JPH08334823A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH08334823A
JPH08334823A JP7143018A JP14301895A JPH08334823A JP H08334823 A JPH08334823 A JP H08334823A JP 7143018 A JP7143018 A JP 7143018A JP 14301895 A JP14301895 A JP 14301895A JP H08334823 A JPH08334823 A JP H08334823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aspect ratio
lock
camera
switching
photometric
Prior art date
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Application number
JP7143018A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Matsumoto
俊郎 松本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 AEロックの作動中に、アスペクト比の選択
操作が行われても、適正な撮影が行えるようにする。 【構成】 アスペクト比を選択設定するアスペクト比選
択手段301と、被写体輝度を測定する測光手段307
と、この測光手段により測定された被写体輝度を記憶保
持するAEロック手段(319、310)とを有するカ
メラにおいて、AEロック手段が作動しているときに、
アスペクト比選択手段によるアスペクト比の切換えを禁
止するアスペクト比切換え禁止手段304を設ける。ま
た、AEロック手段が作動しているときにアスペクト比
選択手段によるアスペクト比の切換えを行った場合に、
新ためて測光手段による測光およびAEロック手段によ
る被写体輝度の記憶保持を行うAEロック更新手段を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影に際してアスペク
ト比を複数のアスペクト比の中から択一的に設定可能な
カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムの撮影画面における一部の領域
を指定してプリントできるトリミング撮影機能を備え、
このトリミング撮影における画面のアスペクト比(縦横
比)を撮影ごとに選択できるようにしたカメラが、特開
平62−163033号公報等にて提案されている。こ
のようなカメラにおいては、選択されたアスペクト比の
情報がフィルムの駒ごとに設けられた磁気記録部に記憶
され、プリント時にこの情報を読み出すことにより、選
択したアスペクト比を有するプリントが得られる。
【0003】また、このようなカメラの測光手段は、特
開昭62−112139号や特開昭62−163031
号公報等にて提案されているように、選択されたアスペ
クト比に応じて測光領域を自動的に変えることができる
ようになっている。
【0004】ところで、カメラには、逆光状態の被写体
や明暗分布の激しい被写体等でも適正な露出が得られる
ようにAEロック機能が取り付けられていることが多
く、トリミング撮影機能を有するカメラにおいては、A
Eロックを作動させると、その時に選択されていたアス
ペクト比に対応する測光領域の被写体輝度が記憶保持さ
れ、この輝度に基づいて露出制御が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、AEロ
ックの作動中に、例えば、撮影者が誤ってアスペクト比
の選択操作を行ってこれを切り換えてしまう場合があ
り、この場合にそのまま撮影が行われると、切換え前の
アスペクト比に対応する測光領域の輝度に基づく露出制
御がなされ、露出オーバー又は露出アンダーとなって適
正な撮影を行えないという問題がある。
【0006】一方、AEロックを作動させた後に、撮影
者が自らの意思によってアスペクト比を変更するため選
択操作を行う場合も考えられるが、この場合にAEロッ
クが作動し続けたのでは、上記の場合と同様に適正な撮
影が行えない。
【0007】そこで、本発明の目的は、AEロックの作
動中に、アスペクト比の選択操作が行われても、適正な
撮影が行えるようにしたカメラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するために、本願第1の発明は、アスペクト比を選
