JP3319576B2 - プロテクタ - Google Patents

プロテクタ

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JP3319576B2
JP3319576B2 JP15983697A JP15983697A JP3319576B2 JP 3319576 B2 JP3319576 B2 JP 3319576B2 JP 15983697 A JP15983697 A JP 15983697A JP 15983697 A JP15983697 A JP 15983697A JP 3319576 B2 JP3319576 B2 JP 3319576B2
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rib
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浩孝 清田
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネスを
構成する電線束を保護し、電線束を挿入したコルゲート
チューブを挟持する分岐プロテクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図17に示すような、ワイヤハー
ネスを構成する電線束を保護するプロテクタが提案され
ている(実開昭54−85396号公報)。図17にお
いて、この分岐プロテクタ91は、T字形で割り筒状の
本体92と、本体92にヒンジ93(図18)を介して
開閉自在な本体カバー94及び蓋95とから成る。ワイ
ヤハーネスWを構成する主電線束90が二つに枝分けさ
れ、主電線束90と二つの副電線束96,96とがそれ
ぞれ蛇腹状のコルゲートチューブ(以下、チューブとい
う)97に挿入される。
【0003】各チューブ97が本体92に配置された後
に、本体カバー94と蓋95とが本体92に装着されて
各チューブ97が本体92、本体カバー94、及び蓋9
5とに挟持される。そして、本体92に突設された係合
突起98(図18)と、本体カバー94および蓋95に
それぞれ設けられた係止枠99(図18)との係合によ
り、本体カバー94と蓋95とが本体92に固定され
る。
【0004】しかしながら、主電線束90と副電線束9
6とを挿入したチューブ97が本体92に配置された後
に、作業者が手等でチューブ97を保持しないと、本体
92に本体カバー94と蓋95とが装着できないから、
本体カバー94および蓋95を本体92に装着する組付
作業の効率が悪いという欠点があった。また、本体カバ
ー94と蓋95とが本体92にヒンジ93を介して連結
されているから、もしヒンジ93が切れると、分岐プロ
テクタ91自身が使用できなくなるという恐れがあっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、電線束を挿入したチューブを作業者の手等で保
持せず、また、ヒンジを利用しない分岐用のプロテクタ
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電線束の一方と該電線束の分岐された他
方とにそれぞれ蛇腹状のコルゲートチューブが装着さ
れ、該コルゲートチューブをそれぞれ装着する本体と、
該本体に組み付けられる蓋体とから構成され、前記本体
が、一端側に第一のチューブ収容室を有すると共に、他
端側に第二,第三のチューブ収容室を並列に有し、且つ
該第一のチューブ収容室と該第二,第三のチューブ収容
室との間に前記電線束の分岐部分を収容する束収容室を
有し、チューブ収容室の内面に断面U字状の突条部
周設され該第一のチューブ収容室と該束収容室との境
界部分と、該第二,第三のチューブ収容室と該束収容室
との境界部分とにそれぞれ断面U字状の位置決めリブが
形成され、前記コルゲートチューブの端部が該位置決め
リブに当接して位置決めされ、該コルゲートチューブの
凹部が該突条部で係止されるプロテクタを基本とする
(請求項1)。
【0007】前記突条部が前記チューブ収容室の内面で
前記束収容室側と反対側に位置する第一突条リブ、該第
一突条リブから前記コルゲートチューブの凸部を一つ越
える距離に配置された第二突条リブ、及び該第二突条リ
ブから凸部を少なくとも二つ越える距離に位置する第三
