JPH08209967A - エレベータ式駐車装置のトレーロック装置 - Google Patents
エレベータ式駐車装置のトレーロック装置Info
- Publication number
- JPH08209967A JPH08209967A JP7017202A JP1720295A JPH08209967A JP H08209967 A JPH08209967 A JP H08209967A JP 7017202 A JP7017202 A JP 7017202A JP 1720295 A JP1720295 A JP 1720295A JP H08209967 A JPH08209967 A JP H08209967A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- hook
- tray
- driven
- elevator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Abstract
なしに設置できるとともに、部品点数やメンテナンス上
の工数を少なく抑えて低コストを図り、また円滑なロッ
ク・アンロック動作を実現する。 【構成】 各トレー台車43の車輪431の軸芯上内側
にストッパーピン51を設け、各格納室4においてその
一対の固定レール41,42の一方、ここでは前側レー
ル41の内側側面に被駆動側シャフト522、フック5
23等からなり、トレー台車43のストッパーピン51
に係脱可能なフック機構52を備え、またエレベータ2
の前後レール21,22のいずれか一方、ここでは前側
レール21の内側側面に駆動側シャフト531、シャフ
ト駆動装置532等からなり、フック機構52の被駆動
側シャフト522を押圧するシャフト駆動機構53を備
える。
Description
において各格納室の一対の固定レール上のトレー台車を
移動規制してその昇降路への落下を防止するエレベータ
式駐車装置のトレーロック装置に関する。
ベータを昇降する昇降路の側方に階層的に複数の格納室
が画成され、各格納室にそれぞれ、前後で一対の固定レ
ールと、その一対の固定レール上に配置された自動車載
置用のトレー台車とが備えられている。この種の駐車装
置においては、トレーロック装置を用いて、各格納室の
トレー台車を一対の固定レール上で移動規制してその昇
降路への落下を防止する一方、各トレー台車を各格納室
からエレベータへ移載するに際してその移動規制を解除
するようになっている。
エレベータ式駐車装置においては、トレーロック装置の
装着上、次のような問題点があった。 (1)トレーロック装置の構造上あるいは動作上、その
設置方向あるいは動作方向が駐車装置の上下方向に大き
くなると、駐車装置の駐車スペースが犠牲になり、その
拡大を妨げる。 (2)トレーロック装置に電気制御等を用いると、多く
の電気部品が必要であり、またメンテンナンスに際して
工数が増加し、コストを増大させてしまう。 (3)トレーロック装置のロック・アンロック動作が複
雑では、自動車の入出庫動作を迅速に行なうことができ
ない。
るものであり、簡単な構造で、駐車スペースを制限する
ことなしに設置できるとともに、部品点数やメンテナン
ス上の工数を少なく抑えて低コストを図り、さらに円滑
なロック・アンロック動作を実現することのできるエレ
ベータ式駐車装置のトレーロック装置を提供することを
目的とする。
に、請求項1に記載の発明は、各トレー台車の前後部い
ずれか一方にストッパーピンを突設し、各格納室毎にお
いて前後で一対の固定レールのうち、トレー台車のスト
ッパーピンと同じ側に相当する一方の固定レールの側面
にシャフト保持部を介してその固定レールの伸びる方向
に沿って変位可能に配置されるとともに、ばね手段によ
り常態として昇降路方向に付勢されて一定位置を取り得
る被駆動側シャフトと、被駆動側シャフトにリンク結合
されたフックと、フックを被駆動側シャフトの一定位置
で固定レールの側面に対し起立させてトレー台車のスト
ッパーピンに係合するロックポジションと被駆動側シャ
フトの一定位置から昇降路に対して後退する方向への変
位により固定レールの側面側に傾倒させてストッパーピ
ンとの係合を解除するアンロックポジションとの間を回
動案内するフックガイドとを有するフック機構を備え、
エレベータにおいてその前後部のうち、各格納室のフッ
ク機構の配置側と同じ側にシャフト保持部を介して両側
方に変位可能に配置され、各格納室の被駆動側シャフト
に対して衝接可能な駆動側シャフトと、駆動側シャフト
を駆動するシャフト駆動装置とを有するシャフト駆動機
構を備えたものである。
ーピンをトレー台車の前後部いずれか一方の車輪の軸芯
上に設けたものである。
