JP3610218B2 - 自動焦点調節装置、撮像装置及び自動焦点調節方法 - Google Patents
自動焦点調節装置、撮像装置及び自動焦点調節方法 Download PDFInfo
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Description
本発明は、複数の異なる領域での焦点状態をそれぞれ検出する機能を備えた自動焦点調節装置、撮像装置及び自動焦点調節方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の画面内の複数の領域の焦点検出を可能とするカメラにおいて、検出される焦点検出結果の表示として、例えば特開平8−286253号では、焦点検出可能な全ての領域の位置と各領域が合焦状態であるか否かを表示部材の各表示セグメントの色をそれぞれ変えることによって一目で認識させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平8−286253号においては、合焦領域すべてについて表示を行う構成にしている為、合焦表示が被写体に重なり、被写体が見にくくなるといった欠点があった。
【0004】
例えば、図8(b)の例では、領域c10の領域においてピント合わせを行った場合、同じ距離にある測距又は焦点検出領域で合焦となり、これら全部の合焦状態を表示すると、赤ちゃんの顔全体の測距又は焦点検出領域で表示が為されてしまう。この様な表示を行うと、合焦している領域は確認できるが、被写体が見難くなり、撮影に支障をきたす。又、実際にピント合わせを行った測距又は焦点検出領域が判らなくなってしまう。
【0005】
さらに、全ての測距又は焦点検出領域で合焦表示を行うと、主被写体ではない部分でも、たまたま主被写体と同じ距離にある物体を測距又は焦点検出した領域は合焦表示してしまうので、撮影者は間違った被写体に合焦したかのように認識してしまう。
【0006】
例えば、図8(a)の例では、人の顔の部分が存在するb3の領域においてピント合わせが為された場合であるが、この領域と同じ距離にある街灯の部分も合焦状態にあるため、街灯部分も合焦表示が行われる。このように、全ての測距又は焦点検出領域で合焦表示を行ってしまうと、撮影者は街灯にピント合わせを行ったのか、人にピント合わせを行ったのか判断できなくなってしまう。さらに、間違って街灯にピント合わせを行ったようにも認識してしまう可能性がある。
【0007】
(発明の目的) 本発明の第1の目的は、ピント合わせを行った領域と合焦状態にある領域を明確に認識させ、さらに余分な合焦表示を行わないようにして、画面内の観察に支障を与えないようにすることのできる自動焦点調節装置及び自動焦点調節方法を提供しようとするものである。
【0008】
本発明の第2の目的は、ピント合わせを行った領域と合焦状態にある領域を明確に認識させ、さらに余分な合焦表示を行わないようにして撮影の妨げにならないようにすることのできる撮像装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、請求項1及び2記載の本発明は、複数の異なる領域での焦点状態をそれぞれ検出する焦点検出手段と、検出された各領域での焦点状態に基づいて前記複数の領域のうちからピント調整領域を決定し、該ピント調整領域で検出された焦点状態に基づいてレンズの焦点調節を行う焦点調節手段とを有し、前記各領域に対応して設けられた複数の表示部のうち、前記ピント調整領域で検出された焦点状態に基づいた焦点調節を行うことにより合焦状態となった領域に対応した表示部であって、かつ、前記ピント調整領域に対応した表示部及び該表示部の周辺にある表示部に対して表示を許可するとともに、前記ピント調整領域で検出された焦点状態に基づいた焦点調節を行うことにより合焦状態となった領域に対応した表示部であっても前記ピント調整領域に対応した表示部の周辺にない表示部に対しては表示を禁止する合焦表示制御手段を有した自動焦点調節装置とするものである。
