JP3102534B2 - エスカレーター装置 - Google Patents

エスカレーター装置

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JP3102534B2
JP3102534B2 JP05111381A JP11138193A JP3102534B2 JP 3102534 B2 JP3102534 B2 JP 3102534B2 JP 05111381 A JP05111381 A JP 05111381A JP 11138193 A JP11138193 A JP 11138193A JP 3102534 B2 JP3102534 B2 JP 3102534B2
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和平 小嶋
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Hitachi Mito Engineering Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B31/00Accessories for escalators, or moving walkways, e.g. for sterilising or cleaning
    • B66B31/006Accessories for escalators, or moving walkways, e.g. for sterilising or cleaning for conveying hand carts, e.g. shopping carts

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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エスカレーター装置に
係り、特に車椅子や手押し車などを搭載して運搬するこ
とができるエスカレーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車椅子を搭載して運搬するように
したエスカレーター装置は例えば特開昭60−23285 号公
報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、車椅
子の搭載面を最大限に利用することについて配慮されて
おらず、搭載する車椅子の機種が限られていた。
【0004】本発明の目的の一つは、車椅子搭載面を最
大限に利用できるようにして機種を限定せずに車椅子の
搭載を可能としたエスカレーター装置を提供することに
ある。
【0005】本発明の別の目的の一つは、車椅子を安定
して運搬できるエスカレーター装置を提供することにあ
る。
【0006】本発明のさらに別の目的の一つは、車椅子
搭載時の車止め部材の出し入れが円滑に行いえるエスカ
レーター装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、車椅子運搬時に車椅子搭載面を確保する
特定踏段群を備えたエスカレーター装置において、前記
車椅子搭載面の下階床側端部から下階床側に向かって斜
め上方に突出し、先端部が上階床側に向かう移動軌跡を
描く車止めを設けたのである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、下階床側端部から車止めを
下階床側に向かって斜め上方に突出させたので、車止め
の突出部近傍にまで車椅子の車輪を乗せることができて
車椅子搭載面を最大限に利用することができ、大型の電
動車椅子の搭載も可能となる。また、斜め上方に突出し
た車止めの先端部を車輪に向かって移動方向を変えさせ
ているので、車輪の高位置に先端部を当接することがで
き、その結果、車椅子は高い車止めを乗り越えなければ
落下することはなく、車椅子の運搬を安定なものとする
ことができる。さらに、車止めを突出させてから車輪側
に移動方向を変えているので、車止めの出し入れの際に
車止めが車椅子の車輪に当接するようなことはなくな
り、したがって車止めの出し入れを円滑に行える。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1乃至図3に示す
電動カート18を搭載できるエスカレーター装置につい
て説明する。チェーン(図示せず)によって無端状に連
結された複数の踏段1と、これら踏段1の両側に移動方
