JPH0515546Y2 - - Google Patents

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JPH0515546Y2
JPH0515546Y2 JP8934487U JP8934487U JPH0515546Y2 JP H0515546 Y2 JPH0515546 Y2 JP H0515546Y2 JP 8934487 U JP8934487 U JP 8934487U JP 8934487 U JP8934487 U JP 8934487U JP H0515546 Y2 JPH0515546 Y2 JP H0515546Y2
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bracket
front cover
mounting hole
cover
camshaft
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンに補機類を取付ける構造に
関する。
(従来の技術及び考案が解決しようとする問題
点) 自動車用エンジン等は、シリンダヘツド上のカ
ムシヤフトを介してクランク角センサや他の各種
補機類を駆動するものがあつた(「NISSAN CA
系エンジン整備要領書」昭和60年8月日産自動車
(株)発行、参照。) 従来、このような補機類は、カムスプロケツト
およびタイミングベルト等を取り囲むフロントカ
バーを介して取付けられる。
ところで、カムスプロケツトがチエーンを介し
て駆動されるエンジンでは、このチエーンおよび
カムスプロケツトに供給される潤滑油がフロント
カバーに向けて飛散したり、またシリンダヘツド
上の動弁系を潤滑したオイルをフロントカバー内
を通してオイルパンに戻すようにしたものがあ
り、上記フロントカバーと補機の取付部にわずか
でも隙間があると、オイル洩れが著しくなるとい
う問題点が生じた。
本考案は、こうした従来の問題点に着目してな
されたもので、密封性の高い補機の取付け構造を
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案では、カムシヤ
フトを駆動するカムスプロケツトおよびこのカム
シヤフトに連動する補機を備えるエンジンにおい
て、前記カムスプロケツトおよびチエーンを取り
囲むフロントカバーとロツカーカバーの間にカム
シヤフトと同心的に開口する取付穴を形成し、こ
の取付穴に嵌入するブラケツトを設け、このブラ
ケツトを介して前記補機を取付け、ブラケツトに
は前記取付穴に嵌合する環状突起を形成する一
方、この環状突起の外周面および前記フロントカ
バーの上端面と前記ロツカーカバーの間にパツキ
ンを装着し、かつフロントカバーの前端面とブラ
ケツトの間にパツキンを装着した。
(作用) 上記構成に基づき、フロントカバーの前端面と
ブラケツトの間にパツキンを装着して取付孔の下
半分を密封する一方、ロツカーカバーに装着され
たパツキンがフロントカバーの上端面からブラケ
ツトの環状突起の外周面にかけて連続して接合す
ることにより、取付穴はブラケツトの全周に渡つ
て密封され、例えばカムスプロケツトやチエーン
により飛散するオイルが洩れ出すことを防止す
る。
また、フロントカバーとブラケツトを分離して
形成したため、フロントカバーの上端面とブラケ
ツトの環状突起の外周面の機械加工がそれぞれ容
易に行え、そのため上記ロツカーカバー側のパツ
キンによる密封性を良好にする。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図、第2図に示すように、シリンダヘツド
2には吸排気弁(図示せず)を駆動するカムシヤ
フト3が軸受4を介して回転自在に設けられ、こ
のカムシヤフト3はその前端に連結されたカムス
プロケツト5とクランクシヤフト側に連結された
スプロケツト(図示せず)の間に掛け回されるチ
エーン6を介して駆動されるようになつている。
シリンダヘツド2の前部にはフロントカバー7
が複数のボルト8を介して締付け固定されると共
に、シリンダヘツド2およびフロントカバー7の
上部にはロツカーカバー9(シリンダヘツドカバ
ーともいう)が取付けられ、これらの間にチエー
ン室11が画成される。
シリンダヘツド2とフロントカバー7の間には
複数のダウエルピン24を埋め込んで位置決めを
行なうとともに、シリンダヘツドの上端面21と
フロントカバー7の上端面22はそれぞれフライ
ス加工により所定精度に仕上げて、後述するロツ
カーカバー9との密封性を確保する。
フロントカバー7とロツカーカバー9の間には
カムシヤフト3と同心的に開口する取付穴10を
形成し、この取付穴10に嵌入するブラケツト1
2を設け、このブラケツト12を介してクランク
角センサ13を取付ける。
クランク角センサ13はカムシヤフト3の前端
に同心的に係合するロツド14を備え、このロツ
ド14をカムシヤフト3と一緒に回転させること
により機関のクランク角度を検出して図示しない
制御装置に出力するようになつている。
第3図、第4図にも示すように、ブラケツト1
2はフロントカバー7の前端面35およびロツカ
ーカバー9の前端面36のそれぞれに接合する基
盤部14と、この基盤部12aから半環状に突出
する環状突起18を一体的に形成し、この環状突
起18を取付穴10に嵌入させる。
基盤部12aにはフロントカバー7の前端面3
5に接合するその後端面26に溝27を半環状に
形成し、この溝27に液体パツキンを塗布してそ
の接合部を密封する。
ロツカーカバー9の下端面23と取付穴10を
画成する内周面38には溝25を連続して形成
し、この溝25に弾性体パツキン42を装着して
その接合部を押圧シールする。
基盤部12aに3つのボルト穴15を形成し、
各ボルト穴15を挿通してフロントカバー7に螺
合する3本のボルト16を介して締付け固定する
が、フロントカバー7とブラケツト12の間には
2本のダウエルピン17を埋め込んで位置決めを
行うとともに、ブラケツト12の環状突起18の
外周面19は旋盤等の機械加工により所定精度で
仕上げる。これにより環状突起18の下端39を
取付穴10に画成するフロントカバー7の内周面
40に所定のシマリバメで嵌合させる。なお、突
起18は全周に渡つて環状に形成して、ロツカー
カバー9の内周面38と共にフロントカバー7の
内周面40にも全周で接合させても良い。
ブラケツト12にはクランク角センサ13を嵌