【0013】
同じく上記第2の目的を達成するために、請求項3記載の本発明は、複数の異なる領域での焦点状態をそれぞれ検出する焦点検出手段と、前記複数の異なる領域に対応した複数の表示部を有し、該表示部にて焦点検出結果を表示する表示手段と、前記焦点検出手段により検出された各領域での焦点状態に基づいて前記複数の領域のうちからピント調整領域を決定し、該ピント調整領域で検出された焦点状態に基づいてレンズの焦点調節を行う焦点調節手段と、前記ピント調整領域で検出された焦点状態に基づいた焦点調節を行うことにより合焦状態となった領域に対応した表示部であって、かつ、前記ピント調整領域に対応した表示部及び該表示部の周辺にある表示部に対して表示を許可するとともに、前記ピント調整領域で検出された焦点状態に基づいた焦点調節を行うことにより合焦状態となった領域に対応した表示部であっても前記ピント調整領域に対応する表示部の周辺にない表示部に対しては表示を禁止する合焦表示制御手段とを有した撮像装置とするものである。
【0014】
また、上記第1の目的を達成するために、請求項4記載の本発明は、複数の異なる領域での焦点状態をそれぞれ検出する焦点検出ステップと、検出された各領域での焦点状態に基づいて前記複数の領域のうちからピント調整領域を決定し、該ピント調整領域で検出された焦点状態に基づいてレンズの焦点調節を行う焦点調節ステップと、前記各領域に対応して設けられた複数の表示部のうち、前記ピント調整領域で検出された焦点状態に基づいた焦点調節を行うことにより合焦状態となった領域に対応した表示部であって、かつ、前記ピント調整領域に対応した表示部及び該表示部の周辺にある表示部に対して表示を許可するとともに、前記ピント調整領域で検出された焦点状態に基づいた焦点調節を行うことにより合焦状態となった領域に対応した表示部であっても前記ピント調整領域に対応した表示部の周辺にない表示部に対しては表示を禁止する合焦表示制御ステップとを有した自動焦点調節方法とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0016】
図2は本発明の実施の第1の形態に係る自動焦点カメラの電気的構成を示すブロック図である。
【0017】
同図において、1はカメラの各部の動きを制御する為のマイクロコンピュータである。2はレンズ制御回路で、撮影レンズ13のピント調節用モータと絞り羽根制御用モータを駆動制御するものであり、前記マイクロコンピュータ1からLCOM信号を受けている間、データバスDBUSを介してシリアル通信を行う。そして、シリアル通信にてマイクロコンピュータ1よりレンズ駆動情報を受け取ると、その情報によりレンズを駆動制御する。また、同時にレンズの各種の情報(焦点距離情報等)をシリアル通信によりマイクロコンピュータ1に送る。
【0018】
3は、カメラのバッテリー残量,撮影枚数,TV値,AV値,露出補正値,合焦状態等を撮影者に知らせる為の後述の液晶表示部材11,12、及び、フォーカシングスクリーン上に配置される後述の液晶表示部材15を駆動する液晶表示回路であり、該液晶表示回路3は、マイクロコンピュータ1からDPCOM信号を受けている間、データバスDBUSを介しシリアル通信を行い、このシリアル通信によりマイクロコンピュータ1より表示データを受け取ると、そのデータに従って前記液晶表示部材11,12,15を駆動する。
【0019】
4はスイッチセンス回路であり、撮影者が各撮影条件を設定する為のスイッチやカメラの状態を示すスイッチの状態を読み取り、マイクロコンピュータ1に送る回路であり、SWCOM信号を受けている間、データバスDBUSを介しシリアル通信によりマイクロコンピュータ1にスイッチデータを送る。また、電子ダイヤル10の入力値により、ダイアル値のカウントアップやカウントダウンも行い、SWCOM信号を受けている間、データバスDBUSを介しシリアル通信によりマイクロコンピュータ1にカウント値を送る。
【0020】