向に沿って立設した左右一対の欄干パネル2と、これら
欄干パネル2の周縁に夫々案内支持され、前記踏段1と
同期的に駆動される移動手摺3と、上部乗降部4U及び
下部乗降部4Dとを備えたエスカレーターを建屋の上下
階に跨って装架した点は、一般のエスカレーターと同じ
である。
【0010】本実施例によるエスカレーターは、前記複
数の踏段1の中に特定踏段群5を備えて電動カート18
の運搬が行えるように構成されている。即ち、前記複数
の踏段1のうち、隣接する三つの踏段を特定踏段群5と
している。そして、特定踏段群5のうち最上段を基準踏
段6とし、その下側に位置する中段踏段7、さらにその
下側に位置する下段踏段8の踏板7F,8Fを基準踏段
6の踏板6Fまで上昇できるようにし、これら特定踏段
群5により水平面を確保して車椅子搭載面を形成するよ
うにしている。
【0011】前記特定踏段群5の具体的構成及び動作を
説明する。
【0012】特定踏段群5の基準踏段6は固定された踏
板6Fを備え、中段踏段7,下段踏段8は夫々上下方向
に移動する踏板7F,8Fを備え、またエスカレーター
の固定部材である本体枠に固定された踏段走行用のガイ
ドレール17A,17Bに案内される前輪及び後輪を夫
々有している。各踏板6F,7F,8Fは連結具9及び
10A,10Bによって車椅子運搬時に連結されて水平
面を確保される。また、前記踏板7F,8Fは、前輪及
び後輪を備えた基台7B,8Bに平行リンク11,12
A,12Bを介して支持されている。尚、下段踏段8の
平行リンク12A,12Bは、中間基台8Mを挟んで第
1の平行リンク12Aと第2の平行リンク12Bの2段
構成となっている。このほか、前記下段踏段8の踏板8
Fの裏側には車止め13が内蔵されている。
【0013】この車止め13は円弧状をなし、円弧の中
心O1 は搭載される電動カート18の車輪19Rの軸心
2 よりも上階床側に位置し、通常運転時には円弧状の
先端部13Aで踏板8Fに設けた貫通孔8Hを塞ぎ、後
端部13Bは踏板8Fの裏面に接近した位置に保持され
ている。前記貫通孔8Hは踏板8Fの下階床側端部に開
口し、下階床側に向かって斜め上方に傾斜している。一
方、車椅子運搬時には前記先端部13Aは踏板8Fの表
側に突出し、通常運転に戻る際には踏板8Fの裏側に収
納される。また、この車止め13は前記下段踏段8の踏
板8Fの長手方向云い代えれば車椅子搭載面の長手方向
に沿って収納され、先端部13Aが貫通孔8Hを塞いで
いる状態で、凹部側が上向きとなるように配置されるも
のである。
【0014】次に、この車止め13を突出入させる構成
を説明すると、前記車止め13の踏板8Fの表側に突出
しない部分で円弧の凸部側となる部分にラック14を形
成し、このラック14に噛合う歯車15A,15Bを踏
板8Fの裏側の定位置に設ける。この歯車15A,15
Bは正回転および逆回転させることにより、車止め13
を矢印aあるいはb方向に移動させる。そしてこの歯車
15A,15Bは前記特定踏段群5が上部乗降部4Uあ
るいは下部乗降部4Dの臨んでいるときにエスカレータ
ー本体枠に組込まれた駆動機構によって駆動されるもの
である。このようなラック14と歯車15Aとの噛合い
を保ち、車止め13の移動方向を規制するために、案内
ローラ16が設けられている。
【0015】以上のように構成された車止め13の動作
を説明する。例えば電動カート18に乗った利用客20
が上昇運転中のエスカレーターに乗ろうとして係員21
を呼ぶと、係員21は通常運転中のエスカレーターを車
椅子運搬に切換える。この切換えにより、前記特定踏段
群5が下部乗降部4Dの先に、上段踏段6,中段踏段
7,下段踏段8を水平にした状態で停止あるいは微速度
運転となって待機する。この状態で、係員21は電動カ
ート18を前記特定踏段群5上の定位置に誘導して電動
カート18のブレーキを掛けさせる。次に、係員21
は、スタートボタンを押してエスカレーターを加速させ
る。このとき、下段踏段8に内蔵された駆動機あるいは
エスカレーター本体枠に設けられた駆動機の動力を受け
て歯車15A,15Bは回転し、これと噛合うラック1
4と一体の車止め13を矢印方向に移動させ、踏板8F
の表面から突出させる。この車止め13の突出は、前記
特定踏段群5が水平区間を走行中に行われ、突出完了後
は車止め13が容易に戻らないように図示しないロック
機構により固定される。このように電動カート18の後
輪19Rは車止め13により特定踏段群5上での後退を
防止され、後輪19Fは、特定踏段群5のすぐ上の既に
