JP3314954B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3314954B2
JP3314954B2 JP19051092A JP19051092A JP3314954B2 JP 3314954 B2 JP3314954 B2 JP 3314954B2 JP 19051092 A JP19051092 A JP 19051092A JP 19051092 A JP19051092 A JP 19051092A JP 3314954 B2 JP3314954 B2 JP 3314954B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1つの原稿資源(複数ペ
ージでも構わない)の中から必要な部分のみを宛先毎に
送信するファクシミリ装置に関し、特にページ内で送信
部分を指定できるファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置が多用されてい
るが、昨今のファクシミリに関する市場状況は急速な普
及が行われ、飽和状態に達しているとの見方も出て来て
いる。そのために、メーカーおよびユーザー共に各種様
々なファクシミリの使い方に関するアプリケーションを
開発して来ている。この背景には、それに対応したユー
ザーの要求がある。この要求が多様化していることは周
知の事実である。
【0003】例えば、複数ページの送信原稿が有る場
合、宛先によっては不必要なページが存在する。このた
め、宛先毎に送信ページを指定することができるファク
シミリ装置が、例えば特開昭63−176064号公報
や特開平2−26470号公報等に記載されている。こ
のようなファクシミリ装置によれば、不必要なページを
送る動作が削除でき、通信時間の短縮が可能なため、通
信費の軽減化を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1ペー
ジの原稿には様々な情報が記載されており、同一ページ
内といえども宛先によっては送信を要する部分と不要な
部分とが混在する場合がある。このような場合、従来で
あれば例えば必要な部分のみをコピーして宛先毎の送信
原稿を整えてから改めてファクシミリ装置で送信してい
た。このため、手間が掛かり、無駄なコピーを取ると云
った不経済な面があった。また、ページ内で宛先の異な
る内容が部分毎に混在している場合、それぞれの 宛先毎
の送信部分のみをコピーして、それぞれについて宛先の
電話番号を入力して送信しなければならないため、手間
がかかるという問題があった。
【0005】そこで、請求項1記載の発明は、ページ内
の画情報を分割するとともに、該分割エリアに対応して
宛先を設定し、複数箇所の宛先に向けた部分送信動作を
自動化することにより、オリジナル原稿のままで経済的
な部分送信を実現することができるとともに、ページ内
で宛先の異なる内容が部分毎に混在している場合に、そ
れぞれの宛先毎の送信部分のみをコピーして、それぞれ
について宛先の電話番号を入力して送信するといった手
間の大幅な削減を実現するファクシミリ装置を提供する
ことを目的としている。
【0006】次に、設定された宛先に従って分割エリア
を自動送信するよう構成すると送信時の手間は軽減する
が、分割エリア内が画情報の無い白紙の部分であっても
予め登録された宛先に送信されてしまうため、通信費お
よび記録紙代を無駄にしてしまうと云った不具合があ
る。
【0007】そこで、請求項記載の発明は、画情報の
有る分割エリアのみを宛先に送信することにより、通信
に係る無駄を排除するファクシミリ装置を提供すること
を目的としている。次に、上記のような分割エリアの送
信は、送信原稿が複数ページ有る場合、全てのページに
対して同じ処理が行われる。ここで、例えば中継同報等
の送信処理を考えてみると、送信原稿の第1ページ目に
は同報先となる宛先リストが記載されており、第2ペー
ジ目以降が同報すべき記載内容となっている。従って、
第1ページ目を宛先毎に分割して各宛先に送信した後