入させる取付穴28を形成し、この取付穴28に
は環状段部29を形成する一方、クランク角セン
サ13側にもこれに係合する環状段部30を形成
して、両者の間にOリング31を介装して密封す
る。
クランク角センサ13には3つの長穴32が形
成され、クランク角センサ13は各長穴32を挿
通してブラケツト12に螺合する3本のボルト3
3により締付け固定される。3本のボルト33は
所定の間隔で配置し、そのうちの1本はブラケツ
ト12の上端に穿孔したネジ穴43に嵌合するよ
うにして、クランク角センサ13の取付剛性を確
保する。
このように構成してあり、次に作用について説
明する。
フロントカバー7とロツカーカバー9の間に開
口する取付穴10は、ロツカーカバー9側に開口
するその上半分がロツカーカバー9に装着された
弾性体パツキン42により密封されるとともに、
フロントカバー7側に開口するその下半分がブラ
ケツト12に形成された液体パツキン溝27によ
り密封され、これによりブラケツト12の取付部
の全周に渡つて密封される。
環状突起18の下端39を取付穴10に画成す
るフロントカバー7の内周面40に所定のシマリ
バメで嵌合させることにより、フロントカバー7
の上端面22にブラケツト12の環状突起18の
外周面19が隙間なく接続するため、フロントカ
バー7の弾性体パツキン42は、第2図に1点鎖
線で示すように、環状突起の外周面19からフロ
ントカバー7の上端面22にかけて連続して密封
し、さらにフロントカバー7の上端面22からシ
リンダヘツド2の上端面21にかけて連続して接
合することができ、その密封性を高められる。
フロントカバー7とブラケツト12を分離して
形成する構造のため、環状突起18の外周面19
を旋盤等により加工する一方、フロントカバー7
の上端面22はフライス加工等によりシリンダヘ
ツド2と連続した平面状に形成することが容易と
なり、弾性体パツキン42の接合面はこれら機械
加工によ所定精度に仕上げられ、その密封性を高
められる。
なお、本考案はクランク角センサに限らず、デ
イストリビユータ、エアポンプ、またはデイーゼ
ルエンジンのバキユームポンプの取付構造に適用
することも可能である。
(考案の効果) 以上の通り本考案によれば、カムシヤフトを駆
動するカムスプロケツトおよびカムシヤフトに連
動する補機を備えるエンジンにおいて、フロント
カバーとロツカーカバーの間にカムシヤフトと同
心的に開口する取付穴を形成し、この取付穴に嵌
入するブラケツトを介して前記補機を取付け、こ
のブラケツトには前記取付穴に嵌合する環状突起
を形成する一方、この環状突起の外周面および前
記フロントカバーの上端面と前記ロツカーカバー
の間にパツキンを装着し、かつフロントカバーの
前端面とブラケツトの間にパツキンを装着したた
め、ロツカーカバーに装着されたパツキンはフロ
ントカバーからブラケツトの環状突起にかけて連
続して接合し、また、このパツキンが接合するフ
ロントカバーの上端面とブラケツトの環状突起の
外周面はそれぞれ機械加工により仕上げ精度を確
保して、密封性を高めることができるので、オイ
ル洩れを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は同じく分解斜視図、第3図はブラケツトの平
面図、第4図は同じく側断面図である。 2……シリンダヘツド、3……カムシヤフト、
5……カムスプロケツト、6……チエーン、7…
…フロントカバー、9……ロツカーカバー、10
……取付穴、11……チエーン室、12……ブラ
ケツト、13……クランク角センサ、18……環
状突起、19……外周面、22……フロントカバ
ー上端面、25……溝、27……液体パツキン
溝、35……フロントカバー前端面、42……弾
性体パツキン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カムシヤフトを駆動するカムスプロケツトおよ
    びこのカムシヤフトに連動する補機を備えるエン
    ジンにおいて、前記カムスプロケツトおよびチエ
    ーンを取り囲むフロントカバーとロツカーカバー
    の間にカムシヤフトと同心的に開口する取付穴を
    形成し、この取付穴に嵌入するブラケツトを設
    け、このブラケツトを介して前記補機を取付け、
    ブラケツトには前記取付穴に嵌合する環状突起を
    形成する一方、この環状突起の外周面および前記
    フロントカバーの上端面と前記ロツカーカバーの
    間にパツキンを装着し、かつフロントカバーの前
    端面とブラケツトの間にパツキンを装着したこと
    を特徴とするエンジンの補機取付装置。
JP8934487U 1987-06-10 1987-06-10 Expired - Lifetime JPH0515546Y2 (ja)

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JP8934487U JPH0515546Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10

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JP8934487U JPH0515546Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10

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JPS63198431U JPS63198431U (ja) 1988-12-21
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JP5022355B2 (ja) * 2008-12-12 2012-09-12 本田技研工業株式会社 水冷式内燃機関のウォータポンプ取付構造
JP4754620B2 (ja) * 2008-12-26 2011-08-24 本田技研工業株式会社 水冷式内燃機関の水ポンプ取付構造
JP5869456B2 (ja) * 2012-09-27 2016-02-24 本田技研工業株式会社 ウォータポンプ組立体の保持構造
JP6070231B2 (ja) * 2013-02-01 2017-02-01 スズキ株式会社 バキュームポンプの取付構造

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