”→“マ
ニアル”→“プログラム”…と変更され、撮影者の意図
するモードに設定することができる。また、この電子ダ
イヤル10aを逆回転させた時は、“プログラム”→
“マニアル”→“Av優先”→“Tv優先”→“プログ
ラム”→…とモードは変更される。また、モード切換え
釦と電子ダイヤル10aにより、Tv優先がモードが設
定されている場合には、この電子ダイヤル10aを回転
させることにより、撮影者の希望とするTv値を設定す
ることができる。また、モード切換え釦と電子ダイヤル
によりAv優先がモードが設定されている場合には、こ
の電子ダイヤル10aを回転させることにより、撮影者
の希望とするAv値を設定することができる。
【0023】また、モードがマニアルにセットしてある
場合は、電子ダイヤル10aでTv値の設定を設定する
ことができ、サブ電子ダイヤル10bでAv値の確定を
することを可能とする。そして、モードがマニアル以外
のTv優先,Av優先,プログラムの場合は、サブ電子
ダイヤル10bにより露出補正又は調光補正を入力する
事が可能となる。
【0024】11は分割測光センサ、12は視線検出回
路であり、撮影者の目の像を取り込む為のCCDと不図
示のP(プルキンエ)像用のIREDを駆動し、視線情
報をマイクロコンピュータ1に転送する。マイクロコン
ピュータ1は入力されるこの値をA/D変換して、公知
の視線検出手法に基づいて、撮影者のファインダ内での
注視点を判別する。
【0025】13はCCD、14はカメラの上面等に配
置された外部液晶表示器であり、15はファインダ内液
晶表示器であり、これらは前述したように液晶表示回路
3によって制御される。
【0026】図2は焦点検出系の概略構成図である。
【0027】エリアセンサ201には、インタフェイス
回路202(これは図1の焦点検出回路6に相当する)
が持続され、ここで蓄積制御が行われる。インターフェ
イス回路202は処理装置であるマイクロコンピュータ
203(これは図1のマイクロコンピュータ1相当す
る)に接続される。マイクロコンピュータ203は、C
PU(中央処理部),ROM,RAM,EEPROM
(電気的消去可能プログラマブルROM)を有し、RO
Mに格納されているプログラムに従って焦点検出処理を
実行してゆく。
【0028】EEPROMには、焦点検出用光学系の収
差情報が、調整工程等により予め格納されている。RO
Mに格納されている焦点検出処理のプログラムの概略フ
ローを図3に示す。
【0029】マイクロコンピュータ203が焦点検出処
理を開始すると、ステップ(301)を経て、ステップ
(302)のセンサ蓄積を実行し、次のステップ(30
3)にて、センサに蓄積された被写体像信号の読出しを
行う。ステップ(304)では、焦点検出すべき領域を
決定する。焦点検出領域に関しては、後述の図4の40
1Rの多孔視野マスクの形状に対応した特定の領域を前
もって指定しておく。ステップ(305)では、EEP
ROMに格納されている光学系の情報に基づいてセンサ
チップ上の選択領域の被写体像信号を実際に焦点検出処
理に適した型に変形する。次に、ステップ(306)
で、先のステップ(305)で作られた1次元の像信号
から、公知の焦点検出演算を使って、目的とする撮影画
面領域の焦点状態を検知することが出来る。
【0030】次に、図4を用いて焦点検出光学系につい
て簡単に説明する。
【0031】焦点検出光学系は、フィールドレンズ40
0,多孔視野マスク401,正レンズ2枚を並設した2
次結像レンズ402,そしてセンサ列対が複数配列され
たセンサチップ403から構成される。
【0032】多孔視野マスク401は、不図示の撮影レ
ンズの予定結像面近傍の位置に設けられ、401Rに設
けられた不図示の各開口はそれぞれ撮影画面中の焦点検
出すべき領域を設定している。2次結像レンズ402
は、401Rの各開口で制限された被写体像の1部をセ
ンサ列対403P,403Q上の等価な位置に再結合す
る。ここで、2次結像レンズ402の手前には絞り板4
04が置かれ、絞り孔404P,404Q各々が各正レ
ンズに入射する光束を規制している。各センサ列対の被
写体像信号は電気信号として読出され、処理装置内で焦
点検出演算が実行される。
【0033】このようにして、各開口で設定された焦点
視野内の被写体に対する撮影レンズの焦点状態が検出さ
れる。