5はストロボの発光とTTL調光による発光停止機能を制御するストロボ発光調光制御回路であり、STCOM信号を受けている間、データバスDBUSを介してマイクロコンピュータ1とシリアル通信を行い、ストロボ制御に関するデータを受け取り、各種の制御を行う。また、この回路は、外付けストロボ装置14がカメラに装着された場合のインターフェースの働きも行う。よって、外付けストロボ装置14が装着された場合は、該外付けストロボ装置14と通信を行い、補助光手段が具備されているか否かの情報をマイクロコンピュータ1に送る。逆に、マイクロコンピュータ1からの制御信号を外付けストロボ装置14に伝える役割も行う。
【0021】
6は焦点検出回路であり、既存の位相差検出方式によりAFを行う為の光電変換センサと、その蓄積読出しの為の回路ユニットになったもので、マイクロコンピュータ1により制御される。
【0022】
マイクロコンピュータ1は、前記焦点検出回路6のセンサ出力のA/D値を基に既存のアルゴリズムで焦点検出を行い、レンズ駆動量を演算した後に合焦する様に前記レンズ制御回路2へ演算にて求めたレンズ駆動量を通信し、レンズを駆動して合焦させる。また、合焦後は他の焦点検出領域が合焦範囲内、又は、被写界深度内にあるかどうかの判別も行う。マニアルフォーカス時には、レンズ駆動は行わず、合焦判別のみ行う。
【0023】
7は測光回路であり、被写体の測光を行い、マイクロコンピュータ1の制御により測光出力をマイクロコンピュータに送る。マイクロコンピュータ1は送られた測光出力をA/D変換し、露出条件(絞り,シャッタスピード)の設定に用いる。8はシャッタ制御回路であり、マイクロコンピュータ1の制御信号に従って、不図示のシャッタ先幕及び後幕の走行制御を行う。
【0024】
9は給送モータ・チャージモータ制御回路であり、マイクロコンピュータ1からの制御信号に従ってフィルムの給送(巻上げ,巻戻し)を行う。また、該モータ制御回路9は、クイックリターンミラーのアップ/チャージ(ミラーダウン)用モータの制御も行う。
【0025】
SW1はカメラの撮影準備動作を開始させる為のスイッチであり、該スイッチSW1がONされた事をマイクロコンピュータ1が認識すると、測光・焦点検出・表示をスタートさせる。SW2はカメラの撮影動作を開始させる為のスイッチであり、該スイッチSW2がONされたことをマイクロコンピュータ1が認識すると、露光動作をスタートさせる。X接点はシャッタの先幕の走行完のタイミングでONし、ストロボ発光のタイミングをストロボ発光調光制御回路5に知らせる役目をする。SW3はカメラのモード(TV優先,AV優先,マニアル,プログラム等)を切り換える為のモード切換えスイッチである。
【0026】
10は、TV値,AV値,モード等を変更する為の電子ダイヤルである。例えば、モード切換えスイッチSW3を押しながら電子ダイヤル10を回転させると、“TV優先”→“AV優先”→“マニアル”→“プログラム”→“TV優先”→“AV優先”→“マニアル”→“プログラム”→、……と、モードが変更され、撮影者の意図するモードに設定することができる。また、電子ダイヤル10を逆回転させた時は、“プログラム”→“マニアル”→“AV優先”→“TV優先”→“プログラム”→、……と、モードは変更される。
【0027】
又、モード切換えスイッチSW3と電子ダイヤル10により、“TV優先”がモードとして設定されている場合には、電子ダイヤル10を回転させることにより、撮影者の希望とするTV値を設定することができる。また、モード切換えスイッチSW3と電子ダイヤル10により、“AV優先”がモードとして設定されている場合には、電子ダイヤル10を回転させることにより、撮影者の希望とするAV値を設定することができる。
【0028】
SW4はマニアル時にAV値をセットする為のAV値設定スイッチであり、前記モード切換えスイッチSW3と電子ダイヤル10によりマニアルモードが選択されている場合に、該AV値設定スイッチSW4を押さずに電子ダイヤル10を回転させると、回転した分のTV値がアップ/ダウンし、TV値の設定が可能となり、該スイッチSW4を押しながら電子ダイヤル10を回転させると、回転した分のAV値がアップ/ダウンし、AV値の設定が可能となる。
