JPH0617015Y2 - 歯車ポンプ又はモータ - Google Patents

歯車ポンプ又はモータ

Info

Publication number
JPH0617015Y2
JPH0617015Y2 JP1988119487U JP11948788U JPH0617015Y2 JP H0617015 Y2 JPH0617015 Y2 JP H0617015Y2 JP 1988119487 U JP1988119487 U JP 1988119487U JP 11948788 U JP11948788 U JP 11948788U JP H0617015 Y2 JPH0617015 Y2 JP H0617015Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal ring
connecting portion
pressure
mounting
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988119487U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0240993U (ja
Inventor
喜一 小金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
KYB Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYB Corp filed Critical KYB Corp
Priority to JP1988119487U priority Critical patent/JPH0617015Y2/ja
Publication of JPH0240993U publication Critical patent/JPH0240993U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0617015Y2 publication Critical patent/JPH0617015Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hydraulic Motors (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は歯車ポンプ又はモータに係わり、特に、内側シ
ールリング及び外側シールリングを接続部を介して一体
化した一体型シールリングの上記接続部の構成を改良し
たものに関する。
(従来の技術) 第6図ないし第10図を参照して従来例を説明する。第6
図は従来の歯車ポンプの構成を示す断面図であり、第7
図は第6図のVII−VII線断面図だある。
図中符号1はケース本体であり、このケース本体1内に
は歯車3、5が内装されているとともに、この歯車3、
5の両側に、その歯車軸7、9、11、13を保持するブッ
シュ15、17、19、21が配置されている。又、ケース本体1
の両外側はマウンティングフランジ23及びカバー25によ
り閉塞されている。
上記ブッシュ15、19と、17、21とはそれぞれ組をなし、各
組の構成は実質的に同一であるので、そのうちの一方、
すなわちブッシュ15、19のマウンティングフランジ側に
ついて説明する。ブッシュ15、19のマウンティングフラ
ンジ23側には、シール溝27が形成されており、このシー
ル溝27には、一体型シールリング29が装着されている。
この一体型シールリング29は、第7図及び第8図に示す
ように、シール溝27の外縁部に装着された外側シールリ
ング31と、シール溝27の内縁部に装着された内側シール
リング33と、これら両シールリング31、33を接続する接
続部35とから構成されている。
このようにした一体型シールリング29をブッシュ15、19
の外側に装着することにより、このブッシュ外側に高圧
エリアHと低圧エリアLとを区画するようにしている。
なお、このように外側シールリング31と内側シールリン
グ33とを接続部35を介して一体化したのは、これらリン
グを装着するときの作業性をよくするためである。
もし、外側シールリング31と内側シールリング33とが別
々だと、工場などにおいて、各リングを別々に保管しな
ければならなくなり、その管理が煩雑になる。
また、それを装着するときにも、作業者は、二つの部品
を別々に取り出すとともに、それらをまったく別個に装
着しなければならない。
しかし、上記のように両リングを接続しておけば、一つ
の部品管理で足りるので、その管理が楽になる。また、
装着時にも、作業者は、一部品として扱えるだけでな
く、例えばその外側シールリングを所定の箇所にはめれ
ば、内側シールリングの設定位置も必然的に定まるの
で、その装着作業の負担が軽くなる。
このような理由から、従来から、外側シールリングと内
側シールリングとを、接続部33を介して一体化してい
た。
(本考案が解決しようとする課題) 上記従来の構成によると次のような問題がある。内側シ
ールリング33及び外側シールリング31は装着初期にあっ
ては第9図に示すような状態で装着されている。これに
対してポンプが運転されて圧力が作用すると、第10図に
示すような状態になる。すなわち内側シールリング33は
液圧によりシール溝27の内壁に押し付けられ、一方外側
シールリング31はシール溝27の外壁に押し付けられる。
このとき、接続部35の剛性が高い場合、又はシール溝27
の幅とシールリング29の幅とが等しく設計されているよ
うな場合には、いわゆるシール締代が減少してしまい
(図中符号aで示す)、流体の外部への漏出が懸念され
る。
この考案の目的は、シール締代の減少をなくして、流体
の外部への漏出を防止できる歯車ポンプ又はモータを提
供することである。
(問題点を解決する手段) この考案は、歯車の側面にブッシュ等のプレッシャー部
材を設けるとともに、このプレッシャー部材の外側に、
外側シールリング及びこの外側シールリングと接続部を
介して一体化された内側シールリングとからなる一体型
