JPH11174515A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JPH11174515A
JPH11174515A JP9343452A JP34345297A JPH11174515A JP H11174515 A JPH11174515 A JP H11174515A JP 9343452 A JP9343452 A JP 9343452A JP 34345297 A JP34345297 A JP 34345297A JP H11174515 A JPH11174515 A JP H11174515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
function
camera
change
input
changing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9343452A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Irie
良昭 入江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9343452A priority Critical patent/JPH11174515A/ja
Publication of JPH11174515A publication Critical patent/JPH11174515A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラの使用者がCFによる機能の変更の際
に設定ミスを極力抑えることが可能なCF設定手段を有
するカメラを提供する。 【解決手段】 カメラに記憶されたカメラ機能の変更を
指示する機能変更指示手段と、該機能変更指示手段の操
作に応じてカメラ機能の内容を変更可能とする機能変更
手段と、被写界の輝度を検出する測光手段15と、交換
可能なピント板12の拡散特性に対応して、前記測光手
段15からの出力を補正する測光補正値変更手段を有
し、前記機能変更手段の一つである該測光補正値変更手
段の実行の操作を行なう第1の入力手段と、前記測光補
正値変更手段以外の機能変更手段の実行の操作を行なう
第2の入力手段を有し、前記第1の入力手段と第2の入
力手段とは夫々異なった操作入力形態をとるものとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラに係り、特に
カメラ本体に予め設定されているカメラ機能を使用者が
変更可能なカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラには種々の機能が付加さ
れ、そのための操作部材も多くなり、また種々の情報を
表示する表示器もカメラ本体に装備されている。
【0003】そこで、より少ない操作部材と情報表示器
を用いて、より多くの機能をカメラ本体に装備するため
の提案が種々なされている。
【0004】例えば、特開平08−043897号公報
等に提示されているように、カメラの撮影モードやファ
ンクション機能をカメラ内部に予め記憶しておき、操作
部材の操作によって現設定機能と入れ替えることが可能
ないわゆるカスタムファンクション機能を備えたカメラ
が提案され且つ商品化されている。
【0005】また、カメラとパーソナルコンピュータを
接続してカメラの機能を使用者の好みに応じて変更可能
なカメラシステムも商品化されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記カ
メラのカスタムファンクション(以後CFと称する)の
設定の方法では、カメラの各種機能の設定を変更するの
に、何れの機能変更の場合においても同じ操作で入力受
付をしてしまうことになっていた。つまり、CFによっ
て変更可能な各種機能の中にはカメラの使用者に応じて
操作性を向上させるために操作ボタンの入れ替えを行っ
たり、撮影フィルムの巻き戻し時にフィルムリーダー部
を残すか否かといった設定があるが、これらの中には仮
に間違った設定をしてしまっても比較的カメラの撮影に
何ら影響のないものもある。
【0007】一方では、顕微鏡写真等の特殊撮影や、フ
ァインダ像のピントのピークをつかみ易いように、ある
いは明るいファインダ像にしたいといった撮影目的に応
