JPH0615971Y2 - フォークリフトの前方確認装置 - Google Patents
フォークリフトの前方確認装置Info
- Publication number
- JPH0615971Y2 JPH0615971Y2 JP19029487U JP19029487U JPH0615971Y2 JP H0615971 Y2 JPH0615971 Y2 JP H0615971Y2 JP 19029487 U JP19029487 U JP 19029487U JP 19029487 U JP19029487 U JP 19029487U JP H0615971 Y2 JPH0615971 Y2 JP H0615971Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- confirmation device
- attached
- television
- motor
- monitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フォークリフトの前方確認装置に係り、詳し
くはテレビカメラを左右(車幅)方向に伸縮移動させる
ことにより積荷によって死角となる前方部分を確認する
ことの可能な前方確認装置に関する。
くはテレビカメラを左右(車幅)方向に伸縮移動させる
ことにより積荷によって死角となる前方部分を確認する
ことの可能な前方確認装置に関する。
(従来の技術) 一般に、フォークリフトによる荷役作業は、多種多様に
及ぶが、フォーク上に大型の荷物を積込んだ場合には同
荷物によって運転席からの前方視界がすこぶる悪くな
る。特に、輸送コンテナに対する荷物の積降ろし作業に
使用される親子リフトの場合は、大型の荷物を扱うこと
が多い関係でその傾向が非常に強いものである。なお、
親子リフトは、たとえば特開昭51−85153号公報
に開示されている。。
及ぶが、フォーク上に大型の荷物を積込んだ場合には同
荷物によって運転席からの前方視界がすこぶる悪くな
る。特に、輸送コンテナに対する荷物の積降ろし作業に
使用される親子リフトの場合は、大型の荷物を扱うこと
が多い関係でその傾向が非常に強いものである。なお、
親子リフトは、たとえば特開昭51−85153号公報
に開示されている。。
(考案が解決しようとする問題点) 親子リフトの子リフトは、それ自体が走行及び操舵なら
びに昇降機能を備えており、コンテナ内を走行して荷物
の積降しを行なうものであるが、コンテナの間口一杯の
幅を持つような荷物を積込むような場合には、コンテナ
の間口付近において荷物とコンテナとの上下左右のクリ
アランスを運転席上から確認することが困難である。そ
のため、従来は運転手が車体の側方へ身を乗りだすこと
によって積荷による死角部分を確認したりあるいはトラ
ックの運転手等の第3者による誘導に頼って荷物の積込
みを行なっているが、このようなやり方は作業能率が悪
い上に安全性に欠けるものである。勿論、このような不
具合は親子リフトに限るものではなく、通常のフォーク
リフトにおいても同様に発生することである。
びに昇降機能を備えており、コンテナ内を走行して荷物
の積降しを行なうものであるが、コンテナの間口一杯の
幅を持つような荷物を積込むような場合には、コンテナ
の間口付近において荷物とコンテナとの上下左右のクリ
アランスを運転席上から確認することが困難である。そ
のため、従来は運転手が車体の側方へ身を乗りだすこと
によって積荷による死角部分を確認したりあるいはトラ
ックの運転手等の第3者による誘導に頼って荷物の積込
みを行なっているが、このようなやり方は作業能率が悪
い上に安全性に欠けるものである。勿論、このような不
具合は親子リフトに限るものではなく、通常のフォーク
リフトにおいても同様に発生することである。
そこで本考案は、以上の問題に鑑み、大型荷物の荷役作
業を安全にかつ能率良く行なわせるべく、積荷による死
角部分を運転席上において容易に確認することができる
とともに、常には荷役作業の邪魔にならない位置に保持
され、前方確認の必要が生じたときに限り車体の側方へ
伸び出して前方を確認することができ、しかも伸縮作動
の良好なフォークリフトの前方確認装置を提供すること
を、その目的とする。
業を安全にかつ能率良く行なわせるべく、積荷による死
