JP3321489B2 - 自動取引処理装置及び自動取引処理方法 - Google Patents

自動取引処理装置及び自動取引処理方法

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JP3321489B2
JP3321489B2 JP7267494A JP7267494A JP3321489B2 JP 3321489 B2 JP3321489 B2 JP 3321489B2 JP 7267494 A JP7267494 A JP 7267494A JP 7267494 A JP7267494 A JP 7267494A JP 3321489 B2 JP3321489 B2 JP 3321489B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力結果を表示する表
示手段と、該表示手段の表示画面上に配置されたタッチ
パネル入力手段と、制御部とを備え、複数の取引を行う
ことのできる自動取引処理装置と自動取引処理の入力方
法に係り、例えば、銀行券の入出金業務や振込取引処理
業務等を銀行員に代わって自動的に行う現金自動取引装
置に関し、特に、現金振込み等の複雑で長い取引手順を
必要とする取引操作に馴れた人に好適な自動取引処理装
置と自動取引処理の入力方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】銀行では、顧客が操作することにより、
窓口の銀行員に代わって、銀行券の入出金業務や振込取
引処理業務等の取引を自動的に行う現金自動取引装置
(以下ATMという)が普及している。これらのATM
はタッチパネルを備えた表示画面に入力手順にしたがっ
て操作ガイダンスを表示し、該ガイダンスにしたがって
表示画面の入力エリアを触れることにより入力を行うよ
うにしている。また、表示画面は表示される各画面を紙
芝居のように切り替える方式としているため、複雑で長
い取引手順を必要とする振込取引では操作が複雑とな
り、誤操作や顧客にわずらわしさを抱かせていた。この
ため、従来から前記課題を解決するために多くの提案が
成されている。
【0003】例えば、特開昭64−82255号公報に
おいては、表示画面に、振込取引開始時に必要入力項目
名を一括して表示する項目名表示手段と、データ入力が
行われる都度、そのデータを対応する項目名の欄に表示
していくデータ表示手段とを備えた自動取引処理装置が
提案されている。この具体的な構成は、表示画面の左上
に必要入力項目と入力されたデータを表示する表を表示
し、右上部に操作ガイダンスの表示エリア及び入力デー
タの一時表示エリアを表示し、下半分にアルファベット
等の複数のタッチキーを有するタッチキーエリアを表示
するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例によれば、
必要な全入力項目とその入力状況を即座に把握すること
ができ、更に入力作業中に画面を切り替える必要がない
から処理を効率的に進めることができる。
【0005】しかし、この従来例では、必要な全入力項
目を入力するのに必要な全ての入力キーを表示画面の下
半分に集中して配置しているので、多数の入力キーの中
から目的の入力キーを探して押下しなければならず、画
面切り替えによる時間短縮を図っても、その短縮分以上
の時間が入力キーの選択にかかることが考えられる。し
かも、前記入力キーの選択では、操作ガイダンスを一々
確認しながら目的の入力キーを選択しなければならず、
操作者に、より一層のわずらわしさを抱かせるものであ
る。また、前記従来例では、タッチキーエリアの配列
を、上部2行をアルフアベットキー群、その下方の1行
をテンキー群、最下行を機能選択キー群とし、それら全
てのキー群で選択された文字を、タッチキーエリアの右
上部に配置した一時表示エリアに表示しているので、キ
ー群によっては距離的に離れているため、使用者に操作
時の目線移動を頻繁に行わせることとなる。しかも、前
記構成に加えて、操作ガイダンスもキー群から分離され
ているので、使用者に更なる目線移動を強いることとな
る。
【0006】本発明は、前記課題を解決するために成さ
れたものであり、その目的は、入力時に目線移動を少な
くして操作ガイダンスの必要性を軽減し、もって効率処
理が可能な自動取引処理装置及び、その自動取引処理の
入力方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記目的を
達成するために、入力結果を表示する表示手段と、該表
示手段の表示画面上に配置されたタッチパネル入力手段
と、該タッチパネル手段および前記表示手段を制御する
制御部とを備え、取引を行うことのできる自動取引処理
装置において、前記制御部は、前記表示手段の表示画面
の一部に前記取引において必要となる複数の入力項目名
を並べて表示した入力項目エリアを配置するとともに、
少なくとも、文字入力を行う複数の文字キーを表示した
文字入力エリアと、数値入力を行う複数の数値キーを表
示した数値入力エリアとを含む複数の入力エリアを前記
表示画面の残りの領域にそれぞれ独立に配置し、前記入
力項目エリアの入力項目のうち現在でどの入力項目が入
力対象となっているかに応じて、前記複数の入力エリア
の中から当該入力項目の入力に関して必要となる入力エ
リアを入力可能な表示状態とし、他の入力エリアを入力
不可能な表示状態とするようにしたものである。
【0008】この装置において、前記入力項目エリアの
各入力項目の入力に関して、当該入力項目の入力が完了
した状態で、該入力が完了したことを示すマーク手段を
備えることが好ましい。
【0009】前記マーク手段は、例えば、前記入力項目
エリアに表示された入力項目名を示す文字列を、前記入
力可能な表示状態とされた入力エリアから入力された文
字列(または数字列)で置換するものである。
【0010】少なくとも前記文字入力エリアと前記数値
入力エリアとは、各々の入力エリアで入力された文字列
または数値列を一時的に表示する確認表示エリアを、各
々別個に備えていることが望ましい。
【0011】前記入力項目エリアの一例として、前記表
示画面の縦長の領域が確保されてもよく、この場合、該
縦長の領域内に、前記複数の入力項目名が前記表示画面
の上部から下部へ操作フローチャートの形式で配置され
る。
【0012】前記複数の入力エリアの1つとして、少な
くとも複数の銀行名を示す複数のキーを表示したダイレ
