JP3002888U6 - 航空機の組立作業用台車 - Google Patents

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JP3002888U6
JP3002888U6 JP1994004881U JP488194U JP3002888U6 JP 3002888 U6 JP3002888 U6 JP 3002888U6 JP 1994004881 U JP1994004881 U JP 1994004881U JP 488194 U JP488194 U JP 488194U JP 3002888 U6 JP3002888 U6 JP 3002888U6
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浩一 山本
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Kawasaki Jukogyo KK
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Abstract

【目的】航空機の組立作業に応じた高さに作業台をセットできると共に組立作業位置に作業台の上面の床板を近付けることができて、作業者が安心して作業位置に近付くことができ、従って、楽な姿勢で組立作業ができるので、作業し易く、確実且つ安全な組立作業を行うことができて、作業性が良くなると共に作業能率が向上する航空機の組立作業用台車を提供する。
【構成】電動モーターによりレール上を走行する台車に、昇降装置により作業台を昇降可能に設け、該作業台の上面の床板をせり出し装置により台車の走行方向とは直角の方向にせり出すようにしたことを特徴とする航空機の組立作業用台車。
【選択図】図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、航空機の組立作業専用の作業台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
航空機の組立作業のように人の身長以上の高さで作業するには、作業台が必要
不可欠である。
従来、航空機の組立作業に用いる作業台は、床面高さが固定されているものが
殆んどであり、作業者はある程度無理な作業姿勢をとらざるを得なかった。また
、組立作業位置に近付くには作業台をその都度移動しなければならなかった。
【0003】
一方、航空機への貨物搬入や航空機からの貨物搬出を行う際に用いるコンテナ
ローダ、パレットローダ等の荷役作業車両として、特開昭62−225499号
公報に開示されるように、走行台車上に昇降操作可能なプラットフォームを設け
、このプラットフォームの前端部近傍に作業者保護枠を備えた操縦席台を配設し
、プラットフォームの前端部を航空機の貨物進入路に対向させることによって、
プラットフォームと航空機の貨物室との間で貨物移送を行う航空機用荷役作業車
両があり、またこの荷役作業車両において、接機する相手の航空機の大きさが異
なっていても機体と手摺前端との間隔を適正に保つことができるように、操縦席
の作業者保護枠の前端部を、前後方向に移動可能としたものがある。
ところで、このような航空機用荷役作業車両は、プラットフォームを昇降でき
るので、航空機の組立作業に転用して作業姿勢を楽にすることはできるが、プラ
ットフォームを組立作業位置に近付けることができないので、作業性が悪い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、航空機の組立作業に応じた高さに作業台をセットできると共
に、組立作業位置に作業台の上面の床板を近付けることができるようにした航空
機の組立作業専用の作業台車を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本考案による航空機の組立作業用台車は、電動モー
ターによりレール上を走行する台車に、昇降装置により作業台を昇降可能に設け
、該作業台の上面の床板をせり出し装置により台車の走行方向とは直角の方向に
せり出すようにしたことを特徴とするものである。
前記昇降装置は、種々あるが、油圧シリンダーにより起伏するX字型支持脚よ
りなるものが好ましい。
前記せり出し装置は、種々あるが、電動モーターによりラックが刻設されたス
ライドプッシャーをスライドさせて床板をせり出し、機械式ストッパーにより停
止するようにしたものが好ましい。
【0006】
本考案の航空機の組立作業用台車は、安全装置として、作業台の上面の床板が