シールリングを装着して高圧エリア及び低圧エリアを区
画し、これら各エリア内に高圧油あるいは低圧油を導入
して歯車に対するプレッシャー部材のローディング力を
バランスさせる関係にした歯車ポンプ又はモータを前提
にするものである。
そして、上記ポンプ又はモータを前提にしつつ、この考
案は、上記接続部の剛性を外側シールリング及び内側シ
ールリングより低くするとともに、装着初期にあって接
続部に弛みを設け、運転時の締代減少を補償した点に特
徴を有する。
(本考案の作用) 外側シールリング及び内側シールリングを連結する接続
部は、外側シールリング及び内側シールリングよりもそ
の剛性が低くするとともに、装着初期にあって接続部に
は弛みが設けられている。
したがって、運転時に外側シールリング及び内側シール
リングの変形よりも接続部の変形が優先され、よって締
代の減少は補償される。
(本考案の実施例) 以下第1図ないし第5図を参照して本考案の一実施例を
説明する。なお、従来と同一部分には同一符号を付して
示しその説明は省略する。
外側シールリング31、内側シールリング33及び接続部35
からなる一体型シールリング29の上記接続部35部分の幅
Bは、それが装着される位置のシール溝27の幅Wよりも
大きくしている。したがって装着した場合には、第2図
に示すように接続部35の部分に弛みが発生する。この弛
みによって運転時に変形を吸収するものである。
また、上記接続部35の剛性は、両シールリング31、33の
剛性よりも低くしている。
上記構成によると、装着初期にあっては、既に述べたよ
うに第2図に示すような状態にある。
これに対して運転を開始して圧力が作用した場合には、
第5図に示すような状態となる。外側シールリング31は
シール溝27の外壁に押し付けられ、内側シールリング33
はシール溝27の内壁に押し付けられる。しかしながら接
続部35には予め変形を吸収する弛みが設けられているの
で、両シールリング31、33は単独部品のように反対方向
に移動し、時代が減少することはなく、シール性能は確
実に維持される。
また、両シールリングの剛性に対して接続部の剛性を低
くしているので、接続部が両シールリングに対して優先
的に変形することになり、その結果締代の減少が補償さ
れる。
以上本実施例によると以上のような効果を奏することが
できる。
まず運転時であって圧力が作用しても、外側シールリン
グ31及び内側シールリング33の変形が接続部35の弛みに
吸収されるので、従来のように両シールリング31、33が
締代を減少させる程変形することはなく、よってシール
性能を確実に維持することができる。
この実施例の場合には特に複雑な構成を施すことなくシ
ール性能の低下を防止することができ、コストの点で好
都合である。
また、両シールリングの剛性に対して接続部の剛性を低
くしているので、接続部が両シールリングに対して優先
的に変形することになり、その結果締代の減少が補償さ
れる。
さらに、前記実施例では歯車ポンプの場合について説明
してが、同様に歯車モータについても適用可能である。
(本考案の効果) 以上詳述したように本考案による歯車ポンプ又はモータ
によると、外側シールリング及び内側シールリングを接
続部を介して一体化したシールの運転時における接続部
部分での締代減少を抑制して、シール性能を確実に維持
することである。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの本考案の実施例を示すもので、第1図
はシールリングの一部を示す平面図、第2図はシールリ
ングの装着初期の状態を示す断面図、第3図はシール溝
の断面図、第4図はシールリングの断面図、第5図は圧
力作用時の状態を示す断面図、第6〜10図は従来の歯車
ポンプを示すもので、第6図は断面図、第7図は第6図
のVII−VII線断面図、第8図はシールリングの平面図、
第9図はシールリングの装着初期状態の断面図、第10図
は圧力作用時の状態を示す断面図である。 3、5…歯車、15、17、19、21…プレッシャー部材として
のブッシュ、27…シール溝、29…一体型シールリング、
31…外側シールリング、33…内側シールリング、35…接
続部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯車の側面にブッシュ等のプレッシャー部
    材を設けるとともに、このプレッシャー部材の外側に、
    外側シールリング及びこの外側シールリングと接続部を
    介して一体化された内側シールリングとからなる一体型
    シールリングを装着して高圧エリア及び低圧エリアを区
    画し、これら各エリア内に高圧油あるいは低圧油を導入
    して歯車に対するプレッシャー部材のローディング力を
    バランスさせる関係にした歯車ポンプ又はモータにおい
    て、 上記接続部の剛性を外側シールリング及び内側シールリ
    ングのそれより低くするとともに、装着初期にあって接
    続部に弛みを設け、運転時の締代減少を補償したことを
    特徴とする歯車ポンプ又はモータ。
JP1988119487U 1988-09-12 1988-09-12 歯車ポンプ又はモータ Expired - Lifetime JPH0617015Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988119487U JPH0617015Y2 (ja) 1988-09-12 1988-09-12 歯車ポンプ又はモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988119487U JPH0617015Y2 (ja) 1988-09-12 1988-09-12 歯車ポンプ又はモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0240993U JPH0240993U (ja) 1990-03-20
JPH0617015Y2 true JPH0617015Y2 (ja) 1994-05-02