クト入力エリアを更に備えてもよい。
【0013】前記入力不可能な表示状態は、前記入力
エリア内のキーのキー名称を削除する、当該入力エリア
の表示輝度を低下させる、当該入力エリアをぼかし表
示する、当該入力エリアの色彩を変化させる、のうち
の少なくとも1つの状態である。
【0014】入力可能な表示状態では、少なくとも各入
力エリアの入力キーに「入力キーの名称」が表示され、
入力不可能な状態表示では各入力キーの存在が認識でき
る表示であって、結果として入力可能な状態表示の入力
キーが入力不可能な状態表示の入力キーに対して相対的
に目立つような表示であればよい。
【0015】前記入力項目エリア内の入力項目の1つと
して、二者択一の選択キーを含んでもよい。
【0016】本発明による自動取引処理方法は、入力結
果を表示する表示手段と、該表示手段の表示画面上に配
置されたタッチパネル入力手段と、該タッチパネル手段
および前記表示手段を制御する制御部とを備え、取引を
行うことのできる自動取引処理装置における自動取引処
理方法であって、前記表示画面の一部に前記取引におい
て必要となる複数の入力項目名を並べて表示した入力項
目エリアを配置するとともに、少なくとも、文字入力を
行う複数の文字キーを表示した文字入力エリアと、数値
入力を行う複数の数値キーを表示した数値入力エリアと
を含む複数の入力エリアを前記表示画面の残りの領域に
それぞれ独立に配置し、前記入力項目エリアを常時表示
し、前記入力項目エリアの入力項目のうち現在でどの入
力項目が入力対象となっているかに応じて、前記複数の
入力エリアの中から当該入力項目の入力に関して必要と
なる入力エリアを入力可能な表示状態とするともに、他
の入力エリアを入力不可能な表示状態とするようにした
ものである。
【0017】この方法において、前記入力項目エリアの
常時表示において、現在、入力の対象となっている入力
項目を他の入力項目に対して目立つよう入力項目の表示
属性を変化させることが好ましい。
【0018】入力の対象となる入力項目は、利用者に順
次選択させてもよく、あるいは、利用者による各入力項
目の完了に応じて、次に入力すべき入力項目を自動的に
決定し、当該入力項目の入力を前記入力項目の表示属性
の変化により勧誘するようにしてもよい。
【0019】前記入力項目エリアおよび前記複数の入力
エリア内の特定のキーについては、該特定のキーの少な
くともキー名称を、当該特定のキーのキー入力が必要と
なる時点まで表示せず、必要となった時点で表示するこ
とも可能である。
【0020】
【作用】本発明によれば、複数の入力項目名を並べて表
示した入力項目エリアと、少なくとも、文字入力を行う
複数の文字キーを表示した文字入力エリアと、数値入力
を行う複数の数値キーを表示した数値入力エリアとを含
む複数の入力エリアとを前記表示画面にそれぞれ独立に
配置したので、各機能ごとにそのエリアが別個独立に把
握できる。よって、これらすべてのエリアを1画面に収
納しても、各機能のエリアを容易に把握することができ
る。しかも、前記入力項目エリアの入力項目のうち現在
どの入力項目が入力対象となっているかに応じて、前記
複数の入力エリアの中から当該入力項目の入力に関して
必要となる入力エリアを入力可能な表示状態とし、他の
入力エリアを入力不可能な表示状態とするようにしたの
で、その時々に利用者が注視すべきエリアが限定され、
利用者は、不要な入力エリアのキー群に惑わされること
なく、必要最小限のエリア内で目的の入力キーを選択す
ることができる。
【0021】また、各入力項目の入力が完了したことを
示すマーク手段の存在により、その入力項目の完了を確
実に利用者が認識することができる。
【0022】文字入力エリアと数値入力エリアとで別個
独立に確認表示エリアを設けることにより、共通とする
場合に比べ、目線の移動を最小限に抑えることができ
る。
【0023】入力項目エリアを、表示画面の縦長の領域
とし、この領域内に上部から下部へ操作フローチャート
の形式で入力項目名を配置することにより、利用者は、
その取引に必要な入力項目をもれなく認識し、かつその
入力手順をも把握することができる。
【0024】ダイレクト入力エリアを設けることによ
り、予め選択肢の決まっている入力項目は、文字列を入
力することなく、直接選択入力することができる。
【0025】入力項目エリアにおいて、入力の対象とな
っている入力項目を他の入力項目に対して目立つよう入
力項目の表示属性を変化させることにより、全体の入力
項目の中で現在の作業位置を的確に認識することがで
き、また、次に入力すべき入力項目を表示属性の変化に
より利用者に知らしめることにより、前述の入力エリア
の表示状態の変化と相俟って入力操作の誘導が行え、文
字によるガイダンスの必要性を低減することができる。
【0026】例えば、確認キーの如き特定のキーについ
ては、そのキー入力が必要となる時点まで表示しないよ
うにすることにより不必要なキー表示によって利用者を
惑わせることがなくなると共に、必要となった時点で現
わすことによりその特定キーに対して利用者の注意を喚
起することができる。すなわち、これによっても、ガイ
ダンスの必要性が低減される。
【0027】
【実施例】以下、本発明に係る自動取引処理装置の実施
例を図面を参照して詳細に説明する。図1は表示画面の
構成説明図、図2は装置外観図、図3は装置構成図、図
4はメインフローチャート、図5から図7はサブフロー
チャート、図8から図14は表示画面図である。
【0028】先ず、図2において、本実施例の自動取引
処理装置の外観構造を説明する。図において、符号1で
総括的に示すのが自動取引処理装置(以下ATMとい
う)である。2は正面上部が側面からみてL字状に切り
欠かれた形態を備えたATM1の本体、3は前記L字状
部であり、該L字状部3に顧客が操作する装置が配置さ
れている。前記L字状部3の垂直面にはATM1の現在
の動作状態を顧客に知らせる取扱表示部4と、通帳挿入
口5と、カード挿入口6が配置されている。また、前記
L字状部3の水平面には、顧客用操作部7と、紙幣の入
出金口8と、貨幣の入出金口9が配置されている。前記
顧客用操作部7は、A4横サイズの大きさを備えた14
インチの液晶表示機装置(以下LCDという)10と、
該LCD10の表面に配置されるタッチパネル11とか
らなり、各種のソフトウエア的なキーボードと操作ガイ
ダンスをLCD10に表示して、キーボードを顧客が指
で押下する位置を検知することによりATM1を操作で
きるようにしている。なお、タッチパネル11の表面