じて異なった種類のピント板を、本来標準として装着し
てあるピント板から交換装着する場合がある。この際、
各種撮影レンズにおいて撮影被写体輝度を測定した値に
対し、装着されているレンズに応じて補正を行う、いわ
ゆる交換レンズ測光値補正をピント板の種類例えば拡散
特性に対応させて、本来カメラに記憶されている測光補
正標準値から最適な値に入れ替えるという行為が必要と
なる。この設定を上記CFの設定で行う場合、CFの設
定ミスをしてしまうと上記測光値が正しい値でなくな
り、撮影した写真が著しく適正露光からはずれてしまう
可能性が高くなる。
【0008】このように直接、撮影の出来、不出来に関
係する重要な機能変更までもがCFの同じ設定方法で行
われるということは、カメラの使用者がCFを変更する
際、CFの設定ミスから撮影が失敗するという虞を常に
はらんでいることになる。
【0009】本出願に係る第1の発明の目的は、カメラ
の使用者がCFによる機能の変更の際に設定ミスを極力
抑えることが可能なCF設定手段を有するカメラを提供
することにある。
【0010】本出願に係る第2の発明の目的は、拡散性
の異なるピント板の交換に伴う測光補正値の変更の設定
ミスを抑えることを可能にすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
の目的を実現する構成としては、請求項1記載のよう
に、カメラに記憶されたカメラ機能の変更を指示する機
能変更指示手段と、該機能変更指示手段の操作に応じて
カメラ機能の内容を変更可能とする機能変更手段とを有
するカメラであって、被写界の輝度を検出する測光手段
と、撮影目的に応じてカメラに対し交換可能とした異な
る拡散特性を有するピント板の交換に対応して、前記測
光手段からの出力を補正する測光補正値変更手段を有
し、前記機能変更手段の一つであるところの測光補正値
変更手段の実行の操作を行なう第1の入力手段と、前記
測光補正値変更手段以外の機能変更手段の実行の操作を
行なう第2の入力手段とを有し、前記第1の入力手段と
第2の入力手段とは夫々異なった操作入力形態をとるこ
とを特徴とする。
【0012】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
第2の構成としては、請求項2記載のように、前記測光
補正値変更手段の実行の入力動作が行なわれると、前記
カメラの機能変更を許可するよう前記入力動作の所定時
間の保持を行なわせるタイマー手段が作動することを特
徴とする。
【0013】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
第3の構成としては、請求項3記載のように、前記第2
の入力手段は、第1の操作部材の押圧により行なわれる
ものであり、前記第1の入力手段は、前記第1の操作部
材とカメラの他の機能作動を行なう第2の操作部材とを
同時に押圧することにより測光補正値変更を行なうもの
であることを特徴とする。
【0014】上記した構成によれば、カメラの使用者が
CFによる機能の変更の際に設定ミスを極力抑えること
が可能なCF設定手段を有するカメラを提供することが
できる。
【0015】本出願に係る第2の発明の目的を実現する
構成としては、請求項4記載のように、カメラに記憶さ
れたカメラ機能の変更を指示する機能変更指示手段と、
該機能変更指示手段の操作に応じてカメラ機能の内容を
変更可能とする機能変更手段とを有するカメラであっ
て、該機能変更手段により変更可能な複数のカメラ機能
の内の特定の一つ以上の機能変更に対応する機能変更手
段の作動を入力する第1の入力手段と、前記特定の一つ
以上の機能変更以外に対応する機能変更の作動を入力す
る第2の入力手段とを有し、前記第1の入力手段の動作
が行なわれると、前記カメラ機能の機能変更を許可する
よう前記入力動作の所定時間の保持を行なうタイマー手
段が作動することを特徴とする。
【0016】本出願に係る第3の発明の目的を実現する
構成としては、請求項5記載のように、カメラに記憶さ
れたカメラ機能の変更を指示する機能変更指示手段と、
該機能変更指示手段の操作に応じてカメラ機能の内容を
変更可能とする機能変更手段とを有するカメラであっ
て、該機能変更手段により変更可能な複数のカメラ機能
の内の特定の一つ以上の機能変更に対応する機能変更手