上昇している踏段1のライザ1Rが車止めとなっている
ので、前方への移動が防止された状態で運搬される。
【0016】前記特定踏段群5のうち上段の基準踏段6
がエスカレーターの傾斜区間に入って上昇すると、この
上段踏段6の上昇により、連結具9及び10Aによって
連結された中段踏段7,下段踏段8の踏板7F,8Fも
上段踏段6の踏板6Fと水平を保持するように持ち上げ
られ、傾斜区間でも三つの踏板6F,7F,8Fを水平
にして電動カート18を運搬する(図1)。尚、連結具
9,10A,10B及び平行リンク11,12A,12
Bの動作については、特願平3−195224 号(出願日:平
成3年8月5日)明細書を参照されたい。
【0017】前記特定踏段群5がエスカレーターの傾斜
区間を過ぎて上部乗降部4Uに接近して水平区間に入る
と、各踏段6,7,8に段差がなくなるので、中段踏段
7,下段踏段8の踏板7F,8Fは平行リンク11,1
2A,12Bが折畳まれて夫々の基台7B,8Bに収納
される。そして特定踏段群5が上部乗降部4Uに対向し
て停止あるい微速度になったなら、係員21はブレーキ
を解除して電動カート18を上部乗降部4Uの乗降床に
誘導する。電動カート18が降りてエスカレーターを通
常運転に戻す復帰ボタンを押すと、エスカレーターは再
起動し、同時に下段踏段8に内蔵された駆動機あるいは
エスカレーター本体枠に設けられた駆動機の動力を受け
て歯車15A,15Bは逆回転し、これと噛合うラック
14と一体の車止め13を矢印b方向に移動させて踏板
8Fの裏側に引き戻す。同時に、各踏段6,7,8の連
結が解かれる。
【0018】以上の説明は建屋の下階床から上階床へ電
動カート18を運搬する際の説明であるが、上階床から
下階床に運搬する場合には、上述と逆の動作を行えばよ
い。ところで、上記実施例は、車止め13が上向きの凹
部となるように湾曲した円弧状をなし、下段踏段8の踏
板8Fのライザ8R側に接近した位置から下階床側方向
に斜め方向に向かって突出入するように配置されている
ので、車止め13の貫通孔8H近傍に電動カート18の
車輪19Fあるいは19Rが乗せられても車止め13の
突出入動作を邪魔することはなく、進行方向の車椅子搭
載寸法を最大限に利用することができる。また、車止め
13が円弧状をなしているために、踏板8Fに対してか
なり緩い傾斜で突出入させても、車止め13の先端部1
3Aは円弧に沿って突出するので、傾斜方向よりは高い
位置で車止めを行え、車止めとして安全性の高いものと
なる。
【0019】この他、踏板8Fは昇降可能に構成され、
しかも高位置に上昇させるために、その内部に複雑な各
種駆動機構あるいは動力伝達機構等が配置されているの
で、車止め13の収納及び駆動機構のために広いスペー
スを確保することは不可能である。しかし、本実施例は
車止め13を円弧にし、収納時に車止め13の後端部1
3Bが踏板8Fの裏面に接近した位置に保持されるよう
に構成したことで、それらをほぼ踏板8Fの裏面に接近
した位置に配置できるので、他の機器の配置の障害とな
ることはない。
【0020】ところで、車止め13を直線状として踏板
8Fから緩い傾斜で突出入させることも考えられるが、
直線状の車止めを単に緩い傾斜で突出させた場合、円弧
状車止め13と同じ高さで押えるようにするためには突
出寸法を長くしなければならない。しかし、そのように
長い車止めは一つの踏段内に収納が不可能になるので、
実用は困難である。そこで、車止め13の傾斜をきつく
して高い位置を押えようとすると、収納時の車止め13
の位置が踏段8の中心部にまで及んでいまい、他の機器
との関係で設置不可能となる。反対に、突出寸法を短く
すると、踏段内への収納は可能となるが、車止め位置が
低くなり、車輪が乗り越える危険性が高くなる。したが
って、車止め13は円弧状に形成したものを斜めに突出
入させるようにしたものがよい。
【0021】このように、車止め13を円弧状に形成し
たのは、車止め13の先端部13Aがその移動方向を徐
々に車輪側に変えるからであり、このような移動軌跡で
突出入することにより、車輪を抱込むようになるので、
突出入時に車止め13が車輪に接して擦ることもなく、
車止め13の突出入動作が円滑となる。
【0022】上記実施例において、車止め13が4輪の
車椅子や手押し車などの車椅子を止め構成の場合には、
左右の車輪に対応するように踏板8Fの幅方向左右に一
対の車止め13を設けてもよいが、3輪の電動カートを
含めて止めることができるように、図4〜図6に示すよ