せり出す方向以外の周囲に手摺が設けられ、その手摺の一側隅部にパトライトが
設けられ、台車の先端に衝突防止センサーが設けられていることが好ましい。ま
た作業台上には、台車、昇降装置及びせり出し装置を制御する操作盤が設けられ
ていることが好ましい。
【0007】
【作用】
上記のように構成された本考案の航空機の組立作業用台車は、作業台を昇降装
置により昇降して作業者各々が作業し易い高さにセットできるので、楽な姿勢で
作業できて、作業性が良くなる。また、作業台の上面の床板をせり出し装置によ
りせり出して組立作業位置に近付けることができるので、作業がし易く、確実且
つ安全な作業を行うことができる。
前記昇降装置が、油圧シリンダーにより起伏するX字型支持脚の場合は、作業
台が水平に且つ安定してスムーズに昇降するので、作業者は安心である。
【0008】
また、前記せり出し装置が、電動モーターによりラックが刻設されたスライド
プッシャーをスライドさせて作業台の上面の床板をせり出し、機械式ストッパー
により停止するようにしたものの場合は、床板が水平に且つ安定してスムーズに
せり出されるので、作業者は安心である。
さらに、安全装置として、パトライトや衝突防止センサーが設けられている場
合は、台車がレール上を走行移動する際、障害物や人との衝突を防止することが
できる。
また、作業台上に台車、昇降装置及びせり出し装置を制御する操作盤が設けら
れている場合は、作業者が作業台に搭乗したまま自ら操作盤を操作して、台車を
走行し、作業台を昇降し、作業台上面の床板をせり出して、所要の組立作業位置
に作業者が移動できるので、作業能率の向上を図ることができる。
【0009】
【実施例】
本考案の航空機の組立作業用台車の好適な一実施例を図によって説明すると、
図1において、1は搭載した電動モーター2によりレール3上を走行する台車で
、電動モーター2はケーブルリール4に巻取られ且つ繰り出される電源ケーブル
5から受電して駆動されるようになっている。台車1には昇降装置6により作業
台7が昇降可能に設けられている。本例の場合、昇降装置6は、支軸8にて枢支
した左右両側のX字型支持脚9を台車1の左右両側のフレーム10上に起伏可能
に立設し、支軸8の中間と台車1の前側のフレーム10′との間に張設した左右
2本の油圧シリンダー11の進退によりX字型支持脚9を起伏して作業台7を昇
降するようにしてある。作業台7は図2に示すように上、下の床板12a,12
bより成り、上側の床板12aは後述するせり出し装置13により台車1の走行
方向とは直角の方向にせり出すようになされている。本例の場合、せり出し装置
13は、図3及び図4に示すように下側の床板12bの中央部に搭載した電動モ
ーター14の駆動によりその出力軸14a上のギヤー14bを回転し、このギヤ
ー14bと噛合せる前記上側の床板12aの下面のホルダー15aに保持せるラ
ック15bを刻設したスライドプッシャー15をスライドさせて、上側の床板1
2aをその左右両側下面に設けたガイド16aにより下側の床板12b上に設け
たガイドバー16bに支持してせり出し、上側の床板12aを鎖線の如く半分せ
り出した時点で前記作業台7の側端に設けた機械式ストッパー17により停止す
るようにしたものである。機械式ストッパー17は、図3及び図5に示すように
下側の床板12bに取付けたラックギヤー17aと、上側の床板12aに支持さ
れた垂直なスライドシャフト17bの先端のラックギヤー17cとの噛み合いに
よりロックする構造となっている。
【0010】
かかる構成の航空機の組立作業用台車には、安全装置として作業台7の上側の
床板12aがせり出す方向以外の周囲に図1、図2に示すように手摺18が設け
られ、その手摺18の一側(台車1の前側)隅部にパトライト19が設けられ、
台車1の先端に衝突防止センサー(光センサー)20が設けられている。
前記作業台7の一側(台車1の前側)の手摺18には、台車1を走行する電動
モーター2、昇降装置6の油圧シリンダー11、せり出し装置13の電動モータ
ー14の駆動を制御する操作盤21が設けられている。図中22は昇降装置6の
油圧ユニット、23は台車1と作業台7との間の周囲を被った蛇腹である。
【0011】
このように構成された実施例の航空機の組立作業用台車は、作業者が作業台7
に搭乗し、操作盤21を操作して電動モーター2を駆動し、台車1をレール3上
を走行させて航空機の組立作業位置に移動する。次に操作盤21を操作して昇降
装置6の油圧シリンダー11を駆動し、X字型支持脚9を起立させて作業台7を
所要の高さまで上昇する。次いで操作盤21を操作してせり出し装置13の電動