段の作動を入力する第1の入力手段と、前記特定の一つ
以上の機能変更以外に対応する機能変更の作動を入力す
る第2の入力手段とを有し、前記第2の入力手段は、前
記機能変更手段の操作を行なう第1の操作部材の押圧に
より前記特定の一つ以上の機能変更以外の機能変更を行
なう入力手段であり、前記第1の入力手段は、前記第1
の操作部材とカメラの他の機能作動を行なう第2の操作
部材とを同時に押圧することにより機能変更を行なうも
のであることを特徴とする。
【0017】上記した構成によれば、拡散性の異なるピ
ント板の交換に伴う測光補正値の変更の設定ミスを抑え
ることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1〜図8は、本発明を一眼レフ
カメラに適用した一実施の形態を示す。
【0019】図1において、図1(A)はカメラの外観
上面図、図1(B)は同カメラの背面図である。
【0020】1は撮影レンズ、2はレリーズ釦、3は撮
影モードダイアルである。撮影モードダイアル3は、設
定可能な各種モードを見やすいように拡大して図2に示
してある。各撮影モードは撮影モードダイアル3に表示
された絵、あるいは文字で表現されており、撮影モード
ダイアル3を回転させ、選択したいモードの位置をカメ
ラ本体に付けられた指標8に一致させることで、カメラ
はその撮影モード状態に切り替わる。これら各撮影モー
ドの種類には、カメラ本体の電源のOFF(Lマー
ク)、カメラまかせの各種自動撮影モード(各絵および
Pマーク)、撮影レンズ1の絞り優先モード(AVマー
ク)、シャッタ速度優先モード(TVマーク)、そして
本発明に係る機能変更設定状態となるCF設定モード
(CFマーク)等が装備されている。
【0021】4は、撮影モードダイアル3によって上記
各種撮影モードに設定された状態において、さらにその
条件を変更するためのメインダイアルであり、例えば、
撮影モードダイアル3がシャッタ速度優先のTVモード
に設定されていれば、ファインダ外部表示7を撮影者が
見ながらシャッタ速度2秒から1/8000秒までをメ
インダイアル4を回転させることで任意に設定可能であ
る。またメインダイアル4は上記機能変更設定状態(C
F変更モード)においては、第一の機能変更指示手段で
あるCF選択ダイアルとなる。
【0022】5はカメラが有する複数の測距領域を撮影
者が手動で選択する測距点任意選択モードに入るための
測距点選択モード釦である。
【0023】6はカメラで測光した露出制御値を記憶保
持するためのAEロック釦である。さらにAEロック釦
6は、前記機能変更状態であるCF変更モードにカメラ
が入っているときには、任意選択されたCFナンバーで
の機能変更を確定する第二の機能変更指示手段であるC
F変更釦を兼用している。
【0024】図5は、本実施の形態のカメラの電気的構
成を示すブロック図で、カスタムファンクション(C
F)機能の変更について必要なブロックだけを示してい
る。
【0025】まずCF機能変更を行うための機能変更指
示手段であるメインダイアル4、CF変更釦6そして撮
影モードダイアル3からの設定入力信号は信号入力回路
50でデジタル処理され、CPU(中央処理装置)51
に転送される。信号を受けたCPU51は信号の内容を
表示するためにLCD駆動回路55に信号を送り、ファ
インダ外部表示7にCF機能の状態を表示させる。
【0026】次に、CPU51はCF変更釦6からのC
F変更確定の信号を受け取ると、変更すべきCF機能の
内容に応じてCPU51内部のROM上のソフトの切り
換え、あるいはEEPROM(電気的消去可能プログラ
マブルROM)52の情報を読みに行くアドレスの変更
を行う。こうしてCF機能の変更が確定する。また後述
する測光補正値情報はEEPROM52に書き込まれて
いる。
【0027】ここで、撮影者が本来カメラに装着されて
いるピント板から、撮影目的に最適なピント板へ交換し
た場合、交換したピント板の種類例えば拡散特性等に応
じて、本来カメラに記憶されている交換レンズ測光補正
標準値から、交換したピント板の拡散特性に最適な測光
補正値への入れ替えを行う場合のCF変更を例に取って
説明する。
【0028】まず最初に、拡散特性の異なったピント板
をカメラに装着すると、各種撮影レンズ装着時における
カメラの測光演算を行う際の測光補正値として例えば交
換レンズ用測光補正値を変更しなければならない理由に
