JP2844164B2 - 機械式駐車装置用走行台車 - Google Patents

機械式駐車装置用走行台車

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JP2844164B2
JP2844164B2 JP6054590A JP5459094A JP2844164B2 JP 2844164 B2 JP2844164 B2 JP 2844164B2 JP 6054590 A JP6054590 A JP 6054590A JP 5459094 A JP5459094 A JP 5459094A JP 2844164 B2 JP2844164 B2 JP 2844164B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行台車を中継して駐
車室に車両を受渡しする機械式駐車装置に係り、より詳
しくは、走行台車上に置かれた車両のドアの開放を防止
する為のドア解放防止装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、機械式駐車装置用走行台車に
は、搬送中の車両のドアが開き、走行台車からはみ出す
ことによる、駐車場設備及び車両のドアの破損を防止す
る為、半ドアであっても一定以上のドアの開放を規制す
るドア開放防止装置が設けられている。これらについて
は、特開昭63−161268号公報及び、実開平3−
20660号公報等にすでに開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ドア開放防止装置は、セダンタイプ等の、キャビン及び
乗降用ドアが前輪と後輪の間にある車両に対応したもの
であった。したがって、乗降用ドアが前輪の上方にある
ハイルーフ車に対しては、ドア開放防止を施すことがで
きなかった。
【0004】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、走行台車上の所定位置に置かれた車両の側面に沿
う前後位置に、車両幅方向に2つの回転軸を設け、該回
転軸にアーム部材を設け、かつ前記回転軸のいずれか一
方にV字型をなすようにアーム部材を連動可能に設ける
ことにより、広範囲に渡るドア開放防止機能を持たせ
た、機械式駐車装置用走行台車のドア開放防止装置を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る手段は、走行台車の走行路に沿って複数
の駐車室を配設し、前記走行台車及び前記各駐車室のそ
れぞれに、相互間で車両の受け渡しを行う車両受け渡し
手段を設けてなる機械式駐車装置用走行台車において、
前記走行台車上の所定位置に置かれた車両の側面に沿う
前後位置に、車両幅方向に伸ばして2つの回転軸を設
け、前記各回転軸にアーム部材の一端を取付け、前記各
アーム部材のいずれか一方の回転軸を共用して副アーム
部材の一端を枢着し、該回転軸を共用するアーム部材及
び副アーム部材を連動可能に連結したことを特徴とす
る。
【0006】本発明において、前記アーム部材と前記副
アーム部材とを、V字形をなすように連結部材で連結す
ることが望ましい。又、該連結部材は回転継手を介して
連結された2つのリンクよりなり、各リンクの一端がア
ーム部材と回動自在に連結されていることが望ましい。
又、上記回転軸は各々独立の駆動手段を持ち、該回転軸
に取付けられたアーム部材は、相互に逆方向に回動する
ことができる。
【0007】更に、前記回転軸に被認識部材を回動自在
に設け、該回転軸に固定手段によって固定し、前記被認
識部材を認識する近接センサを該回転軸に近接する位置
に設けることが望ましい。
【0008】本発明はまた、走行台車の走行路に沿って
複数の駐車室を配設し、前記走行台車及び前記各駐車室
のそれぞれに、相互間で車両の受け渡しを行う車両受け
渡し手段を設けてなる機械式駐車装置用走行台車におい
て、前記走行台車上の所定位置に置かれた車両の側面に
沿う位置に、車両の前後方向に所定の間隔を開けて、か
つ車両幅方向に伸ばして3つの回転軸を設け、各回転軸
にアーム部材の一端を取付け、各々のアーム部材に動力
を伝えることを特徴とする。
【0009】
【作用】走行台車上の所定位置に置かれた車両の側面に
沿う前後位置に、車両幅方向に伸ばして2つの回転軸を
設け、前記各回転軸にアーム部材の一端を取付け、前記
各アーム部材のいずれか一方の回転軸を共用して副アー
ム部材の一端を枢着し、該回転軸を共用するアーム部材
と副アーム部材とを連動可能に連結したことにより、前
記アーム部材と副アーム部材とで共用する回転軸を駆動
すると、主アーム部材が回転し、該主アーム部材の回転
に副アーム部材が追従する。よって、主アーム部材と副
アーム部材とを1つの駆動源で駆動することができる。
【0010】また、本発明においては、前記アーム部材
と前記副アーム部材とを、V字形をなすように連結部材
で連結したことによって、前記アーム部材と前記アーム
との双方で、アームの届く範囲を広げる。該連結部材は
回転継手を介して連結された2つのリンクよりなり、各
リンクの一端がアーム部材と回動自在に連結した場合に
は、各継手部分で折りたたまれて並列に重なり、小さく
格納される。又、回転軸は各々独立の駆動手段を持ち、
前記回転軸に取付けられたアーム部材が相互に逆方向に
回動する場合には、各アームの回動範囲を別々に設定す
ることができる。
【0011】前記回転軸に被認識部材を回動自在に設
け、該回転軸に固定手段によって固定し、前記被認識部
材を認識する近接センサを該回転軸に近接する位置に設
ける場合には、前記回転軸の回動に伴って前記被認識部
材も回動し、被認識部材と前記近接センサが対向する位
置で近接センサが反応し、該近接センサの信号により、
前部回転軸及び後部回転軸を駆動する駆動手段を制御す
るので、被認識部材の位置設定によって、アーム部材の
回動角度を自在に設定することができる。
【0012】又、走行台車上の所定位置に置かれた車両
の側面に沿う位置に、車両の前後方向に所定の間隔を開
けて、かつ車両幅方向に伸ばして3つの回転軸を設け、
各回転軸にアーム部材の一端を取付け、各々のアーム部
材に動力を伝える場合には、アーム部材と、副アーム部
材を連結する為の連結部材は不要になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0014】図2は、本発明を実施する機械式駐車装置
である。走行台車1は車輪1aを介して、走行レール2
上で水平移動可能である。走行レール2に沿って、走行
台車が移動可能な幅を有する走行路3が走行レールに沿
って設けられており、走行路脇には、複数段複数列をな
して、多数の駐車室4が設けられている。図2において
は、駐車室4はガイドレールの一側のみ表しているが、
両側に駐車室を設けることが多い。
【0015】駐車室4には、1室ごとに、その床上に車
両受け渡し手段である前コンベア4a及び後コンベア4
bが走行路3に向けて設けられている。特に前コンベア
4aには、前輪の前後方向に対する位置決め装置(図示
省略)を設けている。又、多数の駐車室の一角に車両を
乗り入れ乗り出すための入出庫室5が設けられている。
又、特に入出庫室5に車両用エレベータ(図示省略)を
設けて、上部階層又は駐車装置の外部に車両を送るよう
にする場合があり、入出庫室以外の駐車室の1室に車両
用エレベータを設ける場合もある。又、入庫室と出庫室
を別に設ける場合もある。前記3例の場合は、各階層ご
とに、走行台車1及び走行レール2を設ける。更に、駐
車室の1室に昇降装置を設けずに、走行台車1に昇降装
置であるリフターを設ける場合もある。この場合は、図
2のように、走行台車1及び走行レール2は、最下階に
一組設ける。
【0016】前記の機械式駐車装置用走行台車について
を図3、図4で説明する。図3は、リフター付き走行台
車6である。走行台車フレーム7上に昇降部フレーム8
を四隅に設け、該フレーム8をガイドとする昇降装置フ
レーム9が上下動自在に設けられている。昇降装置フレ
ーム9は、カウンターウエイトWを介してエンドレスに
接続された昇降用チェーン10を介して、昇降用モータ
ー11とつながっている。走行台車フレーム7の両側に
は走行レール2上を走行する走行車輪7aが設けられて
おり、走行台車フレーム7上の走行用モーター11aに
より駆動される。
【0017】前記昇降装置フレーム9には、走行路3を
横切る方向に延びる車両受け渡し手段である前コンベア
12及び後コンベア13が設けられており、前述の、駐
車室4の1室ごとに設けられた前コンベア4a及び後コ
ンベア4bと同じ幅と間隔で設置されている。搬送車両
を乗せた昇降装置フレーム9は、昇降用モーター11を
駆動することにより、走行台車1が走行レール2上を走
行中であっても昇降可能である。
【0018】図4に、リフターを持たない走行台車6a
を示す。前記のリフター付き走行台車6との違いは、走
行台車フレーム7に直接前コンベア12及び後コンベア
13を設けている点である。その他、走行レール上を走
行する為の機構は同一である。
【0019】次に、機械式駐車装置の動作を図2におい
て説明する。車両50を入出庫室5に駐車するときに
は、前後の位置決め装置(図示省略)がついた前コンベ
ア4a上に前輪を乗せ、走行台車1に対する前後方向の
位置決めを行う。車両50は、入出庫室5より走行台車
1へ移載するときは、最初に前コンベア4a及び後コン
ベア4bを駆動することにより走行台車1方向に移動
し、続いて走行台車1上に設けた前コンベア12及び後
コンベア13によって走行台車中央に移動する。このと
き車両の前後方向の位置は走行台車に移載されても変化
しない。又、入出庫室で車両50が走行台車1の前後方
向に対して斜めに停車した場合でも、入出庫室5より走
行台車1へ移載する時に、前後のコンベアの送り量を調
整することにより、台車に平行な向きに矯正される。し
たがって、車両50の前輪は、常に所定位置に置かれる
ことになる。この後走行台車1はレール上を走行し、例
えば駐車室4cの前に進み、前コンベア12及び後コン
ベア13と、駐車室4c内に設けた前コンベア4a及び
後コンベア4bにより、車両50を例えば駐車室4c内
に移送する。出庫のときは、入庫と逆の動作をする。
【0020】ここで、本発明のドア開放防止装置を前記
リフター付き走行台車6に用いた場合を、図1及び図5
〜図8に基づいて説明する。図1に示すように、昇降装
置フレーム9上の前コンベア12と後コンベア13の間
に、車両幅方向に伸ばした前部回転軸14を設け、前部
回転軸14に主アーム部材15の一端15aを固定す
る。又、副アーム部材16の一端16aを前部回転軸1
4に枢着する。そして、主アーム部材15及び副アーム
部材16の中間部を回転継手17aを介して連結部材1
7で連結する。連結部材17は折り畳み自在な2つのリ
ンク17bよりなり、回転継手17aで連結されてい
る。又、前部回転軸14よりも後コンベア13寄りに、
車両幅方向に伸ばした後部回転軸18を設け、後部回転
軸18に後部アーム部材19の一端19aを固定する。
各アーム部材には板圧1.6mm直径20mm程度の電
線パイプ等の安価な一般材料を用いても良い。
【0021】図5に示すように、前部回転軸14及び後
部回転軸18にはギアボックス20及び21を介して、
アーム部材の駆動手段であるブレーキ付きモーター22
および23が取付けられており、各アーム部材を前後方
向に回動駆動する。各アームの停止時の位置固定は、モ
ーターのブレーキ機能を利用する。
【0022】図1に示すように主アーム部材15は矢印
Aの回動角度を有し、副アーム部材16は矢印Bの回動
角度を有し、後部アーム部材19は矢印Cの回動角度を
有する。これらの角度設定手段は、前方回転軸を例に説
明すると、図6に示すように回転軸14に、被認識部材
であるドグ24が回動自在に取付けられており、主アー
ム部材15に対し任意の角度で、ボルト又はピンのよう
な固定手段によって前部回転軸14に固定することがで
きる。前部回転軸14の下方には、近接センサ25が設
けられている。近接センサによりドグ24を検知し、前
記回動角度を制御する。後部回転軸18にも同様の機構
を持たせる。副アーム部材16に関しては、連結部材1
7の長さにより回動角度が決定される。
【0023】前記ドア開放防止装置の構成は、走行台車
の左右両側に設けるが、アーム部材の動力源であるモー
ターは、必ずしも各々の回転軸毎に設ける必要は無く、
動力伝達軸や動力伝達ベルト等を設けて、両側に1個づ
つ、若しくは前方回転軸の左右両側で1個後方回転軸
の左右両側で1個、又は1個のモーターで全てのアーム
部材を駆動してもよい。
【0024】ここで、本発明の動作方法を説明する。前
述の通り、車両50は図7(a)のように、前輪を前コ
ンベア12に、後輪を後コンベア13に乗せ、昇降装置
フレーム9中央の所定位置に置かれる。このとき各アー
ム部材は格納状態にある。主アーム部材15と副アーム
部材16を連結する連結部材17は、回転継手17aで
折れ曲がり、並列に重なって小さく格納されている。主
アーム部材15の回動軌跡と副アーム部材18の回動軌
跡とは、位置関係がずれているので、接触することなく
昇降装置フレーム9の上面内に格納される。
【0025】次に、図7(b)に示すように、主アーム
部材15及び後部アーム部材18を前記モーター22及
び23によって回動させる。すると、主アーム部材15
及び後部アーム部材18にモータ22,23の動力が伝
達され、主アーム部材15は矢印A(図1)の角度だけ
回動した後に停止し、後部アーム部材19は矢印C(図
1)の角度だけ回動した後に停止する。副アーム部材1
6は連結部材17で主アーム部材15に連結されている
ので、主アーム部材15の動作に追従して、矢印Bの角
度だけ回動(図1)した後に停止する。主アーム部材1
5は1BOX車等のハイルーフ車の前部ドア51の位置
に至るように回動するよう設定されている。又、図7
(c)に示すように、副アーム部材16はセダンタイプ
等の車両の前部ドア52の位置に至るように、後部アー
ム部材19は、後部ドア53の位置に至るように回動す
るよう設定されている。
【0026】これを図6で主アーム部材を例に説明する
と、前部回転軸14に回動自在に設けたドグ24の位置
を、固定手段により、主アーム部材15の格納位置から
角度Aだけ回動したときに近接センサ25とドグ24が
相対するように固定する。主アーム部材15が格納位置
から回動し、ドグ24と近接センサ25が対向するとモ
ーターの動作を停止させる。格納位置においてもドグ2
4と近接センサ25が対向するようにドグ24を固定し
ているので、常に角度Aだけ主アームは回動することに
なる。後部回転軸18にも同様の角度設定手段を設けて
いるので、角度Cが設定される。車両のドア位置は、車
種が異なっても、車両の大きさによりおおむね一定であ
るので、各アーム部材の長さ及び回動角度は、本発明を
用いる機械式駐車場に収容可能な大きさの車両のドアを
網羅するように設定する。
【0027】又、各アームの動作は、走行台車1の四隅
に設けられたエリアセンサ(図示省略)によって車両5
0が所定位置よりはみ出していないことを確認した後に
行う。エリアセンサに車両の車体の一部が検知されたと
きは、所定位置よりずれていることになるので、各アー
ム部材をはじめ、走行台車の動作は停止し、誤動作によ
る事故を防止する。走行台車の移動が終わった時点で、
各アーム部材は図7(a)のように、前後コンベア間で
車両のフロアパンに接触しない位置に格納される。
【0028】その他の実施例としては、図8(a)に示
すように、副アーム部材16の一端16aを後部回転軸
に枢着し、副アーム部材16と後部アーム部材19の中
間部を連結部材17で連結し、主アーム部材5を単独動
作するよう構成したり、図8(b)に示すように各アー
ム部材を独立支持し、各々のアーム部材に動力を伝える
手法でも良い。又、本発明は、リフタを持たない走行台
車6aや、パレットを走行台車と駐車室間で受け渡す手
法による機械式駐車装置も適応対象とする。
【0029】
【発明の効果】本発明はこのように構成したので、以下
のような効果を有する。本発明においては、走行台車上
の所定位置に置かれた車両の側面に沿う前後位置に、車
両幅方向に伸ばして2つの回転軸を設け、前記各回転軸
にアーム部材の一端を取付け、前記各アーム部材のいず
れか一方の回転軸を共用して副アーム部材の一端を枢着
し、該回転軸を共用するアーム部材と副アーム部材とを
連動可能に連結したことにより、アーム部材の届く範囲
が広がり、従来ドア開放防止がなされていなかったハイ
ルーフ車に対しても、効果を発揮することができる。
又、副アーム部材はアーム部材の動作を受けて動作する
ので、副アーム部材の為の駆動手段を省略できる。
【0030】又、前記アーム部材と前記副アーム部材と
を、V字形をなすように連結部材で連結し、かつ、該連
結部材を、回転継手を介して連結された2つのリンクよ
りなり、各リンクの一端がアーム部材と回動自在に連結
した場合には、アーム部材の届く範囲が広くなり、さま
ざまな形状の車両に対応できる。又、各継手部分で折り
たたまれて並列に重なり、小さく格納されるので、アー
ム部材の格納部位近辺に大きな収納スペースを必要とせ
ず、台車上のスペースの有効利用が図れる。
【0031】回転軸は各々独立の駆動手段を持ち、前記
回転軸に取付けられたアーム部材が相互に逆方向に回動
する場合には、各アームの回動範囲を別々に設定するこ
とができるので、アーム部材が起立している時にはより
広い範囲のドアをカバーし、収納時には前コンベアと後
コンベアの間に収納することができる。更に、前部回転
軸及び後部回転軸にドグを回動自在に設け、任意の角度
に固定することにより、アーム部材の回動角度を自在に
設定することができるので、回動角度の設定及び設定後
の調整が容易である。
【0032】又、主アーム部材と、副アーム部材と、後
部アーム部材とをそれぞれ別個の回転軸に取付け、各々
のアーム部材に動力を伝えると、連結部材が不要になる
ので、アーム部材の構造は単純になる。各々のアーム部
材の回動角度一定で、いかなるドア配置の車両にもドア
開放防止を施すことができるので、アーム部材の回動角
度を複雑に制御する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すドア開放防止装置の部
分側面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す機械式駐車装置の摸式
図である。
【図3】本発明の一実施例を示す機械式駐車装置用リフ
ター付き走行台車の摸式図である。
【図4】本発明の一実施例を示す機械式駐車装置用走行
台車の摸式図である。
【図5】本発明の一実施例を示すドア開放防止装置の部
分上面図である。
【図6】本発明の一実施例を示すドア開放防止装置の回
転軸部分の詳細図である。
【図7】本発明の一実施例を示すドア開放防止装置の動
作説明図である。
【図8】本発明の他の実施例を示すドア開放防止装置の
部分側面図である。
【符号の説明】
1 走行台車 3 走行路 4 駐車室 4a 前コンベア 4b 後コンベア 6 リフター付き走行台車 6a リフターを持たない走行台車 12 前コンベア 13 後コンベア 14 前部回転軸 15 主アーム部材 16 副アーム部材 17 連結部材 17a 回転継手 17b リンク 18 後部回転軸 19 後部アーム部材 22 ブレーキ付きモーター 23 ブレーキ付きモーター 24 ドグ 25 近接センサ 50 車両

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行台車の走行路に沿って複数の駐車室
    を配設し、前記走行台車及び前記各駐車室のそれぞれ
    に、相互間で車両の受け渡しを行う車両受け渡し手段を
    設けてなる機械式駐車装置用走行台車において、前記走
    行台車上の所定位置に置かれた車両の側面に沿う前後位
    置に、車両幅方向に伸ばして2つの回転軸を設け、前記
    各回転軸にアーム部材の一端を取付け、前記各アーム部
    材のいずれか一方の回転軸を共用して副アーム部材の一
    端を枢着し、該回転軸を共用するアーム部材及び副アー
    ム部材を連動可能に連結したことを特徴とする機械式駐
    車装置用走行台車。
  2. 【請求項2】 前記アーム部材と前記副アーム部材と
    を、V字形をなすように連結部材で連結したことを特徴
    とする請求項1に記載の機械式駐車装置用走行台車。
  3. 【請求項3】 連結部材は回転継手を介して連結された
    2つのリンクよりなり、各リンクの一端がアーム部材と
    回動自在に連結されていることを特徴とする請求項2に
    記載の機械式駐車装置用走行台車。
  4. 【請求項4】 前記回転軸は、各々独立の駆動手段を持
    つことを特徴とする請求項1、2及び3のいずれか一項
    に記載の機械式駐車装置用走行台車。
  5. 【請求項5】 アーム部材は、相互に逆方向に回動する
    ことを特徴とする請求項1、2、3及び4のいずれか一
    項に記載の機械式駐車装置用走行台車。
  6. 【請求項6】 前記回転軸に被認識部材を回動自在に設
    け、該回転軸に固定手段によって固定し、前記被認識部
    材を認識する近接センサを該回転軸に近接する位置に設
    けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に
    記載の機械式駐車装置用走行台車。
  7. 【請求項7】 走行台車の走行路に沿って複数の駐車室
    を配設し、前記走行台車及び前記各駐車室のそれぞれ
    に、相互間で車両の受け渡しを行う車両受け渡し手段を
    設けてなる機械式駐車装置用走行台車において、前記走
    行台車上の所定位置に置かれた車両の側面に沿う位置
    に、車両の前後方向に所定の間隔を開けて、かつ車両幅
    方向に伸ばして3つの回転軸を設け、各回転軸にアーム
    部材の一端を取付け、各々のアーム部材に動力を伝える
    ことを特徴とする機械式駐車装置用走行台車。
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