択設定するアスペクト比選択手段と、被写体輝度を測定
する測光手段と、この測光手段により測定された被写体
輝度を記憶保持するAEロック手段とを有するカメラに
おいて、AEロック手段が作動しているときに、アスペ
クト比選択手段によるアスペクト比の切換えを禁止する
アスペクト比切換え禁止手段を設けている。
【0009】このようなカメラによれば、AEロックの
作動中に誤まってアスペクト比の切換え操作がなされた
場合でも、アスペクト比の切換えは行われない。このた
め、撮影者がもともと選択したアスペクト比およびこれ
に対応した測光領域による適正な露出制御が行われる。
【0010】なお、上記第1の発明においては、アスペ
クト比切換え禁止手段によりアスペクト比の切換えが禁
止されているときに、警告を行う警告手段を設けるのが
望ましい。
【0011】これによれば、警告を見たり聞いたりする
ことにより、AEロックによりアスペクト比の切換えが
行えなくなっていることを明確に撮影者に知らせること
ができる。
【0012】また、本願第2の発明では、AEロック手
段が作動しているときにアスペクト比選択手段によるア
スペクト比の切換えを行った場合に、新ためて測光手段
による測光およびAEロック手段による被写体輝度の記
憶保持を行うAEロック更新手段を設けてカメラを構成
している。
【0013】このようなカメラによれば、撮影者がアス
ペクト比を切り換えると、AEロック手段にて記憶され
る被写体輝度は、切換え前のアスペクト比に対応する測
光領域での測定値から切換え後のアスペクト比に対応す
る測光領域での測定値に自動的に更新される。このた
め、撮影者は、アスペクト比の切換えを行うごとにいち
いちAEロック手段の作動・非作動切換えを行わずに済
み、撮影者の負担を軽減することができる。
【0014】なお、上記第2の発明においては、AEロ
ック更新手段によりAEロック手段での被写体輝度の記
憶保持が新ためて行われた場合に、この旨を表示する表
示手段を設けるのが望ましい。
【0015】このような表示手段を設ければ、切換え後
のアスペクト比に対応した適正な輝度の記憶保持が行わ
れて、AEロック手段の解除および作動操作が不要であ
ることを、撮影者に明確に知らせることができる。
【0016】
【実施例】
(第1実施例)図1〜図9には本発明の一実施例のカメ
ラを示している。図1は、このカメラにおいて選択可能
な3種類のアスペクト比の違いとトリミングの領域を示
したものである。図1(a)は、アスペクト比切換え値
“H”を選択した場合においてプリント時にプリントさ
れる領域を示した図であり、アスペクト比は約1:1.
8である。図1(b)は、アスペクト比切換え値“L”
を選択した場合においてプリント時にプリントされる領
域を示した図であり、アスペクト比は約1:1.5であ
る。図1(c)は、アスペクト比切換え値“P”を選択
した場合においてプリント時にプリントされる領域を示
した図であり、アスペクト比は約1:2.8である。
【0017】図2は、本発明にかかる一眼レフカメラの
概略図である。同図において、1はカメラ本体であり、
2は撮影レンズである。なお、図には便宜上2枚レンズ
で撮影レンズを示したが、実際にはさらに多数のレンズ
から構成されていることは周知の通りである。3はメイ
ンミラーであり、被写体の観察状態と撮影状態に応じて
撮影光路内に配設されたり、退去されたりする。
【0018】4は撮影レンズ2の予定結像面に配置され
たフォーカシングスクリーンであり、このフォーカシン
グスクリーン4の上面が予定結像面である。5はファイ
ンダー視野内に、後述するアスペクト比やオートフォー
カス用の焦点検出領域(以下、測距点という)の表示
(以下、スーパーインポーズ表示という)を行うための
液晶表示素子であり、フォーカシングスクリーン4の予
定結像面に対向して配置されている。
【0019】6はファインダー光路変更用のペンタダハ
プリズムであり、このペンタダハプリズム6の射出面後
方には接眼レンズ7が配されている。これらペンタダハ
プリズム6および接眼レンズ7は、撮影者眼によるフォ
ーカシングスクリーン4の観察に使用される。8は撮影
者眼の視線を検出するために撮影者眼を照明する照明光
源である赤外発光ダイオードであり、接眼レンズ7の回
りに配されている。
【0020】9は光分割器であり、ペンタダハプリズム
6の射出面と接眼レンズ7との間に配設されている。こ
の光分割器9は、例えば可視光を透過し赤外光を反射す
るダイクロックミラーからなる。10は受光レンズであ
る。11はCCD等の光電素子列を2次元的に配したイ
メージセンサーであり、受光レンズ10に関して所定の
