JP3288451B2 - ギヤポンプ - Google Patents

ギヤポンプ

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JP3288451B2
JP3288451B2 JP32227292A JP32227292A JP3288451B2 JP 3288451 B2 JP3288451 B2 JP 3288451B2 JP 32227292 A JP32227292 A JP 32227292A JP 32227292 A JP32227292 A JP 32227292A JP 3288451 B2 JP3288451 B2 JP 3288451B2
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discharge port
cover
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秀雄 照山
亘 今村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、吸込ポートと吐出ポ
ートとの間隔を十分に保ちながら、その強度維持を図っ
たギヤポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】図3〜図6に示した従来のギヤポンプ
は、ボディBにドライブギヤ1とドリブンギヤ2とを組
み込むとともに、これらのギヤ軸3〜6を、ボディBの
両側に設けたマウンティングフランジMとカバーCに圧
入した巻きブッシュ7〜10で、回転自在に支持してい
る。そして、上記カバーCには、図4に示すように吸込
ポート11と吐出ポート12とを形成している。
【0003】これら両ポート11、12は、その開口部
分にネジ孔11a、12aを形成し、これらネジ孔に図
示していない管継手をはめ込むようにしている。したが
って、両ネジ孔11a、12aは、それらの間隔Lを十
分に確保しておかないと、管継手をねじ込むときに、例
えばスパナなどが使えなくなる。そのために、この間隔
Lは、最低限必要とされる寸法を確保するようにしてい
る。さらに、上記吐出ポート12とそのネジ孔12aと
は、図5に示すように、その軸線を同じにしている。そ
のために、吐出ポート12とネジ孔12aとの境界部分
に段部12bが形成されるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにした従来
のギヤポンプでは、段部12bのα部分の強度維持が難
しいという問題があった。つまり、このα部分は、図6
に示すように、巻きブッシュ9、10の間に位置するの
で、その周囲の剛性を十分に確保できない。そのため
に、上記α部分に応力が集中したとき、その強度を維持
できないという問題があった。そこで、吐出ポート12
とネジ孔12aの両方を、図5の左側に移動させ、上記
α部分を巻きブッシュ9、10からはなすことも考えら
れる。
【0005】しかし、このような位置に吐出ポート12
とネジ孔12aを形成すると、今度は、吐出ポート12
とOリング13とが干渉してしまう。この干渉を防止す
るためには、Oリング13をさらに外側に移動させるこ
とも考えられる。しかし、このOリングは、図6に示す
ように、カバーCとボディBとの合わせ面の高圧エリヤ
の外側をシールしているので、上記のようにOリング1
3を外側に移動すると、高圧エリヤが広くなる。このよ
うに高圧エリヤが広くなれば、このカバーCがより大き
な外力を受けることになり、その強度維持が一層難しく
なる。この発明の目的は、上記α部分の応力集中が少な
くなるようにしたギヤポンプを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ボディにド
ライブギヤとドリブンギヤとを組み込み、このボディの
一方の側をマウンティングフランジでふさぎ、他方の側
をカバーでふさぐとともに、これらマウンティングフラ
ンジ及びカバーで両ギヤの軸を回転自在に支持する一
方、このカバー側に吸込ポートと吐出ポートとを形成
し、これら吸込ポートと吐出ポートとのそれぞれの開口
部分にネジ孔を形成したギヤポンプを前提にするもので
ある。上記吐出ポートの開口部分に形成したネジ孔を、
吐出ポートに連通してギヤ軸から離れた位置であって、
かつ当該吐出ポートに対するネジ孔との開口中心をボデ
ィの外側方へ偏心させて形成し当該カバーのギヤ軸支持
側における吐出ポートとネジ孔との段部を小さくした点
に特徴を有する。
【0007】
【作用】この発明は、上記のように構成したので、吐出
ポートとそのネジ孔との段部が小さくなる。このように
段部が小さくなれば、そこに作用する応力も小さくな
る。
【発明の効果】上記段部に作用する応力が小さくなるの
で、当該段部周囲の強度も維持されることになる。
【0008】
【実施例】図1に示した第1実施例は、ネジ孔12aと
吐出ポート12との開口中心をずらし、段部12bのα
部分の肉厚を薄くしたものである。しかも、この第1実
施例の吐出ポート12は、真円ではなく、図1の右側を
広くした断面楕円形状にしている。このように楕円形状
にしたので、ネジ孔12aと吐出ポート12との間に、
緩衝域14を形成し、この吐出ポート12にも応力が集
中しないようにしている。この第1実施例は、上記のよ
うにα部分を小さくしたので、当該部分に応力が集中せ
ず、それだけ強度が十分に保てる。なお、実験では、ネ
ジ孔の直径D及び緩衝域の直径をdとするとα=(D−
d)/2としたとき、良好な結果がえられた。
【0009】図2に示した第2実施例は、吐出ポート1
2とネジ孔12aとの軸線をずらすとともに、吐出ポー
ト12を真円にしたものである。このように吐出ポート
12を真円にしているので、第1実施例のような緩衝域
14を必要としない。上記以外の構成は第1実施例と同
様である。したがって、この第2実施例においても、α
部分に応力が集中したりせず、その強度を十分に保つこ
とができる。また、この第2実施例でも、ネジ孔の直径
D及び吐出ポートの直径をdとすると、α=(D−d)
/2としたとき、良好な結果がえられた。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の吐出ポート部分を断面にしたカバ
ーの拡大側面図である。
【図2】第2実施例の吐出ポート部分を断面にしたカバ
ーの拡大側面図である。
【図3】従来のギヤポンプの断面図である。
【図4】従来のギヤポンプのカバーの正面図である。
【図5】図1に対応する従来のギヤポンプのカバーの拡
大側面図である。
【図6】図3のVI−VI線断面図である。
【符号】
B ボディ M マウンティングフランジ C カバー 1 ドライブギヤ 2 ドリブンギヤ 11 吸込ポート 12 吐出ポート 12a ネジ孔 12b 段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 2/18 311

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディにドライブギヤとドリブンギヤと
    を組み込み、このボディの一方の側をマウンティングフ
    ランジでふさぎ、他方の側をカバーでふさぐとともに、
    これらマウンティングフランジ及びカバーで両ギヤの軸
    を回転自在に支持する一方、このカバー側に吸込ポート
    と吐出ポートとを形成し、これら吸込ポートと吐出ポー
    トとのそれぞれの開口部分にネジ孔を形成したギヤポン
    であって、 上記吐出ポートの開口部分に形成したネジ孔を、吐出ポ
    ートに連通してギヤ軸から離れた位置であって、かつ当
    吐出ポートに対するネジ孔との開口中心をボディの外
    側方へ偏心させて形成し当該カバーのギヤ軸支持側にお
    ける吐出ポートとネジ孔との段部を小さくしたことを特
    徴とするギヤポンプ。
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