構において、シャフト保持部を両端面にシャフト挿通穴
を有する細長い箱形に構成して、その上面に長手方向に
向けてスリットを形成することによりフックガイドを設
け、被駆動側シャフトをシャフト保持部の両シャフト挿
通穴間にスプリングを介して挿通装着することによっ
て、被駆動側シャフトをそのスプリングの付勢力により
常態として昇降路側に片寄った一定位置に配置し、その
一定位置においてフックを被駆動側シャフトに対しフッ
クガイドの端部を通して直角に立ち上げた状態に位置設
定したものである。
駆動機構において、シャフト駆動装置が、駆動側シャフ
トと平列に配置されたシリンダと、このシリンダの作動
により進退可能な作動ロッドとを備え、作動ロッドを駆
動側シャフトに連結したものである。
成において、フック機構の被駆動側シャフトとシャフト
駆動機構の駆動側シャフトとの相互に対向する面のいず
れか一方にその衝接面積を拡大可能な平板状の被押圧用
プレートまたは押圧用プレートを備えたものである。
より、各格納室において、通常一方の固定レールに配置
された被駆動側シャフトが昇降路側に片寄った一定位置
を取ってフックが起立し、このロックポジションにより
一対の固定レール上のトレー台車のストッパーピンに係
合して、一対の固定レール上でトレー台車の移動を規制
する。このフック機構のロック動作により、地震等の衝
撃に対してもトレー台車が昇降路へ落下するのを防止す
ることがてきる。そして、自動車の入出庫に際して、格
納室からエレベータへトレー台車を移載するときに、エ
レベータに備えたシャフト駆動機構の作動、すなわちシ
ャフト駆動装置により駆動側シャフトが格納室側に向け
て変位してその格納室の被駆動側シャフトを押圧する。
これにより、被駆動側シャフトが昇降路に対して後退す
る方向に変位し、フックがフックガイドによりアンロッ
クポジションまで回動案内されて固定レール側に傾倒
し、一対の固定レール上のトレー台車に対しその移動規
制を解除する。このシャフト駆動機構によりフック機構
に対するアンロック動作が行なわれ、トレー台車を格納
室からエレベータへ移動することができる。このように
エレベータと各一対の固定レールとの前後いずれか一方
の側で駆動側および被駆動側シャフトの水平方向の変位
によりトレー台車のロックおよびアンロック動作を行な
っているので、このトレーロック装置を駐車スペースを
制限することなしに装着することができる。
ンをトレー台車の軸芯上に設けることによって、その取
り付けが簡単で、部品点数の増大を防止することができ
る。
細長い箱形のシャフト保持部を用いて被駆動側シャフト
を配置し、他方その上面にフックガイドを形成すること
により、構造が簡単で、その部品点数の増大を防止する
とともに、メンテナンス上の工数低減を図ることができ
る。
機構において、シャフト駆動装置にシリンダと作動ロッ
ドを用いて駆動側シャフトを駆動させているので、構造
が簡単で、その部品点数の増大を防止するとともに、メ
ンテナンス上の工数低減を図ることができる。
トと被駆動側シャフトとを押圧用プレートまたは被押圧
用プレートを介して衝接させることにより、相互の衝接
が正確で、フック機構のロックおよびアンロック動作を
円滑に行なうことができる。
式駐車装置およびそのトレーロック装置の構成を示して
いる。図1において、1はエレベータ式駐車装置で、2
はエレベータ、3はその昇降路である。このエレベータ
2は、図2に示すように、その前後部に一対のレール2
1,22が配列され、また、図3に示すように、そのほ
ぼ中央部にトレー台車受け渡し装置23が設置されてい
る。なお、トレー台車受け渡し装置23において、23
1はトレー台車移動用クランク機構であり、駆動モータ
232および減速器233と、これに直結する駆動軸2
34と、この駆動軸234に取り付けてある旋回アーム
235と、旋回アーム235の先端に装着されたローラ
等の係合部材236とを備え、係合部材236が後述の
トレー台車43裏面にその長手方向に個々的に形成して
あるアングル状の案内摺動板432に嵌合可能になって
いる。
側方に階層的に画成されている。これらの格納室4に
は、前後で一対の固定レール41,42と、その一対の
固定レール41,42上に配置された自動車載置用のト
レー台車43とを備えている。
トレーロック装置であり、図4に示すように、トレー台
車43に備えられたストッパーピン51と、各格納室4
の一方の前側固定レール41に備えられたフック機構5
2と、エレベータ2に備えられたシャフト駆動機構53
とからなる。
に、トレー台車43前部の昇降路3側に位置している車
輪431の軸芯の内側方向延長上に配置されてその軸芯
に対して図示されないボルト等を介して取り付けられて
