JP3314555B2 - ドアプロテクター - Google Patents
ドアプロテクターInfo
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- JP3314555B2 JP3314555B2 JP26095094A JP26095094A JP3314555B2 JP 3314555 B2 JP3314555 B2 JP 3314555B2 JP 26095094 A JP26095094 A JP 26095094A JP 26095094 A JP26095094 A JP 26095094A JP 3314555 B2 JP3314555 B2 JP 3314555B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の移送にパレットを
使用するようにしてある機械式駐車装置で用いるドアプ
ロテクターに関するものである。
使用するようにしてある機械式駐車装置で用いるドアプ
ロテクターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】限られた敷地に車両を効率よく経済的に
収容するための機械式駐車装置の一つとして、大規模地
下駐車装置がある。又、かかる駐車装置においては、高
速で車両を入出庫させるためにエレベータを設け、更
に、該エレベータに対する車両の入出庫及びエレベータ
から保管場所までの車両の移動を、より安全に且つ高速
に行えるようにするために、取り扱いが容易でしかも安
全性の高いパレットを用いて、車両をパレット毎移送す
る型式がある。
収容するための機械式駐車装置の一つとして、大規模地
下駐車装置がある。又、かかる駐車装置においては、高
速で車両を入出庫させるためにエレベータを設け、更
に、該エレベータに対する車両の入出庫及びエレベータ
から保管場所までの車両の移動を、より安全に且つ高速
に行えるようにするために、取り扱いが容易でしかも安
全性の高いパレットを用いて、車両をパレット毎移送す
る型式がある。
【0003】上記機械式駐車装置は、図4に一例を示す
如く、入出庫バース1の実車パレット移載装置2上に配
置されたパレット3上に車両4を停車させ、該車両4
を、上記実車パレット移載装置2によりパレット3毎エ
レベータ5内へ横送りして、昇降ケージ6上に設置され
た実車パレット移載装置7上に移載し、しかる後、上記
昇降ケージ6を降下させて所要階に停止させ、車両4
を、上記実車パレット移載装置7によってパレット3毎
台車8上へ移載し、更に、台車8を前後方向に延びる台
車走行路9に沿って所望の駐車棚10の位置まで移動
し、台車8に備えた回転アーム式等のパレット押引装置
11によってパレット3をローラフレーム12に沿わせ
て駐車棚10内に横送りして車両4を収容させるように
してある。又、車両4を出庫させる場合は、上述した手
順とは逆の手順でエレベータ5内の昇降ケージ6上に車
両4をパレット3毎移載して、入出庫バース1へ送り出
すようにしてある。なお、上記駐車棚10は台車走行路
9の左右両側に一列宛設けてある(図では一方のみを示
す)。図中、13は昇降ケージ6内に装備された段積パ
レット移載装置を示す。
如く、入出庫バース1の実車パレット移載装置2上に配
置されたパレット3上に車両4を停車させ、該車両4
を、上記実車パレット移載装置2によりパレット3毎エ
レベータ5内へ横送りして、昇降ケージ6上に設置され
た実車パレット移載装置7上に移載し、しかる後、上記
昇降ケージ6を降下させて所要階に停止させ、車両4
を、上記実車パレット移載装置7によってパレット3毎
台車8上へ移載し、更に、台車8を前後方向に延びる台
車走行路9に沿って所望の駐車棚10の位置まで移動
し、台車8に備えた回転アーム式等のパレット押引装置
11によってパレット3をローラフレーム12に沿わせ
て駐車棚10内に横送りして車両4を収容させるように
してある。又、車両4を出庫させる場合は、上述した手
順とは逆の手順でエレベータ5内の昇降ケージ6上に車
両4をパレット3毎移載して、入出庫バース1へ送り出
すようにしてある。なお、上記駐車棚10は台車走行路
9の左右両側に一列宛設けてある(図では一方のみを示