【0034】 以上説明した焦点検出系を用いることに
より、図4の401Rの多孔視野マスクの形状により、
複数の測距点をファインダ内に具備することが可能とな
る。
【0035】次に、図5,図6を用いて本実施例につい
て説明する。
【0036】始めに、図5はファインダ内の様子を示し
た図であり、図4の401Rの多孔視野マスクの形状に
より、ファインダ内にA〜Mの13の測距点を配置した
ものである。501は被写体であり、502は撮影者の
視線の方向を示す。
【0037】 この例においては、測距点EとJは被写
体にかかっているため、ほぼ等しく測距データが検出さ
れる。また、撮影者の視線502が示すポイントにもっ
とも近い測距点はである。
【0038】 次に、図6のフローチャートを用いて本
実施例の流れについて説明する。 [ステップ600] 動作を開始する。 [ステップ601] スイッチSW1がONしているか
どうかの判定を行う。ここで、スイッチSW1がOFF
の場合は元に戻り、スイッチ1のON待ちをし、スイッ
チSW1がONの場合はステップ602,603の測
光,測距に進む。 [ステップ602] 図1の分割測光センサ11を測光
回路7により駆動して測光し、ここで得られた複数の測
光データをマイクロコンピュータ1により演算し、その
時点で設定されているAEモードに適したAV値,TV
値を算出する。 [ステップ603] 図1の焦点検出回路6を用いて、
図3のフローチャートに示した一連の動作により、ファ
インダ内の複数ポイントの測距を行い、マイクロコンピ
ュータ1の測距結果によりレンズ制御回路にレンズ駆動
量を通信し、合焦用レンズの駆動を行う。 [ステップ604] ここでは、図1の視線検出回路1
2とCCD13を用いて視線を検出し、撮影者がファイ
ンダのどの場所を見ているかの検出を行う。 [ステップ605] ここでは、まずステップ604で
検出された撮影者の視線ポイントに最も近いAF測距点
を検出する。図5の例では、Eの測距点が視線検出され
ポイントに最も近い測距点となる。
【0039】次に、上記の測距点より得られる測距デー
タが合焦点あるいは合焦点近傍であるかの判定を行い、
測距データが合焦点あるいは合焦点近傍であると判断さ
れた場合は、撮影者は被写体を見ていると判定し、合焦
点あるいは合焦点近傍でないと判断された場合は被写体
を見ていないと判断する。 [ステップ606] ここでは、図1の10bのサブ電
子ダイアルが変化したかどうかの判定を行う。サブ電子
ダイアル10bが回転した場合は、スイッチセンス回路
4に通信することにより検出することが可能であり、1
回スイッチセンス回路4に通信し、回転量を検出するこ
とにより、スイッチセンス回路4は次の回転の待ち状態
となる。また、本実施例においてはサブ電子ダイアル1
0bにより、露出補正,調光補正を入力する場合につい
てのものなので、AEモードはマニアル以外のAV優
先,TV優先,プログラムであるものとする。
【0040】ここでサブ電子ダイアル10bに変化がな
いと判定された場合は、ステップ610へ進み、変化が
あった判定された場合はステップ607へ進み、サブ電
子ダイアル10bによる入力を露出補正に用いるか、調
光補正に用いるかを判定する。 [ステップ607] ここでは、ステップ605の検出
結果に基づいて視線が被写体を見ていると判断した場合
はステップ608へ進み、サブ電子ダイアル10bの入
力値を調光補正量として用いて、視線が被写体を見てい
ないと判断した場合はステップ609へ進み、サブ電子
ダイアル10bの入力値を露出補正量として用いる。 [ステップ608] サブ電子ダイアル10bより入力
された値を調光補正量として用いて調光量を算出し、ス
トロボ発光時は、本演算値を図1のストロボ発光/調光
制御回路5へ通信し、調光を行う。 [ステップ609] サブ電子ダイアル10bより入力
された値を露出補正量としてAEのTv値,Av値の再
演算を行う。 [ステップ610] ここで、レリーズスイッチSW2
がONしているかどうかの判定を行う。ここで、ONし
ていると判定され場合はステップ611へ進みレリーズ
動作を行い、スイッチSW2がOFFと判定された場合
はステップ601へ戻る。 [ステップ611] ここでは、算出されたTv,Av
値、また、調光補正量でレリーズを行う。
【0041】最後に、本実施例においては、ストロボ撮
影についてのみ考えたものであるので、カメラに外付け