モーター14を駆動し、その出力軸14a上のギヤー14bを回転して、これと
噛合せるラック15bが刻設されたスライドプッシャー15をスライドさせて、
作業台7の上側の床板12aを台車1の走行方向とは直角の方向にせり出して、
所要の組立作業位置に位置させる。
【0012】
かくして作業者はせり出た床板12a上で、楽な姿勢でしかも組立位置に近接
して、航空機の組立作業できるので、作業し易く、確実且つ安全な作業を行うこ
とができ、作業性が良くなると共に作業能率も向上する。
また、前記のように昇降装置6が油圧シリンダー11により起伏するX字型支
持脚9の場合、作業台7が水平に且つ安定してスムーズに昇降するので、作業者
は安心である。さらに、前記のようにせり出し装置13が電動モーター14によ
りスライドプッシャー15をスライドさせて、作業台7の上側の床板12aをせ
り出し、機械式ストッパー17により停止するようにした場合は、上側の床板1
2aが水平に且つ安定してスムーズにせり出されるので、作業者は安心である。
また、前記のように安全装置として、パトライト19や衝突防止センサー20
が設けられている場合、レール3上を走行する台車1は、障害物や人との衝突を
防止することができる。
【0013】
【考案の効果】
以上の通り本考案の航空機の組立作業用台車は、作業者が作業台に搭乗したま
まその作業台を航空機の組立作業に応じた高さにセットできると共に作業台の上
側の床板を組立作業位置に近付けることができる。従って、作業者は安心して作
業位置に近付くことができ、楽な姿勢で組立作業ができるので、作業し易く、確
実且つ安全な組立作業を行うことができ、作業性が良くなると共に作業能率が向
上する。
また、本考案の航空機の組立作業用台車は、予め設置したレールを走行する上
、安全装置としてパトライトや衝突防止センサーを設けている場合、障害物や人
との衝突を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の航空機の組立作業用台車の概略斜視図である。
【図2】本考案の航空機の組立作業用台車の正面図である。
【図3】図2の組立作業用台車における作業台上面の床板のせり出し装置を示す一部破断平面図である。
【図4】図3のA−A線矢視図である。
【図5】図3の床板のせり出し装置における機械式ストッパーを示すB−B線矢視図である。
【符号の説明】
1 台車
2 電動モーター
3 レール
6 昇降装置
7 作業台
9 X字型支持脚
11 油圧シリンダー
12a 作業台の上側の床板
12b 作業台の下側の床板
13 床板のせり出し装置
14 電動モーター
15 スライドプッシャー
15b ラック
17 機械式ストッパー
18 手摺
19 パトライト
20 衝突防止センサー
21 操作盤

Claims (5)

  1. 電動モーターによりレール上を走行する台車に、昇降装置により作業台を昇降可能に設け、該作業台の上面の床板をせり出し装置により台車の走行方向とは直角の方向にせり出すようにしたことを特徴とする航空機の組立作業用台車。
  2. 昇降装置が、油圧シリンダーにより起伏するX字型支持脚よりなることを特徴とする請求項1記載の航空機の組立作業用台車。
  3. せり出し装置が、電動モーターによりラックが刻設されたスライドプッシャーをスライドさせて床板をせり出し、機械式ストッパーにより停止するようにしたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の航空機の組立作業用台車。
  4. 安全装置として、作業台の上面の床板がせり出す方向以外の周囲に手摺が設けられ、その手摺の一側隅部にパトライトが設けられ、台車の先端に衝突防止センサーが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の航空機の組立作業用台車。
  5. 作業台上に、台車、昇降装置及びせり出し装置を制御する操作盤が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の航空機の組立作業用台車。
JP1994004881U 1994-04-08 航空機の組立作業用台車 Expired - Lifetime JP3002888U6 (ja)

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JP3002888U JP3002888U (ja) 1994-10-04
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