突条リブから成り、前記蓋体が該突条部に相対向する湾
曲状突部を有し、該湾曲状突部が第一、第二、及び第三
湾曲リブから成り、該突条部と湾曲状突部とが該凹部を
挟持固定するプロテクタも有効である(請求項)。前
記第一乃至第三突条リブおよび位置決めリブが、前記本
体と蓋体との突き合わせ面に至るまで形成されているこ
とが好ましい(請求項)。前記突き合わせ面から前記
チューブ収容室の最深部までの距離が前記コルゲートチ
ューブの凸部の外径と略等しく設定されていることが好
ましい(請求項)。
【0008】請求項1に係る発明によれば、プロテクタ
の本体が一端部に断面U字状のチューブ収容室と、他端
部に二つの断面U字状のチューブ収容室とを有する。各
チューブ収容室の内面が突条部を周設しているから、突
条部がコルゲートチューブの凹部に係止する。これによ
り、コルゲートチューブが本体の突条部により一時的に
固定された状態である。
【0009】また、各チューブ収容室と束収容室との境
界部分が断面U字状の位置決めリブを配置するから、コ
ルゲートチューブを各チューブ収容室に置くとき、コル
ゲートチューブの端部が位置決めリブに突き当たる。こ
れにより、コルゲートチューブの端部の位置が確実に決
まると共に、コルゲートチューブの端部が束収容室内に
進入しない。
【0010】請求項2に係る発明によれば、各チューブ
収容室の内面で束収容室側と反対側に第一突条リブと、
第一突条リブからコルゲートチューブの凸部を一つ越え
た場所に第二突条リブと、第二突条リブからコルゲート
チューブの凸部を少なくとも二つ越えた場所に第三突条
リブとが位置する。そして、蓋体が突条部に対応する湾
曲状突部を有するから、湾曲状突部の第一、第二、およ
び第三湾曲状リブが本体の第一、第二、および第三突条
リブにそれぞれ対応している。これにより、第一突条リ
ブと第一湾曲状リブとがコルゲートーチューブの凹部を
挟持し、凹部から凸部一つ離れた他の凹部を第二突条リ
ブと第二湾曲リブとが挟持し、そして他の凹部から少な
くとも二つ離れた別の凹部を第三突条リブと第三湾曲リ
ブとが挟んでいる。
【0011】請求項3に係る発明によれば、各突条リブ
および位置決めリブが本体と蓋体との突き合わせ面に至
までそれぞれ形成されているから、各突条リブがコル
ゲートチューブの凹部に確実に係止し、また位置決めリ
ブがコルゲートチューブの端部の位置を確実に決める。
請求項4に係る発明によれば、突き合わせ面とチューブ
収容室の最深部との間の距離が、コルゲートチューブの
凸部の直径と略等しいから、コルゲートチューブをチュ
ーブ収容室内に配置すると、コルゲートチューブがチュ
ーブ収容室側の突き合わせ面から突出しない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態の具体例
を図面を参照して説明する。図1〜図16は本発明に係
るプロテクタの一実施例を示すものである。図1におい
て、このプロテクタ1は、ワイヤハーネス2を構成する
電線束3と、電線束3を挿入した蛇腹状のチューブ4と
を配置する本体10と、本体10に組付けられる蓋体5
0とから構成される。
【0013】本体10は、チューブ4を配置する第一チ
ューブ収容室20を基板11の一端部に設け、基板11
の他端部に第二チューブ収容室30および第三チューブ
収容室40を配置し、各チューブ収容室20,30,4
0の内面20a,30a,40aに突条部21,31,
41をそれぞれ周設し、基板11の中央部に電線束3を
置く束収容室12を区画形成し、束収容室12と各チュ
ーブ収容室20,30,40との境界部分に位置決めリ
ブ22,32,42を有する。
【0014】各チューブ収容室は断面U字状または凹状
に形成されている。図2に示すように、第二チューブ収
容室30と第三チューブ収容室40とは同方向へ配置さ
れている。第二チューブ収容室30と第三チューブ収容
室40とは隔壁13を介して平行に並べられている。各
チューブ収容室20,30,40の内面20a,30
a,40aには突条部21,31,41が、チューブ4
の長手方向(以下、X方向という)と直交する方向(以
下、Y方向という)に周設されている。各チューブ収容
室20,30,40は殆ど同一に形成されているから、
第一チューブ収容室20について説明する。
【0015】図1及び図2の如くに、第一チューブ収容