Family

ID=31364762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988119487U Expired - Lifetime JPH0617015Y2 (ja) 1988-09-12 1988-09-12 歯車ポンプ又はモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0617015Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107747542A (zh) * 2017-11-10 2018-03-02 上海上汽马瑞利动力总成有限公司 一种齿轮泵壳体优化设计

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH073032Y2 (ja) * 1986-08-22 1995-01-30 カヤバ工業株式会社 ギヤポンプ又はモータ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0240993U (ja) 1990-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0617015Y2 (ja) 歯車ポンプ又はモータ
US5215292A (en) Fluid filled vibration damping mount with bridge reinforced air chamber
JP3955435B2 (ja) 減速機の出力フランジ構造
JPH0515546Y2 (ja)
JPS59164436A (ja) 傘歯車組立て体
JPS6132037B2 (ja)
JPH0620937Y2 (ja) ロッカ−カバ−ガスケット
JP2000291788A (ja) 減速機カバーの取付装置
JPH0230344Y2 (ja)
JPH0636309Y2 (ja) 歯車ポンプのシ−ル部の構造
JP2559826Y2 (ja) 密封装置
JP4486493B2 (ja) 作動油タンクの樹脂製空気室配置構造
JP2002274278A (ja) 車両のサイドシル周辺構造
JPS59147160A (ja) 水平分割ケ−シングの軸封部の組付方法
JPS6112445Y2 (ja)
JPS635934Y2 (ja)
JP2554636Y2 (ja) Ohcエンジン
JP3024061B2 (ja) ステアリングカバーの取付構造
KR100980941B1 (ko) 파워 스티어링 장치의 오일 누출 방지 구조
JP2943093B2 (ja) 作動油タンクの油圧ポンプ取り付け構造
JP2597303Y2 (ja) シリンダヘッドの金属積層形ガスケット
JPH0234450Y2 (ja)
JPH07720Y2 (ja) エンジンのウォーターポンプ構造
JPS6321038B2 (ja)
JPH02248643A (ja) シリンダヘッドカバー用シール部材