いる。なお、このストッパーピン51はフック機構52
やシャフト駆動機構53の取り付け側およびその位置に
応じて種々に変更される。また、軸芯以外の箇所に設け
てもよい。
格納室13の前後で一対の固定レール41,42のいず
れか一方、ここでは前側固定レール41の内側側面に備
えられ、この前側固定レール41内側側面にシャフト保
持部521を介してその固定レール41の伸びる方向に
沿って変位可能に配置され、ばね手段により常態におい
て昇降路3方向に付勢されて一定位置を取り得る被駆動
側シャフト522と、この被駆動側シャフト522にリ
ンク結合されたフック523と、被駆動側シャフト52
2の一定位置でフック523を前側固定レール41の側
面に対し起立させてトレー台車43のストッパーピン5
1に係合するロックポジションと被駆動側シャフト52
2をその一定位置から昇降路3に対し後退する方向への
変位によりフック523を前側固定レール41の側面側
に傾倒させてストッパーピン51との係合を解除するア
ンロックポジションとの間を回動案内するフックガイド
524とからなる。
持部521は、両端面にシャフト挿通穴521aを有す
る細長い箱形に構成され、その上面の一端側(昇降路3
側)に長手方向に向けてスリット524aが形成され、
これをフックガイド524として機能させる。このシャ
フト保持部521を前側固定レール41の内側側面に固
定され、被駆動側シャフト522がこのシャフト保持部
521の両シャフト挿通穴521a間にスプリング52
5を介して挿通され、図5(a)に示すように、そのス
プリング525の外側方向への付勢力により被駆動側シ
ャフト522がその一端を昇降路3側に突出した一定位
置を取るようになっている。そして、このような被駆動
側シャフト522に対し、全体としてほぼL字形のフッ
ク523がシャフト保持部521のスリット524a、
すなわちフックガイド524を通じ、枢支ピン526に
より回動可能に取り付けられている。ここで、フック5
23の取り付け上、フック523のロックポジションお
よびアンロックポジションを正確に得るために、フック
523が被駆動側シャフト522に対しフックガイド5
24の一端側(昇降路3側)を通して直角に位置設定し
てある。なお、そのロックポジションを確実に固定する
ため、被駆動側シャフト522の周面上にフック523
が衝接可能なストッパー522aが突設されている。
に、エレベータ2の前後部のいずれか一方、ここでは各
格納室3の被駆動側シャフト522を配置した側に対応
した前側レール21の内側側面に両側方に変位可能に配
置され、各格納室3の被駆動側シャフト522に対して
衝接可能な駆動側シャフト531と、この駆動側シャフ
ト531を駆動するシャフト駆動装置532とからな
る。エレベータ2の前側レール21内側側面には、シャ
フト保持部として軸受533が複数箇所に取り付けら
れ、駆動側シャフト531がこれらの軸受533に挿通
保持されて配置されている。また、この駆動側シャフト
531の両端には、被駆動側シャフト522に対する衝
接面積を拡大可能な平板状の押圧用プレート54が取り
付けられている。また、この押圧用プレート54に代え
て各被駆動側シャフト522にその駆動側シャフト53
1に対する衝接面積を拡大可能な平板状の被押圧用プレ
ートを設けてもよい。さらに駆動側シャフト531に押
圧用プレートを、被駆動側シャフト522に被押圧用プ
レートをそれぞれに設けてもよく、両者に設けることに
より、相互の衝接をより確実に行なうことができる。シ
ャフト駆動装置532はモータ532aにより駆動する
シリンダ532bと、このシリンダ532bに進退可能
に取り付けられた作動ロッド532cとからなり、エレ
ベータ2の前側レール21内側側面に駆動側シャフト5
31とほぼ平行に配置固定されている。
5を用いて説明する。通常、各格納室4では、図1、図
4(a),(b)および図5(a)に示すように、常態
として前側固定レール41の被駆動側シャフト522が
スプリング525の外側方向への付勢力により一端を昇
降路3側に突出した一定位置を取る。これによりフック
523がフックガイド524を通じロックポジションと
して起立し、スプリング525の作用により一対の固定
レール41,42上のトレー台車43のストッパーピン
51に対して弾性的に係合し、一対の固定レール41,
42上でトレー台車43をその移動を規制して停止す
る。このようにして、地震その他の振動により、一対の
固定レール41,42上のトレー台車43に昇降路3側
へ動かそうとする力が加えられると、図5(a)中2点
鎖線で示すように、トレー台車43のストッパーピン5
1がフック523を押し込み、この押し込みを受けてフ