室20に設けられた突条部21は断面凸状に形成されて
いる。突条部21は第一チューブ収容室20の内面20
aで束収容室12側と反対側、かつ開口付近に配置され
てチューブ4の凹部4aに係合する第一突条リブ21A
と、第一突条リブ21AからX方向へチューブ4の凸部
4bを越えた凹部4cに係合される第二突条リブ21B
と、第二突条リブ21BからX方向へチューブ4の凸部
4dおよび凸部4fを越えた凹部4gに係合される第三
突条リブ21Cとから成る。各突条リブ21A,21
B,21Cは本体10と蓋体50の突き合わせ面14に
至るまで設けられている。また、第二突条リブ21Bと
第三突条リブ21Cとの間の距離を変更することも可能
である。
【0016】そして、図3に示すように、突き合わせ面
14から第一チューブ収容室20の最深部までの距離V
が、チューブ4の凸部4dの外径v(図4)と略等しく
(V=v)設定されている。これにより、チューブ4を
第一チューブ収容室20に配置すると、チューブ4が第
一チューブ収容室20側の突き合わ面14から突出する
ことがない(図15参照)。
【0017】各突条リブ21A,21B,21Cの形状
は殆ど同一であるから、第一突条リブ21Aについて説
明する。図3乃至図5に示す如くに、第一チューブ収容
室20の内面20aから突出する第一突条リブ21Aの
長さPはチューブ4の凹部4aと凸部4bとの間の高低
差pより短く設定され(P<p)、そして第一突条リブ
21Aの先端部21aの幅Qは凹部4aの幅xより大き
く、かつ隣接する凸部4b′,4bの距離yより小に設
定されている(x<Q<y)。これにより、第一突条リ
ブ21Aが凹部4a内へ挿入されると、第一突条リブ2
1Aの先端部21aが凹部4aの両傾斜面4m,4nの
間に係合される。
【0018】図1及び図3に戻って、本体10の一側縁
には第一チューブ収容室20、束収容室12、および第
二チューブ収容室30の各外面を連成して一方側の起立
壁11aが設けられている。また同様に、本体10の他
側縁には第一チューブ収容室20、束収容室12、およ
び第三チューブ収容室40の各外面が一体的に形成され
て他方側の起立壁11bが配置されている。両起立壁1
1a,11bには一対の係合突起15,15がそれぞれ
設けられている。基板11の下部にはクランプ16が垂
下連成され、そして車両等のパネル(図示せず)に穿設
されたパネル孔(図示せず)に嵌入される。
【0019】図1乃至図3のように、位置決めリブ2
2,32,42は、第一チューブ収容室20、第二チュ
ーブ収容室30、および第三チューブ収容室40と束収
容室12との各境界部分に合計三箇所配置されると共
に、本体10と蓋体50との突き合わせ面14に至るま
で設けられている。各位置決めリブ22,32,42は
殆ど同一に形成されているから、第一チューブ収容室2
0と束収容室12との境界部分に設けられている位置決
めリブ22について説明する。
【0020】図6に示すように、U字状に形成された位
置決めリブ22の曲率半径Rはチューブ4の凹部4aの
半径r(図4)より小さい(R<r)。位置決めリブ2
2の厚みSはチューブ4の凸部4b′と凸部4bの間の
距離yより大きく(S>y)設定されている(図3)。
位置決めリブ22の下部には平坦部22aが形成されて
いる。そして、チューブ4内に挿入された電線束3に平
坦部22aが接触しないように、基板11の内面からの
平坦部22aの高さが設定されている。これにより、チ
ューブ4の端部4uを位置決めリブ22に突き当てるこ
とにより、第一チューブ収容室20内でのチューブ4の
位置が確実に決定されると共に、チューブ4の端部4u
が束収容室12へ進入するのが未然に防止される(図
1)。
【0021】図1、図9及び図10のように、蓋体50
は、基板51の本体側に湾曲状突部61,71,81を
垂下させて設け、基板51の両側縁に側壁52,52を
下方へ連成し、各側壁52の外面に一対の係止枠53,
53を設け、基部51の上面かつ中央に山部54を突出
し、山部54に水抜き用の透孔54aを穿設したもので
ある。
【0022】湾曲状突部61,71,81はそれぞれ断
面凸状に形成されると共に、各チューブ収容室20,3
0,40の内面20a,30a,40aに周設された突
条部21,31,41に相対応させて配置されている
(図11参照)。これにより、各チューブ収容室20,
30,40の突条部21,31,41と蓋体50の湾曲
状突部61,71,81とがチューブ4の凹部4a,4
c,4gに進入して上下から挟持する。各湾曲状突部6
1,71,81は殆ど同一形状であるから、湾曲状突部
61について説明する。
【0023】図9,図10及び図12の如くに、基板5
1の一端に位置する第一湾曲状リブ61Aと、第一湾曲
状リブ61Aからチューブ4の凸部4bを越えた場所に
配置された第二湾曲状リブ61Bと、第二湾曲状リブ6
1Bからチューブ4の凸部4d,4fを越えた所に形成
された第三湾曲状リブ61Cとから成る。そして、各湾
曲状リブ61A,61B,61Cはそれぞれ各突条リブ
21A,21B,21Cに対応している。
【0024】各湾曲状リブ61A,61B,61Cは殆
ど同一形状であるから、第一湾曲状リブ61Aについて
説明すると、第一湾曲状リブ61Aの先端部61aは円
弧状に形成され、また第一湾曲状リブ61Aの幅Tはチ
ューブ4の隣接する凸部4bと突部4b′との間の距離
yより小、かつチューブ4の凹部4aの間の距離xより
大に設定されている(x<T<y)。
【0025】次に、チューブ4を第一チューブ収容室2
0に装着することにより、チューブ4がプロテクタ1に
取り付けられる場合を説明する。先ず、図14及び15
に示すように、チューブ4が本体10の第一チューブ収
容室20と束収容室12とに配置される。その際、チュ
ーブ4の端部4uが位置決めリブ22に突き当てられ、
チューブ4が第一チューブ収容室20内の適切な位置に
配置されると共に、チューブ4の端部4uが束収容室1
2へ進入するのが防止される。
【0026】そして、チューブ4がX方向へ押し込まれ
ると、チューブ4の凹部4a,4c,4gが第一チュー
ブ収容室20内の突条リブ21に進入して係合される。
この時、凹部4a,4c,4gと第一、第二、及び第三
突条リブ21A,21B,21Cとが第一チューブ収容
室20内で係合されているから、チューブ4が第一チュ
ーブ収容室20内で宙ぶらりんの状態でなく、本体10
にちょうど仮係止された状態である。
【0027】その後、図16に示す如くに、蓋体50が
本体10へ向けてY方向へ押し込まれると、蓋体50の
湾曲状リブ61がチューブ4の凹部4a,4c,4gに
係合してチューブ4の凹部4a,4c,4gが各突条リ
ブ21A,21B,21Cと各湾曲状リブ61A,61
B,61Cとにより同時に挟持固定される。それと共
に、蓋体50の係止枠53が本体10の係合突起15に
係合される。これにより、蓋体50が本体10に組付け
られ、チューブ4がプロテクタ1が取り付けられる。
【0028】なお、上記で説明されなかった第二及び第
三チューブ収容室30,40の各突条部31,41と、
蓋体50の各湾曲状突部71,81との各説明は、上記
で説明された第一チューブ収容室20の突条部21と、
蓋体50の湾曲状突部61との各説明において、符号2
0番台を30(40)番台に、かつ符号60番台を70
(80)番台に置き換えると共に、図7、図8及び図1
3を参照することによって説明される。
【0029】このように、本体10に蓋体50が組付け
られる前に、チューブ4が各チューブ収容室20,3
0,40の各突条部21,31,41に仮係止された状
態であるから、作業者が手等でわざわざチューブ4を保
持する必要がなくなる。これにより、従来に比較して、
プロテクタ1にチューブ4を取り付ける作業が容易にな
ると共に、取り付け作業の効率が一段と向上される。ま
た、プロテクタ1を構成する本体10と蓋体50との間
がヒンジ等で連結されていないから、本体10と蓋体5
0とがそれぞれ別々に形成されている。これにより、ヒ
ンジ等が切断されたためにプロテクタ1としての使用が
不可能になった従来例と比べて、プロテクタ1としての
使用が不可能になることがない。
【0030】更に、各突条部21,31,41と各湾曲
状突部61、71、81とがチューブ4の凹部4a,4
c,4gを挟持固定している状態では、第一突条リブ2
1A,31A,41Aおよび第一湾曲状リブ61A,7
1A,81Aが凹部4aを、第二突条リブ21B,31
B,41Bおよび第二湾曲状リブ61B,71B,81
Bが凹部4cを、そして第三突条リブ21C,31C,
41Cおよび第三湾曲状リブ61C,71C,81Cが
凹部4gをそれぞれ挟んでいるから、例えば、何かの原
因でチューブ4が上下左右に振れても、第三突条リブ2
1C,31C,41Cと第三湾曲状リブ61C,71
C,81Cとによって挟持される凹部4gが支点となっ
て第一突条リブ21A,31A,41Aおよび第一湾曲
状リブ61A,71A,81Aと、第二突条リブ21
B,31B,41Bおよび第二湾曲状リブ61A,71
B,81Bとによって挟持される凹部4aおよび凹部4
cがチューブ4の振れに逆らわずに追従する。
【0031】これにより、第一突条リブ21A,31
A,41Aおよび第一湾曲状リブ61A,71A,81
Aが凹部4aを保持する力、そして第二突条リブ21
B,31B,41Bおよび第二湾曲状リブ61B,71
B,81Bとが凹部4cを保持する力がそれぞれ一層大
きくなる。
【0032】
【発明の効果】以上の如くに、請求項1記載の発明によ
れば、プロテクタの本体で一端部に形成された断面U字
状のチューブ収容室と、他端部に設けられた二つの断面
U字状のチューブ収容室との各内面に周設された突条部
がコルゲートチューブの凹部に係止されるから、コルゲ
ートチューブが凸部に一時的に固定される。これによ
り、本体と蓋体との組付時に、コルゲートチューブの位
置が本体内でズレたり、また作業者がわざわざ保持する
必要がなくなる。従って、従来に比較して、本体とと蓋
体との組付作業が容易かつ迅速になる。
【0033】また、プロテクタが本体と蓋体とに分割さ
れるから、ヒンジ等で本体と蓋体とが連結されていな
い。これにより、ヒンジ等で連結されていた本体と蓋体
とがヒンジの切断により使用不可能な状態に陥った従来
と比べて、本体と蓋体とが使用不可能な状態に陥ること
がない。
【0034】また、チューブ収容室と束収容室との境界
部分に断面U字状の位置決めリブが配置されているか
ら、コルゲートチューブの端部が位置決めリブに突き当
たる。これにより、束収容室内へのコルゲートチューブ
の端部の進入が未然に防止されると共に、コルゲートチ
ューブの端部が確実に位置決めされる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、チューブ収
容室の各内面に周設された第一突条リブと第一湾曲リブ
とがコルゲートチューブの凹部を挟持し、凹部から凸部
を一つ離れた他の凹部を第二突条リブと第二湾曲リブと
が挟むから、凹部と他の凹部との間の凸部が両側から挟
まれる。これにより、コルゲートチューブが本体と蓋体
とに確実に支持される。
【0036】また、第一突条リブおよび第一湾曲状リブ
が凹部を、第二突条リブおよび第二湾曲状リブが凹部か
ら凸部一つ離れた他の凹部を、そして他の凹部から凸部
二つ離れた別の凹部を第三突条リブおよび第三湾曲状リ
ブがそれぞれ挟んでいるから、例えば、何かの原因でチ
ューブが上下左右に振れても、第三突条リブと第三湾曲
状リブとによって挟持されている別の凹部が支点とな
り、第一突条リブおよび第一湾曲状リブと、第二突条リ
ブおよび第二湾曲状リブとによって挟持されている凹部
および凹部がチューブの振れに逆らわずに追従する。こ
れにより、第一突条リブおよび第一湾曲状リブが凹部を
保持する力、そして第二突条リブおよび第二湾曲状リブ
とが凹部を保持する力がそれぞれ一層大きくなる。
【0037】請求項3記載の発明によれば、本体と蓋体
との突き合わせ面に至るまでそれぞれ形成された突条リ
ブがコルゲートチューブの凹部に確実に係止され、また
突き合わせ面に至るまで形成された位置決めリブが各チ
ューブ収容室でのコルゲートチューブの位置を確実に決
定し、束収容室内へのコルゲートチューブの端部の進入
を未然に防止するから、本体に蓋体を組付ける場合の組
付作業が容易になる。これにより、組付作業が従来に比
較して一層迅速になる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、突き合わせ
面から最深部までの距離をコルゲートチューブの凸部の
直径に略等しく設定したチューブ収容室に、コルゲート
チューブが配置されると、コルゲートチューブがチュー
ブ収容室側の突き合わせ面から突出しないから、本体と
蓋体との組付作業中に、コルゲートチューブがチューブ
収容室内で安定した状態を維持できる。これにより、従
来に比較して、組付作業の煩わしさが解消され、そして
組付作業が一層迅速に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロテクタを示す全体斜視図であ
る。
【図2】本体の平面図である。
【図3】図2におけるA−A線の断面図である。
【図4】図1におけるB−B線で電線束を省略した拡大
断面図である。
【図5】図1におけるC方向から見た図である。
【図6】図1におけるD−D線の断面図である。
【図7】図1におけるE方向から見た図である。
【図8】図1におけるF−F線の断面図である。
【図9】蓋体の平面図である。
【図10】図9におけるG−G線の断面図である。
【図11】本体と蓋体との組付時における断面図であ
る。
【図12】図1におけるH方向から見た図である。
【図13】図1におけるK方向から見た図である。
【図14】本体にコルゲートチューブを装着した状態を
示す図である。
【図15】図14におけるL−L線の断面図である。
【図16】コルゲートチューブを装着したプロテクタの
断面図である。
【図17】従来例のグロメットを示す斜視図である。
【図18】図17におけるグロメットの本体カバーと蓋
とを開いた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】 1 プロテクタ 4 コルゲートチューブ 4a,4c,4g 凹部 4d,4f 凸部 10 本体 12 束収容室 14 突き合わせ面 20,30,40 チューブ収容室 20a,30a,40a 内面 21,31,41 突条部 21A,31A,41A 第一突条リブ 21B,31B,41B 第二突条リブ 21C.31C.41C 第三突条リブ 22,32,42 位置決めリブ 50 蓋体 61,71,81 湾曲状突部 61A,71A,81A 第一湾曲状リブ 61B,71B,81B 第二湾曲状リブ 61C,71C,81C 第三湾曲状リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/04 F16L 3/00 F16L 7/00 H02G 3/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線束の一方と該電線束の分岐された他
    方とにそれぞれ蛇腹状のコルゲートチューブが装着さ
    れ、該コルゲートチューブをそれぞれ装着する本体と、
    該本体に組み付けられる蓋体とから構成され、 前記本体が、一端側に第一のチューブ収容室を有すると
    共に、他端側に第二,第三のチューブ収容室を並列に有
    し、且つ該第一のチューブ収容室と該第二,第三のチュ
    ーブ収容室との間に前記電線束の分岐部分を収容する
    収容室を有し、 チューブ収容室の内面に断面U字状の突条部周設
    該第一のチューブ収容室と該束収容室との境界部分
    と、該第二,第三のチューブ収容室と該束収容室との境
    界部分とにそれぞれ断面U字状の位置決めリブが形成さ
    れ、前記コルゲートチューブの端部が該位置決めリブに
    当接して位置決めされ、該コルゲートチューブの凹部が
    該突条部で係止されることを特徴とするプロテクタ。
  2. 【請求項2】 前記突条部が前記チューブ収容室の内面
    で前記束収容室側と反対側に位置する第一突条リブ、該
    第一突条リブから前記コルゲートチューブの凸部を一つ
    越える距離に配置された第二突条リブ及び該第二突条リ
    ブから凸部を少なくとも二つ越える距離に位置する第三
    突条リブから成り、 前記蓋体が該突条部に相対向する湾曲状突部を有し、該
    湾曲状突部が第一、第二、及び第三湾曲リブから成り、 該突条部と湾曲状突部とが該凹部を挟持固定する ことを
    特徴とする請求項1記載のプロテクタ。
  3. 【請求項3】 前記第一乃至第三突条リブおよび位置決
    めリブが、前記本体と蓋体との突き合わせ面に至るまで
    形成されていることを特徴とする請求項記載のプロテ
    クタ。
  4. 【請求項4】 前記突き合わせ面から前記チューブ収容
    室の最深部までの距離が前記コルゲートチューブの凸部
    の外径と略等しく設定されていることを特徴とする請求
    記載のプロテクタ。
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