す)。図中、13は昇降ケージ6内に装備された段積パ
レット移載装置を示す。
【0004】上記のように車両4をパレット3上に乗せ
て入出庫させるようにしてある図4に示す如き機械式駐
車装置においては、パレット3上の車両4のドアが半ド
ア等で完全に閉鎖されていない状態で移動させられたと
きに、ドアが開いてパレット3からはみ出す状態になる
と、開いたドアが移動中に駐車装置内の構造物や機器等
に接触することにより事故を発生するおそれがあり、こ
れを防止するために、ドアが大きく開くのを防止するよ
うにしたドアプロテクターを装備しているものがある。
て入出庫させるようにしてある図4に示す如き機械式駐
車装置においては、パレット3上の車両4のドアが半ド
ア等で完全に閉鎖されていない状態で移動させられたと
きに、ドアが開いてパレット3からはみ出す状態になる
と、開いたドアが移動中に駐車装置内の構造物や機器等
に接触することにより事故を発生するおそれがあり、こ
れを防止するために、ドアが大きく開くのを防止するよ
うにしたドアプロテクターを装備しているものがある。
【0005】従来のドアプロテクターは、図5に一例を
示す如く、パレット3の左右両側面部に、上端部間にプ
ロテクトバー14が枢着連結してある前側レバー15と
後側レバー16の各下端部を、パレット3の前後方向に
沿わせて起伏自在に取り付け、パレット3上に車両4が
乗せられた後に、図示しない駆動装置の操作で前側と後
側のレバー15と16を起立させることによりプロテク
トバー14を上昇させてパレット3の上面レベルよりも
上方へ張り出させることによって、普通乗用車の如き車
両4のドア4aが開かれるのを防止できるようにしてあ
り、更に、図5に二点鎖線で示す如きハイルーフ車4H
Rにも適用できるように、前側レバー15の上端に、ハ
イルーフ車4HRのドア4bの位置まで延びるようにし
たプロテクトアーム17が連設してある。すなわち、ハ
イルーフ車4HRの場合は、普通乗用車の如き車両4の
ドア4aよりも高い位置で且つ前の方にドア4bがある
ため、このドア4bの位置に対応させて、前側レバー1
5の上端にプロテクトアーム17を張り出させるように
してある。
示す如く、パレット3の左右両側面部に、上端部間にプ
ロテクトバー14が枢着連結してある前側レバー15と
後側レバー16の各下端部を、パレット3の前後方向に
沿わせて起伏自在に取り付け、パレット3上に車両4が
乗せられた後に、図示しない駆動装置の操作で前側と後
側のレバー15と16を起立させることによりプロテク
トバー14を上昇させてパレット3の上面レベルよりも
上方へ張り出させることによって、普通乗用車の如き車
両4のドア4aが開かれるのを防止できるようにしてあ
り、更に、図5に二点鎖線で示す如きハイルーフ車4H
Rにも適用できるように、前側レバー15の上端に、ハ
イルーフ車4HRのドア4bの位置まで延びるようにし
たプロテクトアーム17が連設してある。すなわち、ハ
イルーフ車4HRの場合は、普通乗用車の如き車両4の
ドア4aよりも高い位置で且つ前の方にドア4bがある
ため、このドア4bの位置に対応させて、前側レバー1
5の上端にプロテクトアーム17を張り出させるように
してある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、普通乗用車
の如き車両4とハイルーフ車4HRのいずれにも対応で
きるようにしてある上記従来のドアプロテクターにおけ
るプロテクトアーム17は、レバー15,16を前方へ
倒伏させることによりプロテクトバー14を下降させて
格納状態としたときに、パレット3の上面レベルよりも
上方へなるべく突出しないように図示の如く湾曲させた
形状としてあるが、湾曲させた部分がパレット3の上方
へ若干はみ出してしまい、見た目にも美しさに欠けると
共に、湾曲突出部が障害物となって車の運転者が足を引
掛けるおそれがある、等の問題がある。
の如き車両4とハイルーフ車4HRのいずれにも対応で
きるようにしてある上記従来のドアプロテクターにおけ
るプロテクトアーム17は、レバー15,16を前方へ
倒伏させることによりプロテクトバー14を下降させて