角部分を運転席上において容易に確認することができる
とともに、常には荷役作業の邪魔にならない位置に保持
され、前方確認の必要が生じたときに限り車体の側方へ
伸び出して前方を確認することができ、しかも伸縮作動
の良好なフォークリフトの前方確認装置を提供すること
を、その目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記問題を解決するための本考案は、フロントプロテク
タの前面に取付けられたベースプレートと、このベース
プレートに取付けられた水平なガイドレールと、このガ
イドレールに段違い状に取付けられて車体側方に伸縮可
能な上下のスライドアームと、それらスライドアームの
伸出側先端にそれぞれ設置されたテレビカメラと、前記
両スライドアームを互いに反対向きに移動させるための
モータを駆動源とするチェーン式又はベルト式の駆動機
構と、前記テレビカメラにて撮影された影像を写し出す
ための運転席の近傍に設置されたモニタテレビとを備え
たフォークリフトの前方確認装置を構成したことを要旨
とする。
タの前面に取付けられたベースプレートと、このベース
プレートに取付けられた水平なガイドレールと、このガ
イドレールに段違い状に取付けられて車体側方に伸縮可
能な上下のスライドアームと、それらスライドアームの
伸出側先端にそれぞれ設置されたテレビカメラと、前記
両スライドアームを互いに反対向きに移動させるための
モータを駆動源とするチェーン式又はベルト式の駆動機
構と、前記テレビカメラにて撮影された影像を写し出す
ための運転席の近傍に設置されたモニタテレビとを備え
たフォークリフトの前方確認装置を構成したことを要旨
とする。
(作用) 通常時には、スライドアームは縮小状態に保持されてお
り、この状態ではテレビカメラは車幅内に納まり、走行
時の邪魔になることはない。前方確認の必要が生じたと
きは、モータを駆動してチェーン又はベルト式の駆動機
構を介してスライドアームを左右に移動させることによ
りテレビカメラを車体側方へ突出させ、同テレビカメラ
により撮影された影像をモニタテレビに写し出すことに
よって荷物による死角部分を確認することができる。特
に、親子リフトの場合にあっては、輸送コンテナに荷物
を積込む際に、コンテナの間口と荷物との位置関係をテ
レビモニタに写すことによってその積込みを容易かつ安
全に行なうことができる。前方確認装置の使用後は前記
モータを逆回転することによりスライドアームを縮小し
てテレビカメラを原位置に復帰することができる。
り、この状態ではテレビカメラは車幅内に納まり、走行
時の邪魔になることはない。前方確認の必要が生じたと
きは、モータを駆動してチェーン又はベルト式の駆動機
構を介してスライドアームを左右に移動させることによ
りテレビカメラを車体側方へ突出させ、同テレビカメラ
により撮影された影像をモニタテレビに写し出すことに
よって荷物による死角部分を確認することができる。特
に、親子リフトの場合にあっては、輸送コンテナに荷物
を積込む際に、コンテナの間口と荷物との位置関係をテ
レビモニタに写すことによってその積込みを容易かつ安
全に行なうことができる。前方確認装置の使用後は前記
モータを逆回転することによりスライドアームを縮小し
てテレビカメラを原位置に復帰することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。本実施例は親子リフトを対象にして適用した例であ
り、まず親子リフトの概略を第4図に基づいて説明す
る。親子リフトは、フォークリフト本体としての親リフ
ト1と、この親リフト1のマスト2に沿って昇降するリ
フトブラケットやフィンガーバーからなる昇降部材3に
フック4を介して離脱可能に係止される子リフト5とか
らなり、レッグ6(フォーク)に荷物Wを積んだ子リフ
ト5を親リフト1から切離し、これを輸送コンテナC内
に走行させることによりコンテナCに対する荷物の積込
み作業を行なう。
る。本実施例は親子リフトを対象にして適用した例であ
り、まず親子リフトの概略を第4図に基づいて説明す
る。親子リフトは、フォークリフト本体としての親リフ
ト1と、この親リフト1のマスト2に沿って昇降するリ
フトブラケットやフィンガーバーからなる昇降部材3に
フック4を介して離脱可能に係止される子リフト5とか
らなり、レッグ6(フォーク)に荷物Wを積んだ子リフ
ト5を親リフト1から切離し、これを輸送コンテナC内
に走行させることによりコンテナCに対する荷物の積込
み作業を行なう。
つぎに、前方確認装置を第1図〜第3図に基づいて説明
する。前方確認装置7は、前方撮影用のテレビカメラ8
と、その影像を写し出すモニタテレビ9と、テレビカメ
ラ8を伸縮作動させるための伸縮機構10ならびにその
駆動機構20等とからなっており、そしてモニタテレビ
9は運転席から見易い位置、たとえば親リフト1におけ
るヘッドガードのフロントピラー1Aに取付けられる
が、テレビカメラ8とその伸縮機構10等は親リフト1
のフロントプロテクタ11の前面に設置されている。以
下、その詳細を説明する。フロントプロテクタ11の前
面には上下部に前方への張出部を有するベースプレート
12がインシュレータゴム13を介してボルトにより固
着され、このベースプレート12の前面には上下一対の
チャンネル状のガイドレール14が溝開放側を手前にし
てボルトにより固着されている。両ガイドレール14に
はそれぞれリニアベアリング15を介してスライドアー
ム16が摺動可能に取付けらけれている。なお、スライ
ドアーム16はガイドレール14の前方に並行するとと
もに、上側のスライドアーム16は第1図においてその
左端が、下側のスライドアーム16はその右端がそれぞ
れリニアベアリング15の前面に固着されている。ま
た、両スライドアーム16の自由端部にはそれぞれブラ
ケット17を介してテレビカメラ8が取付けられてい
る。具体的にはスライドアーム16の端面に固着された
ブラケット17には上側に長孔17aが、下側に円孔1
7bがそれぞれ設けられており、テレビカメラ8の取付
部の孔18を通してボルト19により取付けるに際し、
長孔17aの範囲内でテレビカメラ8の上下方向の取付
角度が調整可能となっている。なお、右前方用と左前方
用との2個のテレビカメラ8は、同一高さとなるように
スライドアーム16に対する取付高さが設定されてい
る。
する。前方確認装置7は、前方撮影用のテレビカメラ8
と、その影像を写し出すモニタテレビ9と、テレビカメ
ラ8を伸縮作動させるための伸縮機構10ならびにその
駆動機構20等とからなっており、そしてモニタテレビ
9は運転席から見易い位置、たとえば親リフト1におけ
るヘッドガードのフロントピラー1Aに取付けられる
が、テレビカメラ8とその伸縮機構10等は親リフト1
のフロントプロテクタ11の前面に設置されている。以
下、その詳細を説明する。フロントプロテクタ11の前
面には上下部に前方への張出部を有するベースプレート
12がインシュレータゴム13を介してボルトにより固
着され、このベースプレート12の前面には上下一対の
チャンネル状のガイドレール14が溝開放側を手前にし
てボルトにより固着されている。両ガイドレール14に
はそれぞれリニアベアリング15を介してスライドアー
ム16が摺動可能に取付けらけれている。なお、スライ
ドアーム16はガイドレール14の前方に並行するとと
もに、上側のスライドアーム16は第1図においてその
左端が、下側のスライドアーム16はその右端がそれぞ
れリニアベアリング15の前面に固着されている。ま
た、両スライドアーム16の自由端部にはそれぞれブラ
ケット17を介してテレビカメラ8が取付けられてい
る。具体的にはスライドアーム16の端面に固着された
ブラケット17には上側に長孔17aが、下側に円孔1
7bがそれぞれ設けられており、テレビカメラ8の取付
部の孔18を通してボルト19により取付けるに際し、
長孔17aの範囲内でテレビカメラ8の上下方向の取付
角度が調整可能となっている。なお、右前方用と左前方
用との2個のテレビカメラ8は、同一高さとなるように
スライドアーム16に対する取付高さが設定されてい
る。
しかして、ガイドレール14に摺動可能に取付けられた
上下のスライドアーム16は、モータを駆動源とするチ
ェーン式の駆動機構20によって互いに反対側に同調移
動してテレビカメラ8を車体側方の左右に突出するよう
になっている。すなわち、駆動機構20のモータ21
は、ブラケット22を介して前記ベースプレート12前
面の一側に固着され、そして後方に突出する出力軸支2
3には駆動用のスプロケットホイール24が設けられて
いる。また、この駆動用のスプロケットホイール24に