ついて簡単に説明する。
【0029】図6は、一般的な一眼レフカメラの構造を
示した概略図である。
【0030】1は撮影レンズでカメラ本体と着脱可能で
ある。19は撮影レンズの絞り、11は撮影レンズの光
束をファインダに導くためのミラーで、図の撮影待機状
態から撮影時には上方に待避可能である。また、17は
シャッタ、18は撮影用フィルム、12は撮影レンズ1
の像を一次結像するためのピント板、13はペンタプリ
ズム、16はピント板12に結像した像を拡大して見る
ための接眼レンズである。
【0031】図6に示すように、通常、カメラで撮影す
べき被写界輝度を測るための測光センサ15は測光レン
ズ14と共に、接眼レンズ16を通るファインダ光軸か
らはずれた位置、ペンタプリズム13の射出面上方に配
置されることが多い。
【0032】これはファインダー光軸上においてハーフ
ミラー等を用い測光センサ15に光を導くようにすると
ファインダが暗くなるという欠点があるため、ファイン
ダ光軸からはずれた位置に測光センサ15を配置し、ピ
ント板12で拡散した撮影レンズ1からの光を測光しよ
うというものである。従って、測光センサ15に到達す
る光量はピント板12の拡散特性に大きく依存すること
になる。
【0033】また、撮影レンズ1からピント板12に入
射する光は撮影レンズ1の開放Fナンバーによってその
入射角度は異なり、さらには測光レンズ14のFナンバ
ーによって測光センサ15に入射可能な光の入射角度は
制限を受ける。
【0034】従って、拡散性の高いピント板12と拡散
性が低く素通しに近いピント板12とでは撮影レンズ1
のFナンバーに対して測光センサ15に入射する光量が
異なってくる。
【0035】実際に拡散性の異なるピント板12で、測
光センサ15に到達する撮影レンズ1の光量が撮影レン
ズ1の開放Fナンバー(測光はレンズ開放で行うため)
でどのように違ってくるかを図6、及び図7を用いて説
明する。
【0036】図7(A),(B)は各々異なった拡散特
性を有するピント板を装着したカメラにおいて、一定の
輝度に対し、焦点距離50mm、開放Fナンバー1.0
のレンズを絞りを1段分づつ絞って行った時の測光セン
サ15に入射した光量を示したもので、図7(A)F
2.0のときの光量を基準に各Fナンバーの差分の補正
を加えてグラフにしてある。横軸がレンズのFナンバ
ー、縦軸がF2.0を基準としたときのFナンバー補正
後の測光誤差(ズレ)を示している。
【0037】本来、このデータは、カメラに装着交換可
能な全てのレンズに対する測光値データを開放Fナンバ
ー毎に整理して、レンズを交換したときカメラが行うべ
き測光補正の値(交換レンズ測光補正値)を求めるべき
であるが、ここでは便宜的に焦点距離50mm、開放F
ナンバー1.0のレンズを絞りを1段分づつ絞った時の
測光値で代用して説明を行う。
【0038】図7(A)は拡散性が低く素通しに近いマ
ット面を有するピント板12の結果である。これによる
とF2.0より明るい絞りでは測光センサ15に到達す
る光量はほとんど変わらず、F2.8を底にして暗いF
NO.では再び光量が低下する傾向が認められる。従っ
て、このピント板12に対応した交換レンズ測光補正値
は、カメラに装着した撮影レンズ1のFNO.に応じて
図8のピント板(A)(CF10−0)の値を用いるこ
とで、撮影レンズ1を交換しても正しい被写界輝度を測
光できることになる。
【0039】一方、図7(B)は拡散性の高いマット面
を有するピント板12における結果であり、明るいFN
o.側では図7(A)と似た傾向であるが、F5.6よ
り暗い絞りでは、測光センサ15に到達する光量はほぼ
絞り値に比例していることがわかる。従って、このピン
ト板12に対応した交換レンズ測光補正値は、図8のピ
ント板(B)(CF10−1)の値を用いることにな
る。ここで図8(A),(B)の各値は、EEPROM
52に書き込まれていて、CPU51が行う測光値補正
演算において、これら2種類の値のいづれかが用いられ
る。
【0040】ここで、図8のピント板(A)とピント板
(B)との値を比較すると、FナンバーF5.6の補正
値では1.0段の差がある。これはカメラに標準で装着
されている拡散性の低い素通しに近いピント板12とこ
れに対応した交換レンズ測光補正値が使われている状態
から拡散性の高いピント板12に交換し、後述するCF