うに、踏板8Fの幅寸法Wに対し、車止め13の幅寸法
1 を左右の車輪間隔W2 よりもやや広い寸法にしてお
く必要がある。このような幅寸法W1 の車止め13とす
ることにより、3輪の電動カートで上階床から下階床へ
移動としたときに前輪1輪が車止め13の幅方向の中央
に押当てられて車止めとなる。
【0023】このような幅寸法W1 の車止め13は櫛状
に形成され、櫛歯となる部分13Tが踏板8Fのクリー
ト8K間の底部に夫々形成した貫通孔8Hから突出入す
るようになっている。そして、櫛の基部13Mとなる部
分にラック14や案内ローラ16の転動面13Gが形成
される。
【0024】図7は、円弧状車止め13の2か所に緩衝
具22を設けたもので、1か所は車止め13が完全に収
納され、先端部13Aが貫通孔8Hを塞ぐのを保持でき
る位置で、もう1か所は車止め13の先端部13Aが最
大踏板8Fから突出した位置を決める個所である。本実
施例では、車止め13の後端部13Bに一つと、先端部
13Aが最大踏板8Fから突出したときに踏板8Fに接
近している部分にもう一つ取付け、これらと対向する踏
板裏側にストッパ25を夫々設けている。そして、上記
緩衝具22は係合子23とこれを押圧するコイルばね2
4とで構成されている。このように緩衝具22を設ける
ことにより、車止め13が移動してストッパ25に衝突
して停止される際に生ずる衝突音及び衝突力を吸音及び
緩衝することができる。
【0025】図8は、円弧状車止め13に、別構成の被
案内機構及び被駆動機構を付属させたもので、踏板の表
面から突出される部分を除く円弧状車止め13に平行に
案内部材26を設け、案内ローラ16,27で円弧に沿
って移動できるように案内している。また、案内部材2
6にはラック部材28が取付けられ、別置の動力源によ
り駆動される歯車29と噛合わせている。この構成は車
止め13が図4に示すように幅方向に長いものに有効で
あり、また車止め13が櫛状に繋がってなく一本ごとに
形成されているものを一体にするのに都合がよい。
【0026】上記各実施例は車止め13が一つの中心か
らなる円弧状をなしているものを前提とするものである
が、円弧状でなくとも突出時に車止めの先端部が車椅子
の車輪を擦らずに車椅子搭載面の下階床側端部から下階
床側に向かって斜め上方に突出し、その後車椅子の車輪
に接近する曲線軌跡を描いて移動し、最終位置で車輪を
止められればよく、例えばインボリュート曲線状の車止
めや、そのような移動軌跡を描く車止めでもよい。図9
に示す実施例は、直線状の車止め30であり、その先端
部31は踏板8Fに設けた貫通孔8Hを塞ぐ形状をして
おり、後端部32に案内ローラ33を軸支している。そ
して先端部31から後端部32までの長さは突出寸法よ
りやや長い寸法であればよい。後端部32の案内ローラ
33は、踏板裏側に設けられ、反ライザ8Rに向かって
延長された案内レール34によって一方向に移動できる
ように案内されている。また前記貫通孔8Hの近傍には
先端部31の裏側に接する方向転換ローラ35が設けら
れている。
【0027】上記構成において、車止め30を突出させ
る場合、案内ローラ33を内蔵の駆動機あるいは外部動
力により矢印方向に押して行けばよい。このように案内
ローラ33を押して行くことにより、車止め30はロー
ラ35によって移動方向を変換され、先端部31の移動
軌跡は点,点,点と曲線状の軌跡を描いて移動
し、最終的には後輪19に当接する。このとき、車止め
30の突出し初めの踏板8Fに対する傾斜角θ1 より
も、突出完了時の踏板8Fに対する傾斜角θ2 は大きく
なっている。このように、本実施例においても車止め3
0の突出入時に車輪19を擦らずに高い位置を止めるこ
とができるので、それによる効果は、前記実施例と同じ
である。
【0028】前記実施例は、車止め30の突出と同時に
方向変換ローラ35による移動方向の変換が行われるも
のであるが、移動方向の変換は随時行わなくてもよい。
図10は、図9に示す構成とほとんど同じであるが、車
止め後端部の案内ローラ33を案内する案内レール36
の形状が異なる。即ち、案内レール36に車止め30を
一方向に突出させる第1の案内区間L1 と、車止め30
の方向を車輪19側に変換させる第2の案内区間L2
の二つの案内区間を設けたのである。第1の案内区間L
1 では車止め30の先端部31は点から点へと直線
上を移動し、点から点へは移動方向を変えて曲線状
の軌跡を描いて移動する。したがって、本実施例におい
ても、車止め30の突出入時に車輪19を擦らずに高い