に、第2ページ目から以降のページは通常の処理に戻す
必要がある。
【0008】そこで、請求項記載の発明は、分割送信
を第1ページ目に限定することにより、第2ページ目以
降全てのページの内容を第1ページ目の各分割エリアに
対応した宛先に送信するファクシミリ装置を提供するこ
とを目的としている。次に、上記のようにページ分割を
第1ページ目に限定すると、第1ページ目の各分割エリ
アが受信側FAXにとっては第1ページとして受信され
るので、プリカット紙の場合は未記録エリアが多くなる
ため記録紙の無駄となり、またアフターカット紙の場合
は分割エリアに応じたサイズにカットされるため受信紙
サイズの不揃いとなりファイリングしにくいと云った不
具合がある。
【0009】そこで、請求項記載の発明は、第1ペー
ジ目の分割エリアを第2ページ目の先頭エリアに合成す
ることにより、分割エリアのみによる単独ページの発生
を防止して受信側での記録紙を節約するファクシミリ装
置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するために、1ページ毎に送信原稿の画
情報を読み取る読取手段と、読み取った画情報をページ
順に記憶する記憶手段と、記憶した画情報をページ順に
送信する送信手段と、を備えたファクシミリ装置におい
て、前記ページ内の画情報を分割する値を入力する入力
手段と、この入力値によって分割されたエリアに対応さ
せて宛先を必要数だけ設定登録する登録手段と、を設
け、宛先の登録された分割エリアのみを各宛先毎に前記
送信手段をして送信することを特徴とする。
【0011】また、請求項2記載の発明は、上記目的を
達成するために、請求項1記載のファクシミリ装置にお
いて、分割エリアについて画情報の有無を判断する判断
手段を設け、画情報の有る分割エリアのみを送信手段を
して送信することを特徴とする。
【0012】また、請求項記載の発明は、上記目的を
達成するために、請求項2記載のファクシミリ装置にお
いて、ページ内の分割を送信原稿の第1ページ目に限定
し、分割エリアの画情報を用いて宛先毎に各々新たな第
1ページ目を作成する作成手段を設け、作成された各々
の第1ページに引き続き第2ページ目以降の全ページを
送信手段をして宛先毎に送信することを特徴とする。
【0013】また、請求項記載の発明は、上記目的を
達成するために、請求項2記載のファクシミリ装置にお
いて、ページ内の分割を送信原稿の第1ページ目に限定
し、宛先毎の分割エリアの画情報を各々第2ページ目の
先頭エリアに合成する合成手段を設け、合成された各々
の画情報を新たに第1ページ目として以降の全ページを
送信手段をして宛先毎に送信することを特徴とする。
【0014】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明において
は、ページ内の画情報を分割する値を入力手段から入力
し、この入力値によって分割されたエリアに対応させた
宛先を登録手段に必要数だけ設定登録しておき、宛先の
登録された分割エリアのみを各宛先毎に送信手段をして
送信する。
【0015】また、上記構成を有する請求項記載の発
明においては、判断手段により分割エリアについて画情
報の有無を判断し、画情報の有る分割エリアのみを送信
手段をして送信する。また、上記構成を有する請求項
記載の発明においては、ページ内の分割を送信原稿の第
1ページ目に限定したうえで、分割エリアの画情報を用
いて作成手段が宛先毎に各々新たな第1ページ目を作成
し、作成された各々の第1ページに引き続き第2ページ
目以降の全ページを送信手段をして宛先毎に送信する。
【0016】また、上記構成を有する請求項記載の発
明においては、ページ内の分割を送信原稿の第1ページ
目に限定したうえで、合成手段が宛先毎の分割エリアの
画情報を各々第2ページ目の先頭エリアに合成し、合成
された各々の画情報を新たに第1ページ目として以降の
全ページを送信手段をして宛先毎に送信する。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1は請求項1〜いずれかに記載された発明の一実施
例に係るファクシミリ装置を示す構成図である。まず、
構成を説明する。図において、SCU(System Control
Unit)11は、システム全体の制御を行うシステムコ
ントロールユニットであり、シテスムバスを介して以下
の各部を制御する。スキャナ部12は、原稿を光学的に
スキャンして電気的信号に変換するユニットであり、1
ページ毎に送信原稿の画情報を読み取る読取手段として
機能する。メモリ部13は、SCU11のプログラムを
格納するROM(Read Only Memory)や、RAM(Rand
om Access Memory)として設けられたワーク用メモリ、
画像データ蓄積用メモリ(記憶手段)等を制御するユニ
ットである。前記スキャナ部12によって読み取った画
情報は、メモリ部13の画像データ蓄積用メモリにペー
ジ順に記憶される。通信制御部14は、公衆電話回線網
PSTNやサービス総合デジタル網ISDN等の回線へ
のアクセスと、通信プロトコル(G4、G3プロトコ
ル)を実行するユニットであり、本実施例の送信手段と
して前記メモリ部13に記憶した画情報をページ順に送
信する。
【0018】画像処理部15は、主として画像データ
(画情報)の圧縮/伸張を行う。プロッタ部16は、画
像処理部15によって圧縮データから伸張されたデータ
(生データ)を、物理的手段(例えば熱を加える等)で
記録紙に記録するユニットである。操作部17は、送信
/受信時に必要な各種キー/スイッチと、ディスプレイ
表示/ランプ表示部等を備え、各種データの入力および
出力(表示等)を行うユニットである。
【0019】上記構成において、本発明の第1実施例に
おけるファクシミリ装置は、送信原稿のページ内の画情
報を分割する値を入力する入力手段を、操作部17のテ
ンキーとして備える。また、この入力値によって分割さ
れたエリアの中で送信するエリア(または送信しないエ
リア)を任意に指定する指定手段を、やはり操作部17
のテンキーとして備える。この場合、分割エリアは原稿
先頭から順に番号が付けられるので、このエリア番号に
よって送信エリアを指定するものとする。SCU11
は、操作部17のテンキーによって指定された分割エリ
アのみを、前記通信制御部14をして送信する。
【0020】次に、図2のフローチャートを参照しなが
本発明の第1実施例における作用を説明する。まず、
操作者は、操作部17から1ページを分割するための値
をテンキーによって入力する。ここでは、原稿先頭から
の距離(mm)を入力する。例えばA4原稿を5分割する
場合は、原稿先頭からの距離を60mm、60mm、60m
m、60mm、57mmと順に入力する。SCU11は、操
作部17から入力された情報を受け取り、この情報と共
にメモリ部13の所定の場所すなわち画像データ蓄積用
メモリに先頭から順番に番号(1、2、3、4、5)を
付けて画情報を格納する。次に、操作者は、送信したい
分割エリアの番号と、相手先の電話番号を操作部17か
ら入力する。このとき、SCU11は、指定された番号
のエリアすなわち送信エリアを、前記原稿先頭からの距
離に基づきスタートライン数およびストップライン数に
よって把握する(ステップS1)。
【0021】そして、操作部17のスタートボタンが操
作者によって押下されると、SCU11は、スキャナ部
12にセットされた原稿をスキャンするようスキャナ部
12に指示を出し(ステップS2)、スキャナ部12か
らスキャンされた画情報を1ライン毎に受け取る(ステ
ップS3)。このとき、操作者から指定されたエリアの
みを送信するために、指定された読み取り線密度と指定
されたエリア番号とから実際に送信する部分の画情報の
みを抽出する。例えば、エリア番号が3の時は、原稿の
先頭から120mmから180mmまでを読み取り送信する
必要がある。従って、線密度が8本/mmの場合は先頭か
ら(120mm×8ライン/mm=)960ラインを読み飛
ばし(ステップS4)、その後(60mm×8ライン/mm
=)480ラインを読み取り(ステップS5)、そして
それ以降は全て読み飛ばす処理を行う(ステップS
6)。なお、この処理は、一旦1ページ全てをメモリに
記憶しておき、送信時に再度メモリ部から読み出す際に
行うようにしても構わない。
【0022】続いて、SCU11は、1ページの原稿に
ついて読取が終了したかどうかを判断し(ステップS
7)、YESならば次ページの原稿があるかどうかを判
断し(ステップS8)、全ページの画情報を読み取る。
画情報の読取が終了すると、あるいは直接送信の場合は
上記読取処理と並行して、相手先への発呼処理および通
信プロトコル(G4またはG3)を実行し、指定された
エリアのみの画情報を、プロトコルの交換により決定し
た圧縮符号化で圧縮して送信する(ステップS9)。な
お、SCU11は、圧縮符号化は画像処理部15に、ま
た発呼処理および通信プロトコルの実行は通信制御部1
4にそれぞれ適切なタイミングで指示を出し、実行させ
る。そして、全ページにわたり指定されたエリアのみの
画情報を送信して(ステップS10)、処理を終了す
る。
【0023】なお、以上の実施例ではページ先頭からの
距離によって分割エリアを指示したが、他に例えば3等
分、5等分などのような等分割指示や、ペン入力による
指示、あるいは所定の書式に合わせて予め登録しておい
た分割エリアを呼び出しての指示等、その入力方法は問
わない。このように、本実施例においては、ページ内の
必要な部分のみを送信するので、オリジナル原稿のまま
で経済的な部分送信を実現することができ、無駄な通信
費や記録紙および手間の省略が可能である。すなわち、
従来であれば、そのまま1ページ全てを送信するか、ま
たは必要な部分だけをコピーし送信していたが、前者に
ついては、無駄な情報を送信することによる通信費の増
大、マークしたり見せたくない部分を上書き等で消し込
みしたりの手間を軽減でき、また後者については、わざ
わざコピーを取ることによる記録紙の無駄使い、および
コピーを取る手間を軽減できる。
【0024】以下、本発明の第2実施例におけるファク
シミリ装置を説明する。まず、構成を説明する。図1に
おいて、メモリ部13には、前記分割エリアに対応させ
て宛先を必要数だけ設定登録する登録手段が設けられて
いる。この登録手段には1つの分割エリアに対して複数
の宛先を登録することができる。SCU11は、宛先の
登録された分割エリアのみを各宛先毎に前記通信制御部
14をして送信する。
【0025】次に、図3のフローチャートを参照しなが
本発明の第2実施例における作用を説明する。まず、
操作者は、前記実施例と同様に分割のための値(先頭か
らの距離)を、操作部17のテンキーから入力すると共
に、分割する各エリアに対応する宛先の電話番号等を併
せて入力する。なお、この電話番号は、テンキーにより
直接入力しても良いし、短縮ダイヤル、ワンタッチダイ
ヤル等により入力しても構わない。SCU11は、操作
部17から入力された情報すなわちエリア番号と分割値
および宛先の電話番号等を、関連付けてメモリ部13の
所定の場所に格納しておく。なお、必要であれば1つの
分割エリアに対して複数の宛先を登録することができ
る。また、SCU11は、以上の情報に基づき送信エリ
アを、スタートライン数とストップライン数によって把
握する(ステップT1)。
【0026】操作者は、以上の登録が完了後、実際に原
稿をスキャナ部12にセットして操作部12のスタート
ボタンを押下する。本実施例では、宛先の入力が無いま
まにスタートボタンが押下されたことで、各宛先に向け
て分割エリアの送信機能が選択されたものとSCU11
が自動判断する。なお、本機能を選択するためのスイッ
チを操作部17に設けて、操作者に選択させても良い。
【0027】SCU11は、操作部12からスタートボ
タン押下の情報を受け取ると、スキャナ部12に原稿の
読み取り開始を指示する(ステップT2)。スキャナ部
12は、SCU11からの読み取り指示により原稿を読
み取る。このとき、操作者の指示した線密度で原稿を読
み取り、SCU11に送る。SCU11は、スキャナ部
12から送られてくる画情報を受け取り、ライン数をカ
ウントしながら(ステップT3)、各エリアに対応した
宛先情報と関連付けて、かつ画像処理部15により符号
化したデータを、メモリ部13に記憶する(ステップT
4)。
【0028】1ページ全てを読み終えると(ステップT
5)、スキャナ部12から終了情報がSCU11に送ら
れる。SCU11は次ページの有無を確認し(ステップ
T6)、次ページがある場合は連続した原稿画像の読取
動作を繰り返す。なお、以上のステップT1〜T6まで
を処理Aとする。全てのページを読み取ってスキャナ部
12からの終了情報を受け取ると、SCU11は、最初
のエリアに登録されている宛先に読み取った画情報を送
信するために、宛先情報をメモリ部13から読み出し
て、通信制御部14に渡し発呼処理を指示する。通信制
御部14は、SCU11からの宛先情報と発呼処理の指
示を受け、回線接続および相手先への接続処理を行い、
相手からファクシミリの応答があることを確認し、SC
U11に接続完了を通知する。SCU11は、接続完了
を受け取ると、通信制御部14にプロトコル情報を渡
し、プロトコルの実行を指示する。通信制御部14は、
SCU11からのプロトコル実行指示により、相手ファ
クシミリとの間でプロトコルを実行する。そして、この
宛先向けの画情報を送信する(ステップT7)。画情報
は、SCU11が前記スタートラインからストップライ
ンまでに従ってメモリ部13から読み出して、通信制御
部14に送る。通信制御部14は、これを受け取り相手
ファクシミリに送信する。
【0029】この最初の分割エリアを宛先に送信し終っ
たら(ステップT8)、同一宛先の分割エリアがページ
内または他のページにあるかどうかを判断し(ステップ
T9)、他にも同一宛先への分割エリアがある場合は順
次そのエリアを読み出し(ステップT10)、送信処理
を繰り返す。なお、この分割エリアに他の宛先が登録さ
れている場合や、他の分割エリアに異なる宛先が登録さ
れている場合も、順次各宛先に向けて同様の送信を行
い、全てのエリアの全ての宛先に画情報を送信して、処
理を終了する。
【0030】このように、本実施例においては、1ペー
ジの各部分毎に一括して宛先を登録し、登録された宛先
に向けて自動的に分割エリアを送信するので、送信時に
宛先毎の入力操作をしなくても良く、操作者の手間を大
幅に削減可能である。以下、本発明の第3実施例におけ
るファクシミリ装置を説明する。まず、構成を説明す
る。図1において、SCU11には、分割エリアについ
て画情報の有無を判断する判断手段が設けられており、
画情報の無いエリアすなわち白紙のエリアについては、
たとえその分割エリアが送信エリアに指定されていても
発呼および送信処理から除外する。すなわち、SCU1
1は、画情報の有る分割エリアのみを前記通信制御部1
4をして送信する。
【0031】次に、図4のフローチャートを参照しなが
本発明の第3実施例における作用を説明する。まず、
図3に示した処理Aを実行することにより(ステップP
1)、全ての原稿ページの画情報を読み取り、これをメ
モリ部13に記憶する。次いで、分割されたエリアの画
情報をメモリ部13から読み出し、メモリ部13のワー
クエリアに記憶する(ステップP2)。ここで、送信す
べき分割エリアに画情報があるかどうかを判断する(ス
テップP3)。
【0032】ある場合は、その分割エリアに対応して登
録されている宛先情報を、メモリ部13の所定の場所
(登録手段)から読み出して通信制御部14に転送す
る。通信制御部14は、この宛先に発呼し、分割エリア
の画情報のみを前記ライン数値に従って読み出し、送信
する(ステップP4)。次いで、この分割エリアの送信
が終了したら(ステップP5)、送信すべき分割エリア
が他にあるかどうかを判断し(ステップP6)、無けれ
ば処理を終了する。
【0033】一方、ステップP3の判断でNOすなわち
送信すべき分割エリアが全て白紙の場合は、他の分割エ
リアに処理を移し(ステップP7)、白紙のエリアに対
応する宛先に発呼および送信処理を実行しない。すなわ
ち、白紙のエリアは、飛ばして次のエリアを処理する。
また、ステップP6の判断でYESすなわち送信すべき
分割エリアが他にある場合にも、他の分割エリアに処理
を移す。
【0034】なお、SCU11は、1ページ全てが白紙
の場合、一旦記憶したメモリ部13からこのページの画
情報を消去する。このように、本実施例においては、送
信すべき分割エリアが白紙か否かを判断し、白紙であれ
ばそのエリアを送信しないので、無駄な送信をせずに効
率的な運用が可能となる。
【0035】以下、本発明の第4実施例におけるファク
シミリ装置を説明する。まず、構成を説明する。図1に
おいて、画像処理部15には、ページ内の分割を送信原
稿の第1ページ目に限定し、分割エリアの画情報を用い
て宛先毎に各々新たな第1ページ目の画情報を作成する
作成手段が設けられている。なお、画像処理部15は、
同一宛先が複数の分割エリアに登録されている場合に
は、これらの分割エリア全てを含んだ第1ページを作成
する。また、宛先が複数登録されている場合には、1宛
先毎に第1ページを作成する。SCU11は、作成され
た各々の第1ページに引き続き第2ページ目以降の全ペ
ージを前記通信制御部14をして宛先毎に送信する。
【0036】次に、図5のフローチャートを参照しなが
本発明の第4実施例における作用を説明する。まず、
図3に示した処理Aを実行することにより(ステップQ
1)、全ての原稿ページの画情報を読み取り、これをメ
モリ部13に記憶する。ただし、前記実施例では、スキ
ャナ部12により読み取られた全てのページに対して同
じ処理が実行されたが、本実施例では、最初の1ページ
目のみが本処理を実行されて、2ページ目以降は共通の
ページとして処理される。すなわち、操作者は、原稿を
スキャナ部12にセットして操作部17のスタートボタ
ンを押下する。操作部17は、SCU11にスタートボ
タンが押下された情報を送る。SCU11は、スキャナ
部12に読み取り開始の指示を行う。スキャナ部12
は、指定されたモードで原稿を読み取りSCU11に送
る。SCU11は、画情報を画像処理部15によって符
号化し圧縮した形で、一旦メモリ部13に記憶する。こ
のとき、最初の1ページ目のみは、各エリアに対応した
宛先と関連付けて記憶していく。2ページ目以降は、各
エリア(各宛先)に共通の画情報としてメモリ部13に
記憶していく。なお、符号化の方式は、全ページ共通に
なるようにSCU11により指示され、指定または予め
決められた方式が画像処理部15において採用される。
【0037】全てのページを読み終えると、スキャナ部
12からSCU11に読み取り完了の情報が送られる。
SCU11は、この情報を受け取り、最初のエリアに対
応した宛先への発呼処理および送信処理を実行する(ス
テップQ2)。すなわち、SCU11は、最初のエリア
に対応して登録されている宛先情報をメモリ部13の所
定の場所(登録手段)から読み出して画像処理部15に
転送する。画像処理部15は、この分割エリア(同一宛
先の他の分割エリアを含む)のみを用いて新たな第1ペ
ージ目を作成し、これを通信制御部14に転送する。通
信制御部14は、この宛先に発呼し、分割エリアを用い
て作成された第1ページに引き続き、第2ページ目以降
の全ページを送信する。
【0038】全ページの送信が終了すると(ステップQ
3)、分割されたエリアが他にあるか、すなわち他の宛
先があるかどうかを判断し(ステップQ4)、無い場合
は処理を終了するが、ある場合は次のエリアすなわち次
の宛先に処理を移し(ステップQ5)、次の宛先につい
てもステップQ2以降と同様の処理を実行する。このよ
うに、本実施例においては、最初の1ページ目のみを分
割送信処理の対象とし、2ページ目以降は対象とせずそ
のページそのままとして処理するので、1ページ目に宛
先およびコメントのみを記録したものを用意し、2ペー
ジ目以降を同報する場合に非常に効率的な運用が可能で
ある。
【0039】以下、本発明の第5実施例におけるファク
シミリ装置を説明する。まず、構成を説明する。図1に
おいて、画像処理部15には、ページ内の分割を送信原
稿の第1ページ目に限定し、宛先毎の分割エリアの画情
報を各々第2ページ目の先頭エリアに合成する合成手段
が設けられている。なお、合成する方法としては、上書
き、OR書き(重ね書き)、あるいは先頭部の上に追加
する(この場合、追加した分だけページの長さが長くな
る)等、種々の方法がある。以下の実施例では追加する
ものとして説明する。SCU11は、合成された各々の
画情報を新たに第1ページ目として以降の全ページを前
記通信制御部14をして宛先毎に送信する。
【0040】次に、図6のフローチャートを参照しなが
本発明の第5実施例における作用を説明する。まず、
図3に示した処理Aを実行することにより(ステップR
1)、全ての原稿ページの画情報を読み取り、これをメ
モリ部13に記憶する。ただし、前記第4実施例では、
指定された分割エリアを最初の1ページとして送信した
が、本実施例では、そのエリアを2ページの先頭からの
部分に追加して、2ページ目を1ページ目として送信す
る(ステップR2)。
【0041】すなわち、SCU11は、メモリ部13か
ら1ページ目の分割エリアの画情報を読み出し、同じく
メモリ部13のワークエリアに記憶しておく。このと
き、画像処理部15により符号化データを生データに変
換する。次いで、2ページ目の画情報を同様にメモリ部
13から読み出し、先に読み出してメモリ部13のワー
クエリアに記憶した1ページ目のデータの直後から、や
はり生データ(画像処理部15により)にして記憶して
いく。このようにして1ページ目の分割エリアと2ペー
ジ目を合成し、1ページ目とする。2ページとなる3ペ
ージ目からは、メモリ部13から読み出して、通信制御
部14に送る。以下最終ページまで同様である。
【0042】全ページの送信が終了すると(ステップR
3)、分割されたエリアが他にあるか、すなわち他の宛
先があるかどうかを判断し(ステップR4)、無い場合
は処理を終了するが、ある場合は次のエリアすなわち次
の宛先に処理を移し(ステップR5)、次の宛先に付い
てもステップR2以降と同様の処理を実行する。なお、
以上の実施例では2ページ目の先頭に1ページ目の分割
エリアを追加したので、2ページ目すなわち受信側での
1ページ目の長さが通常のページ長と比べて長くなる。
このため、本実施例は、受信側のプロッタ部がアフター
カット紙を用いるものに対して好適な合成処理である。
一方、プリカット紙を用いるプロッタ部を備えた受信側
のファクシミリ装置に対しては、上書き、重ね書き等に
より合成処理を実施することが望ましい。
【0043】このように、本実施例においては、第1ペ
ージ目の宛先やコメント等を記載した部分を2ページ目
に合成して送信するため、分割エリアのみによる単独の
ページが発生せず、通信費および受信側での記録紙の節
減が可能となる。また、上書き、重ね書き等により合成
処理を実施すると、アフターカット紙を用いた場合であ
っても記録紙サイズが統一されるので、ファイリングを
容易化することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係るファクシミリ装置によれば、ページ内の画情報
を分割する値を入力手段から入力し、この入力値によっ
て分割されたエリアに対応させた宛先を登録手段に必要
数だけ設定登録しておき、宛先の登録された分割エリア
のみを各宛先毎に送信手段をして送信するので、ページ
内の必要な部分のみを送信することができるとともに、
オリジナル原稿のままで経済的な部分送信を実現するこ
とができるので、無駄な通信費や記録紙および手間の削
減が可能である。また、送信時に宛先毎の入力操作をし
なくても良く、操作者の手間を大幅に削減可能である。
【0045】
【0046】また、請求項記載の発明に係るファクシ
ミリ装置によれば、判断手段により分割エリアについて
画情報の有無を判断し、画情報の有る分割エリアのみを
送信手段をして送信するので、白紙のエリアが送信され
ることがなく、無駄な送信をせずに効率的な運用が可能
となる。また、請求項記載の発明に係るファクシミリ
装置によれば、ページ内の分割を送信原稿の第1ページ
目に限定したうえで、分割エリアの画情報を用いて作成
手段が宛先毎に各々新たな第1ページ目を作成し、作成
された各々の第1ページに引き続き第2ページ目以降の
全ページを送信手段をして宛先毎に送信するので、最初
の1ページ目のみを分割送信処理の対象とし、2ページ
目以降は対象とせずそのページそのままとして処理で
き、1ページ目に宛先およびコメントのみを記録したも
のを用意し、2ページ目以降を同報する場合に非常に効
率的な運用が可能である。
【0047】また、請求項記載の発明に係るファクシ
ミリ装置によれば、ページ内の分割を送信原稿の第1ペ
ージ目に限定したうえで、合成手段が宛先毎の分割エリ
アの画情報を各々第2ページ目の先頭エリアに合成し、
合成された各々の画情報を新たに第1ページ目として以
降の全ページを送信手段をして宛先毎に送信するので、
第1ページ目の宛先やコメント等を記載した部分を2ペ
ージ目に合成して送信でき、分割エリアのみによる単独
のページが発生しないので、通信費および受信側での記
録紙の節減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜いずれかに記載された発明の一実
施例に係るファクシミリ装置を示す構成図である。
【図2】本発明の第1実施例におけるファクシミリ装置
を実現するフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施例におけるファクシミリ装置
を実現するフローチャートである。
【図4】本発明の第3実施例におけるファクシミリ装置
を実現するフローチャートである。
【図5】本発明の第4実施例におけるファクシミリ装置
を実現するフローチャートである。
【図6】本発明の第5実施例におけるファクシミリ装置
を実現するフローチャートである。
【符号の説明】
11 SCU(判断手段) 12 スキャナ部(読取手段) 13 メモリ部(記憶手段、登録手段) 14 通信制御部(送信手段) 15 画像処理部(作成手段、合成手段) 17 操作部(入力手段、指定手段)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1ページ毎に送信原稿の画情報を読み取る
    読取手段と、 読み取った画情報をページ順に記憶する記憶手段と、 記憶した画情報をページ順に送信する送信手段と、を備
    えたファクシミリ装置において、 前記ページ内の画情報を分割する値を入力する入力手段
    と、 この入力値によって分割されたエリアに対応させて宛先
    を必要数だけ設定登録する登録手段と、を設け、 宛先の登録された分割エリアのみを各宛先毎に前記送信
    手段をして送信する ことを特徴とするファクシミリ装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のファクシミリ装置におい
    て、 分割エリアについて画情報の有無を判断する判断手段を
    設け、 画情報の有る分割エリアのみを前記送信手段をして送信
    することを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のファクシミリ装置におい
    て、 ページ内の分割を送信原稿の第1ページ目に限定し、分
    割エリアの画情報を用いて宛先毎に各々新たな第1ペー
    ジ目を作成する作成手段を設け、 作成された各々の第1ページに引き続き第2ページ目以
    降の全ページを前記送信手段をして宛先毎に送信するこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載のファクシミリ装置におい
    て、 ページ内の分割を送信原稿の第1ページ目に限定し、宛
    先毎の分割エリアの画情報を各々第2ページ目の先頭エ
    リアに合成する合成手段を設け、 合成された各々の画情報を新たに第1ページ目として以
    降の全ページを前記送 信手段をして宛先毎に送信するこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
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