ナンバーをCF10−0(標準)からCF10−1に変
更を行わないで開放FNO.F5.6の撮影レンズ1で
撮影を行うと、1.0段写真がオーバーになることを意
味している。
【0041】従って、拡散特性の異なったピント板12
を交換使用した場合、交換レンズ用の測光補正値の切り
換えが必要になるのである。
【0042】次に、図4のフローチャートを用いて交換
レンズ用測光補正値の変更をカスタムファンクション変
更(CF変更)で行う手順を説明する。
【0043】ピント板12を交換し終わった撮影者は、
撮影モードダイアル3を回転させ、CFマークを指標8
に一致させるとカメラは図3(A)に示すように、ファ
インダ外部表示7の表示形態であるCF変更モードとな
る(ステップ#100)。
【0044】この状態においてメインダイアル4を回転
させるとファインダ外表示7の内のCFナンバー用の表
示部9が1から10の間で順次変更表示される。該表示
部9のナンバーはCF変更可能な機能のモードを表して
いる。さらに、表示部9に隣接して配された表示部10
は表示部9に示されたナンバーの機能モードの内のいず
れかが選択されているかを示しており、カメラの標準状
態では0に設定されている。
【0045】ここで図3(A)に示すように、第一の機
能変更指示部材であるメンイダイアル4を回転させCF
10を選択した状態にする。つまりピント板12の交換
に伴う測光補正値変更可能な状態にカメラをセットする
(ステップ#101)。
【0046】ちなみに図3(A)に示してあるファイン
ダ外部表示7のCF10−0表示は、CF10の機能変
更が今現在なされていないことを示していて、カメラに
標準装置されている拡散性の低いピント板12に対応し
た測光補正値が入っていることを意味している。
【0047】この状態にて、測光補正値をCF−0から
CF−1の状態に変更するには以下に述べる第一の入力
手段動作を行う。
【0048】第二の機能変更指示部材であるCF変更釦
6を押圧すると(ステップ#102)、カメラは撮影者
がCF変更釦6を押圧している時間を計測するタイマー
手段が動作開始し(ステップ#103、104、10
5)、押圧が2秒未満の時はステップ#101に戻り、
CF選択釦6が押圧されるまで待機する。押圧が2秒経
過すると機能変更手段の一つであるところの測光補正値
変更手段が作動し、図3(B)に示すようにファインダ
外部表示7はCF10−1となり、上記説明したところ
の図8の測光補正値CF10−0から測光補正値CF1
0−1への変更がなされ、拡散性の高いピント板12へ
の交換に伴う測光補正値変更が確定する(ステップ#1
06)。
【0049】一方、上記CF−10以外の設定において
は、以下の第二の入力手段動作を実行する。
【0050】つまり、ステップ#101において、メイ
ンダイアル4によってCF10以外が選択表示状態にカ
メラがあり、CF選択釦6を押圧すると(ステップ#1
07)、上記CF10設定時と異なり、タイマー手段が
作動することなしに、瞬時に選択されたCFナンバーで
の機能変更が確定する(ステップ#108)。
【0051】例えば、ファインダ外部表示7においてC
F1−0をCF1−1にすることで、ファイルの巻き戻
し時にフィルム先端部を残した状態で巻き戻し完了する
ようにカメラは制御を行うようになる。またCF2−0
をCF2−1とすることで、カメラに内蔵されたストロ
ボの発光タイミングをシャッタ先幕走行の完了直後から
シャッタ後幕走行の直前に変更するといったカメラの機
能変更が可能となる。以上、ステップ#106及び、ス
テップ#108でCF変更が確定するとステップ#10
1へリターンし、新たなCF設定動作がなされるまで待
機する。
【0052】なお、CF選択モードを解除するには、撮
影モードダイアル3を回転させ他のモード位置に変更す
れば良い。
【0053】また、上記CFの設定変更において、各C
Fの0から1、さらに1から0へは、CF選択釦6を順
次押圧することで変更することができ、やはりCF10
−1からCF10−0への変更は上記タイマー手段が作
動する。
【0054】また、上記説明において、CF10の設定
時に、上記タイマー手段を設ける代わりに、CF選択釦
6と測距点選択モード釦5を同時押圧によってのみCF
10−0からCF10−1、またはCF10−1からC
F10−0への変更を許可するようにし、他のCFナン
バーの設定時はCF選択釦6のみの押圧で変更が許可さ
れるようにしても良い。
【0055】上記説明したように、CFのナンバー、つ
まりCFの機能変更内容に応じて設定釦を押圧する時間
を計測するタイマーを設けるか否かによって、あるいは
設定釦と他釦との同時押圧が設定釦のみかというCFの
機能変更の操作を異ならせることによって、撮影者が不
用意に誤った機能の設定をしてしまうことを防ぐことが
可能となる。
【0056】
【発明の効果】請求項1,2,3に係る発明によれば、
カメラの使用者がCFによる機能の変更の際に設定ミス
を極力抑えることが可能なCF設定手段を有するカメラ
を提供することができる。
【0057】請求項4,5に係る発明によれば、拡散性
の異なるピント板の交換に伴う測光補正値の変更の設定
ミスを抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願に係る発明の一実施の形態における一眼
レフカメラの概略を示し、(A)は平面図、(B)は背
面図。
【図2】本出願に係る発明の一実施の形態における撮影
モードダイヤルを示す拡大平面図。
【図3】本出願に係る発明の一実施の形態におけるカス
タムファンクションの表示の変更形態を示し、(A)は
変更前の状態、(B)は変更後の状態を示す図。
【図4】本出願に係る発明の一実施の形態におけるカス
タムファンクション設定フローチャート図。
【図5】本出願に係る発明の一実施の形態における一眼
レフカメラの電気的ブロック図。
【図6】本出願に係る発明の一実施の形態における一眼
レフカメラの光学系を示す概略図。
【図7】本出願に係る発明の一実施の形態における撮影
レンズFNo.に対する測光値の変化を示すグラフであ
り、(A)は低拡散性のピント板のグラフ、(B)は高
拡散性のピント板のグラフを示す図。
【図8】本出願に係る発明の一実施の形態における撮影
レンズFNo.に対する測光補正値表を示す図。
【符号の説明】
1…撮影レンズ 2…レリーズ釦 3…撮影モードダイアル 4…メインダイアル(CF選択ダイアル:一機能変更指
示手段) 5…測距点選択モード釦 6…AEロック釦(CF変更釦:第2の機能変更指示手
段) 7…ファインダ外部表示 8…指標 12…ピント板 13…ペンタプ
リズム 14…測光レンズ 15…測光セン
サ 16…接眼レンズ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラに記憶されたカメラ機能の変更を
    指示する機能変更指示手段と、該機能変更指示手段の操
    作に応じてカメラ機能の内容を変更可能とする機能変更
    手段とを有するカメラであって、被写界の輝度を検出す
    る測光手段と、撮影目的に応じてカメラに対し交換可能
    とした異なる拡散特性を有するピント板の交換に対応し
    て、前記測光手段からの出力を補正する測光補正値変更
    手段を有し、前記機能変更手段の一つであるところの測
    光補正値変更手段の実行の操作を行なう第1の入力手段
    と、前記測光補正値変更手段以外の機能変更手段の実行
    の操作を行なう第2の入力手段とを有し、前記第1の入
    力手段と第2の入力手段とは夫々異なった操作入力形態
    をとることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記測光補正値変更手段の実行の入力動
    作が行なわれると、前記カメラの機能変更を許可するよ
    う前記入力動作の所定時間の保持を行なわせるタイマー
    手段が作動することを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記第2の入力手段は、第1の操作部材
    の押圧により行なわれるものであり、前記第1の入力手
    段は、前記第1の操作部材とカメラの他の機能作動を行
    なう第2の操作部材とを同時に押圧することにより測光
    補正値変更を行なうものであることを特徴とする請求項
    1記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 カメラに記憶されたカメラ機能の変更を
    指示する機能変更指示手段と、該機能変更指示手段の操
    作に応じてカメラ機能の内容を変更可能とする機能変更
    手段とを有するカメラであって、該機能変更手段により
    変更可能な複数のカメラ機能の内の特定の一つ以上の機
    能変更に対応する機能変更手段の作動を入力する第1の
    入力手段と、前記特定の一つ以上の機能変更以外に対応
    する機能変更の作動を入力する第2の入力手段とを有
    し、前記第1の入力手段の動作が行なわれると、前記カ
    メラ機能の機能変更を許可するよう前記入力動作の所定
    時間の保持を行なうタイマー手段が作動することを特徴
    とするカメラ。
  5. 【請求項5】 カメラに記憶されたカメラ機能の変更を
    指示する機能変更指示手段と、該機能変更指示手段の操
    作に応じてカメラ機能の内容を変更可能とする機能変更
    手段とを有するカメラであって、該機能変更手段により
    変更可能な複数のカメラ機能の内の特定の一つ以上の機
    能変更に対応する機能変更手段の作動を入力する第1の
    入力手段と、前記特定の一つ以上の機能変更以外に対応
    する機能変更の作動を入力する第2の入力手段とを有
    し、前記第2の入力手段は、前記機能変更手段の操作を
    行なう第1の操作部材の押圧により前記特定の一つ以上
    の機能変更以外の機能変更を行なう入力手段であり、前
    記第1の入力手段は、前記第1の操作部材とカメラの他
    の機能作動を行なう第2の操作部材とを同時に押圧する
    ことにより機能変更を行なうものであることを特徴とす
    るカメラ。
JP9343452A 1997-12-12 1997-12-12 カメラ Pending JPH11174515A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9343452A JPH11174515A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9343452A JPH11174515A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11174515A true JPH11174515A (ja) 1999-07-02

Family

ID=18361634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9343452A Pending JPH11174515A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11174515A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000275723A (ja) カメラ
US6584284B1 (en) Camera provided with focus adjusting apparatus
JPH03230138A (ja) カメラ
JPH08286253A (ja) カメラ
JPH07168277A (ja) 撮影画面サイズを切り換え可能なカメラ
JPH0876170A (ja) 自動露出カメラの露出補正量設定装置
JPH11174515A (ja) カメラ
JP3890098B2 (ja) 光学装置
JP2005321832A (ja) カメラの画像表示方法
JP2000330184A (ja) カメラの表示装置
JPH05333258A (ja) 視線入力可能なカメラ
JP3212164B2 (ja) カメラの測光装置
JP3301842B2 (ja) 視線検出手段を備えたカメラ
JP2899839B2 (ja) 赤外線フイルム用カメラ
JPH02141736A (ja) カメラの表示装置
JP2004212892A (ja) 撮像装置
JPH1090779A (ja) カメラ
JPH01257932A (ja) 表示装置付きカメラ
JP2001318415A (ja) プレビュー機能付きカメラ
JP2008209552A (ja) 撮影装置
JP2000098484A (ja) 銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ
JP4635776B2 (ja) カメラ
JPH10307316A (ja) カメラ
JP2005295476A (ja) スタジオ撮影装置
JP2002303917A (ja) デジタルスチルカメラ