位置を止めることができる効果がある。
【0029】図11は、車止め37をライザ8Rに沿っ
て上下方向に収納させたもので、基本構成は図9,図1
0に示す構成と同じである。即ち、上下方向に収納した
車止め37の後端部39に設けた案内ローラ33を、く
の字状に屈曲した案内レール40に案内させて押上げれ
ばよい。この押上げにより、踏板8Fの貫通孔8Hを塞
いでいた先端部38は2点鎖線で示すように上方に移動
して最終的には車輪19に当接する。このような車止め
37の移動軌跡を得るために、貫通孔8H内側に一対の
ローラ35,35Bを設けて案内している。この実施例
でも、車止め37の先端部38は曲線状の軌跡を描いて
移動し、車輪19を擦らずに高い位置を止めることがで
きる効果がある。
【0030】以上の各実施例は車椅子として電動カート
を一例として説明したが、手押しの車椅子,電動車椅
子,手押し車などの運搬にも利用できることは勿論であ
り、エスカレーター装置の動作も上記実施例で説明した
とおりである。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
車椅子搭載面を最大限に利用できて車椅子を安定して運
搬でき、車止め部材の出しれが円滑に行いえるエスカレ
ーター装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエスカレーター装置の電動カート
運搬状態を示す一部破断側面図。
【図2】本発明によるエスカレーター装置の車止めの一
例を示す要部拡大側面図。
【図3】本発明によるエスカレーター装置の全体を示す
概略側面図。
【図4】本発明によるエスカレーター装置の車止めを示
す斜視図。
【図5】図4P部の一部縦断拡大正面図。
【図6】本発明によるエスカレーター装置の車止め電動
カートとの関係を示す正面図。
【図7】本発明によるエスカレーター装置の車止めの付
属部品を説明する図2相当図。
【図8】本発明によるエスカレーター装置の車止めの別
の例を示す要部拡大側面図。
【図9】本発明によるエスカレーター装置の車止めの他
の実施例を示す要部拡大側面図。
【図10】本発明によるエスカレーター装置の車止めの
さらに別の例を示す要部拡大側面図。
【図11】本発明によるエスカレーター装置の車止めの
もう一つの別の例を示す要部拡大側面図。
【符号の説明】
5…特定踏段群、6…基準(上段)踏段、7…中段踏
段、8…下段踏段、6F,7F,8F…踏板、13,3
0…車止め、18…電動カート、34,36…案内レー
ル。
フロントページの続き (72)発明者 斉藤 忠一 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社 日立製作所 水戸工場内 (72)発明者 三村 一美 茨城県勝田市堀口832番地の2 日立シ ステムプラザ勝田 日立水戸エンジニア リング株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−234492(JP,A) 特開 昭60−23285(JP,A) 特開 平7−179285(JP,A) 実開 平4−7583(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 29/08 B66B 23/12

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車椅子運搬時に車椅子搭載面を確保する特
    定踏段群を備えたエスカレーター装置において、前記車
    椅子搭載面の下階床側端部から下階床側に向かって斜め
    上方に突出し、先端部が上階床側に向かう移動軌跡を描
    く車止めを設けたことを特徴とするエスカレーター装
    置。
  2. 【請求項2】前記車止めは、前記車椅子搭載面の裏面
    に、前記車椅子搭載面の長手方向に沿って収納されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のエスカレーター装
    置。
  3. 【請求項3】前記車止めは、前記車椅子搭載面の下階床
    側端部のライザに沿って上下方向に収納されていること
    を特徴とする請求項1記載のエスカレーター装置。
  4. 【請求項4】車椅子運搬時に車椅子搭載面を確保する特
    定踏段を備えたエスカレーター装置において、先端部が
    前記車椅子搭載面の下階床側端部から下階床側に向かっ
    て斜め上方に突出して上階床側に移動方向が変化する車