位置にある撮影者眼の瞳孔近傍と共役になるように配置
されている。赤外発光ダイオード8により照明された撮
影者眼は、ダイクロックミラー9に反射され受光レンズ
10によりイメージセンサー11に結像される。
【0021】12,13は撮影画面内の被写体輝度を測
定するための測光用結像レンズと多分割測光センサーで
ある。結像レンズ12はペンタダハプリズム6内の反射
光路を介してフォーカシングスクリーン4と多分割測光
センサー13を共役に位置付けている。
【0022】14はサブミラーでメインミラー3を透過
した一部の光束をカメラボディの下方に配置された焦点
検出装置15へ向けて反射する。15は周知の位相差検
出方式の焦点検出装置であり、図3に示すように被写界
内の複数の領域(測距点マーク110〜112で示され
る3箇所)において焦点検出可能に構成されている。1
6はカメラ側の焦点検出装置15によるレンズ駆動量の
情報に基づいてレンズ駆動用モータを所定量駆動させ、
撮影レンズ2を合焦位置に移動させるためのレンズ駆動
装置である。
【0023】図3〜図5は、本発明のカメラのファイン
ダー内を示したものである。図3〜図5において、10
0はファインダー視野102外の撮影情報表示部であ
り、左から、手振れ警告マーク、AEロックマーク、シ
ャッター秒時、絞り値、露出補正マーク、ストロボ充電
完了マーク、視線検出マーク、合焦マーク等を表示して
いる。102はファインダー視野であり、ファインダー
視野102内は、前述した液晶表示素子5により、測距
点マーク110〜112、アスペクト比表示マーク12
0〜122がスーパーインポーズ表示されている。ま
た、ファインダー視野102内では、選択されたアスペ
クト比に対応してプリントされない領域がスーパーイン
ポーズ表示によりマスクされる。
【0024】ここで、図3はアスペクト比“H”を選択
した場合(マスクなし)、図4はアスペクト比“L”を
選択した場合、図5はアスペクト比“P”を選択した場
合スーパーインポーズ表示を含んだ視野状態を示してい
る。図4,図5におけるLマスク130,131、Pマ
スク140,141はハーフトーン、または、ブラック
アウトすることでファインダー視野を規制している。
【0025】以上のように構成された本実施例のカメラ
は、撮影者の視線検出を行い、撮影被写体の投影された
フォーカシングスクリーン4上で視線位置を決定可能な
カメラである。このため、撮影者が測距点マーク110
〜112を注視することで測距点の選択が可能となる。
また、アスペクト比の選択も視線を検出することで可能
であり、アスペクト比表示マーク120〜122を注視
することで、アスペクト比が選択されると共にファイン
ダー視野の表示アスペクト比も変化する。例えば、
“H”マーク120を注視すると図3に示すように、
“P”マーク121を注視すると図5に示すように、
“L”マーク122を注視すると図4に示すようにファ
インダー視野が変化する。
【0026】また、図6は多分割測光センサー13のフ
ァインダー視野102に対する測光領域を示すものであ
り、この図から分かるように、多分割測光センサー13
は、二点破線で示すように9分割の測光エリア200〜
208を有する。また、同図に示す縦方向の点線130
a,131aはアスペクト比“L”が選択された時のフ
ァインダー視野長辺方向の大きさを示すもので、横方向
の点線140a,141aはアスペクト比“P”が選択
された時のファインダー視野短辺方向の大きさを示すも
のである。
【0027】図7は、本発明の一実施例であるカメラの
電気回路ブロック図である。同図において、301はア
スペクト比を選択するための操作部材に連動したスイッ
チ(以下、アスペクト比選択スイッチという)であり、
その切換えはHLP切換え検出回路303によって検出
される。HLP切換え検出回路303は、選択されたア
スペクト比に応じて、前述したようにカメラのファイン
ダー内へ配置された液晶表示素子(LCD)5を駆動し
て、選択されたアスペクト比をLCDファインダー30
2にスーパーインポーズ表示させる。なお、本実施例の
カメラでは、このようにアスペクト比選択スイッチ30
1の操作によるアスペクト比の切換えが可能であるとと
もに、前述のように、撮影者の視線検出をすることでも
アスペクト比の切換えが可能である。
【0028】304はHLP切換え検出回路303の動
作を禁止するHLP禁止手段であり、305はシャッタ
ー制御回路であり、306は絞り制御回路である。30
7は被写体の輝度を前述した多分割測光センサー13か
らの出力を増幅後、対数圧縮およびA/D変換し、各小
領域毎のセンサーの輝度情報を測定するための測光回路
である。
【0029】308は撮影者の視線を検出するための視
線検出回路であり、イメージセンサー11からの眼球像
の出力をA/D変換して、視線検出に必要な眼球像の各
特徴点を所定のアルゴリズムに従って抽出し、さらに各
特徴点の位置から撮影者の視線を算出する。算出された
撮影者の視線は、多点オートフォーカス用の測距点選択
やアスペクト比選択に用いられる。
【0030】309は被写体までの撮影距離を測定する
とともに、撮影レンズを駆動して測定された撮影距離に
焦点を合わせる自動焦点調節回路である。310は本実
施例のカメラの作動シーケンスを制御するマイクロコン
ピュータ(以下、CPU)であり、311は撮影モード
や各種情報を入力するためのモードダイヤルスイッチで
ある。モードダイヤルスイッチ311では、各モードポ
ジションが4bitグレーコード化されており、CPU
(310)はモードダイヤルスイッチ311のグレーコ
ードを判別することで撮影モード等を設定する。また、
モードダイヤルスイッチ311は、カメラの作動・不作
動を選択するメインスイッチも兼用している。
【0031】312は撮影者にカメラの設定状態等の表
示を行うための外部表示器であり、313は図3に示し
たファインダー視野102外の撮影情報表示部100と
なるファインダー内表示器である。外部表示器312お
よびファインダー内表示器313の表示内容は、CPU
(310)から出力されたカメラの撮影情報を入力する
表示駆動回路314により制御される。
【0032】315はフィルム324の給送(巻き上げ
・巻き戻し)およびカメラのミラー駆動やシャッターチ
ャージを行うためのモータ316を駆動するモータ駆動
回路である。317は測光・自動焦点調節開始スイッチ
(以下、SW1と略す)であり、後述するレリーズボタ
ン401の第1ストロークでオンされる。318はカメ
ラの露光動作を開始するスイッチ(以下、SW2と略
す)であり、レリーズボタン401の第1ストロークに
続く第2ストロークでオンされる。319は測光値を記
憶・保持するAEロックスイッチ(以下、SWAELと
略す)であり、後述するAEロックボタン407を押圧
することにより、SWAEL(319)がオンし、その
時点での測光値を記憶・保持する。
【0033】320は多点オートフォーカスの複数ある
測距点を選択するためのスイッチ(以下、SWAFPと
略す)であり、後述する測距点選択ボタン408を押圧
しながら電子ダイヤル402を回転することで測距点の
選択が可能である。321は露出補正を設定可能とする
スイッチ(以下、SWCOMと略す)であり、後述する
露出補正ボタン404を押圧しながら電子ダイヤル40
2を回転させることでカメラへ露出補正値を入力するこ
とが可能である。322はフィルム324へ情報(アス
ペクト比や日付け等)を書き込むための磁気記録回路で
あり、323は磁気ヘッドである。
【0034】図8は本実施例のカメラの上面図を示し、
図9は本実施例のカメラの背面図を示すものである。図
8および図9において、400はファインダーを観察す
るための接眼部であり、前述したように接眼レンズ7が
配されて、撮影者眼によるフォーカシングスクリーン4
の観察に使用される。また、この接眼部400には、前
述のように、撮影者眼の視線を検出するために撮影者眼
を照明する照明光源である赤外発光ダイオード8が接眼
レンズ7の回りに配されている。
【0035】401はカメラの撮影シーケンスを開始さ
せるレリーズボタンであり、このレリーズボタン401
は、前述したように2段階ストロークを有するスイッチ
で構成されている。なお、本実施例のカメラにおいて
は、レリーズボタン401の押圧によりSW2(31
8)がオンされている間は連続して撮影作動が行われ
る。402は各種撮影補助情報(シャッター秒時、絞り
値、露出補正量、ISO設定、測距点変更選択、日付の
プリント有無、視線検出入力の可否等)の設定・変更入
力を行うための電子ダイヤルである。この電子ダイヤル
402は、回転方向に応じて異なる電気的パルス信号を
発生するパルス板を有し、このパルス信号をCPU(3
10)が検出することで情報の設定・変更入力を行え
る。
【0036】403はアスペクト比を選択するための操
作部材である切換えボタンであり、アスペクト比選択ス
イッチ301に連動している。図においてアスペクト比
切換えボタン403を押すたびに、「H」→「L」→
「P」→「H」というようにアスペクト比の切換え設定
が可能である。
【0037】404は露出補正ボタンであり、この露出
補正ボタン404が押圧されることによりSWCOM
(321)がオンし、露出補正ボタン404を押しなが
ら電子ダイヤル402を回転させることでカメラへ露出
補正値を±0.5EVステップ毎に入力することができ
る。
【0038】405はカメラの撮影情報を表示するため
の外部表示器であり、406はカメラの撮影モードや各
種撮影機能の設定およびメインスイッチの機能を有する
モードダイヤルである。このモードダイヤル406は、
モードダイヤルスイッチ311に連動しており、モード
ダイヤル406上にはカメラ不動作ポジションである
「L」(ロック)ポジション406aと、カメラの撮影
モード設定ポジション406cと、カメラの撮影機能設
定ポジション406bとが表示されている。カメラ本体
に表示されている指標にこのモードダイヤル406の表
示ポジション(406a,406b,406c)を合わ
せることでモードダイヤルスイッチ311を切換えるこ
とができる。
【0039】撮影ポジション406cは、マニュアル露
出モード「M」、絞り優先露出モード「Av」、シャッ
ター優先露出モード「Tv」、プログラム露出モード
「P」の4ポジションを有する。また、撮影補助機能設
定ポジション406bは、撮影時の補助的役割の機能を
設定するポジションであり、「DATE」、「IS
O」、「CAL」の3ポジションを有する。「DAT
E」ポジションは、日付け情報をフィルム324へ磁気
情報として記録し、写真のプリント時にプリントするか
否かを選択するポジションである。「ISO」は、フィ
ルムのISO感度を設定するポジションである。
【0040】「CAL」ポジションは視線検出入力をす
るか否かを設定するとともに、視線の個人差の補正を行
うキャリブレーションモードである。このキャリブレー
ションモードの中では、キャリブレーションデータナン
バーの選択および視線検出の禁止モードの設定が電子ダ
イヤル402にて選択可能となっている。キャリブレー
ションデータは複数設定が可能であり、カメラを使用す
る人物で区別したり、同一の使用者であっても観察の状
態が異なる場合、例えば、眼鏡を使用する場合とそうで
ない場合、あるいは視度補正レンズを使用する場合とそ
うでない場合とで区別したりして設定するのに有効であ
る。また、このキャリブレーションデータナンバーが選
択されることで視線検出入力が可能となる。
【0041】407はAEロックボタンであり、このA
Eロックボタン407が押圧されることによりSWAE
L(319)がオンする。CPU(310)は、その時
点での測光値を、SWAEL(319)がオンされてい
る間およびオフされた後の所定時間の間記憶・保持す
る。408は多点オートフォーカスにおける測距点選択
ボタンであり、この測距点選択ボタン408を押しなが
ら電子ダイヤル402を回転させることにより測距点の
選択が可能となる。
【0042】このように構成されたカメラにおいて、撮
影者が写真を撮影する場合、まず、モードダイヤル40
6を回転させて、ダイヤルポジションを、「L」ポジシ
ョン406aから露出モード設定ポジション406cに
おける「M」「Av」「Tv」「P」のいずれかに切り
換える。次に、撮影者は、カメラをホールディングしな
がら被写体を接眼部400を通して観察するとともに、
レリーズボタン401を第1ストローク分だけ押してS
W1(317)をオンし、測光・オートフォーカス動作
を開始させる。その後、オートフォーカスが被写体に合
焦した状態になったところで、レリーズボタン401を
第2ストロークのエンドまで押し込むことにより、露光
動作(撮影)が行われる。
【0043】本実施例のカメラでは、前述したようにフ
ォーカシングスクリーン4に結像した被写体を、図6に
示したように多分割測光センサー13により小領域に分
割はて、被写体輝度を測定する。
【0044】しかし、前述したようにアスペクト比の切
換えを行うと、フォーカシングスクリーン4の上方に配
置された液晶表示素子5により、ファインダー視野の一
部がマスキングされる。例えば、アスペクト比「L」を
選択すると、図4に示したようにファインダー視野の左
右がLマスク130、131によりマスキングされ、ア
スペクト比「P」を選択すると、図5に示したようにフ
ァインダー視野の上下がPマスク140、141により
マスキングされる。このため、フォーカシングスクリー
ン4上に結合された被写体がLマスク130、131又
はPマスク140、141により一部遮光されてしま
い、図6に示したように多分割測光センサー13の分割
された小領域センサー部205、206、207、20
8の出力がアスペクト比の切換えにより大きく変わって
しまうおそれがある。特に、各マスク部分に高輝度体
(太陽や反射物等)があると、露出動作に大きな影響を
与えてしまうおそれがある。したがって、AEロック作
動後にアスペクト比の切換えを行うと、カメラの露出制
御の誤差が大きくなる可能性がある。
【0045】そこで、本実施例のカメラでは、AEロッ
クボタン407が押圧され、SWAEL(319)がオ
ンしたことをCPU(310)が検知したときは、CP
U(310)はHLP禁止手段304に切換え禁止信号
を出力する。この禁止信号を受けたHLP禁止手段30
4は、HLP切換え検出回路303に切換え検出の禁止
を命令する。切換え検出禁止の命令を受けたHLP切換
え検出回路303は、アスペクト比選択スイッチ301
および視線検出回路308から切換え信号が入力されて
も、一切、切換え信号の検出を行わず、LCDファイン
ダー302に切換えが禁止されていることを警告するた
めに、Lマスク130、131およびPマスク140、
141を点滅させ、切換え禁止警告表示を行う。また、
CPU(310)は、アスペクト比切換え信号が入力さ
れたことを検出することにより、表示駆動回路314を
通じて外部表示器312に警告表示を行わせる。なお、
この切換え禁止警告は、表示の他に発音体等により発生
させた音による警告であってもよい。
【0046】このようにAEロックの作動中におけるア
スペクト比の切換えを禁止することにより、誤ってアス
ペクト比選択スイッチ301が操作されても、アスペク
ト比は切換わらず、もともと選択したアスペクト比およ
びこれに対応した測光領域での測光動作に基づく適正な
撮影が行われる。
【0047】図10は、これまで説明した作動の制御フ
ローを示したものである。同図において、ステップ(以
下、Sと略す)501では、SW1(317)がオンに
なっていることを条件に測光を行う。S502では、測
光中にSWAEL(319)がオンになったか否かを判
別し、オンであればS503に進み、オフであればS5
01に戻って測光を継続する。
【0048】S503では、AEロックを作動させる。
S504では、AEロック作動中にアスペクト比選択ス
イッチ301が操作されたか否かを判別し、スイッチ3
01が操作されたときはS505およびS506に進
み、操作されていないときはS507に進む。
【0049】S505では、アスペクト比の切換えを禁
止し、S506ではアスペクト比の切換えが禁止されて
いることを警告する。一方、S507では、AEロック
を保持した状態でスタンバイする。
【0050】(第2実施例)次に、本発明の第2の実施
例について説明する。ここで、AEロックの作動後にア
スペクト比の切換えを行う場合や、オートフォーカス機
能を有するカメラにおいて被写体の合焦後又はフォーカ
スロックとAEロックとが同時に行われるカメラにおい
て被写体の合焦後にアスペクト比の切換えを行う場合等
には、カメラの露出制御の誤差が大きくなってしまうお
それがある。そこで、本実施例では、アスペクト比が切
り換えられた場合には、一旦AEロックを解除し、新た
めて測光およびAEロックを行う。
【0051】本実施例では、AEロックボタン407が
押圧されるか、またはオートフォーカスが被写体に合焦
すると、SWAEL(319)がオンし、これをCPU
(310)が検地して、AEロックが行われる。その
後、HLP切換え検出回路303が、アスペクト比選択
スイッチ301又は視線検出回路308からの切換え信
号を受けると、CPU(310)は、AEロックボタン
407が押された時点で記憶・保持された露出値をクリ
アー(リセット)する。続いて、CPU(310)は、
測光回路307に再測光させるための信号を出力する。
この信号を受けた測光回路307は、再測光し、測光デ
ータをCPU(310)に入力する。CPU(310)
は、再測光データを新しいAEロックデータとして記憶
・保持する。なお、記憶値クリアー→再測光→データ記
憶の動作は、ごく短時間の間で行われるため、撮影者が
シャッターチャンスを逃すことはない。
【0052】また、CPU(310)は、表示駆動回路
314を通してファインダー内表示器313に、AEロ
ックの露出制御値が変化した旨を知らせる警告表示を行
う。これにより、アスペクト比の切換えに伴ってAEロ
ックの制御値が変化したことを、撮影者に明確に知らせ
ることができる。なお、上記警告表示は、例えば、図3
に示したファインダー内の撮影情報表示部100のAE
ロックマーク″*″を再測光・再AEロック時に点滅さ
せることにより行えばよい。
【0053】図11および図12は、これまで説明した
作動の制御フローである。
【0054】図11は、AEロックボタン407を操作