対応するようベースプレート12の反対側には従動用に
スプロケットホイール25がブラケット26を介して回
転可能に取付けられ、この従動用のスプロケットホイー
ル25は具体的にはブラケット26に設けた軸27にス
ペーサ28及びブッシュ29等を介して取付けられてい
る。そして、両スプロケットホイール24,25に掛装
されたチェーン30が上下の両スライドアーム16にお
けるリニアベアリング15への取付側に設けた連結プレ
ート31に連結されている。
上下のスライドアーム16は、モータを駆動源とするチ
ェーン式の駆動機構20によって互いに反対側に同調移
動してテレビカメラ8を車体側方の左右に突出するよう
になっている。すなわち、駆動機構20のモータ21
は、ブラケット22を介して前記ベースプレート12前
面の一側に固着され、そして後方に突出する出力軸支2
3には駆動用のスプロケットホイール24が設けられて
いる。また、この駆動用のスプロケットホイール24に
対応するようベースプレート12の反対側には従動用に
スプロケットホイール25がブラケット26を介して回
転可能に取付けられ、この従動用のスプロケットホイー
ル25は具体的にはブラケット26に設けた軸27にス
ペーサ28及びブッシュ29等を介して取付けられてい
る。そして、両スプロケットホイール24,25に掛装
されたチェーン30が上下の両スライドアーム16にお
けるリニアベアリング15への取付側に設けた連結プレ
ート31に連結されている。
従って、モータ21の正転又は逆転により、チェーン3
0がスプロケットホイール24,25によって周回移動
され、上下のスライドアーム16を互いに反対方向に移
動させることになる。また、各連結プレート31にはテ
ンションバー32がピン33により回動可能に取付けら
れ、このテンションバー33は、スプリング34により
チェーン30側に向けて付勢され、その先端に設けたピ
ン35によりチェーン30を外側から押えることにより
適宜張力を付加している。
0がスプロケットホイール24,25によって周回移動
され、上下のスライドアーム16を互いに反対方向に移
動させることになる。また、各連結プレート31にはテ
ンションバー32がピン33により回動可能に取付けら
れ、このテンションバー33は、スプリング34により
チェーン30側に向けて付勢され、その先端に設けたピ
ン35によりチェーン30を外側から押えることにより
適宜張力を付加している。
また、前記ベースプレート12にはスイッチ取付プレー
ト36が取付けられ、この取付プレート36にはスライ
ドアーム16のストロークエンドを規定するためのモー
タ停止用の2個のリミットスイッチ37,38と、テレ
ビ電源投入用のリミットスイッチ39とが取付けられて
いる。それら各リミットスイッチ37,38,39は全
てが常閉式であって、一方のスライドアーム16に設け
た2個のドッグ40,41によって作動される。すなわ
ち、縮小停止用とテレビ電源投入用の2個のリミットス
イッチ37,39は、外側の共通のドッグ40によって
作動され、伸長停止用のリミットスイッチ38が内側の
ドッグ41によって作動されるようになっている。
ト36が取付けられ、この取付プレート36にはスライ
ドアーム16のストロークエンドを規定するためのモー
タ停止用の2個のリミットスイッチ37,38と、テレ
ビ電源投入用のリミットスイッチ39とが取付けられて
いる。それら各リミットスイッチ37,38,39は全
てが常閉式であって、一方のスライドアーム16に設け
た2個のドッグ40,41によって作動される。すなわ
ち、縮小停止用とテレビ電源投入用の2個のリミットス
イッチ37,39は、外側の共通のドッグ40によって
作動され、伸長停止用のリミットスイッチ38が内側の
ドッグ41によって作動されるようになっている。
第5図は前記駆動機構20のモータ21及びテレビの電
気回路図であり、モータ21はフィールドコイルに対す
る通電方向の変換によって回転方向を制御されるもので
あって、通電方向は伸長用の電磁コンタクタMFの接点
MFaあるいは縮小用の電磁コンタクタMRの接点MR
aのいずれを電源の正極端子に接触させるかで決定され
る。そして、伸長用あるいは縮小用の電磁コンタクタM
F,MRは、伸縮切換スイッチ42の操作時において、
前記縮小停止用あるいは伸長停止用のリミットスイッチ
37,38のONによって対応するその接点MFaある
いはMRaを電源の正極端子に接触させるようになって
いる。なお、伸縮切換スイッチ42は自動復帰式であ
る。
気回路図であり、モータ21はフィールドコイルに対す
る通電方向の変換によって回転方向を制御されるもので
あって、通電方向は伸長用の電磁コンタクタMFの接点
MFaあるいは縮小用の電磁コンタクタMRの接点MR
aのいずれを電源の正極端子に接触させるかで決定され
る。そして、伸長用あるいは縮小用の電磁コンタクタM
F,MRは、伸縮切換スイッチ42の操作時において、
前記縮小停止用あるいは伸長停止用のリミットスイッチ
37,38のONによって対応するその接点MFaある
いはMRaを電源の正極端子に接触させるようになって
いる。なお、伸縮切換スイッチ42は自動復帰式であ
る。
また、モニタテレビ9の電源投入用リミットスイッチ3
9は前記モータ回路に対し、並列回路となっており、こ
の回路には伸縮作動中であることを知らせるためのブザ
ー43が挿入されている。なお、第5図において44は
キースイッチ、45はバッテリである。また、前方確認
装置7のテレビカメラ8の伸縮機構10及び駆動機構2
0は第3図に示すようにそれぞれカバー46,47によ
って覆われており、該カバー46は上部前側がテーパ状
に形成され、オペレータの前方視野を妨げないように配
慮されている。
9は前記モータ回路に対し、並列回路となっており、こ
の回路には伸縮作動中であることを知らせるためのブザ
ー43が挿入されている。なお、第5図において44は
キースイッチ、45はバッテリである。また、前方確認
装置7のテレビカメラ8の伸縮機構10及び駆動機構2
0は第3図に示すようにそれぞれカバー46,47によ
って覆われており、該カバー46は上部前側がテーパ状
に形成され、オペレータの前方視野を妨げないように配
慮されている。
本実施例は上述のように構成したものであり、以下その
作用を説明する。
作用を説明する。
常にはスライドアーム16が縮小状態に保持されてお
り、このときは第6図の上段に示すように縮小停止用の
リミットスイッチ37と、テレビ電源投入用のリミット
スイッチ39とが共にドッグ40に当接してOFFとな
っており、伸長停止用のリミットスイッチ38がONと
なっている。この状態において、モニタテレビ9により
前方確認の必要が生じたときは、伸縮切換スイッチ42
を伸長側に切換える。この切換えにより伸長用の電磁コ
ンタクタMFに通電されるため、その接点MFaが電源
の正極端子に接触する。このとき、縮小用の電磁コンタ
クタMRの接点MRaは電源の負極端子に接触している
ので、モータ21は伸長方向に回転される。すなわち、
チェーン式駆動機構20が作動されると、上下のスライ
ドアーム16はチェーン30によりガイドレール14に
沿って左右に移動され、テレビカメラ8を車体側方へ突
出する。この移動は伸縮切換スイッチ42を伸長側に入
れている限り継続され、必要に応じて途中で停止するこ
とも可能である。
り、このときは第6図の上段に示すように縮小停止用の
リミットスイッチ37と、テレビ電源投入用のリミット
スイッチ39とが共にドッグ40に当接してOFFとな
っており、伸長停止用のリミットスイッチ38がONと
なっている。この状態において、モニタテレビ9により
前方確認の必要が生じたときは、伸縮切換スイッチ42
を伸長側に切換える。この切換えにより伸長用の電磁コ
ンタクタMFに通電されるため、その接点MFaが電源
の正極端子に接触する。このとき、縮小用の電磁コンタ
クタMRの接点MRaは電源の負極端子に接触している
ので、モータ21は伸長方向に回転される。すなわち、
チェーン式駆動機構20が作動されると、上下のスライ
ドアーム16はチェーン30によりガイドレール14に
沿って左右に移動され、テレビカメラ8を車体側方へ突
出する。この移動は伸縮切換スイッチ42を伸長側に入
れている限り継続され、必要に応じて途中で停止するこ
とも可能である。
しかして、スライドアーム16が外側に向けて移動する
と、第6図の中段に示すようにドッグ40が縮小停止用
のリミットスイッチ37及びテレビ電源投入用のリミッ
トスイッチ39から離れて両リミットスイッチ37,3
9をONにする。従って、テレビ電源投入用のリミット
スイッチ39のONによりモニタテレビ9の電源が投入
され、ウォーミングアップが開始されるとともに、ブザ
ー43が鳴り、周囲の作業員にテレビカメラ8が突出中
であることを知らせて注意を促す。
と、第6図の中段に示すようにドッグ40が縮小停止用
のリミットスイッチ37及びテレビ電源投入用のリミッ
トスイッチ39から離れて両リミットスイッチ37,3
9をONにする。従って、テレビ電源投入用のリミット
スイッチ39のONによりモニタテレビ9の電源が投入
され、ウォーミングアップが開始されるとともに、ブザ
ー43が鳴り、周囲の作業員にテレビカメラ8が突出中
であることを知らせて注意を促す。
スライドアーム16がストロークエンドに達すると、第
6図の下段に示すように伸長停止用のリミットスイッチ
38にドッグ41が当接してこれをOFFとするため、
伸長用の電磁コンタクタMFに対する通電が断たれ、そ
の接点MFaが電源の負極端子に接触し、モータ21が
停止する。この時点においてモニタテレビ9のウォーミ
ングアップはほぼ終了しており、従ってテレビカメラ8
で撮影された影像、具体的にはコンテナCの間口と荷物
Wとの下隅部がモニタテレビ9に写し出されるので、運
転手はこれを見ながら前方の状況を判断して荷役作業を
行なうことができる。
6図の下段に示すように伸長停止用のリミットスイッチ
38にドッグ41が当接してこれをOFFとするため、
伸長用の電磁コンタクタMFに対する通電が断たれ、そ
の接点MFaが電源の負極端子に接触し、モータ21が
停止する。この時点においてモニタテレビ9のウォーミ
ングアップはほぼ終了しており、従ってテレビカメラ8
で撮影された影像、具体的にはコンテナCの間口と荷物
Wとの下隅部がモニタテレビ9に写し出されるので、運
転手はこれを見ながら前方の状況を判断して荷役作業を
行なうことができる。
前方確認装置7が不必要となった場合には、伸縮切換ス
イッチ42を縮小側に切換える。この切換えにより縮小
用の電磁コンタクタMRに通電され、その接点MRaが
電源の正極端子に接触されるため、モータ21が伸長時
の逆方向に回転駆動される。従って、チェーン式駆動機
構20の作動により両スライドアーム16がガイドレー
ル14に沿って内側へ移動され、テレビカメラ8が車両
の走行時の邪魔にならない原位置に復帰される。そして
スライドアーム16のストロークエンドにおいて、ドッ
グ40が縮小停止用及びテレビ電源投入用のリミットス
イッチ37,39に当接してこれをOFFとするため、
モータ21が停止し、モニタテレビ9の電源が切れる。
なお、この縮小作動時に伸長停止用のリミットスイッチ
38はドッグ41から離れ、ONに切換えられる。
イッチ42を縮小側に切換える。この切換えにより縮小
用の電磁コンタクタMRに通電され、その接点MRaが
電源の正極端子に接触されるため、モータ21が伸長時
の逆方向に回転駆動される。従って、チェーン式駆動機
構20の作動により両スライドアーム16がガイドレー
ル14に沿って内側へ移動され、テレビカメラ8が車両
の走行時の邪魔にならない原位置に復帰される。そして
スライドアーム16のストロークエンドにおいて、ドッ
グ40が縮小停止用及びテレビ電源投入用のリミットス
イッチ37,39に当接してこれをOFFとするため、
モータ21が停止し、モニタテレビ9の電源が切れる。
なお、この縮小作動時に伸長停止用のリミットスイッチ
38はドッグ41から離れ、ONに切換えられる。
第7図はモータ制御回路の変更例を示している。この変
更例は、伸縮切換スイッチ42に自己保持回路を設けた
ものであり、具体的には伸長用と縮小用の各回路にそれ
ぞれリレーR1,R2を設け、それらリレーR1,R2
の接点R1a,R2aを伸縮切換スイッチ42に並列に
挿入したものである。従って、このような構成としたと
きは切換スイッチ42を指で操作位置に保持する必要が
なくなり、操作の簡便化が図られる。
更例は、伸縮切換スイッチ42に自己保持回路を設けた
ものであり、具体的には伸長用と縮小用の各回路にそれ
ぞれリレーR1,R2を設け、それらリレーR1,R2
の接点R1a,R2aを伸縮切換スイッチ42に並列に
挿入したものである。従って、このような構成としたと
きは切換スイッチ42を指で操作位置に保持する必要が
なくなり、操作の簡便化が図られる。
なお、モニタテレビ9は左側用と右側用との2台を用意
しても良いが、1台のモニタテレビ9に左側と右側とを
切換えて写し出すようにしても差支えない。また、前方
確認装置7は図示の親子リフトに限るものではなく、通
常のフォークリフトに適用できることは勿論である。さ
らにまた、前方確認装置7におけるテレビカメラ8の駆
動機構20は図示のチェーン30に変え、ベルトを利用
しても差支えない。
しても良いが、1台のモニタテレビ9に左側と右側とを
切換えて写し出すようにしても差支えない。また、前方
確認装置7は図示の親子リフトに限るものではなく、通
常のフォークリフトに適用できることは勿論である。さ
らにまた、前方確認装置7におけるテレビカメラ8の駆
動機構20は図示のチェーン30に変え、ベルトを利用
しても差支えない。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、フォークリフト
に前方確認装置を設けたことにより、大型の荷物を積ん
だ場合の同大型荷物による死角部分を運転席上におい
て、前方確認装置により確認することができるので、大
型荷物を取り扱う上での作業能率の向上と安全性の向上
に大きく役立つものである。
に前方確認装置を設けたことにより、大型の荷物を積ん
だ場合の同大型荷物による死角部分を運転席上におい
て、前方確認装置により確認することができるので、大
型荷物を取り扱う上での作業能率の向上と安全性の向上
に大きく役立つものである。
また、本考案では前方確認装置を元々の死角部分である
フロントプロテクタの前面に設置したことにより、通常
時において、その存在が前方視野を阻害することになら
ず、また荷物を取り扱うフォークからも離隔した位置と
なり、荷物等との接触問題を回避し得るとともに、許容
荷重の低減を招くこともない。
フロントプロテクタの前面に設置したことにより、通常
時において、その存在が前方視野を阻害することになら
ず、また荷物を取り扱うフォークからも離隔した位置と
なり、荷物等との接触問題を回避し得るとともに、許容
荷重の低減を招くこともない。
しかも、本考案の前方確認装置は、前方撮影用のテレビ
カメラを支持するための2本のスライドアームを上下配
置とし、これらをモータを駆動源とするチェーン式又は
ベルト式の駆動機構によって伸縮作動させる構成を採用
したことにより、1つの駆動機構により上下2本のスラ
イドアームを駆動できるため、装置のコンパクト化が達
成される。従って、フロントプロテクタの前面という位
置に設定しながら、その前方位置のマスト及び下方位置
のティルトシリンダとの干渉を回避したレイアウトが達
成される。
カメラを支持するための2本のスライドアームを上下配
置とし、これらをモータを駆動源とするチェーン式又は
ベルト式の駆動機構によって伸縮作動させる構成を採用
したことにより、1つの駆動機構により上下2本のスラ
イドアームを駆動できるため、装置のコンパクト化が達
成される。従って、フロントプロテクタの前面という位
置に設定しながら、その前方位置のマスト及び下方位置
のティルトシリンダとの干渉を回避したレイアウトが達
成される。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は前方確認装置の
正面図、第2図は分解斜視図、第3図はフロントプロテ
クタに装着した状態の概略斜視図、第4図は親子リフト
の全体を示す概略側面図、第5図はモータ及びテレビ用
の電気回路図、第6図はテレビカメラの伸縮作動態様と
リミットスイッチの作動を示す略図、第7図は電気回路
の変更例を示す。 1…親リフト、5…子リフト 7…前方確認装置、8…テレビカメラ 9…モニタテレビ、10…伸縮機構 14…ガイドレール、16…スライドアーム 20…駆動機構、21…モータ 24,25…スプロケットホイール 30…チェーン
正面図、第2図は分解斜視図、第3図はフロントプロテ
クタに装着した状態の概略斜視図、第4図は親子リフト
の全体を示す概略側面図、第5図はモータ及びテレビ用
の電気回路図、第6図はテレビカメラの伸縮作動態様と
リミットスイッチの作動を示す略図、第7図は電気回路
の変更例を示す。 1…親リフト、5…子リフト 7…前方確認装置、8…テレビカメラ 9…モニタテレビ、10…伸縮機構 14…ガイドレール、16…スライドアーム 20…駆動機構、21…モータ 24,25…スプロケットホイール 30…チェーン
Claims (1)
- 【請求項1】フロントプロテクタの前面に取付けられた
ベースプレートと、このベースプレートに取付けられた
水平なガイドレールと、このガイドレールに段違い状に
取付けられて車体側方に伸縮可能な上下のスライドアー
ムと、それらスライドアームの伸出側先端にそれぞれ設
置されたテレビカメラと、前記両スライドアームを互い
に反対向きに移動させるためのモータを駆動源とするチ
ェーン式又はベルト式の駆動機構と、前記テレビカメラ
にて撮影された影像を写し出すための運転席の近傍に設
置されたモニタテレビとを備えたフォークリフトの前方
確認装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19029487U JPH0615971Y2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 | フォークリフトの前方確認装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19029487U JPH0615971Y2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 | フォークリフトの前方確認装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0194400U JPH0194400U (ja) | 1989-06-21 |
JPH0615971Y2 true JPH0615971Y2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=31481279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19029487U Expired - Lifetime JPH0615971Y2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 | フォークリフトの前方確認装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0615971Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006069778A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Nissan Motor Co Ltd | フォークリフトの荷役確認装置 |
JP2011195334A (ja) * | 2010-09-03 | 2011-10-06 | Shinmei Ind Co Ltd | フォークリフトの安全装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10323641A1 (de) * | 2003-05-26 | 2005-01-05 | Daimlerchrysler Ag | Bewegliche Sensoreinrichtung am Lastmittel eines Gabelstaplers |
JP2020090381A (ja) * | 2018-12-07 | 2020-06-11 | 中西金属工業株式会社 | フォークリフトの注意喚起システム、及びフォークリフト |
-
1987
- 1987-12-15 JP JP19029487U patent/JPH0615971Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006069778A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Nissan Motor Co Ltd | フォークリフトの荷役確認装置 |
JP2011195334A (ja) * | 2010-09-03 | 2011-10-06 | Shinmei Ind Co Ltd | フォークリフトの安全装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0194400U (ja) | 1989-06-21 |
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