    止めを設けたことを特徴とするエスカレーター装置。
  5. 【請求項5】車椅子運搬時に車椅子搭載面を確保する特
    定踏段群を備えたエスカレーター装置において、通常運
    転時に先端部が前記車椅子搭載面の貫通孔を塞ぎ、後端
    部が前記車椅子搭載面の裏面に接近して位置する湾曲し
    た車止めを設け、車椅子運搬時に、この車止めを前記車
    椅子搭載面の下階床側端部から下階床側に斜め上方に向
    かって突出入させるように構成したことを特徴とするエ
    スカレーター装置。
  6. 【請求項6】前記湾曲した車止めは、円弧に形成され
    ていることを特徴とする請求項5記載のエスカレーター
    装置。
  7. 【請求項7】前記円弧状車止めは、搭載する車いすの最
    大車輪の軸心よりも下側に円弧中心を有することを特徴
    とする請求項6記載のエスカレーター装置。
  8. 【請求項8】前記円弧状車止めは、前記特定踏段群のな
    かの最下段の踏段に内蔵されていることを特徴とする請
    求項6記載のエスカレーター装置。
  9. 【請求項9】車椅子運搬時に車椅子搭載面を確保する特
    定踏段群を備えたエスカレーター装置において、前記車
    椅子搭載面から突出する車止めを前記車椅子搭載面の裏
    面に接近して収納し、この車止めを車椅子運搬時に前記
    車椅子搭載面の下階床側端部から下階床側に斜め上方に
    向かって突出入させる機構と、突出した車止めの先端部
    を上階床側に変位させる変位機構とを備えたことを特徴
    とするエスカレーター装置。
  10. 【請求項10】車椅子運搬時に車椅子搭載面を確保する
    特定踏段群を備えたエスカレーター装置において、前記
    車椅子搭載面から突出する車止めを前記車椅子搭載面の
    内側に内蔵し、この車止めを車椅子運搬時に前記車椅子
    搭載面の下階床側端部から下階床側に斜め上方に向かっ
    て突出入させる機構と、突出入時に車止めの先端部を上
    階床側に変位させる変位機構とを備えたことを特徴とす
    るエスカレーター装置。
  11. 【請求項11】車椅子運搬時に車椅子搭載面を確保する
    特定踏段群を備えたエスカレーター装置において、車椅
    子運搬時に前記車椅子搭載面の下階床側端部から下階床
    側に斜め上方に向かって突出する車止めを設け、かつこ
    の車止めの最高突出位置での前記車椅子搭載面に対する
    傾斜角を突出部における前記車椅子搭載面に対する傾斜
    角よりも大となるように構成したことを特徴とするエス
    カレーター装置。
  12. 【請求項12】車椅子運搬時に車椅子搭載面を確保する
    特定踏段群を備えたエスカレーター装置において、車椅
    子運搬時に前記車椅子搭載面の下階床側端部から下階床
    側に斜め上方に向かって突出する車止めを設け、かつこ
    の車止めの前記車椅子搭載面に対する傾斜角を突出寸法
    が大きくなるにつれて徐々に大きくする案内機構を設け
    たことを特徴とするエスカレーター装置。
  13. 【請求項13】車椅子運搬時に三つの踏段の踏板を水平
    に保持して車椅子搭載面を確保する特定踏段群を備えた
    エスカレーター装置において、前記三つの踏段のうち最
    下段の踏段の踏面の下階床側端部から凹部が上側となっ
    て湾曲する車止め部材を下階床側に向かって斜め上方に
    突出するように構成したことを特徴とするエスカレータ
    ー装置。
  14. 【請求項14】前記車止めは、少なくとも搭載する車椅
    子の最大車輪間隔よりも広い幅寸法を有することを特徴
    とする請求項13記載のエスカレーター装置。
  15. 【請求項15】前記車止め幅寸法の中心は、前記車椅子
    搭載面の幅寸法中心上にあることを特徴とする請求項1
    3記載のエスカレーター装置。
  16. 【請求項16】車椅子運搬時に車椅子搭載面を確保する
    特定踏段を備えたエスカレーター装置において、通常運
    転時には踏段の踏板の内側に収納され、車椅子運搬時に
    先端部が前記車椅子搭載面の下階床側端部から下階床側
    に向かって斜め上方に突出しその後車椅子の車輪に接近
    する曲線軌跡を描いて移動する車止めを設けたことを特
    徴とするエスカレーター装置。
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