ック523が、スプリング525の作用とは無関係に、
ある程度まで回動変位して、トレー台車43の昇降路3
側への若干(この実施例では約30mm程)の移動を許
容し、フック523がある程度まで傾くと、フックガイ
ド524の端部とストッパー522aとの間に固定され
てその回動を規制され、ストッパーピン51に対して完
全なロック状態を取る。したがって、このフック機構5
2により、地震等の衝撃に対してトレー台車43の昇降
路3への落下を確実に防止することができる。
トレー台車43を一対の固定レール41,42上の正規
の停止位置に戻す場合は、図3に示すエレベータ2のト
レー台車受け渡し装置23を用い、そのトレー台車移動
用クランク機構231の旋回アーム235を旋回させて
その先端の係合部材236をトレー台車43裏面の案内
摺動板432に嵌合させ、その案内摺動板432に沿っ
て摺動させることにより、トレー台車43を正規の停止
位置まで復帰させる。このトレー台車43の復帰に伴
い、ストッパーピン51のフック523に対する押し込
みが解除され、フック523は通常のロックポジション
に戻されて一対の固定レール41,42上でトレー台車
43を移動規制し正規の格納位置に停止する。
車の入出庫運転を行なう場合、エレベータ2が昇降路3
上を上昇または下降し、入出庫先の階層の格納室4のレ
ベルに停止したときに、まずトレーロック装置5のシャ
フト駆動機構53の作動により、すなわちモータ532
aによりシリンダ532bが駆動してその作動ロッド5
32cがその格納室4方向に前進または後退することに
より、図5(b)に示すように、駆動側シャフト531
がその格納室4に向けて変位し、その一端の押圧用プレ
ート54がその格納室4の被駆動側シャフト522を押
圧する。この押圧を受けて被駆動側シャフト522がス
プリング525を圧縮しながら昇降路3に対し後退する
方向に変位することにより、フック523がその枢支点
を同方向に移動されることによってシャフト保持部52
1のスリット524a、すなわちフックガイド524を
通して下方向のアンロックポジションまで回動し、前側
固定レール41の内側側面に傾倒する。すなわち、フッ
ク523のストッパーピン51に対する係合が外れて、
一対の固定レール41,42上でトレー台車43の移動
規制を解除する。
の台車受け渡し装置23において、駆動モータ232の
作動により、トレー台車移動用クランク機構231の旋
回アーム235が正転または逆転することにより、旋回
アーム235先端の係合部材236がトレー台車43裏
面の案内摺動板432に嵌合し、旋回アーム235の回
転によりトレー台車43が格納室4の一対の固定レール
41,42からエレベータ2の一対のレール21,22
へ移動される。
せて指定階層へ上昇し、トレー台車43をエレベータ2
からその格納室4へ移し替える際には、同様に、まずシ
ャフト駆動機構53の作動によりフック機構52のフッ
ク523をアンロックポジションまで回動変位してか
ら、台車受け渡し装置23の同様な受け渡し動作により
トレー台車43をエレベータ2から格納室4へ移し替え
る。移し替えた後、シャフト駆動機構53の駆動側シャ
フト531を戻し、フック機構52の被駆動側シャフト
522を元の一定位置に復帰させてフック523をロッ
クポジションに回転変位させ、トレー台車43のストッ
パーピン51にロックする。
ー台車43の車輪431の軸芯上内側にストッパーピン
51を設け、各格納室4においてその一対の固定レール
41,42の一方、ここでは前側レール41の内側側面
に被駆動側シャフト522、フック523等からなり、
トレー台車43のストッパーピン51に係脱可能なフッ
ク機構52を備え、またエレベータ2の前後レール2
1,22のいずれか一方、ここでは前側レール21の内
側側面に駆動側シャフト531、シャフト駆動装置53
2等からなり、フック機構52を作動させるシャフト駆
動機構53を備えて、トレーロック装置5を構成し、常
態としてフック機構52のフック523とトレー台車4
3のストッパーピン51との係合によりロックし、フッ
ク機構52の被駆動側シャフト522に対してシャフト
駆動機構53の駆動側シャフト531の水平方向の変位
押圧により、フック523のストッパーピン51に対す
るロックを解除するようにしているので、このトレーロ
ック装置5を駐車スペースを制限することなく、またエ
レベータ2の昇降動作やエレベータ2と格納室4との間
のトレー台車43の受け渡し動作に干渉することなく装
着することができる。
をトレー台車43の車輪431の軸芯上に設けているの
で、その取り付けが容易であり、部品点数の増大を防止
できる。
フト保持部521を用いて被駆動側シャフト522を配
置し、さらにその上面にフック523のためのフックガ
イド524を形成しているので、少ない部品点数で構成
することができ、メンテナンス上の工数もまた低減でき
る。
ャフト駆動装置532にシリンダ532bと作動ロッド
532cとを用いて駆動側シャフト531を駆動させて
いるので、少ない部品点数で構成することができ、メン
テナンス上の工数もまた低減できる。
フト531の両端に被駆動側シャフト522に対する衝
接面積を拡大可能な押圧用プレート54を備えているの
で、エレベータ2が各階層の格納室4のレベルに対して
位置ずれが生じても、駆動側シャフト531を被駆動側
シャフト522に対して確実に押圧することができ、円
滑なロック、アンロック動作を実現することができる。
各トレー台車の前後部のいずれか一方にストッパーピン
を設け、各格納室においてその一対の固定レールの一
方、すなわちストッパーピンと同じ側の固定レールの側
面に水平方向に変位可能な被駆動側シャフト、この被駆
動側シャフトの変位により回動するフック等からなり、
トレー台車のストッパーピンに係脱可能なフック機構を
備え、またエレベータの前後部のいずれか一方、すなわ
ちストッパーピンの配置側と同じ側に水平方向に変位可
能な駆動側シャフト、これを駆動するシャフト駆動装置
等からなり、フック機構を作動させるシャフト駆動機構
を備えて、トレーロック装置を構成し、シャフト駆動機
構の駆動側シャフトの水平方向の変位押圧によりフック
機構の被駆動側シャフトを水平方向に変位させてフック
のトレー台車のストッパーピンに対するロック動作およ
びアンロック動作を行なうようにしているので、その構
造上および動作上において、駐車スペースを犠牲にする
ことなしに装着することができる。
上に設けることによって、その取り付けが簡単で、部品
点数の増大を防止することができる。
部を両端面にシャフト挿通穴を有する細長い箱形に構成
して、その上面に長手方向に向けてスリットを形成する
ことによりフックガイドを設け、被駆動側シャフトをシ
ャフト保持部の両シャフト挿通穴間にスプリングを介し
て挿通装着し、被駆動側シャフトの一定位置においてフ
ックを被駆動側シャフトに対しフックガイドの端部を通
して直角に立ち上げた状態に位置設定して取り付けるよ
うにすることにより、簡単な構造で、部品点数やメンテ
ナンス上の工数を少なく抑えて、低コスト化を図ること
ができる。
ト駆動装置を、駆動側シャフトと平行に配置されたシリ
ンダおよびその作動ロッドで構成し、作動ロッドを駆動
側シャフトに連結することにより、簡単な構造で、部品
点数やメンテナンス上の工数を少なく抑えて、低コスト
化を図ることができる。
ャフト駆動機構の駆動側シャフトとの相互に対向する面
のいずれか一方にその衝接面積を拡大可能な平板状の被
押圧用プレートまたは押圧用プレートを設けておくこと
により、駆動側シャフトを被駆動側シャフトに対して確
実に押圧することができ、円滑なロック、アンロック動
作を実現することができる。
装置を備えたエレベータ式駐車装置全体の正面断面図 (b)同駐車装置全体の側面断面図
渡し装置の平面図
一部破断拡大平面図 (b)同駐車装置に備えたトレーロック装置の一部破断
拡大側面図
ックポジションに設定している状態を示す拡大側面断面
図 (b)同トレーロック装置においてフックをアンロック
ポジションに設定している状態を示す拡大側面断面図
Claims (5)
- 【請求項1】 エレベータを昇降する昇降路の側方に階
層的に画成された複数の格納室にそれぞれ、前後で一対
の固定レールと、その一対の固定レール上に配置された
自動車載置用のトレー台車とを備え、前記各格納室のト
レー台車をそれぞれ、前記昇降路への落下を防止するた
めに前記一対の固定レール上で移動規制する一方、前記
各トレー台車の前記各格納室から前記エレベータへの移
載に際し、その一対の固定レール上のトレー台車の移動
規制を解除するエレベータ式駐車装置のトレーロック装
置において、 前記各トレー台車の前後部いずれか一方に突設されたス
トッパーピンと、 前記各格納室毎の一対の固定レールのうち、前記トレー
台車のストッパーピンと同じ側に相当する一方の固定レ
ールの側面にシャフト保持部を介してその固定レールの
伸びる方向に沿って変位可能に配置されるとともに、ば
ね手段により前記昇降路方向に付勢されて常態として一
定位置を取り得る被駆動側シャフトと、前記被駆動側シ
ャフトにリンク結合されたフックと、前記フックを前記
被駆動側シャフトの一定位置で前記固定レールの側面に
対し起立させて前記トレー台車のストッパーピンに係合
するロックポジションと前記被駆動側シャフトの一定位
置から前記昇降路に対して後退する方向への変位により
前記固定レールの側面側に傾倒させて前記ストッパーピ
ンとの係合を解除するアンロックポジションとの間を回
動案内するフックガイドとを有するフック機構と、 前記エレベータの前後部のうち、前記各格納室における
フック機構の配置側と同じ側にシャフト保持部を介して
両側方に変位可能に配置され、前記各格納室の被駆動側
シャフトに対して衝接可能な駆動側シャフトと、前記駆
動側シャフトを駆動するシャフト駆動装置とを有するシ
ャフト駆動機構とを備えているエレベータ式駐車装置の
トレーロック装置。 - 【請求項2】 ストッパーピンをトレー台車の前後部い
ずれか一方の車輪の軸芯上に備えている請求項1記載の
エレベータ式駐車装置のトレーロック装置。 - 【請求項3】 フック機構において、シャフト保持部を
両端面にシャフト挿通穴を有する細長い箱形に構成し
て、その上面に長手方向に向けてスリットを形成するこ
とによりフックガイドを備え、被駆動側シャフトを前記
シャフト保持部の両シャフト挿通穴間にスプリングを介
して挿通装着することによって、前記被駆動側シャフト
を前記スプリングの付勢力により常態として昇降路側に
片寄った一定位置に配置し、その一定位置において前記
フックを前記被駆動側シャフトに対し前記フックガイド
の端部を通して直角に立ち上げた状態に位置設定してい
る請求項1または2記載のエレベータ式駐車装置のトレ
ーロック装置。 - 【請求項4】 シャフト駆動機構において、シャフト駆
動装置が、駆動側シャフトと平列に配置されたシリンダ
と、前記シリンダの作動により進退可能な作動ロッドと
を備え、前記作動ロッドを前記駆動側シャフトに連結し
ている請求項1から3のいずれかに記載のエレベータ式
駐車装置のトレーロック装置。 - 【請求項5】 フック機構の被駆動側シャフトとシャフ
ト駆動機構の駆動側シャフトとの相互に対向する面のい
ずれか一方にその衝接面積を拡大可能な平板状の被押圧
用プレートまたは押圧用プレートを備えている請求項1
から4のいずれかに記載のエレベータ式駐車装置のトレ
ーロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01720295A JP3154912B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | エレベータ式駐車装置のトレーロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01720295A JP3154912B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | エレベータ式駐車装置のトレーロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08209967A true JPH08209967A (ja) | 1996-08-13 |
JP3154912B2 JP3154912B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=11937359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01720295A Expired - Fee Related JP3154912B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | エレベータ式駐車装置のトレーロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3154912B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100584994B1 (ko) * | 1997-04-28 | 2006-10-11 | 닛폰 케부루 가부시키가이샤 | 엘리베이터식 주차장치 |
JP2014012928A (ja) * | 2012-07-03 | 2014-01-23 | Mitsubishi Heavy Industries Pariking Co Ltd | 衝突力推定装置、方法、プログラム、およびそれを備えた機械式駐車システム |
CN103967308A (zh) * | 2014-04-25 | 2014-08-06 | 王忠利 | 一种停车位托盘交换装置 |
CN103993767A (zh) * | 2014-05-04 | 2014-08-20 | 易泽怀 | 一种智能载车板 |
CN112282800A (zh) * | 2020-10-12 | 2021-01-29 | 湖北三峡职业技术学院 | 隧洞钢模台车的抱轨式锁紧装置及操作方法 |
-
1995
- 1995-02-03 JP JP01720295A patent/JP3154912B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100584994B1 (ko) * | 1997-04-28 | 2006-10-11 | 닛폰 케부루 가부시키가이샤 | 엘리베이터식 주차장치 |
JP2014012928A (ja) * | 2012-07-03 | 2014-01-23 | Mitsubishi Heavy Industries Pariking Co Ltd | 衝突力推定装置、方法、プログラム、およびそれを備えた機械式駐車システム |
CN103967308A (zh) * | 2014-04-25 | 2014-08-06 | 王忠利 | 一种停车位托盘交换装置 |
CN103993767A (zh) * | 2014-05-04 | 2014-08-20 | 易泽怀 | 一种智能载车板 |
CN103993767B (zh) * | 2014-05-04 | 2016-04-06 | 易泽怀 | 一种智能载车板 |
CN112282800A (zh) * | 2020-10-12 | 2021-01-29 | 湖北三峡职业技术学院 | 隧洞钢模台车的抱轨式锁紧装置及操作方法 |
CN112282800B (zh) * | 2020-10-12 | 2022-12-20 | 湖北三峡职业技术学院 | 隧洞钢模台车的抱轨式锁紧装置及操作方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3154912B2 (ja) | 2001-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4189685B2 (ja) | 台車式搬送装置 | |
JP2003118397A (ja) | バッテリ装置の取り付け構造 | |
CN107035190B (zh) | 一种塔式停车库升降搬运装置 | |
JPH08209967A (ja) | エレベータ式駐車装置のトレーロック装置 | |
JP3047090B2 (ja) | エレベータ式立体駐車装置 | |
JP5284376B2 (ja) | 立体駐車装置 | |
JP2003306209A (ja) | トレー送り機構 | |
JP4249406B2 (ja) | 機械式駐車装置 | |
JPH10227143A (ja) | 機械式駐車装置のトレーロック装置 | |
JP4647818B2 (ja) | 床上貨物運搬装置 | |
JP3736923B2 (ja) | 機械式立体駐車場のターンテーブル旋回装置 | |
JPH0644750Y2 (ja) | テールゲートリフタのゲート開閉構造 | |
JPH10196149A (ja) | エレベータ式駐車装置のトレーロック装置 | |
JPH0826680B2 (ja) | エレベータ式立体駐車装置の車両移載入出庫機構 | |
JP2001032558A (ja) | 機械式駐車装置のトレーロック機構 | |
JPH0447114B2 (ja) | ||
JP3728003B2 (ja) | 自動車用リフト装置 | |
KR950013889B1 (ko) | 입체주차장에 있어서의 팔레트이송장치 | |
JPS59471A (ja) | 循環移動式駐車設備 | |
JP2004092354A (ja) | 駐車装置 | |
JP2001059356A (ja) | 機械式駐車装置のトレーロック機構 | |
JP6800321B2 (ja) | 搬送台車 | |
JP3728004B2 (ja) | 自動車用リフト装置 | |
JP3319162B2 (ja) | 隙間閉塞機構を備えた立体駐車装置 | |
JPH0967089A (ja) | カセット移動台車における昇降装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080202 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090202 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120202 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130202 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140202 Year of fee payment: 13 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |