JP2603594Y2 - 移動装置付き車両用テスタ - Google Patents

移動装置付き車両用テスタ

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JP2603594Y2
JP2603594Y2 JP1993014294U JP1429493U JP2603594Y2 JP 2603594 Y2 JP2603594 Y2 JP 2603594Y2 JP 1993014294 U JP1993014294 U JP 1993014294U JP 1429493 U JP1429493 U JP 1429493U JP 2603594 Y2 JP2603594 Y2 JP 2603594Y2
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博 田上
廣 田中
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安全自動車株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の車幅に対応して
前輪ないし後輪を載置して、ブレーキテスト、スピード
テスト等の車両テストを行なう移動装置付き車両用テス
タに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に車両のブレーキテスト及びスピー
ドテスト等の車両テストは、車両の軸芯に対し左右一対
の台車を設け、該台車上に前後に平行の一対の受支ロー
ラをそれぞれ設け、これらのローラ上に車両の前輪ない
し後輪を載置して所要のテストを行なっている。然し、
これら従来の車両用テスタでは前記台車が固定されてい
るため、車両の大きさにより車輪幅が異なるため車幅に
応じたテスタを用意しなければならなかった。そのた
め、最近は、図8、図9に見るように、ピット50内
に、車両軸芯Aに対し直角に取り付けフレーム51を設
け、該フレームの上部部材に前記車両軸芯Aに直行する
レール52、52を前後に平行に配設し、該レール上に
圧力シリンダ57a、57bを介して前記軸芯Aを中心
にして左右に横行可能の一対の台車53a、53bを設
け、上記台車上には前後に配設した一対の受支ローラ5
5a、55bを軸支させ、これらのローラをモータ58
a、58bを含む駆動系に適宜連結して前記ローラ上に
受支した車両の前輪ないし後輪B、Bを受支させ所要の
車両テストをするようにしたものが用いられるようにな
つてきている。なお、前記一対の受支ローラ55a、5
5bの間には脱出リフタ56a、56bを設け、車両の
テスタへの導入時には前記リフタを上昇させテスト時に
はリフタを下降させ車輪B、Bを確実に受支出来るよう
にしてある。
【0003】上記左右移動可能にした台車を持つテスタ
においては、例えば図8に示すように、車輪幅を予め測
定する測定手段59a、59bを設け(特開平4ー12240
に開示)、該測定手段からの出力信号により遠隔制御手
段を介して、前記車輪幅に応じて前記台車53a、53
bを圧力シリンダ57a、57bを介して自動的に設定
する構成にしている。上記測定手段には、超音波送受信
器等の車輪の位置を測定できるものを使用し、台車の位
置制御には油圧シリンダないし位置制御可能の制御モー
タが使用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】然し、上記構成におい
ては、前記車輪幅の測定手段と該手段からの出力信号に
よる位置設定用の遠隔制御手段等の制御系、位置設定用
駆動系を必要とし設備費が嵩み、またテストの前段とし
ての前記測定手段による車輪幅の測定作業を必要とし、
テスト作業が煩雑になる問題があった。一方、車輪幅
は、車種に応じた基準値が決められているので、前記受
支ローラ幅を広めにすれば前記台車の設定位置は前記車
種に応じた基準位置に設定すれば良く、個々の試験車に
対応して台車の位置をいちいち設定する必要がない。
【0005】本考案は、上記上記事項に鑑みなされたも
ので、試験車両の車種に応じてた複数段切り換え設定手
段を有する移動装置を持ち、移動後本体ロック装置不要
の低コストの簡便な車両テスタの提供を目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案はかかる技術的課
題を達成するために、車両の軸芯に対し直角方向に設け
たレール上の二組の台車を移動装置により左右所定位置
に設定し、該台車上に軸支した一対の平行の受支ローラ
に車両の前輪ないし後輪を載置して、車両のブレーキ及
びスピードテストを行なう車両用テスタを用意し、前記
移動装置を、車種の基準車幅ごとに移動設定できる圧力
シリンダと、前記台車の移動により押し当てられて該台
車を停止させるコッタ及び楔状コッタを備えて前記圧力
シリンダの作動により該台車を停止位置に維持させる
型ロック機構とよりなる複数段切り換え設定手段と、誤
動作防止用インタロック回路と移動表示回路とを含む操
作制御手段と、より構成したことを特徴とする。前記複
数段切り換え設定手段は、普通車と大型幅広車の2車種
に対応する2段切り換え設定手段より構成しても良い。
【0007】
【作用】上記技術手段によれば、車両の車輪幅は、車種
毎に設定された基準値(例えば普通車に対しては1600m
m、大型幅広車に対しては2400mm)に近い値を持ってい
るため、受支ローラの幅を大きめにすれば、前記台車の
移動設定は前記基準値によって設定すれば良く、複雑な
測定手段とそれに対応する制御手段と位置設定用駆動系
の設置は必要がなくなる。また、前記測定作業もする必
要がない。また、台車の移動用に用いた圧力シリンダと
所定設定位置に予め設けた楔形ロック機構とにより、台
車は所定位置に移動停止することができるとともに、押
し勝手に構成した前記圧力シリンダの押圧力により台車
を確実に前記停止位置を保持することが出来、試験中の
安全を保持できる。また、操作制御手段に誤動作防止用
インタロック回路と移動表示回路を設けてあるため、そ
の作動により、台車の移動及びテスト中の安全を保持す
ることが出来る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の好適な実施例
を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等
は特に特定的な記載がないかぎりは、この考案の範囲を
それに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。本考案の正面図を示す図1と、側面図を示す図2に
より本考案の概要を説明すると、ピット50内に設けた
車両軸芯Aと直角に配設した2本のレール52、52上
に左右一対の台車53a、53bを設け、前記台車上に
は駆動用モータ58a、58bにより駆動されるように
した前後一対の平行の受支ローラを軸支する構成とし、
前記受支ローラの間には脱出リフタ56a、56bを昇
降可能に設け、車両の前輪ないし後輪を載置ないし脱出
出来るよう構成する。
【0009】前記台車は、本考案の要部である移動装置
の複数切り換え設定手段である2段切り換え設定手段
(図においてLは普通車の場合1600mm、大型幅広車の場
合2400mm)10a、10bにより左右に横動して所定位
置に移動設定出来るように構成する。図3に示すよう
に、上記2段切り換え設定手段10aは、前記レール5
2を取り付けフレーム 51の上部構造部材511に設
け、前記レール上を台車53aの下部構造部材531a
に固設したスライドシュー54を介して前記台車を摺動
させるようにした復動圧力シリンダ11aと楔型ロック
機構15a、15bとより構成する。図3のIVーIV視図
である図4と、図4のVーV視図である図5に見るよう
に、前記台車53aが矢印C方向に移動するときは、コ
ッター13と楔状コッター14aとの当接により前記移
動は停止され、且つ圧力シリンダ11aの押し勝手の状
態にある押圧力により楔型ロック機構15aが形成され
て台車を前記停止位置に停止状態を維持する構成にして
ある。また、台車 53aが矢印Dの方向に移動すると
きは、コッター13と楔状コッター14bとの当接によ
り前記移動は停止され、且つ圧力シリンダ11aの押し
勝手の状態にある押圧力により楔形ロック機構15bが
形成されて台車を前記停止位置に停止状態を維持するよ
うに前記15a同様に構成する。なお、コッタ13は図
4に見るように取り付けフレーム51の上部構造部材5
11に設けたフレーム押さえ12に取り付け用ピース1
2aを介して設けられ、楔状コッタ14a、14bは台
車53aの下部構造部材531aに取り付け用ピース5
32aを介して設けられている。
【0010】上記構成は、普通車と大型幅広車の2車種
に対応する2段複数段切り換え設定手段の場合を示して
あるが、更に切り換え段数を増やす場合は、その新たに
増えた停止箇所に図6の第2の実施例に示すようにコッ
ター13を持ったガイド付きフレーム押さえ16をシリ
ンダ17により回動自在に設けても良い。即ち、使用時
には矢印E方向に回動させる。
【0011】以下に、図7に示す2段切り換え設定手段
のフローチャートにより、操作制御手段の作動状況を説
明する。 ステップ20で、 電源スイッチON ステツプ21で、 移動位置選定切り換えスイッチを
「大」に設定 ステツプ22で、 操作ボタンON ステツプ23で、 モータ駆動回路ONか? NOでス
テツプ24に移行(モータ駆動に対するインタロック回
路) ステップ24で、 脱出リフタが上昇しているか? Y
esでステップ25と28に移行(脱出リフタに対する
インタロック回路) ステツプ25で、 圧力シリンダ作動(台車53aが矢
印D方向に移動) ステップ26で、 コッター13に付設したリミットス
イッチON、台車53aが移動位置「大」で停止、楔形
ロック機構で台車をロック、 ステツプ27で、 タイマT作動、 ステツプ28で、 ステツプ25の作動と同時にパトラ
イトON、 ステツプ29で、 前記ステツプ27のタイマTの作動
により所定時間だけ前記リミットスイッチの作動時より
遅れてOFF、(台車がすでに移動位置「大」に位置し
ているときは操作ボタンONとともに前記所定時間だけ
パトライトが点灯して台車が移動位置「大」に位置する
ことを表示する) ステップ30で、 パトライト消灯後試験車両を台車上
に導入(脱出リフタは上昇している)、導入後脱出リフ
タ下降、車輪Bを受支、モータ駆動回路ON、テスト開
始、 ステップ31で、 テスト終了、モータ駆動回路OF
F、脱出リフタ上昇、 ステツプ32で、 車両後退、 ステツプ33で、 移動位置選定切り換えスイッチOF
F(ニュートラル) ステツプ34で、 圧力シリンダOFF ステップ35で、 END 上記構成の操作制御回路には、ステップ23、24に示
すモータ駆動回路と脱出リフタに対する誤動作防止用の
インタロック回路と、ステップ28、27、29に示す
移動表示回路等の安全装置を内蔵するよう構成する。な
お、圧力シリンダの作動用圧力源の所定圧以下の圧力降
下に対する保安用の圧力スイッチを電源部に設けてある
ことは勿論である。
【0012】
【考案の効果】以上記載した如く本考案によれば、種々
の車両に対し、従来見受けられた複雑な車輪幅の測定手
段やそれに対応する制御手段と位置設定用駆動系の設置
は不要となり、且つ簡単な操作により安全に車両テスト
を行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の概要を示す平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図2の2段切り換え設定手段10aの要部拡大
側面図である。
【図4】図3のIVーIV視図である。
【図5】図4のVーV視図である。
【図6】本考案の別の実施例を示す図である。
【図7】本考案の操作制御手段の作動状況を示すフロー
チャート図である。
【図8】従来の車両用テスタの概要を示す平面図であ
る。
【図9】図8の側面図である。
【符号の説明】
10a 2段切り換え設定手段 10b 2段切り換え設定手段 11a 圧力シリンダ 12 フレーム押さえ 16 フレーム押さえ 13 コッタ 14a 楔状コッタ 14b 楔状コッタ 15a 楔型ロック機構 15b 楔型ロック機構 51 取り付けフレーム 52 レール 53a 台車 53b 台車 54 スライドシュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/00 - 17/007 G01L 5/28

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の軸芯に対し直角に設けたレール上
    を移動装置により二組の台車を左右所定位置に設定し、
    該台車上に軸支した一対の平行の受支ローラに車両の前
    輪ないし後輪を載置して、車両のブレーキ及びスピード
    テストを行なう車両用テスタであって、 前記移動装置を、車種の基準車幅ごとに移動設定できる
    圧力シリンダと、前記台車の移動により押し当てられて
    該台車を停止させるコッタ及び楔状コッタを備えて前記
    圧力シリンダの作動により該台車を停止位置に維持させ
    楔型ロック機構とよりなる複数段切り換え設定手段
    と、誤動作防止用インタロック回路と移動表示回路とを
    含む操作制御手段と、より構成したことを特徴とする移
    動装置付き車両用テスタ。
  2. 【請求項2】 前記複数段切り換え設定手段は、普通車
    と大型幅広車の2車種に対応する2段切り換え設定手段
    より構成した請求項1記載の移動装置付き車両用テス
    タ。
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