格納状態としたときに、パレット3の上面レベルよりも
上方へなるべく突出しないように図示の如く湾曲させた
形状としてあるが、湾曲させた部分がパレット3の上方
へ若干はみ出してしまい、見た目にも美しさに欠けると
共に、湾曲突出部が障害物となって車の運転者が足を引
掛けるおそれがある、等の問題がある。
【0007】そこで、本発明は、ハイルーフ車にも適用
できるようにしてあるドアプロテクターにおいて、プロ
テクトバーを下降させて格納状態としたときに、パレッ
トの上面レベルよりも上方へ突出する部分をなくすよう
にしようとするものである。
できるようにしてあるドアプロテクターにおいて、プロ
テクトバーを下降させて格納状態としたときに、パレッ
トの上面レベルよりも上方へ突出する部分をなくすよう
にしようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、入出庫バースに配置したパレット上に車
両を乗せて該車両をパレット毎移送して駐車させるよう
にしてある機械式駐車装置における上記パレットの左右
側面部に、上端間にプロテクトバーを枢着連結した前側
レバーと後側レバーの各下端部を、後方へ倒伏できるよ
うに起伏自在に取り付け、且つ上記前側レバーを後側レ
バーよりも長くすると共に、両レバーの起立位置から倒
伏位置までの上端の回動軌跡長が等しくなるように上記
プロテクトバーへの後側レバーの枢着連結部を前方へず
らした配置とし、更に、上記プロテクトバーの前端に、
ハイルーフ車のドアに対応させるための延長バーを直線
状に連設した構成とする。
決するために、入出庫バースに配置したパレット上に車
両を乗せて該車両をパレット毎移送して駐車させるよう
にしてある機械式駐車装置における上記パレットの左右
側面部に、上端間にプロテクトバーを枢着連結した前側
レバーと後側レバーの各下端部を、後方へ倒伏できるよ
うに起伏自在に取り付け、且つ上記前側レバーを後側レ
バーよりも長くすると共に、両レバーの起立位置から倒
伏位置までの上端の回動軌跡長が等しくなるように上記
プロテクトバーへの後側レバーの枢着連結部を前方へず
らした配置とし、更に、上記プロテクトバーの前端に、
ハイルーフ車のドアに対応させるための延長バーを直線
状に連設した構成とする。
【0009】
【作用】前後のレバーを倒伏させてプロテクトバーを下
降させた状態において、パレット上に車両を乗せた後、
レバーを起立させてプロテクトバーを上昇させると、前
側レバーが後側レバーよりも長いのでプロテクトバーは
斜め上向きの張り出し姿勢が得られ、このため、プロテ
クトバー前端の延長バーがハイルーフ車のドアの位置に
対応させられる。又、レバーを倒伏させると、前後のレ
バーの上端回動軌跡長が等しいことから、プロテクトバ
ーとその延長バーは下降してパレットの上面レベルより
も下に水平状態に収められる。
降させた状態において、パレット上に車両を乗せた後、
レバーを起立させてプロテクトバーを上昇させると、前
側レバーが後側レバーよりも長いのでプロテクトバーは
斜め上向きの張り出し姿勢が得られ、このため、プロテ
クトバー前端の延長バーがハイルーフ車のドアの位置に
対応させられる。又、レバーを倒伏させると、前後のレ
バーの上端回動軌跡長が等しいことから、プロテクトバ
ーとその延長バーは下降してパレットの上面レベルより
も下に水平状態に収められる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0011】図1乃至図3は本発明の一実施例を示すも
ので、図4に示したと同様に、入出庫バース1に配置し
たパレット3に車両4を乗せて該車両4をパレット3毎
移送して駐車させるようにしてある機械式駐車装置にお
いて用いる上記パレット3の左右両側面部の各中間部位
置に、前後方向に沿う切欠部18を形成し、該切欠部1
8の前端部(図上左端部)と中央部に、前側レバー15
の下端部と後側レバー16の下端部をそれぞれ後方へ倒
伏できるように起伏自在に取り付けて、該前側レバー1
5の上端と後側レバー16の上端を前後方向に配したプ
ロテクトバー14で枢着連結し、且つ上記前側レバー1
5の長さを後側レバー16の長さよりも長くすると共
に、両レバー15と16の起立位置から倒伏位置までの
上端の回動軌跡長XとYが等しくなるように後側レバー
16のプロテクトバー14への枢着連結位置を前方へず
らして配置し、更に、上記プロテクトバー14の前端
に、ハイルーフ車4HRのドア4bに対応させるための
延長バー14aを一直線状に連設し、レバー15,16
を起立させたときに、前側レバー15が切欠部18の前
端縁に当接すると同時に後側レバー16が前傾姿勢とな
ってプロテクトバー14の上方への張り出し姿勢が維持
されて振動等で後方へ容易に倒れるこがないようにする
と共に、レバー15,16を後方へ倒伏させたときに、
プロテクトバー14が延長バー14aと共に切欠部18
内に水平状態に格納されるようにし、且つ上記切欠部1
8の後端縁部にプロテクトバー14の後端を受けて下降
位置を規制するためのストッパ20を設ける。
ので、図4に示したと同様に、入出庫バース1に配置し
たパレット3に車両4を乗せて該車両4をパレット3毎
移送して駐車させるようにしてある機械式駐車装置にお
いて用いる上記パレット3の左右両側面部の各中間部位
置に、前後方向に沿う切欠部18を形成し、該切欠部1
8の前端部(図上左端部)と中央部に、前側レバー15
の下端部と後側レバー16の下端部をそれぞれ後方へ倒
伏できるように起伏自在に取り付けて、該前側レバー1
5の上端と後側レバー16の上端を前後方向に配したプ
ロテクトバー14で枢着連結し、且つ上記前側レバー1
5の長さを後側レバー16の長さよりも長くすると共
に、両レバー15と16の起立位置から倒伏位置までの
上端の回動軌跡長XとYが等しくなるように後側レバー
16のプロテクトバー14への枢着連結位置を前方へず
らして配置し、更に、上記プロテクトバー14の前端
に、ハイルーフ車4HRのドア4bに対応させるための
延長バー14aを一直線状に連設し、レバー15,16
を起立させたときに、前側レバー15が切欠部18の前
端縁に当接すると同時に後側レバー16が前傾姿勢とな
ってプロテクトバー14の上方への張り出し姿勢が維持
されて振動等で後方へ容易に倒れるこがないようにする
と共に、レバー15,16を後方へ倒伏させたときに、
プロテクトバー14が延長バー14aと共に切欠部18
内に水平状態に格納されるようにし、且つ上記切欠部1
8の後端縁部にプロテクトバー14の後端を受けて下降
位置を規制するためのストッパ20を設ける。
【0012】又、上記パレット3の左右両側面部に位置
する前側レバー15(又は後側レバー16)の下端部同
士を、左右方向に延びるシャフト19で一体連結し、該
シャフト19の一端をパレット3の一側方へ突出させ
て、該突出端にカップリング21を取り付け、更に、該
カップリング21に係合させて上記シャフト19を回転
操作するためのカップリング31を備えた駆動装置22
を、上記入出庫バース1に設置し、駆動装置22の駆動
でシャフト19を回転操作して左右の各レバー15を回
動させることによりプロテクトバー14を介してレバー
16を同時に起伏させてプロテクトバー14を昇降させ
るようにする。
する前側レバー15(又は後側レバー16)の下端部同
士を、左右方向に延びるシャフト19で一体連結し、該
シャフト19の一端をパレット3の一側方へ突出させ
て、該突出端にカップリング21を取り付け、更に、該
カップリング21に係合させて上記シャフト19を回転
操作するためのカップリング31を備えた駆動装置22
を、上記入出庫バース1に設置し、駆動装置22の駆動
でシャフト19を回転操作して左右の各レバー15を回
動させることによりプロテクトバー14を介してレバー
16を同時に起伏させてプロテクトバー14を昇降させ
るようにする。
【0013】上記駆動装置22は、図2及び図3にその
一例の詳細を示す如く、入出庫バース1のパレット搬入
位置の一側方部所定位置にベースフレーム23を固定
し、該ベースフレーム23上に、左右方向のリニアガイ
ド機構24を介してスライドフレーム25を配置すると
共に、該スライドフレーム25と上記ベースフレーム2
3との間に、スライドフレーム25をスライドさせるた
めのシリンダ26を介装し、且つ上記スライドフレーム
25上に、パレット3の側面と対向する側となる先端に
上記シャフト19のカップリング21と対応するカップ