は、現実には押し下げられられないかもしれないが、便
宜上、本明細書では押しボタンキーの操作に倣って「押
下」と表現している。表示装置10はLCDに限るもの
ではなく、CRT、その他の表示デバイスを用いたもの
であってもよい。
【0029】次に、図3において、装置構成を説明す
る。図において、ATM1は、顧客操作部7と、カード
情報読取/書込機構12と、紙幣入出金機構13と硬貨
入出金機構14と、ジャーナル印字機構15と、通帳印
字機構16と、電源部17と、これら全体を制御する制
御部18と、通信回線を介して上位機種と接続するイン
タフエース部19から構成される。制御部18は、AT
M1の統括制御するものであり、内部に図示しない、制
御部18の動作を規定するプログラムを記憶したROM
と、このプログラムを実行する中央処理装置(CPU)
と、入出力されたデータを記憶するRAMと、各種の画
像データを備えたメモリとが配置され、該メモリからの
各種の画像データをLCD10に表示させ、該LCD1
0に表示される画像に対応した座標データをタッチパネ
ル11を介して得て、入力作業を実行する。
【0030】次に、図1により、ATM1において最も
複雑な入力作業を必要とする取引項目としての振込みに
ついて、その入力画面の画面構成を説明する。
【0031】図1の振込入力画面は、大別して、表示画
面20の左側に配置される入力項目エリア100と、表
示画面20の上部中央に配置される第1入力エリア20
0と、表示画面20の上部右側に配置される第2入力エ
リア300と、表示画面20の下部右側に配置される第
3入力エリア400とから構成される。表示画面20上
に被覆配置されたタッチパネル11(図1には図示せ
ず)には前記各エリアの入力キーに対応して図示しない
キー領域が定義されており、各入力キーの位置へのタッ
チを検知することができる。
【0032】前記3つの入力エリア200、300、4
00は、画面左側の入力項目エリア100内の入力項目
を選択することにより、この選択された入力項目に必要
な入力エリアのみを入力可能な表示状態とし、他の入力
エリアを入力不可能な表示状態とする。本実施例では、
入力不可能な表示状態では各入力キーの輪郭だけを表示
し、入力可能な表示状態では、必要な入力キーに「入力
キーの名称」を表示するとともに、色彩を施すようにし
ている。なお、入力可能な表示状態は、少なくとも各入
力エリアの入力キーに「入力キーの名称」が表示され、
入力不可能な状態表示は、各入力キーの存在が認識でき
る表示であって、結果として入力可能な状態表示の入力
キーが入力不可能な状態表示の入力キーに対して相対的
に目立つような表示であればよい。したがって、本実施
例の構成以外に、例えば、入力エリアの各入力キーに
「入力キーの名称」を表示し、入力可能な状態表示では
入力エリアの輝度または明度を高め、逆に入力不可能な
状態表示では輝度または明度を低くするようにしてもよ
い。また、入力不可能な状態表示の入力エリアをぼかし
た表示にしても同様な効果を得ることができる。
【0033】以下、各エリアを詳細に説明する。なお、
図1は各エリアを説明のために全入力エリアを入力可能
な状態で表示させたものであり、本実施例の実際の操作
状態では図1の表示状態は存在しないことに留意された
い。
【0034】図1の振込入力画面における画面左端の入
力項目エリア100は、入力項目を略その入力順に上か
ら下へ向かって並べた操作フローチャートの形式で表示
して、顧客に入力項目およびその入力順序を知らしめる
とともに、言葉によるガイダンスなしに操作の勧誘を行
うものである。上から順に、101は振込入力を取り止
める取消しキー、102は入金方法を現金かカードかを
選択する入力項目、103は金額を入力する入力項目、
104は振込先を以後の手続で入力するか振込カードで
入力するかを選択する入力項目、105は振込先金融機
関と支店を入力する入力項目、106は振込先口座の種
目と口座番号を入力する入力項目、107は受取人氏名
を入力する入力項目、108は依頼人氏名を入力する入
力項目、109は依頼人の電話番号を入力する入力項
目、110は振込カードの発行を選択する入力項目であ
る。最下部の111は全入力項目が入力された状態で
「確認」が表示される確認キーで、ATM1は該確認キ
ー111を押下すると、情報センター(図示せず)に入
力データを照会する。入力項目102、104、110
の各々は二者択一的に選択される2つの入力キーからな
り、該入力キーは動作ランプを備え、一方が押下された
状態で、動作ランプを点灯して凹状の形態に表示が変化
して、押下されたことを表示する。この動作ランプおよ
び後述するすべての動作ランプは、実際のランプではな
く表示により擬製したものである。他の入力項目10
3、105、106、107、108、109は、各々
の入力項目の内容を入力するための入力キーとして他の
入力エリアの入力キーを兼用しており、入力すべき目的
の入力項目を押下すると、ATM1は前記3つの入力エ
リア200、300、400の中から入力に必要とする
入力エリアを選択する。また、入力項目103、10
5、106、107、108、109は、各入力キー内
に表示窓103a、105a、106a、107a、1
08a、109aを備え、未入力状態で該当する入力項
目名を表示し、入力が完了した状態で入力項目名に代え
て入力データを表示する。また、これら表示窓を備えた
入力項目は、押下されてデータ入力が完了するまでの間
点灯する動作ランプを備えている。
【0035】画面中央上部の第1入力エリア200は、
振込先の銀行名と支店名をダイレクトで入力するための
入力エリアであり、銀行名が表示される複数の入力キー
からなる主キー群201と、第3入力エリア400を動
作させて支店の頭文字を検索させるための頭文字キー2
02と、第3入力エリア400から得られた頭文字に対
応した複数の支店名キーを表示するサブキー群203
と、このサブキー群203の選択後に「確認」を表示す
る確認キー204とから構成される。頭文字キー202
は、表示窓202aを備え、表示窓202aは第3入力
エリア400からの入力が完了前の状態で「頭文字」と
いう文字を表示し、完了後はその文字に代えて実際に入
力された頭文字のデータを表示する。主キー群201と
サブキー群203の各々のキーは、その銀行名または支
店名が選択されたことを点灯して示すための動作ランプ
を備えている。
【0036】画面右上部の第2入力エリア300は、金
額と口座番号と電話番号を入力するための数値入力エリ
アであり、テンキー群301と、確認表示部302と、
訂正キー303と、確認キー304と、口座番号入力時
に「普通」と「当座」の選択に使用する入力キー30
5、306とから構成される。各キーに設けられた動作
ランプは、そのキーの押下に応答して点灯し、押下され
たことを利用者に認識させる。なお、テンキー群301
の単位入力キー(「千」および「万」)は、口座番号と
電話番号の入力時に「−」に表示が変更する。また、
「普通」および「当座」の入力キーは、種目・口座番号
入力のときのみ表示される。このように、同一のキーを
別機能に利用することにより、第2入力エリア300内
に一時に表示されるキー数を低減するとともに、当該入
力項目の入力に必要のないキーを排除することにより、
利用者に操作上の戸惑いを与えることなく誤操作を未然
に防止することができる。
【0037】入力項目エリア100の右側画面の下半分
に位置する第3入力エリア400は、文字入力を行う入
力エリアであり、キーボード401と、「(株)」
「(有)」等の特殊文字入力を行う入力キー群402
と、モード切替えキー群403と、確認表示部404
と、確認キー405とから構成される。モード切替えキ
ー群403は、キーボード401のキー群をカナ表示キ
ーとするか、ローマ字表示キーとするかを選択するため
のキーである。この第3入力エリア400の各入力キー
にも、動作状態を示す動作ランプを配置している。モー
ド切替えキー群は、そのモードが選択されている間、点
灯するものであり、他のキーの動作ランプはそのキー押
下時に押下されたことを利用者に知らしめるために点灯
するものである。
【0038】次に、図4から図6のフローチャートを基
に、図7から図14の表示画面を参照してATM1の入
力作業の動作フローを説明する。
【0039】図4のn1の工程において、取引開始にあ
たり、制御部18は内部のメモリから図8の取引選択画
面の画像データを読み出してLCD10の表示画面20
に表示し、取引選択可能状態とする。この取引選択画面
には、表示画面20の上部に操作ガイダンスを表示する
とともに、表示画面20の下方に、ATM1が取引でき
る取引科目(501〜506)が一覧表形式で表示され
る。タッチパネル11にはこれら取引科目の選択に使用
するキー領域(511〜516)が定義される。
【0040】図4のn2の工程において、顧客は、図8
の取引科目(501〜506)の中から希望する取引科
目のキー領域を指で触れることにより作業をATM1に
指示することができる。制御部18は、1つの取引科目
が選択されると、内部のメモリから対応する画像データ
を読み出してLCD10の表示画面20に表示する。こ
こでは、ATM1において最も複雑な入力作業を必要と
する取引項目としての振込みについて、説明する。
【0041】本実施例に係るATM1は、振込用の取引
科目を二つ用意している。すなわち、長い取引手順を必
要とする振込取引を、初めて操作する人でも確実に操作
できることを前提にした慣れていない人用の取引科目5
02と、振込操作を使い馴れた人を対象にした慣れた人
(エキスパート)用の取引科目503を備えている。慣
れていない人用の取引科目502は、1つ1つの操作を
親切なガイダンスで指示して行うものであり、その概略
については後述する。一方、取引科目503は、ATM
1を使って一度に数十ケ個所も振込を行うような人を対
象にしたものであり、ここでは、顧客がエキスパート用
の取引科目503を選択した場合を想定して、以下詳細
に説明する。
【0042】図4のn3の工程において、制御部18は
エキスパート用取引科目503が選択されると、図9に
示す振込入力画面を表示画面20に表示する。図9の振
込入力画面では、入力項目エリア100のみを入力可能
な状態として表示し、第1入力エリア200と、第2入
力エリア300と、第3入力エリア400は各入力キー
の輪郭だけを表示することで入力不可能な表示状態とし
ている。入力項目エリア100は、確認キー111のみ
入力不可能な表示状態とし、他の取消しキー101と全
入力項目102〜110に「入力キーの名称」を表示す
るとともに、前記3つの入力エリア200、300、4
00とは、異なる色彩を施して、入力項目エリア100
を目立たせている。また、この振込入力画面において
は、入力項目102から入力項目110の各入力項目を
自由に選択して押下することにより入力作業を進めるこ
とができる。図4のフローチャートでは、入力項目エリ
ア100内の上側の入力項目から順に入力するように示
しているが、入力順序が前後して支障のない入力項目に
ついては、入力項目エリア100内の任意の入力項目か
ら入力することも可能である。
【0043】図4のn4の工程において、入力項目10
2の現金キーかカードキーのいずれか一方を押下するこ
とにより、振込の入金方法を選択することができる。一
方の入力キーが押下されると、選択された入力キーは凹
状態で動作ランプが点灯した表示となり、そのデータは
RAMに記憶される。
【0044】図4のn5の工程において、入力項目10
3を押下することにより、振込金額を入力することがで
きる。この工程の詳細を図5において説明する。制御部
18は、入力項目103が押下されるとその動作ランプ
を点灯し(n101)、図10に示すように、入力項目
エリア100内では入力項目103以外の入力項目を入
力不可能な表示状態(n102)とし、第2入力エリア
300を入力可能な表示状態とするとともに、第1入力
エリア200および第3入力エリア400を入力不可能
な表示状態とする(n103)。第2入力エリア300
でテンキー群301にて金額を入力すると、該金額は確
認表示部302に表示される(n104)。この金額を
確認して確認キー304を押下することにより、目的の
金額を入力することができる(n105)。制御部18
は確認キー304が押下されると、入力項目エリア10
0内の入力項目103の表示窓103aに表示された
「金額」という文字を前記入力金額の数値に変更し(n
106)、第2入力エリア300を入力不可能な表示状
態に戻す(n107)とともにその動作ランプを消灯
し、入力項目103以外の未だ入力していない入力項目
を入力可能な表示状態とする(n108)。
【0045】図4のn6の工程において、入力項目10
4の振込先指定キーか振込カードキーのいずれか一方を
押下することにより、選択された入力キーは凹状態で動
作ランプが点灯した表示となり、振込先の情報を、以後
の手順で入力するか振込カードで入力するかを選択す
る。振込みカードは、後述する工程n7〜n11の内容
が例えば磁気的に予め記録されたものである。制御部1
8は、振込カードキーが押下されると、表示画面20の
中央に、図示しないウインドウを開いて、振込カードの
読み込みのガイダンスを表示する。顧客がカード挿入口
6に振込カードを挿入すると、制御部18はカード情報
読取/書込機構12を介して振込カードから入力項目1
05から入力項目110を読み込み、そのデータをRA
Mに記憶する(n18)。同時に、工程n7〜n11に
おいて入力されたと同様に金融機関名等の振込み先情報
が表示窓105a,106a,107a,108a10
9aに表示される。次いで、n13の工程に進む。
【0046】図4のn6の工程において、振込先指定キ
ーが押下されると、n7の工程に進む。この工程におい
ては、入力項目105を押下することにより、振込先金
融機関と支店の名称を入力することができる。この工程
の詳細を図6において説明する。制御部18は、入力項
目105が押下されるとその動作ランプを点灯し(n2
01)、図11に示すように、入力項目105以外の入
力項目を入力不可能な表示状態(n202)とし、第1
入力エリア200の中で、主キー群201と頭文字キー
202を入力可能な表示状態(n203)とする。主キ
ー群201から、目的の銀行名の入力キーを押下する
と、該入力キーは凹状態で動作ランプが点灯した表示と
なる(n204)。なお、この第1入力エリア200の
画面に目的の銀行名が存在しない場合には、「その他」
のキーを押下することにより、次の銀行名が表れる。目
的の銀行名が表れるまで「その他」のキーを押下すれば
よい。これらの異なる銀行名の画面データも予め前記メ
モリに格納されており、どの画面においてどの画面上位
置が押下されたに応じて、どの銀行名が指定されたかが
分かるようになっている。
【0047】次に、制御部18は、頭文字キー202が
押下される(n205)と、図12に示すように、第3
入力エリア400を入力可能な表示状態(n206)と
する。第3入力エリア400では、キーボード401に
てカナまたはアルファベットにより支店名の頭文字を入
力し(n207)、該頭文字が正しく入力されたことを
確認表示部404にて確認して確認キー405を押下す
る(n208)。制御部18は、この確認キー405の
押下により、頭文字キー202の表示窓202aの「頭
文字」という文字の表示を第3入力エリア400で入力
された頭文字データ(図13の例では「コ」)に変更し
て第3入力エリア400を入力不可能な表示状態とし
(n209)、第1入力エリア200の支店名を表示す
るサブキー群203を入力可能な表示状態とする(n2
10)。制御部18では、当該頭文字を有する支店名を
検索し、該当する支店名をサブキー群203に表示す
る。指定された頭文字を有する支店名が1画面に表示し
切れない場合は、サブキー群203の「その他」を押下
することにより、残りの支店名を表示させることができ
る。なお、各銀行のすべての支店名は予め分かっている
ので、各銀行ごとにその支店名データをメモリに保持し
ておく。サブキー群203にて目的の支店名の入力キー
を押下すると、該入力キーは凹状態で動作ランプが点灯
した表示となる(n211)。制御部18は、サブキー
群203が押下されると、図13に示すように、確認キ
ー204を入力可能な表示状態とし、該確認キー204
を押下することにより、銀行と支店の入力を確定するこ
とができる(n212)。制御部18は確認キー204
が押下されると、入力項目エリア100内の入力項目1
05の表示窓105aに表示されていた「金融機関支
店」という文字列を前記入力された実際の銀行名と支店
名を表わす文字列に変更し(n213)、第1入力エリ
ア200を入力不可能な表示状態とする(n214)と
ともに、入力項目105以外の未入力の入力項目を入力
可能な表示状態に戻す(n215)。入力項目105の
動作ランプは消灯する。
【0048】図4のn8の工程においては、入力項目1
06を押下することにより、銀行の振込口座の種目と口
座番号を入力することができる。この工程は、前述した
金額を入力するn5の工程と同様であるため、詳細な説
明を省略するが、第2入力エリア300では、前述のよ
うに、「普通」と「当座」の選択に使用する入力キー3
05、306も入力可能な表示状態となる。
【0049】図4のn9の工程において、入力項目10
7を押下することにより、受取人氏名を入力することが
できる。この工程の詳細を図7において説明する。制御
部18は、入力項目107が押下されるとその動作ラン
プを点灯し(n301)、図14に示すように、入力項
目107以外の入力項目を入力不可能な表示状態(n3
02)とし、第3入力エリア400を入力可能な表示状
態(n303)とする。キーボード401と入力キー群
402とモード切替えキー群403とを用いて目的の受
取人氏名を入力すると、この入力データは確認表示部4
04に表示される(n304)。制御部18は、確認キ
ー405が押下される(305)と、入力項目エリア1
00内の入力項目107の表示窓107aに表示されて
いた「受取人氏名」という文字列を前記入力データに変
更し(n306)、第3入力エリア400を入力不可能
な表示状態に戻す(n307)とともに、入力項目10
7以外の未入力の入力項目を入力可能な表示状態とする
(n308)。入力項目107の動作ランプは消灯す
る。
【0050】以上説明した工程と同様な手順で、図4の
フローチャートに示す、依頼人氏名を入力する入力項目
108の入力(n10)、依頼人の電話番号を入力する
入力項目109の入力(n11)を行うことができる。
【0051】なお、n12の工程では、前述した振込カ
ードの発行を選択することができる。この振込みカード
の発行を受ければ、以後、同一の振込み先に対して、前
記工程n6における「カード選択」を行うことができ
る。
【0052】図4のn13の工程において、制御部18
は、全入力項目が入力されているかを常にチエックして
おり、全入力項目の入力が完了した状態で入力項目エリ
ア100の確認キー111を入力可能な表示状態とし、
該確認キー111の押下を検出すると情報センターに入
力データを照会し、入力項目に誤りが有れば、表示画面
20に図示しないウインドウを開いて再入力のガイダン
スを表示し、入力項目に誤りが無ければ次の工程に進め
る。
【0053】図4のn14の工程において、制御部18
は、情報センターからのデータを受けて、表示画面20
に図示しないウインドウを開いて全入力項目を表示す
る。
【0054】図4のn15の工程において、顧客は、前
記ウインドウの全入力項目の内容を確認して、誤りが無
ければ確認キーを押下して次の工程に進めたり、あるい
は修正が有れば修正キーを押下することによりウインド
ウを閉じて、もとの振込取引画面に戻し目的の入力項目
を修正することができる。
【0055】n15の工程での確認キーの押下により、
制御部18は情報センターに入力データを更新して更新
作業を実行し、振込取引画面を終了して(n16)、以
後の現金入出手続や明細書発行、カード放出等の必要な
作業を実行する(n17)。
【0056】なお、本実施例では、入力項目エリア10
0に設けた表示窓103aと105a〜109aに入力
データを表示しているが、各入力項目が入力されたこと
を示せばよく、例えば、該表示窓103aに「入力済」
を表示したり、各入力項目に入力済みを表示する表示ラ
ンプを設けたり、あるいは入力済の入力項目の色彩を変
更する等の何らかのマーク手段によっても同様な効果を
得ることができる。
【0057】また、入力項目エリア100内の入力項目
の入力順は顧客に任せる構成としたが、制御部18が上
側の入力項目から順に入力を行うよう顧客の操作を誘導
するするようにしてもよい。その際、次順の入力項目の
エリア、名称もしくは動作ランプを点滅させたり、色彩
を変化させたり、等の表示属性の変化させて、その入力
項目の選択を促すようにすれば、文字によるガイダンス
なしに操作の誘導を行うことが可能である。さらには、
入力エリア200,300,400のいずれかを利用す
る入力項目については、その入力項目を顧客が選択する
動作を要求することなく、その入力エリアの表示属性の
変化により入力を誘導するようにすることも可能であ
る。
【0058】次に、図15〜図21に、前述した慣れて
いない人用の振込みを選択したときのガイダンス・操作
画面の一部の例を示す。
【0059】図8の画面において、慣れていない人用の
取引項目502を選択すると、図15の画面が現われ
る。この表示画面1100は、この表示画面1100を
上下に約4対6に2分割する溝1110を表示し、上部
エリア1120と下部エリア1130としている。ま
た、溝1110には取引操作に対応した操作工程表示部
1111(1111a〜1111f)が表示される。
【0060】上部エリア1120は、右側を広めとする
周囲枠1121を形成するように横長矩形状の表示窓1
122が配置され、前記周囲枠1121の右側上部に取
消キー1123が表示される。表示窓1122は、AT
M1の操作ガイダンスと入力結果とを表示するものであ
り、常に表示画面1100の定位置に表示される。図1
5の例では、振込み操作開始にあたり事前情報の確認の
ガイダンスが(振り込み期日)表示窓1112内に表示
され、「はじめ」の表示ランプ111aを点灯し、確認
キー1123が大きく表示される。取消キー1123
は、入力時または入力結果に対して確認または取消しが
必要な状態において常に前記所定の位置に表示される。
【0061】操作工程表示部1111は、溝1110内
に左側から右側にかけて順次表示される表示ランプ11
11aから1111fから構成されるものであり、振込
みの操作工程を大まかに区分けし、その全工程と現在の
操作状態を表示する。これらの表示ランプ111aから
111fの上部に位置する周囲枠121の対応位置に操
作工程の名称を表示するとともに、表示ランプ111a
を点灯させることで、現在の操作工程が「はじめ」の段
階にあることを表示する。
【0062】下部エリア1130には、ATM1が取扱
う操作に対して必要な操作キーを順次表示し、これら操
作キーに対応したキー領域がタッチパネル11上に定義
される。例えば、図15では、画面右下に確認キー15
07が表示され、これら操作キーに対応して、キー領域
が定義されている。
【0063】この状態で、確認キー1507を押下する
ことにより、次の作業工程に進むことができ、また、取
消キー1123を押下することにより、図16の取消画
面を表示する。この取消画面は、取消キー1123が選
択されたことを示すために、取消キー1123を画面か
ら消去し、操作工程表示部1111の表示ランプ111
1aから1111fを非点灯状態とする。また、下部エ
リア1130に、操作を最初からやりなおす操作キー1
508と、操作を1つ前にもどす操作キー1509と、
操作を続ける操作キー1510が表示されるとともに、
表示窓1122に前記操作キーの選択をうながす操作ガ
イダンスが表示される。操作キー1508、1509、
1510には、これらに重ねてキー領域(図示せず)が
タッチパネル11に定義されるので、ATM1はこれら
3個の操作キーの選択押下に対応して該当する作業工程
に進むことができる。
【0064】図15の画面で確認キー1507が選択さ
れると、図17に示す振込方法選択画面が表示画面11
00に表示される。この振込方法選択画面については、
下部エリア1130に操作キー1511、1512が表
示され、いずれか一方を押下することにより、振込方法
をキャッシングカードで行うか現金で行うかを選択する
ことができる。
【0065】前記振込方法が選択されると、図18の金
額入力画面が表示画面100に表示される。この金額入
力画面については、下部エリア1130に矩形の領域が
隆起したように表現された隆起部1513が表示され、
この隆起部1513の中にテンキー1514が表示され
る。このようにテンキー1514の部分を隆起表示する
ことにより、ユーザに馴染みの深い電子卓上計算機(電
卓)を操作しているような効果を演出することができ
る。同時に、表示窓1122に操作ガイダンスが表示さ
れる。テンキー1514での入力金額は表示窓1122
内の右下部に表示される。
【0066】円キー1515が押下されると、図19に
示すように、表示窓1122に入力金額と確認の操作ガ
イダンスが表示されるとともに、下部エリア1130に
訂正か確認かを選択する操作キー1516、1517が
表示される。訂正の操作キー516が押下されると、前
記図18が再表示され、確認の操作キー1517が押下
されると、前記入力金額が確定され、次の作業工程に進
むことができる。
【0067】確認の操作キー1517が押下されると、
図20の振込みカードで入力するか否かの選択画面が表
示画面1100に表示される。この選択画面は、下部エ
リア1130に振込みカードなし、カードありをそれぞ
れ選択する操作キー1518、1519を表示し、同時
に、表示窓1122に前記操作キーの選択をうながす操
作ガイダンスが表示される。
【0068】カードありの操作キー1519が押下され
た場合、図示しないが、図20の選択画面の下部エリア
1130から操作キーを消去し、表示窓1122に振込
カード挿入の操作ガイダンスを表示する。顧客がカード
挿入口6に振込カードを挿入したことが検出されると、
前述のとおり振込カードに記載のデータが読み込まれ
る。
【0069】図20においてカードなしの操作キー15
18が押下された場合、図21に示す金融機関入力画面
が表示される。この金融機関入力画面は、下部エリア1
130内の周辺部にロ字状の周囲枠1520を形成する
ように操作キー群1521を表示するとともに、該操作
キー群1521の各操作キーに表示された銀行名のうち
から目的の銀行名を選択することを促す操作ガイダンス
を表示窓1122に表示する。これと共に、操作工程表
示部1111の表示ランプ1111aを消灯して、「金
融機関」の表示ランプ1111bを点灯させる。操作キ
ー群1521での選択が行われると、図示しない、支店
の頭文字入力画面が表示される。この頭文字入力画面
は、下部エリア1130に50音表の操作キー群を表示
するとともに、この操作キー群で支店の頭文字を入力す
ることを促す操作ガイダンスと、先に入力された銀行名
を表示窓1122に表示す表示する。頭文字が入力され
ると、該当する支店名の選択画面(図示せず)が表示さ
れ、顧客は操作キー群で支店を選択することができる。
【0070】以降の操作画面および操作手順の説明は省
略するが、慣れていない人用の振込みを選択した場合に
は、このように操作手順に対応した複数のガイダンス・
操作画面を用意し、顧客の操作を逐次誘導することがで
きる。
【0071】以上述べたように、本実施例においては、
表示画面20の所定位置に選択可能な入力項目102〜
110を操作フローチャートの形式で順次選択可能な状
態で表示するので、全入力項目を常時把握するととも
に、次に入力すべき入力項目が入力可能な状態で表示さ
れるのでどの入力項目が未入力であるかも容易に認識す
ることができる。また、全入力項目を入力するのに必要
な複数の入力キーは、ダイレクト選択を行う第1入力エ
リアと、数値入力を行う第2入力エリアと、文字入力を
行う第3入力エリアのように、機能ごとに3分割され、
表示画面20の所定位置に各々表示される。これらの3
つの入力エリアは、同時に入力可能状態となることはな
く、入力工程に応じて、その時々に入力可能なエリアが
限定される(その限定状態が表示状態の変化により明確
に示される)ので、利用者にはその時点で利用すべき入
力エリアが自ずと認識される。必要最小限の大きさのエ
リア内で目的の入力キーを選択することができるので、
目線の移動も少なくて済む。
【0072】更に、このように入力項目の選択に対応し
て、入力エリアの状態表示の入力可否変化にしたがって
操作を進めることができるから、前述のような特別な場
合を除き、操作ガイダンスを表示する必要がない。した
がって、図1の画面構成において、操作ガイダンス用の
エリアを設ける必要がなく、利用者に徒に目線移動を強
いることがなくなる。
【0073】また、本実施例では、表示画面20を日常
頻繁に目にし、かつ全内容物が容易に把握できる最大サ
イズのA4横サイズの大きさとし、その最大サイズの表
示画面20内に入力キーを配置しているので、操作性を
向上することができる。
【0074】また、前記入力項目エリアに、選択の結果
を示す、または前記第1、2、3入力エリアのいずれか
による入力が完了した状態で当該入力が完了したことを
示すマーク手段を備えることにより、入力状態を容易に
確認することができる。更に、少なくとも前記第2入力
エリア300と第3入力エリア400に入力された文字
を一時的に表示する確認表示部302、404を各々の
エリアに別個に備えることによっても、目線移動をより
最小限にして入力作業を実行することができる。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、入力項目エリア内に全
入力項目を並べて配置すると共に、入力作業の進行と共
にその入力項目の表示属性を変化させることにより、利
用者は、全入力項目を把握しながら、現在入力中の入力
項目、およびその入力完了後に次に入力すべき入力項目
を容易かつ的確に把握することができる。また、複数の
入力エリアのうち、現時点の入力項目により必要な入力
エリアだけが順次入力可能な状態表示とされるので、そ
の時点で不要な入力エリアのキー群が視覚上で入力対象
から除外されるので、利用者は、多数の入力キー群に惑
わされることなく、最小限の目線移動で取引に関する入
力操作を行うことができる。かつ、画面の表示状態の変
化により利用者の入力操作を誘導することができるの
で、操作ガイダンスの必要性が軽減され効率的な入力環
境を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の表示画面の構成説明図
【図2】本発明に係る実施例の装置外観図
【図3】本発明に係る実施例の装置構成図
【図4】本発明に係る実施例のメインフローチャート
【図5】本発明に係る実施例のサブフローチャート
【図6】本発明に係る実施例のサブフローチャート
【図7】本発明に係る実施例のサブフローチャート
【図8】本発明に係る実施例の表示画面図
【図9】本発明に係る実施例の表示画面図
【図10】本発明に係る実施例の表示画面図
【図11】本発明に係る実施例の表示画面図
【図12】本発明に係る実施例の表示画面図
【図13】本発明に係る実施例の表示画面図
【図14】本発明に係る実施例の表示画面図
【図15】本発明に係る実施例の表示画面図
【図16】本発明に係る実施例の表示画面図
【図17】本発明に係る実施例の表示画面図
【図18】本発明に係る実施例の表示画面図
【図19】本発明に係る実施例の表示画面図
【図20】本発明に係る実施例の表示画面図
【図21】本発明に係る実施例の表示画面図
【符号の説明】
1…ATM、10…LCD、11…タッチパネル、18
…制御部、20…表示画面、100…入力項目エリア、
200…第1入力エリア、300…第2入力エリア、4
00…第3入力エリア、102〜110…入力項目
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−114672(JP,A) 特開 昭60−131187(JP,A) 特開 昭64−82255(JP,A) 特開 平2−158869(JP,A) 特開 平5−266054(JP,A) 特開 平1−293466(JP,A) 実公 昭56−52504(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示画面上にタッチパネルを有する表示手
    段と、当該表示手段を制御する制御手段とを備える取引
    を行うことのできる自動取引処理装置において、 前記制御手段は、 前記表示画面に、 振込み先の銀行名と店名とをダイレクトに入力する第1
    入力エリアと数値を入力する第2入力エリアと文字を入
    力する第3入力エリアとを備える入力エリア、および、 前記取引において必要となる入力項目を選択可能な状態
    で操作フローチャートの形式で表示する入力項目エリア
    を表示し、 前記表示された入力項目に対応して定義された前記タッ
    チパネル上の領域を介して選択を受け付けた入力項目に
    応じて、前記入力エリアのうち、当該入力項目の入力に
    必要な入力エリアを入力可能な状態とすると共に、当該
    入力項目の入力に不要な入力エリアを入力不可能な状態
    とすることを特徴とする自動取引処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動取引処理装置であっ
    て、 前記制御手段は、 前記入力項目のうち、入力が完了した入力項目に関し、
    当該入力項目の入力が完了したことを示すマークをさら
    に表示することを特徴とする自動取引処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の自動取引処理装置であっ
    て、 前記入力項目エリアに表示される入力項目は、当該入力
    項目を示す文字列を備え、 前記マークは、前記文字列を、当該入力項目の選択に応
    じて入力可能とされた前記入力エリアから入力された情
    報で置換されたものであることを特徴とする自動取引処
    理装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載の自動取引処理
    装置であって、 前記第2入力エリアと前記第3入力エリアとは、各々の
    入力エリアにおいて入力された文字列または数値列を一
    時的に表示する確認表示エリアを、各々備えていること
    を特徴とする自動取引処理装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3、4または5記載の自動
    取引処理装置であって、 前記入力項目表示エリアは、前記表示画面に縦長の領域
    として確保され、当該縦長の領域に複数の入力項目名が
    前記表示画面の上部から下部へ操作フローチャートの形
    式で表示されることを特徴とする自動取引処理装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4、5または6記載の
    自動取引処理装置であって、 前記入力不可能な状態は、 (1)前記入力エリア内のキーのキー名称を削除する、 (2)当該入力エリアの表示輝度を低下させる、 (3)当該入力エリアをぼかし表示する、 (4)当該入力エリアの色彩を変化させる、 のうちの少なくとも1つの状態であることを特徴とする
    自動取引処理装置。
  7. 【請求項7】表示画面上にタッチパネルを有する表示手
    段と、当該表示手段を制御する制御手段とを備える装置
    を用いて取引を行う自動取引処理方法であって、 前記表示画面内に、 取引において必要となる入力項目を選択可能な状態で操
    作フローチャートの形式で表示すると共に、 振込み先の銀行名と店名とをダイレクトに入力する第1
    入力エリアと数値を入力する第2入力エリアと文字を入
    力する第3入力エリアとを有する入力エリアとを表示す
    るステップと、 前記表示された入力項目に対応して定義された前記タッ
    チパネル上の領域を介 して選択を受け付けた入力項目に
    応じて、前記入力エリアの中で当該入力項目の入力に必
    要な入力エリアを入力可能な状態とすると共に、当該入
    力項目の入力に不要な入力エリアを入力不可能な状態と
    するステップとを備えることを特徴とする自動取引処理
    方法。
  8. 【請求項8】請求項7記載の自動取引処理方法であっ
    て、 前記入力項目のうち、入力が完了した入力項目に関し、
    当該入力項目の入力が完了したことを示すマークを施す
    ステップとをさらに備えることを特徴とする自動取引処
    理方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載の自動取引処理方法であっ
    て、 前記入力項目を示す文字列を、当該入力項目の選択に応
    じて入力可能な表示状態とされた前記入力エリアから入
    力された情報で置換することによってマークを施すこと
    を特徴とする自動取引処理方法。
  10. 【請求項10】請求項7、8または9記載の自動取引処
    理方法であって、 前記第2入力エリアと前記第3入力エリアとに各々備え
    られた確認表示エリアに、入力された文字列または数値
    列を一時的に表示するステップをさらに備えることを特
    徴とする自動取引処理方法。
  11. 【請求項11】請求項7、8、9または10記載の自動
    取引処理方法であって、 前記複数の入力項目の名称を、前記表示画面に確保され
    た縦長の領域内に前記表示画面の上部から下部へ操作フ
    ローチャートの形式で表示するステップをさらに備える
    ことを特徴とする自動取引処理方法。
  12. 【請求項12】請求項7、8、9、10または11記載
    の自動取引処理方法であって、 (1)前記入力エリア内のキーのキー名称を削除する、 (2)当該入力エリアの表示輝度を低下させる、 (3)当該入力エリアをぼかし表示する、 (4)当該入力エリアの色彩を変化させる、 のうちの少なくとも1つの状態を前記入力不可能な状態
    とすることを特徴とする自動取引処理方法。
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