ストロボが装着されている、或は、内蔵ストロボが発光
可能状態となっている場合のフローチャートを、図6に
示している。
【0042】つまり、ストロボ発光状態でない場合は、
撮影者の視線によらず、サブ電子ダイアル10bの入力
値はすべて露出補正として扱われる。また、サブ電子ダ
イアル10bより入力される補正量は、撮影者がダイア
ルのクリック数で判断する必要がある。
【0043】以上、説明した実施例を用いることによ
り、視線により露出補正と調光補正の入力の切替えが行
えるようになり、操作性のさらなる向上につながる。
【0044】また、ストロボ撮影において、視線により
露光量(ストロボ光,定常光)のコントロールができる
という意味で露光補正と調光補正を区別することなく、
撮影者がコントロールすることができるようになる。
【0045】また、本実施例においては、撮影者が被写
体を見ているかどうかの判定として、13個のAF測距
点の測距データを用いたが、測距点を多くすることによ
りより正確な判断が可能となる。また、分割AEセンサ
の情報も加味することにより、より精度を上げることも
可能である。
【0046】(第2の実施例)この第2の実施例は、ス
トロボ撮影において、撮影者がファインダ内のAF測距
点を見ながら図1のサブ電子ダイアル10bを入力した
際は、調光補正値の入力として入力値を扱い、AF測距
点以外の場所を見ながら図1のサブ電子ダイアル10b
を入力した際は、露出補正値の入力として、入力値を扱
うようにすることにより、視線で調光補正の入力と露出
補正の入力を切替えるというものである。
【0047】図7,図8を用いて第2の実施例の説明を
行う。なお、回路構成等は第1の実施例と同じである。
【0048】始めに、図8はこの実施例を示すファイン
ダの様子を示した図であり、801はAF測距点、80
2,803は撮影者の視線を示す。また、視線802は
AF測距点を見ていることを示し、視線803はAF測
距点以外を見ていることを示す。
【0049】次に、図7のフローチャートにより、第2
の実施例における動作について説明する。 [ステップ700〜704] 上記のステップ600〜
604と同様の動作を行う。 [ステップ705] ステップ704で検出された撮影
者の視線ポイントが、ファインダ内のAF測距枠内にあ
る(又は近傍にある)かどうかの判定を行う。 [ステップ706] ステップ606と同様の動作を行
う [ステップ707] ステップ705の判定結果、撮影
者がAF測距点を見ていると判定された場合、視線80
2は、サブ電子ダイアル10bの入力値が調光補正の修
正値と判定し、ステップ708へ進み補正を行い、撮影
者がAF測距点以外を見ていると判定された場合、視線
803は、サブ電子ダイアル10bの入力値を露出補正
の修正値と考えステップ709へ進む。 [ステップ708〜711] 上記のステップ608〜
611と同様の動作を行う。
【0050】以上説明した実施例を用いることにより、
AF測距点は被写体を表すと考え、調光補正量修正,A
F測距点以外は背景を表すと考え、露出補正量修正とす
ることにより、視線により迅速に露出補正調光補正の入
力を切替えることが可能となる。
【0051】(第3の実施例)この第3の実施例は、ス
トロボ撮影において、撮影者がファインダ内を見ながら
図1のサブ電子ダイアル10bを入力した際は、調光補
正値の入力として入力値を扱い、ファインダ外を見なが
ら図1のサブ電子ダイアル10bを入力した際は、露出
補正値の入力として、入力値を扱うようにすることによ
り、視線で調光補正の入力と露出補正の入力を切替える
というものである。
【0052】図9,図10を用いて本実施例の説明を行
う。なお、回路構成等は第1の実施例と同様である。
【0053】始めに、図10は本実施例を示すファイン
ダの様子を示す図であり、1001はファインダを示
し、1002,1003は撮影者の視線を示す。また、
視線1002は撮影者がファインダ内を見ていることを
示し、視線1003は撮影者がファインダ外を見ている
ことを示す。
【0054】次に、図9のフローチャートを用いて、こ
の第3の実施例の動作について説明する。 [ステップ900〜904] 上記のステップ600〜
ステップ604と同様の動作を行う。 [ステップ905] ステップ904で検出された撮影
者の視線ポイントがファインダ内にあるか、ファインダ
外にあるかの判定を行う。 [ステップ906] ステップ606と同様の動作を行
う。 [ステップ907] ステップ905の判定結果、撮影
者がファインダ内を見ていると判定された場合、視線1
002は、サブ電子ダイアル10bの入力値が調光補正
の修正値と判定しステップ908へ進み、調光補正を行
い、撮影者がファインダ外を見ていると判定された場
合、視線1003は、サブ電子ダイアル10bの入力値
を露出補正の修正値と考えステップ909へ進む。 [ステップ908〜911] 上記のステップ608〜
611と同様の動作を行う。
【0055】以上説明した実施例を用いることにより、
ファインダ内は被写体を表すと考え、調光補正量修正,
ファインダ外は背景と表すと考え、露出補正量修正とす
ることにより、視線により迅速に露出補正と調光補正の
入力を切替えることが可能となる。
【0056】以上の説明した実施例の他に、ストロボ充
完マークがファインダ内にある場合に、該ストロボ充完
マークを撮影者が見ていると検知した場合は、調光補正
を、ストロボ充完マーク以外を見たと検知した場合は、
露出補正として、入力値を扱うという切替えする実施例
や、ファインダ視野内を撮影者が見ていると検知した場
合は調光補正を、ファインダの視野外を見ていると検知
した場合は、露出補正として、入力値を扱うという切替
え実施例も可能である。
【0057】(第4の実施例)以上の第1〜第3の実施
例において、露出修正,調光補正の補正をかけた場合
に、補正量は撮影者が電子ダイアルのクリック数で頭の
中で換算するというものであった。また、アンダー,オ
ーバーの電子ダイアルの回転方向も知っている必要があ
った。したがって、補正量の修正等の場合は、補正量が
わからなくなった場合、スイッチ等の操作により露出補
正量/調光補正量の確認が必要となり、操作性があまり
よくない。
【0058】そこで、この第4の実施例においては、フ
ァインダスクリーンと同数位置に数ブロックに分かれた
液晶をおき、その液晶の差により補正量を表示すること
により、露出量の修正がより判かり易くするような表示
を行うようにする。
【0059】始めに、図11はファインダスクリーンと
重ねおく液晶が、数ブロックに分割されていることを示
す。図中においては、4×6の24ブロックに分割され
ている。
【0060】次に、図12のように撮影者があるブロッ
ク近傍に視線を送りながら、サブ電子ダイアル10bを
回転し、露出補正、又は、調光補正をかけるとする。こ
こで、露出補正をかけるか調光補正をかけるかは、第1
の実施例の手段により決定する。
【0061】図13,図14はオーバー側、又は、アン
ダー側に補正値をかけた場合の液晶表示を示した図であ
り、図13(a)はオーバー側にサブ電子ダイアル10
bを1クリック回転したもの(例えば+0.5 補正をかけ
たもの)である。また、図13(b)はオーバー側にサ
ブ電子ダイアル10bを2クリック回転したもの(例え
ば+1.0 補正をかけたもの)である。また、図13
(c)はオーバー側にサブ電子ダイアル10bを3クリ
ック回転したもの(例えば+1.5 補正をかけたもの)で
ある。
【0062】図14(a)はアンダー側にサブ電子ダイ
アル10bを1クリック回転したもの(例えば−0.5 補
正をかけたもの)である。また、図14(b)はアンダ
ー側にサブ電子ダイアル10bを2クリック回転したも
の(例えば−1.0 補正をかけたもの)である。図14
(c)はアンダー側にサブ電子タイアル10bを3クリ
ック回転したもの(例えば−1.5 補正をかけたもの)で
ある。
【0063】以上説明した実施例ように、補正時に液晶
表示の濃さで補正量の表示することにより、アンダー,
オーバーのどちらに概略どの程度の補正がかかっている
か、撮影者が認識できるようになる。
【0064】また、より補正量を明確にするには、図1
5に示すように、ファインダスクリーン位置の液晶表示
器を用いて、補正量を表示するというものも考えられ
る。
【0065】図15(a)はオーバー側に0.5 段補正が
かけられている例を、図15(b)はアンダー側に1.0
段補正がかけられている例を、それぞれ示している。
【0066】また、第1の実施例の方法により、視線に
より露出補正と調光補正を切替えた場合、表示上で区別
するために、図16のように補正量の点滅表示を用いる
というものも考えられる。
【0067】図16(a)はオーバ側ーに1.5 段の露出
補正をかけたときの表示例を、図16(b)はオーバ側
に1.5 段の調光補正をかけた時の表示例を、それぞれ示
している。
【0068】この例では、補正量が点灯の場合は露出補
正値が設定してあり、補正量が点滅している場合は、調
光補正量が設定してある場合を示すとしたものである。
【0069】以上の各実施例を実現することにより、撮
影者はより簡単にファインダを覗きながら視線により調
光補正と露出補正の入力を切替え、より撮影表示に適し
た補正が可能となる。
【0070】また、上記の各実施例を用いることによ
り、ストロボ撮影時に、撮影者は煩わしいスイッチ操作
無しに、ファインダを覗いたままで露出補正と調光補正
を切替えることが可能となり、かつ、撮影者に露光補正
や調光補正の知識がなくとも、ファインダを覗きなが
ら、被写体や背景の明るさのコントロールを容易に行う
ことが可能となる。
【0071】
【発明の効果】 以上説明したように、請求項1記載の
本発明によれば、補正量を設定する補正量設定手段と、
前記補正量設定手段により設定された補正量に基づいて
露出補正を行う露出制御手段と、前記補正量設定手段に
より設定された補正量に基づいて調光補正を行う調光制
御手段と、撮影者の視線位置を検出する視線検出手段
と、前記検出された視線位置から撮影者がファインダ内
の被写体を見ているか否かを判定し、前記撮影者が被写
体を見ていると判定した場合は前記補正量設定手段によ
り設定された補正量を前記調光制御手段による調光補正
に用い、前記撮影者が被写体を見ていないと判定した場
合は前記補正量設定手段により設定された補正量を前記
露出制御手段による露出補正に用いるように切り換える
切換手段とを有することにより、露出補正量と調光補正
量の補正量の設定を特別な操作部材を用いることなく容
易に行うことができ、かつ、露出補正と調光補正の切換
動作を簡単に、そして素早く行うことができる。また、
ファインダ内の被写体を見ているか否かの判定に代え
て、ファインダ内に設定された特定のエリア、例えば測
距点を見ているか否かの判定を用いたり、ファインダ視
野内を見ているか否かの判定を用いることでも、同様の
効果を得ることができる。
【0072】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における視線検出機能付
カメラの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のカメラの概略構成図である。
【図3】図1のカメラの焦点検出時の概略動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】図1のカメラの焦点検出光学系の概略構成図で
ある。
【図5】図1のカメラファインダ内を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例における視線検出機能付
カメラの一連の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例における視線検出機能付
カメラの一連の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施例におけるファインダ内を
示す図である。
【図9】本発明の第3の実施例における視線検出機能付
カメラの一連の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施例におけるファインダ内
を示す図である。
【図11】本発明の第3の実施例においてファインダス
クリーン上に重ねて置かれる液晶を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施例においてファインダス
クリーン上に撮影者が視線を送った場合を示す図であ
る。
【図13】本発明の第3の実施例においてオーバー側に
例えば露出補正を行った際の表示の第1の例を示す図で
ある。
【図14】本発明の第3の実施例においてアンダー側に
例えば露出補正を行った際の表示の第1の例を示す図で
ある。
【図15】本発明の第3の実施例においてオーバー側及
びアンダー側に例えば露出補正を行った際の表示の第2
の例を示す図である。
【図16】本発明の第3の実施例において露出補正と調
光補正を行った際の表示の第3の例を示す図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 3 液晶表示回路 5 ストロボ発光調光制御回路 7 測光回路 10b サブ電子ダイヤル 11 分割測光センサ 12 視線検出回路 13 CCD 15 ファインダ内液晶表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−34751(JP,A) 特開 昭63−94232(JP,A) 特開 平3−87818(JP,A) 特開 平1−241511(JP,A) 特開 平4−100026(JP,A) 特開 平5−100148(JP,A) 実開 平4−124235(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 7/28 G02B 7/28 G03B 7/16 G03B 13/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補正量を設定する補正量設定手段と、 前記補正量設定手段により設定された補正量に基づいて
    露出補正を行う露出制御手段と、 前記補正量設定手段により設定された補正量に基づいて
    調光補正を行う調光制御手段と、 撮影者の視線位置を検出する視線検出手段と、前記検出された視線位置から撮影者がファインダ内の被
    写体を見ているか否かを判定し、前記撮影者が被写体を
    見ていると判定した場合は前記補正量設定手段により設
    定された補正量を前記調光制御手段による調光補正に用
    い、前記撮影者が被写体を見ていないと判定した場合は
    前記補正量設定手段により設定された補正量を前記露出
    制御手段による露出補正に用いるように切り換える切換
    手段 とを有することを特徴とする視線検出手段を備えた
    カメラ。
  2. 【請求項2】 補正量を設定する補正量設定手段と、 前記補正量設定手段により設定された補正量に基づいて
    露出補正を行う露出制御手段と、 前記補正量設定手段により設定された補正量に基づいて
    調光補正を行う調光制御手段と、 撮影者の視線位置を検出する視線検出手段と、 前記検出された視線位置から撮影者がファインダ内に設
    定された特定のエリアを見ているか否かを判定し、前記
    撮影者が特定のエリアを見ていると判定した場合は前記
    補正量設定手段により設定された補正量を前記調光制御
    手段による調光補正に用い、前記撮影者が特定のエリア
    を見ていないと判定した場合は前記補正量設定手段によ
    り設定された補正量を前記露出制御手段による露出補正
    に用いるように切り換える切換手段とを有することを特
    徴とする 視線検出手段を備えたカメラ。
  3. 【請求項3】 前記特定のエリアとは測距点であること
    を特徴とする請求項2に記載の視線検出手段を備えたカ
    メラ。
  4. 【請求項4】 補正量を設定する補正量設定手段と、 前記補正量設定手段により設定された補正量に基づいて
    露出補正を行う露出制御手段と、 前記補正量設定手段により設定された補正量に基づいて
    調光補正を行う調光制御手段と、 撮影者の視線位置を検出する視線検出手段と、 前記検出された視線位置から撮影者がファインダ視野内
    を見ているか否かを判定し、前記撮影者がファインダ視
    野内を見ていると判定した場合は前記補正量設定手段に
    より設定された補正量を前記調光制御手段による調光補
    正に用い、前記撮影者がファインダ視野内を見ていない
    と判定した場合は 前記補正量設定手段により設定された
    補正量を前記露出制御手段による露出補正に用いるよう
    に切り換える切換手段とを有することを特徴とする視線
    検出手段を備えたカメラ。
  5. 【請求項5】 ファインダのスクリーン位置に配置さ
    れ、前記補正量を表示の濃さにより表示する表示手段を
    具備したことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記
    載の視線検出手段を備えたカメラ。
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