リング31を取り付けた操作軸27を左右方向に配して
軸受台28に回転自在に支持させ、上記シリンダ26の
操作でスライドフレーム25をパレット3側へスライド
させることによりカップリング31をカップリング21
に係合させられるようにし、更に、該操作軸27の中間
部に、所要の角度で張り出すようにレバー29を固設
し、該レバー29に、上記スライドフレーム25上に前
後方向へ向けて設置したシリンダ30のロッド端を連結
し、該シリンダ30の操作でレバー29を介し操作軸2
7を回転変位させることにより、その変位をカップリン
グ31,21を介してシャフト19に伝えられるように
してある。
一例の詳細を示す如く、入出庫バース1のパレット搬入
位置の一側方部所定位置にベースフレーム23を固定
し、該ベースフレーム23上に、左右方向のリニアガイ
ド機構24を介してスライドフレーム25を配置すると
共に、該スライドフレーム25と上記ベースフレーム2
3との間に、スライドフレーム25をスライドさせるた
めのシリンダ26を介装し、且つ上記スライドフレーム
25上に、パレット3の側面と対向する側となる先端に
上記シャフト19のカップリング21と対応するカップ
リング31を取り付けた操作軸27を左右方向に配して
軸受台28に回転自在に支持させ、上記シリンダ26の
操作でスライドフレーム25をパレット3側へスライド
させることによりカップリング31をカップリング21
に係合させられるようにし、更に、該操作軸27の中間
部に、所要の角度で張り出すようにレバー29を固設
し、該レバー29に、上記スライドフレーム25上に前
後方向へ向けて設置したシリンダ30のロッド端を連結
し、該シリンダ30の操作でレバー29を介し操作軸2
7を回転変位させることにより、その変位をカップリン
グ31,21を介してシャフト19に伝えられるように
してある。
【0014】入出庫バース1に配置されたパレット3が
待機状態のときは、図1の二点鎖線で示す如く、レバー
15,16を後方へ倒伏してプロテクトバー14及びこ
れと一体の延長バー14aを下降させて切欠部18内に
格納させた状態にしておく。
待機状態のときは、図1の二点鎖線で示す如く、レバー
15,16を後方へ倒伏してプロテクトバー14及びこ
れと一体の延長バー14aを下降させて切欠部18内に
格納させた状態にしておく。
【0015】かかる状態において、上記パレット3の上
に車両4が乗せられると、駆動装置22によりパレット
3の側面部から突出するシャフト19を所要方向へ回転
変位させ、図1の実線で示す如く、レバー15,16を
起立させてプロテクトバー14を上昇させるようにす
る。したがって、上昇させられたプロテクトバー14の
存在により普通乗用車の如き車両4の場合のドア4aが
大きく開かれるのを防止することができるが、この際、
上記前側レバー15の長さが後側レバー16の長さより
も長くしてあるため、プロテクトバー14は前方へ向け
て斜め上向きの姿勢に配置されることになり、この斜め
上向きのプロテクトバー14の前端に延長バー14aが
直線状に連設してあることから、パレット3上の車両が
ハイルーフ車4HRである場合には、上記延長バー14
aをハイルーフ車4HRのドア4bの位置に対応させる
ことができ、この延長バー14aの存在によって、ハイ
ルーフ車4HRのドア4bが大きく開かれるのを防止す
ることができる。
に車両4が乗せられると、駆動装置22によりパレット
3の側面部から突出するシャフト19を所要方向へ回転
変位させ、図1の実線で示す如く、レバー15,16を
起立させてプロテクトバー14を上昇させるようにす
る。したがって、上昇させられたプロテクトバー14の
存在により普通乗用車の如き車両4の場合のドア4aが
大きく開かれるのを防止することができるが、この際、
上記前側レバー15の長さが後側レバー16の長さより
も長くしてあるため、プロテクトバー14は前方へ向け
て斜め上向きの姿勢に配置されることになり、この斜め
上向きのプロテクトバー14の前端に延長バー14aが
直線状に連設してあることから、パレット3上の車両が
ハイルーフ車4HRである場合には、上記延長バー14
aをハイルーフ車4HRのドア4bの位置に対応させる
ことができ、この延長バー14aの存在によって、ハイ
ルーフ車4HRのドア4bが大きく開かれるのを防止す
ることができる。
【0016】上記において、プロテクトバー14が上昇
させられてパレット3の上面レベルよりも上方へ張り出
されたとき、前側レバー15はほぼ垂直状態に起立させ
られた状態にあるが、後側レバー16は上述したよう
に、前側レバー15よりも短いため前傾姿勢となる。し
たがって、全体としては、重心が前寄りに作用すること
になり、これにより前側レバー15が切欠部18の前端
縁に押し付けられて位置規制された状態となるため、プ
ロテクトバー14の上昇位置が継続的に保持されること
になる。
させられてパレット3の上面レベルよりも上方へ張り出
されたとき、前側レバー15はほぼ垂直状態に起立させ
られた状態にあるが、後側レバー16は上述したよう
に、前側レバー15よりも短いため前傾姿勢となる。し
たがって、全体としては、重心が前寄りに作用すること
になり、これにより前側レバー15が切欠部18の前端
縁に押し付けられて位置規制された状態となるため、プ
ロテクトバー14の上昇位置が継続的に保持されること
になる。
【0017】レバー15,16が起立してプロテクトバ
ー14が上昇位置している状態から、レバー15,16
を倒伏させてプロテクトバー14を下降させる場合に
は、上記と逆の手順にて行えばよく、この場合、プロテ
クトバー14とその延長バー14aが直線状であり、し
かも長さが長く起立時にほぼ垂直姿勢となる前側レバー
15の上端回動軌跡長Xと、長さが短く起立時に前傾姿
勢となる後側レバー16の上端回動軌跡長Yとが等しく
なっているため、プロテクトバー14とその延長バー1
4aはパレット3の左右両側面部に形成された切欠部1
8内に水平状態に収められ、パレット3の上面レベルか
ら上方へ突出することはない。
ー14が上昇位置している状態から、レバー15,16
を倒伏させてプロテクトバー14を下降させる場合に
は、上記と逆の手順にて行えばよく、この場合、プロテ
クトバー14とその延長バー14aが直線状であり、し
かも長さが長く起立時にほぼ垂直姿勢となる前側レバー
15の上端回動軌跡長Xと、長さが短く起立時に前傾姿
勢となる後側レバー16の上端回動軌跡長Yとが等しく
なっているため、プロテクトバー14とその延長バー1
4aはパレット3の左右両側面部に形成された切欠部1
8内に水平状態に収められ、パレット3の上面レベルか
ら上方へ突出することはない。
【0018】なお、本発明は上記実施例にのみ限定され
るものではなく、図4に示した如き大規模地下駐車装置
に限らず、垂直循環方式の機械式駐車装置等、パレット
3で車両を移送させる型式のあらゆる機械式駐車装置に
採用できること、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
るものではなく、図4に示した如き大規模地下駐車装置
に限らず、垂直循環方式の機械式駐車装置等、パレット
3で車両を移送させる型式のあらゆる機械式駐車装置に
採用できること、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のドアプロテク
ターによれば、パレットの側面部に下端部を起伏自在に
取り付けた前側レバーと後側レバーのうち前側レバーの
長さを長くして、上端間に枢着連結したプロテクトバー
が両レバーの起立時に斜め上向きとなるようにし、且つ
上記斜め上向きに張り出すようにしたプロテクトバーの
前端に延長バーを一直線状に連設したので、該延長バー
にてハイルーフ車のドアの開きを防止することができ、
又、上記両レバーの起立位置から倒伏位置までの上端の
回動軌跡長が等しくなるように後側レバーの上端の枢着
連結部を前方へずらした配置としてあるので、起立させ
たとき後側レバーが前傾姿勢となって重心位置を前寄り
にできて、容易に後方へ倒れることがなく、又、両レバ
ーを倒伏させたときに、プロテクトバー及びその延長バ
ーを水平状態に下降させることができて、パレットの上
面レベルから上方へ突出する部分をなくすことができ、
見栄えがよく、且つ障害物となることがない、という優
れた効果を発揮する。