【0029】
SW5は焦点検出モード切換えスイッチである。例えば、焦点検出モード切換えスイッチSW5をONさせながら電子ダイヤル10を回転させると、焦点検出に使う焦点検出領域の選択が可能である。全ての焦点検出領域を指定することにより、カメラが自動的にピント合わせを行う焦点検出領域自動モードの設置も行うことができる。
【0030】
11は外部液晶表示部材であり、液晶表示回路3にて駆動される。12はファインダ内液晶表示部材であり、同様に液晶表示回路3にて駆動される。13は交換可能な撮影レンズであり、レンズ制御回路2を通して制御される。14は外付けストロボ装置であり、ストロボ発光調光制御回路5を通して制御される。また、該外付けストロボ装置14は、カメラ本体とは別な電源を持つ。
【0031】
15は焦点検出結果を表示する為の液晶表示部材で、フォーカシングスクリーン上に配置されており、本実施の形態では、45個の焦点検出領域それぞれに対応が付くように45個のセグメントが配置されている。
【0032】
図1はファインダ内表示を説明するための図である。
【0033】
図1(a)は、フォーカス状態が合焦するまでの焦点検出領域が表示されていない状態の図であり、図中、AARは全焦点検出領域を表し、この内側で焦点検出が可能である。
【0034】
図1(b)は、全ての焦点検出領域を表示したときの図であり、焦点検出領域は上から、a,b,c,d,e、左から0,1,2,3,……,20の番号を付けて、それぞれを記述する。すなわち、一番上の列は、左から、a4,a6,a8,……,a16、2番目の列は、左から、b1,b3,b5,……,b19、3番目の列は、左から、c0,c2,c4,……,c20、4番目の列は、左から、d1,d3,d5,……,d19、一番下の列は、左から、e4,e6,……e16となる。この表記方法において、例えば中央の焦点検出領域はc10、上から2番目の列で左から2番目の焦点検出領域はb3と表す。
【0035】
次に、図3のフロチャートを用いて、簡単にカメラ(マイクロコンピュータ1)の動作について説明する。
【0036】
ステップ#300はカメラのメインスイッチが押された等の要因によりカメラの電源が入った状態であり、ステップ#301から動作を開始する。まず、ステップ#301においては、スイッチセンス回路4の情報を基に、モードの切換えや設定値の切換えを行い、変化があった場合には液晶表示回路3に通信して表示データや表示の色を修正する。次のステップ#302においては、スイッチSW1がONしているか否かを判別し、ONしていれば測光動作を行う為にステップ#306へ進み、OFFのままである場合には電源をOFFするかどうかの判別を行うステップ#303へ進む。
【0037】
ここではスイッチSW1がOFFのままであるとして、ステップ#303へ進むものとする。
【0038】
ステップ#303においては、電源をOFFするかどうかの判別を行い、OFFする場合であればステップ#304へ進み、OFFしない場合はステップ#302のスイッチSW1のチェックに戻る。つまり、何らかの要因でカメラの電源が立ち上がった場合には、一定時間、電源を起こしておくことにより、スイッチ状態のチェックや表示の切換えを行う。
【0039】
ステップ#304においては、カメラのファインダ内や外部の不必要な部分の表示を液晶表示回路3により消灯し、電源をOFFする。そして、次のステップ#305において、一連の動作を終了する。
【0040】
上記ステップ#302にてスイッチSW1がONしたことを判別した場合は前述した様にステップ#306へ進み、測光回路7を動作させて被写体での反射光を取り込み、A/D変換して測光情報を得る。そして、露出条件(絞り,シャッタスピード)の演算を行う。次のステップ#307においては、焦点検出回路6を用いて複数領域の焦点検出を行うために光電変換センサの蓄積を行わせると共に、そのセンサ出力を取り込み、そのA/D変換値から各焦点検出領域毎のフォーカス情報を算出する。そして、これらの焦点検出結果を基に既存のアルゴリズムでデフォーカス量算出演算を行い、所定領域の焦点検出結果に基づきレンズ駆動量を演算した後に、合焦するようにレンズ制御回路2へレンズ駆動量を通信し、レンズを駆動し合焦させる。
【0041】
次のステップ#308においては、上記ステップ#306で演算されたAV値やTV値を液晶表示回路3によりファインダ内液晶表示部材12と外部液晶表示部材11に表示する。また、上記ステップ#307で得られた各焦点検出領域の各焦点検出結果(及び非合焦の焦点検出領域が被写界深度内であるか否か)を、液晶表示部材15にそれぞれ表示する(詳細は後述する)。そして、次のステップ#309において、カメラの状態がレリーズを許可して良い状態か否かの判別を行う。例えば、AFモードが「ワンショットモード」である場合は、上記ステップ#307の測距結果が合焦ならばレリーズは許可され、スイッチSW2のチェックを行うためにステップ310へ進み、合焦でない場合はステップ#301に戻る。
【0042】
上記の様にステップ#301に戻った後は、上記と同様、必要に応じてモード等の表示を行い、スイッチSW1のチェックのためのステップ#302へと進む。そして、スイッチSW1がONの場合は、再び測光,焦点検出,表示を行い(ステップ#302→#306→#307→#308)、再度カメラの状態がレリーズを許可して良い状態か否かの判別を行う(ステップ#309)。
【0043】
ステップ#310においては、スイッチSW2がONしているか否かを判別し、ONであれば撮影動作を行うためにステップ#311に進み、スイッチSW2がOFFの場合は、スイッチSW1のチェツクのためにステップ#301及びステップ#302に戻り、ここで、スイッチSW1がONの場合は再び測光,焦点検出,表示を行うことになる。
【0044】
ステップ#311においては、給送モータ・チャージモータ制御回路9により、クリックリターンミラーをアップすると共に、上記ステップ#306で決められた絞り量をレンズ制御回路2により撮影レンズ13に通信し、設定露光量が得られるように絞り込み動作を行う。次のステップ#312においては、シャッタ制御回路8を用いて上記ステップ306で決められたTV量が得られる様に不図示のシャッタ先幕及び後幕の走行制御を行う。続くステップ#313においては、上記給送モータ・チャージモータ制御回路9により、クリックリターンミラーをダウンすると同時にシャッタのチャージを行い、上記ステップ#306にて絞り込まれていた絞りを開放に戻す。そして、次のステップ#314において、給送モータ・チャージモータ制御回路9を用いて不図示の給送モータを制御し、フィルムの巻上げを行う。
【0045】
以上で、カメラの一連の動作を終了する。
【0046】
次に、図4を使ってファインダ内表示について説明を行う。
【0047】
図4(a)は、オートフォーカスを行うべきシーンの一例である。まず、全焦点検出領域ARRの内側で焦点検出を行い、所定のアルゴリズムによりb3をピント調整領域として指定し、この焦点検出領域でピント合わせを行った。ピント合わせが終了した後に合焦になっている焦点領域は、b3以外にも、b5,b9,c4,c6,c8,c10,d1,d3,d5,d7,d9,d11,d13,a14,a16,b15,b17,c16,d15,d17が合焦状態になっている。
【0048】
図4(c)は所定領域を説明する図であり、真ん中の領域がピント合わせを行った領域である(この図ではピント合わせをした領域がわかり易い様に、黒く塗りつぶしている)。この領域と所定の位置関係にある領域は、ピント合わせを行った中央の領域から上下左右2領域部分である。これらの領域のみ焦点検出結果の表示を行う。領域b3でピント合わせを行った場合、合焦表示を行うべき焦点検出領域は、図4(d)に示した様に、領域b3を中心に回り2領域の範囲、すなわち、a4,a6,b1,b3,b5,b7,c0,c2,c4,c6,d1,d3,d5である。この中で合焦状態にある焦点検出領域は、b3,b5,c2,c4,c6,d1,d3,d5の8つの領域なので、この領域の合焦表示を行うと、図4(b)の様になる。
【0049】
この様な合焦表示を行う事により、左側の人間でピント合わせを行ったことが判るし、余分な合焦表示を行って撮影の邪魔になることもない。また、外灯部分には合焦表示を行わないので、撮影者に間違った被写体にピント合わせを行ったかのように認識される心配もない。
【0050】
(実施の第2の形態)
以下、本発明の実施の第2の形態について説明する。なお、この実施の形態におけるカメラの電気的構成は上記図2と同様であり、図1のファインダ内表示についても同様であり、又カメラの動作についても図3のフローチャートと同様であるので、これらの説明については省略する。
【0051】
図4(a)のシーンを使って、本発明の実施の第2の形態の説明を行う。
【0052】
上記実施の第1の形態と同様、このシーンは、b3領域でピント合わせが行われ、b3,b5,b9,c4,c6,c8,c10,d1,d3,d5,d7,d9,d11,d13,a14,a16,b15,b17,c16,d15,d17が合焦状態になっている。
【0053】
図5(b)は本発明の実施の第2の形態における所定領域を説明する図であり、真ん中の領域がピント合わせを行った領域である。この領域と所定の位置関係にある領域は、ピント合わせを行った中央の領域に近接する上下左右1領域部分である。これらの領域内で、さらに合焦状態にある領域は合焦表示を行う。
【0054】
図5(c)に、領域b3でピント合わせを行った場合の、近接領域を図示している。この図で判るように、a4,b1,b5,c2,c4が近接領域で、これにピント合わせを行ったb3を含めた6つの領域が合焦状態ならば表示を行う。この領域内で合焦状態の領域はb3,b5,c4なので、この3つの領域の合焦表示を行う(図5(a)参照)。
【0055】
この様な合焦表示を行う事により、左側の人間でピント合わせを行ったことが判るし、余分な合焦表示を行って撮影の邪魔になることもない。さらに、誤測距(誤焦点検出)と認識されることもない。
【0056】
次に、図6のシーンを使って、本発明の実施の第2の形態におけるファインダ内表示について、さらに説明を加える。
【0057】
図6(a)はオートフォーカスを行うべきシーンの一例である。まず、全焦点検出領域AARの内側で焦点検出を行い、所定のアルゴリズムによりc10をピント調節領域として指定し、この焦点検出領域でピント合わせを行った。ピント合わせが終了した後に合焦になっている焦点領域は、a6,a8,b3,b5,b7,b9,b11,c2,c4,c6,c8,c10,c12,d3,d5,d7,d9である。図5(b)の領域をこのシーンに当てはめると、図6(c)の様な7つの領域b9,b11,c8,c10,c12,d9,d11が合焦表示を行う領域となる。この中で合焦状態となっている領域は、b9,b11,c8,c10,c12,d9であるから、図6(b)の様にこの6つの領域の合焦領域を表示する。
【0058】
このような場合に合焦になった焦点検出領域全てを表示すると肝心の被写体が見ずらく撮影に支障をきたすが、この実施の形態の様にピント合わせを行った領域とその近接領域の合焦状態を表示すれば、赤ちゃんの左目でピント合わせを行ったことが判るし、余分な合焦表示を行って赤ちゃんの顔が見ずらくなって撮影の邪魔になることもない。
【0059】
(実施の第3の形態) 以下、本発明の実施の第3の形態について説明する。なお、この実施の形態におけるカメラの電気的構成は上記図2と同様であり、図1のファインダ内表示についても同様であり、又カメラの動作についても図3のフローチャートと同様であるので、これらの説明について省略する。
【0060】
図6(a)のシーンを使って本発明の実施の第3の形態について説明する。上記実施の第2の形態と同様、このシーンは、c10領域でピント合わせが行われ、a6,a8,b3,b5,b7,b9,b11,c2,c4,c6,c8,c10,c12,d3,d5,d7,d9の領域が合焦状態となっている。図7(a)は、このシーンで被写界深度内の領域を示す図であり、合焦状態である、a6,a8,b3,b5,b7,b9,b11,c2,c4,c6,c8,c10,c12,d3,d5,d7,d9の領域に加え、a4,a10,a12,b1,b13,c0,d11の領域が被写界深度内になっている。図7(c)は、この実施の第3の形態における所定領域を説明する図である。
【0061】
この実施の形態では、ピント合わせを行った領域の横に並ぶ領域を所定領域として指定する。図7(c)に、領域c10でピント合わせを行った場合の、所定領域を図示している。
【0062】
この図から判る様に、c0,c2,c4,c6,c8,c10,c12,c14,c16,c18,c20の11領域が被写界深度状態ならば表示を行う(図7(d)参照)。この領域内で合焦状態の領域は、c2,c4,c6,c8,c10の領域で、被写界深度内にc0が入っているので、これら6領域の表示を行う(図7(b)参照)。
【0063】
この様にピント合わせを行った領域と、所定位置関係にある領域の被写界深度内表示をすれば、赤ちゃんの顔の部分が被写界深度に入っていることが判るし、余分な表示を行って赤ちゃんの顔が見ずらくなって写真の邪魔に成ることもない。
【0064】
(発明と実施の形態の対応)
上記実施の各形態において、焦点検出回路6が本発明の焦点検出手段に、マイクロコンピュータ1,レンズ制御回路2が本発明の焦点調節手段に、マイクロコンピュータ1及び液晶表示回路3が本発明の合焦表示制御手段、又は表示制御手段に相当し、液晶表示部材15が本発明の表示手段に、それぞれ相当する。
【0065】
また、図1に示す各領域(c0,a4等)が本発明の焦点検出領域に相当し、前記液晶表示部材15の、前記各領域に対応する不図示のセグメントが合焦状態を表示する本発明の表示部に相当する。
【0066】
(変形例)
本発明は、一眼レフカメラ等のカメラに適用した場合を想定しているが、カメラ以外の光学機器やその他の装置に搭載される自動焦点調節装置であっても適用できるものであり、これにより、画面内において焦点調節対象を見ずらいといったことがなくなる。
【0067】
また、上記実施の各形態においては、画面内に複数の焦点検出領域を有するカメラを想定しているが、複数の測距領域を有し、これら複数の測距領域にて得られる測距情報に基づいて焦点調節を行うカメラであっても、同様に適用できるものである。
【0068】
更に、本発明は、以上の実施の各形態、又はそれらの技術を適当に組み合わせた構成にしてもよい。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ピント合わせを行った領域と合焦状態にある領域を明確に認識させ、さらに余分な合焦表示を行わないようにして、画面内の観察に支障を与えないようにすることができる自動焦点調節装置又は自動焦点調節方法を提供できるものである。
【0070】
また、本発明によれば、ピント合わせを行った領域と合焦状態にある領域を明確に認識させ、さらに余分な合焦表示を行わないようにして撮影の妨げにならないようにすることができる自動焦点カメラ又は撮像装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の各形態に係る自動焦点カメラにおける焦点検出領域及び該領域での焦点状態を表示する領域について説明する為の図である。
【図2】本発明の実施の各形態に係る自動焦点カメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の各形態に係る自動焦点カメラの一連の動作の概略を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の第1の形態に係る自動焦点カメラにおける合焦状態表示及び合焦状態にある焦点検出領域について説明する為の図である。
【図5】本発明の実施の第2の形態に係る自動焦点カメラにおける合焦状態表示及び合焦状態にある焦点検出領域について説明する為の図である。
【図6】同じく本発明の実施の第2の形態に係る自動焦点カメラにおける合焦状態表示及び合焦状態にある焦点検出領域について説明する為の他の例を示す図である。
【図7】本発明の実施の第3の形態に係る自動焦点カメラにおける合焦状態表示及び合焦状態にある焦点検出領域について説明する為の図である。
【図8】従来の自動焦点カメラにおける合焦状態表示及び合焦状態にある焦点検出領域について説明する為の図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ
2 レンズ制御回路
3 液晶表示回路
6 焦点検出装置
13 撮影レンズ
15 液晶表示部材
AAR 全焦点検出領域
Claims (4)
- 複数の異なる領域での焦点状態をそれぞれ検出する焦点検出手段と、検出された各領域での焦点状態に基づいて前記複数の領域のうちからピント調整領域を決定し、該ピント調整領域で検出された焦点状態に基づいてレンズの焦点調節を行う焦点調節手段とを有し、
前記各領域に対応して設けられた複数の表示部のうち、前記ピント調整領域で検出された焦点状態に基づいた焦点調節を行うことにより合焦状態となった領域に対応した表示部であって、かつ、前記ピント調整領域に対応した表示部及び該表示部の周辺にある表示部に対して表示を許可するとともに、前記ピント調整領域で検出された焦点状態に基づいた焦点調節を行うことにより合焦状態となった領域に対応した表示部であっても前記ピント調整領域に対応した表示部の周辺にない表示部に対しては表示を禁止する合焦表示制御手段を有したことを特徴とする自動焦点調節装置。 - 前記合焦表示制御手段は、前記各領域で検出された焦点状態が前記ピント調整領域での焦点状態に対して所定の関係を満たすか否かを判定し、前記表示が許可された表示部のうち、前記判定にて所定の関係を満たすと判定された領域に対応した表示部、並びに前記ピント調整領域に対応した表示部を表示状態とすることを特徴とする請求項1記載の自動焦点調節装置。
- 複数の異なる領域での焦点状態をそれぞれ検出する焦点検出手段と、前記複数の異なる領域に対応した複数の表示部を有し、該表示部にて焦点検出結果を表示する表示手段と、前記焦点検出手段により検出された各領域での焦点状態に基づいて前記複数の領域のうちからピント調整領域を決定し、該ピント調整領域で検出された焦点状態に基づいてレンズの焦点調節を行う焦点調節手段と、前記ピント調整領域で検出された焦点状態に基づいた焦点調節を行うことにより合焦状態となった領域に対応した表示部であって、かつ、前記ピント調整領域に対応した表示部及び該表示部の周辺にある表示部に対して表示を許可するとともに、前記ピント調整領域で検出された焦点状態に基づいた焦点調節を行うことにより合焦状態となった領域に対応した表示部であっても前記ピント調整領域に対応する表示部の周辺にない表示部に対しては表示を禁止する合焦表示制御手段とを有したことを特徴とする撮像装置。
- 複数の異なる領域での焦点状態をそれぞれ検出する焦点検出ステップと、検出された各領域での焦点状態に基づいて前記複数の領域のうちからピント調整領域を決定し、該ピント調整領域で検出された焦点状態に基づいてレンズの焦点調節を行う焦点調節ステップと、前記各領域に対応して設けられた複数の表示部のうち、前記ピント調整領域で検出された焦点状態に基づいた焦点調節を行うことにより合焦状態となった領域に対応した表示部であって、かつ、前記ピント調整領域に対応した表示部及び該表示部の周辺にある表示部に対して表示を許可するとともに、前記ピント調整領域で検出された焦点状態に基づいた焦点調節を行うことにより合焦状態となった領域に対応した表示部であっても前記ピント調整領域に対応した表示部の周辺にない表示部に対しては表示を禁止する合焦表示制御ステップとを有したことを特徴とする自動焦点調節方法。
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