した場合に用いられるフローであり、この図におけるS
601では、SW1(317)がオンになっていること
を条件に測光を行う。S602では、測光中にSWAE
L(319)がオンになったか否かを判別し、オンであ
ればS603に進み、オフであればS601に戻って測
光を継続する。
【0055】S603では、AEロックを作動させる。
S604では、AEロック作動中にアスペクト比選択ス
イッチ301が操作されたか否かを判別し、スイッチ3
01が操作されたときはS605〜S609に進み、操
作されていないときはAEロックの作動を保持する。
【0056】S605では、アスペクト比の切換えを行
う。S606では、AEロックを解除する。また、S6
07では、再測光を行い、S608では、再度AEロッ
クを作動させる。さらに、S609では、再度AEロッ
クを作動させたこと(露出制御値が変化したこと)を警
告する。
【0057】図12は、オートフォーカスによる合焦
後、AEロックが作動する場合に用いられるフローであ
り、この図におけるS701では、SW1(317)が
オンか否かの判別を行い、オンであればS702〜S7
04に進み、オフであればS701の判別を繰り返す。
【0058】S702では、オートフォーカスを作動さ
せ、S704では、測光を行う。S702からはS70
3に進み、オートフォーカスにより合焦したか否かを判
別し、合焦したときはS705を経てS706に進み、
合焦していないときはS715に進む。なお、S715
では、レリーズ動作に進むのを禁止し、警告表示を行
う。
【0059】S705では、AEロックを作動させる。
S706では、AEロック作動中にアスペクト比選択ス
イッチ301が操作されたか否かを判別し、スイッチ3
01が操作されたときはS707〜S711を経てS7
12に進み、操作されていないときはS712に直接進
む。
【0060】S707では、アスペクト比の切換えを行
う。S708では、AEロックを解除する。また、S7
09では、再測光を行い、S710では、再度AEロッ
クを作動させる。さらに、S711では、再度AEロッ
クを作動させたこと(露出制御値が変化したこと)を警
告する。
【0061】S712では、SW2(318)がオンし
たか否かを判別し、オンしたときはS713に進み、オ
フであるときはS701に戻る。S713では、AEロ
ックされた測光値に基づいて露光動作を行う。
【0062】このようにAEロックの作動中におけるア
スペクト比の切換えを許容するとともに、自動的に切換
え後のアスペクト比に応じた測光をやり直して新ためて
AEロックを行うことにより、撮影者によるAEロック
の解除および再作動の操作を必要とすることなく、迅速
且つ適正な撮影を行うことができる。
【0063】なお、本発明は、フィルム以外の画像記録
媒体を用いるカメラにも適用できる。
【0064】また、本発明は、以上の実施例および変形
例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせて
用いてもよい。
【0065】しかも、本発明は、一眼レフカメラ、レン
ズシャッタカメラ、ビデオカメラ等、種々の形態のカメ
ラ、さらにはカメラ以外の光学機器やその他の装置、さ
らにはそれらカメラや光学機器やその他の装置に適用さ
れる装置またはこれらを構成する要素に対しても適用で
きる。
【0066】(本実施例と請求の範囲との関係)本実施
例におけるHLP切換え禁止手段304は、請求の範囲
にいうアスペクト比切換え禁止手段に相当する。
【0067】また、本実施例におけるCPU310は、
請求の範囲にいうAEロック手段およびAEロック更新
手段を含む。
【0068】なお、以上が本発明の各構成と実施例の各
構成の対応関係であるが、本発明はこれら実施例の構成
に限られるものではなく、請求項に示した機構または実
施例の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのよ
うなものであってもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明
は、AEロック手段が作動しているときには、アスペク
ト比の切換えを禁止するように構成されている。このた
め、本発明を用いれば、AEロックの作動中に誤まって
アスペクト比の切換え操作がなされた場合でも、アスペ
クト比の切換えは行わず、もともと撮影者が選択したア
スペクト比およびこれに対応した測光動作による適正な
撮影を行うことができる。なお、アスペクト比の切換え
が禁止されているときに警告を行うようにすれば、AE
ロックの作動によりアスペクト比の切換えが行えなくな
っていることを明確に撮影者に知らせることができる。
【0070】また、本願第2の発明は、AEロック手段
が作動しているときにアスペクト比選択手段によるアス
ペクト比の切換えを行った場合は、新ためて測光および
AEロックを行うように構成されている。このため、本
発明を用いれば、撮影者がアスペクト比を切り換える
と、AEロック手段にて記憶される被写体輝度が、切換
え前のアスペクト比に対応する測光領域の測定値から切
換え後のアスペクト比に対応する測光領域の測定値に自
動的に更新され、撮影者は、アスペクト比の切換えを行
うごとにいちいちAEロック手段の作動・非作動切換え
を行うことなく、適正な撮影を行うことができる。
【0071】なお、AEロックが新ためて行われた場合
に、この旨を表示するようにすれば、切換え後のアスペ
クト比に対応した適正な測光が行われ、AEロックの解
除および作動操作が不要であることを撮影者に明確に知
らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アスペクト比の違いを示した図である。
【図2】本発明の一実施例である一眼レフカメラの概略
図である。
【図3】本発明の一実施例であるカメラのファインダー
視野図である。
【図4】本発明の一実施例であるカメラのファインダー
視野図である。
【図5】本発明の一実施例であるカメラのファインダー
視野図である。
【図6】本発明の一実施例であるカメラのファインダー
視野図である。
【図7】本発明の一実施例であるカメラの電気回路ブロ
ック図である。
【図8】本発明の一実施例であるカメラの上面図であ
る。
【図9】本発明の一実施例であるカメラの背面図であ
る。
【図10】上記カメラの制御用フローチャートである。
【図11】本発明の第2実施例であるカメラの制御用フ
ローチャートである。
【図12】本発明の第2実施例であるカメラの制御用フ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 撮影レンズ 5 スーパーインポーズ液晶表示素子 6 ペンタダハプリズム 11 視線検出用イメージセンサー 13 多分割測光センサー 100 ファインダ内撮影情報表示部 102 ファインダー視野 120〜122 アスペクト比表示マーク 130,131 Lマスク 140,141 Pマスク 200〜208 測光エリア 301 アスペクト比選択スイッチ 302 LCDファインダー 310 CPU 311 モードダイヤルスイッチ 312 外部表示器 313 ファインダー内表示器 323 ヘッド 407 AEロックボタン SWAEL AEロックスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスペクト比を選択設定するアスペクト
    比選択手段と、被写体輝度を測定する測光手段と、この
    測光手段により測定された被写体輝度を記憶保持するA
    Eロック手段とを有するカメラにおいて、 前記AEロック手段が作動しているときは、前記アスペ
    クト比選択手段によるアスペクト比の切換えを禁止する
    アスペクト比切換え禁止手段を備えていることを特徴と
    するカメラ。
  2. 【請求項2】 前記アスペクト比切換え禁止手段により
    アスペクト比の切換えが禁止されているときに、この旨
    の警告を行う警告手段を備えたことを特徴とする請求項
    1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 アスペクト比を選択設定するアスペクト
    比選択手段と、被写体輝度を測定する測光手段と、この
    測光手段により測定された被写体輝度を記憶保持するA
    Eロック手段とを有するカメラにおいて、 前記AEロック手段が作動しているときにアスペクト比
    選択手段によるアスペクト比の切換えを行った場合に、
    新ためて前記測光手段による測光および前記AEロック
    手段による被写体輝度の記憶保持を行わせるAEロック
    更新手段を備えていることを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 前記AEロック更新手段により前記AE
    ロック手段での被写体輝度の記憶保持が新ためて行われ
    た場合に、この旨を表示する表示手段を備えたことを特
    徴とする請求項3に記載のカメラ。
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Effective date: 20040406