ターによれば、パレットの側面部に下端部を起伏自在に
取り付けた前側レバーと後側レバーのうち前側レバーの
長さを長くして、上端間に枢着連結したプロテクトバー
が両レバーの起立時に斜め上向きとなるようにし、且つ
上記斜め上向きに張り出すようにしたプロテクトバーの
前端に延長バーを一直線状に連設したので、該延長バー
にてハイルーフ車のドアの開きを防止することができ、
又、上記両レバーの起立位置から倒伏位置までの上端の
回動軌跡長が等しくなるように後側レバーの上端の枢着
連結部を前方へずらした配置としてあるので、起立させ
たとき後側レバーが前傾姿勢となって重心位置を前寄り
にできて、容易に後方へ倒れることがなく、又、両レバ
ーを倒伏させたときに、プロテクトバー及びその延長バ
ーを水平状態に下降させることができて、パレットの上
面レベルから上方へ突出する部分をなくすことができ、
見栄えがよく、且つ障害物となることがない、という優
れた効果を発揮する。
【図1】本発明のドアプロテクターの一実施例を示す概
要図である。
要図である。
【図2】駆動装置の拡大平面図である。
【図3】図2のIII −III 矢視図である。
【図4】機械式駐車装置の一例を示す概要図である。
【図5】従来のドアプロテクターの概要図である。
1 入出庫バース 3 パレット 4 車両 4HR ハイルーフ車 4b ドア 14 プロテクトバー 14a 延長バー 15 前側レバー 16 後側レバー X,Y 回動軌跡長
Claims (1)
- 【請求項1】 入出庫バースに配置したパレット上に車
両を乗せて該車両をパレット毎移送して駐車させるよう
にしてある機械式駐車装置における上記パレットの左右
側面部に、上端間にプロテクトバーを枢着連結した前側
レバーと後側レバーの各下端部を、後方へ倒伏できるよ
うに起伏自在に取り付け、且つ上記前側レバーを後側レ
バーよりも長くすると共に、両レバーの起立位置から倒
伏位置までの上端の回動軌跡長が等しくなるように上記
プロテクトバーへの後側レバーの枢着連結部を前方へず
らした配置とし、更に、上記プロテクトバーの前端に、
ハイルーフ車のドアに対応させるための延長バーを直線
状に連設した構成を有することを特徴とするドアプロテ
クター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26095094A JP3314555B2 (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | ドアプロテクター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26095094A JP3314555B2 (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | ドアプロテクター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08100542A JPH08100542A (ja) | 1996-04-16 |
JP3314555B2 true JP3314555B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=17355030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26095094A Expired - Fee Related JP3314555B2 (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | ドアプロテクター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3314555B2 (ja) |
-
1994
- 1994-10-03 JP JP26095094A patent/JP3314555B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08100542A (ja) | 1996-04-16 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |